台本概要

 169 views 

タイトル 【日常】雪が降ったら女王になる【コメディ】
作者名 ちば  (@riochankapana)
ジャンル コメディ
演者人数 3人用台本(男1、女2)
時間 10 分
台本使用規定 台本説明欄参照
説明 初投稿です!
ちょこっと見に行きたいので、使用する際は連絡頂ければ嬉しいです。

 169 views 

キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
一臣 35 ツッコミ役 一人っ子なのに幼なじみの杏がボケ散らかし静季はにっこり静観しているので、お兄ちゃん的な立ち位置にならざるを得なくなった男。よみがな:かずおみ
35 女 ボケ役 天真爛漫。一臣と静季がいれば、たいていのことは乗り越えられると思っている。 流されやすく、楽しければなんでもいいと思っている。兄と姉がいる。 よみがな:あん
静季 28 マイペースおっとりタイプ。お金持ちにいそうな感じだが、全然一般家庭の次女。お金持ちっぽそ〰️、と周りから言われる事は気づいてるけど、別にどうとも思わず否定も肯定もしないタイプ。姉と妹がいる。 よみがな:しずき
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:バタン(ドアを開ける) 杏:一臣おはよー!朝だよ朝朝朝朝素晴らしい朝が来たよ、一臣起きて! 一臣:ぅあ~……杏……お前、男子高校生の寝起きに奇襲を仕掛けるとは一体どういう了見だ……。 杏:私も高校生だよ?一臣と一緒の2年3組。知らなかった? 一臣:知ってるよ!4月に『あ~今年は近所に住んでる幼なじみ2人と同じクラスだな~』って判明してからかれこれ9ヶ月経っとるわ! 杏:朝だよ一臣。 一臣:急に話を戻すんじゃねぇ!まったく朝っぱらから疲れる……で?突撃してくるなんて珍しいじゃねぇか、なにかあったのか。 杏:そうなんだよ見て!雪が降ってるの! 0:カーテンをあける 一臣:ぅぉまぶし……どれどれ……おお~、こりゃあ積もったな……学校休みになんねぇかな? 杏:お休みだって。 一臣:マジで?よっしゃ。……ってオイ待て杏てめぇ学校休みだって知ってて起こしに来やがったな。 0:一臣が杏の両ほっぺを中央へぎゅってやり杏変顔になる。 杏:ゆひはっへうひよーほほほっへ。(ゆきがっせんしようとおもって) 一臣:なんて?雪合戦?するかバカ寝るわ。 杏:なんでー!?こんなに雪が降るなんて滅多にないじゃん!雪合戦したーい!あとインスタでよく見るひよこちゃん作りたーい! 一臣:はぁ?インスタでよく見るひよこ?……あ~あれのことか、なんか見たことある気がする。でもあれなんかガコッてやる型がいるだろ。 杏:こんなこともあろうかとポチっておきました。じゃん! 0:型を取り出す 一臣:おお……準備のよろしい事で。 杏:2個セットなので一臣のぶんもあります! 一臣:ワオ、巻き込まれ型!……(ひと呼吸おいて)あ~も~分かったよ仕方ねぇなぁ準備するから待ってろ! 杏:やったぁ!下で待ってるね。 0:場面変わって一臣と杏の家の前 一臣:はーぁ、まったく、学校が休みなら休みで大人しく龍が如く8やりたかったのにってビャ!?!?冷てっ! 杏:あははは!油断大敵!ほらドンドン行くぞー! 一臣:うおおおお待て待て待て待てお前なんだその雪玉の数はいつ作ったんだそんなもんずるいぞ! 杏:ホーホホホホホ聞こえないわね! 静季:雪だるまつく~ろ~♪ 一臣:ん!? 静季:ドアを開けて~♪フニャラララ、ホニャラララ、ラララ~ラ~♪(リズムと音程はわかってるけど歌詞がわからない系の感じ) 一臣:あっごまかした。1フレーズしか分かんなくてごまかしたぞあいつ。 杏:静季おはよう! 静季:ん?おはよう杏、一臣。 一臣:おはよう。静季おまえ、よくこの雪合戦2秒前みたいな場面を平気で横切ってきたな。 静季:へ?雪合戦?気づかなかった、ごめん邪魔して。でっかい雪だるま作って女王になろうと思ってさ。 一臣:女王に……? 杏:静季ナイス!いいねそれ!私も女王になりたい! 静季:杏と一臣も一緒に作ろ~。 杏:うん!てっぺんとったるでー! 一臣:杏は何か勘違いしてるみたいだが……俺はいなくてもいいな、静季、杏を頼んだぞ。2人でイイ感じな女王になれ。 静季:そんな事言わないで一臣も一緒に作ろうよ。 一臣:イヤ俺は女王になるより龍が如くで勇者になる。ん?現在進行形で勇者なのか……?すまん、俺もう既に勇者だった。ごめんな2人はまだ女王になれてないってのに俺だけもうすでに勇者だったわ。 静季:杏、いいもの持ってるね。 一臣:あれ?俺早くも無視されてる?俺勇者なのに無視されてる? 杏:ん?これ?Amazonでポチったひよこ製造機。2個セットで1199円。 静季:じゃあ一臣はひよこ軍作りだね。 一臣:え、軍隊なの?急にぶっそうになったけど大丈夫そ? 静季:大丈夫可愛いから。 杏:静季ー、私、頭部分作るねー? 静季:うん!私が今転がしてるやつはもう結構おっきくなってるから、これをこのまま育てて胴体にしよう。 一臣:ま、いいか……。杏それよこせ、軍隊作るんだと。 杏:うん、任せた! 杏:雪だるまつく~ろ~♪ホニャラララ~♪(リズムも音程もまったく合ってない感じ) 静季:ドアをあけて~♪フニャラララ~♪(リズムと音程はわかってるけど歌詞がわかってない感じ) 一臣:なんでもいいけどお前ら、女王になる前にいっぺん本家見てきたらどうだ?そのフレーズも歌えないなんて、女王なんてとても言えねぇレベルだぞ。 杏:静季、大きさどのぐらいにするー?もう私の膝ぐらいまでの大きさになったよ? 一臣:オゥ無視かコノヤロウいい加減泣くぞ? 静季:女王だからね、でっかくいこう! 一臣:ん?……え、なんか混じってないか?お前らが女王なんだろ、じゃ別に雪だるまはおっきくなくてもいいんじゃないか?あの雪だるませいぜい人間の膝上ぐらいの背丈だったような気がするんだが。 静季:でも私たちの手足となって馬車馬のように働くわけだし、いざって時になんでも踏み潰せる武力が必要じゃない? 一臣:こわっ!雪だるまなのに? 静季:雪だるまだからこそ。……そんなことより一臣こそ、ひよこ軍いったい総勢何匹いるの?絶対それもう50匹ぐらいはいるよ? 一臣:いや意外と楽しいんだよひよこ軍づくり……っていや待てそうだよ、ひよこ軍がいるじゃねぇか。馬車馬のように働くのはひよこ軍じゃねぇのか? 静季:ほんとだ、雪だるま中間管理職だ……。 一臣:なんか急にリアリティ溢れる感じになってきてやだな。 0:しばらくして 杏:よし!静季ーっ!頭部分できた! 静季:お、いい感じにおっきくなったね。すごい、砂とか泥もあんまりついてないし綺麗な丸になってる。上手いね杏。 杏:えへ。 静季:よし、じゃあこの胴体部分にのっけよう。一臣まかせた! 一臣:ん、おお、さすがにその大きさの雪玉を持ち上げるのはお前らには無理だな。よしきた。 杏:一臣!?えっ、びっくりした、ひよこ軍いったい何匹いるの!?びっくりしたっ! 静季:さっきもだいぶいたけど、倍近く増えた気がする……。 一臣:今やっと130を越えたあたりだ。しかしこう……全員白いとなかなか迫力がないな、どうにかして着色して虹色ひよこ軍が出来ないか検討しているんだが、なにかアイデアはないか? 杏:うーん……雪を着色……?そうだねぇ食紅とか混ぜたら混ぜてる時に雪溶けそうだし……。 静季:今のままでも迫力充分だよ。雪だるま中間管理職も、部下130匹もいてウハウハだろうね。 杏:すごいピーチクパーチクうるさそう……。 静季:あの型、杏が買ったんだよ……? 一臣:それについてはまったく同意見だ。しかし、よくこんなでっかい頭作ったな……よーし行くぞ、せーのっ……いやいやいや重っ!マジかこれ……。ちょっとお前ら離れてろ。よっ…………と!ハァ……ハァ……よし、こんなもんか?正面から見てくれ、曲がってない? 静季:うん、ばっちり! 杏:いいねー!かわいい! 静季:食べ物で遊ぶな!とかいう変な輩に負けちゃいけないので、鼻に思い切りニンジンをドーン! 一臣:あぁ、負けちゃならねぇからな。 杏:うん、負けちゃいけないね。ナイス静季。 静季:よし!じゃあこのひよこ軍130匹を雪だるまの周りに並べて完成だ! 杏:女王戴冠だー! 静季:えっさっほいさっ。 杏:あらしょ、こらしょ。 一臣:おーよしよし太郎いい子だな、下っ端でも負けるんじゃないぞ、どうした二郎ひっくりかえって、え?花子が押した?だめじゃないか花子仲良くしなきゃ。 杏:どうしよう静季、一臣が故障した。(小声で) 静季:さっき2回ぐらい無視したダメージが来てるのかも。でも、名前すごい古風なのがまた、一臣っぽいね。(小声で) 一臣:よしよしスターライト、次はお前だぞ。 杏:どうしよう静季聞こえてた! 静季:しっ、あくまで聞こえてないフリを貫こう。 杏:わかった!あっ。 静季:どしたの杏……あっ。ひよこの左翼が! 一臣:……!!(とても声をあげられない様子で息を飲む)さ、三郎~!! 杏:三郎だったんだ!ごめん三郎! 静季:傷は浅いぞ諦めるな三郎ー! 一臣:この恨みはらさでおくべきか……(すごく低い声で) 杏:ごめんて!!! 一臣:その後、何匹かの尊い犠牲もあったりしたが、家の前に俺たちの身長ぐらいありそうな巨大雪だるま、周りをぐるっと取り囲むように120匹余りのひよこが無事に着隊し、帰宅した俺の両親と、近所の通行人を驚かせた。 ちなみに俺たち3人は当然のようにしっかりと風邪をひいた。 おかしいな、俺と静季はさておき、バカは風邪ひかないって聞いたんだがな……。 杏:何か言った?

0:バタン(ドアを開ける) 杏:一臣おはよー!朝だよ朝朝朝朝素晴らしい朝が来たよ、一臣起きて! 一臣:ぅあ~……杏……お前、男子高校生の寝起きに奇襲を仕掛けるとは一体どういう了見だ……。 杏:私も高校生だよ?一臣と一緒の2年3組。知らなかった? 一臣:知ってるよ!4月に『あ~今年は近所に住んでる幼なじみ2人と同じクラスだな~』って判明してからかれこれ9ヶ月経っとるわ! 杏:朝だよ一臣。 一臣:急に話を戻すんじゃねぇ!まったく朝っぱらから疲れる……で?突撃してくるなんて珍しいじゃねぇか、なにかあったのか。 杏:そうなんだよ見て!雪が降ってるの! 0:カーテンをあける 一臣:ぅぉまぶし……どれどれ……おお~、こりゃあ積もったな……学校休みになんねぇかな? 杏:お休みだって。 一臣:マジで?よっしゃ。……ってオイ待て杏てめぇ学校休みだって知ってて起こしに来やがったな。 0:一臣が杏の両ほっぺを中央へぎゅってやり杏変顔になる。 杏:ゆひはっへうひよーほほほっへ。(ゆきがっせんしようとおもって) 一臣:なんて?雪合戦?するかバカ寝るわ。 杏:なんでー!?こんなに雪が降るなんて滅多にないじゃん!雪合戦したーい!あとインスタでよく見るひよこちゃん作りたーい! 一臣:はぁ?インスタでよく見るひよこ?……あ~あれのことか、なんか見たことある気がする。でもあれなんかガコッてやる型がいるだろ。 杏:こんなこともあろうかとポチっておきました。じゃん! 0:型を取り出す 一臣:おお……準備のよろしい事で。 杏:2個セットなので一臣のぶんもあります! 一臣:ワオ、巻き込まれ型!……(ひと呼吸おいて)あ~も~分かったよ仕方ねぇなぁ準備するから待ってろ! 杏:やったぁ!下で待ってるね。 0:場面変わって一臣と杏の家の前 一臣:はーぁ、まったく、学校が休みなら休みで大人しく龍が如く8やりたかったのにってビャ!?!?冷てっ! 杏:あははは!油断大敵!ほらドンドン行くぞー! 一臣:うおおおお待て待て待て待てお前なんだその雪玉の数はいつ作ったんだそんなもんずるいぞ! 杏:ホーホホホホホ聞こえないわね! 静季:雪だるまつく~ろ~♪ 一臣:ん!? 静季:ドアを開けて~♪フニャラララ、ホニャラララ、ラララ~ラ~♪(リズムと音程はわかってるけど歌詞がわからない系の感じ) 一臣:あっごまかした。1フレーズしか分かんなくてごまかしたぞあいつ。 杏:静季おはよう! 静季:ん?おはよう杏、一臣。 一臣:おはよう。静季おまえ、よくこの雪合戦2秒前みたいな場面を平気で横切ってきたな。 静季:へ?雪合戦?気づかなかった、ごめん邪魔して。でっかい雪だるま作って女王になろうと思ってさ。 一臣:女王に……? 杏:静季ナイス!いいねそれ!私も女王になりたい! 静季:杏と一臣も一緒に作ろ~。 杏:うん!てっぺんとったるでー! 一臣:杏は何か勘違いしてるみたいだが……俺はいなくてもいいな、静季、杏を頼んだぞ。2人でイイ感じな女王になれ。 静季:そんな事言わないで一臣も一緒に作ろうよ。 一臣:イヤ俺は女王になるより龍が如くで勇者になる。ん?現在進行形で勇者なのか……?すまん、俺もう既に勇者だった。ごめんな2人はまだ女王になれてないってのに俺だけもうすでに勇者だったわ。 静季:杏、いいもの持ってるね。 一臣:あれ?俺早くも無視されてる?俺勇者なのに無視されてる? 杏:ん?これ?Amazonでポチったひよこ製造機。2個セットで1199円。 静季:じゃあ一臣はひよこ軍作りだね。 一臣:え、軍隊なの?急にぶっそうになったけど大丈夫そ? 静季:大丈夫可愛いから。 杏:静季ー、私、頭部分作るねー? 静季:うん!私が今転がしてるやつはもう結構おっきくなってるから、これをこのまま育てて胴体にしよう。 一臣:ま、いいか……。杏それよこせ、軍隊作るんだと。 杏:うん、任せた! 杏:雪だるまつく~ろ~♪ホニャラララ~♪(リズムも音程もまったく合ってない感じ) 静季:ドアをあけて~♪フニャラララ~♪(リズムと音程はわかってるけど歌詞がわかってない感じ) 一臣:なんでもいいけどお前ら、女王になる前にいっぺん本家見てきたらどうだ?そのフレーズも歌えないなんて、女王なんてとても言えねぇレベルだぞ。 杏:静季、大きさどのぐらいにするー?もう私の膝ぐらいまでの大きさになったよ? 一臣:オゥ無視かコノヤロウいい加減泣くぞ? 静季:女王だからね、でっかくいこう! 一臣:ん?……え、なんか混じってないか?お前らが女王なんだろ、じゃ別に雪だるまはおっきくなくてもいいんじゃないか?あの雪だるませいぜい人間の膝上ぐらいの背丈だったような気がするんだが。 静季:でも私たちの手足となって馬車馬のように働くわけだし、いざって時になんでも踏み潰せる武力が必要じゃない? 一臣:こわっ!雪だるまなのに? 静季:雪だるまだからこそ。……そんなことより一臣こそ、ひよこ軍いったい総勢何匹いるの?絶対それもう50匹ぐらいはいるよ? 一臣:いや意外と楽しいんだよひよこ軍づくり……っていや待てそうだよ、ひよこ軍がいるじゃねぇか。馬車馬のように働くのはひよこ軍じゃねぇのか? 静季:ほんとだ、雪だるま中間管理職だ……。 一臣:なんか急にリアリティ溢れる感じになってきてやだな。 0:しばらくして 杏:よし!静季ーっ!頭部分できた! 静季:お、いい感じにおっきくなったね。すごい、砂とか泥もあんまりついてないし綺麗な丸になってる。上手いね杏。 杏:えへ。 静季:よし、じゃあこの胴体部分にのっけよう。一臣まかせた! 一臣:ん、おお、さすがにその大きさの雪玉を持ち上げるのはお前らには無理だな。よしきた。 杏:一臣!?えっ、びっくりした、ひよこ軍いったい何匹いるの!?びっくりしたっ! 静季:さっきもだいぶいたけど、倍近く増えた気がする……。 一臣:今やっと130を越えたあたりだ。しかしこう……全員白いとなかなか迫力がないな、どうにかして着色して虹色ひよこ軍が出来ないか検討しているんだが、なにかアイデアはないか? 杏:うーん……雪を着色……?そうだねぇ食紅とか混ぜたら混ぜてる時に雪溶けそうだし……。 静季:今のままでも迫力充分だよ。雪だるま中間管理職も、部下130匹もいてウハウハだろうね。 杏:すごいピーチクパーチクうるさそう……。 静季:あの型、杏が買ったんだよ……? 一臣:それについてはまったく同意見だ。しかし、よくこんなでっかい頭作ったな……よーし行くぞ、せーのっ……いやいやいや重っ!マジかこれ……。ちょっとお前ら離れてろ。よっ…………と!ハァ……ハァ……よし、こんなもんか?正面から見てくれ、曲がってない? 静季:うん、ばっちり! 杏:いいねー!かわいい! 静季:食べ物で遊ぶな!とかいう変な輩に負けちゃいけないので、鼻に思い切りニンジンをドーン! 一臣:あぁ、負けちゃならねぇからな。 杏:うん、負けちゃいけないね。ナイス静季。 静季:よし!じゃあこのひよこ軍130匹を雪だるまの周りに並べて完成だ! 杏:女王戴冠だー! 静季:えっさっほいさっ。 杏:あらしょ、こらしょ。 一臣:おーよしよし太郎いい子だな、下っ端でも負けるんじゃないぞ、どうした二郎ひっくりかえって、え?花子が押した?だめじゃないか花子仲良くしなきゃ。 杏:どうしよう静季、一臣が故障した。(小声で) 静季:さっき2回ぐらい無視したダメージが来てるのかも。でも、名前すごい古風なのがまた、一臣っぽいね。(小声で) 一臣:よしよしスターライト、次はお前だぞ。 杏:どうしよう静季聞こえてた! 静季:しっ、あくまで聞こえてないフリを貫こう。 杏:わかった!あっ。 静季:どしたの杏……あっ。ひよこの左翼が! 一臣:……!!(とても声をあげられない様子で息を飲む)さ、三郎~!! 杏:三郎だったんだ!ごめん三郎! 静季:傷は浅いぞ諦めるな三郎ー! 一臣:この恨みはらさでおくべきか……(すごく低い声で) 杏:ごめんて!!! 一臣:その後、何匹かの尊い犠牲もあったりしたが、家の前に俺たちの身長ぐらいありそうな巨大雪だるま、周りをぐるっと取り囲むように120匹余りのひよこが無事に着隊し、帰宅した俺の両親と、近所の通行人を驚かせた。 ちなみに俺たち3人は当然のようにしっかりと風邪をひいた。 おかしいな、俺と静季はさておき、バカは風邪ひかないって聞いたんだがな……。 杏:何か言った?