台本概要

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タイトル 三月うさぎの憂鬱
作者名 天道司
ジャンル コメディ
演者人数 2人用台本(不問2)
時間 20 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 ご自由に、お使い下さい。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
三月うさぎ 不問 52 お調子者のうさぎ
三月ウサギ 不問 52 お調子者のウサギ
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
三月うさぎ:「あーあ、おなかすいたなぁ」 三月ウサギ:「あーあ、おなかすいたなぁ」 三月うさぎ:「あ…」 三月ウサギ:「あ…」 三月うさぎ:「あーあ、にんじん食べたいなぁ」 三月ウサギ:「あーあ、にんじん食べたいなぁ」 三月うさぎ:「にんじん!」 三月ウサギ:「にんじん!」 三月うさぎ:「にんじんにんじんにんじん!」 三月ウサギ:「にんじんにんじんにんじん!」 三月うさぎ:「にんじんにんじんにんじんにんじんにんじん!」 三月ウサギ:「にんじんにんじんにんじんにんじんにんじん!」 三月うさぎ:「おい!真似するな!」 三月ウサギ:「おい!真似するな!」 三月うさぎ:「もーう!なんなんだよ!」 三月ウサギ:「もーう!なんなんだよ!」 三月うさぎ:「ボクは、三月うさぎだよ」 三月ウサギ:「ボクも、三月うさぎだよ」 三月うさぎ:「あ…」 三月ウサギ:「あ…」 三月うさぎ:「ボクだ」 三月ウサギ:「ボクがいる…」 三月うさぎ:「大変だ!大変だ!ボクがいる!ボクがいる!」 三月ウサギ:「大変だ!大変だ!ボクがいる!ボクがいる!」 三月うさぎ:「もーう!うるさいなぁ!少しは落ち着きなよ!」 三月ウサギ:「キミのほうこそ、落ち着きなよ!」 三月うさぎ:「ボクは落ち着いてるよ!おとなしいよ!」 三月ウサギ:「どこが、おとなしいんだよ!うるさいじゃないか!」 三月うさぎ:「うるさいって?なにを基準にして、うるさいんだよ!」 三月ウサギ:「そんなの決まってるだろ?ボクを基準に、うるさいんだよ!」 三月うさぎ:「じゃあ、キミの基準でボクはうるさくても、ボクの基準では、ボクはうるさくない。だから、ボクは、おとなしい三月うさぎだよ」 三月ウサギ:「だったら、ボクもおとなしい三月うさぎだよ。しかも、キミと違って、とっても紳士的で、イケメンな三月うさぎだよ!」 三月うさぎ:「どこがイケメンなんだよ!不細工なうさぎ!」 三月ウサギ:「不細工じゃないし!イケメンだし!」 三月うさぎ:「イケメンっていうのは、ボクのようなうさぎのことを言うんだよ!ばーか!ばーか!」 三月ウサギ:「馬鹿は、キミのほうだろ?ばーか!ばーか!」 三月うさぎ:「はぁ…。キミと話していると、ますます、おなかがすいちゃうよ」 三月ウサギ:「にんじんが食べたくなっちゃうよね」 三月うさぎ:「あ…」 三月ウサギ:「あ…」 三月うさぎ:「ビュビューン!ボクは、にんじんを探しに行くからね!キミは、ついてこないでね!」 三月ウサギ:「ビュビューン!ボクは、君より先に、にんじんを探しに行くことに決めてたから、ついてこないでね!にんじんは、全部、ボクのだよ!」 三月うさぎ:「いーや!にんじんは、全部、ボクのだ!」 三月ウサギ:「違う違う違ーう!にんじんは、全部、ボクのだーっ!」 三月うさぎ:「ビュッビュッビューン!」 三月ウサギ:「おい!ついてくんな!」 三月うさぎ:「そっちこそ、ついてくんな!」 三月ウサギ:「ビュビュビュビュビューン!」 三月うさぎ:「ビューン!ビューン!ビュビューン!」 三月ウサギ:「なんで、ついてくるんだよ!キミは、あっちにいけよ!」 三月うさぎ:「キミのほうこそ、あっちにいけよ!」 三月ウサギ:「やだよ。こっちの方角から、にんじんのニオイがするんだもーん!」 三月うさぎ:「あ…」 三月ウサギ:「あ…」 三月うさぎ:「急に世界が…」 三月ウサギ:「真っ暗になった」 三月うさぎ:「突然、ぐわーっと真っ暗になった!」 三月ウサギ:「大変だ!大変だ!お昼から、夕方を抜きとって、夜になっちゃった!」 三月うさぎ:「大変だ!大変だ!これはきっと、アイツの仕業(しわざ)だ!」 三月ウサギ:「大変だ!大変だ!不思議の国に、真夜中が産まれちゃったんだ!」 三月うさぎ:「アリスをむかえにいかなきゃ!」 三月ウサギ:「今度のアリスは、どんな子にしようかなぁ」 三月うさぎ:「あ…」 三月ウサギ:「あ…」 三月うさぎ:「ボクは、アリスを迎えにゆくという大事な役割ができたんだ。だから、にんじんを探す役割は、キミにゆずることにしたよ」 三月ウサギ:「チッチッチ!アリスを迎えにゆくのは、ボ~ク!キミじゃない!キミのほうこそ、にんじんでも探してなよ!」 三月うさぎ:「やだよ。ボクがアリスを選ぶんだからね!」 三月ウサギ:「なんでだよ!ボクが選んだほうが、いいに決まってる!」 三月うさぎ:「だったら!キミは、どんなアリスを選ぶんだよ!」 三月ウサギ:「そんなの決まってるだろ!真夜中を倒せるアリスだよ!」 三月うさぎ:「真夜中を倒せるアリスって、どんなのだよ?」 三月ウサギ:「そんなの決まってるだろ?とっても強くて、とっても頭が良くて、とってもカッコいいアリスだよ!」 三月うさぎ:「ははははは!ばーか!ばーか!」 三月ウサギ:「ん?馬鹿って言うほうが馬鹿なんだよー!ばーか!ばーか!」 三月うさぎ:「だって、キミは、アリスのことを、なんにも分かっていないからね!」 三月ウサギ:「分かっていない?どういうことだよ!」 三月うさぎ:「アリスになれる女の子は、弱くて、馬鹿で、カッコ悪い女の子って、決まってるんだよ!」 三月ウサギ:「そんなの誰が決めたのさ?」 三月うさぎ:「あ…あれ?誰が決めたんだろう…。大変だ!大変だ!どんなアリスを連れてきたら良いのか分からなくなってきたぞ!大変だ!大変だ!」 三月ウサギ:「ひっひっひっ!だから、ボクが、とびっきり、すっごーいアリスを連れてくるよ!」 三月うさぎ:「とびっきり?すっごーいアリス?」 三月ウサギ:「そうだよ!とびっきり!すっごーいアリス!」 三月うさぎ:「そんなアリス、いるのかなぁ」 三月ウサギ:「えっ?」 三月うさぎ:「とびっきり、すっごーいアリスなんて、いるのかなーって…」 三月ウサギ:「うーん…。た、い、へ、ん、だーっ!大変だ!大変だ!とびっきりすっごーいアリスなんて、本当にいるのか分からなくなってきたぞ!大変だ!大変だ!」 三月うさぎ:「そうだよ!そうだよ!だから、誰でもいい。女の子は、みんな…。フフフ…。闇をかかえている…」 三月ウサギ:「闇を…かかえている?」 三月うさぎ:「そう。だから、女の子なら、誰でもいい。誰だって、アリスになれる!」 三月ウサギ:「つまりつまり、不登校でも、イジメられていても…」 三月うさぎ:「そういうのとは逆に、どのスポーツでも一番になれて、どんなテストでも百点がとれるような子でも!」 三月ウサギ:「アリスになれる!」 三月うさぎ:「アリスになれる!」 三月ウサギ:「あれぇ?あれれ?男の子は、ダメなの?」 三月うさぎ:「男の子は、ダメさ。だって、アリスって名前が似合わない」 三月ウサギ:「似合わないと、ダメなの?」 三月うさぎ:「えっ?えっ?ええーっ?そうだっ!ダメな理由なんてないや!」 三月ウサギ:「ダメな理由は、ない!」 三月うさぎ:「そうだよ!そうだよ!男の子だって、みんな闇をかかえてる」 三月ウサギ:「闇をかかえていない人間はいない!」 三月うさぎ:「ひゃひゃひゃひゃひゃーっ!大変だ!大変だ!世界は、闇に満ちてる!」 三月ウサギ:「闇に満ちてる!だったら、だったらぁ!」 三月うさぎ:「今度のアリスは…」 三月ウサギ:「男の子にしてみようw」 二匹で:「ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃーっ!」 : : 0:―本編につづく…w―

三月うさぎ:「あーあ、おなかすいたなぁ」 三月ウサギ:「あーあ、おなかすいたなぁ」 三月うさぎ:「あ…」 三月ウサギ:「あ…」 三月うさぎ:「あーあ、にんじん食べたいなぁ」 三月ウサギ:「あーあ、にんじん食べたいなぁ」 三月うさぎ:「にんじん!」 三月ウサギ:「にんじん!」 三月うさぎ:「にんじんにんじんにんじん!」 三月ウサギ:「にんじんにんじんにんじん!」 三月うさぎ:「にんじんにんじんにんじんにんじんにんじん!」 三月ウサギ:「にんじんにんじんにんじんにんじんにんじん!」 三月うさぎ:「おい!真似するな!」 三月ウサギ:「おい!真似するな!」 三月うさぎ:「もーう!なんなんだよ!」 三月ウサギ:「もーう!なんなんだよ!」 三月うさぎ:「ボクは、三月うさぎだよ」 三月ウサギ:「ボクも、三月うさぎだよ」 三月うさぎ:「あ…」 三月ウサギ:「あ…」 三月うさぎ:「ボクだ」 三月ウサギ:「ボクがいる…」 三月うさぎ:「大変だ!大変だ!ボクがいる!ボクがいる!」 三月ウサギ:「大変だ!大変だ!ボクがいる!ボクがいる!」 三月うさぎ:「もーう!うるさいなぁ!少しは落ち着きなよ!」 三月ウサギ:「キミのほうこそ、落ち着きなよ!」 三月うさぎ:「ボクは落ち着いてるよ!おとなしいよ!」 三月ウサギ:「どこが、おとなしいんだよ!うるさいじゃないか!」 三月うさぎ:「うるさいって?なにを基準にして、うるさいんだよ!」 三月ウサギ:「そんなの決まってるだろ?ボクを基準に、うるさいんだよ!」 三月うさぎ:「じゃあ、キミの基準でボクはうるさくても、ボクの基準では、ボクはうるさくない。だから、ボクは、おとなしい三月うさぎだよ」 三月ウサギ:「だったら、ボクもおとなしい三月うさぎだよ。しかも、キミと違って、とっても紳士的で、イケメンな三月うさぎだよ!」 三月うさぎ:「どこがイケメンなんだよ!不細工なうさぎ!」 三月ウサギ:「不細工じゃないし!イケメンだし!」 三月うさぎ:「イケメンっていうのは、ボクのようなうさぎのことを言うんだよ!ばーか!ばーか!」 三月ウサギ:「馬鹿は、キミのほうだろ?ばーか!ばーか!」 三月うさぎ:「はぁ…。キミと話していると、ますます、おなかがすいちゃうよ」 三月ウサギ:「にんじんが食べたくなっちゃうよね」 三月うさぎ:「あ…」 三月ウサギ:「あ…」 三月うさぎ:「ビュビューン!ボクは、にんじんを探しに行くからね!キミは、ついてこないでね!」 三月ウサギ:「ビュビューン!ボクは、君より先に、にんじんを探しに行くことに決めてたから、ついてこないでね!にんじんは、全部、ボクのだよ!」 三月うさぎ:「いーや!にんじんは、全部、ボクのだ!」 三月ウサギ:「違う違う違ーう!にんじんは、全部、ボクのだーっ!」 三月うさぎ:「ビュッビュッビューン!」 三月ウサギ:「おい!ついてくんな!」 三月うさぎ:「そっちこそ、ついてくんな!」 三月ウサギ:「ビュビュビュビュビューン!」 三月うさぎ:「ビューン!ビューン!ビュビューン!」 三月ウサギ:「なんで、ついてくるんだよ!キミは、あっちにいけよ!」 三月うさぎ:「キミのほうこそ、あっちにいけよ!」 三月ウサギ:「やだよ。こっちの方角から、にんじんのニオイがするんだもーん!」 三月うさぎ:「あ…」 三月ウサギ:「あ…」 三月うさぎ:「急に世界が…」 三月ウサギ:「真っ暗になった」 三月うさぎ:「突然、ぐわーっと真っ暗になった!」 三月ウサギ:「大変だ!大変だ!お昼から、夕方を抜きとって、夜になっちゃった!」 三月うさぎ:「大変だ!大変だ!これはきっと、アイツの仕業(しわざ)だ!」 三月ウサギ:「大変だ!大変だ!不思議の国に、真夜中が産まれちゃったんだ!」 三月うさぎ:「アリスをむかえにいかなきゃ!」 三月ウサギ:「今度のアリスは、どんな子にしようかなぁ」 三月うさぎ:「あ…」 三月ウサギ:「あ…」 三月うさぎ:「ボクは、アリスを迎えにゆくという大事な役割ができたんだ。だから、にんじんを探す役割は、キミにゆずることにしたよ」 三月ウサギ:「チッチッチ!アリスを迎えにゆくのは、ボ~ク!キミじゃない!キミのほうこそ、にんじんでも探してなよ!」 三月うさぎ:「やだよ。ボクがアリスを選ぶんだからね!」 三月ウサギ:「なんでだよ!ボクが選んだほうが、いいに決まってる!」 三月うさぎ:「だったら!キミは、どんなアリスを選ぶんだよ!」 三月ウサギ:「そんなの決まってるだろ!真夜中を倒せるアリスだよ!」 三月うさぎ:「真夜中を倒せるアリスって、どんなのだよ?」 三月ウサギ:「そんなの決まってるだろ?とっても強くて、とっても頭が良くて、とってもカッコいいアリスだよ!」 三月うさぎ:「ははははは!ばーか!ばーか!」 三月ウサギ:「ん?馬鹿って言うほうが馬鹿なんだよー!ばーか!ばーか!」 三月うさぎ:「だって、キミは、アリスのことを、なんにも分かっていないからね!」 三月ウサギ:「分かっていない?どういうことだよ!」 三月うさぎ:「アリスになれる女の子は、弱くて、馬鹿で、カッコ悪い女の子って、決まってるんだよ!」 三月ウサギ:「そんなの誰が決めたのさ?」 三月うさぎ:「あ…あれ?誰が決めたんだろう…。大変だ!大変だ!どんなアリスを連れてきたら良いのか分からなくなってきたぞ!大変だ!大変だ!」 三月ウサギ:「ひっひっひっ!だから、ボクが、とびっきり、すっごーいアリスを連れてくるよ!」 三月うさぎ:「とびっきり?すっごーいアリス?」 三月ウサギ:「そうだよ!とびっきり!すっごーいアリス!」 三月うさぎ:「そんなアリス、いるのかなぁ」 三月ウサギ:「えっ?」 三月うさぎ:「とびっきり、すっごーいアリスなんて、いるのかなーって…」 三月ウサギ:「うーん…。た、い、へ、ん、だーっ!大変だ!大変だ!とびっきりすっごーいアリスなんて、本当にいるのか分からなくなってきたぞ!大変だ!大変だ!」 三月うさぎ:「そうだよ!そうだよ!だから、誰でもいい。女の子は、みんな…。フフフ…。闇をかかえている…」 三月ウサギ:「闇を…かかえている?」 三月うさぎ:「そう。だから、女の子なら、誰でもいい。誰だって、アリスになれる!」 三月ウサギ:「つまりつまり、不登校でも、イジメられていても…」 三月うさぎ:「そういうのとは逆に、どのスポーツでも一番になれて、どんなテストでも百点がとれるような子でも!」 三月ウサギ:「アリスになれる!」 三月うさぎ:「アリスになれる!」 三月ウサギ:「あれぇ?あれれ?男の子は、ダメなの?」 三月うさぎ:「男の子は、ダメさ。だって、アリスって名前が似合わない」 三月ウサギ:「似合わないと、ダメなの?」 三月うさぎ:「えっ?えっ?ええーっ?そうだっ!ダメな理由なんてないや!」 三月ウサギ:「ダメな理由は、ない!」 三月うさぎ:「そうだよ!そうだよ!男の子だって、みんな闇をかかえてる」 三月ウサギ:「闇をかかえていない人間はいない!」 三月うさぎ:「ひゃひゃひゃひゃひゃーっ!大変だ!大変だ!世界は、闇に満ちてる!」 三月ウサギ:「闇に満ちてる!だったら、だったらぁ!」 三月うさぎ:「今度のアリスは…」 三月ウサギ:「男の子にしてみようw」 二匹で:「ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃーっ!」 : : 0:―本編につづく…w―