台本概要
256 views
タイトル | 肝試し |
---|---|
作者名 | ハスキ (@e8E3z1ze9Yecxs2) |
ジャンル | ホラー |
演者人数 | 3人用台本(男3) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
仲の良い友人同士が有名な肝試しスポットで肝試しをすることにした。順調にスポットを巡っていく三人だったが・・最後に意外な結末が待っていた。
256 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
菊地 | 男 | 27 | 肝試しには興味津々だがビビりな友人 |
篠崎 | 男 | 18 | 一見細身で物静かなイメージだが怖いのに免疫があるのかまったく怖がらない |
斉藤 | 男 | 26 | 今回の肝試しを企画した言い出しっぺ。心霊やオカルトが大好物。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
菊地:時間だいぶ過ぎたけどあいつおそいな
篠崎:そうだね、どうしたんだろ?
菊地:だいたい言い出しっぺが一番遅いとかどういう事だよ
篠崎:まあまあ、もうそこまで来てるよ
斉藤:おーい!すまーん、遅くなった~
篠崎:ほら、来たみたいだよ
菊地:遅いよ斉藤、俺も篠崎も30分くらい待ってたんだぞ?
斉藤:わりー、いろいろ準備してたら遅れちまった。で、結局俺たち三人だけか?
菊地:お前が急に肝試しがしたいから来れるやつ来いってSNSで呼びかけたのが昨日だぞ?
篠崎:まあ三人でも集まった方だと思うよ。遅くなってもいけないからそろそろ出発しようよ
斉藤:そうだな。ライトは俺が持ってるから先頭はまかせろ
菊地:その目的地の場所ってこの駐車場から遠いのか?
斉藤:ネットで検索した情報だがここから山の中を歩いて一時間くらい行くらしい
篠崎:その目的地の場所ってあれだよね?
斉藤:そう・・その名も「首吊り神社」だ
菊地:うわー。あのネットで怪奇現象がやたら起きるって騒がれてた場所、ここなんだ
篠崎:どんな事が起きるかわくわくしてきたね
斉藤:篠崎はノリいいな、じゃあ先頭は俺が行くからお前らは後についてきてくれ。さあ出発だ!
:間
菊地:な、なあ斉藤、俺さっきからなんか誰かに見られてるような気がしてるんだけど。誰か他にいるんじゃないか?
斉藤:はー?何言ってるんだ。有名心霊スポットらしいけど駐車場に他に車なんて無かっただろ?俺はそんな気配は感じないぞ、篠崎はどうだ?
篠崎:うーん、僕も何も感じないかな。こんな山深くに他に誰も居ないと思うよ?いるとしたら、あれ・・かもね
菊地:お、おい!篠崎脅かすんじゃないよ!俺は絶対信じないぞー幽霊なんて存在しないんだ、うん
斉藤:ははは、菊地は映画もホラーだけは見ないらしいもんな。そんなんでよく今日来たな
菊地:へ、俺は幽霊なんて信じてないしビビってないぞ。きっと今日もなんも起きないって。さあ先を急ごうぜ!
篠崎:強がってるところはなんか見てて楽しいね
斉藤:だな
:間
菊地:ん?あれって・・鳥居か?
斉藤:お、どうやら噂の神社に到着したみたいだな。あれをくぐったら神社の建物があってその裏手にある一本の大杉が目的地になる
篠崎:もうすぐだね
菊地:へ、た、大した事ないな
斉藤:よし、一応お参りしてから行くか
篠崎:何を祈るの?
斉藤:そりゃまだ何も怪奇現象らしきものが起きてないから幽霊さん、何か面白い事やってくださーいってな
菊地:お、おい!幽霊を煽るんじゃねえよ!怒りをかって呪われるかもしれないだろが
斉藤:お前信じてなかったんじゃないのか?
:間
菊地:しかしほんと静かで不気味だなー
篠崎:雰囲気があって僕は好きだなー
斉藤:お、あれが目的の大杉だな。噂ではあの下で写真を撮ったらここで首を吊った自殺者の霊が写り込むんだとよ
菊地:お、おいおい。まさかあんな不気味な場所で写真撮ろうって事か?嘘だろ?
篠崎:菊地はほんとに怖がりだねー。僕は全然平気だよ、写真写りには自信ないけど
斉藤:俺も普段自撮りとかしてないから同じだな。でも今回の主役は俺たちじゃないから安心だな
菊地:幽霊なんていない、幽霊なんていない
斉藤:菊地のSAN値がやばくなってきたからさっさと撮るか。三脚も持ってきたからセットしてみんなで撮るぞ
菊地:はー、来るんじゃなかった
篠崎:まだ言ってるの?ほら、並んで並んで
斉藤:よーし、またせたな。タイマーしてるからもうすぐ撮れるぞ。なんかポージング決めるか
菊地:お前ほんと余裕あるな
篠崎:あ、光ったね。撮れたかな?
斉藤:そうみたいだな、とりあえず見てみるか。
篠崎:あれ、あっちの方でも何か光らなかった?
斉藤:ん、ほんとか?それはまさに幽霊かもしれん!よーし待ってろよ~!
菊地:お、おい馬鹿!一人で行ったら危ないぞ!それホラーとかで真っ先に死ぬパターンだぞ!
篠崎:あー、行っちゃったみたいだね
菊地:もう付き合いきれない!篠崎、もうあんな心霊マニアなやつほっといて帰ろうぜ!
篠崎:えー、僕も楽しみだったのに。まあ菊地がそういうなら帰ろうか
菊地:そうそう!あいつは幽霊なんて怖く無いだろうから大丈夫だ。えーと帰り道何処だっけ?
篠崎:えーと、こっちだよ
菊地:おーさすが篠崎は頼りにな・・うぐっ!苦し・・え、これ・・縄?
斉藤:おい!馬鹿野郎!お前なにやってんだ!
:間
菊地:ガハッ!はぁ、はぁ、はぁ
斉藤:びっくりしたぞ!戻ってきたらお前首に縄つけて崖から身を乗り出そうとしてたから
菊地:わかんないよ!何がどうなってんだ!
斉藤:・・おい、篠崎はどこに行った?
菊地:はあ?さっきそこに・・
斉藤:おい、電話してみろよ
菊地:いや今日会ったばかりだから知るわけないだろ?
斉藤:はあ?お前の知り合いだろ?
菊地:いやお前の知り合いだろ?
斉藤:ま、まさか・・
菊地:お、おい何見てるんだ?
斉藤:⋯さっき撮った写真、二人しか写ってないんだ⋯
:終
菊地:時間だいぶ過ぎたけどあいつおそいな
篠崎:そうだね、どうしたんだろ?
菊地:だいたい言い出しっぺが一番遅いとかどういう事だよ
篠崎:まあまあ、もうそこまで来てるよ
斉藤:おーい!すまーん、遅くなった~
篠崎:ほら、来たみたいだよ
菊地:遅いよ斉藤、俺も篠崎も30分くらい待ってたんだぞ?
斉藤:わりー、いろいろ準備してたら遅れちまった。で、結局俺たち三人だけか?
菊地:お前が急に肝試しがしたいから来れるやつ来いってSNSで呼びかけたのが昨日だぞ?
篠崎:まあ三人でも集まった方だと思うよ。遅くなってもいけないからそろそろ出発しようよ
斉藤:そうだな。ライトは俺が持ってるから先頭はまかせろ
菊地:その目的地の場所ってこの駐車場から遠いのか?
斉藤:ネットで検索した情報だがここから山の中を歩いて一時間くらい行くらしい
篠崎:その目的地の場所ってあれだよね?
斉藤:そう・・その名も「首吊り神社」だ
菊地:うわー。あのネットで怪奇現象がやたら起きるって騒がれてた場所、ここなんだ
篠崎:どんな事が起きるかわくわくしてきたね
斉藤:篠崎はノリいいな、じゃあ先頭は俺が行くからお前らは後についてきてくれ。さあ出発だ!
:間
菊地:な、なあ斉藤、俺さっきからなんか誰かに見られてるような気がしてるんだけど。誰か他にいるんじゃないか?
斉藤:はー?何言ってるんだ。有名心霊スポットらしいけど駐車場に他に車なんて無かっただろ?俺はそんな気配は感じないぞ、篠崎はどうだ?
篠崎:うーん、僕も何も感じないかな。こんな山深くに他に誰も居ないと思うよ?いるとしたら、あれ・・かもね
菊地:お、おい!篠崎脅かすんじゃないよ!俺は絶対信じないぞー幽霊なんて存在しないんだ、うん
斉藤:ははは、菊地は映画もホラーだけは見ないらしいもんな。そんなんでよく今日来たな
菊地:へ、俺は幽霊なんて信じてないしビビってないぞ。きっと今日もなんも起きないって。さあ先を急ごうぜ!
篠崎:強がってるところはなんか見てて楽しいね
斉藤:だな
:間
菊地:ん?あれって・・鳥居か?
斉藤:お、どうやら噂の神社に到着したみたいだな。あれをくぐったら神社の建物があってその裏手にある一本の大杉が目的地になる
篠崎:もうすぐだね
菊地:へ、た、大した事ないな
斉藤:よし、一応お参りしてから行くか
篠崎:何を祈るの?
斉藤:そりゃまだ何も怪奇現象らしきものが起きてないから幽霊さん、何か面白い事やってくださーいってな
菊地:お、おい!幽霊を煽るんじゃねえよ!怒りをかって呪われるかもしれないだろが
斉藤:お前信じてなかったんじゃないのか?
:間
菊地:しかしほんと静かで不気味だなー
篠崎:雰囲気があって僕は好きだなー
斉藤:お、あれが目的の大杉だな。噂ではあの下で写真を撮ったらここで首を吊った自殺者の霊が写り込むんだとよ
菊地:お、おいおい。まさかあんな不気味な場所で写真撮ろうって事か?嘘だろ?
篠崎:菊地はほんとに怖がりだねー。僕は全然平気だよ、写真写りには自信ないけど
斉藤:俺も普段自撮りとかしてないから同じだな。でも今回の主役は俺たちじゃないから安心だな
菊地:幽霊なんていない、幽霊なんていない
斉藤:菊地のSAN値がやばくなってきたからさっさと撮るか。三脚も持ってきたからセットしてみんなで撮るぞ
菊地:はー、来るんじゃなかった
篠崎:まだ言ってるの?ほら、並んで並んで
斉藤:よーし、またせたな。タイマーしてるからもうすぐ撮れるぞ。なんかポージング決めるか
菊地:お前ほんと余裕あるな
篠崎:あ、光ったね。撮れたかな?
斉藤:そうみたいだな、とりあえず見てみるか。
篠崎:あれ、あっちの方でも何か光らなかった?
斉藤:ん、ほんとか?それはまさに幽霊かもしれん!よーし待ってろよ~!
菊地:お、おい馬鹿!一人で行ったら危ないぞ!それホラーとかで真っ先に死ぬパターンだぞ!
篠崎:あー、行っちゃったみたいだね
菊地:もう付き合いきれない!篠崎、もうあんな心霊マニアなやつほっといて帰ろうぜ!
篠崎:えー、僕も楽しみだったのに。まあ菊地がそういうなら帰ろうか
菊地:そうそう!あいつは幽霊なんて怖く無いだろうから大丈夫だ。えーと帰り道何処だっけ?
篠崎:えーと、こっちだよ
菊地:おーさすが篠崎は頼りにな・・うぐっ!苦し・・え、これ・・縄?
斉藤:おい!馬鹿野郎!お前なにやってんだ!
:間
菊地:ガハッ!はぁ、はぁ、はぁ
斉藤:びっくりしたぞ!戻ってきたらお前首に縄つけて崖から身を乗り出そうとしてたから
菊地:わかんないよ!何がどうなってんだ!
斉藤:・・おい、篠崎はどこに行った?
菊地:はあ?さっきそこに・・
斉藤:おい、電話してみろよ
菊地:いや今日会ったばかりだから知るわけないだろ?
斉藤:はあ?お前の知り合いだろ?
菊地:いやお前の知り合いだろ?
斉藤:ま、まさか・・
菊地:お、おい何見てるんだ?
斉藤:⋯さっき撮った写真、二人しか写ってないんだ⋯
:終