台本概要

 316 views 

タイトル 告白タイミング
作者名 皐月健太  (@satukiburibura)
ジャンル コメディ
演者人数 2人用台本(男1、女1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 日本一怖いと言われるお化け屋敷を体験中に男は告白!まさかの展開にお化けもたじろぎ、二人を見守っていた。 

※注意事項
●過度なアドリブ、改変をしたい場合(キャラクターの性転換、セリフを丸々変える等)はご連絡ください。
●男性が女性キャラを女性として、女性が男性キャラを男性として演じる際や語尾等の軽微な変更は可能とします。
●配信等でご利用される場合は、可能であれば作者名、作品名、掲載サイトのURLを提示して頂けると幸いです。

その他について不明点などは下記URLのサイト利用規約を確認し、順守をお願いします。
https://buribura.amebaownd.com/

 316 views 

キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
59 吊り橋効果を期待してお化け屋敷の真っ最中に告白するおバカさん。性根は真っすぐである。
57 遊園地にデートを誘われもしかしたら告白されると思うも、まさかのシチュエーションに愕然。彼のことに好意は抱いている。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
俺:「あのさ」 私:「うん」 俺:「俺と付き合ってくれない?」 私:「・・・・」 俺:「・・・・」 私:「一応聞くんだけどさ」 俺:「うん」 私:「それ、告白なんだよね?」 俺:「え?もちろん」 私:「・・・・」 俺:「え、どうしたの?できれば返事とかもらえたら嬉しいんだけど」 私:「あのさ」 俺:「うん」 私:「今どういう状況か分かってる?」 俺:「そりゃ俺が歩美に告白したっていう」 私:「違う!今私達がいる場所!!」 俺:「え、場所って言われても。日本一怖いと言われるお化け屋敷を体験中だけど?」 私:「だよね?そうだよね?!なんで私今めちゃくちゃ怖い思いしてるのに告白されてるの?!」 俺:「え、いや俺なりに吊り橋効果的なのを考えたら、ここがいいかなって」 私:「バカなの?」 俺:「え、あ、やっぱりダメだった?」 私:「ダメに決まってるでしょ!そもそもやっぱりていう引っかかっる部分があったならこの場所選ぶな!!」 俺:「あ〜〜、やっぱりダメだったか〜(うなだれる)」 私:「キャー!ちょっとバカ!!手を離さないでよ」 俺:「えー、なんか理不尽〜」 私:「あんたに言われたくなわよ!」 俺:「いい案だと思ったんだけどなぁ」 私:「よくいい案だと思えたね」 俺:「どの辺がダメだった?」 私:「お化け屋敷に入るところから?それと何がダメだったか聞くのもNGだからね?」 俺:「え〜、もう全部じゃん」 私:「あのね」 俺:「うん」 私:「そりゃ私だって、男の人から初めてその人と2人で遊園地行こうって誘われたらさ、もしかしたらって思うよ?」 俺:「うん」 私:「でも時と場所があるでしょ。吊り橋効果狙うにしても観覧車とか他にもあったでしょ。なんでお化け屋敷なのよ」 俺:「あー、そっちがあったか〜」 私:「どちらかというと最初に浮かぶ方じゃない?」 俺:「いや俺高いところあんまり好きじゃないっていうか、怖さを耐えるのに告白する余裕はないなーって」 私:「じゃあ、夜のパレード見てる時とかお城のバルコニーところから夜景見ながらとか、とにかく!他に場所あったでしょって話!」 俺:「そうか〜、俺次の候補海賊キッドだったわ」 私:「なんでよ!」 俺:「いや〜、こう船に乗って荒波にもまれながら気分乗ってきたところに、Hey!俺と付き合っちゃいなよ!的な」 私:「NO!今すぐ船から飛び降りちゃいなよ!って返すわね」 俺:「あ、そのノリには乗ってくれんだな」 私:「無言で船から突き落としてもいいんだけどね」 俺:「酷すぎない!?」 私:「だからなんでそれでOKもらえると思うわけ!?」 俺:「これもダメか〜」 私:「まったく、もっと雰囲気ある場所選びなさいよ。そしたら私だって」 俺:「え?」 私:「……あ!ほら、もう行くよ」 俺:「ちょちょ、ちょっと待ってよ。今俺にとって非常に有益な情報が来ようとしてたよね?」 私:「気のせいよ。それに周りみなさい!さっきからその辺隠れてるお化けさん達が、今これ出ちゃまずいよな〜みたいな感じでずっと物陰で出るの躊躇ってるじゃん!」 俺:「え!・・・あ、本当だ。どうもすいませーん。今ちょっと立て込んでて〜」 私:「お化けもビックリね」 俺:「お、上手いね」 私:「いいからそういうの!あーもう全然怖くもなくなった。もう手繋いでなくていいよ」 俺:「告白されてホラー克服だね」 私:「マジで1発殴りてぇ〜」 俺:「こわ!お化けより怖いよ!!」 私:「ほら!もう早く出口に向かおう!」 俺:「はーい」 0:  0:お化け屋敷出口付近 0:  俺:「あのさ」 私:「いやだ」 俺:「早い!まだ何も言ってない!!」 私:「さっきと展開一緒じゃん!!」 俺:「いやとりあえず最後まで聞いてよ!」 私:「あーもう何!」 俺:「このお化け屋敷を無事に出られたら、聞いてほしいことがあるんだ」 私:「・・・・・・」 俺:「聞いて……くれるよね?」 私:「こんなに何話されるか分かってるのに、ドキドキしない聞いてほしいことがあるんだは初めてね」 俺:「それでも、俺はやっぱりそのタイミングで伝えたいんだ」 私:「……!わ、分かったわよ」 俺:「ありがとう」 私「まだ何もOKしてないわよ」 0:  0:周りにいるお化けから祝福の拍手を受ける 0:  私:「!!!あーもう超恥ずかしい」 俺:「いや〜なんか俺たち注目されちゃってるねぇ〜」 私:「お化けはみんな客を注目するでしょ!」 俺:「たしかに〜(笑)」 0:  0:駆け足でお化け屋敷をでる 0:  私:「はぁはぁ、あー恥ずかしかった。なんかすごい疲れた」 俺:「俺、お前に伝えたいことがあるんだ」 私:「せめて呼吸落ち着かせて?」 俺:「ずっと手を繋いでて」 私:「あ、もう続けるんだ」 俺:「やっぱり言わなきゃって思ったんだ」 私:「あ、うん。一応最後まで手を繋いでてくれてありがとね」 俺:「それなんだけどさ」 私:「ん?」 俺:「俺、歩美から手離していいよって言われて手を離してから、ずっと手繋いでないよ」 私:「…………え?」 俺:「いやほら、途中で手を離していいって言ったじゃん」 私:「言ったけど…………え、じゃあ誰?」 俺:「何が?」 私:「私がさっきまで手繋いでた人」 俺:「そう、俺もそれを聞きたかった」 私:「…………え、ちょ」 俺:「ずっと横で誰かと手を繋いでるそぶりしてたから、最初は何やってるんだろうって思ってたんだけどさ……」 私:「…………う、うそ。あんたじゃなかったら誰なのよ」 俺:「さ、さぁ…………」 私:「…………………………」 俺:「………………………く」 私:「え?」 俺:「あっはっは。嘘だよ、本当はずっと手繋いでた」 私:「…………は?」 俺:「いやさ、途中から全然怖くもなくなったって言ってたから。これはお化け屋敷連れてきた身としては何か恐怖体験与えなきゃまずいかな〜って思って〜」 私:「……あんた、そもそも今日告白するために遊園地連れてきたんじゃないの?」 俺:「いやそのつもりだったし、現にさっき告白したけど完膚なきまでに否定されたからさ。さすがに今日はもうチャンスないな〜って。あ、もしかしてこれから告白されるって思ってた?」 私:「…………(無言で近づいていく)」 俺:「え、え、え。なんで無言でこっち近づいてくんの?めっちゃ怖いんだけど」 私:「…………(目の前に立って無言で見つめる)」 俺:「…………え、何もしかして歩美の方から?」 私:「…………に」 俺:「に?」 私:「二度とお化け屋敷連れてくんなぁ!!!(グーパンチ)」 俺:「ぐぁあああ!!!」 0:  0:  0:  0:終わり

俺:「あのさ」 私:「うん」 俺:「俺と付き合ってくれない?」 私:「・・・・」 俺:「・・・・」 私:「一応聞くんだけどさ」 俺:「うん」 私:「それ、告白なんだよね?」 俺:「え?もちろん」 私:「・・・・」 俺:「え、どうしたの?できれば返事とかもらえたら嬉しいんだけど」 私:「あのさ」 俺:「うん」 私:「今どういう状況か分かってる?」 俺:「そりゃ俺が歩美に告白したっていう」 私:「違う!今私達がいる場所!!」 俺:「え、場所って言われても。日本一怖いと言われるお化け屋敷を体験中だけど?」 私:「だよね?そうだよね?!なんで私今めちゃくちゃ怖い思いしてるのに告白されてるの?!」 俺:「え、いや俺なりに吊り橋効果的なのを考えたら、ここがいいかなって」 私:「バカなの?」 俺:「え、あ、やっぱりダメだった?」 私:「ダメに決まってるでしょ!そもそもやっぱりていう引っかかっる部分があったならこの場所選ぶな!!」 俺:「あ〜〜、やっぱりダメだったか〜(うなだれる)」 私:「キャー!ちょっとバカ!!手を離さないでよ」 俺:「えー、なんか理不尽〜」 私:「あんたに言われたくなわよ!」 俺:「いい案だと思ったんだけどなぁ」 私:「よくいい案だと思えたね」 俺:「どの辺がダメだった?」 私:「お化け屋敷に入るところから?それと何がダメだったか聞くのもNGだからね?」 俺:「え〜、もう全部じゃん」 私:「あのね」 俺:「うん」 私:「そりゃ私だって、男の人から初めてその人と2人で遊園地行こうって誘われたらさ、もしかしたらって思うよ?」 俺:「うん」 私:「でも時と場所があるでしょ。吊り橋効果狙うにしても観覧車とか他にもあったでしょ。なんでお化け屋敷なのよ」 俺:「あー、そっちがあったか〜」 私:「どちらかというと最初に浮かぶ方じゃない?」 俺:「いや俺高いところあんまり好きじゃないっていうか、怖さを耐えるのに告白する余裕はないなーって」 私:「じゃあ、夜のパレード見てる時とかお城のバルコニーところから夜景見ながらとか、とにかく!他に場所あったでしょって話!」 俺:「そうか〜、俺次の候補海賊キッドだったわ」 私:「なんでよ!」 俺:「いや〜、こう船に乗って荒波にもまれながら気分乗ってきたところに、Hey!俺と付き合っちゃいなよ!的な」 私:「NO!今すぐ船から飛び降りちゃいなよ!って返すわね」 俺:「あ、そのノリには乗ってくれんだな」 私:「無言で船から突き落としてもいいんだけどね」 俺:「酷すぎない!?」 私:「だからなんでそれでOKもらえると思うわけ!?」 俺:「これもダメか〜」 私:「まったく、もっと雰囲気ある場所選びなさいよ。そしたら私だって」 俺:「え?」 私:「……あ!ほら、もう行くよ」 俺:「ちょちょ、ちょっと待ってよ。今俺にとって非常に有益な情報が来ようとしてたよね?」 私:「気のせいよ。それに周りみなさい!さっきからその辺隠れてるお化けさん達が、今これ出ちゃまずいよな〜みたいな感じでずっと物陰で出るの躊躇ってるじゃん!」 俺:「え!・・・あ、本当だ。どうもすいませーん。今ちょっと立て込んでて〜」 私:「お化けもビックリね」 俺:「お、上手いね」 私:「いいからそういうの!あーもう全然怖くもなくなった。もう手繋いでなくていいよ」 俺:「告白されてホラー克服だね」 私:「マジで1発殴りてぇ〜」 俺:「こわ!お化けより怖いよ!!」 私:「ほら!もう早く出口に向かおう!」 俺:「はーい」 0:  0:お化け屋敷出口付近 0:  俺:「あのさ」 私:「いやだ」 俺:「早い!まだ何も言ってない!!」 私:「さっきと展開一緒じゃん!!」 俺:「いやとりあえず最後まで聞いてよ!」 私:「あーもう何!」 俺:「このお化け屋敷を無事に出られたら、聞いてほしいことがあるんだ」 私:「・・・・・・」 俺:「聞いて……くれるよね?」 私:「こんなに何話されるか分かってるのに、ドキドキしない聞いてほしいことがあるんだは初めてね」 俺:「それでも、俺はやっぱりそのタイミングで伝えたいんだ」 私:「……!わ、分かったわよ」 俺:「ありがとう」 私「まだ何もOKしてないわよ」 0:  0:周りにいるお化けから祝福の拍手を受ける 0:  私:「!!!あーもう超恥ずかしい」 俺:「いや〜なんか俺たち注目されちゃってるねぇ〜」 私:「お化けはみんな客を注目するでしょ!」 俺:「たしかに〜(笑)」 0:  0:駆け足でお化け屋敷をでる 0:  私:「はぁはぁ、あー恥ずかしかった。なんかすごい疲れた」 俺:「俺、お前に伝えたいことがあるんだ」 私:「せめて呼吸落ち着かせて?」 俺:「ずっと手を繋いでて」 私:「あ、もう続けるんだ」 俺:「やっぱり言わなきゃって思ったんだ」 私:「あ、うん。一応最後まで手を繋いでてくれてありがとね」 俺:「それなんだけどさ」 私:「ん?」 俺:「俺、歩美から手離していいよって言われて手を離してから、ずっと手繋いでないよ」 私:「…………え?」 俺:「いやほら、途中で手を離していいって言ったじゃん」 私:「言ったけど…………え、じゃあ誰?」 俺:「何が?」 私:「私がさっきまで手繋いでた人」 俺:「そう、俺もそれを聞きたかった」 私:「…………え、ちょ」 俺:「ずっと横で誰かと手を繋いでるそぶりしてたから、最初は何やってるんだろうって思ってたんだけどさ……」 私:「…………う、うそ。あんたじゃなかったら誰なのよ」 俺:「さ、さぁ…………」 私:「…………………………」 俺:「………………………く」 私:「え?」 俺:「あっはっは。嘘だよ、本当はずっと手繋いでた」 私:「…………は?」 俺:「いやさ、途中から全然怖くもなくなったって言ってたから。これはお化け屋敷連れてきた身としては何か恐怖体験与えなきゃまずいかな〜って思って〜」 私:「……あんた、そもそも今日告白するために遊園地連れてきたんじゃないの?」 俺:「いやそのつもりだったし、現にさっき告白したけど完膚なきまでに否定されたからさ。さすがに今日はもうチャンスないな〜って。あ、もしかしてこれから告白されるって思ってた?」 私:「…………(無言で近づいていく)」 俺:「え、え、え。なんで無言でこっち近づいてくんの?めっちゃ怖いんだけど」 私:「…………(目の前に立って無言で見つめる)」 俺:「…………え、何もしかして歩美の方から?」 私:「…………に」 俺:「に?」 私:「二度とお化け屋敷連れてくんなぁ!!!(グーパンチ)」 俺:「ぐぁあああ!!!」 0:  0:  0:  0:終わり