台本概要

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タイトル 商品開発部
作者名 ハスキ  (@e8E3z1ze9Yecxs2)
ジャンル コメディ
演者人数 2人用台本(不問2)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 とあるお菓子メーカーの商品開発部が傾きかけた会社を救うために奮闘するショートコメディ
男女不問。アドリブ大歓迎!

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
不問 19 お菓子メーカー開発部の部長。 過激な部下に振り回される苦労人。
不問 18 お菓子メーカー開発部の平社員の部下。 時々とんでもない発明をしてしまう。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
A:もうわかっているとは思うが、お菓子メーカーとしてトップのほうを走り続けてきたわが社は今経営状況の悪化にともない崖っぷちの状況にある B:はい、部長。会社がとんでもなく危ない事は重々理解しております A:そこでだ、我々商品開発部に課せられた重要な任務はなんとしてでも会社の利益向上に繋がる起死回生の一手である新商品を生み出さなくてはならない B:そうですね、部長も毎日上からのとてつもない圧力で顔が悲壮感を通り越して死相が出てきてますから私もお世話になってる部長の為にも早急に売れる新商品を開発したいです A:君のその気持ちはとてもありがたいし心強いよ。経営不振が囁かれてから我が開発部は退職者が相次ぎ残るは君と私だけになってはいるが昔から君のアイディアは光るものがあったから期待しているよ B:はい部長、大船に乗ったつもりで任せて下さい! 0:間 A:事態は一刻を争う状況ではあるが本来商品開発というのは簡単に出来るものではない。ましてや会社を救うような売れ筋商品の開発などはとくに・・・ B:部長!新商品の試作品が出来ました!ぜひ見て下さい。 A:なにぃ~!も、もう出来たのか!?どれどれ・・・ん?、これはなんだ?やけに赤い見た目だが B:はい、その名も「キャロライナチップス」です。どうぞ部長、味見をぜひしてみて下さい A:う、うむ。では一口、パクッ・・・ブハァッ!か、辛!!とんでもなく辛!ゴホッゴホッ!君!これはいったいなんだね!? B:はい!これはギネスにも乗った世界一辛い唐辛子、キャロライナリーパーをふんだんに練りこみさらに辛さをより引き出すようにあらゆる辛み成分を混ぜたチップスになってます A:なんてものを作ってるんだ!辛さが危ないレベルだし喉が焼けただれるように痛いぞ。こんなん世に出したら傷害で訴えられかねん、却下だ! B:そうですかー。これはいけると思ったんですけど。残念です。次は任せて下さい! 0:間 A:ゴホッゴホッ・・・あー酷い目にあった。あの辛さはもはや兵器になるんじゃないか? B:部長!次なる新商品が完成しました、自信作なのでぜひ味見をお願いします! A:またえらく早くできたな!・・さっきは少しビックリしたが今度は大丈夫だろ。ん?なんだこの真っ黒いのは?グミか? B:はい、その名も「こりゃ梅~グミ」です。これは梅を使ってますが子供から大人までいけますよ A:たしかに梅は基本大人向けだがグミにする事で子供向けにもなるな。しかしそのおやじギャグみたいなネーミングなんとかならんかったのか。では一口、パクッ・・ガハッ!酸っぱ!無茶苦茶酸っぱ!なんだこれは! B:はい!これは世界一酸っぱいと言われる梅肉エキスを独自に煮詰める事で最大まで酸っぱさを引き出しあらゆる酸っぱい成分をプラスしたものをグミにしました! A:なにしてるんだ!こんなに酸っぱくしたら唾が滝のように流れ出したあと口の中の水分全部持っていかれるわ!却下だ! B:えー今度はいけると思ったんですけど。わかりましたよー今度こそ起死回生の一発おみまいしてやりますよ! 0:間 A:何が一発おみまいだ、あいつが言うと別の意味に聞こえてくるよ。あーまだ口の中の唾が止まらないよ B:部長!ついに我々の救世主となり得る商品が完成しました!間違いなく自信作です A:・・私は君が自信たっぷりであればあるほど不安が増してくのだが。ん?今度はたしかにまともだな。見た感じドーナツに見えるがこれは? B:はい、その名も「グラブジャムン・リングドーナツ」です!これぞ全国民に愛されるお菓子間違いなしです!ぜひぜひご賞味ください! A:おー!君にしては中々まともなお菓子を開発したじゃないか。こういうのだよ~、こういうの待ってたんだよ、やれば出来るじゃないか。では一口パクっ、・・ガハッ!あっま!甘すぎる~~!なんだこれは!? B:はい!これは世界一甘いインドのお菓子グラブジャムンを参考に甘さを忠実に再現しさらに例のごとく甘さ成分をましましにして作ったドーナツです! A:ば、ばっかもん!どれだけ甘くしてるんだ!食べた瞬間脳天を貫く痛みみたいな甘さが襲ってきたぞ。甘さが痛いって私初体験だったよ!もちろん問答無用で却下だ! B:えぇ~~これも駄目なんですか~?もうどんなのなら売れる商品になるか全然分かりませんよ~ A:君のはどれも極端なのだよ!なんでいちいち世界一のものを使おうとしてるんだ?もうそれ発想がヤーチューバーなんだよ! B:はぁ~じゃあこの最後のやつもやっぱり駄目かなー A:ん?まだ作ってたのか。それもどうせまともなやつじゃないだろ。どれ処分するから寄越しなさい B:あ、急に動かすと開いちゃう・・ A:ん?なんか箱から飛び出し・・ガハッ!なんだくっさ!とてつもなくくっさ!おい!これなんだ! B:これは世界一臭いと言われるシュールストレミングチョコですね A:ば、ばかも~~ん! :おわり

A:もうわかっているとは思うが、お菓子メーカーとしてトップのほうを走り続けてきたわが社は今経営状況の悪化にともない崖っぷちの状況にある B:はい、部長。会社がとんでもなく危ない事は重々理解しております A:そこでだ、我々商品開発部に課せられた重要な任務はなんとしてでも会社の利益向上に繋がる起死回生の一手である新商品を生み出さなくてはならない B:そうですね、部長も毎日上からのとてつもない圧力で顔が悲壮感を通り越して死相が出てきてますから私もお世話になってる部長の為にも早急に売れる新商品を開発したいです A:君のその気持ちはとてもありがたいし心強いよ。経営不振が囁かれてから我が開発部は退職者が相次ぎ残るは君と私だけになってはいるが昔から君のアイディアは光るものがあったから期待しているよ B:はい部長、大船に乗ったつもりで任せて下さい! 0:間 A:事態は一刻を争う状況ではあるが本来商品開発というのは簡単に出来るものではない。ましてや会社を救うような売れ筋商品の開発などはとくに・・・ B:部長!新商品の試作品が出来ました!ぜひ見て下さい。 A:なにぃ~!も、もう出来たのか!?どれどれ・・・ん?、これはなんだ?やけに赤い見た目だが B:はい、その名も「キャロライナチップス」です。どうぞ部長、味見をぜひしてみて下さい A:う、うむ。では一口、パクッ・・・ブハァッ!か、辛!!とんでもなく辛!ゴホッゴホッ!君!これはいったいなんだね!? B:はい!これはギネスにも乗った世界一辛い唐辛子、キャロライナリーパーをふんだんに練りこみさらに辛さをより引き出すようにあらゆる辛み成分を混ぜたチップスになってます A:なんてものを作ってるんだ!辛さが危ないレベルだし喉が焼けただれるように痛いぞ。こんなん世に出したら傷害で訴えられかねん、却下だ! B:そうですかー。これはいけると思ったんですけど。残念です。次は任せて下さい! 0:間 A:ゴホッゴホッ・・・あー酷い目にあった。あの辛さはもはや兵器になるんじゃないか? B:部長!次なる新商品が完成しました、自信作なのでぜひ味見をお願いします! A:またえらく早くできたな!・・さっきは少しビックリしたが今度は大丈夫だろ。ん?なんだこの真っ黒いのは?グミか? B:はい、その名も「こりゃ梅~グミ」です。これは梅を使ってますが子供から大人までいけますよ A:たしかに梅は基本大人向けだがグミにする事で子供向けにもなるな。しかしそのおやじギャグみたいなネーミングなんとかならんかったのか。では一口、パクッ・・ガハッ!酸っぱ!無茶苦茶酸っぱ!なんだこれは! B:はい!これは世界一酸っぱいと言われる梅肉エキスを独自に煮詰める事で最大まで酸っぱさを引き出しあらゆる酸っぱい成分をプラスしたものをグミにしました! A:なにしてるんだ!こんなに酸っぱくしたら唾が滝のように流れ出したあと口の中の水分全部持っていかれるわ!却下だ! B:えー今度はいけると思ったんですけど。わかりましたよー今度こそ起死回生の一発おみまいしてやりますよ! 0:間 A:何が一発おみまいだ、あいつが言うと別の意味に聞こえてくるよ。あーまだ口の中の唾が止まらないよ B:部長!ついに我々の救世主となり得る商品が完成しました!間違いなく自信作です A:・・私は君が自信たっぷりであればあるほど不安が増してくのだが。ん?今度はたしかにまともだな。見た感じドーナツに見えるがこれは? B:はい、その名も「グラブジャムン・リングドーナツ」です!これぞ全国民に愛されるお菓子間違いなしです!ぜひぜひご賞味ください! A:おー!君にしては中々まともなお菓子を開発したじゃないか。こういうのだよ~、こういうの待ってたんだよ、やれば出来るじゃないか。では一口パクっ、・・ガハッ!あっま!甘すぎる~~!なんだこれは!? B:はい!これは世界一甘いインドのお菓子グラブジャムンを参考に甘さを忠実に再現しさらに例のごとく甘さ成分をましましにして作ったドーナツです! A:ば、ばっかもん!どれだけ甘くしてるんだ!食べた瞬間脳天を貫く痛みみたいな甘さが襲ってきたぞ。甘さが痛いって私初体験だったよ!もちろん問答無用で却下だ! B:えぇ~~これも駄目なんですか~?もうどんなのなら売れる商品になるか全然分かりませんよ~ A:君のはどれも極端なのだよ!なんでいちいち世界一のものを使おうとしてるんだ?もうそれ発想がヤーチューバーなんだよ! B:はぁ~じゃあこの最後のやつもやっぱり駄目かなー A:ん?まだ作ってたのか。それもどうせまともなやつじゃないだろ。どれ処分するから寄越しなさい B:あ、急に動かすと開いちゃう・・ A:ん?なんか箱から飛び出し・・ガハッ!なんだくっさ!とてつもなくくっさ!おい!これなんだ! B:これは世界一臭いと言われるシュールストレミングチョコですね A:ば、ばかも~~ん! :おわり