台本概要
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タイトル | 爺さん婆さんは孫と遊びたい |
---|---|
作者名 | ハスキ (@e8E3z1ze9Yecxs2) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 3人用台本(男1、女2) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
茂(爺さん)は最近何十年ぶりかに再会した近所の幼なじみの千代(婆さん)とある約束の為に待ち合わせ場所に来ていた。その約束とは、千代の孫を紹介してくれるという事だった。孫を巻き込んだ茂と千代のハチャメチャコメディ劇が幕を開ける⋯。 男女不問。アドリブ大歓迎! 193 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
茂 | 男 | 19 | 茂(しげる)爺さん。三年前に長年連れ添った妻に亡くなり娘からボケないか心配されている。妻とはお見合い結婚。幼い時に好きだった女の子がいる。 |
千代 | 女 | 14 | 千代(ちよ)婆さん。二十歳でお見合い結婚した旦那が次の年に病気で亡くなりそれ以来結婚せずに独り身を貫いている。幼い時に好きだった男の子がいる。 |
花子 | 女 | 15 | 千代の孫娘花子(はなこ)。千代の血を色濃く受け継いでおりお転婆で猪突猛進体力オバケっ子。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
茂:えーと、待ち合わせの公園はここじゃったかのぅ?まだ来とらんようじゃな。ベンチに座って待っとるか。よっこらしょっと。
花子:あー!公園見えたよー!おっそいよー、早く早くお婆ちゃん!
千代:花子や、お婆ちゃん足が小鹿のようにぷるぷるしてるからもうちょっとゆっくり歩いておくれ。こづかい減らすよ。
茂:おー、あれはまぎれもないわしの幼なじみの千代ちゃんじゃな。あのとなりいるのは孫かのぅ?
花子:あっ、お婆ちゃん!あそこにいるよ、お話聞いてたお爺ちゃんベンチで黄昏(たそがれ)てるよー。
千代:こんにちは、茂くん。この間お話してたように私の可愛い孫を紹介しに来ましたよ。ほーら、花子も挨拶しなさい。
花子:うん、わかったー。えーと、初めまして千代お婆ちゃんの孫の花子です、茂お爺ちゃんのことはお婆ちゃんからいつも聞いてたよ。幼なじみの素敵なイケてる爺さんだよって。
茂:お、おー千代ちゃんからそんな風に思われとったとは光栄じゃのう。花子ちゃん、千代ちゃんも可愛いイケてる婆さんじゃぞ。
千代:花子や、そんな婆ちゃんと孫の秘密の会話を簡単にぺらぺら喋るもんじゃないよ。今日はおやつ抜きです。
花子:えぇ~なんでぇ~。お婆ちゃん~~もうバラさないからおやつだけは勘弁してぇ~~。
千代:ふふふ、嘘ですよ。ちょっといじわるしたくなっただけよ。あーそうそう。茂くん、今日はせっかくだから孫の花子と遊んであげて下さいな。
茂:相変わらずお茶目なとこがあるのぅ千代ちゃんは。うむ、そんな事なら大歓迎じゃ、何して遊ぼうかの花子ちゃん?
花子:わーい!えーとね、えーとね、・・・鬼ごっこがやりたい!
茂:お、鬼ごっこぉ~~!?
千代:あら、またそれやりたいのねぇ。茂くん、この子鬼ごっこやかけっこが大好きでねぇ。
花子:そうだよ~、この間も学校のかけっこでクラスの男子どもをごぼう抜きにしてフルボッコしてやったんだよ!
茂:は、花子ちゃんは足が早いんじゃな~、ハハハァ・・・。
千代:茂くん、お願い、出来ますでしょうか?
茂:わ、わしも若い時は山を駆けずり回って遊んどったから足には自信あるわい。まかせるんじゃ。・・・しかし二人だけじゃと鬼ごっこは難しくないかの?
千代:もちろん、私もその鬼ごっこに参加しますよ。私もまだまだ若いつもりだから負けないわよ、ふふふ。
花子:わーいみんなで鬼ごっこ楽しみだな~!
茂:・・・やな予感しかしないのぅ。
:間
花子:わー逃げろ逃げろ~~!
千代:茂くん早く捕まえて見て下さいねー。
茂:く、じゃんけん弱いんじゃった。まぁ最初は様子見で鬼がええじゃろ。さて花子ちゃんはどうじゃ、まぁ所詮(しょせん)子供の足の速さじゃから余裕じゃろ。
花子:バビューーーーン。
茂:な、なんて足の速さじゃ!早すぎて漫画の表現の様な足になっとるわい。ち、千代ちゃんならいけるかの?
千代:シュババババババババ。
茂:んなっ、なんじゃとぉ~~!まるでサバンナ最強の瞬足チーターみたいな速さじゃ。ありゃ文字通りチーターじゃ・・・。
:間
花子:は~鬼ごっこ楽しかった~~。でもお爺ちゃん足遅かったね。
千代:そうですねーまさか花子だけじゃなくて私より遅いとは思いませんでしたよー。
茂:はぁ、はぁ、はぁ、いや、おぬしらが早すぎるだけじゃ、もうそれ世界狙えるレベルじゃから。
千代:でもまだこの子遊びたりないみたいですねー。何をしましょうか?
茂:まった!それじゃ次はかくれんぼ、かくれんぼやるぞい!
花子:あ、じゃ花子が探すのやりたいからお爺ちゃんお婆ちゃん隠れていいよ~!
千代:いいですね、昔茂くんとやってたのを思い出しますね。じゃあおさきに隠れちゃいますね。
茂:よし、これなら走らないし大丈夫じゃろ(小声)よし、じゃあわしも隠れるから花子ちゃん目をつぶって60秒数えるんじゃぞぅ。
花子:は~い。いーち、にー、さーん、・・・もういいかーい?じゃあ探しに行っくよー。
茂:植え込みの茂みに隠れたが、まあ子供の考えじゃからこれじゃったらわからんじゃろ。茂るが茂みに、なんつっての。
花子:そこかぁーー!!ズバーーンッ!
茂:ぐはぁぁ~~!足が頭かすめた・・・ちょ、花子ちゃんいきなり飛び蹴りしてきたらあぞないぞい!
花子:えぇ~~お婆ちゃんからはいつもサーチ・アンド・デストロイでいけって言われてるからー。
茂:な、なんちゅうこと孫におしえとるんじゃ・・・。あれ?そういえば千代ちゃんはどこなんじゃ?
千代:ほっ!ズバーーーン!シュタ。ふふふ、私は茂くんのすぐ後ろの砂場の下に潜んでましたよ。
茂:ゲリラ部隊か!それもう子供の遊びじゃない!
花子:あー今日は楽しかった~またお爺ちゃん遊んでね!
千代:良かったわね花子、また茂くんお願い出来るかしら?
茂:もう嫌じゃ~!
:おしまい
茂:えーと、待ち合わせの公園はここじゃったかのぅ?まだ来とらんようじゃな。ベンチに座って待っとるか。よっこらしょっと。
花子:あー!公園見えたよー!おっそいよー、早く早くお婆ちゃん!
千代:花子や、お婆ちゃん足が小鹿のようにぷるぷるしてるからもうちょっとゆっくり歩いておくれ。こづかい減らすよ。
茂:おー、あれはまぎれもないわしの幼なじみの千代ちゃんじゃな。あのとなりいるのは孫かのぅ?
花子:あっ、お婆ちゃん!あそこにいるよ、お話聞いてたお爺ちゃんベンチで黄昏(たそがれ)てるよー。
千代:こんにちは、茂くん。この間お話してたように私の可愛い孫を紹介しに来ましたよ。ほーら、花子も挨拶しなさい。
花子:うん、わかったー。えーと、初めまして千代お婆ちゃんの孫の花子です、茂お爺ちゃんのことはお婆ちゃんからいつも聞いてたよ。幼なじみの素敵なイケてる爺さんだよって。
茂:お、おー千代ちゃんからそんな風に思われとったとは光栄じゃのう。花子ちゃん、千代ちゃんも可愛いイケてる婆さんじゃぞ。
千代:花子や、そんな婆ちゃんと孫の秘密の会話を簡単にぺらぺら喋るもんじゃないよ。今日はおやつ抜きです。
花子:えぇ~なんでぇ~。お婆ちゃん~~もうバラさないからおやつだけは勘弁してぇ~~。
千代:ふふふ、嘘ですよ。ちょっといじわるしたくなっただけよ。あーそうそう。茂くん、今日はせっかくだから孫の花子と遊んであげて下さいな。
茂:相変わらずお茶目なとこがあるのぅ千代ちゃんは。うむ、そんな事なら大歓迎じゃ、何して遊ぼうかの花子ちゃん?
花子:わーい!えーとね、えーとね、・・・鬼ごっこがやりたい!
茂:お、鬼ごっこぉ~~!?
千代:あら、またそれやりたいのねぇ。茂くん、この子鬼ごっこやかけっこが大好きでねぇ。
花子:そうだよ~、この間も学校のかけっこでクラスの男子どもをごぼう抜きにしてフルボッコしてやったんだよ!
茂:は、花子ちゃんは足が早いんじゃな~、ハハハァ・・・。
千代:茂くん、お願い、出来ますでしょうか?
茂:わ、わしも若い時は山を駆けずり回って遊んどったから足には自信あるわい。まかせるんじゃ。・・・しかし二人だけじゃと鬼ごっこは難しくないかの?
千代:もちろん、私もその鬼ごっこに参加しますよ。私もまだまだ若いつもりだから負けないわよ、ふふふ。
花子:わーいみんなで鬼ごっこ楽しみだな~!
茂:・・・やな予感しかしないのぅ。
:間
花子:わー逃げろ逃げろ~~!
千代:茂くん早く捕まえて見て下さいねー。
茂:く、じゃんけん弱いんじゃった。まぁ最初は様子見で鬼がええじゃろ。さて花子ちゃんはどうじゃ、まぁ所詮(しょせん)子供の足の速さじゃから余裕じゃろ。
花子:バビューーーーン。
茂:な、なんて足の速さじゃ!早すぎて漫画の表現の様な足になっとるわい。ち、千代ちゃんならいけるかの?
千代:シュババババババババ。
茂:んなっ、なんじゃとぉ~~!まるでサバンナ最強の瞬足チーターみたいな速さじゃ。ありゃ文字通りチーターじゃ・・・。
:間
花子:は~鬼ごっこ楽しかった~~。でもお爺ちゃん足遅かったね。
千代:そうですねーまさか花子だけじゃなくて私より遅いとは思いませんでしたよー。
茂:はぁ、はぁ、はぁ、いや、おぬしらが早すぎるだけじゃ、もうそれ世界狙えるレベルじゃから。
千代:でもまだこの子遊びたりないみたいですねー。何をしましょうか?
茂:まった!それじゃ次はかくれんぼ、かくれんぼやるぞい!
花子:あ、じゃ花子が探すのやりたいからお爺ちゃんお婆ちゃん隠れていいよ~!
千代:いいですね、昔茂くんとやってたのを思い出しますね。じゃあおさきに隠れちゃいますね。
茂:よし、これなら走らないし大丈夫じゃろ(小声)よし、じゃあわしも隠れるから花子ちゃん目をつぶって60秒数えるんじゃぞぅ。
花子:は~い。いーち、にー、さーん、・・・もういいかーい?じゃあ探しに行っくよー。
茂:植え込みの茂みに隠れたが、まあ子供の考えじゃからこれじゃったらわからんじゃろ。茂るが茂みに、なんつっての。
花子:そこかぁーー!!ズバーーンッ!
茂:ぐはぁぁ~~!足が頭かすめた・・・ちょ、花子ちゃんいきなり飛び蹴りしてきたらあぞないぞい!
花子:えぇ~~お婆ちゃんからはいつもサーチ・アンド・デストロイでいけって言われてるからー。
茂:な、なんちゅうこと孫におしえとるんじゃ・・・。あれ?そういえば千代ちゃんはどこなんじゃ?
千代:ほっ!ズバーーーン!シュタ。ふふふ、私は茂くんのすぐ後ろの砂場の下に潜んでましたよ。
茂:ゲリラ部隊か!それもう子供の遊びじゃない!
花子:あー今日は楽しかった~またお爺ちゃん遊んでね!
千代:良かったわね花子、また茂くんお願い出来るかしら?
茂:もう嫌じゃ~!
:おしまい