台本概要

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タイトル 【NoiseCancel】ノイズキャンセル-邂逅の《エンカウンター》テキナイナァ-
作者名 どでかぬれ  (@Mrkanure)
ジャンル ファンタジー
演者人数 5人用台本(男1、女3、不問1)
時間 20 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 とある研究施設。日夜、世のため人のため様々な研究が行われ、各チームそれぞれ協力しあい日々新たな発見に勤しんでいる…そんな日常が続くと誰もが思っていた…。

【所要時間20分~】【男1女3不問1】
一人称や語尾、口調、アドリブ、セリフの追加変更等○

ユカ、マイ、チィの3役は、後半に施設内放送のAIとしてのセリフが少しだけあります。マイAI①というように表記してあります。

ルゥ(SE)に関してはキャラっぽくやってもリアルっぽくやっても、どなたかがSE音源を外部から引っ張ってきてもおけです!

ラストにナレーションがルゥ以外に一言ずつ(N)で表記してあります。
さらにチィだけ最初に一言あります。

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情報提供ありがとうございます。
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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
ミト 102 【ミト・トイキー】 お調子者で悪ふざけが過ぎることもあるが、根は優しくまじめ。
ユカ 91 【ユカ・クマシャ】 冷静沈着に見られがち。本人もそこまで気にしていない。頭の回転が早い方。後半に施設内放送のAIとしてのセリフが少しだけあります。ユカAI②というように表記してあります。
マイ 81 【マイ・フィンドル】 明るめで周りを見ることもできるが、テンパリがち。後半に施設内放送のAIとしてのセリフが少しだけあります。マイAI①というように表記してあります。
ルゥ 57 【ルゥ・B・コン】 最初と最後以外、幼女気味。本来は優しく元気っ子なムードメーカー。セリフ数的にアドリブ多めでもいいかもしれない…?
チィ 不問 80 【チィ・マッカオ】 研究職員の中でもかなり優秀な研究者。とある細胞の研究をしている。後半に施設内放送のAIとしてのセリフが少しだけあります。チィAI③というように表記してあります。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
ルゥ:違う!!こんなつもりじゃ!! : ルゥ:なんで、どうして! : ルゥ:みんな…ごめん、なさ----- 0: チィ:(N)ー数時間前ー 0: ミト:ユーカ、大丈夫? ユカ:うるさい マイ:ユカちゃん元気無いね、どうしたの? ユカ:マイちゃん!あのね、大したことじゃないんだけど… マイ:うんうん ミト:俺との温度差あることない?ユカ ユカ:は? ミト:あ、いや、なんでもないよ マイ:あはは、それは日頃の行いなんじゃ ミト:うーん………思い当たる節は、無いな! マイ:これは重症だ… ミト:えー、なんでだよー ミト:ユーカー、俺達の仲だろユカ、なー、どしたん、ユカ、話聞こか ユカ:… マイ:はぁ… ミト:ユカー、おーい、ユカー ユカ:… ミト:あれ、聞こえてない?あれ?あれ? ユカ:ねぇマイちゃん、チィのとこ行こ マイ:う、うん ミト:…ユーーーどしーーーこーー? マイ:!? マイ:今、ほんとに声が聞こえなく ミト:聞こえてんじゃねぇかよ! ユカ:いいから行こ! ミト:ちょ、待てよぉ チィ:おーい!みんなー! マイ:あ!チィ達だ! チィ:はぁ、はぁ… ミト:そんな急いでどうしたんだよ チィ:…たんだ ユカ:え? チィ:できたんだよ! マイ:できたって、まさか チィ:そう!そのまさかさ! チィ:テキナイ細胞の復元に成功したんだ! ミト:ほんとか!?再現性が低くて捏造だなんだって、騒がれてただろ? チィ:テキナイ細胞はあります! ユカ:やめなさいって マイ:でも、見るまでは信じられないっていうのが、正直なところというかーーー ルゥ:テキナイナァはいるもん!! ミト:ルゥちゃん!? ルゥ:テキナイナァは、いるもん! マイ:そ、そうだよね ルゥ:わたしみたもん!テキナイナァみたもん! ユカ:テキナイ、ナァ? チィ:ごめんごめん、ルゥ最近ちょっと変なんだ、気にしないで ルゥ:ルゥ変じゃない! ミト:だよな!ルゥちゃんは変じゃないよな! ルゥ:うん!てきない! マイ:ん? ルゥ:てきないてきない! ユカ:…。 ミト:ユカ?また考え事か?話聞こか? ユカ:は? ルゥ:ハナシキコカーハナシキコカー ユカ:…え? ルゥ:うん? ユカ:いや、なんでもないよ ルゥ:うん!じゃあね!びゅーん チィ:あ、ルゥ!勝手に研究室に入ったらだめだよ! マイ:行っちゃったね ミト:行っちゃったな ユカ:…私達も向かおう ミト:そりゃ行くつもりだったけど、さっきからどうしたんだ? ユカ:何か変な気がする ミト:たしかに、オレの質問にユカが返してくれるのは、おかしいかもしれないな ユカ:は? マイ:ちょっと!ふざけてる場合じゃないでしょ、世紀の大発見かもしれないんだから早く行くよ! ミト:はーい ユカ:わかった 0:ー研究室前ー チィ:『ルゥ!やめるんだ!落ち着け!』 ミト:なんだなんだ?やけに騒がしくないか? ユカ:入ろう マイ:そうだね! ルゥ:テキナイナァはいるんだもーーん!! チィ:だめだ!それに触っては---- ルゥ:(SE)パリンッ ミト:え!? ユカ:そんな… マイ:…まさか チィ:あ、ぁあ… ルゥ:ふふふ、ふふっ ミト:おい、もしかしなくても、今割れたのが チィ:…そう、復元したテキナイ細胞の入っていたビーカーだよ ユカ:けど、あれだけじゃないでしょ? チィ:あれが大元で、残っている物は、一部でしかないんだ マイ:一部でも充分でしょ、万能細胞のハズでしょ!? チィ:万能な細胞として機能していたのは、あれだけだったんだ! ミト:なっ!? マイ:そんな! ユカ:…じゃあ、残りはなんなの? チィ:あれらは…ただのカス、なんの意味も--- ルゥ:(SE)パリッ ルゥ:(SE)パリンッパリンッパリンッ チィ:え…? ミト:おい、おいおいおいおいどういうことだこれ!? マイ:他の容器も次々と割れて!? ユカ:…ルゥ、何したの? ミト:はぁ?ルゥちゃんが何かしてるってのか? ルゥ:ふふっ、あはははは ルゥ:(SE)パリンッパリンッ、ピシャッ ルゥ:テキナイナァがいーっぱーい マイ:る、ルゥちゃん、どうしたの?なんだか、こわいよ?危ないからこっちにーーー チィ:だめだ!離れるんだ! ユカ:チィ、何か知ってるの? チィ:推測でしかないが、ルゥはテキナイ細胞に侵食されているかもしれない ミト:侵食ぅ?何言ってんだよ マイ:ま、まさか、バイオなハザードなわけじゃあるまいし… ユカ:…でもガン細胞は、一つできたら瞬くまに広まっていく ミト:じょ、冗談、だよな チィ:あくまで可能性の話だよ マイ:ルゥちゃん!ルゥちゃんはルゥちゃんだよね!? ルゥ:ふふっ、ドシタンハナシキコカーキコカー ユカ:ルゥ、ふざけているのなら、今すぐやめなさい ルゥ:ふざけてないよ!テキナイナァはみんなのためだもん!! チィ:少しずつ子供っぽくなっていたのは、ただの悪ふざけだと思っていたが…こういうことだったとは ミト:ちっ、とりあえずどうすりゃいいんだ? マイ:侵食ってなると、テキナイ細胞から離れた方がいいんだよね…? ユカ:1度この場を離れよう チィ:それが良さそうだ ルゥ:アレー、ドコイクノー ミト:善は急げだ! マイ:わかった ユカ:うん チィ:みんなこっちだ! ルゥ:なんで?ひとりにするの?やだよ、えいっえいっ! マイ:わっ ユカ:これは…細胞片…? チィ:絶対に触れちゃだめだ マイ:でもこれじゃ ミト:俺が囮になる ユカ:ミト!? チィ:いいのかい、それはつまり ミト:うるせー!さっさと行きやがれ! マイ:でも… ミト:いいから行け!俺が、そう簡単にやられるかっての! ユカ:…ミト ミト:…ああ、わかってるよ ルゥ:もういい?モウイイーカーイ ミト:ふっ、いいぜ!さぁ来い!! 0:研究室から離れた通路 マイ:ふっふっ チィ:はぁはぁ…はぁ… ユカ:はぁ……はぁ マイ:二人とも遅いよ!ミトがせっかく残ってくれたのに! チィ:…はぁ、わたしは、さっき、も、はしった、ん、だぞ…! ユカ:マイちゃん、が、はやい、の マイ:もっと運動しなよー! マイ:って、えぇ!? チィ:…どう、したんだ? ユカ:…これ、は…? マイ:なんで!?ここ行き止まりじゃなかったよね!? ユカ:そもそも、これは、、、 チィ:…隔壁を降ろしたんだ マイ:ど、どういうこと??緊急事態には自動で降りるようになってるとか? チィ:さすがに自動でそんな事にはならない、手動のはずだ ユカ:じゃあルゥがやったてこと? マイ:ルゥちゃんにできるのかな… チィ:…テキナイ細胞だ ユカ:ッ!? マイ:な!?細胞がそんな事、どうして!? チィ:万能細胞というものへの理解が、足りなかった、、そういうことなんだろう… マイ:そういうことなんだろう、って!なんでそんな落ち着いてられるの!? ユカ:マイ!騒いだってどうしようもないでしょ! マイ:だけど、でも!! マイ:あ!そうだ、スマホで助けを…! チィ:そうか、そうだな、まずは応援を呼ぶ事が先だった マイ:…ぁ ユカ:マイちゃん? マイ:さすがに、おかしい、でしょ… チィ:…こんな事が、、 ユカ:どうしたって言うのよ マイ:電波が、無いよ!! ユカ:そんな! チィ:一体どこまで影響が… ユカ:なに、これ…?皆もこうなってる? マイ:電波が無いんでしょ? ユカ:違う、画面が変 チィ:なんだこれは、まるでモザイクをかけられてるような ユカ:操作は一応できるし…電波も辛うじて、、ある! マイ:ほんと!?やった! チィ:… ユカ:とりあえず、近くの支部にかけてみるね ルゥ:(SE)ツー、ツー、ツー、おかけになった電話は現在電波の届かな… ユカ:…あ、れ? マイ:ん? ユカ:こっちなら…! ルゥ:(SE)ツー、ツー、ツー、おかけになった電話は… チィ:やはり、か マイ:え、通じてないってこと!? ユカ:…第6支部もだめ、どこにも繋がらない チィ:テキナイ細胞はどこまで…! マイ:もうだめってこと? ユカ:いや、他のルートで外に ルゥ:(SE)ガシャン チィ:くっ マイ:わわっ ユカ:…ちぃ マイ:そんなぁ、閉じ込められたってこと? チィ:施設内のシステムを掌握しきったと考えて、間違いないだろう ユカ:待って、それだと空調設備をいじられたら… チィ:もって10分といったところか マイ:え、え、それって、どういうこと…? マイ:まさか、呼吸できなくなって、私たちしんじゃーーーむぐむぐぐ ユカ:だから叫んだりして余計な酸素を使わないで マイ:むんむん!(首縦全力ブンブン振り) ユカ:よろしい マイ:ぷはっ チィ:だが、どうする? ユカ:何か対策は無いの? チィ:対策、か ユカ:無いのね マイ:…そんな チィ:奇跡が起こればあるいは… ユカ:奇跡、ね マイ:…ぐすん ルゥ:(SE)プルプルプルプル(着信音) ユカ:ッ!? マイ:誰から!? チィ:繋がったのか…? ユカ:違う、、これは… 0:暗めの倉庫 ミト:よぉ、外に出られたか? ユカ:『ミト!』 マイ:『無事だったんだね』 ミト:ああ、俺を誰だと思ってんだ!スーパーミラクルハイパー… チィ:『そんなことはいいから、そっちの状況を教えてくれ』 ミト:ちぇ…えっと、とりあえずルゥを撒いて第二倉庫のL3コンテナ裏に来たってとこだな ユカ:『どこまでいってるのよ』 ミト:しょうがないだろ、なぜか行き止まりだらけだったんだから マイ:『私たちなんて閉じ込められてるのよ』 ミト:え?まじ? チィ:『まじだよ、それに外部との連絡も取れない』 ミト:どういうことだ? ユカ:『テキナイ細胞が電波にも影響を及ぼしてるのよ』 ミト:ほぇー マイ:『ほぇーって!助けも呼べないのよ!?』 ミト:でもさっき、第3支部には繋がったぞ? チィ:『なんだと?説明しろ』 ミト:説明しろって言われても、普通に電話しただけだぞ ユカ:『ありえない、私たちはできないのに』 ミト:できてるんだから、ありえないことではないだろ? マイ:『なんで…?』 ミト:でも、まずチィに掛けて繋がらなくて、次にマイもだめで、ユカに掛けたら繋がったって感じだったな チィ:『まさか…! チィ:ミト、お前のスマホ、どこかおかしい所は無いか?』 ミト:おかしいと言われればおかしいよ、モザイクみたいなのが付いてる チィ:『やはり、か』 ユカ:『そういうことね』 ミト:まてまて全くわからないんだけど マイ:『私も私も』 チィ:『テキナイ細胞に侵食されたスマホ同士なら、回線が繋がるということよ』 マイ:『ええ!!』 ユカ:『驚きすぎ』 ミト:よくわかんねーけど、ユカのスマホもこうなってるってことでいいのか? チィ:『その通りだ、だが、ユカのスマホは外部と連絡を取れない』 ミト:ふむ…? ユカ:『だけどミトは取れる、なぜ?』 マイ:『違法スマホ?』 ミト:んなわけあるか! チィ:『奇跡も魔法もなんとやら、か』 ユカ:『わかるように説明して』 チィ:『つまりミトのスマホに侵食しているのは、ホワイト細胞ということだ』 マイ:『えっと…一応聞くけど白血球とは違うんだよね』 チィ:『違う。要は、テキナイ細胞に対抗するテキナイ細胞ということだ』 ミト:つまり、どういうことだってばよ ユカ:『はぁ…。だから、あんたのそのスマホが、現状を打破する鍵ってことよ』 ミト:おお!俺が救世主、悪くない マイ:『あんたのスマホが、ね』 ミト:それでどうしたらいいんだ? チィ:『スマホ内に見たことないファイルがないか?』 ミト:…これか?たぶん、これっぽいな チィ:『よし、それをユカに送ってくれ』 ミト:任せろ! 0:ユカマイチィside ミト:『…あれ?』 マイ:どうしたの? ミト:『送信できない』 ユカ:なぜ? ミト:『共有は表示されてるのに』 チィ:…ふむ マイ:どうしよどうしよ ユカ:何かわかる?チィ チィ:メールに添付する事もできないとなると…直接繋ぐしかないか…? マイ:直接繋がってるでしょ!? チィ:同じAPI上で同時に開いている状況を作らないといけないのかもしれない ミト:『なるほど、わからん』 ユカ:どうすればいい? チィ:*Lain《レイン》を開いてくれ ユカ:開いた チィ:ミトとのトーク画面を ミト:『待て、ユカとLain、交換してないぞ』 マイ:え!?なんで!? ユカ:うざいから マイ:もーー チィ:仕方ない、今交換しろ ユカ:わかった、IDは… ミト:『…ID入力画面が出ない』 チィ:なに!? マイ:テキナイ細胞は、そんなことまでするの!? ユカ:じゃあ何が使えるの? ミト:『…コードなら行けそう』 マイ:コードって、QR!?見せあえないから、無理じゃん! チィ:いや、直接入力すればいける ミト:『直接入力!?』 ユカ:…仕方ない、左上からいくよ、白黒黒 ミト:『ままま待て待て、白黒黒?』 ユカ:そう、白黒黒黒白黒白白黒白黒黒白 ミト:『白黒黒黒白黒白黒白黒しーーーあっ』 ルゥ:(SE)ビビーッ ミト:『な、なんだこれ、やり直しって…それに残り2ってどういうことだ』 チィ:まさか、入力制限が設けられてるのか マイ:嘘でしょ!? ユカ:ミト、ちゃんとやって ミト:『わ、わかってるよ!もう一回頼む』 ユカ:白黒黒黒白黒白白黒白黒黒白 ミト:『白黒黒黒白黒白白黒白黒黒白 』 マイ:すごい!順調!!これなら出られるかも‼ チィ:酸素が薄くなってきた、マイ、極力騒がないようにしてくれ マイ:ぁ、うん、黙ってる…! ユカ:黒黒白黒白白白黒白白黒白 ミト:『黒黒白黒白白白黒白白黒白』 ユカ:黒白黒黒白白白黒黒… ミト:『黒白黒黒白白白黒黒…』 0:(以下ミト役がミスるまで繰り返し、ユカ役は長めにしたり早めにしてもよし。なおここまででミスしている場合は次のセリフへ) ミト:『あっ…!』 ルゥ:(SE)ビビーッ ユカ:ミト… マイ:ーーー! チィ:… ミト:『くっ、これでもうミスすることは、てきない…!』 マイ:(…え?今できないじゃなくて、てきないって言った!?え、え、こんな時に!?嘘でしょ??だめ、真剣な場面なんだから、だめ、私、笑ったらだ)ブフッ、あはははは ユカ:マイ!? チィ:ばか、お前、そんなことをしたら マイ:はははっ、いひひ、はぁーおかしいでしょ、あはは、あはーーーバタッ チィ:殆ど無い酸素を使い切りやがって……ガクッ ユカ:…ミト、あとは、、 0:ミトside ユカ:『よろ、しく…ドサッ』 ミト:お、お前ら…?おい!ユカ!答えろよ!ユカぁあああ!! ルゥ:…ふふ、ふふふっ ミト:ルゥ、ちゃん…? ルゥ:これでみんなみんなずーっといっしょだね ミト:テキナイ細胞に操られて… ルゥ:ちがうよ、わたしはわたしだもん! ミト:たかが細胞如きが人間を弄びやがって! ルゥ:ちがう、チガう、よ、ふふふ ミト:どうすれば… ルゥ:モテアソンダ、モテアソンダー チィ:(『要は、テキナイ細胞に対抗するテキナイ細胞ということだ』) ミト:…そうか! ルゥ:モテぁ、てもてもあそそそんんだだだ… ミト:ん…? ルゥ:わた、ワタシタチをメチャくチャにしタのハ ルゥ:おマエたチダロうガァあああア!! ルゥ:(SE)ピシャッ!ピシャッ!ピシャッ! ミト:くっ、細胞片を飛ばしまくりやがって…! ミト:けど、次のタイミングで…! ルゥ:ふふっあははhhhh ミト:(今だ…!) ミト:あがっ!?誰だ、離せ! マイ:テキナイナァ ミト:な!?マイ!? チィ:テキナイナァ ミト:チィまで…まさか ユカ:テキ、ナイなァ ミト:ユカ!! ルゥ:いっしょイっしょたのシいね!! ミト:ルゥううう!! マイ:テキナイナァテキナイナァ チィ:テキナイナァテキナイナァ ルゥ:ふふふっ ミト:くそ、これじゃ動けない ユカ:テキな…いなぁっ!! マイ:ワーー チィ:ワーー ミト:ユカ!?お前 ユカ:ミ、と、早くやっ、て、きない…なぁ ミト:くっ… 0:倒れ行くユカを背に ミト:ルゥ! 0:スマホを振りかぶりルゥへと ミト:これで 0:モザイクの面を押し当てる。 ミト:終わりだぁあああ!! ルゥ:え!?や、やだ 0:ルゥの身体は、光に包まれて行く… ルゥ:ヤだやダやだぁあああ 0: ルゥ:…ん、あれ?私… ミト:ようやく、目が、覚めたか ルゥ:ミト…? マイ:AI①【エマージェンシー・コード03エマージェンシー・コード03】 ミト:起きたなら、すぐに、動け! チィ:テキナイナァテキナイナァ ルゥ:え、ぁ、そんな…! ミト:こんのっ、おらぁっ! チィ:テキナーーー ユカ:AI②【直ちに施設内より避難して下さい。直ちに施設内より避難して下さい】 マイ:テキナイナァテキナイナァ ユカ:テキナイナァテキナイナァ ミト:ぐぅ、こいつらは俺が抑える! ルゥ:でもミトが ミト:こっちにも逃げ道があるから、気にするな! ルゥ:そ、そうなの…? チィ:AI③【施設内情報管理のため、各支部より許可を確認。間もなく点火されます。】 ミト:くそ、上の連中、、俺らごと…! ルゥ:ば、爆発させるってこと!? ミト:だから早く行け!! ルゥ:違うの!!こんなつもりじゃ!! ミト:わかってる、、!みんなのことを思って、だよな ルゥ:う、ん… ミト:大丈夫、みんなも連れていく!! ルゥ:や、約束、だよ!! ミト:ああ! ミト:脱出したら、他の支部にいる仲間に協力してもらえ!上の連中は知らねぇが、あいつらなら…! マイ:AI①【エマージェンシー・コード03エマージェンシー・コード03】 ユカ:AI②【直ちに施設内より避難して下さい。直ちに施設内より避難して下さい】 チィ:AI③【施設内情報管理のため、各支部より許可を確認。間もなく点火されます。イグニッションまで10.9.8…】 0: マイ:(N)次々と爆発音が鳴り響く ルゥ:なんで、どうして…! 0: ユカ:(N)一際大きな爆発が起こり、近くの小山からそれを見つめる少女が ルゥ:みんな… チィ:(N)膝から崩れ落ちる ルゥ:ごめん、なさ、い 0: ルゥ:…。 ミト:(N)しかし彼女は、涙を拭い立ち上がった。 ルゥ:…行かなきゃ…! 0:おしまい

ルゥ:違う!!こんなつもりじゃ!! : ルゥ:なんで、どうして! : ルゥ:みんな…ごめん、なさ----- 0: チィ:(N)ー数時間前ー 0: ミト:ユーカ、大丈夫? ユカ:うるさい マイ:ユカちゃん元気無いね、どうしたの? ユカ:マイちゃん!あのね、大したことじゃないんだけど… マイ:うんうん ミト:俺との温度差あることない?ユカ ユカ:は? ミト:あ、いや、なんでもないよ マイ:あはは、それは日頃の行いなんじゃ ミト:うーん………思い当たる節は、無いな! マイ:これは重症だ… ミト:えー、なんでだよー ミト:ユーカー、俺達の仲だろユカ、なー、どしたん、ユカ、話聞こか ユカ:… マイ:はぁ… ミト:ユカー、おーい、ユカー ユカ:… ミト:あれ、聞こえてない?あれ?あれ? ユカ:ねぇマイちゃん、チィのとこ行こ マイ:う、うん ミト:…ユーーーどしーーーこーー? マイ:!? マイ:今、ほんとに声が聞こえなく ミト:聞こえてんじゃねぇかよ! ユカ:いいから行こ! ミト:ちょ、待てよぉ チィ:おーい!みんなー! マイ:あ!チィ達だ! チィ:はぁ、はぁ… ミト:そんな急いでどうしたんだよ チィ:…たんだ ユカ:え? チィ:できたんだよ! マイ:できたって、まさか チィ:そう!そのまさかさ! チィ:テキナイ細胞の復元に成功したんだ! ミト:ほんとか!?再現性が低くて捏造だなんだって、騒がれてただろ? チィ:テキナイ細胞はあります! ユカ:やめなさいって マイ:でも、見るまでは信じられないっていうのが、正直なところというかーーー ルゥ:テキナイナァはいるもん!! ミト:ルゥちゃん!? ルゥ:テキナイナァは、いるもん! マイ:そ、そうだよね ルゥ:わたしみたもん!テキナイナァみたもん! ユカ:テキナイ、ナァ? チィ:ごめんごめん、ルゥ最近ちょっと変なんだ、気にしないで ルゥ:ルゥ変じゃない! ミト:だよな!ルゥちゃんは変じゃないよな! ルゥ:うん!てきない! マイ:ん? ルゥ:てきないてきない! ユカ:…。 ミト:ユカ?また考え事か?話聞こか? ユカ:は? ルゥ:ハナシキコカーハナシキコカー ユカ:…え? ルゥ:うん? ユカ:いや、なんでもないよ ルゥ:うん!じゃあね!びゅーん チィ:あ、ルゥ!勝手に研究室に入ったらだめだよ! マイ:行っちゃったね ミト:行っちゃったな ユカ:…私達も向かおう ミト:そりゃ行くつもりだったけど、さっきからどうしたんだ? ユカ:何か変な気がする ミト:たしかに、オレの質問にユカが返してくれるのは、おかしいかもしれないな ユカ:は? マイ:ちょっと!ふざけてる場合じゃないでしょ、世紀の大発見かもしれないんだから早く行くよ! ミト:はーい ユカ:わかった 0:ー研究室前ー チィ:『ルゥ!やめるんだ!落ち着け!』 ミト:なんだなんだ?やけに騒がしくないか? ユカ:入ろう マイ:そうだね! ルゥ:テキナイナァはいるんだもーーん!! チィ:だめだ!それに触っては---- ルゥ:(SE)パリンッ ミト:え!? ユカ:そんな… マイ:…まさか チィ:あ、ぁあ… ルゥ:ふふふ、ふふっ ミト:おい、もしかしなくても、今割れたのが チィ:…そう、復元したテキナイ細胞の入っていたビーカーだよ ユカ:けど、あれだけじゃないでしょ? チィ:あれが大元で、残っている物は、一部でしかないんだ マイ:一部でも充分でしょ、万能細胞のハズでしょ!? チィ:万能な細胞として機能していたのは、あれだけだったんだ! ミト:なっ!? マイ:そんな! ユカ:…じゃあ、残りはなんなの? チィ:あれらは…ただのカス、なんの意味も--- ルゥ:(SE)パリッ ルゥ:(SE)パリンッパリンッパリンッ チィ:え…? ミト:おい、おいおいおいおいどういうことだこれ!? マイ:他の容器も次々と割れて!? ユカ:…ルゥ、何したの? ミト:はぁ?ルゥちゃんが何かしてるってのか? ルゥ:ふふっ、あはははは ルゥ:(SE)パリンッパリンッ、ピシャッ ルゥ:テキナイナァがいーっぱーい マイ:る、ルゥちゃん、どうしたの?なんだか、こわいよ?危ないからこっちにーーー チィ:だめだ!離れるんだ! ユカ:チィ、何か知ってるの? チィ:推測でしかないが、ルゥはテキナイ細胞に侵食されているかもしれない ミト:侵食ぅ?何言ってんだよ マイ:ま、まさか、バイオなハザードなわけじゃあるまいし… ユカ:…でもガン細胞は、一つできたら瞬くまに広まっていく ミト:じょ、冗談、だよな チィ:あくまで可能性の話だよ マイ:ルゥちゃん!ルゥちゃんはルゥちゃんだよね!? ルゥ:ふふっ、ドシタンハナシキコカーキコカー ユカ:ルゥ、ふざけているのなら、今すぐやめなさい ルゥ:ふざけてないよ!テキナイナァはみんなのためだもん!! チィ:少しずつ子供っぽくなっていたのは、ただの悪ふざけだと思っていたが…こういうことだったとは ミト:ちっ、とりあえずどうすりゃいいんだ? マイ:侵食ってなると、テキナイ細胞から離れた方がいいんだよね…? ユカ:1度この場を離れよう チィ:それが良さそうだ ルゥ:アレー、ドコイクノー ミト:善は急げだ! マイ:わかった ユカ:うん チィ:みんなこっちだ! ルゥ:なんで?ひとりにするの?やだよ、えいっえいっ! マイ:わっ ユカ:これは…細胞片…? チィ:絶対に触れちゃだめだ マイ:でもこれじゃ ミト:俺が囮になる ユカ:ミト!? チィ:いいのかい、それはつまり ミト:うるせー!さっさと行きやがれ! マイ:でも… ミト:いいから行け!俺が、そう簡単にやられるかっての! ユカ:…ミト ミト:…ああ、わかってるよ ルゥ:もういい?モウイイーカーイ ミト:ふっ、いいぜ!さぁ来い!! 0:研究室から離れた通路 マイ:ふっふっ チィ:はぁはぁ…はぁ… ユカ:はぁ……はぁ マイ:二人とも遅いよ!ミトがせっかく残ってくれたのに! チィ:…はぁ、わたしは、さっき、も、はしった、ん、だぞ…! ユカ:マイちゃん、が、はやい、の マイ:もっと運動しなよー! マイ:って、えぇ!? チィ:…どう、したんだ? ユカ:…これ、は…? マイ:なんで!?ここ行き止まりじゃなかったよね!? ユカ:そもそも、これは、、、 チィ:…隔壁を降ろしたんだ マイ:ど、どういうこと??緊急事態には自動で降りるようになってるとか? チィ:さすがに自動でそんな事にはならない、手動のはずだ ユカ:じゃあルゥがやったてこと? マイ:ルゥちゃんにできるのかな… チィ:…テキナイ細胞だ ユカ:ッ!? マイ:な!?細胞がそんな事、どうして!? チィ:万能細胞というものへの理解が、足りなかった、、そういうことなんだろう… マイ:そういうことなんだろう、って!なんでそんな落ち着いてられるの!? ユカ:マイ!騒いだってどうしようもないでしょ! マイ:だけど、でも!! マイ:あ!そうだ、スマホで助けを…! チィ:そうか、そうだな、まずは応援を呼ぶ事が先だった マイ:…ぁ ユカ:マイちゃん? マイ:さすがに、おかしい、でしょ… チィ:…こんな事が、、 ユカ:どうしたって言うのよ マイ:電波が、無いよ!! ユカ:そんな! チィ:一体どこまで影響が… ユカ:なに、これ…?皆もこうなってる? マイ:電波が無いんでしょ? ユカ:違う、画面が変 チィ:なんだこれは、まるでモザイクをかけられてるような ユカ:操作は一応できるし…電波も辛うじて、、ある! マイ:ほんと!?やった! チィ:… ユカ:とりあえず、近くの支部にかけてみるね ルゥ:(SE)ツー、ツー、ツー、おかけになった電話は現在電波の届かな… ユカ:…あ、れ? マイ:ん? ユカ:こっちなら…! ルゥ:(SE)ツー、ツー、ツー、おかけになった電話は… チィ:やはり、か マイ:え、通じてないってこと!? ユカ:…第6支部もだめ、どこにも繋がらない チィ:テキナイ細胞はどこまで…! マイ:もうだめってこと? ユカ:いや、他のルートで外に ルゥ:(SE)ガシャン チィ:くっ マイ:わわっ ユカ:…ちぃ マイ:そんなぁ、閉じ込められたってこと? チィ:施設内のシステムを掌握しきったと考えて、間違いないだろう ユカ:待って、それだと空調設備をいじられたら… チィ:もって10分といったところか マイ:え、え、それって、どういうこと…? マイ:まさか、呼吸できなくなって、私たちしんじゃーーーむぐむぐぐ ユカ:だから叫んだりして余計な酸素を使わないで マイ:むんむん!(首縦全力ブンブン振り) ユカ:よろしい マイ:ぷはっ チィ:だが、どうする? ユカ:何か対策は無いの? チィ:対策、か ユカ:無いのね マイ:…そんな チィ:奇跡が起こればあるいは… ユカ:奇跡、ね マイ:…ぐすん ルゥ:(SE)プルプルプルプル(着信音) ユカ:ッ!? マイ:誰から!? チィ:繋がったのか…? ユカ:違う、、これは… 0:暗めの倉庫 ミト:よぉ、外に出られたか? ユカ:『ミト!』 マイ:『無事だったんだね』 ミト:ああ、俺を誰だと思ってんだ!スーパーミラクルハイパー… チィ:『そんなことはいいから、そっちの状況を教えてくれ』 ミト:ちぇ…えっと、とりあえずルゥを撒いて第二倉庫のL3コンテナ裏に来たってとこだな ユカ:『どこまでいってるのよ』 ミト:しょうがないだろ、なぜか行き止まりだらけだったんだから マイ:『私たちなんて閉じ込められてるのよ』 ミト:え?まじ? チィ:『まじだよ、それに外部との連絡も取れない』 ミト:どういうことだ? ユカ:『テキナイ細胞が電波にも影響を及ぼしてるのよ』 ミト:ほぇー マイ:『ほぇーって!助けも呼べないのよ!?』 ミト:でもさっき、第3支部には繋がったぞ? チィ:『なんだと?説明しろ』 ミト:説明しろって言われても、普通に電話しただけだぞ ユカ:『ありえない、私たちはできないのに』 ミト:できてるんだから、ありえないことではないだろ? マイ:『なんで…?』 ミト:でも、まずチィに掛けて繋がらなくて、次にマイもだめで、ユカに掛けたら繋がったって感じだったな チィ:『まさか…! チィ:ミト、お前のスマホ、どこかおかしい所は無いか?』 ミト:おかしいと言われればおかしいよ、モザイクみたいなのが付いてる チィ:『やはり、か』 ユカ:『そういうことね』 ミト:まてまて全くわからないんだけど マイ:『私も私も』 チィ:『テキナイ細胞に侵食されたスマホ同士なら、回線が繋がるということよ』 マイ:『ええ!!』 ユカ:『驚きすぎ』 ミト:よくわかんねーけど、ユカのスマホもこうなってるってことでいいのか? チィ:『その通りだ、だが、ユカのスマホは外部と連絡を取れない』 ミト:ふむ…? ユカ:『だけどミトは取れる、なぜ?』 マイ:『違法スマホ?』 ミト:んなわけあるか! チィ:『奇跡も魔法もなんとやら、か』 ユカ:『わかるように説明して』 チィ:『つまりミトのスマホに侵食しているのは、ホワイト細胞ということだ』 マイ:『えっと…一応聞くけど白血球とは違うんだよね』 チィ:『違う。要は、テキナイ細胞に対抗するテキナイ細胞ということだ』 ミト:つまり、どういうことだってばよ ユカ:『はぁ…。だから、あんたのそのスマホが、現状を打破する鍵ってことよ』 ミト:おお!俺が救世主、悪くない マイ:『あんたのスマホが、ね』 ミト:それでどうしたらいいんだ? チィ:『スマホ内に見たことないファイルがないか?』 ミト:…これか?たぶん、これっぽいな チィ:『よし、それをユカに送ってくれ』 ミト:任せろ! 0:ユカマイチィside ミト:『…あれ?』 マイ:どうしたの? ミト:『送信できない』 ユカ:なぜ? ミト:『共有は表示されてるのに』 チィ:…ふむ マイ:どうしよどうしよ ユカ:何かわかる?チィ チィ:メールに添付する事もできないとなると…直接繋ぐしかないか…? マイ:直接繋がってるでしょ!? チィ:同じAPI上で同時に開いている状況を作らないといけないのかもしれない ミト:『なるほど、わからん』 ユカ:どうすればいい? チィ:*Lain《レイン》を開いてくれ ユカ:開いた チィ:ミトとのトーク画面を ミト:『待て、ユカとLain、交換してないぞ』 マイ:え!?なんで!? ユカ:うざいから マイ:もーー チィ:仕方ない、今交換しろ ユカ:わかった、IDは… ミト:『…ID入力画面が出ない』 チィ:なに!? マイ:テキナイ細胞は、そんなことまでするの!? ユカ:じゃあ何が使えるの? ミト:『…コードなら行けそう』 マイ:コードって、QR!?見せあえないから、無理じゃん! チィ:いや、直接入力すればいける ミト:『直接入力!?』 ユカ:…仕方ない、左上からいくよ、白黒黒 ミト:『ままま待て待て、白黒黒?』 ユカ:そう、白黒黒黒白黒白白黒白黒黒白 ミト:『白黒黒黒白黒白黒白黒しーーーあっ』 ルゥ:(SE)ビビーッ ミト:『な、なんだこれ、やり直しって…それに残り2ってどういうことだ』 チィ:まさか、入力制限が設けられてるのか マイ:嘘でしょ!? ユカ:ミト、ちゃんとやって ミト:『わ、わかってるよ!もう一回頼む』 ユカ:白黒黒黒白黒白白黒白黒黒白 ミト:『白黒黒黒白黒白白黒白黒黒白 』 マイ:すごい!順調!!これなら出られるかも‼ チィ:酸素が薄くなってきた、マイ、極力騒がないようにしてくれ マイ:ぁ、うん、黙ってる…! ユカ:黒黒白黒白白白黒白白黒白 ミト:『黒黒白黒白白白黒白白黒白』 ユカ:黒白黒黒白白白黒黒… ミト:『黒白黒黒白白白黒黒…』 0:(以下ミト役がミスるまで繰り返し、ユカ役は長めにしたり早めにしてもよし。なおここまででミスしている場合は次のセリフへ) ミト:『あっ…!』 ルゥ:(SE)ビビーッ ユカ:ミト… マイ:ーーー! チィ:… ミト:『くっ、これでもうミスすることは、てきない…!』 マイ:(…え?今できないじゃなくて、てきないって言った!?え、え、こんな時に!?嘘でしょ??だめ、真剣な場面なんだから、だめ、私、笑ったらだ)ブフッ、あはははは ユカ:マイ!? チィ:ばか、お前、そんなことをしたら マイ:はははっ、いひひ、はぁーおかしいでしょ、あはは、あはーーーバタッ チィ:殆ど無い酸素を使い切りやがって……ガクッ ユカ:…ミト、あとは、、 0:ミトside ユカ:『よろ、しく…ドサッ』 ミト:お、お前ら…?おい!ユカ!答えろよ!ユカぁあああ!! ルゥ:…ふふ、ふふふっ ミト:ルゥ、ちゃん…? ルゥ:これでみんなみんなずーっといっしょだね ミト:テキナイ細胞に操られて… ルゥ:ちがうよ、わたしはわたしだもん! ミト:たかが細胞如きが人間を弄びやがって! ルゥ:ちがう、チガう、よ、ふふふ ミト:どうすれば… ルゥ:モテアソンダ、モテアソンダー チィ:(『要は、テキナイ細胞に対抗するテキナイ細胞ということだ』) ミト:…そうか! ルゥ:モテぁ、てもてもあそそそんんだだだ… ミト:ん…? ルゥ:わた、ワタシタチをメチャくチャにしタのハ ルゥ:おマエたチダロうガァあああア!! ルゥ:(SE)ピシャッ!ピシャッ!ピシャッ! ミト:くっ、細胞片を飛ばしまくりやがって…! ミト:けど、次のタイミングで…! ルゥ:ふふっあははhhhh ミト:(今だ…!) ミト:あがっ!?誰だ、離せ! マイ:テキナイナァ ミト:な!?マイ!? チィ:テキナイナァ ミト:チィまで…まさか ユカ:テキ、ナイなァ ミト:ユカ!! ルゥ:いっしょイっしょたのシいね!! ミト:ルゥううう!! マイ:テキナイナァテキナイナァ チィ:テキナイナァテキナイナァ ルゥ:ふふふっ ミト:くそ、これじゃ動けない ユカ:テキな…いなぁっ!! マイ:ワーー チィ:ワーー ミト:ユカ!?お前 ユカ:ミ、と、早くやっ、て、きない…なぁ ミト:くっ… 0:倒れ行くユカを背に ミト:ルゥ! 0:スマホを振りかぶりルゥへと ミト:これで 0:モザイクの面を押し当てる。 ミト:終わりだぁあああ!! ルゥ:え!?や、やだ 0:ルゥの身体は、光に包まれて行く… ルゥ:ヤだやダやだぁあああ 0: ルゥ:…ん、あれ?私… ミト:ようやく、目が、覚めたか ルゥ:ミト…? マイ:AI①【エマージェンシー・コード03エマージェンシー・コード03】 ミト:起きたなら、すぐに、動け! チィ:テキナイナァテキナイナァ ルゥ:え、ぁ、そんな…! ミト:こんのっ、おらぁっ! チィ:テキナーーー ユカ:AI②【直ちに施設内より避難して下さい。直ちに施設内より避難して下さい】 マイ:テキナイナァテキナイナァ ユカ:テキナイナァテキナイナァ ミト:ぐぅ、こいつらは俺が抑える! ルゥ:でもミトが ミト:こっちにも逃げ道があるから、気にするな! ルゥ:そ、そうなの…? チィ:AI③【施設内情報管理のため、各支部より許可を確認。間もなく点火されます。】 ミト:くそ、上の連中、、俺らごと…! ルゥ:ば、爆発させるってこと!? ミト:だから早く行け!! ルゥ:違うの!!こんなつもりじゃ!! ミト:わかってる、、!みんなのことを思って、だよな ルゥ:う、ん… ミト:大丈夫、みんなも連れていく!! ルゥ:や、約束、だよ!! ミト:ああ! ミト:脱出したら、他の支部にいる仲間に協力してもらえ!上の連中は知らねぇが、あいつらなら…! マイ:AI①【エマージェンシー・コード03エマージェンシー・コード03】 ユカ:AI②【直ちに施設内より避難して下さい。直ちに施設内より避難して下さい】 チィ:AI③【施設内情報管理のため、各支部より許可を確認。間もなく点火されます。イグニッションまで10.9.8…】 0: マイ:(N)次々と爆発音が鳴り響く ルゥ:なんで、どうして…! 0: ユカ:(N)一際大きな爆発が起こり、近くの小山からそれを見つめる少女が ルゥ:みんな… チィ:(N)膝から崩れ落ちる ルゥ:ごめん、なさ、い 0: ルゥ:…。 ミト:(N)しかし彼女は、涙を拭い立ち上がった。 ルゥ:…行かなきゃ…! 0:おしまい