台本概要

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タイトル
作者名 てくす  (@daihooon)
ジャンル ホラー
演者人数 2人用台本(男1、女1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 ある男が怪奇現象に悩まされていた。
ある時、男はネットで霊媒師とコンタクトを取る。
そして、お札を渡されたが……。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
33 怪奇現象に悩まされている。
35 怪奇現象に悩む男の知り合い。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:このお話は実際に起こった出来事です。 男:なぁ…最近どうもおかしいんだよ 女:ん?何が? 男:ありえないことばかり周りで起こるんだ… 女:えっと…ありえない事って? 男:例えば… 女:(彼は、自分の身の回りに起こっている事を 女:ありのままに話しました) 男:毎夜、必ず物音がする… 男:ザッとか…ドンッとか… 男:風の音かなって最初は思ったけど 男:家の中で、確実にそれが毎日鳴るんだ。 男:怖くて眠れない……寝不足が続いてる… 女:それで、その目の隈…… 男:俺も、最初は勘違いだろうって 男:……けど何か違うんだ 男:あの音が鳴る時……… 女:『鳴る時…?』 男:な、なんでもない…… 女:……? 女:(その時、私は軽く捉え 女:その言葉を気にしていませんでした) 0:そして別の日 女:大丈夫?きつそうじゃない? 女:顔色もかなり悪いよ 男:え?…はは…あは…… 男:……大丈夫 男:…大丈夫だよ!……(ぶつぶつ何かを言う) 女:……休んだ方がいいよ 女:私も今日は帰るね 0:男が急に女の腕をつかむ 男:はぁっ!?なんで帰るの? 女:っ…!!あ、え…だって… 男:なんでだよ!ふざけんな!! 男:帰っていいなんて言ってないだろ!? 女:ちょ!?え!…なにっ… 女:(会うたびに、彼の行動はおかしくなりました 女:気が触れると、攻撃的になったり… 女:私は会うのがだんだん恐ろしくなりました 女:そんな矢先のことでした…) 0:電話をかける男 男:すまん、こんな時間に… 女:私は大丈夫だけど… 女:今は、なんともないの? 男:……… 女:なにか、あった? 男:自分でも日に日におかしくなってるって思ってる… 男:前に話した物音…ずっと鳴ってる 男:それに…俺の耳元で 女:耳元で…な、なによ… 男:ずっと声がする!! 男:耳元から…俺から離れてくれない……! 男:呼ぶんだ、俺を… 女:なに…それ… 女:お祓いとか、そういうのは… 男:俺ももうそれに縋るしかないって… 男:霊媒師のサイトを丁度みつけてさ 男:…相談しようと思うんだ 女:(私はオカルトなんてもの 女:全然信じてはいませんでした 女:しかし、彼の神妙な雰囲気に圧倒され 女:その日は電話を切りました) 0:間 男:なぁ、この前電話で話した 男:霊媒師のことだけど 女:ああ!どうだったの? 男:お札を送ってくれて 男:これを7日間貼って置くようにって 男:電話でしか話をしていないけど 男:何か悪いものが憑いてるって… 女:(その翌日、彼は貼っている御札を見せてくれました 女:異様な雰囲気の御札… 女:私は本当に効果があるものではないか? 女:と、思いました) 男:なぁ…この御札… 女:なんか複雑な字形だよね… 女:効果がありそう…! 男:でも、呪いって字を崩した 男:形みたいなのが中にないか…? 男:貼っててなんだけど…不気味なんだよ… 女:確かにそんな感じだけど… 女:逆に守ってくれるんじゃないかな? 男:そ、そうだな… 男:とりあえず貼り続ければ…開放されるんだ…!! 男:とりあえず貼っておくよ 女:うん! 0:間 女:ねぇ、気分はどう? 女:少しでも楽になった…? 男:それが…軽くなるどころか心霊現象も続く… 男:それに…あの声が…どんどんはっきりして… 男:確実にそういってる… 男:鮮明にきこえるんだ…… 男:俺に…… 女:おつかれさま 女:……って? 男:………は? 男:お、俺、話したっけ!? 女:ううん、言ってないよ? 男:じゃ、じゃあなんで知って… 女:んふ…んひひ…んふふふ 女:あはははははははははははは 男:ひっ!? 女:ねえ、なんで御札貼っても効果ないか 女:気にならなかったの? 女:都合よくネットでみつけて… 女:電話で話しただけで…そんなすぐに 女:解決するとでも思ったぁ? 男:は、お前…な、何言って… 女:あんたってホント馬鹿だわ 女:単細胞生物ってこういうことを言うんだね 男:ま、まさか… 女:やっと気づいた? 女:その御札も、ネットの霊媒師も 女:ぜーーんぶ嘘 女:最初から、全部嘘 女:青白いあんたの顔見るたびに 女:心の中で笑いがおさまらなくって 女:隠すの大変だった… 女:全部信じちゃって 男:お、お前、全部仕組んで… 女:そーだよお? 女:あんたのこと、ずっと憎かった… 女:あんたが私の友達追い詰めて… 女:自殺に追いやったんだ… 女:許さない… 男:お前…あいつの友達なのか? 女:あ、ひとつだけ本当のことがあるの 女:その御札は、ほんもの 女:…その御札は、7日間貼ることで、 女:効果があらわれるの 男:は……じゃあ、俺は…!! 女:7日間貼り続ければ… 女:呪い殺される、おふだ 男:あ、は、 …何言って… 男:…お、お前、じゃあ俺は… 男:あ、あ、…ああああうわあああああ」 女:どう叫んでも、あんたはここで死んじゃうの…… 女:あの子は苦しんで死んだ… 女:あんたも苦しんで苦しんで死ね!!! 男:あああああああ、 男:いやだ、し、死にたくない… 男:あ…ああああ… 男:っっ!? 男:ぐ、が、がああ…あああぐああああああ 0:男が倒れる 女:やっと、終わった… 女:…ぜんぶ、ぜーんぶ…… 女:ふふ…はは… 女:私もやっと、あの子の元に… 女:いや…逝けないか… 0:女も急にもがき苦しむ 女:ぐっ…ぅううう… 女:は…ははっ…アハはハハはハ! 0: 0: 0: 0: 0:「お憑かれさま」

0:このお話は実際に起こった出来事です。 男:なぁ…最近どうもおかしいんだよ 女:ん?何が? 男:ありえないことばかり周りで起こるんだ… 女:えっと…ありえない事って? 男:例えば… 女:(彼は、自分の身の回りに起こっている事を 女:ありのままに話しました) 男:毎夜、必ず物音がする… 男:ザッとか…ドンッとか… 男:風の音かなって最初は思ったけど 男:家の中で、確実にそれが毎日鳴るんだ。 男:怖くて眠れない……寝不足が続いてる… 女:それで、その目の隈…… 男:俺も、最初は勘違いだろうって 男:……けど何か違うんだ 男:あの音が鳴る時……… 女:『鳴る時…?』 男:な、なんでもない…… 女:……? 女:(その時、私は軽く捉え 女:その言葉を気にしていませんでした) 0:そして別の日 女:大丈夫?きつそうじゃない? 女:顔色もかなり悪いよ 男:え?…はは…あは…… 男:……大丈夫 男:…大丈夫だよ!……(ぶつぶつ何かを言う) 女:……休んだ方がいいよ 女:私も今日は帰るね 0:男が急に女の腕をつかむ 男:はぁっ!?なんで帰るの? 女:っ…!!あ、え…だって… 男:なんでだよ!ふざけんな!! 男:帰っていいなんて言ってないだろ!? 女:ちょ!?え!…なにっ… 女:(会うたびに、彼の行動はおかしくなりました 女:気が触れると、攻撃的になったり… 女:私は会うのがだんだん恐ろしくなりました 女:そんな矢先のことでした…) 0:電話をかける男 男:すまん、こんな時間に… 女:私は大丈夫だけど… 女:今は、なんともないの? 男:……… 女:なにか、あった? 男:自分でも日に日におかしくなってるって思ってる… 男:前に話した物音…ずっと鳴ってる 男:それに…俺の耳元で 女:耳元で…な、なによ… 男:ずっと声がする!! 男:耳元から…俺から離れてくれない……! 男:呼ぶんだ、俺を… 女:なに…それ… 女:お祓いとか、そういうのは… 男:俺ももうそれに縋るしかないって… 男:霊媒師のサイトを丁度みつけてさ 男:…相談しようと思うんだ 女:(私はオカルトなんてもの 女:全然信じてはいませんでした 女:しかし、彼の神妙な雰囲気に圧倒され 女:その日は電話を切りました) 0:間 男:なぁ、この前電話で話した 男:霊媒師のことだけど 女:ああ!どうだったの? 男:お札を送ってくれて 男:これを7日間貼って置くようにって 男:電話でしか話をしていないけど 男:何か悪いものが憑いてるって… 女:(その翌日、彼は貼っている御札を見せてくれました 女:異様な雰囲気の御札… 女:私は本当に効果があるものではないか? 女:と、思いました) 男:なぁ…この御札… 女:なんか複雑な字形だよね… 女:効果がありそう…! 男:でも、呪いって字を崩した 男:形みたいなのが中にないか…? 男:貼っててなんだけど…不気味なんだよ… 女:確かにそんな感じだけど… 女:逆に守ってくれるんじゃないかな? 男:そ、そうだな… 男:とりあえず貼り続ければ…開放されるんだ…!! 男:とりあえず貼っておくよ 女:うん! 0:間 女:ねぇ、気分はどう? 女:少しでも楽になった…? 男:それが…軽くなるどころか心霊現象も続く… 男:それに…あの声が…どんどんはっきりして… 男:確実にそういってる… 男:鮮明にきこえるんだ…… 男:俺に…… 女:おつかれさま 女:……って? 男:………は? 男:お、俺、話したっけ!? 女:ううん、言ってないよ? 男:じゃ、じゃあなんで知って… 女:んふ…んひひ…んふふふ 女:あはははははははははははは 男:ひっ!? 女:ねえ、なんで御札貼っても効果ないか 女:気にならなかったの? 女:都合よくネットでみつけて… 女:電話で話しただけで…そんなすぐに 女:解決するとでも思ったぁ? 男:は、お前…な、何言って… 女:あんたってホント馬鹿だわ 女:単細胞生物ってこういうことを言うんだね 男:ま、まさか… 女:やっと気づいた? 女:その御札も、ネットの霊媒師も 女:ぜーーんぶ嘘 女:最初から、全部嘘 女:青白いあんたの顔見るたびに 女:心の中で笑いがおさまらなくって 女:隠すの大変だった… 女:全部信じちゃって 男:お、お前、全部仕組んで… 女:そーだよお? 女:あんたのこと、ずっと憎かった… 女:あんたが私の友達追い詰めて… 女:自殺に追いやったんだ… 女:許さない… 男:お前…あいつの友達なのか? 女:あ、ひとつだけ本当のことがあるの 女:その御札は、ほんもの 女:…その御札は、7日間貼ることで、 女:効果があらわれるの 男:は……じゃあ、俺は…!! 女:7日間貼り続ければ… 女:呪い殺される、おふだ 男:あ、は、 …何言って… 男:…お、お前、じゃあ俺は… 男:あ、あ、…ああああうわあああああ」 女:どう叫んでも、あんたはここで死んじゃうの…… 女:あの子は苦しんで死んだ… 女:あんたも苦しんで苦しんで死ね!!! 男:あああああああ、 男:いやだ、し、死にたくない… 男:あ…ああああ… 男:っっ!? 男:ぐ、が、がああ…あああぐああああああ 0:男が倒れる 女:やっと、終わった… 女:…ぜんぶ、ぜーんぶ…… 女:ふふ…はは… 女:私もやっと、あの子の元に… 女:いや…逝けないか… 0:女も急にもがき苦しむ 女:ぐっ…ぅううう… 女:は…ははっ…アハはハハはハ! 0: 0: 0: 0: 0:「お憑かれさま」