台本概要

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タイトル 茂と千代
作者名 ハスキ  (@e8E3z1ze9Yecxs2)
ジャンル ラブストーリー
演者人数 2人用台本(男1、女1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 茂は近所の幼なじみの千代と遊ぶ為、待ち合わせの場所で待っていたが突然目の前が真っ暗になるが、それはイタズラ好きの千代の仕業だった。微妙な距離感の茂と千代、二人の関係はどうなっていくのか⋯注:一応ラブコメです!
男女不問。アドリブ大歓迎!

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
30 物静かで恥ずかしがり屋な性格。幼なじみの子の事が好きだけど照れて本心を伝えられずにいる。
千代 29 お転婆でイタズラ好き。好きな人の前ではより激しいボディコミュケーションをはかってしまう。幼なじみの事が好きだが素直になれない。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
茂:あれ?千代ちゃんからの呼び出しだったのに居ないな。 千代:だーれだっ、チョキッ! 茂:ぐぁ~!目が、目が、あぁ~! 0:間 千代:茂くんちょっと驚き方が大袈裟じゃない? 茂:違うよ!驚いたんじゃなくて痛かったの!なんでいきなり目潰ししてくるんだよ、そこは可愛く後ろから両手で優しく目隠しして「だ~れだっ」って言うやつだろ? 千代:誰よその少女漫画王道どストレート勘違いっ子は。そんなのは私の一番の敵だわ 茂:え~。でも千代ちゃんもそういう風におしとやかにしてれば結構可愛いのに・・ 千代:ん~?なんか聞こえたけど~小さくて聞こえなかったからもう一回言ってほしいな~ 茂:い、嫌だよ。恥ずかしいからもう言わない 千代:可愛いって言うののどこが恥ずかしいんだか。それでも男か! 茂:ちゃんと聞こえてるじゃないか!あーもー全然話進まないけど、なにか用があったんじゃないの? 千代:はっ!そうよ!今思い出したけど茂くん、私困ってたのよ! 茂:へー、そんな忘れて今思い出すくらいの困り事なら大した事ないんじゃないの? 千代:おバカ!パシーン! 茂:いった!痛たいよ!なんで毎回ツッコミが平手打ちなんだよ! 千代:茂くん。私ね、困ってるから助けて欲しいの。シクシク 茂:なにさらっと今の無かったことにしようとしてるのさ。それと白々しい嘘泣きやめなさい。 千代:私!あの手紙をもらっちゃったの!ババーン! 茂:いちいち効果音がうるさいな。え?手紙って、不幸の手紙? 千代:なんでじゃーい!パシーン!おまけにもっかいパシーン! 茂:いった!いった!ちょっとなんで往復ビンタしたの!? 千代:茂くんがあまりにもふざけた事言ってるからお仕置の二連発よ。だからそうじゃなくて、「ラブレター」もらっちゃったのよ! 茂:ら、らららら 千代:茂くんたらあまりの衝撃に「LALALAラブソング」歌っちゃいそうね。ほら、しっかりしなさいよ。ペちっ 茂:優しいビンタにキュン!はっ、ビックリしすぎて千代ちゃん主演の「天使にラブソングを」が始まるかと思った 千代:なに変な事言ってるのよ、私真剣に困ってるんだから。どうしたらいいと思う? 茂:どど、どうしたらいいって、そんなのわかんないよ~ ちなみに・・茂くんは、その、もらった事あるの? 茂:え!?いやいやいや、僕一度ももらったことなんてないよ! 千代:ふ、ふーん。もらった事、ないんだ。・・そ、そりゃ茂くんみたいな泣き虫な、なっさけない男の子ならもらってなくて当然よねー 茂:う、相変わらず千代ちゃんは容赦なく傷口をエグってくるな。あの時の話は忘れてよ 千代:まあ泣き顔が可愛かったから私にはご褒美だったけど 茂:ん、ご褒美? 千代:ご、五本指のくつ下ってあれどうなのかしらね~?履きずらそうで私は嫌だわ~ 茂:あーあれ僕も好きじゃないなー 千代:好きじゃない!? 茂:う、うん。くつ下がね? 千代:あ、あーくつ下の話ね。で、そんな話はどうでもいいんだけど。その手紙に「好きです、付き合って下さい」って書いてあったらどう思うか茂くんの意見を聞かせてほしいのよ 茂:書いてあったらって・・そう手紙にそう書いてあったって話だよね?なんで僕の意見を? 千代:あ、あー!そうよ、そう書いてあって返答に困ってたから茂くんならそんな時どう思うのかなって、単純に興味本位というか参考までに聞きたかっただけだから深い意味はないわよ、うん 茂:なんかとても自分に言い聞かせるように見えるけど。えーと、もし自分がもらったと、したらか。そうだな・・ 千代:・・ 茂:とりあえず返事を書くかな 千代:な、なんて書くの? 茂:うん、とりあえずごめんなさいって 千代:ちょっと、なんで謝っちゃうのよ! 茂:え、だって、付き合えないから。ごめんねって思って 千代:なんであんたその子と付き合ってあげないのよ!精一杯勇気出してその手紙書いたかもしれないのよ! 茂:ちょ、千代ちゃん圧が怖いよ!だってさ、好きでもない子に告白されちゃったら、自分の気持ちに正直な気持ちを伝えて、ちゃんと断らないとって思ったんだ 千代:え、あ・・そうね、そうよね。好きじゃないのに告白されたらそら断るわよね・・ 茂:どうしたの千代ちゃん? 千代:ううん、なんでもないの。ただあんたもそういう風にちゃんと相手の事を考えてあげれるやつなんだなって関心したとこ。 茂:でもね、ちょっとその相手が羨ましいかな 千代:え? 茂:だってさ、好きになった相手に勇気を出して告白したんだよ。もしかしたら断られるかもしれないのに、好きでいれなくなるかもしれないのに、告白したんだよ。でも僕は臆病だからさ 千代:茂くん?・・それって、茂くんも誰かを好きだって事? 茂:・・そうだよ。その子はさ、一緒にいるとほんとに楽しくて、いつもそばにいてくれて、ただそれだけで僕は幸せなんだ 千代:それって、もしかして⋯ 茂:さーて、日も暮れて来たし、一緒に帰ろうか? 千代:う、うん⋯帰ろっか。 :おわり

茂:あれ?千代ちゃんからの呼び出しだったのに居ないな。 千代:だーれだっ、チョキッ! 茂:ぐぁ~!目が、目が、あぁ~! 0:間 千代:茂くんちょっと驚き方が大袈裟じゃない? 茂:違うよ!驚いたんじゃなくて痛かったの!なんでいきなり目潰ししてくるんだよ、そこは可愛く後ろから両手で優しく目隠しして「だ~れだっ」って言うやつだろ? 千代:誰よその少女漫画王道どストレート勘違いっ子は。そんなのは私の一番の敵だわ 茂:え~。でも千代ちゃんもそういう風におしとやかにしてれば結構可愛いのに・・ 千代:ん~?なんか聞こえたけど~小さくて聞こえなかったからもう一回言ってほしいな~ 茂:い、嫌だよ。恥ずかしいからもう言わない 千代:可愛いって言うののどこが恥ずかしいんだか。それでも男か! 茂:ちゃんと聞こえてるじゃないか!あーもー全然話進まないけど、なにか用があったんじゃないの? 千代:はっ!そうよ!今思い出したけど茂くん、私困ってたのよ! 茂:へー、そんな忘れて今思い出すくらいの困り事なら大した事ないんじゃないの? 千代:おバカ!パシーン! 茂:いった!痛たいよ!なんで毎回ツッコミが平手打ちなんだよ! 千代:茂くん。私ね、困ってるから助けて欲しいの。シクシク 茂:なにさらっと今の無かったことにしようとしてるのさ。それと白々しい嘘泣きやめなさい。 千代:私!あの手紙をもらっちゃったの!ババーン! 茂:いちいち効果音がうるさいな。え?手紙って、不幸の手紙? 千代:なんでじゃーい!パシーン!おまけにもっかいパシーン! 茂:いった!いった!ちょっとなんで往復ビンタしたの!? 千代:茂くんがあまりにもふざけた事言ってるからお仕置の二連発よ。だからそうじゃなくて、「ラブレター」もらっちゃったのよ! 茂:ら、らららら 千代:茂くんたらあまりの衝撃に「LALALAラブソング」歌っちゃいそうね。ほら、しっかりしなさいよ。ペちっ 茂:優しいビンタにキュン!はっ、ビックリしすぎて千代ちゃん主演の「天使にラブソングを」が始まるかと思った 千代:なに変な事言ってるのよ、私真剣に困ってるんだから。どうしたらいいと思う? 茂:どど、どうしたらいいって、そんなのわかんないよ~ ちなみに・・茂くんは、その、もらった事あるの? 茂:え!?いやいやいや、僕一度ももらったことなんてないよ! 千代:ふ、ふーん。もらった事、ないんだ。・・そ、そりゃ茂くんみたいな泣き虫な、なっさけない男の子ならもらってなくて当然よねー 茂:う、相変わらず千代ちゃんは容赦なく傷口をエグってくるな。あの時の話は忘れてよ 千代:まあ泣き顔が可愛かったから私にはご褒美だったけど 茂:ん、ご褒美? 千代:ご、五本指のくつ下ってあれどうなのかしらね~?履きずらそうで私は嫌だわ~ 茂:あーあれ僕も好きじゃないなー 千代:好きじゃない!? 茂:う、うん。くつ下がね? 千代:あ、あーくつ下の話ね。で、そんな話はどうでもいいんだけど。その手紙に「好きです、付き合って下さい」って書いてあったらどう思うか茂くんの意見を聞かせてほしいのよ 茂:書いてあったらって・・そう手紙にそう書いてあったって話だよね?なんで僕の意見を? 千代:あ、あー!そうよ、そう書いてあって返答に困ってたから茂くんならそんな時どう思うのかなって、単純に興味本位というか参考までに聞きたかっただけだから深い意味はないわよ、うん 茂:なんかとても自分に言い聞かせるように見えるけど。えーと、もし自分がもらったと、したらか。そうだな・・ 千代:・・ 茂:とりあえず返事を書くかな 千代:な、なんて書くの? 茂:うん、とりあえずごめんなさいって 千代:ちょっと、なんで謝っちゃうのよ! 茂:え、だって、付き合えないから。ごめんねって思って 千代:なんであんたその子と付き合ってあげないのよ!精一杯勇気出してその手紙書いたかもしれないのよ! 茂:ちょ、千代ちゃん圧が怖いよ!だってさ、好きでもない子に告白されちゃったら、自分の気持ちに正直な気持ちを伝えて、ちゃんと断らないとって思ったんだ 千代:え、あ・・そうね、そうよね。好きじゃないのに告白されたらそら断るわよね・・ 茂:どうしたの千代ちゃん? 千代:ううん、なんでもないの。ただあんたもそういう風にちゃんと相手の事を考えてあげれるやつなんだなって関心したとこ。 茂:でもね、ちょっとその相手が羨ましいかな 千代:え? 茂:だってさ、好きになった相手に勇気を出して告白したんだよ。もしかしたら断られるかもしれないのに、好きでいれなくなるかもしれないのに、告白したんだよ。でも僕は臆病だからさ 千代:茂くん?・・それって、茂くんも誰かを好きだって事? 茂:・・そうだよ。その子はさ、一緒にいるとほんとに楽しくて、いつもそばにいてくれて、ただそれだけで僕は幸せなんだ 千代:それって、もしかして⋯ 茂:さーて、日も暮れて来たし、一緒に帰ろうか? 千代:う、うん⋯帰ろっか。 :おわり