台本概要

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タイトル あちらのお客様からです
作者名 ハスキ  (@e8E3z1ze9Yecxs2)
ジャンル コメディ
演者人数 3人用台本(男1、女1、不問1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 とある場所にあるとあるBAR。そこのカウンターで一人酒を飲む女。するといきなり「シャー」と酒が目の前に滑ってくる。バーテンはこう言う、「あちらのお客様からです」と⋯。とある男女とバーテンが繰り広げるコメディ劇です!
男女不問。アドリブ大歓迎!

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
不問 41 バーテンの店員。前々から「あちらのお客様からです」をやってみたかった。商売人。
26 彼氏に浮気され別れた。一人やけ酒のつもりでBARに訪れた女。
16 告白100戦100連敗中の残念な男。しかし鋼のメンタルで今日もアタックを開始する。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
店:シャカ、シャカ、シャカ 女:ふー・・ 店:はい、お待たせしました、「恋人達のバカンス」です 女:・・バーテンさん、これは一人で飲みに来てる私への嫌味かしら? 店:いえ、滅相もないです。ご注文通り、うちイチオシのカクテルになります 女:そうなの?たしかに、ここで一番美味しいカクテル頂戴とは言ったけど・・気が利かないわね 店:ありがとうございます、よく言われます 女:褒めてないわよ。はー、まあいただくわ 店:ごゆっくりどうぞ 女:・・バーテンはムカつくけど、カクテルはめちゃくちゃ美味しいじゃない。なんか悔しいわね 男:パチン!へいバーテン、ちょっとカモン 店:はい、なんでしょうか? 男:ゴニョゴニョ 店:え、ゴニョゴニョ? 男:バーテン、そこはなんとなく分かったように頷くもんだよ 店:はぁ、でもお客様が言いたい事がなんとなく分かりました 男:え? 店:あちらで飲んでる女性の方にお酒を奢(おご)って「あちらのお客様からです」ってシャーってカクテル滑らしたいんですよね 男:・・君はエスパーか? 店:ありがとうございます、よく言われます 男:いろいろツッコミたいけどそれを頼む。お酒は・・これをお願いする 店:かしこまりました 0:間 女:はー・・イイ男、いないかしら 店:シャー 女:え?ちょっと、何このお酒? 店:はい、あちらのお客様からです 女:それはいいけど、シャーはこういう時あんまりやらないじゃないの? 店:と言いますと? 女:いや、軽くて不安定だからお酒こぼれてるんだけど 店:・・あちらのお客様からです 女:あの人のせいみたいに言うわね。まあ一応ありがたくもらうわ。なんてお酒なの? 店:はい、こちら「君の白馬の王子がやって来た」です 女:ブフォ! 0:間 男:へいへい、バーテン、どうだった? 店:あ、はい。大変ビックリされてお酒噴(ふ)いてましたよ 男:噴いてた?うーん、それはどういう反応だろうな 店:喜ばれたのでは? 男:うーん、いまいち君に言われても説得力無いけど。なんか彼女言ってなかったかい? 店:えーと、出直して来い・・いえ、また会えたら嬉しいと 男:そうか!まだ出会ったばかりだけどまた会いたいくらい気に入ってもらえたのか。これは脈ありだな? 店:はい、そのようですね 男:よし、じゃあ次のお酒を頼むよ。次はこのお酒を彼女に 店:かしこまりました 0:間 女:はー、勘違い男は相手にしてられないわね。でも、悔しい事にこのお酒めちゃくちゃ美味しかったじゃない 店:コトッ 女:あ、シャーは止めたのね。で、このお酒まさか 店:はい、あちらのお客様からです 女:・・どうも変なのに気に入られちゃったわね。何か言ってたかしら? 店:えーと、今夜はイケる気がする・・ゴホン(咳)、あなたと素敵な一夜を過ごしたいって言ってましたね 女:いや全然フォロー出来てないわよ?それもう意味一緒だから。とんだふざけた男ね 店:とても興奮されてました 女:要らない情報ね。で、一応聞くけどこれはなんて言うお酒なの? 店:はい、こちら「僕と素敵な場所で朝を迎えないか」です 女:突き返してきて頂戴 店:あ、でもこちら当店一のめちゃくちゃ美味しいお酒ですよ? 女:え?・・気になるじゃない 店:きっと、損はしませんよ 女:・・なんか負けた気分だけど。お酒に罪はないものね。頂くわ 0:間 男:へいへい、バーテンカモン! 店:はい、なんでしょうか? 男:どうだったかな? 店:はい、とても喜ばれてたと思いますよ 男:おぉー!で、で、彼女、なんて言ってたんだ!? 店:はい、その残念な下半身を潰すぞ・・ゴホン(咳)、残念だけどまだ半年前に好きだった人の気持ちを潰せないの、って言ってました 男:あれ?なんか幻聴みたいなのが聴こえたけど・・気のせいか。なるほど!彼女はその男の事が忘れられない、しかし新たな出会いも求めている、そういう事だな! 店:はい、間違いないですね 男:よし、バーテン、これで決めに行く事にするよ。彼女にこのお酒を頼むよ 店:はい、かしこまりました 0:間 女:フー・・あんな下半身が服来て歩いてるみたいな男なのにめちゃくちゃ美味しいお酒なのがほんとに腹立たしいわね 店:コトッ 女:・・もう言わなくてもわかってるけどアイツからよね 店:はい、あちらのお客様からです 女:あんたもそれ言いたいだけよね? 店:なんの事でしょう? 女:・・まあいいわ。で、そろそろ迷惑に感じてきたんだけど、この嫌がらせはいつ終わるのかしら? 店:これが最後と言ってました 女:あら、それは何よりだわ。やっと諦めてくれたのかしら 店:どうでしょう?自信たっぷりに頼まれてましたから 女:それ聞くとなんだか怖いけど。まあ悪い人では無さそうよね。で、この自信たっぷりに頼んだっていう最後のお酒はなんて言うの? 店:はい、こちら「僕らの子供の名はキャサリン」です 女:・・頭湧いとるんか? 0:間 店:はー、今日はもう店仕舞いだな 店:さっきの客、面白かったなー。まあ、おかげでうちは儲けさせて貰ったけどね。

店:シャカ、シャカ、シャカ 女:ふー・・ 店:はい、お待たせしました、「恋人達のバカンス」です 女:・・バーテンさん、これは一人で飲みに来てる私への嫌味かしら? 店:いえ、滅相もないです。ご注文通り、うちイチオシのカクテルになります 女:そうなの?たしかに、ここで一番美味しいカクテル頂戴とは言ったけど・・気が利かないわね 店:ありがとうございます、よく言われます 女:褒めてないわよ。はー、まあいただくわ 店:ごゆっくりどうぞ 女:・・バーテンはムカつくけど、カクテルはめちゃくちゃ美味しいじゃない。なんか悔しいわね 男:パチン!へいバーテン、ちょっとカモン 店:はい、なんでしょうか? 男:ゴニョゴニョ 店:え、ゴニョゴニョ? 男:バーテン、そこはなんとなく分かったように頷くもんだよ 店:はぁ、でもお客様が言いたい事がなんとなく分かりました 男:え? 店:あちらで飲んでる女性の方にお酒を奢(おご)って「あちらのお客様からです」ってシャーってカクテル滑らしたいんですよね 男:・・君はエスパーか? 店:ありがとうございます、よく言われます 男:いろいろツッコミたいけどそれを頼む。お酒は・・これをお願いする 店:かしこまりました 0:間 女:はー・・イイ男、いないかしら 店:シャー 女:え?ちょっと、何このお酒? 店:はい、あちらのお客様からです 女:それはいいけど、シャーはこういう時あんまりやらないじゃないの? 店:と言いますと? 女:いや、軽くて不安定だからお酒こぼれてるんだけど 店:・・あちらのお客様からです 女:あの人のせいみたいに言うわね。まあ一応ありがたくもらうわ。なんてお酒なの? 店:はい、こちら「君の白馬の王子がやって来た」です 女:ブフォ! 0:間 男:へいへい、バーテン、どうだった? 店:あ、はい。大変ビックリされてお酒噴(ふ)いてましたよ 男:噴いてた?うーん、それはどういう反応だろうな 店:喜ばれたのでは? 男:うーん、いまいち君に言われても説得力無いけど。なんか彼女言ってなかったかい? 店:えーと、出直して来い・・いえ、また会えたら嬉しいと 男:そうか!まだ出会ったばかりだけどまた会いたいくらい気に入ってもらえたのか。これは脈ありだな? 店:はい、そのようですね 男:よし、じゃあ次のお酒を頼むよ。次はこのお酒を彼女に 店:かしこまりました 0:間 女:はー、勘違い男は相手にしてられないわね。でも、悔しい事にこのお酒めちゃくちゃ美味しかったじゃない 店:コトッ 女:あ、シャーは止めたのね。で、このお酒まさか 店:はい、あちらのお客様からです 女:・・どうも変なのに気に入られちゃったわね。何か言ってたかしら? 店:えーと、今夜はイケる気がする・・ゴホン(咳)、あなたと素敵な一夜を過ごしたいって言ってましたね 女:いや全然フォロー出来てないわよ?それもう意味一緒だから。とんだふざけた男ね 店:とても興奮されてました 女:要らない情報ね。で、一応聞くけどこれはなんて言うお酒なの? 店:はい、こちら「僕と素敵な場所で朝を迎えないか」です 女:突き返してきて頂戴 店:あ、でもこちら当店一のめちゃくちゃ美味しいお酒ですよ? 女:え?・・気になるじゃない 店:きっと、損はしませんよ 女:・・なんか負けた気分だけど。お酒に罪はないものね。頂くわ 0:間 男:へいへい、バーテンカモン! 店:はい、なんでしょうか? 男:どうだったかな? 店:はい、とても喜ばれてたと思いますよ 男:おぉー!で、で、彼女、なんて言ってたんだ!? 店:はい、その残念な下半身を潰すぞ・・ゴホン(咳)、残念だけどまだ半年前に好きだった人の気持ちを潰せないの、って言ってました 男:あれ?なんか幻聴みたいなのが聴こえたけど・・気のせいか。なるほど!彼女はその男の事が忘れられない、しかし新たな出会いも求めている、そういう事だな! 店:はい、間違いないですね 男:よし、バーテン、これで決めに行く事にするよ。彼女にこのお酒を頼むよ 店:はい、かしこまりました 0:間 女:フー・・あんな下半身が服来て歩いてるみたいな男なのにめちゃくちゃ美味しいお酒なのがほんとに腹立たしいわね 店:コトッ 女:・・もう言わなくてもわかってるけどアイツからよね 店:はい、あちらのお客様からです 女:あんたもそれ言いたいだけよね? 店:なんの事でしょう? 女:・・まあいいわ。で、そろそろ迷惑に感じてきたんだけど、この嫌がらせはいつ終わるのかしら? 店:これが最後と言ってました 女:あら、それは何よりだわ。やっと諦めてくれたのかしら 店:どうでしょう?自信たっぷりに頼まれてましたから 女:それ聞くとなんだか怖いけど。まあ悪い人では無さそうよね。で、この自信たっぷりに頼んだっていう最後のお酒はなんて言うの? 店:はい、こちら「僕らの子供の名はキャサリン」です 女:・・頭湧いとるんか? 0:間 店:はー、今日はもう店仕舞いだな 店:さっきの客、面白かったなー。まあ、おかげでうちは儲けさせて貰ったけどね。