台本概要
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タイトル | 東京都練馬区 アンデルセン研究所 |
---|---|
作者名 | ヒロタカノ (@hiro_takano) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 3人用台本(男1、女1、不問1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 台本説明欄参照 |
説明 |
【夢が叶う3本のマッチ売りの研究所】 声劇を意識しないで書いたものなのでト書きが多くてごめんなさいね。 どこかなにかで使っていただけたら幸いです。 「使ったよ」とでもコメントいただけたらありがたいです。 いつかどこかで誰かのお役に立ちますように。 296 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
本田 | 男 | 25 | 本田実。練馬区アンデルセン研究所の研究員 |
千草 | 女 | 18 | 上杉千草(ちぐさ)。練馬区アンデルセン研究所の研究員 |
野口 | 不問 | 12 | 野口英之。練馬区アンデルセン研究所の博士 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
:○研究室(朝)
0:研究室。書類が散乱している。
0:上杉千草が机に座りアクビをしている。
0:そこに千草の机にある電話が鳴る。
0:千草は気だるそうに電話を取り、
千草:「はい、もしもし?こちら練馬区、アンデルセン研究所です。…え?ラーメンとカニチャーハン?」
0:千草、指で耳をほじりながら、
千草:「あのね、うちは『アンデルセン研究所』…そうね。今から言うことは、聞いたら、「あんた頭おかしいじゃ?」と思われるからあんま言いたくないんですけどね。童話作品を本気で科学する研究所なんですよ。ええそう、私も未だ良くわからないんですが、その童話作家というのは実は錬金術師だったそうなんですわ。つまりは世に伝えられている童話というのは錬金術に関する成功結果を記した可能性がありまして、うちらはそれを科学力を持ってして現代に呼び戻そうという…は?宗教団体?いやいや、じゃなくて研究所って…へ?いや、今年で27だけど…ええ不本意ですが独身ですが何か。…ちょっ、目を覚ましなさいって?いや、だから怪しい宗教じゃなくて…。…すみません、誤解を解くのもめんどくさいんで切りますね。はーい、どうも」
0:千草、電話を切る。そこに本田実がドアを開けて部屋に入ってくる。
本田:「本田入りまーす。あれ?千草さん?誰から電話でしたか?」
千草:「間違い電話よ。ったく、好きで独身やってるんじゃないっての」
本田:「は、はぁ…?」
千草:「煙草、煙草っと、んん?」
0:千草、白衣のポケットに手を入れ、タバコの箱を取り出す。
0:中身を覗くが空であり、千草は舌打ちをする。
千草:「ちっ、煙草切れたか。本田君、あたしちょっと煙草買ってくるわ。ついでに、」
0:千草、立ち上がると肩をまわして、
千草:「ちょっくら馴染みのマッサージ師のとこ行ってくるわ。」
本田:「ちょっ、千草さん。勤務中ですよ?」
千草:「きーにしない。どうせ研究員とか言ったってイカれた爺さんのお守りじゃない?」
本田:「…はぁ、まぁ確かに僕らじゃ博士の身の回りのお手伝いしかできませんけど」
0:千草、研究所のドアを指差して、
千草:「その爺さんが2、3ヶ月実験室にカギかけて引き篭りっきりじゃアタシら何もやることないわよ。…それにね」
0:千草、本田に前かがみで近寄る。
千草:「胸の大きい女ってのはどうにも肩が凝る生き物なのよ。さぁ、なんでかしら?」
本田:「そ、それは…」
0:本田、千草の胸に視線を向けるが、目のやり場をなくし、視線を外す。
本田:「し、知りません!」
千草:「くすっ。どこみてんの?かーわいい、ボ・ウ・ヤ。つんつんっ」
0:千草、本田のおでこを指先でつつくと、
0:振り返って出口に向かい、ドアを開け研究所から出て行く。
:○研究室
0:本田、研究室でカップ麺を作っている。
0:カップのフタを開け、かやくの袋を切って中身をカップに入れて右手に持つ。0:電気ポットに左手を置いたところで手をとめて、
:○(イメージ)
0:白く靄がかかっている空間。本田の目の前に千草が前かがみで立っていて、
千草:「くすっ、かーわいい、ボ・ウ・ヤ」
0:千草は目を閉じて、本田の唇に向かって唇を近づけて…。
:○研究室
本田:「くすっ、かーわいい、ボ・ウ・ヤ。んー、チュー。」
0:頭の上の煙を払うように左手をパタパタさせる本田。
本田:「いやいやいや!な、なにを考えてるんだ僕は!…でも」
0:本田、天井を見上げて、
本田:「初めての彼女が、千草さんだったら…いいなぁ」
0:突然、研究室のドアが爆発して吹き飛ぶ。
0:驚いて万歳をする本田。空を舞うカップ麺。
本田:「わー!!!どかーん!?爆発!?何事!?」
0:吹き飛んだドアの奥から、右手にマッチ箱を持ち、
0:アフロのように爆発した頭とボロボロの白衣の姿で野口英之が走ってきて、
野口:「できたー!できたぞー!!本田君!!ついにワシはやったのだ!」
本田:「はっ、野口博士?博士!?この爆発は何事ですか!?」
野口:「見ておれ!板橋区グリム研究会めっ!『GPS機能付きヘンデルとグレーテルパン』だと?あんな千切って使い捨てのパン屑など、ワシの『何でも叶う、マッチ売りの少女型マッチ』の前ではガラクタ同然じゃ!はーはっは」
本田:「は、博士。落ち着いてくださいよ。研究所がめちゃくちゃになっちゃって…って、ああ、僕の『ラ王』が!お昼の楽しみのカップラーメンが取り返しのつかない事態に」
0:床に落ちてる生麺を見て驚く本田。
野口:「カップラーメンなと好きなだけくれてやるわ。味噌か!?豚骨か!?マッチ1本そりゃあ!!」
0:野口マッチ箱からマッチを取り出し、火を付け、
野口:「神様。ねぇお願い、カップ麺を下さいな」
0:空中からカップ麺がどさどさと落ちてくる。
本田:「わー!カップ麺が空から降ってきたー!こ、これはいったい!?」
野口:「わーはっは、ワシの発明品!何でも叶う『マッチ売りの少女型マッチ』の素晴らしきことかな!これぞ発明のキングオブ発明!この記念すべき瞬間を形にすると、こうじゃ!」
0:野口、マッチ箱からマッチを取出し火を付け、
野口:「神様。ねぇお願い、金の野口像を下さいな」
0:空中から野口を象った銅像がドスンと落ちる。
野口:「わーはっは。ディティールの再現も完璧!!まさにワシそのもの!偉大なるプロフェッサー野口を崇拝する銅像の降臨じゃ!」
本田:「す、すごいじゃないですか!本当に何でも叶うんですか!?」
野口:「ああ、地位も名誉も思うがままじゃ!」
本田:「す、すごい。ついにやったんですね、博士!!」
0:本田、目を輝かせて野口を見る。野口は指を3本立てると、
野口:「ただし、マッチはこの世で3本限定!!」
本田:「は?」
0:野口はすねたように口を尖らせて、
野口:「だって、マッチ売りの少女のマッチだもん。たくさん夢が叶ったらおもしろくないもん」
本田:「え?」
野口:「よぉし!!本田君!!グリムの奴らに自慢しに行こうではないか!!ふむ、徒歩はちとめんどいのお。この3本めのマッチを使うとしようか!さぁ、ママチャリよ、出てこ…」
本田:「ふんっ!」
野口:「ごっ!」
0:野口の銅像で野口を殴る本田。野口、ゴトリと床に倒れる。
本田:「わぁー!博士ー!博士を博士という鈍器で殴打してしまった!…でも、3本目のマッチは無事でよかった」
0:本田はマッチ箱を拾いあげると、
本田:「マッチ、なんでも叶う、マッチか…僕なら」
:○イメージ 本田のアパート(夜)
0:エプロン姿の千草が台所で料理をしている。
0:スーツ姿の本田が入ってきて、
本田:「ただいま、千草」
0:千草は本田の方を振り返り、
千草:「お帰りなさい、実。早かったわね」
本田:「君に会いたくて早く帰ってきちゃったよ」
千草:「もう、あなたったら。今日は肉じゃがよ。…その後はいつものように…私も、め・し・あ・が・れ」
0:千草、目を閉じて本田に迫る。
:○研究室(夕)
0:研究室。書類が散らかり、野口の銅像が転がった部屋の真ん中で、宙を見たまま半笑いの本田。自分で自分を抱きしめるように肩を抱いて、
本田:「うへ、うへへへへへ、千草ぁ」
0:床にうつ伏せに転がっている野口が時折ピクピクと痙攣している。野口の指先には『ほんだ』という血文字。
0:そこへドアを開け、肩を回しながら千草が入ってくる。
千草:「ただいまー。まったく、あのヤブの整体屋、全然効かないわね。肩痛いー。別の店に変えようかしら。」
0:どかっと本田の立っている近くに座り、白衣のポケットから煙草を取り出し、煙草を口に加える。さらにポケットを探るが、
千草:「煙草、煙草っと。あら、ライター置いてきちゃった…。ちょっと本田君、火持ってない?…ねえ、本田君ってば」
本田:「うへ、うへへへへへ」
0:宙を見たまま半笑いの本田、千草は、
千草:「…無視かい。ったく…あ、なんだマッチ持ってるじゃない。かしてよ」
0:千草、本田の手からマッチをひったくり、マッチに火をつける。
千草:「あたた…まったく、手を伸ばすのも一苦労よ…この頑固な肩凝りは直らないものかしらね。」
0:千草、煙草を加えたまま、ピクっと眉を上げる。
千草:「ん?あ?あれ?…なんか急に肩が軽くなったような…あれ?あれ?ラッキー」
0:千草、軽快に腕を回す。
本田:「うへ、うへへへへへ、千草ぁ」
0:宙を見たまま半笑いの本田。
:○研究室(朝)
0:研究室。書類が散乱している。
0:上杉千草が机に座りアクビをしている。
0:そこに千草の机にある電話が鳴る。
0:千草は気だるそうに電話を取り、
千草:「はい、もしもし?こちら練馬区、アンデルセン研究所です。…え?ラーメンとカニチャーハン?」
0:千草、指で耳をほじりながら、
千草:「あのね、うちは『アンデルセン研究所』…そうね。今から言うことは、聞いたら、「あんた頭おかしいじゃ?」と思われるからあんま言いたくないんですけどね。童話作品を本気で科学する研究所なんですよ。ええそう、私も未だ良くわからないんですが、その童話作家というのは実は錬金術師だったそうなんですわ。つまりは世に伝えられている童話というのは錬金術に関する成功結果を記した可能性がありまして、うちらはそれを科学力を持ってして現代に呼び戻そうという…は?宗教団体?いやいや、じゃなくて研究所って…へ?いや、今年で27だけど…ええ不本意ですが独身ですが何か。…ちょっ、目を覚ましなさいって?いや、だから怪しい宗教じゃなくて…。…すみません、誤解を解くのもめんどくさいんで切りますね。はーい、どうも」
0:千草、電話を切る。そこに本田実がドアを開けて部屋に入ってくる。
本田:「本田入りまーす。あれ?千草さん?誰から電話でしたか?」
千草:「間違い電話よ。ったく、好きで独身やってるんじゃないっての」
本田:「は、はぁ…?」
千草:「煙草、煙草っと、んん?」
0:千草、白衣のポケットに手を入れ、タバコの箱を取り出す。
0:中身を覗くが空であり、千草は舌打ちをする。
千草:「ちっ、煙草切れたか。本田君、あたしちょっと煙草買ってくるわ。ついでに、」
0:千草、立ち上がると肩をまわして、
千草:「ちょっくら馴染みのマッサージ師のとこ行ってくるわ。」
本田:「ちょっ、千草さん。勤務中ですよ?」
千草:「きーにしない。どうせ研究員とか言ったってイカれた爺さんのお守りじゃない?」
本田:「…はぁ、まぁ確かに僕らじゃ博士の身の回りのお手伝いしかできませんけど」
0:千草、研究所のドアを指差して、
千草:「その爺さんが2、3ヶ月実験室にカギかけて引き篭りっきりじゃアタシら何もやることないわよ。…それにね」
0:千草、本田に前かがみで近寄る。
千草:「胸の大きい女ってのはどうにも肩が凝る生き物なのよ。さぁ、なんでかしら?」
本田:「そ、それは…」
0:本田、千草の胸に視線を向けるが、目のやり場をなくし、視線を外す。
本田:「し、知りません!」
千草:「くすっ。どこみてんの?かーわいい、ボ・ウ・ヤ。つんつんっ」
0:千草、本田のおでこを指先でつつくと、
0:振り返って出口に向かい、ドアを開け研究所から出て行く。
:○研究室
0:本田、研究室でカップ麺を作っている。
0:カップのフタを開け、かやくの袋を切って中身をカップに入れて右手に持つ。0:電気ポットに左手を置いたところで手をとめて、
:○(イメージ)
0:白く靄がかかっている空間。本田の目の前に千草が前かがみで立っていて、
千草:「くすっ、かーわいい、ボ・ウ・ヤ」
0:千草は目を閉じて、本田の唇に向かって唇を近づけて…。
:○研究室
本田:「くすっ、かーわいい、ボ・ウ・ヤ。んー、チュー。」
0:頭の上の煙を払うように左手をパタパタさせる本田。
本田:「いやいやいや!な、なにを考えてるんだ僕は!…でも」
0:本田、天井を見上げて、
本田:「初めての彼女が、千草さんだったら…いいなぁ」
0:突然、研究室のドアが爆発して吹き飛ぶ。
0:驚いて万歳をする本田。空を舞うカップ麺。
本田:「わー!!!どかーん!?爆発!?何事!?」
0:吹き飛んだドアの奥から、右手にマッチ箱を持ち、
0:アフロのように爆発した頭とボロボロの白衣の姿で野口英之が走ってきて、
野口:「できたー!できたぞー!!本田君!!ついにワシはやったのだ!」
本田:「はっ、野口博士?博士!?この爆発は何事ですか!?」
野口:「見ておれ!板橋区グリム研究会めっ!『GPS機能付きヘンデルとグレーテルパン』だと?あんな千切って使い捨てのパン屑など、ワシの『何でも叶う、マッチ売りの少女型マッチ』の前ではガラクタ同然じゃ!はーはっは」
本田:「は、博士。落ち着いてくださいよ。研究所がめちゃくちゃになっちゃって…って、ああ、僕の『ラ王』が!お昼の楽しみのカップラーメンが取り返しのつかない事態に」
0:床に落ちてる生麺を見て驚く本田。
野口:「カップラーメンなと好きなだけくれてやるわ。味噌か!?豚骨か!?マッチ1本そりゃあ!!」
0:野口マッチ箱からマッチを取り出し、火を付け、
野口:「神様。ねぇお願い、カップ麺を下さいな」
0:空中からカップ麺がどさどさと落ちてくる。
本田:「わー!カップ麺が空から降ってきたー!こ、これはいったい!?」
野口:「わーはっは、ワシの発明品!何でも叶う『マッチ売りの少女型マッチ』の素晴らしきことかな!これぞ発明のキングオブ発明!この記念すべき瞬間を形にすると、こうじゃ!」
0:野口、マッチ箱からマッチを取出し火を付け、
野口:「神様。ねぇお願い、金の野口像を下さいな」
0:空中から野口を象った銅像がドスンと落ちる。
野口:「わーはっは。ディティールの再現も完璧!!まさにワシそのもの!偉大なるプロフェッサー野口を崇拝する銅像の降臨じゃ!」
本田:「す、すごいじゃないですか!本当に何でも叶うんですか!?」
野口:「ああ、地位も名誉も思うがままじゃ!」
本田:「す、すごい。ついにやったんですね、博士!!」
0:本田、目を輝かせて野口を見る。野口は指を3本立てると、
野口:「ただし、マッチはこの世で3本限定!!」
本田:「は?」
0:野口はすねたように口を尖らせて、
野口:「だって、マッチ売りの少女のマッチだもん。たくさん夢が叶ったらおもしろくないもん」
本田:「え?」
野口:「よぉし!!本田君!!グリムの奴らに自慢しに行こうではないか!!ふむ、徒歩はちとめんどいのお。この3本めのマッチを使うとしようか!さぁ、ママチャリよ、出てこ…」
本田:「ふんっ!」
野口:「ごっ!」
0:野口の銅像で野口を殴る本田。野口、ゴトリと床に倒れる。
本田:「わぁー!博士ー!博士を博士という鈍器で殴打してしまった!…でも、3本目のマッチは無事でよかった」
0:本田はマッチ箱を拾いあげると、
本田:「マッチ、なんでも叶う、マッチか…僕なら」
:○イメージ 本田のアパート(夜)
0:エプロン姿の千草が台所で料理をしている。
0:スーツ姿の本田が入ってきて、
本田:「ただいま、千草」
0:千草は本田の方を振り返り、
千草:「お帰りなさい、実。早かったわね」
本田:「君に会いたくて早く帰ってきちゃったよ」
千草:「もう、あなたったら。今日は肉じゃがよ。…その後はいつものように…私も、め・し・あ・が・れ」
0:千草、目を閉じて本田に迫る。
:○研究室(夕)
0:研究室。書類が散らかり、野口の銅像が転がった部屋の真ん中で、宙を見たまま半笑いの本田。自分で自分を抱きしめるように肩を抱いて、
本田:「うへ、うへへへへへ、千草ぁ」
0:床にうつ伏せに転がっている野口が時折ピクピクと痙攣している。野口の指先には『ほんだ』という血文字。
0:そこへドアを開け、肩を回しながら千草が入ってくる。
千草:「ただいまー。まったく、あのヤブの整体屋、全然効かないわね。肩痛いー。別の店に変えようかしら。」
0:どかっと本田の立っている近くに座り、白衣のポケットから煙草を取り出し、煙草を口に加える。さらにポケットを探るが、
千草:「煙草、煙草っと。あら、ライター置いてきちゃった…。ちょっと本田君、火持ってない?…ねえ、本田君ってば」
本田:「うへ、うへへへへへ」
0:宙を見たまま半笑いの本田、千草は、
千草:「…無視かい。ったく…あ、なんだマッチ持ってるじゃない。かしてよ」
0:千草、本田の手からマッチをひったくり、マッチに火をつける。
千草:「あたた…まったく、手を伸ばすのも一苦労よ…この頑固な肩凝りは直らないものかしらね。」
0:千草、煙草を加えたまま、ピクっと眉を上げる。
千草:「ん?あ?あれ?…なんか急に肩が軽くなったような…あれ?あれ?ラッキー」
0:千草、軽快に腕を回す。
本田:「うへ、うへへへへへ、千草ぁ」
0:宙を見たまま半笑いの本田。