台本概要
38 views
タイトル | 台無しバディ 3 |
---|---|
作者名 | 野菜 (@irodlinatuyasai) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 2人用台本(不問2) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
ツミビトバディ番外編。絡みのなかったメンバーで後日談。 本編のシリアスを忘れかねない可能性があります。 はるひと冬川 38 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
はるひ | 不問 | 18 | 愛だけは間違いなくあるはず。 |
冬川 | 不問 | 20 | がっつり亡霊。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:孤児院、台所に続く廊下。
0:誰にも見えず、聞こえないが、霊となった冬川がうろついている。
冬川:たまには地下を出るのも悪くないですね。……今この瞬間にも、バカ人形が何かやらかしていそうでは、ありますが。
はるひ:えーと、材料はそろってるよねぇ。砂糖でしょー?
冬川:台所から……はるひさんがお料理なんて珍しいですね。はじめて見るかもです。
0:
0:台所、はるひがいる。
冬川:ああ、お菓子作りですか。ふふ、ひなたさんや子供たちに配るのかな。
はるひ:薄力粉?これ?ちがうけどいっか。
冬川:よくないんじゃないですかね。それ強力粉です。……もしかしてこの人魔法じゃなくて自力で作る気でしょうか。
はるひ:バターが100グラム。
冬川:測りましょうね?それ明らかに足りてませんよ?
はるひ:たまごは……あー、明日オムレツ作るって言ってたし、いいか。無しで。
冬川:今、目の前のもの見てください?粉と微量のバターしかないですよ?どうやってなにをする気ですか?
はるひ:クッキーのレシピこれでいいのかなあ。なんかイメージと違う。
冬川:いいですよ、もう一回レシピ見ましょうね。それか秋組以外の誰かを呼んでください。
はるひ:まあ、やってみよ。
冬川:どうして……?
はるひ:たぶん混ぜるんだよね、これ。
冬川:聞こえないことは承知で言います。
冬川:レシピを!!見てください!!
0:
0:数分後
はるひ:なんか今日変。ひなたがまたなにかしてるのかなー。本気でもう一回怒らないとダメかな。
冬川:ボクには軌道修正できなかった……。ポルターガイストできるようになっちゃったけど。みんな……ごめんなさい……。食べても生き残って……。
はるひ:熱しておいたオーブンで焼く。うーん。熱を通せばいいかな。よいしょ。
冬川:オーブンでって書いてあるの読み上げて、なんでフライパンに油をひくんですかねえええ!
はるひ:…………ひなた、喜んでくれるかな。
冬川:……愛だけはあるんだけどなあ。
0:
0:
0:またまた数十分後。
はるひ:うん、形はともかく、いいんじゃないかな!
冬川:あの材料・作り方で、どうしてこんな綺麗にそれっぽくお菓子らしいなにかになったのでしょう。
はるひ:ケチャップあるじゃん、かけてあげよ。
冬川:それ、オムレツかなにかで認識してます?たまごさえ入ってませんよ?
はるひ:…………やっぱ、恥ずかしいしやーめた!
冬川:正解です。
はるひ:もぐ。
冬川:あれ?
はるひ:…………うん。
冬川:あ、そりゃそうですよねマズいですよね。
はるひ:…………あの子なら食べるでしょ。
冬川:GO出した!?でもひなたさんなら根性と愛情で食べそうかも!?
はるひ:……いるんでしょ、誰かさん。
冬川:え?
はるひ:ボス……じゃなかった。サントは任せたから。僕は知―らない。
0:
0:はるひ、ラッピングしたものを持って廊下へ。
冬川:え……?気づいてた?そんなことある?
冬川:でも、そっか。だからあんなにひとりごとを。
冬川:…………。
冬川:いや、でもアレは人が食べちゃダメ。
冬川:まったく誰なんでしょうね。
冬川:子供たちも使う冷蔵庫に、死体詰めておくなんて……。
0:孤児院、台所に続く廊下。
0:誰にも見えず、聞こえないが、霊となった冬川がうろついている。
冬川:たまには地下を出るのも悪くないですね。……今この瞬間にも、バカ人形が何かやらかしていそうでは、ありますが。
はるひ:えーと、材料はそろってるよねぇ。砂糖でしょー?
冬川:台所から……はるひさんがお料理なんて珍しいですね。はじめて見るかもです。
0:
0:台所、はるひがいる。
冬川:ああ、お菓子作りですか。ふふ、ひなたさんや子供たちに配るのかな。
はるひ:薄力粉?これ?ちがうけどいっか。
冬川:よくないんじゃないですかね。それ強力粉です。……もしかしてこの人魔法じゃなくて自力で作る気でしょうか。
はるひ:バターが100グラム。
冬川:測りましょうね?それ明らかに足りてませんよ?
はるひ:たまごは……あー、明日オムレツ作るって言ってたし、いいか。無しで。
冬川:今、目の前のもの見てください?粉と微量のバターしかないですよ?どうやってなにをする気ですか?
はるひ:クッキーのレシピこれでいいのかなあ。なんかイメージと違う。
冬川:いいですよ、もう一回レシピ見ましょうね。それか秋組以外の誰かを呼んでください。
はるひ:まあ、やってみよ。
冬川:どうして……?
はるひ:たぶん混ぜるんだよね、これ。
冬川:聞こえないことは承知で言います。
冬川:レシピを!!見てください!!
0:
0:数分後
はるひ:なんか今日変。ひなたがまたなにかしてるのかなー。本気でもう一回怒らないとダメかな。
冬川:ボクには軌道修正できなかった……。ポルターガイストできるようになっちゃったけど。みんな……ごめんなさい……。食べても生き残って……。
はるひ:熱しておいたオーブンで焼く。うーん。熱を通せばいいかな。よいしょ。
冬川:オーブンでって書いてあるの読み上げて、なんでフライパンに油をひくんですかねえええ!
はるひ:…………ひなた、喜んでくれるかな。
冬川:……愛だけはあるんだけどなあ。
0:
0:
0:またまた数十分後。
はるひ:うん、形はともかく、いいんじゃないかな!
冬川:あの材料・作り方で、どうしてこんな綺麗にそれっぽくお菓子らしいなにかになったのでしょう。
はるひ:ケチャップあるじゃん、かけてあげよ。
冬川:それ、オムレツかなにかで認識してます?たまごさえ入ってませんよ?
はるひ:…………やっぱ、恥ずかしいしやーめた!
冬川:正解です。
はるひ:もぐ。
冬川:あれ?
はるひ:…………うん。
冬川:あ、そりゃそうですよねマズいですよね。
はるひ:…………あの子なら食べるでしょ。
冬川:GO出した!?でもひなたさんなら根性と愛情で食べそうかも!?
はるひ:……いるんでしょ、誰かさん。
冬川:え?
はるひ:ボス……じゃなかった。サントは任せたから。僕は知―らない。
0:
0:はるひ、ラッピングしたものを持って廊下へ。
冬川:え……?気づいてた?そんなことある?
冬川:でも、そっか。だからあんなにひとりごとを。
冬川:…………。
冬川:いや、でもアレは人が食べちゃダメ。
冬川:まったく誰なんでしょうね。
冬川:子供たちも使う冷蔵庫に、死体詰めておくなんて……。