台本概要

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タイトル 異議なし!
作者名 ハスキ  (@e8E3z1ze9Yecxs2)
ジャンル コメディ
演者人数 5人用台本(男4、女1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 とある裁判所で裁判が執り行われていた。被告人の名は八手無井(やつで・ない)、彼によると、「俺は絶対やってない」と話し、無実を訴えていた。果たして、この裁判の行方は・・
男女不問。アドリブ大歓迎!

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
25 男女不問。裁判官。フェアでクリーンなジャッジをすることで定評がある。
16 男:被告人。今回の裁判の重要人物。彼は言う、「なぜこんな場所に立たないといけないのか分からない・・」
16 男女不問。検察官。悪事は絶対に許さない。強い気持ちでこの裁判に臨んでいる。
15 男女不問。弁護士。弱い立場の人の気持ちに寄り添い、助けるために弁護士になった。
10 男女不問。証人。銭湯の番頭(ばんとう)歴50年、千頭隙世(せんとうすきよ)。好きなドラマ家政婦は見た
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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裁:カンカン、それではこれより、八手無井(やつで・ない)さんの法廷を開廷します。準備はよろしいですか? 被:あ~、なんでこんな事に⋯ 検:検察側、準備完了しております 弁:弁護側も準備完了しております 裁:よろしい。では亜爆検事(あばくけんじ)、冒頭弁論をお願いします 検:被告人、八手無井は事件当時、あの現場にいた 検:検察側は、彼が犯行を行った事を示す証拠と、犯行を目撃したという証人を用意している 検:被告人の有罪は、もはや疑う余地はないでしょう 裁:なるほど⋯ではさっそく、始めてもらいましょう 検:では証人を入廷させてもらいます。どうぞ、入って下さい 証:はい 被:あ、あれは⋯ 検:証人、名前と職業は? 証:はい。私は千頭隙世(せんとうすきよ)です。銭湯で番頭(ばんとう)して50年働いています 検:千頭さん、まずどんな事件だったか説明してもらえますか? 証:はい。事件があった日、私がいつものように番頭をしていたんですが 証:女湯の方からキャー!という声が聞こえてきたんです 裁:ほうほう、それはただ事ではないですね 被:く⋯ 証:どうしたのかと思い女湯を覗くと一人の女性が胸を隠しながら倒れていたんです 裁:胸を隠して?それはどういう事でしょう? 証:はい、その女の人が言うのには「変質者に胸を見られた」と言っていました 裁:なんと! 証:風呂場で犯人のカツラらしき物を見つけた後に私は警察を呼んで女性を保護してもらったというわけです。 裁:ではそのカツラを証拠として受理しましょう 検:我々の捜査の結果、このカツラをDNA鑑定し犯人を特定するに至った。それが八手無井でした 裁:なるほど⋯では守(まもる)弁護士、尋問をしてもらいましょう 弁:は、はい⋯ 裁:どうしました守弁護士? 弁:いえ、これ、守りようあるのかなって 被:え⋯そ、そんな⋯? 裁:何を言ってますか、被告人を弁護するのがあなた達弁護士の役目でしょう? 弁:はい、もちろんそうです。どんな状況でも依頼者の側に立って一緒に無実を晴らす、その為に我々がいる 裁:ではどうして? 弁:えーと、その、私が聞いていた話とはまったく違うと言いますか⋯ 被:ちょっと!何を言い出すんですか!? 裁:カンカン、被告人は勝手に発言しないように。守弁護士、続けなさい 弁:は、はい⋯。私が八手さんにお話を聞いた時は彼は男湯におり普通に銭湯を満喫した後足早に帰宅したと聞いていました 裁:本当かね、八手被告人? 被:い、いや、その⋯そんな事言ったような言わなかったような~ 裁:被告人、法廷の場で嘘をつくことは偽証罪になりますよ? 被:ひっ!⋯も、黙秘します! 証:見苦しいわねー 裁:ふむ⋯弁護側はどうしますか? 弁:これもう無理そうなんだけど⋯仕方ない、頑張るか⋯ 弁:えー、カツラのDNAが被告人と一致していたとおっしゃりましたが、それは髪の毛を採取して付着させてしまえばいくらでもでっち上げれるのではないでしょうか? 裁:亜爆検事 検:それはたしかに本人の髪をどこかで入手出来れば可能かもしれません 裁:ふむ 検:しかし、我々はさらに動かぬ証拠を握っています。 証:あ、あれね 裁:ほー、どういう物だね? 検:こちらです 裁:ん、これは何かな? 検:銭湯の入口に取り付けられてる防犯カメラのデータです 裁:まさか、そこに被告人が写ってるのかね? 検:この映像を流す許可を求めます 裁:認めます 検:ありがとうございます。ポチ 被:はあ、はあ、騒がれたけどなんとか逃げ出せたな。あの番頭のババアもしつこかったな、早くお迎えがくればいいのに 被:しかしさっきの子のおっぱい、まじで爆乳だったな~。映像に残せなかったのが残念だ 被:でも、コレがなんとか盗めたから良かったよ。えーと何何?うお!F!Fカップだってよマジか~たまんね~ 被:さーて、警察が来る前にずらかるか。さらばだ!Fカップちゃん!うほほ~! 検:⋯以上です 裁:あーこれはーまぎれもなく動かぬ証拠ー。べ、弁護側は⋯一応、どうする? 弁:ア、アホかぁ~~~!! 裁:守弁護士ーー!? 弁:八手お前ふざけんなよー!何がやってない?だ、ふざけんな!めちゃくちゃやっとるやないかーい! 被:ひ、ひ~! 弁:私が弁護士になる時にかかげた「どんな人も必ず守る」は取り下げてやる、こんな弁護やってられるかーい! 裁:ま、守弁護士、お、落ち着きなさい! 弁:やかましいー!これが落ち着いていられるかー! 検:うん、あれは無理だわ 弁:だいたいてめぇ! 被:ひい! 弁:何カツラ被って覗いた後に余裕かましてブラなんて盗んでんの~?何犯行に犯行を重ねちゃってるの~!? 被:え、え~と、そこに、ブラがあったから 弁:何登山家みたいに言ってんだー!全然カッコよくないし登山家全員に謝れや~! 証:この女の敵ー! 被:ひえ~!す、すみませーん! 裁:えー、被告人は誰がどうみても有罪、以上で裁判を終了します 被:それでも俺はやってない~~!! :終

裁:カンカン、それではこれより、八手無井(やつで・ない)さんの法廷を開廷します。準備はよろしいですか? 被:あ~、なんでこんな事に⋯ 検:検察側、準備完了しております 弁:弁護側も準備完了しております 裁:よろしい。では亜爆検事(あばくけんじ)、冒頭弁論をお願いします 検:被告人、八手無井は事件当時、あの現場にいた 検:検察側は、彼が犯行を行った事を示す証拠と、犯行を目撃したという証人を用意している 検:被告人の有罪は、もはや疑う余地はないでしょう 裁:なるほど⋯ではさっそく、始めてもらいましょう 検:では証人を入廷させてもらいます。どうぞ、入って下さい 証:はい 被:あ、あれは⋯ 検:証人、名前と職業は? 証:はい。私は千頭隙世(せんとうすきよ)です。銭湯で番頭(ばんとう)して50年働いています 検:千頭さん、まずどんな事件だったか説明してもらえますか? 証:はい。事件があった日、私がいつものように番頭をしていたんですが 証:女湯の方からキャー!という声が聞こえてきたんです 裁:ほうほう、それはただ事ではないですね 被:く⋯ 証:どうしたのかと思い女湯を覗くと一人の女性が胸を隠しながら倒れていたんです 裁:胸を隠して?それはどういう事でしょう? 証:はい、その女の人が言うのには「変質者に胸を見られた」と言っていました 裁:なんと! 証:風呂場で犯人のカツラらしき物を見つけた後に私は警察を呼んで女性を保護してもらったというわけです。 裁:ではそのカツラを証拠として受理しましょう 検:我々の捜査の結果、このカツラをDNA鑑定し犯人を特定するに至った。それが八手無井でした 裁:なるほど⋯では守(まもる)弁護士、尋問をしてもらいましょう 弁:は、はい⋯ 裁:どうしました守弁護士? 弁:いえ、これ、守りようあるのかなって 被:え⋯そ、そんな⋯? 裁:何を言ってますか、被告人を弁護するのがあなた達弁護士の役目でしょう? 弁:はい、もちろんそうです。どんな状況でも依頼者の側に立って一緒に無実を晴らす、その為に我々がいる 裁:ではどうして? 弁:えーと、その、私が聞いていた話とはまったく違うと言いますか⋯ 被:ちょっと!何を言い出すんですか!? 裁:カンカン、被告人は勝手に発言しないように。守弁護士、続けなさい 弁:は、はい⋯。私が八手さんにお話を聞いた時は彼は男湯におり普通に銭湯を満喫した後足早に帰宅したと聞いていました 裁:本当かね、八手被告人? 被:い、いや、その⋯そんな事言ったような言わなかったような~ 裁:被告人、法廷の場で嘘をつくことは偽証罪になりますよ? 被:ひっ!⋯も、黙秘します! 証:見苦しいわねー 裁:ふむ⋯弁護側はどうしますか? 弁:これもう無理そうなんだけど⋯仕方ない、頑張るか⋯ 弁:えー、カツラのDNAが被告人と一致していたとおっしゃりましたが、それは髪の毛を採取して付着させてしまえばいくらでもでっち上げれるのではないでしょうか? 裁:亜爆検事 検:それはたしかに本人の髪をどこかで入手出来れば可能かもしれません 裁:ふむ 検:しかし、我々はさらに動かぬ証拠を握っています。 証:あ、あれね 裁:ほー、どういう物だね? 検:こちらです 裁:ん、これは何かな? 検:銭湯の入口に取り付けられてる防犯カメラのデータです 裁:まさか、そこに被告人が写ってるのかね? 検:この映像を流す許可を求めます 裁:認めます 検:ありがとうございます。ポチ 被:はあ、はあ、騒がれたけどなんとか逃げ出せたな。あの番頭のババアもしつこかったな、早くお迎えがくればいいのに 被:しかしさっきの子のおっぱい、まじで爆乳だったな~。映像に残せなかったのが残念だ 被:でも、コレがなんとか盗めたから良かったよ。えーと何何?うお!F!Fカップだってよマジか~たまんね~ 被:さーて、警察が来る前にずらかるか。さらばだ!Fカップちゃん!うほほ~! 検:⋯以上です 裁:あーこれはーまぎれもなく動かぬ証拠ー。べ、弁護側は⋯一応、どうする? 弁:ア、アホかぁ~~~!! 裁:守弁護士ーー!? 弁:八手お前ふざけんなよー!何がやってない?だ、ふざけんな!めちゃくちゃやっとるやないかーい! 被:ひ、ひ~! 弁:私が弁護士になる時にかかげた「どんな人も必ず守る」は取り下げてやる、こんな弁護やってられるかーい! 裁:ま、守弁護士、お、落ち着きなさい! 弁:やかましいー!これが落ち着いていられるかー! 検:うん、あれは無理だわ 弁:だいたいてめぇ! 被:ひい! 弁:何カツラ被って覗いた後に余裕かましてブラなんて盗んでんの~?何犯行に犯行を重ねちゃってるの~!? 被:え、え~と、そこに、ブラがあったから 弁:何登山家みたいに言ってんだー!全然カッコよくないし登山家全員に謝れや~! 証:この女の敵ー! 被:ひえ~!す、すみませーん! 裁:えー、被告人は誰がどうみても有罪、以上で裁判を終了します 被:それでも俺はやってない~~!! :終