台本概要
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タイトル | おにこめ!爆発するのはしゃけですか? |
---|---|
作者名 | 雪狐 (@yukikitsune_vg) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 2人用台本(男1、女1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
節分のシナリオを書きたかっただけ…ほんのり?甘めのラブコメなので、まあ…その…楽しんでね!
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キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
春陽 | 女 | 55 | はるひ。苗字は如月。料理はできない。 |
男 | 男 | 54 | とある日に春陽と出会って4年になる。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:おにこめ!爆発するのはしゃけですか?
:
春陽:はるひ。苗字は如月。
男:とある日に春陽と出会って4年になる。
:
春陽:今日は何がお安いんでしょう?お魚結構安いですね…?
男:だな?じゃあ今日は焼き魚にすっか
春陽:良いですね…あっ、あれ食べたいです!しゃけ包み!
男:鮭のホイル焼きな?まぁあれくらいならすぐ作れるか…って恵方巻きじゃん。そろそろそんな時期かぁ…よし、今年は久しぶりに豆まきでもやろうかな?
春陽:あの…やめておいたほうがいいと思いますよ…?
男:え?
春陽:だってほら、あれ痛いですし…
男:痛い…?
春陽:うん…痛いよ…?
男:まぁでも、なんか久しぶりにやりたい気分なんだよなぁ…
春陽:いじめっ子!
男:なにが!?
春陽:鬼の気持ち考えたことあるんですか!?
男:いやまぁ…そうだけど…
春陽:この寒い時期にあったかいお家から急に寒いお外に追い出されるんですよ…!
男:そう言われると可哀想だよな…
春陽:でしょう?だからそんなことはやめにしません?
男:でもほら、今年のおみくじは『幸せになれるが健康には充分注意せよ』ってあったし…
春陽:そ、そんなの私がどうにかしますから!
男:どうにかできるものじゃないと思うけど…
春陽:とーにーかーく、今年も豆まきは禁止です!いいですね?
男:って言われてもなぁ…豆まきしたいなぁ…
春陽:うぅ…そこまでいうならわかりました…後で大事な話があります…
男:え?急に改まってどうした?
春陽:すごーく大事な話なので…家に帰ったら話しますね?
男:お、おう…わかった…とりあえず買い物済ませような?
春陽:あっ、はい…
:帰宅後
男:で?話ってなんだ?
春陽:驚かないで聞いてくださいね?私、実は鬼の子なんです!
男:へ?鬼の子?
春陽:そうです!驚きましたか!?
男:ふーん、そっか
春陽:え…?なんか思ってた反応と違うんですけど…
男:今流行りのあれだろ?転生したら推しの…ってやつ
春陽:違いますよ!?私別にアイドル目指してませんし!?
男:じゃあなんだ?時代の敗北者なのか?海賊王なのか?
春陽:なんらかの実を食べたわけでもありませんっ!
男:じゃあ…なんだ?ノスタルジック溢れる日本の田園風景と伝承が関わってるのか?
春陽:なんだろう…合ってるような間違ってるような…
男:ほら、探してたお面だよ…
春陽:私鬼の子だけど鬼様じゃないですっ!
男:そっか…
春陽:ていうかうちによくこのお面ありましたね…?
男:いつか節分に使おうと思ってな…うん
春陽:まったく…さっきからなんなんですか!
男:いや、鬼の子って突然言われてさ…脳がフリーズしてた
春陽:フリーズしてた割にはウィットに富んだジョーク連発してましたよね…?
男:とりあえず、事情はわかったよ
春陽:え?
男:ほら、詰まるところ鬼だと外に出なきゃいけないわけだ
春陽:そう…ですよ?
男:じゃあ…節分はやめだな
春陽:良いんですか…?
男:当たり前だろ?そんなことしたらお前はここから出て行かなきゃいけないし
春陽:その…不束者ですが…これからもお側においてもらえるのですか?
男:ん?そう言わなかったか?
春陽:うぅ…ぐすっ…ありがとう…ございます…
男:ところでさ、鬼の子っていうけどまったくそうは見えないよな?どの辺が鬼なの?
春陽:んーと、ほら…ここみてください(前髪を上げる)
男:んー?あ、確かに少しツノ…っぽいのがある?
春陽:これが証拠です!それにほら、八重歯がキュートでしょ?瞳孔だってほら少し縦長だし
男:言われてみれば結構鬼っぽいな
春陽:…言われなくてもなんとなく気づきそうなんですけどね?
男:いやほら、鬼って言ったら基本的にもっと豪快だったり怖いイメージあるじゃん?
春陽:確かに…そうですけど…
男:でも俺の前にいるのはさ、どこにでもいる普通の女の子な訳で
春陽:そ、そうですか?
男:いや、普通より可愛くて素敵な…
春陽:す、ストップです!それ以上は恥ずかしいのでやめてください!
男:だからつまり…これからも何も変わらないってことだ
春陽:わかりませんよ…?私、その…あなたのことを尻に敷く鬼嫁になっちゃうかも…やっぱなしで!恥ずかしいっ!
男:それは、ほら…俺のこと考えてくれてるって証拠だし…良いんじゃね?
春陽:あう…その…えっと…ぷ、プロポーズとして受け取りますよ!?
男:え、やだ
春陽:えっ…!?
男:そこは男としてもっとちゃんとしたいし
春陽:あっ…えっ…!?
男:その場のノリとかじゃなくてさ、もっとちゃんとお前に伝えるよ
春陽:あっ…えと、あう…
男:それにさ、俺思うんだよね
春陽:な、何をですか…?
男:さっき言った鬼のイメージって基本的なものなんだよ
春陽:えっと…そうですか?割と合っているような…
男:昔何かで読んだんだよ、鬼は春を告げる神の使いみたいな存在だって
春陽:そう…なんですね?
男:ああ。今思うとそんな気がしてくるんだ
春陽:ん?
男:ほら、お前の名前
春陽:私の…名前?
男:春の陽射しって書いてはるひって読むじゃん。きっとこれも何かの巡り合わせなのかもなって
春陽:…言われてみればそうだ!?
男:おいおい…まぁそんなわけで、これからもよろしくな?
春陽:はいっ!よろしくお願いします!
男:よし、とりあえず話も済んだし…鮭のホイル焼き作るか
春陽:しゃけ包み!えへへ…もうお腹ぺこぺこですよー
男:まぁ…帰ってから結構話し込んだしな
春陽:その…!今日は…私もお手伝いしても良いですか?
男:ん?急にどうした?
春陽:だって…未来の花嫁が料理できないのって…恥ずかしいじゃないですか…
男:…安心しろ、最近は多様性の時代だから
春陽:それってどういう意味ですか!?
男:前作ったときのことを忘れたのか!?
春陽:あ、あれはたまたまです!次は爆発したりしませんから!
男:ほんとかなぁ…?ふふっ…
春陽:えへへ…
男:じゃあ、とりあえず切るところからやってみるか
春陽:そこから!?私焼きたいですー!火を使わせてー!ねぇってばー!
男M:余談だが案の定キッチンは爆発し、俺は火傷を負った…これからもおみくじの通り、健康に注意していかないとな…
0:おにこめ!爆発するのはしゃけですか?
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春陽:はるひ。苗字は如月。
男:とある日に春陽と出会って4年になる。
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春陽:今日は何がお安いんでしょう?お魚結構安いですね…?
男:だな?じゃあ今日は焼き魚にすっか
春陽:良いですね…あっ、あれ食べたいです!しゃけ包み!
男:鮭のホイル焼きな?まぁあれくらいならすぐ作れるか…って恵方巻きじゃん。そろそろそんな時期かぁ…よし、今年は久しぶりに豆まきでもやろうかな?
春陽:あの…やめておいたほうがいいと思いますよ…?
男:え?
春陽:だってほら、あれ痛いですし…
男:痛い…?
春陽:うん…痛いよ…?
男:まぁでも、なんか久しぶりにやりたい気分なんだよなぁ…
春陽:いじめっ子!
男:なにが!?
春陽:鬼の気持ち考えたことあるんですか!?
男:いやまぁ…そうだけど…
春陽:この寒い時期にあったかいお家から急に寒いお外に追い出されるんですよ…!
男:そう言われると可哀想だよな…
春陽:でしょう?だからそんなことはやめにしません?
男:でもほら、今年のおみくじは『幸せになれるが健康には充分注意せよ』ってあったし…
春陽:そ、そんなの私がどうにかしますから!
男:どうにかできるものじゃないと思うけど…
春陽:とーにーかーく、今年も豆まきは禁止です!いいですね?
男:って言われてもなぁ…豆まきしたいなぁ…
春陽:うぅ…そこまでいうならわかりました…後で大事な話があります…
男:え?急に改まってどうした?
春陽:すごーく大事な話なので…家に帰ったら話しますね?
男:お、おう…わかった…とりあえず買い物済ませような?
春陽:あっ、はい…
:帰宅後
男:で?話ってなんだ?
春陽:驚かないで聞いてくださいね?私、実は鬼の子なんです!
男:へ?鬼の子?
春陽:そうです!驚きましたか!?
男:ふーん、そっか
春陽:え…?なんか思ってた反応と違うんですけど…
男:今流行りのあれだろ?転生したら推しの…ってやつ
春陽:違いますよ!?私別にアイドル目指してませんし!?
男:じゃあなんだ?時代の敗北者なのか?海賊王なのか?
春陽:なんらかの実を食べたわけでもありませんっ!
男:じゃあ…なんだ?ノスタルジック溢れる日本の田園風景と伝承が関わってるのか?
春陽:なんだろう…合ってるような間違ってるような…
男:ほら、探してたお面だよ…
春陽:私鬼の子だけど鬼様じゃないですっ!
男:そっか…
春陽:ていうかうちによくこのお面ありましたね…?
男:いつか節分に使おうと思ってな…うん
春陽:まったく…さっきからなんなんですか!
男:いや、鬼の子って突然言われてさ…脳がフリーズしてた
春陽:フリーズしてた割にはウィットに富んだジョーク連発してましたよね…?
男:とりあえず、事情はわかったよ
春陽:え?
男:ほら、詰まるところ鬼だと外に出なきゃいけないわけだ
春陽:そう…ですよ?
男:じゃあ…節分はやめだな
春陽:良いんですか…?
男:当たり前だろ?そんなことしたらお前はここから出て行かなきゃいけないし
春陽:その…不束者ですが…これからもお側においてもらえるのですか?
男:ん?そう言わなかったか?
春陽:うぅ…ぐすっ…ありがとう…ございます…
男:ところでさ、鬼の子っていうけどまったくそうは見えないよな?どの辺が鬼なの?
春陽:んーと、ほら…ここみてください(前髪を上げる)
男:んー?あ、確かに少しツノ…っぽいのがある?
春陽:これが証拠です!それにほら、八重歯がキュートでしょ?瞳孔だってほら少し縦長だし
男:言われてみれば結構鬼っぽいな
春陽:…言われなくてもなんとなく気づきそうなんですけどね?
男:いやほら、鬼って言ったら基本的にもっと豪快だったり怖いイメージあるじゃん?
春陽:確かに…そうですけど…
男:でも俺の前にいるのはさ、どこにでもいる普通の女の子な訳で
春陽:そ、そうですか?
男:いや、普通より可愛くて素敵な…
春陽:す、ストップです!それ以上は恥ずかしいのでやめてください!
男:だからつまり…これからも何も変わらないってことだ
春陽:わかりませんよ…?私、その…あなたのことを尻に敷く鬼嫁になっちゃうかも…やっぱなしで!恥ずかしいっ!
男:それは、ほら…俺のこと考えてくれてるって証拠だし…良いんじゃね?
春陽:あう…その…えっと…ぷ、プロポーズとして受け取りますよ!?
男:え、やだ
春陽:えっ…!?
男:そこは男としてもっとちゃんとしたいし
春陽:あっ…えっ…!?
男:その場のノリとかじゃなくてさ、もっとちゃんとお前に伝えるよ
春陽:あっ…えと、あう…
男:それにさ、俺思うんだよね
春陽:な、何をですか…?
男:さっき言った鬼のイメージって基本的なものなんだよ
春陽:えっと…そうですか?割と合っているような…
男:昔何かで読んだんだよ、鬼は春を告げる神の使いみたいな存在だって
春陽:そう…なんですね?
男:ああ。今思うとそんな気がしてくるんだ
春陽:ん?
男:ほら、お前の名前
春陽:私の…名前?
男:春の陽射しって書いてはるひって読むじゃん。きっとこれも何かの巡り合わせなのかもなって
春陽:…言われてみればそうだ!?
男:おいおい…まぁそんなわけで、これからもよろしくな?
春陽:はいっ!よろしくお願いします!
男:よし、とりあえず話も済んだし…鮭のホイル焼き作るか
春陽:しゃけ包み!えへへ…もうお腹ぺこぺこですよー
男:まぁ…帰ってから結構話し込んだしな
春陽:その…!今日は…私もお手伝いしても良いですか?
男:ん?急にどうした?
春陽:だって…未来の花嫁が料理できないのって…恥ずかしいじゃないですか…
男:…安心しろ、最近は多様性の時代だから
春陽:それってどういう意味ですか!?
男:前作ったときのことを忘れたのか!?
春陽:あ、あれはたまたまです!次は爆発したりしませんから!
男:ほんとかなぁ…?ふふっ…
春陽:えへへ…
男:じゃあ、とりあえず切るところからやってみるか
春陽:そこから!?私焼きたいですー!火を使わせてー!ねぇってばー!
男M:余談だが案の定キッチンは爆発し、俺は火傷を負った…これからもおみくじの通り、健康に注意していかないとな…