台本概要

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タイトル ハイテンション天使ちゃんとローテンション悪魔くん
作者名 シンタマ  (@UdonguRataN)
ジャンル コメディ
演者人数 2人用台本(不問2)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 性別変更可
それに伴っての天使くんや悪魔ちゃんに変更も可。

少しでも読んだ、演じた方が楽しんで頂けたら幸いです。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
天使 不問 91 天使
悪魔 不問 90 悪魔
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:天界と魔界の境界線上にあるラジオ局 天使:えー、あくてんネーム『きのこしか勝たん』さん。 悪魔:炎上するからやめて。 天使:「天使ちゃん、悪魔くんこんにちは。」こんにちわー。 悪魔:ちわー。 天使:「いつも楽しく聴いています。この間のロシアンライチの回はずっと爆笑してました。 悪魔:僕は二度とやりたくない。 天使:地獄に落とされて早500年、やっと折り返しです。 天使:これからも二人のラジオを楽しみに毎日頑張っていきます。 天使:お二人もお体に気を付けて頑張って下さい。」、だそうです。 天使:『きのこしか勝たんさん』ありがとう! 悪魔:懲役1000年・・・お前は一体何をやったんだ。 天使:天使と! 悪魔:悪魔の 天使:(悪魔と同時)あくてんラジオー。 天使:はい!改めてラジオの前の皆さんこんにちはこんばんは!天使ちゃんでーす! 悪魔:悪魔くんでーす。 天使:二人合わせてー・・・ 悪魔:合わせたことないよねぇ。 天使:「天使だくまー」! 悪魔:それもう自称天使のくまだよね? 天使:さて、天界魔界友好の展開を狙って始まった当番組。 悪魔:微妙な韻踏まないでいいから。後、話聞いて? 天使:初回から境界線上特設スタジオでお送りし続けて、 天使:なんと!今日の放送で記念すべき37564回を迎えることとなりました! 天使:わーぱちぱちぱち。 悪魔:わー・・・って、天使が記念していい回数ではないよ。 天使:こんなに続けて尚、完全な友好関係が結ばれていないことに一抹の不安も覚えますが。 悪魔:触れないであげて。深いんだよ、根が。 天使:そこでドネガの悪魔くん。 悪魔:なんだよドネガって。ド陰の上位? 天使:天使ちゃん考えました。 悪魔:はあ。 天使:仲良くなる為にはどうすべきかを! 悪魔:・・・え? 天使:なんだと思います? 悪魔:なんだとって・・・積極的に交流をもつ、とか。 天使:ノンノン。それが出来ないから困っている訳です。 天使:つまりそれでは答えになりません。「満足にご飯が食べられません」と訴えている人に、 天使:「買うか作るかすればいいじゃん」と答えてどうします! 天使:それすら出来ない状況だから辛い思いをしているんでしょ! 悪魔:・・・そうだね。 天使:求められているのは具体的な施策!ユーノウ? 悪魔:ア、アイノウ。 天使:分かりますか? 悪魔:分かりません。 天使:知りたいですか? 悪魔:まぁ。 天使:はぁぁぁ?! 悪魔:知りたい。知りたいです。 天使:でしょー!では発表します!天使ちゃんプレゼンツ!天界魔界仲良しプロジェクト! 天使:その驚きの内容とは! 悪魔:・・・とは? 天使:当番組にも以前出演して頂いた、 天使:大人気ユニット『グッとクルハンティング』の待望の新曲「窓際のシグマ」と 天使:CMの後に! 悪魔:・・・だそうです。 天使:この番組はゴッドモーターズ、デビル乳業、他の提供でお送りいたします。 悪魔:いたしまーす。 天使:それでは!ミュージックスタート! 0:CM中 悪魔:・・・ねぇ天使ちゃん。 天使:うん? 悪魔:今の何? 天使:何って? 悪魔:だって、決めてた今日の企画と全然違うじゃん。 悪魔:前もって送ってもらったリスナーからの要望を片っ端から却下していくやつでしょ。 天使:そうね。 悪魔:なら 天使:変えちゃった。 悪魔:・・・えー。ほんとにあの流れでやるの? 天使:ごめんね。 悪魔:・・・いいけど。絶対滑るよ。 天使:滑るかな。 悪魔:滑るよ。 天使:そうかー。 悪魔:だって今更別に僕達のラジオがそんな、天界と魔界の友好に、なんて。 天使:誰も思ってない。 悪魔:うん。・・・最初はね、確かに違ったけどさ。 天使:そうだね。 悪魔:天界からも魔界からもそれなりに注目されてさ、スタッフさんもたくさんいたし。 悪魔:取材もいっぱい受けたけど。 天使:ぜーんぜん意味なかった。 悪魔:だって誰も戦争やめないんだもんね。 天使:数は一緒で、どっちもほぼ不死身だから懲りない懲りない。 天使:なんとかは死ななきゃ治らないってほんとだったのね。 悪魔:ちょっと。 天使:いいでしょ。ここにいるのは私達だけだし、マイクもミュートしてるから大丈夫。 悪魔:・・・そうだね。 天使:そうそう、先に答え教えてあげる。 悪魔:いい。 天使:なんで。 悪魔:やな予感するもん。 天使:考えすぎー。 悪魔:そうかな。 天使:うん。悪魔くんに私を殺して欲しいの。 悪魔:・・・は? 天使:キルミー。 悪魔:最悪・・・。本気? 天使:もちろん。得意でしょ? 悪魔:悪魔をなんだと思ってるの。 天使:あ、でもそれはこっちも一緒か。 悪魔:滅ぼすの好きだもんね。 天使:燃やしたり沈めたり様々な実績がございます。 悪魔:・・・でも何で?それが天使ちゃんの答え? 天使:分かりやすいでしょ? 悪魔:全然分かんない。 天使:数が同じで決着も引っ込みもつかないなら、 天使:一方を減らせばいい落しどころを見つけるんじゃない。 天使:犠牲とかいう言葉も好きだし。知らないけど。 悪魔:・・・天使ちゃんはどうなるの? 天使:そのまま消えてなくなろうかと。その気があればちゃんと死ねるしね。 悪魔:えー・・・。 天使:私達はその制約上自殺は出来ない。だからせめてあなたの手で殺して欲しいの・・・。 悪魔:何そのノリ。 天使:だめ? 悪魔:だめ。 天使:ねー、お願い。正直もう疲れちゃって。 悪魔:・・・そんなことだろうと思った。 天使:見るのも聴くのも誤魔化すのも飽きちゃった。 天使:死なないバカを気付かせる為にも誰かが一役買わないと。 悪魔:バカって言っちゃった。 天使:段取りはこう。いつもみたいに始まったかと思いきや 天使:急に二人は泣きながらガチトーンで「私達が戦争の虚しさを伝えます!」 天使:「この犠牲を最後に戦争を終わらせる!」とか言ってブスー。 悪魔:ブスーって。 天使:なんか持ってる? 悪魔:まぁ、あるはあるけど。 天使:じゃあそれでブスー、天使ちゃんは「皆さん、真の平和を・・・」とか言って死ぬ。 天使:後はいい感じに流れでお願い。 悪魔:僕への後任せ過ぎない? 天使:「悪任せ」、なんつって。 悪魔:・・・てん・・・。 天使:何? 悪魔:ごめん、何も上手いこと言い返せなかった。 天使:・・・あは。・・・別にそこまで深く考えなくていいよ。 天使:どうせ何も変わらない。 悪魔:天使ちゃん。 天使:だからせめてリスナー泣かそう。 悪魔:天使ちゃん・・・。 天使:悪魔くんも泣いてね? 悪魔:泣けって言われると泣けないよ。 天使:じゃあ泣かないでね? 悪魔:うん。 天使:あれー? 悪魔:・・・もう。 天使:さて、そろそろCM開ける。準備いい? 悪魔:・・・準備って。 天使:私がさ。 悪魔:・・・うん。 天使:ここまで続けられたのって、一緒にラジオやる相手が悪魔くんだったからだよ。 悪魔:・・・天使ちゃん。 天使:二人なら変えられるかもって。上手く行かなかったけどね。 天使:でも、最後にちょっとでもいいから・・・二人で何か起こそう? 悪魔:・・・分かった。 天使:宜しくね相棒。 悪魔:それも言われたことないよねぇ。 0:CM開け 天使:さぁ引き続き私、天使ちゃんとー! 悪魔:悪魔くんでやっていきまーす。 天使:さてさて悪魔くん、そしてあくてんリスナーの皆! 天使:天使ちゃんプレゼンツ!天使と悪魔が仲良しキャンペーン! 悪魔:そんなタイトルだったっけ。 天使:そんなことはいいんです!その内容とは! 天使:いいか!よーく聴け!いつまでもうだうだうだうだ同じことやってる神にゴッド! 悪魔:身内に厳しいタイプ。 天使:(小声)ほらそろそろ泣いて泣いて。 悪魔:え?・・・う、うーん、めそ、めそ・・・。 天使:・・・悪魔くん!な、泣かないで!悪魔くん泣いてます! 天使:ああ!私も涙が!うううっ!うるうるうる! 悪魔:・・・下手。 天使:(小声)あなたに言われたくない! 天使:今から私達が戦争の虚しさを伝えます!この身を犠牲に 悪魔:では、内容の発表です。 天使:・・・え?悪魔くん? 悪魔:天使と悪魔が仲良しキャンペーン、僕達二人が、僕達二人で考えたその答えは 0:間 0:異界のどっか 天使:えー、あくてんネーム『たけのこしか勝たん』さん。 悪魔:・・・どこかで聞き覚えが。 天使:「いつも楽しく聴いています。先日の発表には驚きましたが、 天使:お二人が変わらず元気にいてくれて本当に嬉しいです。 天使:リスナー全員でこれからも応援していきます。 天使:僕も務めが終わるまで後600年。しっかり頑張ります。」 悪魔:伸びてんじゃねーか。 天使:天使と! 悪魔:悪魔のー 天使:(悪魔も同時に)あくてん放浪ラジオー! 天使:はい!改めてラジオの前の皆さんこんにちはこんばんは!天使ちゃんでーす! 悪魔:悪魔くんでーす。 天使:二人合わせてー・・・ 悪魔:・・・天使だく 天使:えんじぇるー! 悪魔:僕の要素「る」? 天使:さぁ!天界魔界の愚かさに愛想を尽かし、いっそ分からずやなところから出ていって 天使:仲良くなりたい人達でどこかに新しい国を作ろう! 天使:そしてその旗印として始めたあくてんラジオ改め、あくてん放浪ラジオも 天使:何と今日で記念すべき49回を迎えることが出来ました! 悪魔:それも天使が記念すべき回数じゃないよね? 天使:ありがたいことに、徐々に協力や賛同してくれる人達も増えてきました。 悪魔:だね。 天使:今日はリスナーに大人気のあのコーナーやっちゃいますよー! 悪魔:おー。 天使:が!その前に、先日こちらへの移住を発表してくれた 天使:あの大人気バンド『マンションごはん』の新曲「ユガナイ」とCM! 悪魔:だそうです。 天使:この番組は世界樹ワイナリー、天の川物流、他の提供でお送り致します。 悪魔:いたしますー。 天使:それではー・・・ミーティングスタート! 0:CM中 天使:ふぅ。今日も天使ちゃんキレてるわ。キレッキレ。 悪魔:だね。 天使:・・・あの時さ。 悪魔:うん。 天使:悪魔くんが急に「ここから出ます。」とか言い出したのは驚いたけど、何とかなるもんね。 悪魔:うん。 天使:私もまだまだだなーって。おまけにさ、二人で考えてー、なんて。 天使:悪魔はやっぱり嘘は上手なんだから。 悪魔:・・・そんなことないよ。 天使:え? 悪魔:だってさ。 天使:・・・うん。 悪魔:だって僕もずっと、天使ちゃんとだったら変えられるって思ってたから。

0:天界と魔界の境界線上にあるラジオ局 天使:えー、あくてんネーム『きのこしか勝たん』さん。 悪魔:炎上するからやめて。 天使:「天使ちゃん、悪魔くんこんにちは。」こんにちわー。 悪魔:ちわー。 天使:「いつも楽しく聴いています。この間のロシアンライチの回はずっと爆笑してました。 悪魔:僕は二度とやりたくない。 天使:地獄に落とされて早500年、やっと折り返しです。 天使:これからも二人のラジオを楽しみに毎日頑張っていきます。 天使:お二人もお体に気を付けて頑張って下さい。」、だそうです。 天使:『きのこしか勝たんさん』ありがとう! 悪魔:懲役1000年・・・お前は一体何をやったんだ。 天使:天使と! 悪魔:悪魔の 天使:(悪魔と同時)あくてんラジオー。 天使:はい!改めてラジオの前の皆さんこんにちはこんばんは!天使ちゃんでーす! 悪魔:悪魔くんでーす。 天使:二人合わせてー・・・ 悪魔:合わせたことないよねぇ。 天使:「天使だくまー」! 悪魔:それもう自称天使のくまだよね? 天使:さて、天界魔界友好の展開を狙って始まった当番組。 悪魔:微妙な韻踏まないでいいから。後、話聞いて? 天使:初回から境界線上特設スタジオでお送りし続けて、 天使:なんと!今日の放送で記念すべき37564回を迎えることとなりました! 天使:わーぱちぱちぱち。 悪魔:わー・・・って、天使が記念していい回数ではないよ。 天使:こんなに続けて尚、完全な友好関係が結ばれていないことに一抹の不安も覚えますが。 悪魔:触れないであげて。深いんだよ、根が。 天使:そこでドネガの悪魔くん。 悪魔:なんだよドネガって。ド陰の上位? 天使:天使ちゃん考えました。 悪魔:はあ。 天使:仲良くなる為にはどうすべきかを! 悪魔:・・・え? 天使:なんだと思います? 悪魔:なんだとって・・・積極的に交流をもつ、とか。 天使:ノンノン。それが出来ないから困っている訳です。 天使:つまりそれでは答えになりません。「満足にご飯が食べられません」と訴えている人に、 天使:「買うか作るかすればいいじゃん」と答えてどうします! 天使:それすら出来ない状況だから辛い思いをしているんでしょ! 悪魔:・・・そうだね。 天使:求められているのは具体的な施策!ユーノウ? 悪魔:ア、アイノウ。 天使:分かりますか? 悪魔:分かりません。 天使:知りたいですか? 悪魔:まぁ。 天使:はぁぁぁ?! 悪魔:知りたい。知りたいです。 天使:でしょー!では発表します!天使ちゃんプレゼンツ!天界魔界仲良しプロジェクト! 天使:その驚きの内容とは! 悪魔:・・・とは? 天使:当番組にも以前出演して頂いた、 天使:大人気ユニット『グッとクルハンティング』の待望の新曲「窓際のシグマ」と 天使:CMの後に! 悪魔:・・・だそうです。 天使:この番組はゴッドモーターズ、デビル乳業、他の提供でお送りいたします。 悪魔:いたしまーす。 天使:それでは!ミュージックスタート! 0:CM中 悪魔:・・・ねぇ天使ちゃん。 天使:うん? 悪魔:今の何? 天使:何って? 悪魔:だって、決めてた今日の企画と全然違うじゃん。 悪魔:前もって送ってもらったリスナーからの要望を片っ端から却下していくやつでしょ。 天使:そうね。 悪魔:なら 天使:変えちゃった。 悪魔:・・・えー。ほんとにあの流れでやるの? 天使:ごめんね。 悪魔:・・・いいけど。絶対滑るよ。 天使:滑るかな。 悪魔:滑るよ。 天使:そうかー。 悪魔:だって今更別に僕達のラジオがそんな、天界と魔界の友好に、なんて。 天使:誰も思ってない。 悪魔:うん。・・・最初はね、確かに違ったけどさ。 天使:そうだね。 悪魔:天界からも魔界からもそれなりに注目されてさ、スタッフさんもたくさんいたし。 悪魔:取材もいっぱい受けたけど。 天使:ぜーんぜん意味なかった。 悪魔:だって誰も戦争やめないんだもんね。 天使:数は一緒で、どっちもほぼ不死身だから懲りない懲りない。 天使:なんとかは死ななきゃ治らないってほんとだったのね。 悪魔:ちょっと。 天使:いいでしょ。ここにいるのは私達だけだし、マイクもミュートしてるから大丈夫。 悪魔:・・・そうだね。 天使:そうそう、先に答え教えてあげる。 悪魔:いい。 天使:なんで。 悪魔:やな予感するもん。 天使:考えすぎー。 悪魔:そうかな。 天使:うん。悪魔くんに私を殺して欲しいの。 悪魔:・・・は? 天使:キルミー。 悪魔:最悪・・・。本気? 天使:もちろん。得意でしょ? 悪魔:悪魔をなんだと思ってるの。 天使:あ、でもそれはこっちも一緒か。 悪魔:滅ぼすの好きだもんね。 天使:燃やしたり沈めたり様々な実績がございます。 悪魔:・・・でも何で?それが天使ちゃんの答え? 天使:分かりやすいでしょ? 悪魔:全然分かんない。 天使:数が同じで決着も引っ込みもつかないなら、 天使:一方を減らせばいい落しどころを見つけるんじゃない。 天使:犠牲とかいう言葉も好きだし。知らないけど。 悪魔:・・・天使ちゃんはどうなるの? 天使:そのまま消えてなくなろうかと。その気があればちゃんと死ねるしね。 悪魔:えー・・・。 天使:私達はその制約上自殺は出来ない。だからせめてあなたの手で殺して欲しいの・・・。 悪魔:何そのノリ。 天使:だめ? 悪魔:だめ。 天使:ねー、お願い。正直もう疲れちゃって。 悪魔:・・・そんなことだろうと思った。 天使:見るのも聴くのも誤魔化すのも飽きちゃった。 天使:死なないバカを気付かせる為にも誰かが一役買わないと。 悪魔:バカって言っちゃった。 天使:段取りはこう。いつもみたいに始まったかと思いきや 天使:急に二人は泣きながらガチトーンで「私達が戦争の虚しさを伝えます!」 天使:「この犠牲を最後に戦争を終わらせる!」とか言ってブスー。 悪魔:ブスーって。 天使:なんか持ってる? 悪魔:まぁ、あるはあるけど。 天使:じゃあそれでブスー、天使ちゃんは「皆さん、真の平和を・・・」とか言って死ぬ。 天使:後はいい感じに流れでお願い。 悪魔:僕への後任せ過ぎない? 天使:「悪任せ」、なんつって。 悪魔:・・・てん・・・。 天使:何? 悪魔:ごめん、何も上手いこと言い返せなかった。 天使:・・・あは。・・・別にそこまで深く考えなくていいよ。 天使:どうせ何も変わらない。 悪魔:天使ちゃん。 天使:だからせめてリスナー泣かそう。 悪魔:天使ちゃん・・・。 天使:悪魔くんも泣いてね? 悪魔:泣けって言われると泣けないよ。 天使:じゃあ泣かないでね? 悪魔:うん。 天使:あれー? 悪魔:・・・もう。 天使:さて、そろそろCM開ける。準備いい? 悪魔:・・・準備って。 天使:私がさ。 悪魔:・・・うん。 天使:ここまで続けられたのって、一緒にラジオやる相手が悪魔くんだったからだよ。 悪魔:・・・天使ちゃん。 天使:二人なら変えられるかもって。上手く行かなかったけどね。 天使:でも、最後にちょっとでもいいから・・・二人で何か起こそう? 悪魔:・・・分かった。 天使:宜しくね相棒。 悪魔:それも言われたことないよねぇ。 0:CM開け 天使:さぁ引き続き私、天使ちゃんとー! 悪魔:悪魔くんでやっていきまーす。 天使:さてさて悪魔くん、そしてあくてんリスナーの皆! 天使:天使ちゃんプレゼンツ!天使と悪魔が仲良しキャンペーン! 悪魔:そんなタイトルだったっけ。 天使:そんなことはいいんです!その内容とは! 天使:いいか!よーく聴け!いつまでもうだうだうだうだ同じことやってる神にゴッド! 悪魔:身内に厳しいタイプ。 天使:(小声)ほらそろそろ泣いて泣いて。 悪魔:え?・・・う、うーん、めそ、めそ・・・。 天使:・・・悪魔くん!な、泣かないで!悪魔くん泣いてます! 天使:ああ!私も涙が!うううっ!うるうるうる! 悪魔:・・・下手。 天使:(小声)あなたに言われたくない! 天使:今から私達が戦争の虚しさを伝えます!この身を犠牲に 悪魔:では、内容の発表です。 天使:・・・え?悪魔くん? 悪魔:天使と悪魔が仲良しキャンペーン、僕達二人が、僕達二人で考えたその答えは 0:間 0:異界のどっか 天使:えー、あくてんネーム『たけのこしか勝たん』さん。 悪魔:・・・どこかで聞き覚えが。 天使:「いつも楽しく聴いています。先日の発表には驚きましたが、 天使:お二人が変わらず元気にいてくれて本当に嬉しいです。 天使:リスナー全員でこれからも応援していきます。 天使:僕も務めが終わるまで後600年。しっかり頑張ります。」 悪魔:伸びてんじゃねーか。 天使:天使と! 悪魔:悪魔のー 天使:(悪魔も同時に)あくてん放浪ラジオー! 天使:はい!改めてラジオの前の皆さんこんにちはこんばんは!天使ちゃんでーす! 悪魔:悪魔くんでーす。 天使:二人合わせてー・・・ 悪魔:・・・天使だく 天使:えんじぇるー! 悪魔:僕の要素「る」? 天使:さぁ!天界魔界の愚かさに愛想を尽かし、いっそ分からずやなところから出ていって 天使:仲良くなりたい人達でどこかに新しい国を作ろう! 天使:そしてその旗印として始めたあくてんラジオ改め、あくてん放浪ラジオも 天使:何と今日で記念すべき49回を迎えることが出来ました! 悪魔:それも天使が記念すべき回数じゃないよね? 天使:ありがたいことに、徐々に協力や賛同してくれる人達も増えてきました。 悪魔:だね。 天使:今日はリスナーに大人気のあのコーナーやっちゃいますよー! 悪魔:おー。 天使:が!その前に、先日こちらへの移住を発表してくれた 天使:あの大人気バンド『マンションごはん』の新曲「ユガナイ」とCM! 悪魔:だそうです。 天使:この番組は世界樹ワイナリー、天の川物流、他の提供でお送り致します。 悪魔:いたしますー。 天使:それではー・・・ミーティングスタート! 0:CM中 天使:ふぅ。今日も天使ちゃんキレてるわ。キレッキレ。 悪魔:だね。 天使:・・・あの時さ。 悪魔:うん。 天使:悪魔くんが急に「ここから出ます。」とか言い出したのは驚いたけど、何とかなるもんね。 悪魔:うん。 天使:私もまだまだだなーって。おまけにさ、二人で考えてー、なんて。 天使:悪魔はやっぱり嘘は上手なんだから。 悪魔:・・・そんなことないよ。 天使:え? 悪魔:だってさ。 天使:・・・うん。 悪魔:だって僕もずっと、天使ちゃんとだったら変えられるって思ってたから。