台本概要
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タイトル | 炬燵でアイス |
---|---|
作者名 | 熊野むっち (@mucchi_0908) |
ジャンル | ラブストーリー |
演者人数 | 2人用台本(男1、女1) |
時間 | 20 分 |
台本使用規定 | 台本説明欄参照 |
説明 |
【声劇配信時の規約】 ・配信時に作者名および作品名を記載 ※上記一点のみ必ずご対応くだされば、作者への連絡は不要です。 (投げ銭の有無、有償無償に関わらず) 830 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
男 | 男 | 65 | 38歳。素子の夫。素子とは年齢が一回り離れている。温厚で理性的。妻の無邪気なところをたまらなく愛している。 |
女 | 女 | 65 | 26歳。耕作の妻。耕作とは年齢が一回り離れている。天真爛漫。付き合っていた時の名残で未だに夫の事を「仁志君」と呼んでしまう。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:
:
:タイトル
: 【炬燵(こたつ)でアイス】作・くまのムッチ
:
:登場人物
:
男:
男:(配役が決まったらここをタップしてください)
男:仁志 耕作(にしこうさく)
男:38歳。素子の夫。素子とは年齢が一回り離れている。温厚で理性的。妻の無邪気なところをたまらなく愛している。
:
女:
女:(配役が決まったらここをタップしてください)
女:仁志 素子(にしもとこ)
女:26歳。耕作の妻。耕作とは年齢が一回り離れている。天真爛漫。付き合っていた時の名残で未だに夫の事を「仁志君」と呼んでしまう。
:
:・
:
:・
:
:・
:
:・
:
:・
:
0:寒い冬の休日。
0:コタツに入って暖を取る夫婦。
:
女:はあ~
:
男:あったかいね…
:
女:うん、あったかい…
:
男:コタツ、買って、正解だったね。
:
女:うん、正解だったね…あーでも…
:
男:でも…なに?
:
女:2人ともここから、一歩も出られなくなったね…
:
男:ハハ…確かに。
:
0:しばらくの間。言葉こそないが幸せに満たされた時間である。
:
女:ねえ。
:
男:ん?
:
女:ダダン!(クイズ番組でよくある出題前のジングル)
:
男:え?なに?クイズ?
:
女:さてここで問題です。コタツに入って食べるもので、1番美味しい食べ物はなんでしょうか?
:
男:うーん…
:
女:え~なんで~!超簡単じゃ~ん!
:
男:えーっと…(閃いて)あっ!ミカンだ!正解はミカンです!
:
女:(溜めて)…ファイナル…アンサー?
:
男:えっ、あ、うん。
:
女:(ノリノリで)ファイナル シークレット ギャラクシー バンクシー キャプテンシー(ちょっと考えて)あー、えっと、ファイナル…アンサー?
:
男:ちょっと、ファイナル2回出たよ。
:
女:(とても愛らしく)アンサー?
:
男:(仕方なく)うん、アンサーアンサー。
:
女:ムムムムム……(すごく溜めている)
:
男:また溜めた。
:
女:ムムムム…(まだ溜めてる)……ブーッ!不正解でーす!
:
男:えー!コタツって言ったら絶対ミカンじゃーん!
:
女:わかってない!仁志君ぜんっぜんわかってない!
:
男:え~、じゃあ正解はなんなの?ってかこんなの完全に素子さんの主観でしょ?
:
女:正解は…明治スーパーカップの…バニラ味でしたっ!
:
男:カーッ!そう来たかー!確かにコタツで食べるスーパーカップは最強かも!
:
女:ふふーん、じゃあ仁志君買ってきて。
:
男:えー!なんでー!?
:
女:えっ、だって不正解だったじゃん、コタツクイズ、1問目敗退だったじゃん!
:
男:えー、そんなのフェアじゃないよ~
:
女:なんで?
:
男:だってこんなの素子さんに関するクイズじゃんか!コタツクイズじゃなくって、素子クイズじゃんか!
:
女:そーお?
:
男:そうだよ!
:
女:えー!でもだったら尚更ダメじゃない?夫が愛する妻の気持ちわかってないって事だよ。
:
男:ウッ…それを言われると…(ションボリして)返す言葉もございません…
:
女:(とても愛らしく)ふっふっふ…じゃあスーパーカップのバニラ味買ってきてくれる?
:
男:(しおらしく)はい。…それで許してくれるなら喜んで買ってまいります…
:
女:やったー!じゃあ!私も一緒に行くー!!
:
男:(照れながら)もう~!なんだよそれ~!結局付いて来るんじゃんか~!
:
0:コタツから這い出て、コンビニへと出かける2人。
0:しばらくの間。
0:やがて2人が帰ってくる。2人はあまりの寒さに凍えそうになっている。
:
男:さむ~!
:
女:寒い寒い寒い!
:
男:いや~!めっちゃ寒かったね!外!
:
女:コンビニすぐそこだからって、油断してた~!
:
男:薄着のまま出ちゃったもんね…
:
女:コタツコタツコタツ!
:
男:スイッチ入れたままにしといたから!早く入ろう!
:
0:コタツに潜り込み暖を取る2人。
:
女:ふぅ~!生き返る~!
:
男:は~!幸せ!!
:
0:しばらくの間。幸せに満たされた時間。
:
男:…ねえ?素子さん。
:
女:ん?なにー?
:
男:…まだ、口の中、スーパーカップになってる?
:
女:…正直に言っていい?
:
男:…なんとなく言いたい事は想像つくけど…どうぞ。
:
女:全然食べたくなくなった!
:
男:やっぱり。
:
女:まあでもいいじゃん、冷凍庫に入れとけばいつでも食べれるし。
:
男:まあね。
:
女:ダダン!(クイズ番組でよくある出題前のジングル)
:
男:えっ
:
女:第2問!
:
男:2問目あるんだ…
:
女:いま食べたら1番美味しい食べ物はなんでしょうか?
:
男:【今】って!漠然とし過ぎ!
:
女:(とても愛らしく)なんでしょうか!?
:
男:あー、でも俺わかるかも!こういう時に食べて美味しいものって一択じゃない?
:
女:お!仁志君わかる!?当てれそう!?
:
男:あー!でも!一応ヒントちょうだい!
:
女:じゃあ、3回まで、質問を受け付けまーす!
:
男:よーし!行くぞー!じゃあ…(少し考えて)その食べ物は、お湯を入れて食べるものですか?【はい】か【いいえ】で答えてください!
:
女:はい!
:
男:うし!じゃあ次は…(考える)その食べ物は啜って(すすって)食べるものですか?【はい】か【いいえ】で答えてください!
:
女:……はい!
:
男:よーし!もうこれ絶対わかった!じゃあね…(考える)その食べ物には謎肉(なぞにく)が入っていますか!?【はい】か【いいえ】で答えてください!
:
女:んー…はい!
:
男:もらった!正解は!日清カップヌードルだー!!
:
女:ブー!!不正解!!
:
男:えー!なんで!?
:
女:正解は…日清カップヌードルカレーでしたー!!
:
男:ええー!何味かまで当てないといけないやつなのー!?
:
女:当然でしょ!ノーマルとカレー味だったら、それもう天と地ほど差があるんだから!
:
男:そうかなあ~
:
女:そうだよ!それもうあずきバーと小豆(あずき)ぐらい違うんだから!しろくまアイスと白熊くらい違うんだからねー!!
:
男:(少し戸惑う)えっ、その例えよくわかんないよ…。しかもなんで全部例えがアイスなの?
:
女:とにかく不正解でーす!ブー!
:
男:…なんか納得いかないなー。(少し考えて)あれ?もしかしてこの流れって…またコンビニに買いに行かされるやつ?
:
女:(とびきり可愛く)へッヘッへ…兄貴、お察しの通りでゲス…
:
男:えーやだよー寒いもん!
:
女:えー!愛する妻のクイズに2問連続不正解だったのにー?
:
男:もうその手には乗らないぞー!もう俺は今日はコタツから一歩も出ないかんね!
:
女:えー!ひどーい!モラハラだー!モラハラ夫(おっと)ー!
:
男:こら!素子さん!そんな物騒な言葉、冗談でも使わないでよ~
:
女:えー、じゃあ何(なに)ハラ?
:
男:(困って)何ハラでもないよ~
:
女:あれだ!ヌードルハラスメントだ!
:
男:それ、ラーメンをズルズル啜る(すする)方のハラスメントだから!
:
女:えー?そんなのあるの?イヤな世の中だね~!
:
男:そうだね~
:
女:うーん、じゃあさ、
:
男:うん。
:
女:もう、ここは平等に、コタツ内コチョコチョ競争で決めよう!
:
男:なにそれ。
:
女:うん、だからね。コタツの中で足の指を使ってコチョコチョしあって、先に笑った方が負けのルールで対決するの。
:
男:うん、俺はまあいいけど…素子さん、ほんとにそれでいいの?
:
女:望むところよ!レディー…ゴー!
:
0:コタツの中で起きる激しい攻防。
0:2人で「クッ」とか「えいっ」とか「このっ」とか言って、楽しそうに盛り上がる。
0:徐々に素子が劣勢になる。そしてついに仁志の攻撃に屈する素子。
:
男:オリャー!これで終わりだー!!
:
女:(堪えきれず爆笑してしまう)ヒャヒャヒャヒャ!キャー!やめてー!
:
男:(笑いながら)参った?降参する?
:
女:(爆笑している)キャー!降参降参!参りました!参ったってばー!
:
0:2人でひとしきり楽しく笑いあう。そんな幸せな一時。
:
女:なんか、いっぱい笑ったら、またあったかくなっちゃったね。
:
男:ほんとだね…俺なんてちょっと汗かいちゃったもん。
:
女:もうカップヌードルカレーって感じじゃなくなったね…
:
男:アイス食べよっか。
:
女:そだね。
:
男:取ってきてあげる。
:
女:ねえ。
:
男:んー?
:
女:…愛してるよ。
:
男:(驚いたあと、照れる)えっ、なに、急に…
:
女:思った時にちゃんと伝えたい人なのだ。私は。
:
男:そか…ありがと…俺も…その(照れながら)ちゃんと、愛してるよ…
:
女:(微笑んで)……。
:
男:(照れ臭そうに怒る)もう!なに!?
:
女:(笑顔で)早くアイス持ってきて!
:
:
:
0:終わり
0:
:
:タイトル
: 【炬燵(こたつ)でアイス】作・くまのムッチ
:
:登場人物
:
男:
男:(配役が決まったらここをタップしてください)
男:仁志 耕作(にしこうさく)
男:38歳。素子の夫。素子とは年齢が一回り離れている。温厚で理性的。妻の無邪気なところをたまらなく愛している。
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女:
女:(配役が決まったらここをタップしてください)
女:仁志 素子(にしもとこ)
女:26歳。耕作の妻。耕作とは年齢が一回り離れている。天真爛漫。付き合っていた時の名残で未だに夫の事を「仁志君」と呼んでしまう。
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0:寒い冬の休日。
0:コタツに入って暖を取る夫婦。
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女:はあ~
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男:あったかいね…
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女:うん、あったかい…
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男:コタツ、買って、正解だったね。
:
女:うん、正解だったね…あーでも…
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男:でも…なに?
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女:2人ともここから、一歩も出られなくなったね…
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男:ハハ…確かに。
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0:しばらくの間。言葉こそないが幸せに満たされた時間である。
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女:ねえ。
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男:ん?
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女:ダダン!(クイズ番組でよくある出題前のジングル)
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男:え?なに?クイズ?
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女:さてここで問題です。コタツに入って食べるもので、1番美味しい食べ物はなんでしょうか?
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男:うーん…
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女:え~なんで~!超簡単じゃ~ん!
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男:えーっと…(閃いて)あっ!ミカンだ!正解はミカンです!
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女:(溜めて)…ファイナル…アンサー?
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男:えっ、あ、うん。
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女:(ノリノリで)ファイナル シークレット ギャラクシー バンクシー キャプテンシー(ちょっと考えて)あー、えっと、ファイナル…アンサー?
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男:ちょっと、ファイナル2回出たよ。
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女:(とても愛らしく)アンサー?
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男:(仕方なく)うん、アンサーアンサー。
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女:ムムムムム……(すごく溜めている)
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男:また溜めた。
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女:ムムムム…(まだ溜めてる)……ブーッ!不正解でーす!
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男:えー!コタツって言ったら絶対ミカンじゃーん!
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女:わかってない!仁志君ぜんっぜんわかってない!
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男:え~、じゃあ正解はなんなの?ってかこんなの完全に素子さんの主観でしょ?
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女:正解は…明治スーパーカップの…バニラ味でしたっ!
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男:カーッ!そう来たかー!確かにコタツで食べるスーパーカップは最強かも!
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女:ふふーん、じゃあ仁志君買ってきて。
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男:えー!なんでー!?
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女:えっ、だって不正解だったじゃん、コタツクイズ、1問目敗退だったじゃん!
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男:えー、そんなのフェアじゃないよ~
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女:なんで?
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男:だってこんなの素子さんに関するクイズじゃんか!コタツクイズじゃなくって、素子クイズじゃんか!
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女:そーお?
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男:そうだよ!
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女:えー!でもだったら尚更ダメじゃない?夫が愛する妻の気持ちわかってないって事だよ。
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男:ウッ…それを言われると…(ションボリして)返す言葉もございません…
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女:(とても愛らしく)ふっふっふ…じゃあスーパーカップのバニラ味買ってきてくれる?
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男:(しおらしく)はい。…それで許してくれるなら喜んで買ってまいります…
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女:やったー!じゃあ!私も一緒に行くー!!
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男:(照れながら)もう~!なんだよそれ~!結局付いて来るんじゃんか~!
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0:コタツから這い出て、コンビニへと出かける2人。
0:しばらくの間。
0:やがて2人が帰ってくる。2人はあまりの寒さに凍えそうになっている。
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男:さむ~!
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女:寒い寒い寒い!
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男:いや~!めっちゃ寒かったね!外!
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女:コンビニすぐそこだからって、油断してた~!
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男:薄着のまま出ちゃったもんね…
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女:コタツコタツコタツ!
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男:スイッチ入れたままにしといたから!早く入ろう!
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0:コタツに潜り込み暖を取る2人。
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女:ふぅ~!生き返る~!
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男:は~!幸せ!!
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0:しばらくの間。幸せに満たされた時間。
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男:…ねえ?素子さん。
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女:ん?なにー?
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男:…まだ、口の中、スーパーカップになってる?
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女:…正直に言っていい?
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男:…なんとなく言いたい事は想像つくけど…どうぞ。
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女:全然食べたくなくなった!
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男:やっぱり。
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女:まあでもいいじゃん、冷凍庫に入れとけばいつでも食べれるし。
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男:まあね。
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女:ダダン!(クイズ番組でよくある出題前のジングル)
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男:えっ
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女:第2問!
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男:2問目あるんだ…
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女:いま食べたら1番美味しい食べ物はなんでしょうか?
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男:【今】って!漠然とし過ぎ!
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女:(とても愛らしく)なんでしょうか!?
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男:あー、でも俺わかるかも!こういう時に食べて美味しいものって一択じゃない?
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女:お!仁志君わかる!?当てれそう!?
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男:あー!でも!一応ヒントちょうだい!
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女:じゃあ、3回まで、質問を受け付けまーす!
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男:よーし!行くぞー!じゃあ…(少し考えて)その食べ物は、お湯を入れて食べるものですか?【はい】か【いいえ】で答えてください!
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女:はい!
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男:うし!じゃあ次は…(考える)その食べ物は啜って(すすって)食べるものですか?【はい】か【いいえ】で答えてください!
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女:……はい!
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男:よーし!もうこれ絶対わかった!じゃあね…(考える)その食べ物には謎肉(なぞにく)が入っていますか!?【はい】か【いいえ】で答えてください!
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女:んー…はい!
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男:もらった!正解は!日清カップヌードルだー!!
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女:ブー!!不正解!!
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男:えー!なんで!?
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女:正解は…日清カップヌードルカレーでしたー!!
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男:ええー!何味かまで当てないといけないやつなのー!?
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女:当然でしょ!ノーマルとカレー味だったら、それもう天と地ほど差があるんだから!
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男:そうかなあ~
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女:そうだよ!それもうあずきバーと小豆(あずき)ぐらい違うんだから!しろくまアイスと白熊くらい違うんだからねー!!
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男:(少し戸惑う)えっ、その例えよくわかんないよ…。しかもなんで全部例えがアイスなの?
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女:とにかく不正解でーす!ブー!
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男:…なんか納得いかないなー。(少し考えて)あれ?もしかしてこの流れって…またコンビニに買いに行かされるやつ?
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女:(とびきり可愛く)へッヘッへ…兄貴、お察しの通りでゲス…
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男:えーやだよー寒いもん!
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女:えー!愛する妻のクイズに2問連続不正解だったのにー?
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男:もうその手には乗らないぞー!もう俺は今日はコタツから一歩も出ないかんね!
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女:えー!ひどーい!モラハラだー!モラハラ夫(おっと)ー!
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男:こら!素子さん!そんな物騒な言葉、冗談でも使わないでよ~
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女:えー、じゃあ何(なに)ハラ?
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男:(困って)何ハラでもないよ~
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女:あれだ!ヌードルハラスメントだ!
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男:それ、ラーメンをズルズル啜る(すする)方のハラスメントだから!
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女:えー?そんなのあるの?イヤな世の中だね~!
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男:そうだね~
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女:うーん、じゃあさ、
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男:うん。
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女:もう、ここは平等に、コタツ内コチョコチョ競争で決めよう!
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男:なにそれ。
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女:うん、だからね。コタツの中で足の指を使ってコチョコチョしあって、先に笑った方が負けのルールで対決するの。
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男:うん、俺はまあいいけど…素子さん、ほんとにそれでいいの?
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女:望むところよ!レディー…ゴー!
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0:コタツの中で起きる激しい攻防。
0:2人で「クッ」とか「えいっ」とか「このっ」とか言って、楽しそうに盛り上がる。
0:徐々に素子が劣勢になる。そしてついに仁志の攻撃に屈する素子。
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男:オリャー!これで終わりだー!!
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女:(堪えきれず爆笑してしまう)ヒャヒャヒャヒャ!キャー!やめてー!
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男:(笑いながら)参った?降参する?
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女:(爆笑している)キャー!降参降参!参りました!参ったってばー!
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0:2人でひとしきり楽しく笑いあう。そんな幸せな一時。
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女:なんか、いっぱい笑ったら、またあったかくなっちゃったね。
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男:ほんとだね…俺なんてちょっと汗かいちゃったもん。
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女:もうカップヌードルカレーって感じじゃなくなったね…
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男:アイス食べよっか。
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女:そだね。
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男:取ってきてあげる。
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女:ねえ。
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男:んー?
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女:…愛してるよ。
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男:(驚いたあと、照れる)えっ、なに、急に…
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女:思った時にちゃんと伝えたい人なのだ。私は。
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男:そか…ありがと…俺も…その(照れながら)ちゃんと、愛してるよ…
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女:(微笑んで)……。
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男:(照れ臭そうに怒る)もう!なに!?
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女:(笑顔で)早くアイス持ってきて!
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0:終わり