台本概要
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タイトル | ギフト |
---|---|
作者名 | 遊狐。 (@V01008) |
ジャンル | ホラー |
演者人数 | 2人用台本(不問2) ※兼役あり |
時間 | 20 分 |
台本使用規定 | 商用、非商用問わず作者へ連絡要 |
説明 |
絶望に追いやられた時、人はどんな表情を瞳に写すのか…。 相手を追い詰め絶望の色を引き出すことに快感を覚えるシン 捕らえられ痛ぶられるカナメ カナメの瞳に映る色は… スッキリはしないし 気持ち悪い内容かもしれません⚠笑笑 殺傷表現あり⚠ 【⠀】内の女性男性は演じ手様によって選んでいただければと思います。 372 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
シン | 不問 | 34 | イメージはカナメより年上の男性。 シリアル・キラー |
カナメ | 不問 | 34 | イメージは若めの女性。犠牲者 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
ギフト
シン:(M)人は絶望した時、その瞳に何を映すのか…。君の瞳は何色に輝くのだろう…。
カナメ:(M)喜怒哀楽。人は感情を持つ。言葉や表情、声色など…体全体を使って感情を示すことが出来る。
カナメ:動物でさえ、自分の最期を悟ると、涙を流すという。
カナメ:私にはそれすら…想像することさえも難しいようだ。
0:
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カナメ:「…ん」
シン:「気がついたかな?」
カナメ:「……。」(辺りを見回す)
シン:「ふむ。思ったより静かだねぇ。もっと戸惑いや不安、あるいは…取り乱し泣き叫ぶ姿が見れると思っていたのだが…。まぁ、状況が把握できていないのも無理はないか…」
カナメ:「…私はあなたに、攫(さら)われたのでしょうか」
シン:「…」
カナメ:「椅子に座らされ、拘束されている…。状況は把握できているかと…。」
シン:「ほう…。」
カナメ:「ただ…何故こうなっているのかが分かりません。(口元を荒く捕まれ無理やり上を向かされる)…んぐっ」
シン:「(目を覗き込みながら)ふむ…。」
カナメ:「…っ」
シン:「君は…自分が置かれている状況を分かっているのかい?
シン:果たしてここはどこなのか…
シン:部屋は暗く一体なんのための部屋なのか…
シン:これから自分がどんな目にあうのか…
シン:見知らぬ男に連れ去られ、拘束され、身動きが取れない…。これはいつまで続くのか…。」
カナメ:「…。」
カナメ:「分かりませんが…騒いでどうこうなる状況でもないよなので…(殴られる)うぐっ」
シン:「(髪を鷲掴み顔をあげさせる)すぐに冷静ではいられなくなるだろう…」
カナメ:「っ…」
シン:「(瞳をのぞき込む)…なんの輝きもないとは」
カナメ:「…?」
シン:「まあいい、これからだよ。君はこれから私の玩具(おもちゃ)だ。何をされるのだろうね…??殴り蹴られて痛ぶられるのだろうか…それとも1本ずつ歯をぬかれるのか…はたまた、爪を剥ごうか…想像もつかない痛みに悶え、苦しみながら息絶える瞬間、君はどんな色を私に見せてくれるのか!!
シン:あぁぁぁ!!!楽しみで仕方ない!!!ふふ…ふふふ…君は今どんな気持ちだい??んん??」
カナメ:「…何も」
シン:「…ふむ、脅しでは揺らがないか。」
0:
シン:「さぁ、どんな表情を見せてくれるかな…?(太ももを刺す)ふっ!!!」
カナメ:「あああああああああああ!!!!」
シン:「ああ…いいね!!!!いい声だぁ、ははははは!!!!!」
カナメ:「ぅああ…くっ…っ…」
シン:「さあ!!!もっとだ!!!
シン:(叩き続ける)
ふん!!!くっ!!ははっ!!はははは!!!!」
カナメ:(しんにあわせて呻きましょう♪)
0:
カナメ:(M)どれだけの時間が経ったのだろうか…しばらくの間、意識が飛んでいたようだ。
瞼を開ける気力もなく朦朧(もうろう)とした意識の中……
シン:「いつまで寝ているつもりだい??」
カナメ:(M)男【女】の声と…直後、冷たい水を頭部に叩きつけられた。
シン:「飛んでる暇は無い!!!起きるんだ!!!」
カナメ:「んぐっ!!!ゲホッガハッ…はぁはぁ…」
シン:「さぁ、君の色は何色だろうねぇ(髪を掴んで上を向かす)………」
カナメ:「んぐっ…はぁ…はぁ」
カナメ:霞んだ視界…再度意識を手放す直前捉(とら)えたのは、眉間に皺を寄せ驚きと戸惑いを浮かべた男【女】の表情だった。
0:
0:
カナメ:(M)身体が重い…呼吸をする度、全身に痛みが走る。ゆっくりと、うなだれていた頭を持ち上げ、長時間の同じ姿勢で固まった上半身を息を止めながら起こした。
カナメ:ゆっくりと目を開けると、そこに男【女】はいなかった。太ももからの鈍い痛みに気づき、痛みの根源に視線を落とす。
カナメ:「手当…されてる…?」
0:
カナメ:(M)なんのために連れてこられたのか。ここに来る前に見た光景は…家の用事で街に出ていた…人気の無い路地裏に近いところで、呼吸ができなくなり目の前が暗転した。薬を嗅がされ気を失ったというところだろう…。
カナメ:上手く頭が回らない…与えられた痛みに耐えきれず、また意識を手放した。
0:
0:
シン:(M)さて…いつもならばすぐに始末してしまうのだが…。
シン:恐怖だけではピクリともしなかった…言葉だけでは現実味がないのだろうと痛みを与えてみたが…
シン:痛みに伴う呻(うめ)きと、表情は歪んだものの、彼女【彼】の瞳には何の色も無い。何を与えれば彼女【彼】の瞳は輝くのか…
0:
シン:「ふん、悩むなんて柄にもない…壊れた玩具なら捨てればいいものを……。まぁ、物は試しだ。せっかく用意したプレゼントを見せてからでもいいだろう…ふふふ」
0:
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シン:「さぁ!!起きるんだ。」
カナメ:「……ん…」
シン:「君にプレゼントを用意した。気に入ってくれると嬉しいんだが…?」
カナメ:「……っ!?」
カナメ:(M)男【女】の声で重い瞼(まぶた)を開く…暗闇になれた瞳、僅(わず)かな光でもまぶしく、揺らめくランプの炎で視界が白く霞(かす)む。何度か瞬きを繰り返し、ふと目の前に置かれたふたつの塊を捉えた 。〝プレゼント〟だと言われた塊…
シン:(M)みるみる変わる彼女【彼】の表情。その瞳にはどんな色を宿しているのだろうか…。高ぶる感情を抑えながら、彼女【彼】に近づきその瞳に映る色を伺う…。
0:
シン:「これは…」
カナメ:「……ぁ……ぁぁ……父さん…母さん……?」
シン:「…そうだ、君の両親だ」
カナメ:「なんで…どうやって!!…2人に、何をしたの…」
シン:「 君に…君にしようとしていることを先に味わってもらったよ…」
カナメ:「刺した…?」
シン:「あぁ。」
カナメ:「…殴って蹴ったの…?」
シン:「もちろん。」
カナメ:「歯は…?」
0:
シン:(M)次々と質問をなげかけてくる彼女【彼】の瞳は、チラチラ揺らめく僅(わず)かな光を吸収しキラキラと歓喜に満ちた色を見せた…。
シン:彼女【彼】の質問に「いい声でうめいてくれたよ…」と答えると、その瞳はより一層の光を宿す……。
カナメ:「爪は??」
シン:「もう残っている爪はないな…欲しいなら、これもプレゼントしようか。」
カナメ:(M)そう言って男【女】が差し出してきたのは…彼らの一部だったもの……
シン:(M)それが何かわかった彼女は背筋を伸ばし、食い入るようにソレを見つめながら私に問う。
カナメ:「もう…死んでるの?」
シン:「あぁ、本当は君の前で、と思っていたんだが……ここまでもたなかったようだ。」
カナメ:「そっか……ふふ」
0:
シン:「なぜだ…」
カナメ:「?」
シン:「こんな色は‥知らない……美しい……」
カナメ:「…。ありがとう…とてもいい気分だよ」
シン:(M)そう言って微笑んだ彼女【彼】の瞳に、七色の輝きが見えた気がした。
0:
シン:(M)私の知らない輝きだった…。もっとだ、もっと見たい!!君の瞳にはどんな輝きが隠れているのか…あぁ、楽しみだ。始末するのは、飽きてからでも…遅くはないだろう。
シン:『まだ、殺さない。』
0:
カナメ:(M)あぁ、神様。ありがとうございます。こんなに素敵なプレゼントを…。自分の手で恨みをはらせなかったのは悔しいけど…いい気分。でもまだ、アイツがいる……残っている。アイツは、この手で……。
カナメ:だから『まだ、殺されてやらない。』
0:
0:……To be continued…?
ギフト
シン:(M)人は絶望した時、その瞳に何を映すのか…。君の瞳は何色に輝くのだろう…。
カナメ:(M)喜怒哀楽。人は感情を持つ。言葉や表情、声色など…体全体を使って感情を示すことが出来る。
カナメ:動物でさえ、自分の最期を悟ると、涙を流すという。
カナメ:私にはそれすら…想像することさえも難しいようだ。
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カナメ:「…ん」
シン:「気がついたかな?」
カナメ:「……。」(辺りを見回す)
シン:「ふむ。思ったより静かだねぇ。もっと戸惑いや不安、あるいは…取り乱し泣き叫ぶ姿が見れると思っていたのだが…。まぁ、状況が把握できていないのも無理はないか…」
カナメ:「…私はあなたに、攫(さら)われたのでしょうか」
シン:「…」
カナメ:「椅子に座らされ、拘束されている…。状況は把握できているかと…。」
シン:「ほう…。」
カナメ:「ただ…何故こうなっているのかが分かりません。(口元を荒く捕まれ無理やり上を向かされる)…んぐっ」
シン:「(目を覗き込みながら)ふむ…。」
カナメ:「…っ」
シン:「君は…自分が置かれている状況を分かっているのかい?
シン:果たしてここはどこなのか…
シン:部屋は暗く一体なんのための部屋なのか…
シン:これから自分がどんな目にあうのか…
シン:見知らぬ男に連れ去られ、拘束され、身動きが取れない…。これはいつまで続くのか…。」
カナメ:「…。」
カナメ:「分かりませんが…騒いでどうこうなる状況でもないよなので…(殴られる)うぐっ」
シン:「(髪を鷲掴み顔をあげさせる)すぐに冷静ではいられなくなるだろう…」
カナメ:「っ…」
シン:「(瞳をのぞき込む)…なんの輝きもないとは」
カナメ:「…?」
シン:「まあいい、これからだよ。君はこれから私の玩具(おもちゃ)だ。何をされるのだろうね…??殴り蹴られて痛ぶられるのだろうか…それとも1本ずつ歯をぬかれるのか…はたまた、爪を剥ごうか…想像もつかない痛みに悶え、苦しみながら息絶える瞬間、君はどんな色を私に見せてくれるのか!!
シン:あぁぁぁ!!!楽しみで仕方ない!!!ふふ…ふふふ…君は今どんな気持ちだい??んん??」
カナメ:「…何も」
シン:「…ふむ、脅しでは揺らがないか。」
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シン:「さぁ、どんな表情を見せてくれるかな…?(太ももを刺す)ふっ!!!」
カナメ:「あああああああああああ!!!!」
シン:「ああ…いいね!!!!いい声だぁ、ははははは!!!!!」
カナメ:「ぅああ…くっ…っ…」
シン:「さあ!!!もっとだ!!!
シン:(叩き続ける)
ふん!!!くっ!!ははっ!!はははは!!!!」
カナメ:(しんにあわせて呻きましょう♪)
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カナメ:(M)どれだけの時間が経ったのだろうか…しばらくの間、意識が飛んでいたようだ。
瞼を開ける気力もなく朦朧(もうろう)とした意識の中……
シン:「いつまで寝ているつもりだい??」
カナメ:(M)男【女】の声と…直後、冷たい水を頭部に叩きつけられた。
シン:「飛んでる暇は無い!!!起きるんだ!!!」
カナメ:「んぐっ!!!ゲホッガハッ…はぁはぁ…」
シン:「さぁ、君の色は何色だろうねぇ(髪を掴んで上を向かす)………」
カナメ:「んぐっ…はぁ…はぁ」
カナメ:霞んだ視界…再度意識を手放す直前捉(とら)えたのは、眉間に皺を寄せ驚きと戸惑いを浮かべた男【女】の表情だった。
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カナメ:(M)身体が重い…呼吸をする度、全身に痛みが走る。ゆっくりと、うなだれていた頭を持ち上げ、長時間の同じ姿勢で固まった上半身を息を止めながら起こした。
カナメ:ゆっくりと目を開けると、そこに男【女】はいなかった。太ももからの鈍い痛みに気づき、痛みの根源に視線を落とす。
カナメ:「手当…されてる…?」
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カナメ:(M)なんのために連れてこられたのか。ここに来る前に見た光景は…家の用事で街に出ていた…人気の無い路地裏に近いところで、呼吸ができなくなり目の前が暗転した。薬を嗅がされ気を失ったというところだろう…。
カナメ:上手く頭が回らない…与えられた痛みに耐えきれず、また意識を手放した。
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シン:(M)さて…いつもならばすぐに始末してしまうのだが…。
シン:恐怖だけではピクリともしなかった…言葉だけでは現実味がないのだろうと痛みを与えてみたが…
シン:痛みに伴う呻(うめ)きと、表情は歪んだものの、彼女【彼】の瞳には何の色も無い。何を与えれば彼女【彼】の瞳は輝くのか…
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シン:「ふん、悩むなんて柄にもない…壊れた玩具なら捨てればいいものを……。まぁ、物は試しだ。せっかく用意したプレゼントを見せてからでもいいだろう…ふふふ」
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シン:「さぁ!!起きるんだ。」
カナメ:「……ん…」
シン:「君にプレゼントを用意した。気に入ってくれると嬉しいんだが…?」
カナメ:「……っ!?」
カナメ:(M)男【女】の声で重い瞼(まぶた)を開く…暗闇になれた瞳、僅(わず)かな光でもまぶしく、揺らめくランプの炎で視界が白く霞(かす)む。何度か瞬きを繰り返し、ふと目の前に置かれたふたつの塊を捉えた 。〝プレゼント〟だと言われた塊…
シン:(M)みるみる変わる彼女【彼】の表情。その瞳にはどんな色を宿しているのだろうか…。高ぶる感情を抑えながら、彼女【彼】に近づきその瞳に映る色を伺う…。
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シン:「これは…」
カナメ:「……ぁ……ぁぁ……父さん…母さん……?」
シン:「…そうだ、君の両親だ」
カナメ:「なんで…どうやって!!…2人に、何をしたの…」
シン:「 君に…君にしようとしていることを先に味わってもらったよ…」
カナメ:「刺した…?」
シン:「あぁ。」
カナメ:「…殴って蹴ったの…?」
シン:「もちろん。」
カナメ:「歯は…?」
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シン:(M)次々と質問をなげかけてくる彼女【彼】の瞳は、チラチラ揺らめく僅(わず)かな光を吸収しキラキラと歓喜に満ちた色を見せた…。
シン:彼女【彼】の質問に「いい声でうめいてくれたよ…」と答えると、その瞳はより一層の光を宿す……。
カナメ:「爪は??」
シン:「もう残っている爪はないな…欲しいなら、これもプレゼントしようか。」
カナメ:(M)そう言って男【女】が差し出してきたのは…彼らの一部だったもの……
シン:(M)それが何かわかった彼女は背筋を伸ばし、食い入るようにソレを見つめながら私に問う。
カナメ:「もう…死んでるの?」
シン:「あぁ、本当は君の前で、と思っていたんだが……ここまでもたなかったようだ。」
カナメ:「そっか……ふふ」
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シン:「なぜだ…」
カナメ:「?」
シン:「こんな色は‥知らない……美しい……」
カナメ:「…。ありがとう…とてもいい気分だよ」
シン:(M)そう言って微笑んだ彼女【彼】の瞳に、七色の輝きが見えた気がした。
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シン:(M)私の知らない輝きだった…。もっとだ、もっと見たい!!君の瞳にはどんな輝きが隠れているのか…あぁ、楽しみだ。始末するのは、飽きてからでも…遅くはないだろう。
シン:『まだ、殺さない。』
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カナメ:(M)あぁ、神様。ありがとうございます。こんなに素敵なプレゼントを…。自分の手で恨みをはらせなかったのは悔しいけど…いい気分。でもまだ、アイツがいる……残っている。アイツは、この手で……。
カナメ:だから『まだ、殺されてやらない。』
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0:……To be continued…?