台本概要

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タイトル 悪魔の愛した歌声
作者名 天道司
ジャンル ファンタジー
演者人数 2人用台本(女1、不問1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 ご自由に演じて下さい

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
雨音 46 雨音(あまね)。歌手を目指す少女。
悪魔 不問 46 正直な悪魔。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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悪魔:町外れにある人気(ひとけ)のない公園 悪魔:世界が、黄昏(たそがれ)に染まる頃 悪魔:ソイツは、ひとり、土管(どかん)に腰掛け、歌を歌っていた 雨音:「ラーラーラー♪ラーラーラー♪」 悪魔:その歌声は、美しかった 悪魔:ただ、ひたすらに美しかった 雨音:「ラーラーラー♪ラーラーラー♪」 悪魔:しかし、その歌声は、誰の耳にも聞こえない 悪魔:誰の耳にも聞こえないから、誰の心にも届かない 悪魔:僕は、それを、もったいないと思ってしまった… 0: 雨音:「ラーラーラー♪ラーラーラー♪」 悪魔:(拍手)「素晴らしい!」 雨音:「え?誰?どこにいるの?」 悪魔:「あぁ、そうだね。そうだよね。人間の君に、僕の姿をとらえることはできない」 雨音:「あなた、人間じゃないのね」 悪魔:「おっと?『人間じゃないのね』って…」 悪魔:「君は、人間じゃないモノの存在を、こうも簡単に、あっさりと認めてしまうのかい?」 雨音:「だって、人間じゃないんでしょ?」 悪魔:「まぁ、な…。僕は、悪魔さ」 雨音:「悪魔かぁ…」 悪魔:「ん?怖がらないのか?」 雨音:「どうして?」 悪魔:「僕は悪魔なんだよ。悪魔は君たち人間にとって、害をなす存在として認知されているモノだろ?」 雨音:「害をなす?」 悪魔:「あぁ…」 悪魔:「例えば、願いを叶えてやる代償として、魂を奪ったり?そう、魂を奪うんだぞ?」 雨音:「でも、願いは叶えてくれるのよね」 悪魔:「まぁ。契約さえ交わせばな…。しかし、悪魔によっては、その契約さえ都合よく歪(ゆが)める輩(やから)もいる」 雨音:「ズルいことをするってこと?」 悪魔:「そうだな。契約者の意図した願いとは違う願いを叶えて、契約を強制的に終わらせ、魂を奪う」 雨音:「…」 雨音:「悪魔は、どうして魂がほしいの?」 悪魔:「より強大な魔力を得るためさ」 悪魔:「他者より上の立場で在りたい。一番になりたい。そういった願望は、人間も悪魔も、そう変わらないと思うがね」 悪魔:「そんなことより、君は、どうして、こんな人気(ひとけ)のない場所で歌を歌っていたんだい?」 悪魔:「君ほど美しい歌声で歌う人間を、僕は知らない」 悪魔:「君は、その歌を、もっと多くの人に聴いてもらうべきだ」 雨音:「私は、自分の歌が美しいとは思えない。だから、誰もいない場所でしか歌えない」 悪魔:「どうして?一度でいい。みんなの前で、その歌を披露(ひろう)してほしい!」 悪魔:「そうすれば、君の歌声が、どれだけ多くの人に求められているかが分かるはずだ」 雨音:「無理だよ。そんな勇気、私にはない」 悪魔:「勇気か…」 悪魔:「何か、過去に嫌なことでもあったのかな?」 雨音:「…」 悪魔:「僕は悪魔だ。人間じゃない。人間のように、軽率(けいそつ)に君の秘密をバラしたり、貶(おとし)めるようなことはしない」 悪魔:「だから、話してくれないか?君の過去を…」 雨音:「…」 雨音:「私には、親友がいたの」 悪魔:「親友?」 雨音:「うん…」 雨音:「学校が休みの日には、一緒に買い物やカラオケに行ったり、ゲームをしたり」 雨音:「悩みの相談に乗ってくれたり、私の歌を上手いと褒めてくれたの」 悪魔:「なるほど…。イエスマンだね」 雨音:「イエスマン?」 悪魔:「いつも君の行動を、君の話を、何も否定せずに、『うんうん』と肯定(こうてい)してくれていた。まるで、そう、機械のようにね」 悪魔:「そんな関係が、親友と呼べるモノなのかな?」 雨音:「え?」 悪魔:「その子は、きっと、ひとりになりたくないから、君というアクセサリー…。そう、『飾り』をつけていただけさ」 雨音:「そんなことない!」 悪魔:「そんなことない、と…。どうして言い切れるんだい?」 雨音:「親友だって、言ってくれたから!」 悪魔:「くだらないね!実にくだらない!」 悪魔:「言葉では、どんな清らかなことだって言える」 悪魔:「だが、実際は?上っ面(つら)の言葉でも行動でもなく、その関係の結果、結末は、どうなったんだ?」 雨音:「…」 悪魔:「何故、君は今、そんなに悲しそうな表情(かお)をしているんだい?」 雨音:「裏切られたから…」 悪魔:「ん?聞こえないなぁ」 雨音:「裏切られたからよ!」 悪魔:「ほぉ。裏切られた。どんなふうに?」 雨音:「たまたま廊下で聞いてしまったの」 雨音:「教室で、親友とクラスメイトが、私の悪口を話しているのを」 悪魔:「悪口の内容は?」 雨音:「…」 雨音:「歌が下手だって…」 悪魔:「君の前では、上手いと褒めてくれていたのにね。他には?」 雨音:「プロになれるわけないのに、キモイって…」 悪魔:「ほぉ。酷いねぇ!しかも、どうせテンション高く、楽しそうに話していたんだろ?」 雨音:「…」 悪魔:「人間は、共通の敵を作ることによって、強く結び付く生き物さ」 悪魔:「だから、悪口や陰口が、だぁ~い好き♥悪意を共有することで、強く、強く結び付く。テンションが昂(たか)ぶる!」 悪魔:「ここだけの話だよ?2人だけの秘密だよ?実はね~。フフッ♥」 悪魔:「その子は、きっと、新しいアクセサリーが欲しかったんだろうね」 雨音:「新しいアクセサリー…」 悪魔:「そうだよ。だから、最初から君に、親友などというモノは、いなかった」 悪魔:「だけど、それを認めてしまったら、過去を否定してしまうことになる」 悪魔:「ずっと、ひとりぼっちだったってことになる」 雨音:「でも、楽しかったの。ほんとに、その子がいて、助けられたこともあったの」 悪魔:「助けられた?何を助けられたんだい?」 雨音:「え?」 悪魔:「だから、何を助けられたんだい?」 雨音:「それは…」 悪魔:「何を?」 雨音:「…」 悪魔:「フフッ。助けられたことなんて、何もない!そう、何もないじゃないか!」 悪魔:「空っぽ!そうだ…。空っぽだったんだよ!その子との関係はね!」 悪魔:「君も、その子を『飾り』としか見ていなかった!『飾り』で良かった!」 悪魔:「ただ、そこに在って、君がひとりではないことの証明をしてくれるモノであれば、誰でも良かった!」 悪魔:「なぁ!そうだろう?」 雨音:「…」 雨音:「そう。その通りよ」 悪魔:「それでいいんだよ…」 雨音:「それでいい?」 悪魔:「認めることで、人は前に進める」 雨音:「進めない。怖いよ…」 悪魔:「何が怖いんだい?」 雨音:「また、裏切られることが、傷つくことが怖い」 悪魔:「ただの『飾り』に、裏切られただけだろ?そこまで気に病むことかな?」 悪魔:「それに、君自身も、ただの『飾り』としか思っていなかった」 悪魔:「そう、最初から、人の血の通ったモノなど何もなかった。そこに、無理矢理、悲しみや傷を刻み込む必要はないさ」 悪魔:「メンヘラごっこなんて、痛いだけだよ。自分カワイソウ?痛い痛い。あ~!痛い!」 雨音:「あなたは、ほんとに、悪魔なんだね」 悪魔:「あぁ。悪魔さ」 悪魔:「でも、ただの悪魔じゃない」 悪魔:「とても正直な悪魔さ。そして…」 悪魔:「君の歌声に、惚れ込んでしまった悪魔さ」 悪魔:「だから、聴かせてくれよ。その歌声を」 雨音:「…」 悪魔:「君の歌は、才能は、くだらない友情ごっこのモツレなんぞで、潰されて良いモノではない!」 悪魔:「この人類にとっての…。いや、僕にとっての宝だ」 雨音:「…」 雨音:「ほんとに…。ほんとに、私なんかの歌で、いいの?」 悪魔:「おいおい。『私なんか』って言わないでくれよ」 悪魔:「少なくとも、僕にとって、その歌声は、現時点では、世界で一番好きな歌声だ」 雨音:「世界で一番好きな、歌声?」 悪魔:「あぁ。世界で一番好きだ」 雨音:「…」 雨音:「ふーっ…」 雨音:「ラーラーラー♪ラーラーラー♪」 悪魔:「フッ。いいねぇ!じゃあ、僕もっ!」 0:悪魔は、雨音の歌に合わせてギターを弾き始める 雨音:「ギターの音?」 悪魔:「いいから、続けて」 雨音:「ラーラーラー♪ラーラーラー♪」 悪魔:「あぁ、楽しいなぁ!人間の生み出したモノで、最も尊く、最も美しいモノ。それが、音楽だ!」 雨音:「ラーラーラー♪ラーラーラー♪」 悪魔:「そして、やっぱり、お前の歌は、最高だ」 雨音:「ふふっ。ありがとう。悪魔さん」 0: 0:―了―

悪魔:町外れにある人気(ひとけ)のない公園 悪魔:世界が、黄昏(たそがれ)に染まる頃 悪魔:ソイツは、ひとり、土管(どかん)に腰掛け、歌を歌っていた 雨音:「ラーラーラー♪ラーラーラー♪」 悪魔:その歌声は、美しかった 悪魔:ただ、ひたすらに美しかった 雨音:「ラーラーラー♪ラーラーラー♪」 悪魔:しかし、その歌声は、誰の耳にも聞こえない 悪魔:誰の耳にも聞こえないから、誰の心にも届かない 悪魔:僕は、それを、もったいないと思ってしまった… 0: 雨音:「ラーラーラー♪ラーラーラー♪」 悪魔:(拍手)「素晴らしい!」 雨音:「え?誰?どこにいるの?」 悪魔:「あぁ、そうだね。そうだよね。人間の君に、僕の姿をとらえることはできない」 雨音:「あなた、人間じゃないのね」 悪魔:「おっと?『人間じゃないのね』って…」 悪魔:「君は、人間じゃないモノの存在を、こうも簡単に、あっさりと認めてしまうのかい?」 雨音:「だって、人間じゃないんでしょ?」 悪魔:「まぁ、な…。僕は、悪魔さ」 雨音:「悪魔かぁ…」 悪魔:「ん?怖がらないのか?」 雨音:「どうして?」 悪魔:「僕は悪魔なんだよ。悪魔は君たち人間にとって、害をなす存在として認知されているモノだろ?」 雨音:「害をなす?」 悪魔:「あぁ…」 悪魔:「例えば、願いを叶えてやる代償として、魂を奪ったり?そう、魂を奪うんだぞ?」 雨音:「でも、願いは叶えてくれるのよね」 悪魔:「まぁ。契約さえ交わせばな…。しかし、悪魔によっては、その契約さえ都合よく歪(ゆが)める輩(やから)もいる」 雨音:「ズルいことをするってこと?」 悪魔:「そうだな。契約者の意図した願いとは違う願いを叶えて、契約を強制的に終わらせ、魂を奪う」 雨音:「…」 雨音:「悪魔は、どうして魂がほしいの?」 悪魔:「より強大な魔力を得るためさ」 悪魔:「他者より上の立場で在りたい。一番になりたい。そういった願望は、人間も悪魔も、そう変わらないと思うがね」 悪魔:「そんなことより、君は、どうして、こんな人気(ひとけ)のない場所で歌を歌っていたんだい?」 悪魔:「君ほど美しい歌声で歌う人間を、僕は知らない」 悪魔:「君は、その歌を、もっと多くの人に聴いてもらうべきだ」 雨音:「私は、自分の歌が美しいとは思えない。だから、誰もいない場所でしか歌えない」 悪魔:「どうして?一度でいい。みんなの前で、その歌を披露(ひろう)してほしい!」 悪魔:「そうすれば、君の歌声が、どれだけ多くの人に求められているかが分かるはずだ」 雨音:「無理だよ。そんな勇気、私にはない」 悪魔:「勇気か…」 悪魔:「何か、過去に嫌なことでもあったのかな?」 雨音:「…」 悪魔:「僕は悪魔だ。人間じゃない。人間のように、軽率(けいそつ)に君の秘密をバラしたり、貶(おとし)めるようなことはしない」 悪魔:「だから、話してくれないか?君の過去を…」 雨音:「…」 雨音:「私には、親友がいたの」 悪魔:「親友?」 雨音:「うん…」 雨音:「学校が休みの日には、一緒に買い物やカラオケに行ったり、ゲームをしたり」 雨音:「悩みの相談に乗ってくれたり、私の歌を上手いと褒めてくれたの」 悪魔:「なるほど…。イエスマンだね」 雨音:「イエスマン?」 悪魔:「いつも君の行動を、君の話を、何も否定せずに、『うんうん』と肯定(こうてい)してくれていた。まるで、そう、機械のようにね」 悪魔:「そんな関係が、親友と呼べるモノなのかな?」 雨音:「え?」 悪魔:「その子は、きっと、ひとりになりたくないから、君というアクセサリー…。そう、『飾り』をつけていただけさ」 雨音:「そんなことない!」 悪魔:「そんなことない、と…。どうして言い切れるんだい?」 雨音:「親友だって、言ってくれたから!」 悪魔:「くだらないね!実にくだらない!」 悪魔:「言葉では、どんな清らかなことだって言える」 悪魔:「だが、実際は?上っ面(つら)の言葉でも行動でもなく、その関係の結果、結末は、どうなったんだ?」 雨音:「…」 悪魔:「何故、君は今、そんなに悲しそうな表情(かお)をしているんだい?」 雨音:「裏切られたから…」 悪魔:「ん?聞こえないなぁ」 雨音:「裏切られたからよ!」 悪魔:「ほぉ。裏切られた。どんなふうに?」 雨音:「たまたま廊下で聞いてしまったの」 雨音:「教室で、親友とクラスメイトが、私の悪口を話しているのを」 悪魔:「悪口の内容は?」 雨音:「…」 雨音:「歌が下手だって…」 悪魔:「君の前では、上手いと褒めてくれていたのにね。他には?」 雨音:「プロになれるわけないのに、キモイって…」 悪魔:「ほぉ。酷いねぇ!しかも、どうせテンション高く、楽しそうに話していたんだろ?」 雨音:「…」 悪魔:「人間は、共通の敵を作ることによって、強く結び付く生き物さ」 悪魔:「だから、悪口や陰口が、だぁ~い好き♥悪意を共有することで、強く、強く結び付く。テンションが昂(たか)ぶる!」 悪魔:「ここだけの話だよ?2人だけの秘密だよ?実はね~。フフッ♥」 悪魔:「その子は、きっと、新しいアクセサリーが欲しかったんだろうね」 雨音:「新しいアクセサリー…」 悪魔:「そうだよ。だから、最初から君に、親友などというモノは、いなかった」 悪魔:「だけど、それを認めてしまったら、過去を否定してしまうことになる」 悪魔:「ずっと、ひとりぼっちだったってことになる」 雨音:「でも、楽しかったの。ほんとに、その子がいて、助けられたこともあったの」 悪魔:「助けられた?何を助けられたんだい?」 雨音:「え?」 悪魔:「だから、何を助けられたんだい?」 雨音:「それは…」 悪魔:「何を?」 雨音:「…」 悪魔:「フフッ。助けられたことなんて、何もない!そう、何もないじゃないか!」 悪魔:「空っぽ!そうだ…。空っぽだったんだよ!その子との関係はね!」 悪魔:「君も、その子を『飾り』としか見ていなかった!『飾り』で良かった!」 悪魔:「ただ、そこに在って、君がひとりではないことの証明をしてくれるモノであれば、誰でも良かった!」 悪魔:「なぁ!そうだろう?」 雨音:「…」 雨音:「そう。その通りよ」 悪魔:「それでいいんだよ…」 雨音:「それでいい?」 悪魔:「認めることで、人は前に進める」 雨音:「進めない。怖いよ…」 悪魔:「何が怖いんだい?」 雨音:「また、裏切られることが、傷つくことが怖い」 悪魔:「ただの『飾り』に、裏切られただけだろ?そこまで気に病むことかな?」 悪魔:「それに、君自身も、ただの『飾り』としか思っていなかった」 悪魔:「そう、最初から、人の血の通ったモノなど何もなかった。そこに、無理矢理、悲しみや傷を刻み込む必要はないさ」 悪魔:「メンヘラごっこなんて、痛いだけだよ。自分カワイソウ?痛い痛い。あ~!痛い!」 雨音:「あなたは、ほんとに、悪魔なんだね」 悪魔:「あぁ。悪魔さ」 悪魔:「でも、ただの悪魔じゃない」 悪魔:「とても正直な悪魔さ。そして…」 悪魔:「君の歌声に、惚れ込んでしまった悪魔さ」 悪魔:「だから、聴かせてくれよ。その歌声を」 雨音:「…」 悪魔:「君の歌は、才能は、くだらない友情ごっこのモツレなんぞで、潰されて良いモノではない!」 悪魔:「この人類にとっての…。いや、僕にとっての宝だ」 雨音:「…」 雨音:「ほんとに…。ほんとに、私なんかの歌で、いいの?」 悪魔:「おいおい。『私なんか』って言わないでくれよ」 悪魔:「少なくとも、僕にとって、その歌声は、現時点では、世界で一番好きな歌声だ」 雨音:「世界で一番好きな、歌声?」 悪魔:「あぁ。世界で一番好きだ」 雨音:「…」 雨音:「ふーっ…」 雨音:「ラーラーラー♪ラーラーラー♪」 悪魔:「フッ。いいねぇ!じゃあ、僕もっ!」 0:悪魔は、雨音の歌に合わせてギターを弾き始める 雨音:「ギターの音?」 悪魔:「いいから、続けて」 雨音:「ラーラーラー♪ラーラーラー♪」 悪魔:「あぁ、楽しいなぁ!人間の生み出したモノで、最も尊く、最も美しいモノ。それが、音楽だ!」 雨音:「ラーラーラー♪ラーラーラー♪」 悪魔:「そして、やっぱり、お前の歌は、最高だ」 雨音:「ふふっ。ありがとう。悪魔さん」 0: 0:―了―