台本概要

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タイトル ギフト
作者名 遊狐。  (@V01008)
ジャンル ホラー
演者人数 2人用台本(不問2) ※兼役あり
時間 20 分
台本使用規定 商用、非商用問わず作者へ連絡要
説明 絶望に追いやられた時、人はどんな表情を瞳に写すのか…。
相手を追い詰め絶望の色を引き出すことに快感を覚えるシン
捕らえられ痛ぶられるカナメ
カナメの瞳に映る色は…

スッキリはしないし
気持ち悪い内容かもしれません⚠笑笑
殺傷表現あり⚠
【⠀】内の女性男性は演じ手様によって選んでいただければと思います。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
シン 不問 34 イメージはカナメより年上の男性。 シリアル・キラー
カナメ 不問 34 イメージは若めの女性。犠牲者
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
ギフト シン:(M)人は絶望した時、その瞳に何を映すのか…。君の瞳は何色に輝くのだろう…。 カナメ:(M)喜怒哀楽。人は感情を持つ。言葉や表情、声色など…体全体を使って感情を示すことが出来る。 カナメ:動物でさえ、自分の最期を悟ると、涙を流すという。 カナメ:私にはそれすら…想像することさえも難しいようだ。 0: 0: 0: カナメ:「…ん」 シン:「気がついたかな?」 カナメ:「……。」(辺りを見回す) シン:「ふむ。思ったより静かだねぇ。もっと戸惑いや不安、あるいは…取り乱し泣き叫ぶ姿が見れると思っていたのだが…。まぁ、状況が把握できていないのも無理はないか…」 カナメ:「…私はあなたに、攫(さら)われたのでしょうか」 シン:「…」 カナメ:「椅子に座らされ、拘束されている…。状況は把握できているかと…。」 シン:「ほう…。」 カナメ:「ただ…何故こうなっているのかが分かりません。(口元を荒く捕まれ無理やり上を向かされる)…んぐっ」 シン:「(目を覗き込みながら)ふむ…。」 カナメ:「…っ」 シン:「君は…自分が置かれている状況を分かっているのかい? シン:果たしてここはどこなのか… シン:部屋は暗く一体なんのための部屋なのか… シン:これから自分がどんな目にあうのか… シン:見知らぬ男に連れ去られ、拘束され、身動きが取れない…。これはいつまで続くのか…。」 カナメ:「…。」 カナメ:「分かりませんが…騒いでどうこうなる状況でもないよなので…(殴られる)うぐっ」 シン:「(髪を鷲掴み顔をあげさせる)すぐに冷静ではいられなくなるだろう…」 カナメ:「っ…」 シン:「(瞳をのぞき込む)…なんの輝きもないとは」 カナメ:「…?」 シン:「まあいい、これからだよ。君はこれから私の玩具(おもちゃ)だ。何をされるのだろうね…??殴り蹴られて痛ぶられるのだろうか…それとも1本ずつ歯をぬかれるのか…はたまた、爪を剥ごうか…想像もつかない痛みに悶え、苦しみながら息絶える瞬間、君はどんな色を私に見せてくれるのか!! シン:あぁぁぁ!!!楽しみで仕方ない!!!ふふ…ふふふ…君は今どんな気持ちだい??んん??」 カナメ:「…何も」 シン:「…ふむ、脅しでは揺らがないか。」 0: シン:「さぁ、どんな表情を見せてくれるかな…?(太ももを刺す)ふっ!!!」 カナメ:「あああああああああああ!!!!」 シン:「ああ…いいね!!!!いい声だぁ、ははははは!!!!!」 カナメ:「ぅああ…くっ…っ…」 シン:「さあ!!!もっとだ!!! シン:(叩き続ける) ふん!!!くっ!!ははっ!!はははは!!!!」 カナメ:(しんにあわせて呻きましょう♪) 0: カナメ:(M)どれだけの時間が経ったのだろうか…しばらくの間、意識が飛んでいたようだ。 瞼を開ける気力もなく朦朧(もうろう)とした意識の中…… シン:「いつまで寝ているつもりだい??」 カナメ:(M)男【女】の声と…直後、冷たい水を頭部に叩きつけられた。 シン:「飛んでる暇は無い!!!起きるんだ!!!」 カナメ:「んぐっ!!!ゲホッガハッ…はぁはぁ…」 シン:「さぁ、君の色は何色だろうねぇ(髪を掴んで上を向かす)………」 カナメ:「んぐっ…はぁ…はぁ」 カナメ:霞んだ視界…再度意識を手放す直前捉(とら)えたのは、眉間に皺を寄せ驚きと戸惑いを浮かべた男【女】の表情だった。 0: 0: カナメ:(M)身体が重い…呼吸をする度、全身に痛みが走る。ゆっくりと、うなだれていた頭を持ち上げ、長時間の同じ姿勢で固まった上半身を息を止めながら起こした。 カナメ:ゆっくりと目を開けると、そこに男【女】はいなかった。太ももからの鈍い痛みに気づき、痛みの根源に視線を落とす。 カナメ:「手当…されてる…?」 0: カナメ:(M)なんのために連れてこられたのか。ここに来る前に見た光景は…家の用事で街に出ていた…人気の無い路地裏に近いところで、呼吸ができなくなり目の前が暗転した。薬を嗅がされ気を失ったというところだろう…。 カナメ:上手く頭が回らない…与えられた痛みに耐えきれず、また意識を手放した。 0: 0: シン:(M)さて…いつもならばすぐに始末してしまうのだが…。 シン:恐怖だけではピクリともしなかった…言葉だけでは現実味がないのだろうと痛みを与えてみたが… シン:痛みに伴う呻(うめ)きと、表情は歪んだものの、彼女【彼】の瞳には何の色も無い。何を与えれば彼女【彼】の瞳は輝くのか… 0: シン:「ふん、悩むなんて柄にもない…壊れた玩具なら捨てればいいものを……。まぁ、物は試しだ。せっかく用意したプレゼントを見せてからでもいいだろう…ふふふ」 0: 0: 0: シン:「さぁ!!起きるんだ。」 カナメ:「……ん…」 シン:「君にプレゼントを用意した。気に入ってくれると嬉しいんだが…?」 カナメ:「……っ!?」 カナメ:(M)男【女】の声で重い瞼(まぶた)を開く…暗闇になれた瞳、僅(わず)かな光でもまぶしく、揺らめくランプの炎で視界が白く霞(かす)む。何度か瞬きを繰り返し、ふと目の前に置かれたふたつの塊を捉えた 。〝プレゼント〟だと言われた塊… シン:(M)みるみる変わる彼女【彼】の表情。その瞳にはどんな色を宿しているのだろうか…。高ぶる感情を抑えながら、彼女【彼】に近づきその瞳に映る色を伺う…。 0: シン:「これは…」 カナメ:「……ぁ……ぁぁ……父さん…母さん……?」 シン:「…そうだ、君の両親だ」 カナメ:「なんで…どうやって!!…2人に、何をしたの…」 シン:「 君に…君にしようとしていることを先に味わってもらったよ…」 カナメ:「刺した…?」 シン:「あぁ。」 カナメ:「…殴って蹴ったの…?」 シン:「もちろん。」 カナメ:「歯は…?」 0: シン:(M)次々と質問をなげかけてくる彼女【彼】の瞳は、チラチラ揺らめく僅(わず)かな光を吸収しキラキラと歓喜に満ちた色を見せた…。 シン:彼女【彼】の質問に「いい声でうめいてくれたよ…」と答えると、その瞳はより一層の光を宿す……。 カナメ:「爪は??」 シン:「もう残っている爪はないな…欲しいなら、これもプレゼントしようか。」 カナメ:(M)そう言って男【女】が差し出してきたのは…彼らの一部だったもの…… シン:(M)それが何かわかった彼女は背筋を伸ばし、食い入るようにソレを見つめながら私に問う。 カナメ:「もう…死んでるの?」 シン:「あぁ、本当は君の前で、と思っていたんだが……ここまでもたなかったようだ。」 カナメ:「そっか……ふふ」 0: シン:「なぜだ…」 カナメ:「?」 シン:「こんな色は‥知らない……美しい……」 カナメ:「…。ありがとう…とてもいい気分だよ」 シン:(M)そう言って微笑んだ彼女【彼】の瞳に、七色の輝きが見えた気がした。 0: シン:(M)私の知らない輝きだった…。もっとだ、もっと見たい!!君の瞳にはどんな輝きが隠れているのか…あぁ、楽しみだ。始末するのは、飽きてからでも…遅くはないだろう。 シン:『まだ、殺さない。』 0: カナメ:(M)あぁ、神様。ありがとうございます。こんなに素敵なプレゼントを…。自分の手で恨みをはらせなかったのは悔しいけど…いい気分。でもまだ、アイツがいる……残っている。アイツは、この手で……。 カナメ:だから『まだ、殺されてやらない。』 0: 0:……To be continued…?

ギフト シン:(M)人は絶望した時、その瞳に何を映すのか…。君の瞳は何色に輝くのだろう…。 カナメ:(M)喜怒哀楽。人は感情を持つ。言葉や表情、声色など…体全体を使って感情を示すことが出来る。 カナメ:動物でさえ、自分の最期を悟ると、涙を流すという。 カナメ:私にはそれすら…想像することさえも難しいようだ。 0: 0: 0: カナメ:「…ん」 シン:「気がついたかな?」 カナメ:「……。」(辺りを見回す) シン:「ふむ。思ったより静かだねぇ。もっと戸惑いや不安、あるいは…取り乱し泣き叫ぶ姿が見れると思っていたのだが…。まぁ、状況が把握できていないのも無理はないか…」 カナメ:「…私はあなたに、攫(さら)われたのでしょうか」 シン:「…」 カナメ:「椅子に座らされ、拘束されている…。状況は把握できているかと…。」 シン:「ほう…。」 カナメ:「ただ…何故こうなっているのかが分かりません。(口元を荒く捕まれ無理やり上を向かされる)…んぐっ」 シン:「(目を覗き込みながら)ふむ…。」 カナメ:「…っ」 シン:「君は…自分が置かれている状況を分かっているのかい? シン:果たしてここはどこなのか… シン:部屋は暗く一体なんのための部屋なのか… シン:これから自分がどんな目にあうのか… シン:見知らぬ男に連れ去られ、拘束され、身動きが取れない…。これはいつまで続くのか…。」 カナメ:「…。」 カナメ:「分かりませんが…騒いでどうこうなる状況でもないよなので…(殴られる)うぐっ」 シン:「(髪を鷲掴み顔をあげさせる)すぐに冷静ではいられなくなるだろう…」 カナメ:「っ…」 シン:「(瞳をのぞき込む)…なんの輝きもないとは」 カナメ:「…?」 シン:「まあいい、これからだよ。君はこれから私の玩具(おもちゃ)だ。何をされるのだろうね…??殴り蹴られて痛ぶられるのだろうか…それとも1本ずつ歯をぬかれるのか…はたまた、爪を剥ごうか…想像もつかない痛みに悶え、苦しみながら息絶える瞬間、君はどんな色を私に見せてくれるのか!! シン:あぁぁぁ!!!楽しみで仕方ない!!!ふふ…ふふふ…君は今どんな気持ちだい??んん??」 カナメ:「…何も」 シン:「…ふむ、脅しでは揺らがないか。」 0: シン:「さぁ、どんな表情を見せてくれるかな…?(太ももを刺す)ふっ!!!」 カナメ:「あああああああああああ!!!!」 シン:「ああ…いいね!!!!いい声だぁ、ははははは!!!!!」 カナメ:「ぅああ…くっ…っ…」 シン:「さあ!!!もっとだ!!! シン:(叩き続ける) ふん!!!くっ!!ははっ!!はははは!!!!」 カナメ:(しんにあわせて呻きましょう♪) 0: カナメ:(M)どれだけの時間が経ったのだろうか…しばらくの間、意識が飛んでいたようだ。 瞼を開ける気力もなく朦朧(もうろう)とした意識の中…… シン:「いつまで寝ているつもりだい??」 カナメ:(M)男【女】の声と…直後、冷たい水を頭部に叩きつけられた。 シン:「飛んでる暇は無い!!!起きるんだ!!!」 カナメ:「んぐっ!!!ゲホッガハッ…はぁはぁ…」 シン:「さぁ、君の色は何色だろうねぇ(髪を掴んで上を向かす)………」 カナメ:「んぐっ…はぁ…はぁ」 カナメ:霞んだ視界…再度意識を手放す直前捉(とら)えたのは、眉間に皺を寄せ驚きと戸惑いを浮かべた男【女】の表情だった。 0: 0: カナメ:(M)身体が重い…呼吸をする度、全身に痛みが走る。ゆっくりと、うなだれていた頭を持ち上げ、長時間の同じ姿勢で固まった上半身を息を止めながら起こした。 カナメ:ゆっくりと目を開けると、そこに男【女】はいなかった。太ももからの鈍い痛みに気づき、痛みの根源に視線を落とす。 カナメ:「手当…されてる…?」 0: カナメ:(M)なんのために連れてこられたのか。ここに来る前に見た光景は…家の用事で街に出ていた…人気の無い路地裏に近いところで、呼吸ができなくなり目の前が暗転した。薬を嗅がされ気を失ったというところだろう…。 カナメ:上手く頭が回らない…与えられた痛みに耐えきれず、また意識を手放した。 0: 0: シン:(M)さて…いつもならばすぐに始末してしまうのだが…。 シン:恐怖だけではピクリともしなかった…言葉だけでは現実味がないのだろうと痛みを与えてみたが… シン:痛みに伴う呻(うめ)きと、表情は歪んだものの、彼女【彼】の瞳には何の色も無い。何を与えれば彼女【彼】の瞳は輝くのか… 0: シン:「ふん、悩むなんて柄にもない…壊れた玩具なら捨てればいいものを……。まぁ、物は試しだ。せっかく用意したプレゼントを見せてからでもいいだろう…ふふふ」 0: 0: 0: シン:「さぁ!!起きるんだ。」 カナメ:「……ん…」 シン:「君にプレゼントを用意した。気に入ってくれると嬉しいんだが…?」 カナメ:「……っ!?」 カナメ:(M)男【女】の声で重い瞼(まぶた)を開く…暗闇になれた瞳、僅(わず)かな光でもまぶしく、揺らめくランプの炎で視界が白く霞(かす)む。何度か瞬きを繰り返し、ふと目の前に置かれたふたつの塊を捉えた 。〝プレゼント〟だと言われた塊… シン:(M)みるみる変わる彼女【彼】の表情。その瞳にはどんな色を宿しているのだろうか…。高ぶる感情を抑えながら、彼女【彼】に近づきその瞳に映る色を伺う…。 0: シン:「これは…」 カナメ:「……ぁ……ぁぁ……父さん…母さん……?」 シン:「…そうだ、君の両親だ」 カナメ:「なんで…どうやって!!…2人に、何をしたの…」 シン:「 君に…君にしようとしていることを先に味わってもらったよ…」 カナメ:「刺した…?」 シン:「あぁ。」 カナメ:「…殴って蹴ったの…?」 シン:「もちろん。」 カナメ:「歯は…?」 0: シン:(M)次々と質問をなげかけてくる彼女【彼】の瞳は、チラチラ揺らめく僅(わず)かな光を吸収しキラキラと歓喜に満ちた色を見せた…。 シン:彼女【彼】の質問に「いい声でうめいてくれたよ…」と答えると、その瞳はより一層の光を宿す……。 カナメ:「爪は??」 シン:「もう残っている爪はないな…欲しいなら、これもプレゼントしようか。」 カナメ:(M)そう言って男【女】が差し出してきたのは…彼らの一部だったもの…… シン:(M)それが何かわかった彼女は背筋を伸ばし、食い入るようにソレを見つめながら私に問う。 カナメ:「もう…死んでるの?」 シン:「あぁ、本当は君の前で、と思っていたんだが……ここまでもたなかったようだ。」 カナメ:「そっか……ふふ」 0: シン:「なぜだ…」 カナメ:「?」 シン:「こんな色は‥知らない……美しい……」 カナメ:「…。ありがとう…とてもいい気分だよ」 シン:(M)そう言って微笑んだ彼女【彼】の瞳に、七色の輝きが見えた気がした。 0: シン:(M)私の知らない輝きだった…。もっとだ、もっと見たい!!君の瞳にはどんな輝きが隠れているのか…あぁ、楽しみだ。始末するのは、飽きてからでも…遅くはないだろう。 シン:『まだ、殺さない。』 0: カナメ:(M)あぁ、神様。ありがとうございます。こんなに素敵なプレゼントを…。自分の手で恨みをはらせなかったのは悔しいけど…いい気分。でもまだ、アイツがいる……残っている。アイツは、この手で……。 カナメ:だから『まだ、殺されてやらない。』 0: 0:……To be continued…?