台本概要
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タイトル | 忘れ物 |
---|---|
作者名 | ハスキ (@e8E3z1ze9Yecxs2) |
ジャンル | ラブストーリー |
演者人数 | 2人用台本(男1、女1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
剛と美香は小さい時からの幼馴染で、剛はよく忘れ物が多い子だったが美香はそんな剛がほっとけず世話を焼いていた。小学生、中学生、高校生、青年期、高齢期の役があります。 男女不問。世界観を壊さない程度のアドリブOK
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キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
剛 | 男 | 37 | 男:小さい時に一人はいる、よく忘れ物をする子。筋金入りの忘れん坊 |
美香 | 女 | 32 | 女:剛とは小さい時からの幼馴染。よく忘れ物をする剛がほっとけない。素直になれない性格 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
剛:あ、今日国語の授業あったんだ。・・どうしよう、教科書家に置いてきちゃってるし・・
美香:剛くん、ちょっとちょっと
剛:え?美香ちゃんどうしたの?
美香:教科書忘れたんでしょ?私、隣りの席だしさ、見せたげるわよ
剛:え!いいの?それなら僕、とっても助かるよ
美香:別にいいわよ。ほら、席こっちに寄せてきないさいよ
剛:ありがとう美香ちゃん!
:ーー間
剛:あれ?ふで箱に消しゴムが無い・・おかしいなー、家で宿題してた時に忘れたのかな?
美香:剛くん、ほら
剛:美香ちゃん?え・・これって
美香:消しゴムよ。私まだ三つあるから貸したげるわよ
剛:え、いいの!ありがとう、消せなくて困ってたんだー
美香:じゃあ今日一日は貸したげる。でもそれ私のお気に入りのゴリラの動物消しゴムだからちゃんと返してちょうだいね
剛:う、うん。なかなか個性的な消しゴムだけど、大事に使わせてもらうね
:ーー間
剛:あー、今日昼ご飯のお金もらってくるの忘れてた・・お昼ご飯どうしよう。
美香:おほん
剛:困ったなー
美香:・・あー!お弁当二つも間違えて作っちゃってたなー。残しても腐るし誰か食べてくれないかな~?
剛:み、美香ちゃん!もしかして僕がそれもらってもいいのかな!?
美香:仕方ないな。どうせこんなに食べらんないし・・はい、まずくても知らないけど。
剛:美香ちゃん助かるよ!あれ?なんか僕の好きなのがいっぱい入ってるみたいだけど?
美香:気のせいね。ちゃんと残さずたべてよね。
剛:そっか、うん、ありがとう美香ちゃん。
:ーー間
剛:よし、今日は最後の大事な試合だ、絶対勝って高校卒業するんだ。・・あれ?シ、シューズ忘れてる!?
美香:おぉ~~い!
剛:あれは・・美香ちゃん?
美香:はぁ、はぁ、ほら。シューズ。
剛:ええ!?なんで美香ちゃんがこれを!?
美香:あんたどうせ何か忘れるんじゃないかと思って、あんたのお母さんに電話で聞いたらシューズ忘れてたみたいだから頼まれたのよ。
剛:美香ちゃん、ほんとにありがとう。これで最後の試合、思いっきり頑張れるよ!
美香:悔いがないようにしっかり頑張りなさいよ。一応、応援してるから。
:ーー間
剛:あれ・・?ちゃんとプレゼン用の資料カバンに入れといたはずなのにな・・やばいなー、もうすぐ会議の時間になっちゃうぞ。
美香:剛、ほら。
剛:え?こ、これは俺の作ったプレゼン資料じゃないか!どうして美香がこれを?
美香:こんな事もあろうかと、ちゃーんと全部コピーしといたわよ。
剛:まじか・・さすが美香だな。いつも助かるよ。
美香:ほら、大事な会議なんでしょ?ヘマしないようにしっかりやんなさいよ。
剛:そうだな、これがうまくいけば認められて出世も夢じゃないからな。頑張ってくるぜ!
美香:はいはい、いってらっしゃい。
:ーー間
剛:やっば、こんな時にアレを忘れてくるとか俺、ほんとどうしようもないな。正直にあいつに言うか・・
美香:何を言うつもりなの?
剛:うわっ!びっくりさせるなよ、心臓に悪いだろ。
美香:これくらいでだらしないわね。これからちゃんとしてもらわないと一緒になっても困るんだけど。
剛:え・・なんでそれを・・
美香:ほら、これ、忘れ物。
剛:あ、指輪・・はは、なんかしまらない感じになっちゃったな。
美香:はー、そんなのいつもの事じゃない。・・でも、ちゃんと私を幸せにするのは、忘れないでよね。
剛:はは、もちろんだよ、愛してる。
:ーー間
剛:あれー?もうすぐ和也の先生が家庭訪問に来ちゃうのに頼まれてたお菓子買ってなかったな。また美香に怒られそう・・
美香:ズビシッ
剛:いった!アタタ・・びっくりしたー。美香いきなり殴るなんてひどいだろ・・ってこれカステラ?
美香:もう何年一緒に居ると思ってるの?あなたの行動なんてお見通しよ。
剛:さ、さすが美香だな、俺にはすぎた嫁さんだよ。
美香:なーに言ってるのよ。もっとしっかりしてよね、お父さん。
:ーー間
剛:・・美香、何か言い忘れた事はないか?この際だ、何でも言ってくれ。
美香:・・そうね。あなたは初めて出会った時からずっと忘れっぽいところは直らなかったわよね。
剛:そ、そうだな・・じじいになった今でも忘れ物は相変わらずだし、お前には苦労をかけたな。
美香:・・いいえ、そんな事ないのよ。
剛:ん?
美香:あなたが忘れっぽかったおかげで私はあなたのそばにずっといる事が出来たんだから・・とても神様に感謝してるわ。あなたを忘れっぽくしてくれて。
剛:美香・・今まで、ほんとにありがとな。
美香:・・あなた、これを。
剛:ん、これはなんだ?
美香:あなたとの大事な思い出が詰まったお気に入りのゴリラの消しゴムよ・・
剛:お前・・ずっと持ってたんだな。
美香:それを・・あなたに貸しておくわ。
剛:それはいいが、どうしてだ?
美香:・・あなた寂しがりだから私心配なのよ。だから、それ、慌てて私に返しに来ないように・・ね。
剛:美香!・・。ああ、今度は絶対・・忘れないよ。
:終
剛:あ、今日国語の授業あったんだ。・・どうしよう、教科書家に置いてきちゃってるし・・
美香:剛くん、ちょっとちょっと
剛:え?美香ちゃんどうしたの?
美香:教科書忘れたんでしょ?私、隣りの席だしさ、見せたげるわよ
剛:え!いいの?それなら僕、とっても助かるよ
美香:別にいいわよ。ほら、席こっちに寄せてきないさいよ
剛:ありがとう美香ちゃん!
:ーー間
剛:あれ?ふで箱に消しゴムが無い・・おかしいなー、家で宿題してた時に忘れたのかな?
美香:剛くん、ほら
剛:美香ちゃん?え・・これって
美香:消しゴムよ。私まだ三つあるから貸したげるわよ
剛:え、いいの!ありがとう、消せなくて困ってたんだー
美香:じゃあ今日一日は貸したげる。でもそれ私のお気に入りのゴリラの動物消しゴムだからちゃんと返してちょうだいね
剛:う、うん。なかなか個性的な消しゴムだけど、大事に使わせてもらうね
:ーー間
剛:あー、今日昼ご飯のお金もらってくるの忘れてた・・お昼ご飯どうしよう。
美香:おほん
剛:困ったなー
美香:・・あー!お弁当二つも間違えて作っちゃってたなー。残しても腐るし誰か食べてくれないかな~?
剛:み、美香ちゃん!もしかして僕がそれもらってもいいのかな!?
美香:仕方ないな。どうせこんなに食べらんないし・・はい、まずくても知らないけど。
剛:美香ちゃん助かるよ!あれ?なんか僕の好きなのがいっぱい入ってるみたいだけど?
美香:気のせいね。ちゃんと残さずたべてよね。
剛:そっか、うん、ありがとう美香ちゃん。
:ーー間
剛:よし、今日は最後の大事な試合だ、絶対勝って高校卒業するんだ。・・あれ?シ、シューズ忘れてる!?
美香:おぉ~~い!
剛:あれは・・美香ちゃん?
美香:はぁ、はぁ、ほら。シューズ。
剛:ええ!?なんで美香ちゃんがこれを!?
美香:あんたどうせ何か忘れるんじゃないかと思って、あんたのお母さんに電話で聞いたらシューズ忘れてたみたいだから頼まれたのよ。
剛:美香ちゃん、ほんとにありがとう。これで最後の試合、思いっきり頑張れるよ!
美香:悔いがないようにしっかり頑張りなさいよ。一応、応援してるから。
:ーー間
剛:あれ・・?ちゃんとプレゼン用の資料カバンに入れといたはずなのにな・・やばいなー、もうすぐ会議の時間になっちゃうぞ。
美香:剛、ほら。
剛:え?こ、これは俺の作ったプレゼン資料じゃないか!どうして美香がこれを?
美香:こんな事もあろうかと、ちゃーんと全部コピーしといたわよ。
剛:まじか・・さすが美香だな。いつも助かるよ。
美香:ほら、大事な会議なんでしょ?ヘマしないようにしっかりやんなさいよ。
剛:そうだな、これがうまくいけば認められて出世も夢じゃないからな。頑張ってくるぜ!
美香:はいはい、いってらっしゃい。
:ーー間
剛:やっば、こんな時にアレを忘れてくるとか俺、ほんとどうしようもないな。正直にあいつに言うか・・
美香:何を言うつもりなの?
剛:うわっ!びっくりさせるなよ、心臓に悪いだろ。
美香:これくらいでだらしないわね。これからちゃんとしてもらわないと一緒になっても困るんだけど。
剛:え・・なんでそれを・・
美香:ほら、これ、忘れ物。
剛:あ、指輪・・はは、なんかしまらない感じになっちゃったな。
美香:はー、そんなのいつもの事じゃない。・・でも、ちゃんと私を幸せにするのは、忘れないでよね。
剛:はは、もちろんだよ、愛してる。
:ーー間
剛:あれー?もうすぐ和也の先生が家庭訪問に来ちゃうのに頼まれてたお菓子買ってなかったな。また美香に怒られそう・・
美香:ズビシッ
剛:いった!アタタ・・びっくりしたー。美香いきなり殴るなんてひどいだろ・・ってこれカステラ?
美香:もう何年一緒に居ると思ってるの?あなたの行動なんてお見通しよ。
剛:さ、さすが美香だな、俺にはすぎた嫁さんだよ。
美香:なーに言ってるのよ。もっとしっかりしてよね、お父さん。
:ーー間
剛:・・美香、何か言い忘れた事はないか?この際だ、何でも言ってくれ。
美香:・・そうね。あなたは初めて出会った時からずっと忘れっぽいところは直らなかったわよね。
剛:そ、そうだな・・じじいになった今でも忘れ物は相変わらずだし、お前には苦労をかけたな。
美香:・・いいえ、そんな事ないのよ。
剛:ん?
美香:あなたが忘れっぽかったおかげで私はあなたのそばにずっといる事が出来たんだから・・とても神様に感謝してるわ。あなたを忘れっぽくしてくれて。
剛:美香・・今まで、ほんとにありがとな。
美香:・・あなた、これを。
剛:ん、これはなんだ?
美香:あなたとの大事な思い出が詰まったお気に入りのゴリラの消しゴムよ・・
剛:お前・・ずっと持ってたんだな。
美香:それを・・あなたに貸しておくわ。
剛:それはいいが、どうしてだ?
美香:・・あなた寂しがりだから私心配なのよ。だから、それ、慌てて私に返しに来ないように・・ね。
剛:美香!・・。ああ、今度は絶対・・忘れないよ。
:終