台本概要

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タイトル コンビニ夜勤の二人話2
作者名 大里 悠  (@O_satoyu)
ジャンル コメディ
演者人数 2人用台本(男1、女1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 コンビニ夜勤の二人の話

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
田中 53 先輩 天パ
桜井 53 後輩 語尾が「っす」
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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桜井:今日も今日とて暇っすねー。 田中:本当にな。さっきの人でまだ二人だぞ。大丈夫なんかねこの店舗。売上的に。 桜井:まぁ、昼間はそこそこ来てるって店長も言ってたっすから、大丈夫なんじゃないっすか? 田中:ほーん。 桜井:暇なんでクイズでもしましょうか。 田中:唐突だな・・別にいいけど。 桜井:それじゃあクイズを出す前に、先輩は昔の偉人とか英雄の異名ってどれくらい知ってるんすか? 田中:ふっふっふ、愚問だな。この異名の田中にとって異名とはもはや本名のようなものよ! 桜井:やっぱりダサい。 田中:んな⁉ 桜井:っていうか、異名の田中ってもはやわけわかんなくなってるっすよ?あと、異名が本名はもうただの名前っす。 田中:くっ、正論だから突き刺さる・・ 桜井:で、他にもそのダサいのってあるんすか? 田中:ダサいダサい言わないでくれ・・そうだなぁ、雑巾絞りの田中とか、海老天の田中とか・・ 桜井:あ、もういいっすよ、すでにダサいのしか聞こえてこないんで。 田中:まだあるんだけどな。で?わざわざそんなこと聞くくらいだし、異名クイズでもするのか? 桜井:That's right! 田中:無駄にいい発音で言わんでくれ、その煽りは俺に効く。 桜井:で、異名クイズなんすけど・・ 田中:せめてなんかツッコミを入れてほしいんだが? 桜井:わかりやすいのだと戦国武将とか、歴史の教科書に出てくる偉人っすかね。 田中:あ、流すのね・・戦国武将なら俺もしってるぞ。織田信長が第六天魔王、とかだろ? 桜井:ちなみに先輩、その第六天魔王ってどういうのか知ってるっすか? 田中:え?・・いや、かっこいいのは分かるけど意味は知らないな。 桜井:元は仏教の言葉なんすよ。簡単に言うと仏教の中では三つの世界があって、そのうちの一つのトップが第六天、邪悪なものっていう意味を持つんすけど、天魔とか第六天魔王波旬(はじゅん)っていうんすよ。 田中:ほうほうほう・・なるほど。 桜井:んで、信長は延暦寺燃やしたりして僧侶から恐れられていたから、仏教の中でも恐れられている第六天魔王って呼ばれるようになったんすよ。 田中:へぇ、お前はなんでも知ってるなぁ。 桜井:なんでもは知らないわよ、知ってることだけ。 田中:いったいいつからお前は猫に障られた委員長になったんだ。 桜井:さっき外で猫を見たからっすかね? 田中:それだとそこら中委員長だらけになるけどな。 桜井:とまぁ、そんなことは置いといて、さっそくクイズっすよ! 田中:はいよー。あんまり難しくするなよ? 桜井:ふっふっふ~、どうっすかね~? 田中:ふりじゃないぞ?ふりじゃないからな? 桜井:元はある国の王子で、目覚めた人っていう意味の異名を持つ偉人は誰でしょうか。 田中:最初っからクライマックスってか?ふりじゃないって言ったのに・・ 桜井:ヒントは螺髪(らほつ)っす。 田中:螺髪・・ブッダか! 桜井:それは異名のほうっすね。 田中:え、そうなのか?本名かと思ってた。 桜井:ちなみに、ブッダは釈迦とも呼ばれるっすけど、釈迦は釈迦族っていう一族の出身だからで、ブッダは悟りを開いた人っていう意味があるんすよ。だから、正確にはブッダが釈迦、じゃなくてブッダの釈迦、になるみたいっすよ。 田中:へー・・ギブ、わからん。 桜井:ブッダが出たのは惜しかったんすけどね~、正解はガウタマ・シッダールタっす。 田中:それは何となく聞き覚えがあるな。 桜井:本とかだと、たまに表記がゴータマ・シッダッタ、の時もあるんすよ。 田中:それ、どんな違いがあるんだ? 桜井:単に翻訳した言語の違いっすね。 田中:そうなのか。 桜井:あ、先輩。 田中:なんだ? 桜井:さっきヒントで螺髪って言ったじゃないっすか。 田中:そうだな。 桜井:あれ、長い髪の毛をこう、ぐるぐるっと巻きながらあの形になってるんで、ほどくとすごいロン毛になるらしいっすよ。 田中:ぶふっ・・ま、まじか・・ロン毛のブッダ・・やべぇ、なんか面白そうな見た目になりそう・・ 桜井:あと、仏像のおでこに白毫(びゃくごう)ってあるんすけど。 田中:おでこ・・ああ、え、あれ白毫っていうのか。 桜井:あれも巻いた毛なんすよ。それで、伸ばすと4メートル半くらいになるって言われてるんすよ。 田中:ほーん・・桜井、お前やっぱ毛好きだろ。 桜井:女にとって毛は大事なもんなんすよ。 田中:いや、それはなんか違う意味な気がする。 桜井:ほら、私の髪の毛とかもうキューティクル抜群っすよ?天使の輪ができてるっすよ。 田中:あぁ、確かにできてるな。 桜井:先輩は・・天パっすか? 田中:そうそう、髪洗った直後くらいしかこう、ペタってならないから、基本いつもこんな感じなんだよ。 桜井:なんか、もふもふしてそうっすね。 田中:お前はさらさらとしてて手触りとかよさそうだよな。 桜井:ふっ、先輩、私の髪に触れたい気持ちは分かるっすけど、残念ながら1、2年は早いっすね。 田中:結構近いな。 桜井:まぁ、先輩っすから。 田中:あ、そう。 桜井:光栄に思うがいいっすよ。 田中:へーへー大変光栄でごぜーますー。 桜井:えっへん。 田中:よし、じゃあ次は俺がクイズを出そう。 桜井:よっしゃ、どんとこいっすよ! 田中:そうだなぁ・・太陽王という異名で知られる偉人の名前は? 桜井:うーん・・ 田中:お、悩んでるな。 桜井:どっちっすか? 田中:え? 桜井:いや、だから、太陽王ってどっちで答えてもいいんすか? 田中:いや、待て待て、え、二人いるの?俺一人しか知らないんだけど。 桜井:そっすよ?一人はエジプトのファラオとして君臨していたラムセス2世っす。 田中:ほほう。 桜井:もう一人は、ヴェルサイユ宮殿を建てさせたフランスの王であるルイ14世っす。 田中:そっちしか知らないな。 桜井:まぁ教科書だとルイ14のところもやるっすからね。 田中:どっちかっていうと16世のほうが有名な感じもあるけどな。 桜井:あと、マリーアントワネットもそうっすね。 田中:パンがなければケーキを食べればいいじゃない、だっけか? 桜井:ちなみにそれ、実際には言ってないらしいっすよ。 田中:へー、そうなんだ。 桜井:うぅ、パンの話したらお腹空いてきたっす・・ 田中:もうそろそろ交代の時間だし、しょうがないから俺がパンを奢ってやろう。 桜井:よっ!先輩太っ腹! 田中:あんまり高いのは勘弁してくれよ? 桜井:クリームパンにしようか、アンパンにしようか・・悩みどころっすね。 田中:まぁ、それくらいなら・・ 桜井:よしっ!キングカツサンドにするっすよ! 田中:さっきの二つはどこ行った⁉いや、別にいいけど・・ 桜井:いや~楽しみっすね~♪ 田中:それはようござんした。 桜井:早く時間にならないっすかね~ 田中:そうだな。

桜井:今日も今日とて暇っすねー。 田中:本当にな。さっきの人でまだ二人だぞ。大丈夫なんかねこの店舗。売上的に。 桜井:まぁ、昼間はそこそこ来てるって店長も言ってたっすから、大丈夫なんじゃないっすか? 田中:ほーん。 桜井:暇なんでクイズでもしましょうか。 田中:唐突だな・・別にいいけど。 桜井:それじゃあクイズを出す前に、先輩は昔の偉人とか英雄の異名ってどれくらい知ってるんすか? 田中:ふっふっふ、愚問だな。この異名の田中にとって異名とはもはや本名のようなものよ! 桜井:やっぱりダサい。 田中:んな⁉ 桜井:っていうか、異名の田中ってもはやわけわかんなくなってるっすよ?あと、異名が本名はもうただの名前っす。 田中:くっ、正論だから突き刺さる・・ 桜井:で、他にもそのダサいのってあるんすか? 田中:ダサいダサい言わないでくれ・・そうだなぁ、雑巾絞りの田中とか、海老天の田中とか・・ 桜井:あ、もういいっすよ、すでにダサいのしか聞こえてこないんで。 田中:まだあるんだけどな。で?わざわざそんなこと聞くくらいだし、異名クイズでもするのか? 桜井:That's right! 田中:無駄にいい発音で言わんでくれ、その煽りは俺に効く。 桜井:で、異名クイズなんすけど・・ 田中:せめてなんかツッコミを入れてほしいんだが? 桜井:わかりやすいのだと戦国武将とか、歴史の教科書に出てくる偉人っすかね。 田中:あ、流すのね・・戦国武将なら俺もしってるぞ。織田信長が第六天魔王、とかだろ? 桜井:ちなみに先輩、その第六天魔王ってどういうのか知ってるっすか? 田中:え?・・いや、かっこいいのは分かるけど意味は知らないな。 桜井:元は仏教の言葉なんすよ。簡単に言うと仏教の中では三つの世界があって、そのうちの一つのトップが第六天、邪悪なものっていう意味を持つんすけど、天魔とか第六天魔王波旬(はじゅん)っていうんすよ。 田中:ほうほうほう・・なるほど。 桜井:んで、信長は延暦寺燃やしたりして僧侶から恐れられていたから、仏教の中でも恐れられている第六天魔王って呼ばれるようになったんすよ。 田中:へぇ、お前はなんでも知ってるなぁ。 桜井:なんでもは知らないわよ、知ってることだけ。 田中:いったいいつからお前は猫に障られた委員長になったんだ。 桜井:さっき外で猫を見たからっすかね? 田中:それだとそこら中委員長だらけになるけどな。 桜井:とまぁ、そんなことは置いといて、さっそくクイズっすよ! 田中:はいよー。あんまり難しくするなよ? 桜井:ふっふっふ~、どうっすかね~? 田中:ふりじゃないぞ?ふりじゃないからな? 桜井:元はある国の王子で、目覚めた人っていう意味の異名を持つ偉人は誰でしょうか。 田中:最初っからクライマックスってか?ふりじゃないって言ったのに・・ 桜井:ヒントは螺髪(らほつ)っす。 田中:螺髪・・ブッダか! 桜井:それは異名のほうっすね。 田中:え、そうなのか?本名かと思ってた。 桜井:ちなみに、ブッダは釈迦とも呼ばれるっすけど、釈迦は釈迦族っていう一族の出身だからで、ブッダは悟りを開いた人っていう意味があるんすよ。だから、正確にはブッダが釈迦、じゃなくてブッダの釈迦、になるみたいっすよ。 田中:へー・・ギブ、わからん。 桜井:ブッダが出たのは惜しかったんすけどね~、正解はガウタマ・シッダールタっす。 田中:それは何となく聞き覚えがあるな。 桜井:本とかだと、たまに表記がゴータマ・シッダッタ、の時もあるんすよ。 田中:それ、どんな違いがあるんだ? 桜井:単に翻訳した言語の違いっすね。 田中:そうなのか。 桜井:あ、先輩。 田中:なんだ? 桜井:さっきヒントで螺髪って言ったじゃないっすか。 田中:そうだな。 桜井:あれ、長い髪の毛をこう、ぐるぐるっと巻きながらあの形になってるんで、ほどくとすごいロン毛になるらしいっすよ。 田中:ぶふっ・・ま、まじか・・ロン毛のブッダ・・やべぇ、なんか面白そうな見た目になりそう・・ 桜井:あと、仏像のおでこに白毫(びゃくごう)ってあるんすけど。 田中:おでこ・・ああ、え、あれ白毫っていうのか。 桜井:あれも巻いた毛なんすよ。それで、伸ばすと4メートル半くらいになるって言われてるんすよ。 田中:ほーん・・桜井、お前やっぱ毛好きだろ。 桜井:女にとって毛は大事なもんなんすよ。 田中:いや、それはなんか違う意味な気がする。 桜井:ほら、私の髪の毛とかもうキューティクル抜群っすよ?天使の輪ができてるっすよ。 田中:あぁ、確かにできてるな。 桜井:先輩は・・天パっすか? 田中:そうそう、髪洗った直後くらいしかこう、ペタってならないから、基本いつもこんな感じなんだよ。 桜井:なんか、もふもふしてそうっすね。 田中:お前はさらさらとしてて手触りとかよさそうだよな。 桜井:ふっ、先輩、私の髪に触れたい気持ちは分かるっすけど、残念ながら1、2年は早いっすね。 田中:結構近いな。 桜井:まぁ、先輩っすから。 田中:あ、そう。 桜井:光栄に思うがいいっすよ。 田中:へーへー大変光栄でごぜーますー。 桜井:えっへん。 田中:よし、じゃあ次は俺がクイズを出そう。 桜井:よっしゃ、どんとこいっすよ! 田中:そうだなぁ・・太陽王という異名で知られる偉人の名前は? 桜井:うーん・・ 田中:お、悩んでるな。 桜井:どっちっすか? 田中:え? 桜井:いや、だから、太陽王ってどっちで答えてもいいんすか? 田中:いや、待て待て、え、二人いるの?俺一人しか知らないんだけど。 桜井:そっすよ?一人はエジプトのファラオとして君臨していたラムセス2世っす。 田中:ほほう。 桜井:もう一人は、ヴェルサイユ宮殿を建てさせたフランスの王であるルイ14世っす。 田中:そっちしか知らないな。 桜井:まぁ教科書だとルイ14のところもやるっすからね。 田中:どっちかっていうと16世のほうが有名な感じもあるけどな。 桜井:あと、マリーアントワネットもそうっすね。 田中:パンがなければケーキを食べればいいじゃない、だっけか? 桜井:ちなみにそれ、実際には言ってないらしいっすよ。 田中:へー、そうなんだ。 桜井:うぅ、パンの話したらお腹空いてきたっす・・ 田中:もうそろそろ交代の時間だし、しょうがないから俺がパンを奢ってやろう。 桜井:よっ!先輩太っ腹! 田中:あんまり高いのは勘弁してくれよ? 桜井:クリームパンにしようか、アンパンにしようか・・悩みどころっすね。 田中:まぁ、それくらいなら・・ 桜井:よしっ!キングカツサンドにするっすよ! 田中:さっきの二つはどこ行った⁉いや、別にいいけど・・ 桜井:いや~楽しみっすね~♪ 田中:それはようござんした。 桜井:早く時間にならないっすかね~ 田中:そうだな。