台本概要
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タイトル | 友達 |
---|---|
作者名 | ハスキ (@e8E3z1ze9Yecxs2) |
ジャンル | ホラー |
演者人数 | 3人用台本(男3) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
高校の同級生でよく遊んでいた3人組が久しぶりにファミレスで集まって話をしていた。しかし、普通に会話していた3人だったが、だんだん話がかみ合わなくなっていく・・ 男女不問。世界観を壊さない程度のアドリブOK
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キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
後藤 | 男 | 21 | 三人の中でもリーダー的ポジション。破天荒な性格でよく誰彼問わず喧嘩をふっかけていた |
武井 | 男 | 18 | 後藤とは小さい時からの幼馴染。世渡り上手でリーダー後藤の事を持ち上げてはよいしょする腰ぎんちゃく |
村田 | 男 | 19 | 二人と友達になったのは高校入学してから。県外から引っ越してきて友達が誰もいなかった。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
後藤:あ~あっちぃな~
武井:おい、それ何度目だよ。聞いてるこっちが暑くなるよ。
村田:まあ夏なんだから暑くて当然だよ。あれ?後藤しばらく合わないうちに、暑さで老けた?
後藤:せっかく久しぶりにファミレス来たのに、あんま冷房効いてないとかサギじゃん。
武井:冷房は料金に入ってないから文句言うなよー。
村田:今年の暑さは異常だし、冷房効かないのも仕方ないよ。
後藤:でもよー、いつもいるあの店員なんて、愛想も悪いんだぞ?冷房くらい効かせろよなー。
武井:じゃあなんでお前いつもファミレス行こうぜって言うんだよ。
村田:あの店員さん、愛想悪いけど後藤の好みの美人だからだね。
後藤:ファミレスは俺にとって昔を懐かしむ場所なんだよ。あの頃は楽しかったよなー、みたいな。
武井:あー・・そういう事か。お前にもそんな殊勝(しゅしょう)な心があったんだな。
村田:後藤は時々、ロマンチストになるよね。
後藤:昔はなにも考えずに、ただ遊んでれば良かったもんなー。
武井:・・俺は、学生時代はあんま思い出したくないけどな。
村田:僕はあまり覚えてないけど、楽しかった事もいろいろあったと思うよ?
後藤:そうそう、覚えてるか?入学式の時、三人とも偶然遅刻して担任にこっぴどく怒られたやつ。
村田:あーそんなこともあったねー、あの時は泣きそうになったよ。
武井:おい、何が偶然だよ。お前がいきなり上級生に喧嘩売って、偶然近くにいた俺達を巻き込んだんだろ?忘れたとは言わせねえぞ。
後藤:あーそれで遅刻したんだっけか?悪ぃ、すっかり忘れてたわ。まあそれも良い思い出だよ。
村田:後藤は最初から破天荒だったよね。
武井:だいたいはお前絡みでトラブルに巻き込まれてたけどな。俺達何回職員室に呼ばれたかわからないぜ。
村田:そのたびに反省文と宿題を大量に出されてて、二人が勉強苦手だから僕が変わりにやってたんだよね。
後藤:まあ、毎度怒られるのはたいした事なかったけどな。反省文やら宿題は村田がいてくれて良かったよな。
武井:お前ほんとに鬼だよな。村田が可哀想だぜ。
後藤:お前も便乗してたから同じじゃねえか。・・いまさらだが、たしかに村田には悪い事をしたと思ってるよ。
村田:たしかに、一人で三人分やるのは大変だったけど、もう昔の話で忘れちゃってたし、気にしなくていいよ。
武井:お前、あの事を言ってるのか?その話はしないようにって俺達で決めなかったか?
後藤:あー・・そうだったな。
村田:ん、そんな深刻になる話かな?。あ、そういえば注文まだだったね。いつも通り、僕が人数分頼むから待っててね。「すみませーん」
武井:まったくお前の記憶力は鳥並だな。
後藤:あ?なんか言ったか?
武井:い、いや口が滑った。許してくれ。
後藤:しっかし、あっちぃなー。
村田:おっかしいな。あの店員さん、愛想がないのはさっき聞いたけど、やたら無視されちゃうんだけど。二人ともごめんね。
後藤:さっきの話だけどよ。
武井:え?さっきの話って・・
後藤:なんかもう、だいぶ時間も経ったし、そろそろ喋ってもいいかなって思ってよ。
村田:え?さっきのって、僕の話?
武井:お、おい。まさか今更本当の事を全部喋っちまうとか、言わないよな?
後藤:・・俺はな、最近寝れてないんだよ。なんでか、わかるか?
村田:話が見えないけど、後藤何か寝不足になる事でもあったの?
後藤:夢に出てくるんだよ。死んだアイツがな。何も言わずただこっちをじっと見てくるんだよ。
武井:っ!まじかよ・・俺もだよ。
村田:ど、どうしちゃったのさ二人とも?そんな悪夢なんて見てさ?誰なのその死んだアイツって?
後藤:やっぱりお前もか。なんで今更、「村田」の夢なんて見るんだよ。
村田:え・・?僕?
武井:だから俺はあの時止めとけって言ったんだ!
後藤:おい!・・声がデカいぞ。あの時は最終的にお前も納得しただろ?
村田:ね、ねえ。二人とも何を話てるの?全然意味がわからないんだけど。
武井:お前が怖かったから、仕方なく一緒にヤクザを闇討ちするゲームしてたけどよ。まさか参加してなかった村田に押し付けるなんて言い出すとは思わなかったよ。
後藤:まさかあれがヤクザにバレるとは思わなかったんだよ。まぁあの時はちょうど覆面してたし、顔は割れてなかったから良かったがな。
武井:なあ頼むよ、俺今の会社首になりたくないんだ。あと、ヤクザにバレたら今度は俺達が狙われるかもしれないだぞ!?わかってるのか?
後藤:まあ最悪、サツがなんとかしてくれるさ。俺はもう、なんか疲れちまったんだよ。黙ってることが
武井:こ、こんなとこいる場合じゃない。俺は帰らせてもらう、じゃあな!
後藤:へ、チキンやろうが。あー、店員さん。もう帰るから注文無しで。
:ーー間
村田:・・なんだ、そういう事なんだ。どうりで何も覚えてないわけだよ。でも、おかげで全部思い出せたよ。
村田:あいつらにはいろいろお世話になったからね。こっちに、来てもらおうじゃないか。
村田:後藤、武井、僕達、ずっと、友達だよね‥?
:終
後藤:あ~あっちぃな~
武井:おい、それ何度目だよ。聞いてるこっちが暑くなるよ。
村田:まあ夏なんだから暑くて当然だよ。あれ?後藤しばらく合わないうちに、暑さで老けた?
後藤:せっかく久しぶりにファミレス来たのに、あんま冷房効いてないとかサギじゃん。
武井:冷房は料金に入ってないから文句言うなよー。
村田:今年の暑さは異常だし、冷房効かないのも仕方ないよ。
後藤:でもよー、いつもいるあの店員なんて、愛想も悪いんだぞ?冷房くらい効かせろよなー。
武井:じゃあなんでお前いつもファミレス行こうぜって言うんだよ。
村田:あの店員さん、愛想悪いけど後藤の好みの美人だからだね。
後藤:ファミレスは俺にとって昔を懐かしむ場所なんだよ。あの頃は楽しかったよなー、みたいな。
武井:あー・・そういう事か。お前にもそんな殊勝(しゅしょう)な心があったんだな。
村田:後藤は時々、ロマンチストになるよね。
後藤:昔はなにも考えずに、ただ遊んでれば良かったもんなー。
武井:・・俺は、学生時代はあんま思い出したくないけどな。
村田:僕はあまり覚えてないけど、楽しかった事もいろいろあったと思うよ?
後藤:そうそう、覚えてるか?入学式の時、三人とも偶然遅刻して担任にこっぴどく怒られたやつ。
村田:あーそんなこともあったねー、あの時は泣きそうになったよ。
武井:おい、何が偶然だよ。お前がいきなり上級生に喧嘩売って、偶然近くにいた俺達を巻き込んだんだろ?忘れたとは言わせねえぞ。
後藤:あーそれで遅刻したんだっけか?悪ぃ、すっかり忘れてたわ。まあそれも良い思い出だよ。
村田:後藤は最初から破天荒だったよね。
武井:だいたいはお前絡みでトラブルに巻き込まれてたけどな。俺達何回職員室に呼ばれたかわからないぜ。
村田:そのたびに反省文と宿題を大量に出されてて、二人が勉強苦手だから僕が変わりにやってたんだよね。
後藤:まあ、毎度怒られるのはたいした事なかったけどな。反省文やら宿題は村田がいてくれて良かったよな。
武井:お前ほんとに鬼だよな。村田が可哀想だぜ。
後藤:お前も便乗してたから同じじゃねえか。・・いまさらだが、たしかに村田には悪い事をしたと思ってるよ。
村田:たしかに、一人で三人分やるのは大変だったけど、もう昔の話で忘れちゃってたし、気にしなくていいよ。
武井:お前、あの事を言ってるのか?その話はしないようにって俺達で決めなかったか?
後藤:あー・・そうだったな。
村田:ん、そんな深刻になる話かな?。あ、そういえば注文まだだったね。いつも通り、僕が人数分頼むから待っててね。「すみませーん」
武井:まったくお前の記憶力は鳥並だな。
後藤:あ?なんか言ったか?
武井:い、いや口が滑った。許してくれ。
後藤:しっかし、あっちぃなー。
村田:おっかしいな。あの店員さん、愛想がないのはさっき聞いたけど、やたら無視されちゃうんだけど。二人ともごめんね。
後藤:さっきの話だけどよ。
武井:え?さっきの話って・・
後藤:なんかもう、だいぶ時間も経ったし、そろそろ喋ってもいいかなって思ってよ。
村田:え?さっきのって、僕の話?
武井:お、おい。まさか今更本当の事を全部喋っちまうとか、言わないよな?
後藤:・・俺はな、最近寝れてないんだよ。なんでか、わかるか?
村田:話が見えないけど、後藤何か寝不足になる事でもあったの?
後藤:夢に出てくるんだよ。死んだアイツがな。何も言わずただこっちをじっと見てくるんだよ。
武井:っ!まじかよ・・俺もだよ。
村田:ど、どうしちゃったのさ二人とも?そんな悪夢なんて見てさ?誰なのその死んだアイツって?
後藤:やっぱりお前もか。なんで今更、「村田」の夢なんて見るんだよ。
村田:え・・?僕?
武井:だから俺はあの時止めとけって言ったんだ!
後藤:おい!・・声がデカいぞ。あの時は最終的にお前も納得しただろ?
村田:ね、ねえ。二人とも何を話てるの?全然意味がわからないんだけど。
武井:お前が怖かったから、仕方なく一緒にヤクザを闇討ちするゲームしてたけどよ。まさか参加してなかった村田に押し付けるなんて言い出すとは思わなかったよ。
後藤:まさかあれがヤクザにバレるとは思わなかったんだよ。まぁあの時はちょうど覆面してたし、顔は割れてなかったから良かったがな。
武井:なあ頼むよ、俺今の会社首になりたくないんだ。あと、ヤクザにバレたら今度は俺達が狙われるかもしれないだぞ!?わかってるのか?
後藤:まあ最悪、サツがなんとかしてくれるさ。俺はもう、なんか疲れちまったんだよ。黙ってることが
武井:こ、こんなとこいる場合じゃない。俺は帰らせてもらう、じゃあな!
後藤:へ、チキンやろうが。あー、店員さん。もう帰るから注文無しで。
:ーー間
村田:・・なんだ、そういう事なんだ。どうりで何も覚えてないわけだよ。でも、おかげで全部思い出せたよ。
村田:あいつらにはいろいろお世話になったからね。こっちに、来てもらおうじゃないか。
村田:後藤、武井、僕達、ずっと、友達だよね‥?
:終