台本概要
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タイトル | 不遇スキル |
---|---|
作者名 | ハスキ (@e8E3z1ze9Yecxs2) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 4人用台本(男3、女1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
とある異世界でのお話。そこではスキルという生まれ持った特別な能力が存在しており、その中でも不遇スキルという一見ハズレのようなスキルを獲得してしまった者達がいた・・ 男女不問。アドリブ改変なんでもあり。
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キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
勇 | 男 | 15 | 勇者。不遇スキル「デコピン」を授かりし者 |
戦 | 男 | 12 | 戦士。不遇スキル「健康な体」を授かりし者 |
僧 | 女 | 7 | 僧侶。不遇スキル「肩叩き」を授かりし者 |
魔 | 男 | 25 | 魔王。不遇スキル「???」を授かりし者 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
勇:みんな、準備はいいか?
僧:ええ、問題ないわ
戦:俺もだ。よし、最後はド派手にいこうぜ!
勇:ああ。「不遇」だった俺たちだがここまで来れた事を誇りに思うよ。勝って無事に帰ろう、いくぞ!
勇:お前が魔王だな!民を苦しめる悪事、許すわけにはいかない。成敗する!
魔:ふっふっふ、よくぞ来た勇者とその仲間達よ、噂は聞いているぞ。とんだ命知らずな奴らだ
戦:どんな噂かは予想はつくけどみくびってると足元すくわれるぞ?
魔:ほざけ、お前らなんぞが私の城まで来れた事が奇跡だ。どんなイカサマを使ったが知らんがこの魔王には通用しないぞ
戦:じゃあ見せてもらおうじゃないか魔王の実力とやらを。この俺に傷をつけれるかな?
魔:馬鹿が、お前から死にたいようだからさっさと終わらせてやる
魔:砕けろ!「チャイルド・ジェネラル・フィンガー!」
戦:ぐぅ・・!
勇:戦士!
魔:終わったな
戦:・・ふぅ、なんだ?魔王の実力ってやつはこんなもんか?
魔:ま、まさかあれを耐えた・・だと?お、おかしい、事前情報だとあいつの特性スキルは・・「健康な体」なはず
戦:そうだぜ、間違いなく俺の特性スキルはただの「健康な体」だけだ
魔:ど、どういうことだ?
戦:ただし、俺は「健康な体」レベル100だ
魔:な、なにぃ!?そんなただのハズレスキルが。こんな馬鹿な・・いや信じるものか、くらえ!「デァソナンス(不協和音)!」
戦:甘い!「ヘルシーボディ!」ぐぅ!・・はぁはぁ、おいなんだ?ただのそよ風か?
魔:ぐ、これも防ぎきるとは・・いいだろう。とりあえずお前だけは認めてやろう、この魔王の前に立つことをな
僧:痩せ我慢してるけどボロボロじゃない。戦士、とりあえず下がりなさい、私が回復させるわ
戦:ち、こんなんかすり傷だが。まあ僧侶の回復は気持ちいいから一発やってくれ
魔:ん?あいつが回復だと?そんなはずは・・
僧:すべての穢(けが)れを払い落とし安らかな癒(いや)しを・・「ショルダー・タップ!」
戦:う、うおぉぉぉ!みなぎる、みなぎってきたぜ~!完・全・回・復だ!
魔:ば、ばかなぁ!あれ程のダメージを一瞬で癒してしまうとは!しかしあの僧侶のハズレ特性スキルではそんな事不可能なはず
僧:そうね、普通なら無理でしょうね。でも私の特性スキル「肩叩き」レベル100なら話は変わってくるのよ
魔:な・・んだと?
僧:私は最初ただの村娘だった。近所のおじいちゃん、おばあちゃんの肩を叩いて喜んで貰えるのが嬉しいただの普通の娘だったけどね
魔:そ、それがなぜそのような力を得る事に・・
僧:私はみんなが喜んでくれる顔が見たかった、それから私は叩いた、村のみんなを叩き、なんなら山をいくつも超えてとなり村まで叩きに行き、さらには世界を回って叩いた。そうしてたら・・こうなったわけよ
魔:な、なんて事だ・・あんな不遇なスキルをあそこまで昇華させてしまうくらい鍛え上げてしまうとは・・は!まさかさっきの戦士も?
戦:ご名答、俺もひたすら自分の体を傷つけに傷つけまくって鍛えたんだ
魔:く、変態め!
勇:さあ魔王、そろそろ終わりにしようじゃないか。俺達がいるかぎりこれ以上貴様の好きにはさせない
魔:勇者、貴様の事も聞いてはいるが、所詮人間の力だ。私の完全物理防御「ジャイアント・ボディ」に傷を付けられると?
勇:ああそうだ。俺を甘く見た事を後悔しろ。くらえ!「フォアヘッド・フィンガーーー!」
魔:ごはぁぁぁ~~!!
魔:はぁ、はぁ、私に傷だと?・・な、なんだこの馬鹿げた威力は?
勇:お前は知らないようだな。俺が人々からなんと呼ばれているか
魔:な、なんだと言うんだ?
勇:人は俺の事をこう呼ぶ、「世界を狙えるデコピンを持つ男」とな
魔:な、なんてふざけた二つ名だ。私なら恥ずかしくて外歩けないぞ
勇:そう、あれは特性スキル「デコピン」を授かったあの日・・
魔:なんか勝手に語りだしたんだが
勇:友達同士で「俺ちょっと強いデコピン出来るからやらしてよ!」と言ってはデコピンをやらせてもらっていた
魔:あーそんなやつ友達に一人はいるよね。
勇:それからあまりやらせてくれない友達に痺れを切らした俺はバツゲームをやらせては負けた相手にデコピンを要求し、人に飽きたら今度は壁や森の木を相手にデコピンをしまくった
魔:ちょっとなんかこの人怖いんだけど?
勇:そしてデコピンレベル100なったある時、大岩をデコピンで砕いてしまった俺は閃いた・・これ、いけるんじゃね?ってな
魔:す、すごいけどなんか受け入れづらいのはなんで?
勇:さあ話は終わりだ、魔王、来世ではいいやつになるがいい。くらえ!「デコピン百裂拳」あたたたたたた!!
魔:デコピンなのに拳ってどゆこと?!ぐあぁぁぁ!!
:間
戦:ふう、終わったか
勇:ああ。お前の過去には引いたけどな
僧:結局魔王はなんで悪事を働いたのかしら?
勇:ああ。なんでも、魔王の特性スキルは・・「ガキ大将」だったそうだ
:おわり
勇:みんな、準備はいいか?
僧:ええ、問題ないわ
戦:俺もだ。よし、最後はド派手にいこうぜ!
勇:ああ。「不遇」だった俺たちだがここまで来れた事を誇りに思うよ。勝って無事に帰ろう、いくぞ!
勇:お前が魔王だな!民を苦しめる悪事、許すわけにはいかない。成敗する!
魔:ふっふっふ、よくぞ来た勇者とその仲間達よ、噂は聞いているぞ。とんだ命知らずな奴らだ
戦:どんな噂かは予想はつくけどみくびってると足元すくわれるぞ?
魔:ほざけ、お前らなんぞが私の城まで来れた事が奇跡だ。どんなイカサマを使ったが知らんがこの魔王には通用しないぞ
戦:じゃあ見せてもらおうじゃないか魔王の実力とやらを。この俺に傷をつけれるかな?
魔:馬鹿が、お前から死にたいようだからさっさと終わらせてやる
魔:砕けろ!「チャイルド・ジェネラル・フィンガー!」
戦:ぐぅ・・!
勇:戦士!
魔:終わったな
戦:・・ふぅ、なんだ?魔王の実力ってやつはこんなもんか?
魔:ま、まさかあれを耐えた・・だと?お、おかしい、事前情報だとあいつの特性スキルは・・「健康な体」なはず
戦:そうだぜ、間違いなく俺の特性スキルはただの「健康な体」だけだ
魔:ど、どういうことだ?
戦:ただし、俺は「健康な体」レベル100だ
魔:な、なにぃ!?そんなただのハズレスキルが。こんな馬鹿な・・いや信じるものか、くらえ!「デァソナンス(不協和音)!」
戦:甘い!「ヘルシーボディ!」ぐぅ!・・はぁはぁ、おいなんだ?ただのそよ風か?
魔:ぐ、これも防ぎきるとは・・いいだろう。とりあえずお前だけは認めてやろう、この魔王の前に立つことをな
僧:痩せ我慢してるけどボロボロじゃない。戦士、とりあえず下がりなさい、私が回復させるわ
戦:ち、こんなんかすり傷だが。まあ僧侶の回復は気持ちいいから一発やってくれ
魔:ん?あいつが回復だと?そんなはずは・・
僧:すべての穢(けが)れを払い落とし安らかな癒(いや)しを・・「ショルダー・タップ!」
戦:う、うおぉぉぉ!みなぎる、みなぎってきたぜ~!完・全・回・復だ!
魔:ば、ばかなぁ!あれ程のダメージを一瞬で癒してしまうとは!しかしあの僧侶のハズレ特性スキルではそんな事不可能なはず
僧:そうね、普通なら無理でしょうね。でも私の特性スキル「肩叩き」レベル100なら話は変わってくるのよ
魔:な・・んだと?
僧:私は最初ただの村娘だった。近所のおじいちゃん、おばあちゃんの肩を叩いて喜んで貰えるのが嬉しいただの普通の娘だったけどね
魔:そ、それがなぜそのような力を得る事に・・
僧:私はみんなが喜んでくれる顔が見たかった、それから私は叩いた、村のみんなを叩き、なんなら山をいくつも超えてとなり村まで叩きに行き、さらには世界を回って叩いた。そうしてたら・・こうなったわけよ
魔:な、なんて事だ・・あんな不遇なスキルをあそこまで昇華させてしまうくらい鍛え上げてしまうとは・・は!まさかさっきの戦士も?
戦:ご名答、俺もひたすら自分の体を傷つけに傷つけまくって鍛えたんだ
魔:く、変態め!
勇:さあ魔王、そろそろ終わりにしようじゃないか。俺達がいるかぎりこれ以上貴様の好きにはさせない
魔:勇者、貴様の事も聞いてはいるが、所詮人間の力だ。私の完全物理防御「ジャイアント・ボディ」に傷を付けられると?
勇:ああそうだ。俺を甘く見た事を後悔しろ。くらえ!「フォアヘッド・フィンガーーー!」
魔:ごはぁぁぁ~~!!
魔:はぁ、はぁ、私に傷だと?・・な、なんだこの馬鹿げた威力は?
勇:お前は知らないようだな。俺が人々からなんと呼ばれているか
魔:な、なんだと言うんだ?
勇:人は俺の事をこう呼ぶ、「世界を狙えるデコピンを持つ男」とな
魔:な、なんてふざけた二つ名だ。私なら恥ずかしくて外歩けないぞ
勇:そう、あれは特性スキル「デコピン」を授かったあの日・・
魔:なんか勝手に語りだしたんだが
勇:友達同士で「俺ちょっと強いデコピン出来るからやらしてよ!」と言ってはデコピンをやらせてもらっていた
魔:あーそんなやつ友達に一人はいるよね。
勇:それからあまりやらせてくれない友達に痺れを切らした俺はバツゲームをやらせては負けた相手にデコピンを要求し、人に飽きたら今度は壁や森の木を相手にデコピンをしまくった
魔:ちょっとなんかこの人怖いんだけど?
勇:そしてデコピンレベル100なったある時、大岩をデコピンで砕いてしまった俺は閃いた・・これ、いけるんじゃね?ってな
魔:す、すごいけどなんか受け入れづらいのはなんで?
勇:さあ話は終わりだ、魔王、来世ではいいやつになるがいい。くらえ!「デコピン百裂拳」あたたたたたた!!
魔:デコピンなのに拳ってどゆこと?!ぐあぁぁぁ!!
:間
戦:ふう、終わったか
勇:ああ。お前の過去には引いたけどな
僧:結局魔王はなんで悪事を働いたのかしら?
勇:ああ。なんでも、魔王の特性スキルは・・「ガキ大将」だったそうだ
:おわり