台本概要

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タイトル アフターエンディング
作者名 カタギリ  (@Kata_giriV)
ジャンル その他
演者人数 2人用台本(不問2) ※兼役あり
時間 20 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 閲覧ありがとうございます。凛とした女騎士っていいですよね、、、
商用、非商用問わず、連絡不要ですが、Xなどで呟いていただけるととても嬉しいです。
男女比は不問としましたが、基本設定はアイリスが女性、ラクが男性です。

※二役とも兼役が一部あるのでご注意ください。アイリスは????、ラクはガクです。
兼役を分けて、3人ないし4人の演者でも可です。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
ラク 不問 62 遊木 楽(ユウキ ラク)ゲーム好きな高校生。ぱっと見は冴えない感じだが、気さく。誰とでも仲良くなれる。
アイリス 不問 71 アイリス 清廉潔白な女騎士。義理堅い性格。宿敵モルガンを倒すべく召喚されたらしい。食べるのが好き。
ガク 不問 10 森嶋 学(モリシマ ガク) 楽の友人。高校生。よく一緒にゲーム談義している。顔はいい方。少々自分勝手なところがあるが憎めない感じ。ラクと兼役ですが、別の演者で分けてやっていただいても大丈夫です。
???? 不問 1 ???? アイリスと兼役ですが、別の演者で分けてやっていただいても大丈夫です。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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タイトル:アフターエンディング 登場人物:遊木 楽(ユウキ ラク)ゲーム好きな高校生。ぱっと見は冴えない感じだが、気さく。誰とでも仲良くなれる。 登場人物:アイリス 清廉潔白な女騎士。義理堅い性格。宿敵モルガンを倒すべく召喚されたらしい。食べるのが好き。 登場人物:森嶋 学(モリシマ ガク) 楽の友人。高校生。よく一緒にゲーム談義している。顔はいい方。少々自分勝手なところがあるが憎めない感じ。ラクと兼役ですが、別の演者で分けてやっていただいても大丈夫です。 登場人物:???? アイリスと兼役ですが、別の演者で分けてやっていただいても大丈夫です。 あらすじ:遊んでいたゲームのキャラが現実世界に召喚される話。 本編: アイリス:『貴方の人生はこれからも続くのです。その一助になれたのであらば、騎士として、これ以上の幸福はありません。』 ラク:終わった~。この新作RPG面白かったなぁ!てか主人公の従者のアイリスかっこ良すぎだろ!世界の命運をたった一人で背負って犠牲になるとか。 ラク:あ~涙でエンディング画面が見れねぇ。これだからゲームはやめられないんだよな。ってもう0時過ぎてるじゃん!早よ寝ないと。 0:翌朝。何度も呼び鈴が鳴る。 ラク:うーん、うるさいなぁ。何かの勧誘か?もう少し寝かせてくれ。 アイリス:ドンドンドンドンドン(ドアを何度も殴る音) ラク:あーも、わかった、わかった。今行きますよ、こんちきしょう。(ドアを開ける) アイリス:おはようございます。マスター。 ラク:へっ?きみは? アイリス:寝ぼけてるのですか?マスター?アイリスです。貴方の剣にして守護者の。 ラク:(無言でドアを閉めて)いやいやいやいやアイリスって俺がやってたゲームのキャラクターじゃん!?何でリアルに?ゲームのやり過ぎで頭おかしくなっちゃった? アイリス:(ドンドンドン)マスター、何故扉を閉めたのですか?開けてください。 ラク:ドアを殴る音が頭に響いてくる感じ現実だよ?何かのドッキリ?いや俺ただの一般人だよ?てかコスプレにしてもめちゃくちゃ可愛いかったな。 アイリス:これ以上応答がないのであれば実力行使しかありませんね。 ラク:あー!ちょっと待った!今開けるから! アイリス:目は覚めましたか?マスター? ラク:やっぱりかわいい、じゃなくて!あの俺に何の用かな? アイリス:いつまで寝ぼけてるおつもりですか?我々の目的はかの暴君モルガナを討ち取ることでしょう?早く支度をすましてください。 ラク:あ~そんな設定だったけ?いや~凄い!コスプレの完成度も高いけど、役作りも凄いね!びっくりしちゃったよ!もうネタばらししてもらってもいいかな? アイリス:貴方は何を言ってるんですか?ネタばらしも何もありませんが?今朝は余程動きたくないご様子ですね。力づくでお連れするほかありませんか? ラク:(あるぇ?これ本気で言ってる?めちゃくちゃ怒ってる気がするぞ。てか急に空中から剣出てきた!?) ラク:ああ~すいませんでした!目が覚めました!でもちょっとお話ししたい事があるから取り敢えず部屋に入りましょう! アイリス:わかればよろしい。 0:楽の部屋にて。 ラク:かくかくしかしがで、ここは君がいた世界ではないんだよ。モルガナはいないし、少なくともこの世界では戦争も起きてない。こっちの世界の方がまだ平和かな。 アイリス:そうなのですか、、、。つまり、現在私は別世界にいる、という事でしょうか?通りで街並みも全く違うわけですね。 ラク:うーん、俺も全然理解し難い事だけど、異世界転生みたいなものなのかな? アイリス:イセカイテンセイ? ラク:あーごめん!何でもない。 アイリス:そうとも知らずに無礼を働いてしまい、申し訳ございませんでした。 ラク:いやいや、頭を上げてよ。君も急に全然知らない土地に連れてこられて大変だよね。 アイリス:お気遣い感謝いたします、マスター。 ラク:いや、マスターなんて。俺は遊木 楽(ゆうき らく)。ラクでいいよ。 アイリス:ラク、、、ラク、、、あの、慣れないのでマスターでもよろしいでしょうか? ラク:そうか。うん、いいよ。(まあ、マスターって呼ばれるのもそれはそれでアリかも。) アイリス:ありがとうございます。 ラク:俺は何て呼べばいいかな? アイリス:アイリスで結構ですよ。 ラク:わかった。取り敢えずよろしくね、アイリス。 アイリス:こちらこそよろしくお願いします、マスター。あっ、、、(アイリスのお腹が鳴る)。 ラク:アイリスお腹空いてる?じゃあ何か作ろうか? アイリス:いえ、マスターに作っていただく訳には、、、。 ラク:そんなに気にしないで。俺もそんなに料理が得意な訳じゃないけど、多少は作れるからあるもので適当に何か作るよ。ちょっと待ってて。 アイリス:あ、ありがとうございます。 0:楽、料理中。 ラク:アイリスって苦手なものとかある?あっ、こっちの世界とあっちの世界じゃあ食べ物もだいぶ違うか? アイリス:私は特に苦手なものはありません。余程の、人が食べられないものでなければ大丈夫かと。 ラク:わかった。もう少しでできるからな。 アイリス:(とてもいい香りがする。楽しみだ。) 0:間 ラク:はい、お待たせ。君の口に合えばいいけど。 アイリス:うわぁ、これらを全て、貴方が作ったのですか?色とりどりの料理。とても美味しそうです。 ラク:ははは、作り置きしてたものもあるけど一応ね。でもそんなに驚いてくれるとわ。 アイリス:いただいてもよろしいでしょうか? ラク:どうぞ、召し上がれ。俺も一緒に食べるね。 アイリス:この白いものは何ですか? ラク:それは白飯、お米だね。 アイリス:はむ、噛めば噛むほど甘味が溢れてくる。こんな食べ物は初めてです。とても美味しい。 ラク:ふふ、良かった。この釜揚げしらすを乗せて食べるともっと美味しいよ。 アイリス:シラス?これは小魚ですか?はむ、シラスとオコメの味が絶妙に絡み合って、止まらない。 ラク:気に入ってもらえたみたいで良かったよ。 アイリス:これはスープの類ですか? ラク:ああ、そうだね。味噌汁っていうんだ。 アイリス:ミソシル?ゴクッ、ん!?これは温かいスープが喉の奥まで染み渡っていく。なんて落ち着く味なんだ。 ラク:ふふ、ゆっくり食べてね。おかわりもあるから。 0:食後。 アイリス:ご馳走様でした。マスター、貴方は天才だ。 ラク:いやいや、それは言い過ぎだよ。 アイリス:ご謙遜を。オヒタシもニモノもとても美味でした。 ラク:まあ、喜んでもらえたなら嬉しいよ。 さて、お腹も満たされたし、これからの事を考えないとな。 アイリス:あっ、そうですね。私としたことが美味しい料理に気を取られてしまっておりました。 ラク:ははは。アイリスってここに来た時の事は覚えてる? アイリス:正直、ぼんやりしているのですが、眠りから覚めたらマスターの家の前でした。どうやってここに来たのか?それとも何者かに飛ばされたのか?も定かではありません。 ただ、マスターの部屋は何となくわかったので起こしに行った次第です。 ラク:なるほど、わからん。 アイリス:ただ、手掛かりかはわかりませんが、微かに感じるのです。暴君モルガンの気配を。 ラク:えっ?本当に? アイリス:はい、おそらく、かの暴君を打ち倒すために私はこの世界に召喚されたのでしょう。 ラク:いまだに信じられないけど、信じるしかないか。 ラク:ええと確かゲームの設定だとモルガナは自らが主人公に滅ぼされるという予言を知って主人公の命を狙うんだっけ?、、、ん?それって主人公が俺だとしたら俺が命を狙われるってこと!? アイリス:ゲームノセッテイなどはわかりませんが、貴方が狙われる可能性は高いでしょう。 ラク:まじかよ。どうしよう。 アイリス:今はまだ大丈夫だと思います。私が感じている気配は微弱なものです。おそらくモルガナはまだ召喚されていません。 ラク:でも現れるのはほぼ確定なんだよな?俺戦えるような力もってないよ? アイリス:それはご安心を。貴方の事はこのアイリスが命をかけて守ります。 ラク:アイリス、、、ありがとう。(そうだったな。この凛として頼もしい感じ本当にアイリスだ。) アイリス:よって、いつモルガナが襲ってくるかわかりませんから、私はいつ何時も貴方のお近くににあらねばなりません。 ラク:て事は、、、え?ウチに住むって事!? アイリス:そうなりますね。 ラク:いやいや、女の子と一つ屋根の下って大丈夫か?いやいや大丈夫じゃないよ! アイリス:(ため息)マスター、私は女である前に騎士です。ただの女の子とは違います。少し失礼ですよ。 ラク:ああ、ごめん。それは謝るよ。 アイリス:一つ屋根の下がまずいのならば私は四六時中、外で見張りをしましょう。それなら構わないですか? ラク:いやいや、それもまずいって!その格好めちゃくちゃ目立つし!四六時中見張ってもらうのも申し訳ないし! アイリス:では、どうすればよろしいでしようか? ラク:う~ん、、、わかった。降参だよ。ウチに居ていいよ。 アイリス:ありがとうございます。 ラク:じゃあ取り敢えず服を見繕わないとな。 アイリス:ご心配には及びません。この甲冑の姿と普段着は切り替えられますので。この通り。 ラク:あ~そうだったね~。めっちゃゴスロリ~。ちょっと目立ちしそうだけど、ゴスロリも多少は認知されてきてるし大丈夫か?まあ、とても似合ってるし、可愛いしな。 アイリス:か、可愛いというのは少し照れますが、ありがとう、ございます。 ラク:(あ~普段は凛々しい女の子が不意に見せる照れは俺に効果抜群だよ。ん?自分のヘキに正直になれるくらいにはこの状況に慣れてきたのかな?) アイリス:あの、大丈夫ですか?マスター? ラク:あ、うん、大丈夫。ごめん、ごめん。 アイリス:では改めまして。こちらでしばらくお世話になります。よろしくお願いします。マスター。 ラク:うん、こちらこそ改めてよろしく!アイリス。 ラク:そうだ。今日の夕飯の買い出し行かないと。 アイリス:では私もお供します。折角ならこの世界のことも知っておきたいので。 ラク:そうだな。案内がてら一緒に行こうか。 アイリス:はい。参りましょう。 0:買物からの帰り道。 ラク:今日の夕飯はハンバーグでも作ろうかな。 アイリス:ハンバーグとは、どんな料理なのですか? ラク:ハンバーグはね。ひき肉とか玉ねぎとか調味料をこねて焼く肉料理だよ。 アイリス:肉料理ですか。良いですね。私も大好きです。 ラク:それは良かった。腕によりをかけるね。 アイリス:ふふ、それは楽しみです。 ラク:あっ、しまった。つなぎのパン粉を買い忘れちゃった。ごめん。先に帰ってて。すぐ追いつくから。 アイリス:マスター、私も行きますよ。 ラク:大丈夫!すぐ終わるから! アイリス:あっ、行ってしまった。(ここで待とうか。いつモルガナが現れるかわからないし、あまり離れない方がいいだろう。) 0:ガク、登場。 ガク:やあ、君、ラクの知り合いかい? アイリス:誰ですか?アナタは? ガク:そんなに警戒しなくてもいいじゃないか。僕はラクの友人で森嶋 学(モリシマ ガク)って言うんだ。よろしく。 アイリス:、、、。 ガク:君、綺麗だね。それアイリスのコスプレでしょ。凄い再現度だし、似合ってるよ。ラクには勿体無いくらいだ。 アイリス:コスプレというのはよくわかりませんが、私はアイリスです。 ガク:は?(マジで言ってるのかコイツ?) アイリス:あと、一つ訂正願います。マスターには勿体無いというのは違うと思います。 ガク:ぷっ、ははは!いやあ、どう見ても勿体無いって。君と冴えないアイツじゃ釣り合わないよ。君みたいな美人は僕といる方が相応しい。 アイリス:私のマスターはラク様しかありえません。 ガク:ちっ、強情だな。何だよ、マスター、マスターって恥ずかしくないのかよ? アイリス:何も恥じる事はありません。ユウキ ラク様こそが私のマスターなのですから。 ガク:答えになってねぇって。僕が教えてやろうか?男ってやつをさ。 アイリス:寄るな。下衆が。(剣を取り出す) ガク:ひっ!? アイリス:それ以上マスターと私を愚弄するのは許さない。 ガク:クソっ!後悔するなよ! アイリス:ふぅ。やれやれ。 0:ラクが買い物から戻る。 ラク:ごめん!アイリス遅くなった! ラク:ん?あれっ今のってガクか? アイリス:本当に友人だったんですね。下手に口説いてきたので少々キツくあたってしまいました。 ラク:ああ、悪いな。ちょっと上から目線なところがあるんだよ、アイツは。悪いヤツじゃないんだけどさ。 アイリス:いえ、マスターが謝る事ではありません。 ラク:まあ一応友達だからさ。 アイリス:友達思いなのですね、マスターは。 ラク:そうなのかな。 アイリス:ふふ、私はそうだと思いますよ。 ラク:そうか。日も暮れてきたし早く帰らないとな。アイリスもお腹空いてきただろう? アイリス:そうですね。またマスターに腹の虫を聞かれるのは嫌なので、少し急ぎましょうか?  ラク:はは、俺は別に構わないけどな。 アイリス:もう、マスターったら。先に行きますよ。 ラク:あっ、待ってよ、アイリス! アイリス:(それにしてもマスターの友人、モリシマ ガクと言ったか。何か嫌なものを感じる。警戒しておかなければ。) 0:間 ガク:クソっ!何だよ。あの女。僕を馬鹿にしやがって。何でラクなんだよ?いつもいつもいつもいつも!アイツばかり良い思いしやがって!あーイライラする!僕だって!ん!?誰だ? ????:貴様か?不遜にも妾を召喚せしものは? 0:END?

タイトル:アフターエンディング 登場人物:遊木 楽(ユウキ ラク)ゲーム好きな高校生。ぱっと見は冴えない感じだが、気さく。誰とでも仲良くなれる。 登場人物:アイリス 清廉潔白な女騎士。義理堅い性格。宿敵モルガンを倒すべく召喚されたらしい。食べるのが好き。 登場人物:森嶋 学(モリシマ ガク) 楽の友人。高校生。よく一緒にゲーム談義している。顔はいい方。少々自分勝手なところがあるが憎めない感じ。ラクと兼役ですが、別の演者で分けてやっていただいても大丈夫です。 登場人物:???? アイリスと兼役ですが、別の演者で分けてやっていただいても大丈夫です。 あらすじ:遊んでいたゲームのキャラが現実世界に召喚される話。 本編: アイリス:『貴方の人生はこれからも続くのです。その一助になれたのであらば、騎士として、これ以上の幸福はありません。』 ラク:終わった~。この新作RPG面白かったなぁ!てか主人公の従者のアイリスかっこ良すぎだろ!世界の命運をたった一人で背負って犠牲になるとか。 ラク:あ~涙でエンディング画面が見れねぇ。これだからゲームはやめられないんだよな。ってもう0時過ぎてるじゃん!早よ寝ないと。 0:翌朝。何度も呼び鈴が鳴る。 ラク:うーん、うるさいなぁ。何かの勧誘か?もう少し寝かせてくれ。 アイリス:ドンドンドンドンドン(ドアを何度も殴る音) ラク:あーも、わかった、わかった。今行きますよ、こんちきしょう。(ドアを開ける) アイリス:おはようございます。マスター。 ラク:へっ?きみは? アイリス:寝ぼけてるのですか?マスター?アイリスです。貴方の剣にして守護者の。 ラク:(無言でドアを閉めて)いやいやいやいやアイリスって俺がやってたゲームのキャラクターじゃん!?何でリアルに?ゲームのやり過ぎで頭おかしくなっちゃった? アイリス:(ドンドンドン)マスター、何故扉を閉めたのですか?開けてください。 ラク:ドアを殴る音が頭に響いてくる感じ現実だよ?何かのドッキリ?いや俺ただの一般人だよ?てかコスプレにしてもめちゃくちゃ可愛いかったな。 アイリス:これ以上応答がないのであれば実力行使しかありませんね。 ラク:あー!ちょっと待った!今開けるから! アイリス:目は覚めましたか?マスター? ラク:やっぱりかわいい、じゃなくて!あの俺に何の用かな? アイリス:いつまで寝ぼけてるおつもりですか?我々の目的はかの暴君モルガナを討ち取ることでしょう?早く支度をすましてください。 ラク:あ~そんな設定だったけ?いや~凄い!コスプレの完成度も高いけど、役作りも凄いね!びっくりしちゃったよ!もうネタばらししてもらってもいいかな? アイリス:貴方は何を言ってるんですか?ネタばらしも何もありませんが?今朝は余程動きたくないご様子ですね。力づくでお連れするほかありませんか? ラク:(あるぇ?これ本気で言ってる?めちゃくちゃ怒ってる気がするぞ。てか急に空中から剣出てきた!?) ラク:ああ~すいませんでした!目が覚めました!でもちょっとお話ししたい事があるから取り敢えず部屋に入りましょう! アイリス:わかればよろしい。 0:楽の部屋にて。 ラク:かくかくしかしがで、ここは君がいた世界ではないんだよ。モルガナはいないし、少なくともこの世界では戦争も起きてない。こっちの世界の方がまだ平和かな。 アイリス:そうなのですか、、、。つまり、現在私は別世界にいる、という事でしょうか?通りで街並みも全く違うわけですね。 ラク:うーん、俺も全然理解し難い事だけど、異世界転生みたいなものなのかな? アイリス:イセカイテンセイ? ラク:あーごめん!何でもない。 アイリス:そうとも知らずに無礼を働いてしまい、申し訳ございませんでした。 ラク:いやいや、頭を上げてよ。君も急に全然知らない土地に連れてこられて大変だよね。 アイリス:お気遣い感謝いたします、マスター。 ラク:いや、マスターなんて。俺は遊木 楽(ゆうき らく)。ラクでいいよ。 アイリス:ラク、、、ラク、、、あの、慣れないのでマスターでもよろしいでしょうか? ラク:そうか。うん、いいよ。(まあ、マスターって呼ばれるのもそれはそれでアリかも。) アイリス:ありがとうございます。 ラク:俺は何て呼べばいいかな? アイリス:アイリスで結構ですよ。 ラク:わかった。取り敢えずよろしくね、アイリス。 アイリス:こちらこそよろしくお願いします、マスター。あっ、、、(アイリスのお腹が鳴る)。 ラク:アイリスお腹空いてる?じゃあ何か作ろうか? アイリス:いえ、マスターに作っていただく訳には、、、。 ラク:そんなに気にしないで。俺もそんなに料理が得意な訳じゃないけど、多少は作れるからあるもので適当に何か作るよ。ちょっと待ってて。 アイリス:あ、ありがとうございます。 0:楽、料理中。 ラク:アイリスって苦手なものとかある?あっ、こっちの世界とあっちの世界じゃあ食べ物もだいぶ違うか? アイリス:私は特に苦手なものはありません。余程の、人が食べられないものでなければ大丈夫かと。 ラク:わかった。もう少しでできるからな。 アイリス:(とてもいい香りがする。楽しみだ。) 0:間 ラク:はい、お待たせ。君の口に合えばいいけど。 アイリス:うわぁ、これらを全て、貴方が作ったのですか?色とりどりの料理。とても美味しそうです。 ラク:ははは、作り置きしてたものもあるけど一応ね。でもそんなに驚いてくれるとわ。 アイリス:いただいてもよろしいでしょうか? ラク:どうぞ、召し上がれ。俺も一緒に食べるね。 アイリス:この白いものは何ですか? ラク:それは白飯、お米だね。 アイリス:はむ、噛めば噛むほど甘味が溢れてくる。こんな食べ物は初めてです。とても美味しい。 ラク:ふふ、良かった。この釜揚げしらすを乗せて食べるともっと美味しいよ。 アイリス:シラス?これは小魚ですか?はむ、シラスとオコメの味が絶妙に絡み合って、止まらない。 ラク:気に入ってもらえたみたいで良かったよ。 アイリス:これはスープの類ですか? ラク:ああ、そうだね。味噌汁っていうんだ。 アイリス:ミソシル?ゴクッ、ん!?これは温かいスープが喉の奥まで染み渡っていく。なんて落ち着く味なんだ。 ラク:ふふ、ゆっくり食べてね。おかわりもあるから。 0:食後。 アイリス:ご馳走様でした。マスター、貴方は天才だ。 ラク:いやいや、それは言い過ぎだよ。 アイリス:ご謙遜を。オヒタシもニモノもとても美味でした。 ラク:まあ、喜んでもらえたなら嬉しいよ。 さて、お腹も満たされたし、これからの事を考えないとな。 アイリス:あっ、そうですね。私としたことが美味しい料理に気を取られてしまっておりました。 ラク:ははは。アイリスってここに来た時の事は覚えてる? アイリス:正直、ぼんやりしているのですが、眠りから覚めたらマスターの家の前でした。どうやってここに来たのか?それとも何者かに飛ばされたのか?も定かではありません。 ただ、マスターの部屋は何となくわかったので起こしに行った次第です。 ラク:なるほど、わからん。 アイリス:ただ、手掛かりかはわかりませんが、微かに感じるのです。暴君モルガンの気配を。 ラク:えっ?本当に? アイリス:はい、おそらく、かの暴君を打ち倒すために私はこの世界に召喚されたのでしょう。 ラク:いまだに信じられないけど、信じるしかないか。 ラク:ええと確かゲームの設定だとモルガナは自らが主人公に滅ぼされるという予言を知って主人公の命を狙うんだっけ?、、、ん?それって主人公が俺だとしたら俺が命を狙われるってこと!? アイリス:ゲームノセッテイなどはわかりませんが、貴方が狙われる可能性は高いでしょう。 ラク:まじかよ。どうしよう。 アイリス:今はまだ大丈夫だと思います。私が感じている気配は微弱なものです。おそらくモルガナはまだ召喚されていません。 ラク:でも現れるのはほぼ確定なんだよな?俺戦えるような力もってないよ? アイリス:それはご安心を。貴方の事はこのアイリスが命をかけて守ります。 ラク:アイリス、、、ありがとう。(そうだったな。この凛として頼もしい感じ本当にアイリスだ。) アイリス:よって、いつモルガナが襲ってくるかわかりませんから、私はいつ何時も貴方のお近くににあらねばなりません。 ラク:て事は、、、え?ウチに住むって事!? アイリス:そうなりますね。 ラク:いやいや、女の子と一つ屋根の下って大丈夫か?いやいや大丈夫じゃないよ! アイリス:(ため息)マスター、私は女である前に騎士です。ただの女の子とは違います。少し失礼ですよ。 ラク:ああ、ごめん。それは謝るよ。 アイリス:一つ屋根の下がまずいのならば私は四六時中、外で見張りをしましょう。それなら構わないですか? ラク:いやいや、それもまずいって!その格好めちゃくちゃ目立つし!四六時中見張ってもらうのも申し訳ないし! アイリス:では、どうすればよろしいでしようか? ラク:う~ん、、、わかった。降参だよ。ウチに居ていいよ。 アイリス:ありがとうございます。 ラク:じゃあ取り敢えず服を見繕わないとな。 アイリス:ご心配には及びません。この甲冑の姿と普段着は切り替えられますので。この通り。 ラク:あ~そうだったね~。めっちゃゴスロリ~。ちょっと目立ちしそうだけど、ゴスロリも多少は認知されてきてるし大丈夫か?まあ、とても似合ってるし、可愛いしな。 アイリス:か、可愛いというのは少し照れますが、ありがとう、ございます。 ラク:(あ~普段は凛々しい女の子が不意に見せる照れは俺に効果抜群だよ。ん?自分のヘキに正直になれるくらいにはこの状況に慣れてきたのかな?) アイリス:あの、大丈夫ですか?マスター? ラク:あ、うん、大丈夫。ごめん、ごめん。 アイリス:では改めまして。こちらでしばらくお世話になります。よろしくお願いします。マスター。 ラク:うん、こちらこそ改めてよろしく!アイリス。 ラク:そうだ。今日の夕飯の買い出し行かないと。 アイリス:では私もお供します。折角ならこの世界のことも知っておきたいので。 ラク:そうだな。案内がてら一緒に行こうか。 アイリス:はい。参りましょう。 0:買物からの帰り道。 ラク:今日の夕飯はハンバーグでも作ろうかな。 アイリス:ハンバーグとは、どんな料理なのですか? ラク:ハンバーグはね。ひき肉とか玉ねぎとか調味料をこねて焼く肉料理だよ。 アイリス:肉料理ですか。良いですね。私も大好きです。 ラク:それは良かった。腕によりをかけるね。 アイリス:ふふ、それは楽しみです。 ラク:あっ、しまった。つなぎのパン粉を買い忘れちゃった。ごめん。先に帰ってて。すぐ追いつくから。 アイリス:マスター、私も行きますよ。 ラク:大丈夫!すぐ終わるから! アイリス:あっ、行ってしまった。(ここで待とうか。いつモルガナが現れるかわからないし、あまり離れない方がいいだろう。) 0:ガク、登場。 ガク:やあ、君、ラクの知り合いかい? アイリス:誰ですか?アナタは? ガク:そんなに警戒しなくてもいいじゃないか。僕はラクの友人で森嶋 学(モリシマ ガク)って言うんだ。よろしく。 アイリス:、、、。 ガク:君、綺麗だね。それアイリスのコスプレでしょ。凄い再現度だし、似合ってるよ。ラクには勿体無いくらいだ。 アイリス:コスプレというのはよくわかりませんが、私はアイリスです。 ガク:は?(マジで言ってるのかコイツ?) アイリス:あと、一つ訂正願います。マスターには勿体無いというのは違うと思います。 ガク:ぷっ、ははは!いやあ、どう見ても勿体無いって。君と冴えないアイツじゃ釣り合わないよ。君みたいな美人は僕といる方が相応しい。 アイリス:私のマスターはラク様しかありえません。 ガク:ちっ、強情だな。何だよ、マスター、マスターって恥ずかしくないのかよ? アイリス:何も恥じる事はありません。ユウキ ラク様こそが私のマスターなのですから。 ガク:答えになってねぇって。僕が教えてやろうか?男ってやつをさ。 アイリス:寄るな。下衆が。(剣を取り出す) ガク:ひっ!? アイリス:それ以上マスターと私を愚弄するのは許さない。 ガク:クソっ!後悔するなよ! アイリス:ふぅ。やれやれ。 0:ラクが買い物から戻る。 ラク:ごめん!アイリス遅くなった! ラク:ん?あれっ今のってガクか? アイリス:本当に友人だったんですね。下手に口説いてきたので少々キツくあたってしまいました。 ラク:ああ、悪いな。ちょっと上から目線なところがあるんだよ、アイツは。悪いヤツじゃないんだけどさ。 アイリス:いえ、マスターが謝る事ではありません。 ラク:まあ一応友達だからさ。 アイリス:友達思いなのですね、マスターは。 ラク:そうなのかな。 アイリス:ふふ、私はそうだと思いますよ。 ラク:そうか。日も暮れてきたし早く帰らないとな。アイリスもお腹空いてきただろう? アイリス:そうですね。またマスターに腹の虫を聞かれるのは嫌なので、少し急ぎましょうか?  ラク:はは、俺は別に構わないけどな。 アイリス:もう、マスターったら。先に行きますよ。 ラク:あっ、待ってよ、アイリス! アイリス:(それにしてもマスターの友人、モリシマ ガクと言ったか。何か嫌なものを感じる。警戒しておかなければ。) 0:間 ガク:クソっ!何だよ。あの女。僕を馬鹿にしやがって。何でラクなんだよ?いつもいつもいつもいつも!アイツばかり良い思いしやがって!あーイライラする!僕だって!ん!?誰だ? ????:貴様か?不遜にも妾を召喚せしものは? 0:END?