台本概要

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タイトル 雨音の世界で
作者名 雪狐  (@yukikitsune_vg)
ジャンル その他
演者人数 1人用台本(不問1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 そこは雨が降りしきる不思議な世界。
その世界の真ん中で、たくさんの本に囲まれた一人の人物がいた。
その人物の名前は『雨音』。
そんな世界に一人の人間が迷い込む…そんなお話。

5分にも満たない短めのシナリオです。
タイトルの読みは『あまおとのせかいで』と読みます。

ちょっと不思議な世界をお楽しみください。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
雨音 不問 1 読みは『あまね』。雨が降りしきる世界に住んでおり、人によってその姿が変わって見える。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:雨音の世界で 雨音:おや?こんなところに人が来るなんて珍しいね? 雨音:まぁ、よかったらゆっくりしていきなよ 雨音:ここは何処かって? 雨音:んー、ここは夢と現実の狭間みたいなところさ 雨音:なぁに、難しく考える必要はないよ 雨音:君はたまたまこの世界に辿り着いたってだけだから 雨音:とりあえず、偶然とはいえここに来てくれたお客様だ 雨音:何かおもてなしをしようじゃないか 雨音:なんでも好きなものを渡してあげよう 雨音:うん、どんなものでもいいよ 雨音:異世界転生を楽しむのもいいし 雨音:全知全能の力を手に入れることだってできる 雨音:なんなら世界そのものを変えることだってできるよ? 雨音:さぁ、君が望むものを教えてごらん? 雨音:えっ?代償とかあるのかって? 雨音:ふふっ、鋭いねぇ…うん、もちろんあるよ 雨音:その願いに応じた代償をもらっている 雨音:えっ、安心した? 雨音:なんの代償も払わずにそんな願いが叶えられるはずがない…か 雨音:なるほどねぇ…それで君は何をお願いするんだい? 雨音:何も願わないこともできるけど 雨音:ん…?もう会うことができない最愛の人に会いたい… 雨音:ふふっ、君は無欲なんだね? 雨音:うん、気に入ったよ 雨音:じゃあ、その人のことを思い浮かべて? 雨音:大丈夫、身構えなくていいよ 雨音:どんな人か知りたいだけだからさ 雨音:うん、ありがとう 雨音:そう、そんな感じだよ…ふむ、なるほど 雨音:そっか、その子は小さい頃に事故で亡くなってしまったんだね 雨音:偶然その子のことを思い出すきっかけがあった…と 雨音:君は前にも同じような…なんて言ったらいいかな? 雨音:こんな感じの不可思議な世界に迷い込んでしまったみたいだね 雨音:その世界の狭間で、君はその子と再会した…か 雨音:君の住む世界ではその日は死者の魂が帰る日って言われてる… 雨音:なるほどなぁ…すごくドラマチックでいいじゃないか 雨音:本当は願いの代償に何かお礼をいただくところだけど… 雨音:うん、君のまっすぐな瞳が気に入ったよ 雨音:君の想い出話が今回の供物ということで… 雨音:過ぎ去った時間は本来戻ることはないけれど… 雨音:まぁ、雨音様の不可思議パワーでなんとかしてみたよ 雨音:ほら、そろそろ起きてごらん? 雨音:そしてもう一度あの場所に行ってみるといいよ 雨音:ん?本当にお礼は要らないのかって? 雨音:ほら、ボクがしっかり約束を果たしたかどうかわからないよ? 雨音:もしまた会うことがあれば、その子との想い出話を期待しているよ 雨音:うーん、会いたくなったらどうすればいい…か 雨音:もしまたボクに会いたくなったら雨の音を辿るといい 雨音:運が良ければまた会えるかもね 雨音:それじゃ、また何処かで 雨音:君の未来が明るいものになるよう 雨音:微力ながら願っているよ

0:雨音の世界で 雨音:おや?こんなところに人が来るなんて珍しいね? 雨音:まぁ、よかったらゆっくりしていきなよ 雨音:ここは何処かって? 雨音:んー、ここは夢と現実の狭間みたいなところさ 雨音:なぁに、難しく考える必要はないよ 雨音:君はたまたまこの世界に辿り着いたってだけだから 雨音:とりあえず、偶然とはいえここに来てくれたお客様だ 雨音:何かおもてなしをしようじゃないか 雨音:なんでも好きなものを渡してあげよう 雨音:うん、どんなものでもいいよ 雨音:異世界転生を楽しむのもいいし 雨音:全知全能の力を手に入れることだってできる 雨音:なんなら世界そのものを変えることだってできるよ? 雨音:さぁ、君が望むものを教えてごらん? 雨音:えっ?代償とかあるのかって? 雨音:ふふっ、鋭いねぇ…うん、もちろんあるよ 雨音:その願いに応じた代償をもらっている 雨音:えっ、安心した? 雨音:なんの代償も払わずにそんな願いが叶えられるはずがない…か 雨音:なるほどねぇ…それで君は何をお願いするんだい? 雨音:何も願わないこともできるけど 雨音:ん…?もう会うことができない最愛の人に会いたい… 雨音:ふふっ、君は無欲なんだね? 雨音:うん、気に入ったよ 雨音:じゃあ、その人のことを思い浮かべて? 雨音:大丈夫、身構えなくていいよ 雨音:どんな人か知りたいだけだからさ 雨音:うん、ありがとう 雨音:そう、そんな感じだよ…ふむ、なるほど 雨音:そっか、その子は小さい頃に事故で亡くなってしまったんだね 雨音:偶然その子のことを思い出すきっかけがあった…と 雨音:君は前にも同じような…なんて言ったらいいかな? 雨音:こんな感じの不可思議な世界に迷い込んでしまったみたいだね 雨音:その世界の狭間で、君はその子と再会した…か 雨音:君の住む世界ではその日は死者の魂が帰る日って言われてる… 雨音:なるほどなぁ…すごくドラマチックでいいじゃないか 雨音:本当は願いの代償に何かお礼をいただくところだけど… 雨音:うん、君のまっすぐな瞳が気に入ったよ 雨音:君の想い出話が今回の供物ということで… 雨音:過ぎ去った時間は本来戻ることはないけれど… 雨音:まぁ、雨音様の不可思議パワーでなんとかしてみたよ 雨音:ほら、そろそろ起きてごらん? 雨音:そしてもう一度あの場所に行ってみるといいよ 雨音:ん?本当にお礼は要らないのかって? 雨音:ほら、ボクがしっかり約束を果たしたかどうかわからないよ? 雨音:もしまた会うことがあれば、その子との想い出話を期待しているよ 雨音:うーん、会いたくなったらどうすればいい…か 雨音:もしまたボクに会いたくなったら雨の音を辿るといい 雨音:運が良ければまた会えるかもね 雨音:それじゃ、また何処かで 雨音:君の未来が明るいものになるよう 雨音:微力ながら願っているよ