台本概要
167 views
タイトル | 流れ星に願いを |
---|---|
作者名 | 椿 麗華 (@Tsubaki_Reika) |
ジャンル | ラブストーリー |
演者人数 | 2人用台本(男1、女1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
付き合って二年になるふたり。しかし最近はお互い仕事ですれ違いになり、なかなか会えないでいた。そんなある日の夜のお話です。 *男女サシ劇用 *所要時間 7分程度 *配信アプリ、動画サイト、ディスコード(裏劇)、ツイキャス等でのご使用にあたって、必ず「作者名」「作品名」の表記をお願い致します。尚、こちらの台本につきましては、必ず事前にDMにて連絡をお願い致します。 167 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
彼 | 男 | 34 | 彼のことが大好きな男性。 |
彼女 | 女 | 33 | 彼女のことが大好きな女性。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:
0:深夜、しばらく会えていない彼氏に電話をする彼女。
0:
彼女:ねえ、今、どこにいる?
彼:俺? 家だよ。
彼女:じゃあ、窓、見てみて。
彼:ああ、待ってて。今行くよ。
0:
0:彼が窓際に行く。
0:
彼:うわぁ・・・これが言いたかったんだね!
彼女:うん。あなたと一緒に見たくて。すっごく綺麗なお月さまでしょ?
彼女:ひとりで見ているのがもったいなくて、つい・・・電話しちゃった。
彼女:ごめんね、こんな夜遅くに。
彼:お前からの電話なら時間なんて関係ないよ。
彼:ありがとう。教えてくれなかったら、危うく綺麗な夜空を見ないで寝てしまうところだった。
彼女:なかなかそっちに行けないから、何となくさみしくてベランダに出てみたら、お月さまとお星さまが仲良さそうにしてるから・・・。
彼:俺たちも・・・仲、いいじゃん。
彼女:分かってるよ。分かってるけど、でも・・・よく分かんないぐらい、もっと仲良くなりたい・・・。
彼女:あ・・・ごめん。何言ってんだろ・・・。
0:
0:
彼:あのさ、今からって・・・大丈夫?
彼女:大丈夫って、何が?
彼:今からそっちに行くから。
彼女:え・・・? 今からって、もう深夜だし、明日は朝から出勤でしょ?
彼:関係ない。じゃ、今から車でそっちに迎えに行くよ。
彼女:あ・・・でも、もうお風呂に入っちゃったし、寝る準備しちゃったし。
彼:とりあえず、温かい格好をして待ってて。
0:
0:そして彼のサプライズ。彼女の家のインターホンが鳴る。
0:
彼:来ちゃったよ。
彼女:本当に来ると思わなかった!(嬉しそうに言う)
彼:その上からコート着て、マフラー巻いて。
彼女:え? なんで?
彼:今からドライブに行くんだよ。大丈夫。車の外には出ないから。
彼:だったらいいでしょ?
彼女:・・・うん。でも、今からどこに行くの?
彼:いいところだよ。
0:
0:迎えに来た彼の車に彼女が乗る。
0:
彼女:久しぶり! 高速道路を走るの!
彼女:ライトがどこまでも続いてる・・・。ドキドキしちゃう!
彼:俺も久しぶりかな。いつもは下の道しか使わないからなぁ。
彼:この時間は首都高も渋滞しないし、飛ばし屋に遭遇しなけりゃ快適だよね。
彼女:もしかして、横浜方面に向かってる?
彼:当たり。いつもはカップルで混んでいる場所なんだけど、さすがに深夜は空いてるんじゃないかな。
彼女:ロマンティックな気分が高まっちゃうよ・・・
彼:おおっ! いいねぇ! 気分が高まってくれないと困るし。
彼女:・・・え・・・(その先を想像しながら照れる)
彼:何期待してるんだよ。何もしないよ(少し意地悪く言う)
0:
0:横浜の、海の見える、とある場所に到着する。
0:
彼:さあ、着いたよ。ここだよ。
彼女:・・・・・・。(泪を流す)
彼:なに泣いてるんだよ・・・
彼女:だって・・・。ここ、初めてデートした場所・・・!
彼:懐かしくなっちゃってさ。ここ、星空が綺麗に見えるし。
彼女:あ・・・! 流れ星! あ~、願い事をするの忘れちゃった・・・!
彼:ずーっと見ていれば、また流れ星が見えるかもしれないから、しばらく待ってみるか。
彼女:今度こそ、お願いをするからね。
彼:何をお願いするの?
彼女:・・・言えない。
彼:・・・聞きたいな。教えて。
彼女:・・・言わないもん。秘密!
0:
0:彼はふいに彼女にキスをする。(任意でリップ音)
0:
彼女:ん・・・。
彼:愛してる・・・。(車の中で彼女を抱きしめる)
彼女:私ね・・・したいこと、まだ沢山あるの・・・。
彼女:遊園地に行って、海に行って、山に行って、遠くに旅行にも行って、たくさん街をあるいて・・・。(彼の胸で泣いてしまう)
彼:・・・どうしたんだよ。泣くなって・・・。
彼:たくさん、たくさん、行きたい所に行こうよ。
彼女:泣いたりして、ごめんね。なんか、いろいろ考えちゃって・・・。
彼:色々って? あー、分かった! 俺がモテすぎてないかなー、とか心配してるんだ。そうだろ?
彼女:違うって・・・! そんなにモテるわけ・・・ないじゃん・・・。
彼:へー。強がっちゃってさ
彼女:あ! また流れ星・・・! もー! またお願いごとが出来なかった・・・。
彼:よし、今度流れ星が見えたら、一緒に願い事をしよう。
0:
0:しばらく空を眺めているふたり。
0:
0:暫く経ち、再び流れ星が現れた瞬間・・・
0:
彼女:やった! お願いごと、言えたよ!
彼:俺も・・・!
彼女:なんてお願いしたの? 聞きたいな。
彼:ずっと一緒にいられますように、って。もちろん、お前と・・・。
彼女:・・・もう。また泣いちゃうよ・・・。同じことをお願いしてた。(彼にしがみつく)
彼:あー! 今夜、ここに来て良かったー! そろそろ寒くなってきたし、帰ろうか。
彼女:そうだね。ありがとう。連れてきてくれて。
0:
0:彼が車をバックさせる姿に見とれる彼女。
0:
彼:何見てるんだよ
彼女:やだ・・・。ドキドキする。車をバックさせる時の姿、やっぱりヤバい。
彼:バカ・・・何言ってるんだよ今更。(耳元でやさしく言う)
彼女:帰りたくないよ・・・。
彼:じゃ、続きは帰ってから・・・いいだろ?
彼女:・・・うん。
0:
0:久しぶりに夜のドライブを楽しんで、仲良く彼女の自宅に帰っていきました。
0:
0:(終)
0:
0:深夜、しばらく会えていない彼氏に電話をする彼女。
0:
彼女:ねえ、今、どこにいる?
彼:俺? 家だよ。
彼女:じゃあ、窓、見てみて。
彼:ああ、待ってて。今行くよ。
0:
0:彼が窓際に行く。
0:
彼:うわぁ・・・これが言いたかったんだね!
彼女:うん。あなたと一緒に見たくて。すっごく綺麗なお月さまでしょ?
彼女:ひとりで見ているのがもったいなくて、つい・・・電話しちゃった。
彼女:ごめんね、こんな夜遅くに。
彼:お前からの電話なら時間なんて関係ないよ。
彼:ありがとう。教えてくれなかったら、危うく綺麗な夜空を見ないで寝てしまうところだった。
彼女:なかなかそっちに行けないから、何となくさみしくてベランダに出てみたら、お月さまとお星さまが仲良さそうにしてるから・・・。
彼:俺たちも・・・仲、いいじゃん。
彼女:分かってるよ。分かってるけど、でも・・・よく分かんないぐらい、もっと仲良くなりたい・・・。
彼女:あ・・・ごめん。何言ってんだろ・・・。
0:
0:
彼:あのさ、今からって・・・大丈夫?
彼女:大丈夫って、何が?
彼:今からそっちに行くから。
彼女:え・・・? 今からって、もう深夜だし、明日は朝から出勤でしょ?
彼:関係ない。じゃ、今から車でそっちに迎えに行くよ。
彼女:あ・・・でも、もうお風呂に入っちゃったし、寝る準備しちゃったし。
彼:とりあえず、温かい格好をして待ってて。
0:
0:そして彼のサプライズ。彼女の家のインターホンが鳴る。
0:
彼:来ちゃったよ。
彼女:本当に来ると思わなかった!(嬉しそうに言う)
彼:その上からコート着て、マフラー巻いて。
彼女:え? なんで?
彼:今からドライブに行くんだよ。大丈夫。車の外には出ないから。
彼:だったらいいでしょ?
彼女:・・・うん。でも、今からどこに行くの?
彼:いいところだよ。
0:
0:迎えに来た彼の車に彼女が乗る。
0:
彼女:久しぶり! 高速道路を走るの!
彼女:ライトがどこまでも続いてる・・・。ドキドキしちゃう!
彼:俺も久しぶりかな。いつもは下の道しか使わないからなぁ。
彼:この時間は首都高も渋滞しないし、飛ばし屋に遭遇しなけりゃ快適だよね。
彼女:もしかして、横浜方面に向かってる?
彼:当たり。いつもはカップルで混んでいる場所なんだけど、さすがに深夜は空いてるんじゃないかな。
彼女:ロマンティックな気分が高まっちゃうよ・・・
彼:おおっ! いいねぇ! 気分が高まってくれないと困るし。
彼女:・・・え・・・(その先を想像しながら照れる)
彼:何期待してるんだよ。何もしないよ(少し意地悪く言う)
0:
0:横浜の、海の見える、とある場所に到着する。
0:
彼:さあ、着いたよ。ここだよ。
彼女:・・・・・・。(泪を流す)
彼:なに泣いてるんだよ・・・
彼女:だって・・・。ここ、初めてデートした場所・・・!
彼:懐かしくなっちゃってさ。ここ、星空が綺麗に見えるし。
彼女:あ・・・! 流れ星! あ~、願い事をするの忘れちゃった・・・!
彼:ずーっと見ていれば、また流れ星が見えるかもしれないから、しばらく待ってみるか。
彼女:今度こそ、お願いをするからね。
彼:何をお願いするの?
彼女:・・・言えない。
彼:・・・聞きたいな。教えて。
彼女:・・・言わないもん。秘密!
0:
0:彼はふいに彼女にキスをする。(任意でリップ音)
0:
彼女:ん・・・。
彼:愛してる・・・。(車の中で彼女を抱きしめる)
彼女:私ね・・・したいこと、まだ沢山あるの・・・。
彼女:遊園地に行って、海に行って、山に行って、遠くに旅行にも行って、たくさん街をあるいて・・・。(彼の胸で泣いてしまう)
彼:・・・どうしたんだよ。泣くなって・・・。
彼:たくさん、たくさん、行きたい所に行こうよ。
彼女:泣いたりして、ごめんね。なんか、いろいろ考えちゃって・・・。
彼:色々って? あー、分かった! 俺がモテすぎてないかなー、とか心配してるんだ。そうだろ?
彼女:違うって・・・! そんなにモテるわけ・・・ないじゃん・・・。
彼:へー。強がっちゃってさ
彼女:あ! また流れ星・・・! もー! またお願いごとが出来なかった・・・。
彼:よし、今度流れ星が見えたら、一緒に願い事をしよう。
0:
0:しばらく空を眺めているふたり。
0:
0:暫く経ち、再び流れ星が現れた瞬間・・・
0:
彼女:やった! お願いごと、言えたよ!
彼:俺も・・・!
彼女:なんてお願いしたの? 聞きたいな。
彼:ずっと一緒にいられますように、って。もちろん、お前と・・・。
彼女:・・・もう。また泣いちゃうよ・・・。同じことをお願いしてた。(彼にしがみつく)
彼:あー! 今夜、ここに来て良かったー! そろそろ寒くなってきたし、帰ろうか。
彼女:そうだね。ありがとう。連れてきてくれて。
0:
0:彼が車をバックさせる姿に見とれる彼女。
0:
彼:何見てるんだよ
彼女:やだ・・・。ドキドキする。車をバックさせる時の姿、やっぱりヤバい。
彼:バカ・・・何言ってるんだよ今更。(耳元でやさしく言う)
彼女:帰りたくないよ・・・。
彼:じゃ、続きは帰ってから・・・いいだろ?
彼女:・・・うん。
0:
0:久しぶりに夜のドライブを楽しんで、仲良く彼女の自宅に帰っていきました。
0:
0:(終)