台本概要

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タイトル 10粒のいちご
作者名 遊狐。  (@V01008)
ジャンル その他
演者人数 1人用台本(不問1)
時間 10 分
台本使用規定 商用、非商用問わず作者へ連絡要
説明 ただただ『私』です。
女性イメージですが
不問ですので
お手に取っていただければ幸いです。

所要時間:5分弱

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
不問 7 私です。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
10粒のいちご 私:小さい時、 私:お母さんがお皿に分けてくれた 私:1パックに10粒のいちご。 私:姉弟がいたのでいつも2パック。 0: 私:姉弟は必ず同じ数になるように、お皿に分けられた。次に多いのはお父さんのいちご。 私:いつも、お母さんのいちごだけ、少なかった。 0: 私:ご飯は必ず一人一人のお皿に分けてくれる。争奪戦で 食卓が血の海にならないように…ならないけど(笑) 私:ある時、最後に食べようと大事にとってあったバースデーケーキの板チョコプレートを…父が食べた。 私:泣き叫ぶ私に父は『いらないのかと思って』と言う…聞けよ!! 私:それ以来、好きな物は1番に食べる癖がついた。 0: 私:バレンタインには、お母さんと一緒に必ずお菓子を作る。 私:クッキーを焼いて、溶かしたチョコにくぐらせて、固める前にキラキラのデコレーション。 私:固めて出来上がったら、味見をしながらラッピング。 私:毎年、斜め向かいの家にいる、幼なじみの男の子に送っていた。 私:ホワイトデーにもらった、飴の入ったうさぎの形をした入れ物。食べたあともずっと捨てれずに飾ってあった。 私:捨てれたのはつい最近(笑) 0: 私:お母さんの作るハスカップゼリーが大好きで、チーズタルトも大好きで… 私:でもなぜだか、あの時の美味しさは再現できない。 私:自炊をするようになり、色々真似てみた。 私:自分の好みの味で作る。なのにあの時の美味しさには中々たどりつけない。 0: 0: 私:話はそれだが…今、手元にある1パックのいちごを見て思う。 私:父、母、私で分けるとどうなるか。 私:昔なら、私が1粒多いのだろう。 私:けど今は…父が譲らない。 私:これは、大人と認められたということか…(笑) 私:そして、私自身も思う。私はいいから二人で食べて。そうすれば偶数。喧嘩にはならない。 私:いちごは嫌いじゃないし、むしろ好きだ。けど…揉めるくらいなら私はいらない。 私:そう思いつつも、1粒だけ口に入れて2人に分ける。 私:お母さんのをひとつ多めにして。 0: 私:黙って食べて。お父さんにバレる前にね。

10粒のいちご 私:小さい時、 私:お母さんがお皿に分けてくれた 私:1パックに10粒のいちご。 私:姉弟がいたのでいつも2パック。 0: 私:姉弟は必ず同じ数になるように、お皿に分けられた。次に多いのはお父さんのいちご。 私:いつも、お母さんのいちごだけ、少なかった。 0: 私:ご飯は必ず一人一人のお皿に分けてくれる。争奪戦で 食卓が血の海にならないように…ならないけど(笑) 私:ある時、最後に食べようと大事にとってあったバースデーケーキの板チョコプレートを…父が食べた。 私:泣き叫ぶ私に父は『いらないのかと思って』と言う…聞けよ!! 私:それ以来、好きな物は1番に食べる癖がついた。 0: 私:バレンタインには、お母さんと一緒に必ずお菓子を作る。 私:クッキーを焼いて、溶かしたチョコにくぐらせて、固める前にキラキラのデコレーション。 私:固めて出来上がったら、味見をしながらラッピング。 私:毎年、斜め向かいの家にいる、幼なじみの男の子に送っていた。 私:ホワイトデーにもらった、飴の入ったうさぎの形をした入れ物。食べたあともずっと捨てれずに飾ってあった。 私:捨てれたのはつい最近(笑) 0: 私:お母さんの作るハスカップゼリーが大好きで、チーズタルトも大好きで… 私:でもなぜだか、あの時の美味しさは再現できない。 私:自炊をするようになり、色々真似てみた。 私:自分の好みの味で作る。なのにあの時の美味しさには中々たどりつけない。 0: 0: 私:話はそれだが…今、手元にある1パックのいちごを見て思う。 私:父、母、私で分けるとどうなるか。 私:昔なら、私が1粒多いのだろう。 私:けど今は…父が譲らない。 私:これは、大人と認められたということか…(笑) 私:そして、私自身も思う。私はいいから二人で食べて。そうすれば偶数。喧嘩にはならない。 私:いちごは嫌いじゃないし、むしろ好きだ。けど…揉めるくらいなら私はいらない。 私:そう思いつつも、1粒だけ口に入れて2人に分ける。 私:お母さんのをひとつ多めにして。 0: 私:黙って食べて。お父さんにバレる前にね。