台本概要
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タイトル | CHAICER~チェイサー~6 |
---|---|
作者名 | キシメソ (@blaze_ksms) |
ジャンル | ファンタジー |
演者人数 | 5人用台本(男3、女2) ※兼役あり |
時間 | 50 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
現代よりやや未来の都心に突如として現れた細菌を帯びた謎の怪物プレア。そこにプレアを撃退する力を持った、鎖を自在に産み操るチェイサーが戦う。前回、仲間の裏切りを知らされ、天敵との戦いを乗り越えたカイン達。再び集まり今後の動きを模索するが・・。 特撮系変身ヒーロー読み切り漫画の短編小説化シリーズ第6弾 ※兼役を分けて6人以上で演じて頂いても大丈夫です <用語一覧> ・ステルバインダー ナツレの開発した対プレア撃退機関搭載武器。大型火器のような形状で鋼鉄のネットが仕込んである。変形して大剣にもなる。とてつもなく重い。 ・スペアへッドクロー チェイサーの出す鎖の穂先を剣のような形にして出して、腕を剣にする技。これによって近接戦闘にも対応出来る。そのまま鎖として射出する事も出来る。 ・ゼロインプレッション カイン専用の技。ワインダーハイスピードを超える速さと刺さった跡が残らない特殊な鎖を出す。発動中は全身の紋様が強く光り、鎖の射出やカインの声などあらゆる音が聞こえなくなる。 ・ソリッドグレイブ アレス専用の技。繰り出す鎖を加重させて拘束や射出等の全ての攻撃の威力を底上げさせる。細い穂先の鎖になり、発動中は全身の紋様が強く光る。 ・チェインパック チェイサーの変身アイテム。引き抜くと鎖が出てくるフックが付いてるキューブ状のキーホルダーみたいな見た目をしている。鎖を利き腕に巻きつけてその手でキューブを掴むと変身出来る。変身中はお互いのチェインパックの位置がわかるようになる。 ・ナツレ CHAICER2から登場。フィート博士の妹でプレアへ対抗する武器を開発する科学者。グラマーなフィートと違い小柄で性格も子供っぽい。 ・プレアエレクトロ CHAICER5に登場した敵。電流で攻撃してくる全身金属のチェイサーの天敵。 ・プレアソリッド CHAICER4に登場した敵。超硬質な防御とそれを活かした強力な攻撃をするプレア。 ・プレアフェンサー CHAICER2に登場した敵。鋭い切れ味と紳士口調の剣士のようなプレア。 ・ワインダーハイスピード チェイサーが出す鎖の速度を通常の20倍にして、刺さったポイントへ高速移動する技。移動だけではなく、そのまま鎖をプレアに刺したりキックする足の裏から出して高速キックをしたり攻撃にも転用出来る。使用時はチェイサーの紋様が鈍く光る。 102 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
カイン | 男 | 103 | 主人公。鎖を産む者(チェイサー)に変身出来る少年。研究所に居候してたが実家は田舎の農家。陽気で直情的な性格だが、仲間思いでいざという時に頼りになる時がある。 ※少年声が可能なら女性でも歓迎 |
アレス | 男 | 59 | カインより一年歳上の先輩。黒いチェイサーに変身する。手先が器用でカインよりも精密な鎖を操る。寡黙で無愛想な印象だが、情に厚い一面も持つ。 ※低音の少年声が可能なら女性でも歓迎 |
フィート | 女 | 53 | 博士。チェイサーの変身アイテムを開発し二人をサポートする自称天才博士。常に頭を働かせる為にいつも何か食べている。気が強く自信家だが仲間を気に掛ける人情もある。 ※5人の場合はロットと兼ね役 |
リンク | 女 | 80 | ナツレの開発した武器でプレア退治を手伝っている少女。人懐こくてお転婆な性格。男顔負けの運動神経で力持ち。 ※5人の場合はクラメと兼ね役 |
ロット | 女 | 44 | フィート、ナツレの末妹。医学や心理学を専攻している学生だが、プレアを強化していた裏切り者。姉二人とは違い大人しい性格。 ※5人の場合はフィートと兼ね役 |
クラメ | 女 | 13 | 敵側の助手。まだ10代前半ほどの少女で影のある無口な性格。※5人の場合はリンクと兼ね役 |
エルオスト | 男 | 32 | 教授。フィートをかつての教え子に持っていた。機械に目がない中年。※5人の場合はプレアゼロと兼ね役 |
プレアゼロ | 不問 | 22 | 敵。無限の可能性を秘めたプレア。虚無感漂う雰囲気がある。※5人の場合はエルオストと兼ね役 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:フィートの研究所 全員が集合 前回破壊された窓のみ改修が完了し 研究室内部はまだ破損が見られる
カイン:なぁ博士・・・
フィート:何よ
カイン:片づけも大事だけどよ いいのかよ・・また直してもすぐ襲われるかもしれないんだぜ
フィート:そんなの分かってるに決まってんでしょ ちゃんとどうすればロットの居場所を突き止められるか考えながら片づけてるわよ あんたもしゃべる暇があったらアレス達を見習ってまず手を動かしなさい
カイン:いや そんな頭のいい事オレ真似出来ねぇよ!
リンク:先輩 ウチもそんなの出来ないからとりあえず片付けてますよっ 一緒に後で考えよ!
アレス:・・・プレアエレクトロの言ってる事が確かなら ロットさんは一人じゃない・・・
リンク:男の人の協力者がいるって事ですよね・・・
フィート:プレアの人為的な進化・・ぶっちゃけ改造みたいなもんだけど それに必要そうな専門知識を考えると・・・医学 情報学 化学 環境学・・・科学だけじゃなく工学も考えられるか・・機械や電子や・・ ぁ こらカイン!その薬品はそこじゃないっての!βの棚の中段右!
カイン:っ・・・・くっそ 聞いちまうと集中出来ねぇし手が止まるから耳栓でもしてやろうかな・・・
0:数時間が経ち 大方の片付けが終わる
アレス:・・・こんなところですか博士
フィート:・・・うん!お疲れ様ねあんた達!
カイン:はぁー・・・お 終わった・・おい裏切りもん なんかいい策浮かんだのかよ
リンク:ウチの事ぉ!?ひっどーい!ちょいちょい話聞いて頷いてただけでほとんど何も考えられてないですよ!そもそも裏切り者は・・ ぁ・・
アレス:・・・・はぁ
フィート:いいわよ 諸々解明するまではアタシもロットを敵と認識して事に当たるわ
カイン:・・・・なんかいい案浮かんだのか 博士は
フィート:全然 あの子の今の人脈も分かんないし 各分野の専門家を片っ端から当たる時間の余裕も無いし 新たなプレアを待ち構えて尋問するぐらいかしら?
カイン:いや絶望的じゃねぇか!さっきの時間何だったんだよ!
アレス:喚くな お前が一番頭使ってないんだ とにかく考えろ
カイン:ん〜〜〜〜ーーー・・・・ ベタにあれじゃダメなのか もうロットさんを指名手配して街中に広報して そんで目撃情報をもらうとか
フィート:手っ取り早いかもしれないけどダメね 身内のアタシやナツレが鬱陶しい事情聴取に追われて余計な時間を食うわ 捜索どころじゃなくなる
アレス:それに 人間が関与したと知った街中の人間がパニックを起こすだろうな グルだと勘ぐる人間が博士達を襲ってくるかもしれない
カイン:・・・単純な話じゃあねぇかやっぱ
0:?????
ロット:・・・・・・。
クラメ:あら久々ですね いつの間に戻ってたんですか
ロット:・・・ここを去るわ もう二度と戻らない
クラメ:・・・・何があったんですか?
ロット:アタシの事が向こうに知られた 言い訳するつもりはないわ・・・あなた達を不利にさせて望みが叶わなくなるのは御免よ チェイサーを殺すのに良い情報があれば連絡はするわ
クラメ:随分急ですね・・・
ロット:・・・・。
0:フィートの研究所
リンク:・・・・ねぇフィート博士 少し話は逸れちゃうんですけど・・
フィート:何かしら
リンク:先輩達って 変身している時はお互いの場所が分かるんですよね・・・チェイサー同士の居場所ってどういう仕組みで分かってるんですか
フィート:・・・・チェインパックはお互いの・・白は黒を 黒は白のパックに反応してる くっつく事はないけど・・・仕組みとしては磁石のようなものだと考えると分かりやすいかも それでチェイサーの鎖はこの子達の血液中の鉄分を増幅させる事で生成されてるわ つまりチェインパックにはそれぞれの血液情報が入っててその情報に合う同じ血液の人間を常に認識出来るのよ
アレス:・・・・。
カイン:つまりオレのパックにはアレスの血液情報も入ってて アレスの方にはオレの血が分かるのか ぁーー・・一回変身してるからリンクのも分かんのかな
フィート:ええ 普段相手にする事は無いからあまり意味は無いけど 理屈だけで言えば人間に出血を伴うような攻撃をしたりすれば その人間の血も鎖が記憶しちゃうわ・・・
アレス:・・・・っ!
フィート:つまり 要はあの子の・・・ロットの血液サンプルでもあれば一発なんだけどね
アレス:・・・・今なんて言いましたか
カイン:そしたらオレらの鎖に記憶させて追跡出来るってことだな ・・・・・ま 無い物ねだりしてもしょうがねぇけどよ
アレス:無い物じゃなかったら?
リンク:ぇ・・・・
フィート:・・・あんたまさか
アレス:咄嗟だったが・・ ロットさんが逃走する直前にボクは一撃入れている・・・血痕も確認した
カイン:・・・・野蛮なやつだなお前はぁ
リンク:・・でも これでアレス先輩はロットさんを追跡出来る!
フィート:でも待って すぐにパックを貸しなさいアレス 今そのままでは血液情報が入ってるだけで認識するのはほぼ無理だわ
カイン:ロットさん専用レーダーでも作るのか?
フィート:そんなところね カインの情報が色濃く出ている今の状態からロットの成分だけを見つけ出す
アレス:時間がかかってしまいますね ・・・・お願いします
カイン:チェイサー(鎖を産む者)のチェイサー(追跡者)か・・
リンク:またウチら待ちぼうけになっちゃうか・・
カイン:・・・いや やる事ならあるぜ ついてこいリンク!
リンク:・・?
0:街中 カインとリンクがプレアをチェックするべく巡回 カインはチェイサーに変身
リンク:プレア退治のパトロールなんて何だか久しぶりだな〜
カイン:偶然新しいプレアに遭遇出来たら!理想は敵の情報を吐かせる!あわよくばそのまま倒す!ダメなら情報だけ引き出して逃げる!頭脳特化タイプの奴じゃなかった時はそのまま倒す!
リンク:・・・ぁ そうだ先輩 もう一つ気になってた事があるんだけど
カイン:ん?
リンク:ウチの血液だとすぐ変身が解けちゃうけど 先輩達って無限にずっと変身出来るの?
カイン:・・・・基本的にはずっと出来るな でもいくつか解ける条件はある
リンク:気になる!
カイン:まず体力の限界が来た時 気絶だとか睡眠中とか気を失ってる時は変身が解けちゃうな あとこの顔じゃメシも食えないから空腹の限界が来たりしてもダメだろうな
リンク:ふんふん
カイン:あと想像もつかないけど この外装を跡形もなく破壊された時だな・・・
リンク:確かに どんな攻撃を受けても壊れたとこは見た事ないな・・危ないところはあったけど
カイン:こんなとこかな いっつも意図的に解いてるから滅多にならねぇけどな
リンク:なるほどー
0:1時間ほど巡回するが特にプレアを見つけることが出来ないカインとリンク
カイン:〜〜〜〜〜〜ーーーーー・・・・いねぇな〜〜・・
リンク:平和なのは良いんだけど・・・
カイン:皮肉だぜまったく でも仕方ねぇな・・結構アレから時間経ったろ 戻るか
リンク:はーい
0:二人が並木道を通っていると 一本の植樹がミシミシと音を立てる
カイン:・・・・っ!?
リンク:何・・っ?
0:木がスライドするように倒れてくる
カイン:んぉ・・!!
リンク:先輩!・・・・・何これ・・・この木・・斬られたような断面になってる・・
カイン:・・・・あいつか!
0:カインが見る数メートル先に一体のプレアらしき影が
リンク:この距離から攻撃して来たの・・・ もう新しいプレアが・・!
カイン:前に斬って攻撃してくるプレアと戦ったことがある!行くぞ!ステルバインダーを変形させて構えろ!
リンク:うん!
0:リンク ステルバインダーを大剣に変形させる
カイン:ワインダーハイスピード・・!
0:カイン プレアに鎖を高速射出 刺さったプレアの方へ移動する
カイン:うらぁああ・・!!
0:カイン スピアヘッドクローを出して攻撃
リンク:先輩!
0:リンク プレアに大剣を振って攻撃
リンク:こいつの攻撃・・!すごいけど ウチらに凌げない程の威力じゃ無さそう・・っ!
カイン:油断すんなよ!弱らせるぜ・・・っ
0:カインとリンク かまいたちの様なプレアと攻防を繰り返す
カイン:・・おい!お前は喋れるのか!?
プレア:・・・・・・。
カイン:・・・ただのバケモンの方か・・・ 人っぽい形もしてねぇし 多分そうだろうとは思ったけどよ
リンク:倒しちゃって良いのね!
カイン:おう トドメは任せるぜ・・!
0:カイン 鎖を足元に勢いよく射出させて上空に跳び上がる
リンク:はぁあっ!!
0:リンク プレアの隙を突き ステルバインダーを振り上げてプレアを上空に吹っ飛ばす
カイン:お前ごときじゃ相手になんねぇぜ!
0:カイン 左足の先からスピアヘッドクローを出す
リンク:・・!!
カイン:おらぁああ・・!!
0:カイン プレアにかかと落とし プレアが斬り裂かれる
カイン:リンク・・!
リンク:はっ・・!
0:リンク 銃に戻したステルバインダーからネットを射出 圧迫してプレアを撃退する
カイン:おっし
リンク:すごーーい!アレス先輩みたい!
カイン:名付けて スピアヘッドレッグ だな
リンク:おー!カイン先輩にしては良いセンス!
カイン:んだと?
エルオスト:おおおーーー いやはや 素晴らしい素晴らしい
0:一人の男が拍手をしながら二人のところへ来る
カイン・リンク:・・!?
エルオスト:間近で改めて見ると実にエキサイトするねぇ〜 うんうん
カイン:・・・・なんだよおっさん 危ないから戦ってる時はあんま近寄んないほうがいいぜ
エルオスト:いや失敬失敬 君達チェイサーの活躍には目がなくてね そちらのゴーグルのお嬢さんも最近よく活躍しているね
リンク:・・・ウチのことも知ってるの?
カイン:おっさん怪しいな・・ ただのファンじゃねぇだろ ・・・・あんたがもしかして黒幕か?
エルオスト:・・・? 黒幕とはどういうことだね・・?君らが相手にしているのはプレアだろう?
リンク:ね ねぇ先輩・・っ
カイン:そうだな・・・・・まぁ いいか 下手なこと喋んねぇ方がいいもんな
エルオスト:フィート君は元気かね?
カイン:・・!?博士のこと知ってんのか??
リンク:(何なのこのおじさん・・・)
エルオスト:ああ もうしばらく会ってないが かつて彼女は大学で私のゼミに通う教え子でね 今はチェイサーというこの街を守るヒーローを生み出したと知って 一方的にだが活躍を見守っているよ
リンク:教え子・・・ じゃあ あなたは大学の先生ってこと?
カイン:・・・・まぁ 博士は有名人だしな 知り合いじゃなくても知られてんのはおかしい話じゃねぇか・・
エルオスト:あの怪物を「プレア」と名付けたのもフィート君だしな
カイン:ぇ そうだったのか!?
リンク:先輩知らなかったんですかぁ??2年半前にあれだけ大々的に報道してたのに
カイン:オレん家テレビないからなぁ〜・・ 新聞もあんま読んでなかったし
エルオスト:はっはっは 奴らを唯一駆除できる手段 圧迫をすると弾け飛ぶだろう? 拡散するという意味とこの世に蔓延してるという意味の「spread(スプレッド)」からとって プレア(prea)だ
カイン:ほぉ〜ん なるほどな・・・
エルオスト:フィート君によろしく言っといておくれ 君たちともお話できて光栄だったよ
カイン:・・・・本当は一般の人間相手だとしても こんな風に口を聞く事もあんまよくねぇんだ
エルオスト:秘密のヒーローの義務というやつだな 案じないでくれ 誰にも話さんよ
リンク:・・・・・。
0:ロットとクラメのいる敵アジト
ロット:餞別にこれを渡すわ・・・お詫びと言った方が正しいかな 奴らの拠点に直接入った時に調べてようやくさっき完成したわ
クラメ:・・・何でしょうかこれは?
ロット:それがあればチェイサーの居場所が分かる これからはこちらから好きなタイミングでプレアを使って仕掛けられるわ
クラメ:素晴らしい功績じゃないですか わざわざここを離れなくてもきっとあの方も許して下さいますよ
ロット:いいえ 向こうの司令塔になっているのはアタシの姉 きっとそれと同じ理論に辿り着いてアタシを追跡してくる・・・ここがバレる事になるわ
クラメ:・・・・・。
0:フィートの研究所 カインとリンクが戻る
カイン:ただいま〜〜
リンク:戻りました!・・・待たせちゃいましたか?
フィート:少しね でも悪くないタイミングよ
カイン:完成したんですか?ロットさんレーダーは
フィート:ええ アタシも同行するわ そっちは何か収穫あった?
カイン:ああ 喋れるプレアじゃなかったけど 見た事ない能力のプレアと戦ったぜ
リンク:切れる攻撃を遠くから撃ってくるプレアでした まさに見た目的にも「かまいたち」みたいな奴
アレス:・・・ただの進化型にしては随分と凝った能力だな きっとそいつも人為的に強化されたんだろう・・
リンク:ウチとカイン先輩の敵じゃなかったでしたけどね!
フィート:いつでもチェイサーに始末される事を前提にした ただ人間に危害を加えるだけのプレアってことかしら・・・
アレス:自分たちのプレアの改良技術を実験しているって可能性もあるかもしれませんね・・
カイン:あと そうだ・・・ ぁ 名前聞いてなかったな フィート博士と知り合いだっていう変なおっさんに会ったぜ プレアを倒した時に なんかオレらチェイサーのファンみたいな感じだったけどよ
フィート:・・?
リンク:フィート博士が学生時代に通ってたゼミの先生だとか言ってましたけど
フィート:・・・・・エルオスト教授だわ
カイン:最初怪しかったから あんたが黒幕か?って言っちまったんだけど 全然何も分かってないみたいだったな ・・・とぼけてただけって可能性もあるけどよ
アレス:博士 どういう人物なんですかその人は
フィート:アタシが受けていたのは機械工学の講習で ゼミでは生物学と応用させた制御力学を学んでいたわ・・・ エルオスト教授は一言で言えば・・機械に目のないメカオタクおじさん でも教授の専門分野はもう一つあるわ・・・・もしかして ・・・プレアの強化に関わってるなら・・・
リンク:・・?
カイン:何なんだよ博士・・!もう一つの専門分野って
フィート:知能情報学よ・・・
リンク:じゃあ・・まさか・・・頭脳が特化したプレアって・・
フィート:エルオスト教授の開発した人工知能・・・ それがプレアに運用されてた・・
アレス:まさかの機械仕掛けか・・ 喋れる進化型プレアは・・ いや・・・この間戦ったプレアエレクトロも・・他の特殊な能力を持つプレアも・・・
カイン:追跡先にあのおっさんがいたら・・・それで確定って感じか・・
アレス:行きましょう博士 このレーダーはカイン達に ボクは何とか認識します 運転をお願いします
フィート:ええ でもその前に・・
リンク:・・?
0:フィート 箱詰めになってる菓子パン惣菜パンサンドイッチその他をひっくり返してデスクの上に出す
フィート:はい お弁当よ 好きなの取っていきなさい お昼まだだったでしょ
カイン:いや遠足かよっ!ノリが!!
アレス:・・・・・。
リンク:お弁当っていうのかな・・・・これ
フィート:行きしな食べなさい いざって時に充分に戦える為にも!しっかり補給するのよ
0:フィート 言った側から 3袋ほど一気に袋を開けてメンチカツサンドとたまごサンドとチョコクロワッサンを頬張り始める
カイン:・・ぁ!そのカツサンドみたいなのオレちょっと気になってたのに・・・っ!
0:ロットとクラメ 敵アジト
ロット:・・・・・奴らが動き出したわ さよなら ここが見つかってしまう
ロット:可能な限り撒くつもりだけど 万が一捕まってしまった時は覚悟を決めるわ
クラメ:・・・・・・。
ロット:では・・
クラメ:・・・お待ちください
ロット:・・・・。
クラメ:プレアを・・・・ 一体連れて行っては
ロット:・・・連れて行く?完成しているプレアがもうあるの?
クラメ:ええ
0:クラメが奥の方のプレアが眠って入っているカプセルを指差す
ロット:これは・・・・ ダメよ あの方が許して下さるはずがない・・ そもそも知能進化型プレアには プレアから足がつかない為にもアタシ達の存在を認識させてはいけない・・もうアタシのことはバレてしまったけど・・それでも・・っ
クラメ:必要無い時は自ら判断してこちらに戻ってきますよ それにこのプレアなら・・ 絶対にチェイサーには倒されない
ロット:・・・・・。
0:カイン達一行 ロットを追跡
アレス:・・・移動しているな・・・どこに向かっているんだ・・
フィート:ホント大したものだわ・・
リンク:すごーい!アレス先輩分かるんですね!
0:ホットドッグを食べてレーダーを確認するリンク
カイン:せっかく用意してくれたパンも食わねぇでほんとストイックだよな
0:レーダーを眺めながら照り焼きフィリングのかかったパンを食べてるカイン
アレス:いつまでも食い終わらん奴がいるからな 移動中も油断は出来ん 誰かしらいつでも戦闘準備をするべきだ
リンク:わわっ ごめんなさいアレス先輩 怒んないで・・・
カイン:わーーったよ ほら 食い終わったら代わるからお前も一回変身解いて食えよ
0:アレスにはちみつとマーガリンの某正方形状食パンサンドをパスするカイン
フィート:ロット・・・まさかアタシ達の追跡に気付いてるって可能性も・・だとしたらただ走るだけじゃ追いつかないかも・・・ ッ飛ばすわよ・・!!
0:優に10袋以上はパンを食べ終わってるフィートが荒々しくギアチェンジして車のスピードを上げる
カイン:ぶぉ・・・っ
アレス:・・・・・・選ばせろよ
0:逃走中のロット
ロット:・・・・・っ ・・・こんな事をしていても いずれ追いつかれるわね・・・ あなたもいるならいっそ・・
プレアゼロ:・・・・。
ロット:お姉様・・・ナツレちゃん・・
0:カイン一行 高層ビル前
カイン:・・・反応が止まった・・・
0:カイン 変身を解く
アレス:この建物の中か・・
リンク:ここに何があるっていうの・・・
フィート:・・・・何か引っかかるわ・・ 今ここに移動したような反応なのに何故既に内部に入れてるの・・・
アレス:何か企んでいるかもしれん 油断せず追うぞ
0:高層ビル屋上
ロット:・・・・・・。
0:カイン達が扉を開けて入ってくる
フィート:・・・・・ロット・・・っ
ロット:・・・・・やっぱり追ってきたのね アレスくんの鎖に付いたアタシの血を辿って
リンク:ロットさん・・・分かってたんですか・・
ロット:あの時既に チェイサーの仕組みは大方理解はしてるわ・・・ こうなる事も予想出来てた・・
アレス:・・・・・手の具合は平気か
ロット:っ・・・・ ふふふふ・・・
0:よく見ると アレスの左頬がほんのり赤く腫れている
カイン:ロットさん!!・・・・何でなんだよ・・ プレアを強化してたって本当なのかよ!
ロット:相変わらず喋り方が頭が悪くて質問にまとまりがないわね ええ 本当よ プレアを強化し あなた達に差し向けていたわ
カイン:ッ・・!・・・・・・じゃあ もう一つの質問にも答えてくれよ・・・ 何でこんな事をしたんですか・・っ
アレス:今度は逃がしはしない 堅物のボク以外に姉のフィート博士も今はいる 正直に答えてもらう
リンク:・・・・・・。
ロット:・・・・・・お姉様を超える為よ
フィート:っ・・・!!
ロット:幼い頃から目標だったお姉様を超えたかった 何でも出来て 頭も技術も人間性も全てにおいて優れる姉を何か一つでもいいから超えて勝ちたかった
カイン:・・・・っ・・・・。
ロット:勝てるなら何でもよかった チェイサーなんていう自慢の発明品をアタシの科学力を以って叩き潰したかった それにはプレアを強化する事が最も的確 その事にのみ今まで研究を費やしたわ
リンク:そんな・・・・ 同じ姉妹で同じ気持ちをナツレ博士だって持ってた!でも博士の信念は・・・人間の為に向けたものだった!プレアに対抗する武器を作って・・・
アレス:ナツレさんの発明は一部ではフィート博士を上回ってる チェイサーの能力の発明にも関わってた
ロット:ナツレちゃんは野心が薄いのよ その程度で満足出来るほどにね アタシ達の中で最も劣ってる証拠よ
リンク:・・・っ!!
カイン:・・・・こんなやり方しかなかったって 本当にそうなのかよ プレアの強化が一番的確だなんてっ 本当にそれしかなかったのかよ!!
ロット:ええ そうよ
リンク:でもそれは・・・ あんた一人の力じゃないでしょ あんたには仲間がいる
ロット:・・・・・。
アレス:プレアエレクトロが口を滑らせた 男の仲間がいるな?
ロット:・・・・そうね 分かってるなら隠す必要はないわ プレアの強化に関わってるのはアタシ一人じゃない
フィート:・・・・もういいわ ロット・・・もう充分わかった
ロット:・・・・・・。
フィート:ここで待ち伏せしてたって事は いずれアタシ達に捕まる覚悟があったって事でしょ あんたの理由がどうあれ 今までしてきた事は許されないわ
アレス:また攻撃させてもらうぞ 拘束する
0:アレス チェイサーに変身
リンク:待ってアレス先輩
0:リンク ステルバインダーを構える
リンク:ナツレ博士がここに居なくて良かった・・ あんたはウチが捕まえて連れて行く・・っ
カイン:・・・・・リンク
リンク:はっ・・!!!
0:リンク ロットに向けてステルバインダーの鋼鉄ネットを射出
アレス:・・・・・・っ!?
リンク:・・・っ!!ぁ・・あああああ・・・っ!!
カイン:・・・・・・今のは・・
0:リンク 不意の攻撃に膝をつく
プレアゼロ:大したものだな・・・ その武器を通したとはいえ 今のを生身で受けてその程度の損傷で済むのか・・
0:プレアゼロ 登場
カイン:・・・・!?誰だお前・・・っ
0:カイン チェイサーに変身
アレス:新しいプレア・・・何だ貴様・・・・・全く気配が無い・・・
リンク:・・・この・・・・ 電流は・・・
カイン:なんだよお前・・・ プレアエレクトロのクローンみたいな奴か?
ロット:・・・・さよなら チェイサー お姉様
0:ロット その場に浮上する
フィート:!?・・・・・な・・
カイン:飛んだ・・!?
0:ロットの足に見たことない機械が取り付けられている
フィート:ビルからビルへこれで移動してたって事・・・? だからレーダーにあんな反応が・・
アレス:・・・逃すか・・っ!!
プレアゼロ:遅い
0:アレス 鎖をロットに向けて放つ
プレアゼロ:っア・・!!
0:プレアゼロ アレスの鎖の間に超スピードで割り込み弾き飛ばす
アレス:・・・・・!!
カイン:・・・速ぇ・・っ
リンク:なんなの・・・このプレア・・
アレス:邪魔をするな・・!!
0:アレス プレアゼロに鎖を放つ
プレアゼロ:・・・・・。
0:鎖が弾かれる
アレス:・・・・・貴様・・・どういう事だ
フィート:アタシが直接見たのは少ないけど・・・あんた達の今までの話からもしかして・・・
アレス:この硬さは・・・ 間違いない プレアソリッドと同じレベルだ・・
プレアゼロ:無駄だ お前らに私は倒せない
アレス:っ・・!ソリッドグレイブ・・!
0:アレス 加重させた鎖をプレアゼロに放つ
プレアゼロ:まだ理解出来ないか
0:プレアゼロが超スピードで回避する
アレス:・・・っちぃ!
カイン:電流 硬い防御 そしてこのスピードは・・・前に戦った プレアトリニティとかいう奴の中でも あのすばしっこい奴だ・・!
リンク:今までのプレアの・・・・能力が使えるプレア・・・
フィート:無茶苦茶だわ・・こんな奴を・・・一体どうやって・・・
ロット:無限の進化の可能性を秘めたとっておきのプレア プレアゼロよ あんた達が今まで紙一重で倒してきた頭脳特化型プレアの能力を全て使える 状況に応じて瞬時に能力を切り替えるこいつを倒すのは絶対に不可能だわ
カイン:・・・・っ こいつはやべぇ・・・ リンク!博士を守って・・・いやっ ここから逃がしてくれ!マジでこいつはやべぇ!!
リンク:っ!・・・・くそ!
0:リンク フィートを連れて屋上から離れる
プレアゼロ:おっと その人だけは置いていってもらおうか
0:プレアゼロ 超スピードで先回り リンクとフィートの前に立ち塞がる
フィート:っ・・!!
リンク:・・っ!どきなさいよ・・っ!!!
0:リンク 大剣ステルバインダーをプレアゼロに振り下ろす
プレアゼロ:ふ・・っ!!!
0:プレアゼロ 大剣を両手で受け止める
リンク:ぐ・・ぐぐ・・っ!!
プレアゼロ:無駄だ・・・以前お前はこのパワーに敗北している
リンク:プレアトリニティの・・・あのでかい変態キモプレアの能力ね・・・!
プレアゼロ:・・・!?
リンク:あれからウチだって・・!!
0:リンク 横に薙ぎ払うように力を加えプレアゼロをゴリ押す
リンク:んぁああっ・・・!!
プレアゼロ:何ッ・・!!
0:プレアゼロ 押し負けて吹っ飛ばされる
リンク:・・はぁ・・っ・・はぁ・・人間ん・・ナメんな・・・っ
プレアゼロ:・・・・・大したものだ
0:プレアゼロ ゆっくりと姿勢を直しつつ浮遊する
カイン:すげぇ・・・
アレス:・・・・プレアエレクトロの飛行能力・・
ロット:・・っ・・・ここまで成長してるなんて・・・
アレス:どうやら能力を受け継いでも能力のレベル自体はそのままらしいな 厄介な相手で倒すのは苦労しそうだが 逆に今まで全て倒して来た敵の能力 ボク達を倒すのも難しいんじゃないか・・?
ロット:・・・くっ!
エルオスト:ああ その通りだよ
ロット:・・!!
カイン・リンク:・・・・!
フィート:・・・・っ・・!!
アレス:・・・・誰だあんたは
0:エルオスト ロットと同じ機械を装着して登場
フィート:・・・・エルオスト教授・・っ
エルオスト:久しぶりだね フィート君
アレス:・・・・・・こいつか
エルオスト:戦わせてしまったかそいつを・・まぁ 構わないだろう
ロット:申し訳ありません・・
エルオスト:もうロット君の事はバレてしまっていたからね 一緒だよ ・・・カイン君もなかなか鋭いようだしな
カイン:っ・・・やっぱりおっさんが黒幕だったのかよ!
ロット:やっぱり?
エルオスト:ついさっき会ったのだよ 誰にも話さないという約束 確かに守っただろう?
フィート:エルオスト教授!!・・何故こんな事を・・!!一体何を考えてるんですか!?
エルオスト:なに ちょっとしたテストさ ロット君がプレアを強化し能力追加を施すに当たって 私は知能を与えている プレアは意思を持つがそれを具体化する事で更なる進化をし 強力になる事が出来たという事だよ
フィート:チェイサー達を利用して実験していたという事ですか・・!
アレス:・・・っ
0:(回想)前回 アレスとロット 大学の第六研究室
アレス:ボクらを敵視する理由が聞きたい あんたとはついこの間初めて会ったんだ・・・あんたの恨みを買うような活動が今までにあったという事なのか
ロット:人としてのあんた達なんか見てないわよ
アレス:どういう事だ・・・?
ロット:・・・実験台じゃない・・・っ
0:ーーーーーーーーーーーー
アレス:・・・そういう事か
カイン:ふざけてるぜ・・・何でそんなのわざわざプレアを使ってやるんだよ!!動物だとかもっと・・役に立つ使い道がたくさんあるじゃねぇか!!
フィート:カインの言う通りだわ そんな凄い発明を何故悪用するような真似を・・っ
エルオスト:もちろんプレアのみに留めるつもりはない 完璧な仕上がりを見せればゆくゆくは人間への進化も促せる可能性も秘めた代物だからね
カイン:な・・っ
フィート:全てはまだ実験段階だと・・・ でも・・・こんな過程許されるものじゃない・・っ
アレス:プレアもろとも捕まえて罪を償ってもらう 実験の続きは務所でやるんだな 頭の中だけで
エルオスト:是非やってみたまえ それを阻止してこそ私の発明は成就する
アレス:っ・・!?
プレアゼロ:もらった
0:プレアゼロの周囲から空気が振動し斬撃が飛んでくる
カイン:この能力は・・!
リンク:さっきのかまいたちの・・!フィート博士隠れてっ
フィート:・・っ
0:カイン アレス リンク なんとか切れる衝撃波を凌ぐ
エルオスト:ふむ きちんと学習しているな 決定打には欠けるが陽動には向くか・・
カイン:ちぃ・・フワフワ飛びやがって・・
フィート:その機械は・・・
エルオスト:フロートバーニア 私の人工知能と合わせて進みたい方向にバーニアから推進エネルギーを放出させて自由に飛行出来る いいものだろう?
フィート:あなたが良い発明をすればするほど・・・今はただ残念です・・っ
エルオスト:ロット君 クラメから聞いたよ チェイサーの居場所を特定出来る装置を作ったそうだね?
カイン:クラメ・・?
アレス:まだ仲間がいるのか・・・っ
フィート:やっぱり同じ考えを実行してたのね・・・ロット
ロット:ええ バレてしまったお詫びに餞別のつもりで預けて来ました
エルオスト:別に離れる事はない 計画が少し前倒しになってしまったが予定通りプレアゼロの完成を進めよう
ロット:ですが・・・
エルオスト:ああ分かってる アレス君やフィート君がいる限り君は追跡されてしまうね だが問題ない チェイサーを倒すのは出来なくとも足止めさせて時間を稼ぐくらいは出来るさ プレアゼロには
カイン:言ってくれんじゃねぇか・・ プレアと違ってオレら人間は常に成長し続けてんだ・・!!不利なのはそっちの方だぜ・・!!
0:カイン 全身の紋様が強く光る
カイン:ーーーーー・・!!!
プレアゼロ:!!・・・ふふふっ!
0:カイン ゼロインプレッションでプレアゼロに超高速キック
カイン:・・・!?ぐっ・・ぁ・・!!
0:プレアゼロ 両腕から剣を出してカインのキックを剣で受ける
カイン:・・・プレアフェンサーの・・・っ
プレアゼロ:当然これも自在に出して扱える 貴様らのスピアヘッドクローと同じだな
カイン:・・・思えばゼロインプレッションとは最悪の相性だぜ・・・
リンク:っ・・なんて切れ味なの・・・
アレス:能力だけじゃ無い・・・ こいつは最適な能力で攻める頭脳も反応速度も今までのプレアとは桁違いだ・・・
カイン:感心してても始まらねぇ・・!!・・・・こっちは3人いるんだ・・・っ 絶対に倒す・・っ!倒せる!!
リンク:ええ・・!!
アレス:ふっ・・
エルオスト:はっはっはっは!いや素晴らしい素晴らしい!本当に楽しいね!君たちの戦いは・・!見ていて熱いよ・・!
カイン:・・・そこも本心なのかよあのおっさん・・
フィート:とことん実験目線でしか捉えないんですね・・・まるで他人事だわ・・っ・・
エルオスト:君もそうだろう?
フィート:あなたとは違う・・!!
エルオスト:いいや 科学者の性(さが)は人情や理性すら結果への探究心には敵わない 紛れもなく君もこちら側の人間だよ 超えさせてもらうぞ 君の科学を
クラメ:ええ ですが・・なかなか相手も食い下がっていますね 少し予想外です
エルオスト:来たか クラメ
カイン:!!・・・・もう一人の仲間か・・っ
リンク:え・・・あんな小さい女の子だなんて・・・
0:クラメ フロートバーニアで登場
アレス:・・・・・!!!?
プレアゼロ:隙を見せたな・・・!!
0:プレアゼロ アレスに剣で攻撃
カイン:!? おいっ!!アレス・・・っ!!
アレス:!!・・・ぐっ・・あああっ・・・
0:アレス 斬撃を諸に受ける
リンク:アレス先輩・・・!!!
フィート:アレス・・!!
アレス:っ・・・う・・・・!
0:アレス チェイサーの外装が砕けて変身が解ける
カイン:そんな・・・どうしたんだよアレス・・っ!
アレス:・・・・・っ・・・どうい・・・う・・・事・・だ・・・っ・・・・
リンク:アレス先輩が・・・・あんな呆然とするなんて・・・
アレス:レイ・・ア・・・
カイン:え・・・?
フィート:レイアって・・・
アレス:・・・っ・・・妹だ・・・
カイン:なっ・・・
リンク:え・・・・だってアレス先輩の妹って・・・
エルオスト:ほう これは予想外の展開だな・・・ 一番厄介なアレス君から崩れたか
ロット:(アレス君の妹がクラメ・・?一体どういう事だろう・・)
クラメ:・・・・私に何か?
アレス:!・・・・・オレが分からないのか・・?
カイン:・・?
エルオスト:そうだ丁度いい ロット プレアゼロ 動けないアレス君とフィート君を連れて来なさい 残りのは適当に片付けてな
カイン:!!?何だと・・・!?
アレス:・・!!
プレアゼロ:承知
0:プレアゼロ フィートの方に移動
リンク:くっ!!
0:リンク 大剣ステルバインダーを振って割り込む
プレアゼロ:邪魔だ
0:プレアゼロ 剣を出して斬りかかる
リンク:っ・・!プレアのくせにあの人間には随分従順なのね・・っ
プレアゼロ:私が完璧な進化を遂げる為だ
カイン:うぉおおおおお・・・っ!!!
0:カイン ワインダーハイスピードで二人の鍔迫り合いに切り込む
プレアゼロ:もうお喋りはいい・・
0:プレアゼロ リンクの大剣を払って捌くとプレアエレクトロの強化電流を周囲に放電
リンク:くっ・・・!
カイン:しまっ・・・
0:カイン リンク 電流を受ける
カイン:ぐ・・・・く・・・ぅ・・
リンク:ぅ・・・・・ぁ・・・
フィート:二人共っ・・!!
アレス:カイン・・っ・・・・リン・・ク・・・・
0:アレス 気を失う
ロット:ごめんね お姉様・・
0:ロット フィートの背後に近づく
フィート:ロット!?・・・ぁ・・・・・んた・・・
0:ロット フィートにスタンガンを浴びせる
カイン:・・・・・・・博士ぇ・・・!・・・っ・・
エルオスト:よし では撤収しよう
ロット:カイン君にはとどめを刺していいのでは・・?アレス君を通じてどの道こっちの事がバレてしまいます
エルオスト:いや 構わんよ こちらに乗り込む頃には全て終えているつもりだからな ショータイムの楽しみはとっておこう ふっふっふ
リンク:っ・・・アレ・・ス・・・先・・輩・・・ フィー・・・ト・・・は・・・
カイン:・・っ!!
0:カインの全身の紋様が強く光り出す
カイン:ゼロ・・・インプレ ッション・・・!
ロット:・・!!?
0:ゼロインプレッションの鎖がロットに刺さる
カイン:逃す かァ・・!!
0:ロットにしがみつくカイン
ロット:このっ・・
プレアゼロ:くどい
カイン:・・っ・・!!
0:カイン プレアゼロの硬質化パンチを受け引き剥がされる
カイン:・・く・・・っそ・・ぉ・・・
0:カイン 変身が解ける
エルオスト:さらばだ
0:エルオスト達が去り 途中わずかにアレスが意識朦朧と呟く
アレス:・・・・・レイア・・
0:おわり
0:フィートの研究所 全員が集合 前回破壊された窓のみ改修が完了し 研究室内部はまだ破損が見られる
カイン:なぁ博士・・・
フィート:何よ
カイン:片づけも大事だけどよ いいのかよ・・また直してもすぐ襲われるかもしれないんだぜ
フィート:そんなの分かってるに決まってんでしょ ちゃんとどうすればロットの居場所を突き止められるか考えながら片づけてるわよ あんたもしゃべる暇があったらアレス達を見習ってまず手を動かしなさい
カイン:いや そんな頭のいい事オレ真似出来ねぇよ!
リンク:先輩 ウチもそんなの出来ないからとりあえず片付けてますよっ 一緒に後で考えよ!
アレス:・・・プレアエレクトロの言ってる事が確かなら ロットさんは一人じゃない・・・
リンク:男の人の協力者がいるって事ですよね・・・
フィート:プレアの人為的な進化・・ぶっちゃけ改造みたいなもんだけど それに必要そうな専門知識を考えると・・・医学 情報学 化学 環境学・・・科学だけじゃなく工学も考えられるか・・機械や電子や・・ ぁ こらカイン!その薬品はそこじゃないっての!βの棚の中段右!
カイン:っ・・・・くっそ 聞いちまうと集中出来ねぇし手が止まるから耳栓でもしてやろうかな・・・
0:数時間が経ち 大方の片付けが終わる
アレス:・・・こんなところですか博士
フィート:・・・うん!お疲れ様ねあんた達!
カイン:はぁー・・・お 終わった・・おい裏切りもん なんかいい策浮かんだのかよ
リンク:ウチの事ぉ!?ひっどーい!ちょいちょい話聞いて頷いてただけでほとんど何も考えられてないですよ!そもそも裏切り者は・・ ぁ・・
アレス:・・・・はぁ
フィート:いいわよ 諸々解明するまではアタシもロットを敵と認識して事に当たるわ
カイン:・・・・なんかいい案浮かんだのか 博士は
フィート:全然 あの子の今の人脈も分かんないし 各分野の専門家を片っ端から当たる時間の余裕も無いし 新たなプレアを待ち構えて尋問するぐらいかしら?
カイン:いや絶望的じゃねぇか!さっきの時間何だったんだよ!
アレス:喚くな お前が一番頭使ってないんだ とにかく考えろ
カイン:ん〜〜〜〜ーーー・・・・ ベタにあれじゃダメなのか もうロットさんを指名手配して街中に広報して そんで目撃情報をもらうとか
フィート:手っ取り早いかもしれないけどダメね 身内のアタシやナツレが鬱陶しい事情聴取に追われて余計な時間を食うわ 捜索どころじゃなくなる
アレス:それに 人間が関与したと知った街中の人間がパニックを起こすだろうな グルだと勘ぐる人間が博士達を襲ってくるかもしれない
カイン:・・・単純な話じゃあねぇかやっぱ
0:?????
ロット:・・・・・・。
クラメ:あら久々ですね いつの間に戻ってたんですか
ロット:・・・ここを去るわ もう二度と戻らない
クラメ:・・・・何があったんですか?
ロット:アタシの事が向こうに知られた 言い訳するつもりはないわ・・・あなた達を不利にさせて望みが叶わなくなるのは御免よ チェイサーを殺すのに良い情報があれば連絡はするわ
クラメ:随分急ですね・・・
ロット:・・・・。
0:フィートの研究所
リンク:・・・・ねぇフィート博士 少し話は逸れちゃうんですけど・・
フィート:何かしら
リンク:先輩達って 変身している時はお互いの場所が分かるんですよね・・・チェイサー同士の居場所ってどういう仕組みで分かってるんですか
フィート:・・・・チェインパックはお互いの・・白は黒を 黒は白のパックに反応してる くっつく事はないけど・・・仕組みとしては磁石のようなものだと考えると分かりやすいかも それでチェイサーの鎖はこの子達の血液中の鉄分を増幅させる事で生成されてるわ つまりチェインパックにはそれぞれの血液情報が入っててその情報に合う同じ血液の人間を常に認識出来るのよ
アレス:・・・・。
カイン:つまりオレのパックにはアレスの血液情報も入ってて アレスの方にはオレの血が分かるのか ぁーー・・一回変身してるからリンクのも分かんのかな
フィート:ええ 普段相手にする事は無いからあまり意味は無いけど 理屈だけで言えば人間に出血を伴うような攻撃をしたりすれば その人間の血も鎖が記憶しちゃうわ・・・
アレス:・・・・っ!
フィート:つまり 要はあの子の・・・ロットの血液サンプルでもあれば一発なんだけどね
アレス:・・・・今なんて言いましたか
カイン:そしたらオレらの鎖に記憶させて追跡出来るってことだな ・・・・・ま 無い物ねだりしてもしょうがねぇけどよ
アレス:無い物じゃなかったら?
リンク:ぇ・・・・
フィート:・・・あんたまさか
アレス:咄嗟だったが・・ ロットさんが逃走する直前にボクは一撃入れている・・・血痕も確認した
カイン:・・・・野蛮なやつだなお前はぁ
リンク:・・でも これでアレス先輩はロットさんを追跡出来る!
フィート:でも待って すぐにパックを貸しなさいアレス 今そのままでは血液情報が入ってるだけで認識するのはほぼ無理だわ
カイン:ロットさん専用レーダーでも作るのか?
フィート:そんなところね カインの情報が色濃く出ている今の状態からロットの成分だけを見つけ出す
アレス:時間がかかってしまいますね ・・・・お願いします
カイン:チェイサー(鎖を産む者)のチェイサー(追跡者)か・・
リンク:またウチら待ちぼうけになっちゃうか・・
カイン:・・・いや やる事ならあるぜ ついてこいリンク!
リンク:・・?
0:街中 カインとリンクがプレアをチェックするべく巡回 カインはチェイサーに変身
リンク:プレア退治のパトロールなんて何だか久しぶりだな〜
カイン:偶然新しいプレアに遭遇出来たら!理想は敵の情報を吐かせる!あわよくばそのまま倒す!ダメなら情報だけ引き出して逃げる!頭脳特化タイプの奴じゃなかった時はそのまま倒す!
リンク:・・・ぁ そうだ先輩 もう一つ気になってた事があるんだけど
カイン:ん?
リンク:ウチの血液だとすぐ変身が解けちゃうけど 先輩達って無限にずっと変身出来るの?
カイン:・・・・基本的にはずっと出来るな でもいくつか解ける条件はある
リンク:気になる!
カイン:まず体力の限界が来た時 気絶だとか睡眠中とか気を失ってる時は変身が解けちゃうな あとこの顔じゃメシも食えないから空腹の限界が来たりしてもダメだろうな
リンク:ふんふん
カイン:あと想像もつかないけど この外装を跡形もなく破壊された時だな・・・
リンク:確かに どんな攻撃を受けても壊れたとこは見た事ないな・・危ないところはあったけど
カイン:こんなとこかな いっつも意図的に解いてるから滅多にならねぇけどな
リンク:なるほどー
0:1時間ほど巡回するが特にプレアを見つけることが出来ないカインとリンク
カイン:〜〜〜〜〜〜ーーーーー・・・・いねぇな〜〜・・
リンク:平和なのは良いんだけど・・・
カイン:皮肉だぜまったく でも仕方ねぇな・・結構アレから時間経ったろ 戻るか
リンク:はーい
0:二人が並木道を通っていると 一本の植樹がミシミシと音を立てる
カイン:・・・・っ!?
リンク:何・・っ?
0:木がスライドするように倒れてくる
カイン:んぉ・・!!
リンク:先輩!・・・・・何これ・・・この木・・斬られたような断面になってる・・
カイン:・・・・あいつか!
0:カインが見る数メートル先に一体のプレアらしき影が
リンク:この距離から攻撃して来たの・・・ もう新しいプレアが・・!
カイン:前に斬って攻撃してくるプレアと戦ったことがある!行くぞ!ステルバインダーを変形させて構えろ!
リンク:うん!
0:リンク ステルバインダーを大剣に変形させる
カイン:ワインダーハイスピード・・!
0:カイン プレアに鎖を高速射出 刺さったプレアの方へ移動する
カイン:うらぁああ・・!!
0:カイン スピアヘッドクローを出して攻撃
リンク:先輩!
0:リンク プレアに大剣を振って攻撃
リンク:こいつの攻撃・・!すごいけど ウチらに凌げない程の威力じゃ無さそう・・っ!
カイン:油断すんなよ!弱らせるぜ・・・っ
0:カインとリンク かまいたちの様なプレアと攻防を繰り返す
カイン:・・おい!お前は喋れるのか!?
プレア:・・・・・・。
カイン:・・・ただのバケモンの方か・・・ 人っぽい形もしてねぇし 多分そうだろうとは思ったけどよ
リンク:倒しちゃって良いのね!
カイン:おう トドメは任せるぜ・・!
0:カイン 鎖を足元に勢いよく射出させて上空に跳び上がる
リンク:はぁあっ!!
0:リンク プレアの隙を突き ステルバインダーを振り上げてプレアを上空に吹っ飛ばす
カイン:お前ごときじゃ相手になんねぇぜ!
0:カイン 左足の先からスピアヘッドクローを出す
リンク:・・!!
カイン:おらぁああ・・!!
0:カイン プレアにかかと落とし プレアが斬り裂かれる
カイン:リンク・・!
リンク:はっ・・!
0:リンク 銃に戻したステルバインダーからネットを射出 圧迫してプレアを撃退する
カイン:おっし
リンク:すごーーい!アレス先輩みたい!
カイン:名付けて スピアヘッドレッグ だな
リンク:おー!カイン先輩にしては良いセンス!
カイン:んだと?
エルオスト:おおおーーー いやはや 素晴らしい素晴らしい
0:一人の男が拍手をしながら二人のところへ来る
カイン・リンク:・・!?
エルオスト:間近で改めて見ると実にエキサイトするねぇ〜 うんうん
カイン:・・・・なんだよおっさん 危ないから戦ってる時はあんま近寄んないほうがいいぜ
エルオスト:いや失敬失敬 君達チェイサーの活躍には目がなくてね そちらのゴーグルのお嬢さんも最近よく活躍しているね
リンク:・・・ウチのことも知ってるの?
カイン:おっさん怪しいな・・ ただのファンじゃねぇだろ ・・・・あんたがもしかして黒幕か?
エルオスト:・・・? 黒幕とはどういうことだね・・?君らが相手にしているのはプレアだろう?
リンク:ね ねぇ先輩・・っ
カイン:そうだな・・・・・まぁ いいか 下手なこと喋んねぇ方がいいもんな
エルオスト:フィート君は元気かね?
カイン:・・!?博士のこと知ってんのか??
リンク:(何なのこのおじさん・・・)
エルオスト:ああ もうしばらく会ってないが かつて彼女は大学で私のゼミに通う教え子でね 今はチェイサーというこの街を守るヒーローを生み出したと知って 一方的にだが活躍を見守っているよ
リンク:教え子・・・ じゃあ あなたは大学の先生ってこと?
カイン:・・・・まぁ 博士は有名人だしな 知り合いじゃなくても知られてんのはおかしい話じゃねぇか・・
エルオスト:あの怪物を「プレア」と名付けたのもフィート君だしな
カイン:ぇ そうだったのか!?
リンク:先輩知らなかったんですかぁ??2年半前にあれだけ大々的に報道してたのに
カイン:オレん家テレビないからなぁ〜・・ 新聞もあんま読んでなかったし
エルオスト:はっはっは 奴らを唯一駆除できる手段 圧迫をすると弾け飛ぶだろう? 拡散するという意味とこの世に蔓延してるという意味の「spread(スプレッド)」からとって プレア(prea)だ
カイン:ほぉ〜ん なるほどな・・・
エルオスト:フィート君によろしく言っといておくれ 君たちともお話できて光栄だったよ
カイン:・・・・本当は一般の人間相手だとしても こんな風に口を聞く事もあんまよくねぇんだ
エルオスト:秘密のヒーローの義務というやつだな 案じないでくれ 誰にも話さんよ
リンク:・・・・・。
0:ロットとクラメのいる敵アジト
ロット:餞別にこれを渡すわ・・・お詫びと言った方が正しいかな 奴らの拠点に直接入った時に調べてようやくさっき完成したわ
クラメ:・・・何でしょうかこれは?
ロット:それがあればチェイサーの居場所が分かる これからはこちらから好きなタイミングでプレアを使って仕掛けられるわ
クラメ:素晴らしい功績じゃないですか わざわざここを離れなくてもきっとあの方も許して下さいますよ
ロット:いいえ 向こうの司令塔になっているのはアタシの姉 きっとそれと同じ理論に辿り着いてアタシを追跡してくる・・・ここがバレる事になるわ
クラメ:・・・・・。
0:フィートの研究所 カインとリンクが戻る
カイン:ただいま〜〜
リンク:戻りました!・・・待たせちゃいましたか?
フィート:少しね でも悪くないタイミングよ
カイン:完成したんですか?ロットさんレーダーは
フィート:ええ アタシも同行するわ そっちは何か収穫あった?
カイン:ああ 喋れるプレアじゃなかったけど 見た事ない能力のプレアと戦ったぜ
リンク:切れる攻撃を遠くから撃ってくるプレアでした まさに見た目的にも「かまいたち」みたいな奴
アレス:・・・ただの進化型にしては随分と凝った能力だな きっとそいつも人為的に強化されたんだろう・・
リンク:ウチとカイン先輩の敵じゃなかったでしたけどね!
フィート:いつでもチェイサーに始末される事を前提にした ただ人間に危害を加えるだけのプレアってことかしら・・・
アレス:自分たちのプレアの改良技術を実験しているって可能性もあるかもしれませんね・・
カイン:あと そうだ・・・ ぁ 名前聞いてなかったな フィート博士と知り合いだっていう変なおっさんに会ったぜ プレアを倒した時に なんかオレらチェイサーのファンみたいな感じだったけどよ
フィート:・・?
リンク:フィート博士が学生時代に通ってたゼミの先生だとか言ってましたけど
フィート:・・・・・エルオスト教授だわ
カイン:最初怪しかったから あんたが黒幕か?って言っちまったんだけど 全然何も分かってないみたいだったな ・・・とぼけてただけって可能性もあるけどよ
アレス:博士 どういう人物なんですかその人は
フィート:アタシが受けていたのは機械工学の講習で ゼミでは生物学と応用させた制御力学を学んでいたわ・・・ エルオスト教授は一言で言えば・・機械に目のないメカオタクおじさん でも教授の専門分野はもう一つあるわ・・・・もしかして ・・・プレアの強化に関わってるなら・・・
リンク:・・?
カイン:何なんだよ博士・・!もう一つの専門分野って
フィート:知能情報学よ・・・
リンク:じゃあ・・まさか・・・頭脳が特化したプレアって・・
フィート:エルオスト教授の開発した人工知能・・・ それがプレアに運用されてた・・
アレス:まさかの機械仕掛けか・・ 喋れる進化型プレアは・・ いや・・・この間戦ったプレアエレクトロも・・他の特殊な能力を持つプレアも・・・
カイン:追跡先にあのおっさんがいたら・・・それで確定って感じか・・
アレス:行きましょう博士 このレーダーはカイン達に ボクは何とか認識します 運転をお願いします
フィート:ええ でもその前に・・
リンク:・・?
0:フィート 箱詰めになってる菓子パン惣菜パンサンドイッチその他をひっくり返してデスクの上に出す
フィート:はい お弁当よ 好きなの取っていきなさい お昼まだだったでしょ
カイン:いや遠足かよっ!ノリが!!
アレス:・・・・・。
リンク:お弁当っていうのかな・・・・これ
フィート:行きしな食べなさい いざって時に充分に戦える為にも!しっかり補給するのよ
0:フィート 言った側から 3袋ほど一気に袋を開けてメンチカツサンドとたまごサンドとチョコクロワッサンを頬張り始める
カイン:・・ぁ!そのカツサンドみたいなのオレちょっと気になってたのに・・・っ!
0:ロットとクラメ 敵アジト
ロット:・・・・・奴らが動き出したわ さよなら ここが見つかってしまう
ロット:可能な限り撒くつもりだけど 万が一捕まってしまった時は覚悟を決めるわ
クラメ:・・・・・・。
ロット:では・・
クラメ:・・・お待ちください
ロット:・・・・。
クラメ:プレアを・・・・ 一体連れて行っては
ロット:・・・連れて行く?完成しているプレアがもうあるの?
クラメ:ええ
0:クラメが奥の方のプレアが眠って入っているカプセルを指差す
ロット:これは・・・・ ダメよ あの方が許して下さるはずがない・・ そもそも知能進化型プレアには プレアから足がつかない為にもアタシ達の存在を認識させてはいけない・・もうアタシのことはバレてしまったけど・・それでも・・っ
クラメ:必要無い時は自ら判断してこちらに戻ってきますよ それにこのプレアなら・・ 絶対にチェイサーには倒されない
ロット:・・・・・。
0:カイン達一行 ロットを追跡
アレス:・・・移動しているな・・・どこに向かっているんだ・・
フィート:ホント大したものだわ・・
リンク:すごーい!アレス先輩分かるんですね!
0:ホットドッグを食べてレーダーを確認するリンク
カイン:せっかく用意してくれたパンも食わねぇでほんとストイックだよな
0:レーダーを眺めながら照り焼きフィリングのかかったパンを食べてるカイン
アレス:いつまでも食い終わらん奴がいるからな 移動中も油断は出来ん 誰かしらいつでも戦闘準備をするべきだ
リンク:わわっ ごめんなさいアレス先輩 怒んないで・・・
カイン:わーーったよ ほら 食い終わったら代わるからお前も一回変身解いて食えよ
0:アレスにはちみつとマーガリンの某正方形状食パンサンドをパスするカイン
フィート:ロット・・・まさかアタシ達の追跡に気付いてるって可能性も・・だとしたらただ走るだけじゃ追いつかないかも・・・ ッ飛ばすわよ・・!!
0:優に10袋以上はパンを食べ終わってるフィートが荒々しくギアチェンジして車のスピードを上げる
カイン:ぶぉ・・・っ
アレス:・・・・・・選ばせろよ
0:逃走中のロット
ロット:・・・・・っ ・・・こんな事をしていても いずれ追いつかれるわね・・・ あなたもいるならいっそ・・
プレアゼロ:・・・・。
ロット:お姉様・・・ナツレちゃん・・
0:カイン一行 高層ビル前
カイン:・・・反応が止まった・・・
0:カイン 変身を解く
アレス:この建物の中か・・
リンク:ここに何があるっていうの・・・
フィート:・・・・何か引っかかるわ・・ 今ここに移動したような反応なのに何故既に内部に入れてるの・・・
アレス:何か企んでいるかもしれん 油断せず追うぞ
0:高層ビル屋上
ロット:・・・・・・。
0:カイン達が扉を開けて入ってくる
フィート:・・・・・ロット・・・っ
ロット:・・・・・やっぱり追ってきたのね アレスくんの鎖に付いたアタシの血を辿って
リンク:ロットさん・・・分かってたんですか・・
ロット:あの時既に チェイサーの仕組みは大方理解はしてるわ・・・ こうなる事も予想出来てた・・
アレス:・・・・・手の具合は平気か
ロット:っ・・・・ ふふふふ・・・
0:よく見ると アレスの左頬がほんのり赤く腫れている
カイン:ロットさん!!・・・・何でなんだよ・・ プレアを強化してたって本当なのかよ!
ロット:相変わらず喋り方が頭が悪くて質問にまとまりがないわね ええ 本当よ プレアを強化し あなた達に差し向けていたわ
カイン:ッ・・!・・・・・・じゃあ もう一つの質問にも答えてくれよ・・・ 何でこんな事をしたんですか・・っ
アレス:今度は逃がしはしない 堅物のボク以外に姉のフィート博士も今はいる 正直に答えてもらう
リンク:・・・・・・。
ロット:・・・・・・お姉様を超える為よ
フィート:っ・・・!!
ロット:幼い頃から目標だったお姉様を超えたかった 何でも出来て 頭も技術も人間性も全てにおいて優れる姉を何か一つでもいいから超えて勝ちたかった
カイン:・・・・っ・・・・。
ロット:勝てるなら何でもよかった チェイサーなんていう自慢の発明品をアタシの科学力を以って叩き潰したかった それにはプレアを強化する事が最も的確 その事にのみ今まで研究を費やしたわ
リンク:そんな・・・・ 同じ姉妹で同じ気持ちをナツレ博士だって持ってた!でも博士の信念は・・・人間の為に向けたものだった!プレアに対抗する武器を作って・・・
アレス:ナツレさんの発明は一部ではフィート博士を上回ってる チェイサーの能力の発明にも関わってた
ロット:ナツレちゃんは野心が薄いのよ その程度で満足出来るほどにね アタシ達の中で最も劣ってる証拠よ
リンク:・・・っ!!
カイン:・・・・こんなやり方しかなかったって 本当にそうなのかよ プレアの強化が一番的確だなんてっ 本当にそれしかなかったのかよ!!
ロット:ええ そうよ
リンク:でもそれは・・・ あんた一人の力じゃないでしょ あんたには仲間がいる
ロット:・・・・・。
アレス:プレアエレクトロが口を滑らせた 男の仲間がいるな?
ロット:・・・・そうね 分かってるなら隠す必要はないわ プレアの強化に関わってるのはアタシ一人じゃない
フィート:・・・・もういいわ ロット・・・もう充分わかった
ロット:・・・・・・。
フィート:ここで待ち伏せしてたって事は いずれアタシ達に捕まる覚悟があったって事でしょ あんたの理由がどうあれ 今までしてきた事は許されないわ
アレス:また攻撃させてもらうぞ 拘束する
0:アレス チェイサーに変身
リンク:待ってアレス先輩
0:リンク ステルバインダーを構える
リンク:ナツレ博士がここに居なくて良かった・・ あんたはウチが捕まえて連れて行く・・っ
カイン:・・・・・リンク
リンク:はっ・・!!!
0:リンク ロットに向けてステルバインダーの鋼鉄ネットを射出
アレス:・・・・・・っ!?
リンク:・・・っ!!ぁ・・あああああ・・・っ!!
カイン:・・・・・・今のは・・
0:リンク 不意の攻撃に膝をつく
プレアゼロ:大したものだな・・・ その武器を通したとはいえ 今のを生身で受けてその程度の損傷で済むのか・・
0:プレアゼロ 登場
カイン:・・・・!?誰だお前・・・っ
0:カイン チェイサーに変身
アレス:新しいプレア・・・何だ貴様・・・・・全く気配が無い・・・
リンク:・・・この・・・・ 電流は・・・
カイン:なんだよお前・・・ プレアエレクトロのクローンみたいな奴か?
ロット:・・・・さよなら チェイサー お姉様
0:ロット その場に浮上する
フィート:!?・・・・・な・・
カイン:飛んだ・・!?
0:ロットの足に見たことない機械が取り付けられている
フィート:ビルからビルへこれで移動してたって事・・・? だからレーダーにあんな反応が・・
アレス:・・・逃すか・・っ!!
プレアゼロ:遅い
0:アレス 鎖をロットに向けて放つ
プレアゼロ:っア・・!!
0:プレアゼロ アレスの鎖の間に超スピードで割り込み弾き飛ばす
アレス:・・・・・!!
カイン:・・・速ぇ・・っ
リンク:なんなの・・・このプレア・・
アレス:邪魔をするな・・!!
0:アレス プレアゼロに鎖を放つ
プレアゼロ:・・・・・。
0:鎖が弾かれる
アレス:・・・・・貴様・・・どういう事だ
フィート:アタシが直接見たのは少ないけど・・・あんた達の今までの話からもしかして・・・
アレス:この硬さは・・・ 間違いない プレアソリッドと同じレベルだ・・
プレアゼロ:無駄だ お前らに私は倒せない
アレス:っ・・!ソリッドグレイブ・・!
0:アレス 加重させた鎖をプレアゼロに放つ
プレアゼロ:まだ理解出来ないか
0:プレアゼロが超スピードで回避する
アレス:・・・っちぃ!
カイン:電流 硬い防御 そしてこのスピードは・・・前に戦った プレアトリニティとかいう奴の中でも あのすばしっこい奴だ・・!
リンク:今までのプレアの・・・・能力が使えるプレア・・・
フィート:無茶苦茶だわ・・こんな奴を・・・一体どうやって・・・
ロット:無限の進化の可能性を秘めたとっておきのプレア プレアゼロよ あんた達が今まで紙一重で倒してきた頭脳特化型プレアの能力を全て使える 状況に応じて瞬時に能力を切り替えるこいつを倒すのは絶対に不可能だわ
カイン:・・・・っ こいつはやべぇ・・・ リンク!博士を守って・・・いやっ ここから逃がしてくれ!マジでこいつはやべぇ!!
リンク:っ!・・・・くそ!
0:リンク フィートを連れて屋上から離れる
プレアゼロ:おっと その人だけは置いていってもらおうか
0:プレアゼロ 超スピードで先回り リンクとフィートの前に立ち塞がる
フィート:っ・・!!
リンク:・・っ!どきなさいよ・・っ!!!
0:リンク 大剣ステルバインダーをプレアゼロに振り下ろす
プレアゼロ:ふ・・っ!!!
0:プレアゼロ 大剣を両手で受け止める
リンク:ぐ・・ぐぐ・・っ!!
プレアゼロ:無駄だ・・・以前お前はこのパワーに敗北している
リンク:プレアトリニティの・・・あのでかい変態キモプレアの能力ね・・・!
プレアゼロ:・・・!?
リンク:あれからウチだって・・!!
0:リンク 横に薙ぎ払うように力を加えプレアゼロをゴリ押す
リンク:んぁああっ・・・!!
プレアゼロ:何ッ・・!!
0:プレアゼロ 押し負けて吹っ飛ばされる
リンク:・・はぁ・・っ・・はぁ・・人間ん・・ナメんな・・・っ
プレアゼロ:・・・・・大したものだ
0:プレアゼロ ゆっくりと姿勢を直しつつ浮遊する
カイン:すげぇ・・・
アレス:・・・・プレアエレクトロの飛行能力・・
ロット:・・っ・・・ここまで成長してるなんて・・・
アレス:どうやら能力を受け継いでも能力のレベル自体はそのままらしいな 厄介な相手で倒すのは苦労しそうだが 逆に今まで全て倒して来た敵の能力 ボク達を倒すのも難しいんじゃないか・・?
ロット:・・・くっ!
エルオスト:ああ その通りだよ
ロット:・・!!
カイン・リンク:・・・・!
フィート:・・・・っ・・!!
アレス:・・・・誰だあんたは
0:エルオスト ロットと同じ機械を装着して登場
フィート:・・・・エルオスト教授・・っ
エルオスト:久しぶりだね フィート君
アレス:・・・・・・こいつか
エルオスト:戦わせてしまったかそいつを・・まぁ 構わないだろう
ロット:申し訳ありません・・
エルオスト:もうロット君の事はバレてしまっていたからね 一緒だよ ・・・カイン君もなかなか鋭いようだしな
カイン:っ・・・やっぱりおっさんが黒幕だったのかよ!
ロット:やっぱり?
エルオスト:ついさっき会ったのだよ 誰にも話さないという約束 確かに守っただろう?
フィート:エルオスト教授!!・・何故こんな事を・・!!一体何を考えてるんですか!?
エルオスト:なに ちょっとしたテストさ ロット君がプレアを強化し能力追加を施すに当たって 私は知能を与えている プレアは意思を持つがそれを具体化する事で更なる進化をし 強力になる事が出来たという事だよ
フィート:チェイサー達を利用して実験していたという事ですか・・!
アレス:・・・っ
0:(回想)前回 アレスとロット 大学の第六研究室
アレス:ボクらを敵視する理由が聞きたい あんたとはついこの間初めて会ったんだ・・・あんたの恨みを買うような活動が今までにあったという事なのか
ロット:人としてのあんた達なんか見てないわよ
アレス:どういう事だ・・・?
ロット:・・・実験台じゃない・・・っ
0:ーーーーーーーーーーーー
アレス:・・・そういう事か
カイン:ふざけてるぜ・・・何でそんなのわざわざプレアを使ってやるんだよ!!動物だとかもっと・・役に立つ使い道がたくさんあるじゃねぇか!!
フィート:カインの言う通りだわ そんな凄い発明を何故悪用するような真似を・・っ
エルオスト:もちろんプレアのみに留めるつもりはない 完璧な仕上がりを見せればゆくゆくは人間への進化も促せる可能性も秘めた代物だからね
カイン:な・・っ
フィート:全てはまだ実験段階だと・・・ でも・・・こんな過程許されるものじゃない・・っ
アレス:プレアもろとも捕まえて罪を償ってもらう 実験の続きは務所でやるんだな 頭の中だけで
エルオスト:是非やってみたまえ それを阻止してこそ私の発明は成就する
アレス:っ・・!?
プレアゼロ:もらった
0:プレアゼロの周囲から空気が振動し斬撃が飛んでくる
カイン:この能力は・・!
リンク:さっきのかまいたちの・・!フィート博士隠れてっ
フィート:・・っ
0:カイン アレス リンク なんとか切れる衝撃波を凌ぐ
エルオスト:ふむ きちんと学習しているな 決定打には欠けるが陽動には向くか・・
カイン:ちぃ・・フワフワ飛びやがって・・
フィート:その機械は・・・
エルオスト:フロートバーニア 私の人工知能と合わせて進みたい方向にバーニアから推進エネルギーを放出させて自由に飛行出来る いいものだろう?
フィート:あなたが良い発明をすればするほど・・・今はただ残念です・・っ
エルオスト:ロット君 クラメから聞いたよ チェイサーの居場所を特定出来る装置を作ったそうだね?
カイン:クラメ・・?
アレス:まだ仲間がいるのか・・・っ
フィート:やっぱり同じ考えを実行してたのね・・・ロット
ロット:ええ バレてしまったお詫びに餞別のつもりで預けて来ました
エルオスト:別に離れる事はない 計画が少し前倒しになってしまったが予定通りプレアゼロの完成を進めよう
ロット:ですが・・・
エルオスト:ああ分かってる アレス君やフィート君がいる限り君は追跡されてしまうね だが問題ない チェイサーを倒すのは出来なくとも足止めさせて時間を稼ぐくらいは出来るさ プレアゼロには
カイン:言ってくれんじゃねぇか・・ プレアと違ってオレら人間は常に成長し続けてんだ・・!!不利なのはそっちの方だぜ・・!!
0:カイン 全身の紋様が強く光る
カイン:ーーーーー・・!!!
プレアゼロ:!!・・・ふふふっ!
0:カイン ゼロインプレッションでプレアゼロに超高速キック
カイン:・・・!?ぐっ・・ぁ・・!!
0:プレアゼロ 両腕から剣を出してカインのキックを剣で受ける
カイン:・・・プレアフェンサーの・・・っ
プレアゼロ:当然これも自在に出して扱える 貴様らのスピアヘッドクローと同じだな
カイン:・・・思えばゼロインプレッションとは最悪の相性だぜ・・・
リンク:っ・・なんて切れ味なの・・・
アレス:能力だけじゃ無い・・・ こいつは最適な能力で攻める頭脳も反応速度も今までのプレアとは桁違いだ・・・
カイン:感心してても始まらねぇ・・!!・・・・こっちは3人いるんだ・・・っ 絶対に倒す・・っ!倒せる!!
リンク:ええ・・!!
アレス:ふっ・・
エルオスト:はっはっはっは!いや素晴らしい素晴らしい!本当に楽しいね!君たちの戦いは・・!見ていて熱いよ・・!
カイン:・・・そこも本心なのかよあのおっさん・・
フィート:とことん実験目線でしか捉えないんですね・・・まるで他人事だわ・・っ・・
エルオスト:君もそうだろう?
フィート:あなたとは違う・・!!
エルオスト:いいや 科学者の性(さが)は人情や理性すら結果への探究心には敵わない 紛れもなく君もこちら側の人間だよ 超えさせてもらうぞ 君の科学を
クラメ:ええ ですが・・なかなか相手も食い下がっていますね 少し予想外です
エルオスト:来たか クラメ
カイン:!!・・・・もう一人の仲間か・・っ
リンク:え・・・あんな小さい女の子だなんて・・・
0:クラメ フロートバーニアで登場
アレス:・・・・・!!!?
プレアゼロ:隙を見せたな・・・!!
0:プレアゼロ アレスに剣で攻撃
カイン:!? おいっ!!アレス・・・っ!!
アレス:!!・・・ぐっ・・あああっ・・・
0:アレス 斬撃を諸に受ける
リンク:アレス先輩・・・!!!
フィート:アレス・・!!
アレス:っ・・・う・・・・!
0:アレス チェイサーの外装が砕けて変身が解ける
カイン:そんな・・・どうしたんだよアレス・・っ!
アレス:・・・・・っ・・・どうい・・・う・・・事・・だ・・・っ・・・・
リンク:アレス先輩が・・・・あんな呆然とするなんて・・・
アレス:レイ・・ア・・・
カイン:え・・・?
フィート:レイアって・・・
アレス:・・・っ・・・妹だ・・・
カイン:なっ・・・
リンク:え・・・・だってアレス先輩の妹って・・・
エルオスト:ほう これは予想外の展開だな・・・ 一番厄介なアレス君から崩れたか
ロット:(アレス君の妹がクラメ・・?一体どういう事だろう・・)
クラメ:・・・・私に何か?
アレス:!・・・・・オレが分からないのか・・?
カイン:・・?
エルオスト:そうだ丁度いい ロット プレアゼロ 動けないアレス君とフィート君を連れて来なさい 残りのは適当に片付けてな
カイン:!!?何だと・・・!?
アレス:・・!!
プレアゼロ:承知
0:プレアゼロ フィートの方に移動
リンク:くっ!!
0:リンク 大剣ステルバインダーを振って割り込む
プレアゼロ:邪魔だ
0:プレアゼロ 剣を出して斬りかかる
リンク:っ・・!プレアのくせにあの人間には随分従順なのね・・っ
プレアゼロ:私が完璧な進化を遂げる為だ
カイン:うぉおおおおお・・・っ!!!
0:カイン ワインダーハイスピードで二人の鍔迫り合いに切り込む
プレアゼロ:もうお喋りはいい・・
0:プレアゼロ リンクの大剣を払って捌くとプレアエレクトロの強化電流を周囲に放電
リンク:くっ・・・!
カイン:しまっ・・・
0:カイン リンク 電流を受ける
カイン:ぐ・・・・く・・・ぅ・・
リンク:ぅ・・・・・ぁ・・・
フィート:二人共っ・・!!
アレス:カイン・・っ・・・・リン・・ク・・・・
0:アレス 気を失う
ロット:ごめんね お姉様・・
0:ロット フィートの背後に近づく
フィート:ロット!?・・・ぁ・・・・・んた・・・
0:ロット フィートにスタンガンを浴びせる
カイン:・・・・・・・博士ぇ・・・!・・・っ・・
エルオスト:よし では撤収しよう
ロット:カイン君にはとどめを刺していいのでは・・?アレス君を通じてどの道こっちの事がバレてしまいます
エルオスト:いや 構わんよ こちらに乗り込む頃には全て終えているつもりだからな ショータイムの楽しみはとっておこう ふっふっふ
リンク:っ・・・アレ・・ス・・・先・・輩・・・ フィー・・・ト・・・は・・・
カイン:・・っ!!
0:カインの全身の紋様が強く光り出す
カイン:ゼロ・・・インプレ ッション・・・!
ロット:・・!!?
0:ゼロインプレッションの鎖がロットに刺さる
カイン:逃す かァ・・!!
0:ロットにしがみつくカイン
ロット:このっ・・
プレアゼロ:くどい
カイン:・・っ・・!!
0:カイン プレアゼロの硬質化パンチを受け引き剥がされる
カイン:・・く・・・っそ・・ぉ・・・
0:カイン 変身が解ける
エルオスト:さらばだ
0:エルオスト達が去り 途中わずかにアレスが意識朦朧と呟く
アレス:・・・・・レイア・・
0:おわり