台本概要
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タイトル | 忍者の弟子 |
---|---|
作者名 | ハスキ (@e8E3z1ze9Yecxs2) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 4人用台本(不問4) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
時は戦国時代、密かに存在していた忍者育成学校でのお話。ベテラン忍者の師匠とおかしな弟子3人とのドタバタコメディ劇。 男女不問。アドリブ改変なんでもあり。
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キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
師 | 不問 | 32 | 師匠。男女不問。 昔は国の為数々の功績を上げてきたベテラン忍者。忍者学校の指南役になった。 |
壱 | 不問 | 21 | 壱の弟子。男女不問。 基本的にやる気はなく文句が多い |
弐 | 不問 | 19 | 弐の弟子。男女不問。 やはりこいつもやる気は無くなんで忍者になりたいか謎。 |
参 | 不問 | 18 | 参の弟子。男女不問。 やっぱりやる気はない。その中でも他よりも頭のネジが何本か外れている。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
師:よし、お前達、今日の午前は座学を行い、午後は外での演習とする。いいな?
壱:はーい
弐:ほーい
参:めんどーい
師:おい今面倒だとか言った奴は誰だ!まったく、お前達は忍びの者としての自覚が足らんぞ!
壱:自覚って言われてもねえ?
弐:そうだよねー
参:グォ~(いびき)
師:誰だ寝てる奴は!なんてふざけた弟子達だ。まあよい。今からそれを教え導くのも師である私の役目
師:お前達、忍びにとって大事なものは何か分かるか?
壱:お金?
弐:権力?
参:地位?
師:バッカモーン!全然違うわ!忍者に大事なのは主君への忠誠心だ!その為に日々己を鍛え高めお役目に備える必要があるのだ
師:まず忍者の七つ道具をおさらいするぞ。順番に何があるか答えよ
壱:はい。時計、笛、コインに、ペン、イエローカード、レッドカード、ルールブック、です
師:それサッカーの審判の七つ道具!全然違うわ~!!
壱:違うのかー、残念
師:次!
弐:はい。サシガネ、ゲンノウ、カンナに、ノミ、ノコギリ、チョウナ、スミツボ、です
師:それ大工の七つ道具~!またそれっぽいのよくもってきたな!
弐:いやー、なんか名前の響きがカッコイイの多いですよね
師:次!
参:はい。梯子(はしご)、鉤縄(かぎなわ)、編笠(あみがさ)、石筆(せきひつ)、薬、三尺手拭(さんじゃくてぬぐい)、打竹(うちたけ)、そして錣(しころ)、以上です
師:・・そうだよー、やれば出来るじゃーん。おほん、これらが忍びにとって必需品となる。覚えておけ
壱:師匠!質問があります
師:な、なんだ!
壱:なんかもっといろいろ戦える武器とかないんですか?なんか地味な道具ばかりだし
師:愚か者、忍びの目的をよく分かっておらんようだな。ちなみにそれは何か分かるか?
弐:忍びの目的?敵を殲滅(せんめつ)させる事では?
参:相手の城を破壊したり爆破したり
師:違う!たしかに忍びは武術に秀(ひい)でているイメージがあるが忍びとはできるだけ戦わない事、そして極秘に集めた情報を素早く主君の元へ持ち帰る事だ
壱:へー、そうなんだー
弐:なんか地味だね
参:もっとドッカンドッカン暴れるもんだと思ってた
師:うるさいぞお前達!さあ、次は外で演習をする、表へ出ろ!
壱:はーい
弐:ほーい
参:やっぱめんどー
:--間
師:さて、今から行うのは忍びにとって基本であり、かつ重要な技、忍びの呼吸だ
壱:お、待ってましたー
弐:やっぱ忍びっていったらこういう必殺技だよねー
参:壱の型!とか言ってバンバン火とか水とか出すあれね
師:おいおい、まてお前ら。なんだそのふざけたやつは。忍びなめてるのか?んな都合の良いものがあってたまるものか
壱:え?ないんですか?
師:ない
弐:じゃあどうするんですか?
師:見ておけ、こうやるんだ。フッフッフ、フー・・以上だ
参:それだけ?
師:ああそうだ
壱:地味!
弐:ダサい!
師:うるさい!この独特な呼吸法はリラックスしていながら集中させる呼吸法で緊張する場面でも、平常心を保てる効果がある技なんだぞ!
参:思ってたのと違う
師:ふん、まあ青二才のお前達では理解出来んだろ。次は忍びの走り方だ。一人ずつ走ってみろ
壱:えー
弐:足痛ーい
参:お腹減ったー
師:いいからやれい!
壱:はーい。えっほ、えっほ
弐:おりゃ~
参:フゥーーーーーウン(F1のドップラー効果音風に)
師:おい~!なんか今時代劇には似つかわしくない物が走っていったぞ~!じゃなくて、全然なっとらん!
師:忍びの走りとはこうだ!見てろ。まず腰に両手を添えて、前かがみになり、上半身を動かさないように走る!これだ!
壱:うわーこれまた地味ー
弐:そしてダサー
参:なんかカッコワル~
師:こ、こいつら文句ばっかり言いおって~
壱:師匠~もっと戦える忍術とか教えて下さいよ~
弐:そうだそうだー、カッコイイ術教えろ〜
参:ステーキ肉よこせ~
師:く、こいつらときたら・・よしわかった。お前らがそこまで言うなら実践(じっせん)形式の武術を教えてやろう
壱:よ!今度こそ待ってましたよ~
弐:武術、武術!
参:あ、もしもし?はい、出前お願いします。あ、支払いは師匠が払います
師:もーいちいちツッコまんぞ!さぁお前達、私が忍びのなんたるかを叩きこんでやる!かかってこい!
壱:よし、ではいきます。いっせーの
弐:せの!
参:せーー!
師:え?ちょ、お前らいっせいには卑怯(ひきょう)、ぐああぁ~~!
:--間
師:・・はぁ、はぁ、ま、参った・・
壱:ふー、なんか勝っちゃったね
弐:ちょっと可哀想になったけど
参:あ、師匠が負けてる姿、絵に書いとこ
師:お、お前達に教える事は何もない、免許皆伝(めんきょかいでん)だ
壱:え、ほんとですか?やったー
弐:よーし、この勢いで敵の城までいっちゃう?
参:いいね、美味しい物あるかな?
:--間
師:・・行ったか。・・もう、二度と弟子なんか取るかぁ~~!
壱:その後、三人の忍びの活躍により主君は天下を納める事になるが、それはまた別のお話
:おわり
師:よし、お前達、今日の午前は座学を行い、午後は外での演習とする。いいな?
壱:はーい
弐:ほーい
参:めんどーい
師:おい今面倒だとか言った奴は誰だ!まったく、お前達は忍びの者としての自覚が足らんぞ!
壱:自覚って言われてもねえ?
弐:そうだよねー
参:グォ~(いびき)
師:誰だ寝てる奴は!なんてふざけた弟子達だ。まあよい。今からそれを教え導くのも師である私の役目
師:お前達、忍びにとって大事なものは何か分かるか?
壱:お金?
弐:権力?
参:地位?
師:バッカモーン!全然違うわ!忍者に大事なのは主君への忠誠心だ!その為に日々己を鍛え高めお役目に備える必要があるのだ
師:まず忍者の七つ道具をおさらいするぞ。順番に何があるか答えよ
壱:はい。時計、笛、コインに、ペン、イエローカード、レッドカード、ルールブック、です
師:それサッカーの審判の七つ道具!全然違うわ~!!
壱:違うのかー、残念
師:次!
弐:はい。サシガネ、ゲンノウ、カンナに、ノミ、ノコギリ、チョウナ、スミツボ、です
師:それ大工の七つ道具~!またそれっぽいのよくもってきたな!
弐:いやー、なんか名前の響きがカッコイイの多いですよね
師:次!
参:はい。梯子(はしご)、鉤縄(かぎなわ)、編笠(あみがさ)、石筆(せきひつ)、薬、三尺手拭(さんじゃくてぬぐい)、打竹(うちたけ)、そして錣(しころ)、以上です
師:・・そうだよー、やれば出来るじゃーん。おほん、これらが忍びにとって必需品となる。覚えておけ
壱:師匠!質問があります
師:な、なんだ!
壱:なんかもっといろいろ戦える武器とかないんですか?なんか地味な道具ばかりだし
師:愚か者、忍びの目的をよく分かっておらんようだな。ちなみにそれは何か分かるか?
弐:忍びの目的?敵を殲滅(せんめつ)させる事では?
参:相手の城を破壊したり爆破したり
師:違う!たしかに忍びは武術に秀(ひい)でているイメージがあるが忍びとはできるだけ戦わない事、そして極秘に集めた情報を素早く主君の元へ持ち帰る事だ
壱:へー、そうなんだー
弐:なんか地味だね
参:もっとドッカンドッカン暴れるもんだと思ってた
師:うるさいぞお前達!さあ、次は外で演習をする、表へ出ろ!
壱:はーい
弐:ほーい
参:やっぱめんどー
:--間
師:さて、今から行うのは忍びにとって基本であり、かつ重要な技、忍びの呼吸だ
壱:お、待ってましたー
弐:やっぱ忍びっていったらこういう必殺技だよねー
参:壱の型!とか言ってバンバン火とか水とか出すあれね
師:おいおい、まてお前ら。なんだそのふざけたやつは。忍びなめてるのか?んな都合の良いものがあってたまるものか
壱:え?ないんですか?
師:ない
弐:じゃあどうするんですか?
師:見ておけ、こうやるんだ。フッフッフ、フー・・以上だ
参:それだけ?
師:ああそうだ
壱:地味!
弐:ダサい!
師:うるさい!この独特な呼吸法はリラックスしていながら集中させる呼吸法で緊張する場面でも、平常心を保てる効果がある技なんだぞ!
参:思ってたのと違う
師:ふん、まあ青二才のお前達では理解出来んだろ。次は忍びの走り方だ。一人ずつ走ってみろ
壱:えー
弐:足痛ーい
参:お腹減ったー
師:いいからやれい!
壱:はーい。えっほ、えっほ
弐:おりゃ~
参:フゥーーーーーウン(F1のドップラー効果音風に)
師:おい~!なんか今時代劇には似つかわしくない物が走っていったぞ~!じゃなくて、全然なっとらん!
師:忍びの走りとはこうだ!見てろ。まず腰に両手を添えて、前かがみになり、上半身を動かさないように走る!これだ!
壱:うわーこれまた地味ー
弐:そしてダサー
参:なんかカッコワル~
師:こ、こいつら文句ばっかり言いおって~
壱:師匠~もっと戦える忍術とか教えて下さいよ~
弐:そうだそうだー、カッコイイ術教えろ〜
参:ステーキ肉よこせ~
師:く、こいつらときたら・・よしわかった。お前らがそこまで言うなら実践(じっせん)形式の武術を教えてやろう
壱:よ!今度こそ待ってましたよ~
弐:武術、武術!
参:あ、もしもし?はい、出前お願いします。あ、支払いは師匠が払います
師:もーいちいちツッコまんぞ!さぁお前達、私が忍びのなんたるかを叩きこんでやる!かかってこい!
壱:よし、ではいきます。いっせーの
弐:せの!
参:せーー!
師:え?ちょ、お前らいっせいには卑怯(ひきょう)、ぐああぁ~~!
:--間
師:・・はぁ、はぁ、ま、参った・・
壱:ふー、なんか勝っちゃったね
弐:ちょっと可哀想になったけど
参:あ、師匠が負けてる姿、絵に書いとこ
師:お、お前達に教える事は何もない、免許皆伝(めんきょかいでん)だ
壱:え、ほんとですか?やったー
弐:よーし、この勢いで敵の城までいっちゃう?
参:いいね、美味しい物あるかな?
:--間
師:・・行ったか。・・もう、二度と弟子なんか取るかぁ~~!
壱:その後、三人の忍びの活躍により主君は天下を納める事になるが、それはまた別のお話
:おわり