台本概要

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タイトル カラスのサポーター
作者名 ハスキ  (@e8E3z1ze9Yecxs2)
ジャンル コメディ
演者人数 3人用台本(男1、女1、不問1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 主人公の男は付き合ってる彼女と微妙な関係が続いていた。そんな時、待ち合わせに向かっていると、ネットに絡まっていたカラスを発見し助けることに。そこで終わるかと思っていたが、なんとカラスが喋べりだす・・ 男女不問。アドリブ改変なんでもあり。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
43 彼女と関係を進めたいと考えているが、ヘタレ&察しが悪く、チャンスを逃しがち。
31 彼との仲を進展させたいと思っているが、女性から言うのも変かと思い彼からのプロポーズを期待している。
不問 26 見た目は普通のカラスだが、なんと喋るカラス。仁義を大事にしており、男の恋のお手伝いをする。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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男:やば、待ち合わせに遅れそう 鴉:カーッ!カーッ! 男:うわ、ゴミ散乱防止ネットに絡まってるカラスがいるよ。 鴉:カ~カ~ 男:・・仕方ないな :ーー間 男:ほら、これでもう大丈夫だぞ。 鴉:た、助かったカ~ 男:え、喋れるの!? 鴉:鳥さんの中にも、喋れる種類もいますから、お気になさらず~ 男:な、なるほど・・ 鴉:それより、先程はありがとうございました、ぜひ私に恩返しさせて下さい! 男:え?いや、別にいいよ。それに今、彼女との待ち合わせに行くとこだから 鴉:・・なるほど。その彼女とは、ずっと微妙な関係で、進展がなく悩んでいると 男:なっ、なんでそれを 鴉:カラスパワーです 男:えぇ、何その力、怖いんだけど 鴉:ぜひ私がその彼女との仲を、深めてあげましょう 男:いや、ほんと恩返しとかいいからね。俺、遅れそうだから急ぐね、それじゃ 鴉:カ、カァ~ :ーー間 女:あ、遅かったね 男:いやー、ほんとごめんね。人助け?みたいなもんをしてたからさ 女:へー、そんな事があったんだ? 男:ああ、感謝されて、お礼までしてくれそうになってね。君を待たせてたから、悪く思ったけど断ってきた 女:そうなんだ。何もなくて良かった、遅いからなんかあったんじゃないかって 男:心配してくれてありがとう 女:それで・・さっきから気になってたんだけど 男:ん、どうしたんだい? 女:そのカラスはペットなの? 鴉:クワー 男:え?・・ええ~!? 鴉:初めまして、私こちらのご主人様のペットをやらさせてもらってる、カラスのクロと言います。以後、お見知りおきを 女:え、君喋れるんだ!すごーい 鴉:はい、私新種のカラスでして、会話が得意なんです 男:おい~!ちょっと来いお前! 鴉:どうしました、我が主 男:どうしたじゃないよ、ここで何やってんだよ! 鴉:いや、ですから恩返しを、と 男:いらないって言ったよね!? 女:おーい、どうしたの? 男:あ!な、なんでもないよ!・・おい、邪魔だけはするなよ 鴉:任せて下さい 女:大丈夫? 男:あ、ああ、大丈夫だよ。え、えーと今日は来てくれてありがとう。それで、今日行く場所なんだけど・・ 鴉:最近オープンした景色が素晴らしい海辺のカフェですよね、ご主人 男:は!? 女:え!そこ最近SNSでも話題になってるカフェだよね!嬉しいな~、ずっと行きたいと思ってたんだ~ 男:え?あ・・そ、そうなんだよ!ぜひ君を連れていってあげたかったんだよね~ 女:ありがとう、私の好みに合わせてくれて。 男:そ、それくらい当たり前だよ、あはは~・・カラス、お前やるじゃん 鴉:クァー、お任せあれ :ーー間 女:は~、やっぱり素敵な場所ね。来れて良かったな。 男:そ、そうかい?喜んでくれて良かったよ。 女:うん、最高の気分だよー 男:あ、笑った顔が超カワイイ(小声) 女:え、今なんて? 男:い、いや~!なんでもないよ~ 鴉:ご主人はいつもあなたの事を、カワイイと褒めてますよ 女:え、そ、そうなの? 男:あ、いや、・・カワイイです 女:あ、ありがと 鴉:それに先程も、今日は髪も切って、さらに可愛くなって、ドキドキしたって言ってましたよね 男:は!? 女:え・・髪、切ったの、分かってくれてたんだ・・すごく、嬉しいな 男:そ、そうだよ!会った時から言おうと思ってたんだけど見とれちゃっててさ!あはは~ 女:ちゃんと見ててくれてありがとう 男:いや、これくらい当たり前だよ!・・お前、神か? 鴉:クァー、ただのカラスですよ :ーー間 女:は~、今日はとっても楽しかったな。連れてきてくれてありがとうね 男:いやいや、大した事はしてないよ。俺もすごい楽しかったし 女:・・えっと、この後どうする? 男:え?・・あー、こんな時間か。明日仕事だろうし、駅まで送って行こうか? 女:あ・・そ、そうだね。でも、もうちょっと遅く帰っても、明日大丈夫かなー 男:そうなんだ?あ、でも夜暗くなってからの女性の一人歩きは危ないし、やっぱり送っていくよ 女:・・そ、そうだよね 鴉:ご主人、差し出がましいですが、この方はこのまま帰りたくないそうですよ 男:え? 女:え!ク、クロちゃん!? 鴉:ほんとは、楽しかったから、ずっと一緒にいたいそうですが、女性から言うのは恥ずかしいようなので、言えなかったみたいですよ 男:そ、そうなの・・? 女:う、うん。クロちゃんの言う通り、一緒にいてとっても楽しかったから・・ 男:あ!もちろん、俺も君といて、すごく楽しかったよ! 女:あ・・良かった・・ 鴉:ほらほら、ご主人、何か言う事があるんじゃないですカァー? 男:はっ!・・じ、じゃあ、改めて・・ 女:は、はい 男:その、よ、よろしくお願いします 女:こ、こちらこそ、よろしくお願いします 鴉:クァー、良かったですな、ご主人! :ーー間 男:あれから3年か・・ 女:ん、あなたどうしたの? 男:いや、あの時はまさか、こんな展開になるとは思ってなかったよ 女:そうね。最初はお互い恥ずかしくて、本音を隠してたんだから 男:まさか、カラスが愛のキューピットになって、結婚するきっかけになるなんてな 女:たしかに、この話を両親にした時の驚いた顔、今も忘れられないわ。 男:しかも、そのカラスが、まさか喋るカラスなんてな。 女:私も、あの時は喋るカラスさんがいるの、普通に信じちゃってたし、今考えるとおかしくなっちゃうね 鴉:そうですか?まあ世界は広いですし、探せば他にもそんなカラスがきっといますよ。あ、お腹減ったんで、何かありますカァ―? 女:あ、クロちゃんが好きなお菓子買ってるよ、ほら召し上がれー 鴉:やったカァ〜!これ大好きカァ~! 男:・・こいつ、ちゃっかりペットになっちゃったな・・ :ーーおしまい

男:やば、待ち合わせに遅れそう 鴉:カーッ!カーッ! 男:うわ、ゴミ散乱防止ネットに絡まってるカラスがいるよ。 鴉:カ~カ~ 男:・・仕方ないな :ーー間 男:ほら、これでもう大丈夫だぞ。 鴉:た、助かったカ~ 男:え、喋れるの!? 鴉:鳥さんの中にも、喋れる種類もいますから、お気になさらず~ 男:な、なるほど・・ 鴉:それより、先程はありがとうございました、ぜひ私に恩返しさせて下さい! 男:え?いや、別にいいよ。それに今、彼女との待ち合わせに行くとこだから 鴉:・・なるほど。その彼女とは、ずっと微妙な関係で、進展がなく悩んでいると 男:なっ、なんでそれを 鴉:カラスパワーです 男:えぇ、何その力、怖いんだけど 鴉:ぜひ私がその彼女との仲を、深めてあげましょう 男:いや、ほんと恩返しとかいいからね。俺、遅れそうだから急ぐね、それじゃ 鴉:カ、カァ~ :ーー間 女:あ、遅かったね 男:いやー、ほんとごめんね。人助け?みたいなもんをしてたからさ 女:へー、そんな事があったんだ? 男:ああ、感謝されて、お礼までしてくれそうになってね。君を待たせてたから、悪く思ったけど断ってきた 女:そうなんだ。何もなくて良かった、遅いからなんかあったんじゃないかって 男:心配してくれてありがとう 女:それで・・さっきから気になってたんだけど 男:ん、どうしたんだい? 女:そのカラスはペットなの? 鴉:クワー 男:え?・・ええ~!? 鴉:初めまして、私こちらのご主人様のペットをやらさせてもらってる、カラスのクロと言います。以後、お見知りおきを 女:え、君喋れるんだ!すごーい 鴉:はい、私新種のカラスでして、会話が得意なんです 男:おい~!ちょっと来いお前! 鴉:どうしました、我が主 男:どうしたじゃないよ、ここで何やってんだよ! 鴉:いや、ですから恩返しを、と 男:いらないって言ったよね!? 女:おーい、どうしたの? 男:あ!な、なんでもないよ!・・おい、邪魔だけはするなよ 鴉:任せて下さい 女:大丈夫? 男:あ、ああ、大丈夫だよ。え、えーと今日は来てくれてありがとう。それで、今日行く場所なんだけど・・ 鴉:最近オープンした景色が素晴らしい海辺のカフェですよね、ご主人 男:は!? 女:え!そこ最近SNSでも話題になってるカフェだよね!嬉しいな~、ずっと行きたいと思ってたんだ~ 男:え?あ・・そ、そうなんだよ!ぜひ君を連れていってあげたかったんだよね~ 女:ありがとう、私の好みに合わせてくれて。 男:そ、それくらい当たり前だよ、あはは~・・カラス、お前やるじゃん 鴉:クァー、お任せあれ :ーー間 女:は~、やっぱり素敵な場所ね。来れて良かったな。 男:そ、そうかい?喜んでくれて良かったよ。 女:うん、最高の気分だよー 男:あ、笑った顔が超カワイイ(小声) 女:え、今なんて? 男:い、いや~!なんでもないよ~ 鴉:ご主人はいつもあなたの事を、カワイイと褒めてますよ 女:え、そ、そうなの? 男:あ、いや、・・カワイイです 女:あ、ありがと 鴉:それに先程も、今日は髪も切って、さらに可愛くなって、ドキドキしたって言ってましたよね 男:は!? 女:え・・髪、切ったの、分かってくれてたんだ・・すごく、嬉しいな 男:そ、そうだよ!会った時から言おうと思ってたんだけど見とれちゃっててさ!あはは~ 女:ちゃんと見ててくれてありがとう 男:いや、これくらい当たり前だよ!・・お前、神か? 鴉:クァー、ただのカラスですよ :ーー間 女:は~、今日はとっても楽しかったな。連れてきてくれてありがとうね 男:いやいや、大した事はしてないよ。俺もすごい楽しかったし 女:・・えっと、この後どうする? 男:え?・・あー、こんな時間か。明日仕事だろうし、駅まで送って行こうか? 女:あ・・そ、そうだね。でも、もうちょっと遅く帰っても、明日大丈夫かなー 男:そうなんだ?あ、でも夜暗くなってからの女性の一人歩きは危ないし、やっぱり送っていくよ 女:・・そ、そうだよね 鴉:ご主人、差し出がましいですが、この方はこのまま帰りたくないそうですよ 男:え? 女:え!ク、クロちゃん!? 鴉:ほんとは、楽しかったから、ずっと一緒にいたいそうですが、女性から言うのは恥ずかしいようなので、言えなかったみたいですよ 男:そ、そうなの・・? 女:う、うん。クロちゃんの言う通り、一緒にいてとっても楽しかったから・・ 男:あ!もちろん、俺も君といて、すごく楽しかったよ! 女:あ・・良かった・・ 鴉:ほらほら、ご主人、何か言う事があるんじゃないですカァー? 男:はっ!・・じ、じゃあ、改めて・・ 女:は、はい 男:その、よ、よろしくお願いします 女:こ、こちらこそ、よろしくお願いします 鴉:クァー、良かったですな、ご主人! :ーー間 男:あれから3年か・・ 女:ん、あなたどうしたの? 男:いや、あの時はまさか、こんな展開になるとは思ってなかったよ 女:そうね。最初はお互い恥ずかしくて、本音を隠してたんだから 男:まさか、カラスが愛のキューピットになって、結婚するきっかけになるなんてな 女:たしかに、この話を両親にした時の驚いた顔、今も忘れられないわ。 男:しかも、そのカラスが、まさか喋るカラスなんてな。 女:私も、あの時は喋るカラスさんがいるの、普通に信じちゃってたし、今考えるとおかしくなっちゃうね 鴉:そうですか?まあ世界は広いですし、探せば他にもそんなカラスがきっといますよ。あ、お腹減ったんで、何かありますカァ―? 女:あ、クロちゃんが好きなお菓子買ってるよ、ほら召し上がれー 鴉:やったカァ〜!これ大好きカァ~! 男:・・こいつ、ちゃっかりペットになっちゃったな・・ :ーーおしまい