台本概要
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タイトル | 魔法使いじいさん |
---|---|
作者名 | ハスキ (@e8E3z1ze9Yecxs2) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 2人用台本(男1、不問1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
とある異世界の魔道具屋を営む店主は今日も何時も通り接客していたが、そこに一人のじいさんが現れる。そして無理難題をふっかけてくるのだった。 男女不問。アドリブ改変なんでもあり。
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キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
店主 | 不問 | 26 | 魔道具屋を営む店主。男女不問。 この道うん十年のベテラン |
客 | 男 | 20 | 客のじいさん。男女不問。 とある事情で魔道具屋に訪れた。孫LOVEなじいさん |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
店主:いらっしゃいませ、魔法ショップにようこそ。いろんな魔法を覚えられるスクロールが売ってるよ、ゆっくり見ていってください
:ーー間
店主:なるほど、お客さんが探してるのは火の魔法だね?ちょっと待って、あーあったあった。こちらがファイアのスクロールになります
店主:火の魔法は森の中や洞窟内でのご使用は十分注意して下さいね。ではまいどあり
:ーー間
店主:ふー、今日もたくさん冒険者が来店してくるな。近くに新しいダンジョンが見つかったらしいし、これからどんどん賑やかになっていくな
客:カランコロンカラン
店主:ん?あーいらっしゃいませ、魔法ショップによう・・あのう、つかぬ事をお聞きしますが、店を間違えてませんか?
客:いや、間違えとらんよ。魔法を覚えたくて来たんじゃ
店主:(M)魔法を覚えたいってどう見てもおじいちゃんなんだよな。まさかこの歳でダンジョンに向かうつもりじゃないよな?一応聞いてみるか
店主:あのー、どういった魔法をお探しでしょうか?あ、生活魔法とかそういう用途の魔法でしょうか?
客:いーや、バリバリ戦闘に使える攻撃魔法を覚えたいんじゃ。金はあるからあるだけ買いたい
店主:攻撃魔法ですか・・あの、ちなみにどうして攻撃魔法が欲しいんですか?こう言ってはなんですがお客さんがダンジョンに行くような方には見えないもので
客:ふん、見た目で判断しよって愚か者め。最近の若いのは礼儀がなっとらん。わしが若い頃はそれは目上の人には尊敬やらうんぬんかんぬん
店主:え、えーとすみませんでした!お客さんみたいにいかにも強そうな方がなにゆえ魔法が必要かとても興味がありましたので。
客:気になるか?そうかそうか。なら仕方ないの、教えてやろう。それはな
店主:そ、それは?
客:孫に嫌われたくないからじゃ!
店主:へ?・・孫?
客:いかにも!わしには目に入れても痛くないそれはそれは可愛い~~孫がおるんじゃ。その孫がつぶらな瞳で言うんじゃ、「おじいちゃん、ドラゴン倒せるんでしょ?」ってな
店主:うわー孫なんて事おじいちゃんに求めちゃってるの~
客:だから言ってやったんじゃ。「そんなん楽勝じゃ、サクッと倒してお前にドラゴンの肉でもお土産に持ってきてやるわ」ってな
店主:またこのじいさん孫に好かれたいからって調子に乗ってなに言っちゃってんの?ドラゴンとかいまだにあの勇者パーティーでも討伐出来てないんだぞ?
客:まあとりあえず早急にドラゴンに勝てるくらい強くならんといかんのだが、今更武器を振り回して戦うなんぞ腰痛持ちじゃし体がもたんからな。そこで魔法じゃ
店主:あの~お客さん、申し訳ないんですがきっとここにある魔法じゃドラゴンに太刀打ち出来る魔法はないんじゃないかなーと思いますが
客:えーいうるさい!つべこべ言わず魔法とやらを出してみんかい!
店主:は、はい、わかりましたよ。クレームとか後で言って来ないで下さいよ・・とりあえず攻撃魔法は火の魔法が一番定番ですかね
客:ほう、火の魔法か。それはなかなかドラゴンをこんがり焼けそうでいいのう
店主:うちで一番威力があるのはファイヤーボールでしょうか。えーと、こちらになります
客:ほー、これが「スクロール」っちゅうやつか。店主よ、これならドラゴンは一撃で仕留められるか?
店主:いえ・・これ三発打ち込んだらゴブリン一匹倒せるくらいでしょうか
客:なんじゃと!ゴブリン一匹しか倒せんとな~!
店主:ひ、ひい!
客:ゴブリンてなんじゃ?
店主:知らないんかい!ダンジョンの一階層から三階層付近に出現する魔物ですよ、強さはたいした事ないですが。
客:なんじゃ、ザコではないか。そんな威力じゃ話にならん。他のを出せ
店主:だからさっき言ったのに話聞いてないじいさんだなー。あのー他になるとこれとかどうでしょうか?
客:ん、なんじゃその魔法は?
店主:エスケープの魔法です
客:おい貴様!いったいどういう事じゃ!わしにおめおめ逃げる魔法を覚えろというのか!
店主:ひぃ~!だって戦闘経験ないのにダンジョン潜ったりしたら死にに行くようなものだしとりあえず逃げる手段あった方がいいかな~って
客:馬鹿者!男に撤退の二文字はないんじゃ!背中の傷は不名誉な傷と心得よ!
店主:このじいさん無茶苦茶だ~!ほんと無理ですって~ここには駆け出し冒険者用の魔法しか置いてないんですから~。あ、まてよ・・お客さん!提案があります
客:なんじゃ?やっと出す気になったか?
店主:実は町外れに魔法を研究している魔女が住んでましてその魔女に弟子入りすればもしかしたらドラゴンを倒せるような魔法を習えるかもしれませんよ!
客:なに、ほんとか若造?それならこんなとこは用はないの。よし!待っとれよわしの可愛い孫~~!!
:ーー間
店主:・・や、やっと帰ってくれた。すまん、魔女さん
店主:(N)その後勇者を差し置いてドラゴンを討伐した謎のじいさんが伝説になるが、それはまた別のお話
:おわり
店主:いらっしゃいませ、魔法ショップにようこそ。いろんな魔法を覚えられるスクロールが売ってるよ、ゆっくり見ていってください
:ーー間
店主:なるほど、お客さんが探してるのは火の魔法だね?ちょっと待って、あーあったあった。こちらがファイアのスクロールになります
店主:火の魔法は森の中や洞窟内でのご使用は十分注意して下さいね。ではまいどあり
:ーー間
店主:ふー、今日もたくさん冒険者が来店してくるな。近くに新しいダンジョンが見つかったらしいし、これからどんどん賑やかになっていくな
客:カランコロンカラン
店主:ん?あーいらっしゃいませ、魔法ショップによう・・あのう、つかぬ事をお聞きしますが、店を間違えてませんか?
客:いや、間違えとらんよ。魔法を覚えたくて来たんじゃ
店主:(M)魔法を覚えたいってどう見てもおじいちゃんなんだよな。まさかこの歳でダンジョンに向かうつもりじゃないよな?一応聞いてみるか
店主:あのー、どういった魔法をお探しでしょうか?あ、生活魔法とかそういう用途の魔法でしょうか?
客:いーや、バリバリ戦闘に使える攻撃魔法を覚えたいんじゃ。金はあるからあるだけ買いたい
店主:攻撃魔法ですか・・あの、ちなみにどうして攻撃魔法が欲しいんですか?こう言ってはなんですがお客さんがダンジョンに行くような方には見えないもので
客:ふん、見た目で判断しよって愚か者め。最近の若いのは礼儀がなっとらん。わしが若い頃はそれは目上の人には尊敬やらうんぬんかんぬん
店主:え、えーとすみませんでした!お客さんみたいにいかにも強そうな方がなにゆえ魔法が必要かとても興味がありましたので。
客:気になるか?そうかそうか。なら仕方ないの、教えてやろう。それはな
店主:そ、それは?
客:孫に嫌われたくないからじゃ!
店主:へ?・・孫?
客:いかにも!わしには目に入れても痛くないそれはそれは可愛い~~孫がおるんじゃ。その孫がつぶらな瞳で言うんじゃ、「おじいちゃん、ドラゴン倒せるんでしょ?」ってな
店主:うわー孫なんて事おじいちゃんに求めちゃってるの~
客:だから言ってやったんじゃ。「そんなん楽勝じゃ、サクッと倒してお前にドラゴンの肉でもお土産に持ってきてやるわ」ってな
店主:またこのじいさん孫に好かれたいからって調子に乗ってなに言っちゃってんの?ドラゴンとかいまだにあの勇者パーティーでも討伐出来てないんだぞ?
客:まあとりあえず早急にドラゴンに勝てるくらい強くならんといかんのだが、今更武器を振り回して戦うなんぞ腰痛持ちじゃし体がもたんからな。そこで魔法じゃ
店主:あの~お客さん、申し訳ないんですがきっとここにある魔法じゃドラゴンに太刀打ち出来る魔法はないんじゃないかなーと思いますが
客:えーいうるさい!つべこべ言わず魔法とやらを出してみんかい!
店主:は、はい、わかりましたよ。クレームとか後で言って来ないで下さいよ・・とりあえず攻撃魔法は火の魔法が一番定番ですかね
客:ほう、火の魔法か。それはなかなかドラゴンをこんがり焼けそうでいいのう
店主:うちで一番威力があるのはファイヤーボールでしょうか。えーと、こちらになります
客:ほー、これが「スクロール」っちゅうやつか。店主よ、これならドラゴンは一撃で仕留められるか?
店主:いえ・・これ三発打ち込んだらゴブリン一匹倒せるくらいでしょうか
客:なんじゃと!ゴブリン一匹しか倒せんとな~!
店主:ひ、ひい!
客:ゴブリンてなんじゃ?
店主:知らないんかい!ダンジョンの一階層から三階層付近に出現する魔物ですよ、強さはたいした事ないですが。
客:なんじゃ、ザコではないか。そんな威力じゃ話にならん。他のを出せ
店主:だからさっき言ったのに話聞いてないじいさんだなー。あのー他になるとこれとかどうでしょうか?
客:ん、なんじゃその魔法は?
店主:エスケープの魔法です
客:おい貴様!いったいどういう事じゃ!わしにおめおめ逃げる魔法を覚えろというのか!
店主:ひぃ~!だって戦闘経験ないのにダンジョン潜ったりしたら死にに行くようなものだしとりあえず逃げる手段あった方がいいかな~って
客:馬鹿者!男に撤退の二文字はないんじゃ!背中の傷は不名誉な傷と心得よ!
店主:このじいさん無茶苦茶だ~!ほんと無理ですって~ここには駆け出し冒険者用の魔法しか置いてないんですから~。あ、まてよ・・お客さん!提案があります
客:なんじゃ?やっと出す気になったか?
店主:実は町外れに魔法を研究している魔女が住んでましてその魔女に弟子入りすればもしかしたらドラゴンを倒せるような魔法を習えるかもしれませんよ!
客:なに、ほんとか若造?それならこんなとこは用はないの。よし!待っとれよわしの可愛い孫~~!!
:ーー間
店主:・・や、やっと帰ってくれた。すまん、魔女さん
店主:(N)その後勇者を差し置いてドラゴンを討伐した謎のじいさんが伝説になるが、それはまた別のお話
:おわり