台本概要
974 views
タイトル | ハイテンション天使ちゃんとローテンション悪魔くん |
---|---|
作者名 | シンタマ (@UdonguRataN) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 2人用台本(不問2) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
性別変更可 それに伴っての天使くんや悪魔ちゃんに変更も可。 少しでも読んだ、演じた方が楽しんで頂けたら幸いです。 974 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
天使 | 不問 | 91 | 天使 |
悪魔 | 不問 | 90 | 悪魔 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:天界と魔界の境界線上にあるラジオ局
天使:えー、あくてんネーム『きのこしか勝たん』さん。
悪魔:炎上するからやめて。
天使:「天使ちゃん、悪魔くんこんにちは。」こんにちわー。
悪魔:ちわー。
天使:「いつも楽しく聴いています。この間のロシアンライチの回はずっと爆笑してました。
悪魔:僕は二度とやりたくない。
天使:地獄に落とされて早500年、やっと折り返しです。
天使:これからも二人のラジオを楽しみに毎日頑張っていきます。
天使:お二人もお体に気を付けて頑張って下さい。」、だそうです。
天使:『きのこしか勝たんさん』ありがとう!
悪魔:懲役1000年・・・お前は一体何をやったんだ。
天使:天使と!
悪魔:悪魔の
天使:(悪魔と同時)あくてんラジオー。
天使:はい!改めてラジオの前の皆さんこんにちはこんばんは!天使ちゃんでーす!
悪魔:悪魔くんでーす。
天使:二人合わせてー・・・
悪魔:合わせたことないよねぇ。
天使:「天使だくまー」!
悪魔:それもう自称天使のくまだよね?
天使:さて、天界魔界友好の展開を狙って始まった当番組。
悪魔:微妙な韻踏まないでいいから。後、話聞いて?
天使:初回から境界線上特設スタジオでお送りし続けて、
天使:なんと!今日の放送で記念すべき37564回を迎えることとなりました!
天使:わーぱちぱちぱち。
悪魔:わー・・・って、天使が記念していい回数ではないよ。
天使:こんなに続けて尚、完全な友好関係が結ばれていないことに一抹の不安も覚えますが。
悪魔:触れないであげて。深いんだよ、根が。
天使:そこでドネガの悪魔くん。
悪魔:なんだよドネガって。ド陰の上位?
天使:天使ちゃん考えました。
悪魔:はあ。
天使:仲良くなる為にはどうすべきかを!
悪魔:・・・え?
天使:なんだと思います?
悪魔:なんだとって・・・積極的に交流をもつ、とか。
天使:ノンノン。それが出来ないから困っている訳です。
天使:つまりそれでは答えになりません。「満足にご飯が食べられません」と訴えている人に、
天使:「買うか作るかすればいいじゃん」と答えてどうします!
天使:それすら出来ない状況だから辛い思いをしているんでしょ!
悪魔:・・・そうだね。
天使:求められているのは具体的な施策!ユーノウ?
悪魔:ア、アイノウ。
天使:分かりますか?
悪魔:分かりません。
天使:知りたいですか?
悪魔:まぁ。
天使:はぁぁぁ?!
悪魔:知りたい。知りたいです。
天使:でしょー!では発表します!天使ちゃんプレゼンツ!天界魔界仲良しプロジェクト!
天使:その驚きの内容とは!
悪魔:・・・とは?
天使:当番組にも以前出演して頂いた、
天使:大人気ユニット『グッとクルハンティング』の待望の新曲「窓際のシグマ」と
天使:CMの後に!
悪魔:・・・だそうです。
天使:この番組はゴッドモーターズ、デビル乳業、他の提供でお送りいたします。
悪魔:いたしまーす。
天使:それでは!ミュージックスタート!
0:CM中
悪魔:・・・ねぇ天使ちゃん。
天使:うん?
悪魔:今の何?
天使:何って?
悪魔:だって、決めてた今日の企画と全然違うじゃん。
悪魔:前もって送ってもらったリスナーからの要望を片っ端から却下していくやつでしょ。
天使:そうね。
悪魔:なら
天使:変えちゃった。
悪魔:・・・えー。ほんとにあの流れでやるの?
天使:ごめんね。
悪魔:・・・いいけど。絶対滑るよ。
天使:滑るかな。
悪魔:滑るよ。
天使:そうかー。
悪魔:だって今更別に僕達のラジオがそんな、天界と魔界の友好に、なんて。
天使:誰も思ってない。
悪魔:うん。・・・最初はね、確かに違ったけどさ。
天使:そうだね。
悪魔:天界からも魔界からもそれなりに注目されてさ、スタッフさんもたくさんいたし。
悪魔:取材もいっぱい受けたけど。
天使:ぜーんぜん意味なかった。
悪魔:だって誰も戦争やめないんだもんね。
天使:数は一緒で、どっちもほぼ不死身だから懲りない懲りない。
天使:なんとかは死ななきゃ治らないってほんとだったのね。
悪魔:ちょっと。
天使:いいでしょ。ここにいるのは私達だけだし、マイクもミュートしてるから大丈夫。
悪魔:・・・そうだね。
天使:そうそう、先に答え教えてあげる。
悪魔:いい。
天使:なんで。
悪魔:やな予感するもん。
天使:考えすぎー。
悪魔:そうかな。
天使:うん。悪魔くんに私を殺して欲しいの。
悪魔:・・・は?
天使:キルミー。
悪魔:最悪・・・。本気?
天使:もちろん。得意でしょ?
悪魔:悪魔をなんだと思ってるの。
天使:あ、でもそれはこっちも一緒か。
悪魔:滅ぼすの好きだもんね。
天使:燃やしたり沈めたり様々な実績がございます。
悪魔:・・・でも何で?それが天使ちゃんの答え?
天使:分かりやすいでしょ?
悪魔:全然分かんない。
天使:数が同じで決着も引っ込みもつかないなら、
天使:一方を減らせばいい落しどころを見つけるんじゃない。
天使:犠牲とかいう言葉も好きだし。知らないけど。
悪魔:・・・天使ちゃんはどうなるの?
天使:そのまま消えてなくなろうかと。その気があればちゃんと死ねるしね。
悪魔:えー・・・。
天使:私達はその制約上自殺は出来ない。だからせめてあなたの手で殺して欲しいの・・・。
悪魔:何そのノリ。
天使:だめ?
悪魔:だめ。
天使:ねー、お願い。正直もう疲れちゃって。
悪魔:・・・そんなことだろうと思った。
天使:見るのも聴くのも誤魔化すのも飽きちゃった。
天使:死なないバカを気付かせる為にも誰かが一役買わないと。
悪魔:バカって言っちゃった。
天使:段取りはこう。いつもみたいに始まったかと思いきや
天使:急に二人は泣きながらガチトーンで「私達が戦争の虚しさを伝えます!」
天使:「この犠牲を最後に戦争を終わらせる!」とか言ってブスー。
悪魔:ブスーって。
天使:なんか持ってる?
悪魔:まぁ、あるはあるけど。
天使:じゃあそれでブスー、天使ちゃんは「皆さん、真の平和を・・・」とか言って死ぬ。
天使:後はいい感じに流れでお願い。
悪魔:僕への後任せ過ぎない?
天使:「悪任せ」、なんつって。
悪魔:・・・てん・・・。
天使:何?
悪魔:ごめん、何も上手いこと言い返せなかった。
天使:・・・あは。・・・別にそこまで深く考えなくていいよ。
天使:どうせ何も変わらない。
悪魔:天使ちゃん。
天使:だからせめてリスナー泣かそう。
悪魔:天使ちゃん・・・。
天使:悪魔くんも泣いてね?
悪魔:泣けって言われると泣けないよ。
天使:じゃあ泣かないでね?
悪魔:うん。
天使:あれー?
悪魔:・・・もう。
天使:さて、そろそろCM開ける。準備いい?
悪魔:・・・準備って。
天使:私がさ。
悪魔:・・・うん。
天使:ここまで続けられたのって、一緒にラジオやる相手が悪魔くんだったからだよ。
悪魔:・・・天使ちゃん。
天使:二人なら変えられるかもって。上手く行かなかったけどね。
天使:でも、最後にちょっとでもいいから・・・二人で何か起こそう?
悪魔:・・・分かった。
天使:宜しくね相棒。
悪魔:それも言われたことないよねぇ。
0:CM開け
天使:さぁ引き続き私、天使ちゃんとー!
悪魔:悪魔くんでやっていきまーす。
天使:さてさて悪魔くん、そしてあくてんリスナーの皆!
天使:天使ちゃんプレゼンツ!天使と悪魔が仲良しキャンペーン!
悪魔:そんなタイトルだったっけ。
天使:そんなことはいいんです!その内容とは!
天使:いいか!よーく聴け!いつまでもうだうだうだうだ同じことやってる神にゴッド!
悪魔:身内に厳しいタイプ。
天使:(小声)ほらそろそろ泣いて泣いて。
悪魔:え?・・・う、うーん、めそ、めそ・・・。
天使:・・・悪魔くん!な、泣かないで!悪魔くん泣いてます!
天使:ああ!私も涙が!うううっ!うるうるうる!
悪魔:・・・下手。
天使:(小声)あなたに言われたくない!
天使:今から私達が戦争の虚しさを伝えます!この身を犠牲に
悪魔:では、内容の発表です。
天使:・・・え?悪魔くん?
悪魔:天使と悪魔が仲良しキャンペーン、僕達二人が、僕達二人で考えたその答えは
0:間
0:異界のどっか
天使:えー、あくてんネーム『たけのこしか勝たん』さん。
悪魔:・・・どこかで聞き覚えが。
天使:「いつも楽しく聴いています。先日の発表には驚きましたが、
天使:お二人が変わらず元気にいてくれて本当に嬉しいです。
天使:リスナー全員でこれからも応援していきます。
天使:僕も務めが終わるまで後600年。しっかり頑張ります。」
悪魔:伸びてんじゃねーか。
天使:天使と!
悪魔:悪魔のー
天使:(悪魔も同時に)あくてん放浪ラジオー!
天使:はい!改めてラジオの前の皆さんこんにちはこんばんは!天使ちゃんでーす!
悪魔:悪魔くんでーす。
天使:二人合わせてー・・・
悪魔:・・・天使だく
天使:えんじぇるー!
悪魔:僕の要素「る」?
天使:さぁ!天界魔界の愚かさに愛想を尽かし、いっそ分からずやなところから出ていって
天使:仲良くなりたい人達でどこかに新しい国を作ろう!
天使:そしてその旗印として始めたあくてんラジオ改め、あくてん放浪ラジオも
天使:何と今日で記念すべき49回を迎えることが出来ました!
悪魔:それも天使が記念すべき回数じゃないよね?
天使:ありがたいことに、徐々に協力や賛同してくれる人達も増えてきました。
悪魔:だね。
天使:今日はリスナーに大人気のあのコーナーやっちゃいますよー!
悪魔:おー。
天使:が!その前に、先日こちらへの移住を発表してくれた
天使:あの大人気バンド『マンションごはん』の新曲「ユガナイ」とCM!
悪魔:だそうです。
天使:この番組は世界樹ワイナリー、天の川物流、他の提供でお送り致します。
悪魔:いたしますー。
天使:それではー・・・ミーティングスタート!
0:CM中
天使:ふぅ。今日も天使ちゃんキレてるわ。キレッキレ。
悪魔:だね。
天使:・・・あの時さ。
悪魔:うん。
天使:悪魔くんが急に「ここから出ます。」とか言い出したのは驚いたけど、何とかなるもんね。
悪魔:うん。
天使:私もまだまだだなーって。おまけにさ、二人で考えてー、なんて。
天使:悪魔はやっぱり嘘は上手なんだから。
悪魔:・・・そんなことないよ。
天使:え?
悪魔:だってさ。
天使:・・・うん。
悪魔:だって僕もずっと、天使ちゃんとだったら変えられるって思ってたから。
0:天界と魔界の境界線上にあるラジオ局
天使:えー、あくてんネーム『きのこしか勝たん』さん。
悪魔:炎上するからやめて。
天使:「天使ちゃん、悪魔くんこんにちは。」こんにちわー。
悪魔:ちわー。
天使:「いつも楽しく聴いています。この間のロシアンライチの回はずっと爆笑してました。
悪魔:僕は二度とやりたくない。
天使:地獄に落とされて早500年、やっと折り返しです。
天使:これからも二人のラジオを楽しみに毎日頑張っていきます。
天使:お二人もお体に気を付けて頑張って下さい。」、だそうです。
天使:『きのこしか勝たんさん』ありがとう!
悪魔:懲役1000年・・・お前は一体何をやったんだ。
天使:天使と!
悪魔:悪魔の
天使:(悪魔と同時)あくてんラジオー。
天使:はい!改めてラジオの前の皆さんこんにちはこんばんは!天使ちゃんでーす!
悪魔:悪魔くんでーす。
天使:二人合わせてー・・・
悪魔:合わせたことないよねぇ。
天使:「天使だくまー」!
悪魔:それもう自称天使のくまだよね?
天使:さて、天界魔界友好の展開を狙って始まった当番組。
悪魔:微妙な韻踏まないでいいから。後、話聞いて?
天使:初回から境界線上特設スタジオでお送りし続けて、
天使:なんと!今日の放送で記念すべき37564回を迎えることとなりました!
天使:わーぱちぱちぱち。
悪魔:わー・・・って、天使が記念していい回数ではないよ。
天使:こんなに続けて尚、完全な友好関係が結ばれていないことに一抹の不安も覚えますが。
悪魔:触れないであげて。深いんだよ、根が。
天使:そこでドネガの悪魔くん。
悪魔:なんだよドネガって。ド陰の上位?
天使:天使ちゃん考えました。
悪魔:はあ。
天使:仲良くなる為にはどうすべきかを!
悪魔:・・・え?
天使:なんだと思います?
悪魔:なんだとって・・・積極的に交流をもつ、とか。
天使:ノンノン。それが出来ないから困っている訳です。
天使:つまりそれでは答えになりません。「満足にご飯が食べられません」と訴えている人に、
天使:「買うか作るかすればいいじゃん」と答えてどうします!
天使:それすら出来ない状況だから辛い思いをしているんでしょ!
悪魔:・・・そうだね。
天使:求められているのは具体的な施策!ユーノウ?
悪魔:ア、アイノウ。
天使:分かりますか?
悪魔:分かりません。
天使:知りたいですか?
悪魔:まぁ。
天使:はぁぁぁ?!
悪魔:知りたい。知りたいです。
天使:でしょー!では発表します!天使ちゃんプレゼンツ!天界魔界仲良しプロジェクト!
天使:その驚きの内容とは!
悪魔:・・・とは?
天使:当番組にも以前出演して頂いた、
天使:大人気ユニット『グッとクルハンティング』の待望の新曲「窓際のシグマ」と
天使:CMの後に!
悪魔:・・・だそうです。
天使:この番組はゴッドモーターズ、デビル乳業、他の提供でお送りいたします。
悪魔:いたしまーす。
天使:それでは!ミュージックスタート!
0:CM中
悪魔:・・・ねぇ天使ちゃん。
天使:うん?
悪魔:今の何?
天使:何って?
悪魔:だって、決めてた今日の企画と全然違うじゃん。
悪魔:前もって送ってもらったリスナーからの要望を片っ端から却下していくやつでしょ。
天使:そうね。
悪魔:なら
天使:変えちゃった。
悪魔:・・・えー。ほんとにあの流れでやるの?
天使:ごめんね。
悪魔:・・・いいけど。絶対滑るよ。
天使:滑るかな。
悪魔:滑るよ。
天使:そうかー。
悪魔:だって今更別に僕達のラジオがそんな、天界と魔界の友好に、なんて。
天使:誰も思ってない。
悪魔:うん。・・・最初はね、確かに違ったけどさ。
天使:そうだね。
悪魔:天界からも魔界からもそれなりに注目されてさ、スタッフさんもたくさんいたし。
悪魔:取材もいっぱい受けたけど。
天使:ぜーんぜん意味なかった。
悪魔:だって誰も戦争やめないんだもんね。
天使:数は一緒で、どっちもほぼ不死身だから懲りない懲りない。
天使:なんとかは死ななきゃ治らないってほんとだったのね。
悪魔:ちょっと。
天使:いいでしょ。ここにいるのは私達だけだし、マイクもミュートしてるから大丈夫。
悪魔:・・・そうだね。
天使:そうそう、先に答え教えてあげる。
悪魔:いい。
天使:なんで。
悪魔:やな予感するもん。
天使:考えすぎー。
悪魔:そうかな。
天使:うん。悪魔くんに私を殺して欲しいの。
悪魔:・・・は?
天使:キルミー。
悪魔:最悪・・・。本気?
天使:もちろん。得意でしょ?
悪魔:悪魔をなんだと思ってるの。
天使:あ、でもそれはこっちも一緒か。
悪魔:滅ぼすの好きだもんね。
天使:燃やしたり沈めたり様々な実績がございます。
悪魔:・・・でも何で?それが天使ちゃんの答え?
天使:分かりやすいでしょ?
悪魔:全然分かんない。
天使:数が同じで決着も引っ込みもつかないなら、
天使:一方を減らせばいい落しどころを見つけるんじゃない。
天使:犠牲とかいう言葉も好きだし。知らないけど。
悪魔:・・・天使ちゃんはどうなるの?
天使:そのまま消えてなくなろうかと。その気があればちゃんと死ねるしね。
悪魔:えー・・・。
天使:私達はその制約上自殺は出来ない。だからせめてあなたの手で殺して欲しいの・・・。
悪魔:何そのノリ。
天使:だめ?
悪魔:だめ。
天使:ねー、お願い。正直もう疲れちゃって。
悪魔:・・・そんなことだろうと思った。
天使:見るのも聴くのも誤魔化すのも飽きちゃった。
天使:死なないバカを気付かせる為にも誰かが一役買わないと。
悪魔:バカって言っちゃった。
天使:段取りはこう。いつもみたいに始まったかと思いきや
天使:急に二人は泣きながらガチトーンで「私達が戦争の虚しさを伝えます!」
天使:「この犠牲を最後に戦争を終わらせる!」とか言ってブスー。
悪魔:ブスーって。
天使:なんか持ってる?
悪魔:まぁ、あるはあるけど。
天使:じゃあそれでブスー、天使ちゃんは「皆さん、真の平和を・・・」とか言って死ぬ。
天使:後はいい感じに流れでお願い。
悪魔:僕への後任せ過ぎない?
天使:「悪任せ」、なんつって。
悪魔:・・・てん・・・。
天使:何?
悪魔:ごめん、何も上手いこと言い返せなかった。
天使:・・・あは。・・・別にそこまで深く考えなくていいよ。
天使:どうせ何も変わらない。
悪魔:天使ちゃん。
天使:だからせめてリスナー泣かそう。
悪魔:天使ちゃん・・・。
天使:悪魔くんも泣いてね?
悪魔:泣けって言われると泣けないよ。
天使:じゃあ泣かないでね?
悪魔:うん。
天使:あれー?
悪魔:・・・もう。
天使:さて、そろそろCM開ける。準備いい?
悪魔:・・・準備って。
天使:私がさ。
悪魔:・・・うん。
天使:ここまで続けられたのって、一緒にラジオやる相手が悪魔くんだったからだよ。
悪魔:・・・天使ちゃん。
天使:二人なら変えられるかもって。上手く行かなかったけどね。
天使:でも、最後にちょっとでもいいから・・・二人で何か起こそう?
悪魔:・・・分かった。
天使:宜しくね相棒。
悪魔:それも言われたことないよねぇ。
0:CM開け
天使:さぁ引き続き私、天使ちゃんとー!
悪魔:悪魔くんでやっていきまーす。
天使:さてさて悪魔くん、そしてあくてんリスナーの皆!
天使:天使ちゃんプレゼンツ!天使と悪魔が仲良しキャンペーン!
悪魔:そんなタイトルだったっけ。
天使:そんなことはいいんです!その内容とは!
天使:いいか!よーく聴け!いつまでもうだうだうだうだ同じことやってる神にゴッド!
悪魔:身内に厳しいタイプ。
天使:(小声)ほらそろそろ泣いて泣いて。
悪魔:え?・・・う、うーん、めそ、めそ・・・。
天使:・・・悪魔くん!な、泣かないで!悪魔くん泣いてます!
天使:ああ!私も涙が!うううっ!うるうるうる!
悪魔:・・・下手。
天使:(小声)あなたに言われたくない!
天使:今から私達が戦争の虚しさを伝えます!この身を犠牲に
悪魔:では、内容の発表です。
天使:・・・え?悪魔くん?
悪魔:天使と悪魔が仲良しキャンペーン、僕達二人が、僕達二人で考えたその答えは
0:間
0:異界のどっか
天使:えー、あくてんネーム『たけのこしか勝たん』さん。
悪魔:・・・どこかで聞き覚えが。
天使:「いつも楽しく聴いています。先日の発表には驚きましたが、
天使:お二人が変わらず元気にいてくれて本当に嬉しいです。
天使:リスナー全員でこれからも応援していきます。
天使:僕も務めが終わるまで後600年。しっかり頑張ります。」
悪魔:伸びてんじゃねーか。
天使:天使と!
悪魔:悪魔のー
天使:(悪魔も同時に)あくてん放浪ラジオー!
天使:はい!改めてラジオの前の皆さんこんにちはこんばんは!天使ちゃんでーす!
悪魔:悪魔くんでーす。
天使:二人合わせてー・・・
悪魔:・・・天使だく
天使:えんじぇるー!
悪魔:僕の要素「る」?
天使:さぁ!天界魔界の愚かさに愛想を尽かし、いっそ分からずやなところから出ていって
天使:仲良くなりたい人達でどこかに新しい国を作ろう!
天使:そしてその旗印として始めたあくてんラジオ改め、あくてん放浪ラジオも
天使:何と今日で記念すべき49回を迎えることが出来ました!
悪魔:それも天使が記念すべき回数じゃないよね?
天使:ありがたいことに、徐々に協力や賛同してくれる人達も増えてきました。
悪魔:だね。
天使:今日はリスナーに大人気のあのコーナーやっちゃいますよー!
悪魔:おー。
天使:が!その前に、先日こちらへの移住を発表してくれた
天使:あの大人気バンド『マンションごはん』の新曲「ユガナイ」とCM!
悪魔:だそうです。
天使:この番組は世界樹ワイナリー、天の川物流、他の提供でお送り致します。
悪魔:いたしますー。
天使:それではー・・・ミーティングスタート!
0:CM中
天使:ふぅ。今日も天使ちゃんキレてるわ。キレッキレ。
悪魔:だね。
天使:・・・あの時さ。
悪魔:うん。
天使:悪魔くんが急に「ここから出ます。」とか言い出したのは驚いたけど、何とかなるもんね。
悪魔:うん。
天使:私もまだまだだなーって。おまけにさ、二人で考えてー、なんて。
天使:悪魔はやっぱり嘘は上手なんだから。
悪魔:・・・そんなことないよ。
天使:え?
悪魔:だってさ。
天使:・・・うん。
悪魔:だって僕もずっと、天使ちゃんとだったら変えられるって思ってたから。