台本概要
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タイトル | ツノを無くしたドラゴン |
---|---|
作者名 | ハスキ (@e8E3z1ze9Yecxs2) |
ジャンル | ファンタジー |
演者人数 | 2人用台本(不問2) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
大きな山の上で一匹の大きなドラゴンが泣いていました。なぜ泣いているのか⋯それは自慢のツノを無くしてしまったからでした。通りかかった一匹の子犬とドラゴンの可愛いコメディファンタジー劇です! 男女不問。アドリブOK! 251 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
N | 不問 | 17 | このお話のナレーション兼進行役。ドラゴンが居るように感じるナレーションチャレンジしてみよう! |
子犬 | 不問 | 15 | 通りかかった散歩をしていた子犬。人助けを率先してやるほど心優しいが少しずれてる。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
N:「ツノを無くしたドラゴンとそれを助けたい子犬のお話」
0:
N:大きな山の頂上に、一本の大きな木が生えていました。その木の根元で一匹の大きなドラゴンが泣いていました。
子犬:「ふんふんふーん、今日もいい天気だなー。風が気持ちよくってくすぐったいや」
N:そこへ鼻歌を奏(かな)でながら一匹の小さな子犬が通りかかりました。
子犬:「あれ、あれれ、ドラゴンさん。なんで泣いてるの?なにか悲しい事でもあったのかい?」
N:ドラゴンは泣きながら、なにがあったのか子犬に語りました。
子犬:「うーん、なるほどね。頭のツノが取れちゃってとっても悲しくなっちゃったんだね。」
N:それを聞いたドラゴンは、目から大粒の涙をこぼしながら、さっきより大きな声で泣き始めてしましました。
子犬:「あ~、ドラゴンさん泣かないで。君がそんなに泣いちゃうと僕まで悲しくなっちゃうよ。」
N:子犬はドラゴンを励まそうとしましたが、ドラゴンは泣くばかりでした。そこで子犬はどうすれば泣きやんでくれるか考えました。
子犬:「そうだ、ドラゴンさん。僕が、君の新しいツノを探してきてあげるよ。そうしたらもう悲しくなんてないよね?」
N:子犬は泣いてるドラゴンのために、代わりのツノを見つけてきてあげることにしました。
子犬:「ドラゴンさん、僕が今から新しいツノを探しに行ってくるから楽しみに待っててね」
:――間
N:それから少しして、なにかを口にくわえた子犬が帰ってきました。
子犬:「これ見てよ、ドラゴンさん。すごくカッコイイ、ツノを見つけてきたよ」
N:子犬が持って帰ってきたのは、銀色に輝く「ドリル」でした。でもそれを見たドラゴンは、また大きな声で泣き出してしまいました。
子犬:「あ~泣かないでドラゴンさん。今度はちゃんと気に入ってもらえるツノを探してくるから。楽しみに待っててね。」
:――間
N:それから少しして、なにかを口にくわえた子犬が帰ってきました。
子犬:「見て見てドラゴンさん。すごくオシャレなツノを見つけてきたよ」
N:子犬が持って帰ってきたのは、綺麗な模様(もよう)が入った「トンガリ帽子」でした。でもそれを見たドラゴンは、また大きな声で泣き出してしまいました。
子犬:「あ~泣かないでドラゴンさん。今度はちゃんと気に入ってもらえるツノを探してくるから。楽しみに待っててね。」
:――間
N:それから少しして、なにかを口にくわえた子犬が帰ってきました。
子犬:「見て見てドラゴンさん。今度は真っ赤で綺麗な形のツノを見つけてきたよ」
N:子犬が持って帰ってきたのは、真っ赤な色をした「三角コーン」でした。でもそれを見たドラゴンは、また大きな声で泣き出してしまいました。
子犬:「あ~泣かないでドラゴンさん。今度はちゃんと気に入ってもらえるツノを探してくるから。楽しみに待っててね。」
:――間
N:それから少しして、興奮(こうふん)した様子でなにかを口にくわえた子犬が帰ってきました。
子犬:「ドラゴンさん、今度こそ君にピッタリなツノが見つかったよ。気に入ってもらえたら嬉しいな」
N:子犬が持って帰ってきたのは、七色に光り輝く、それは見事な「ツノ」でした。それを見たドラゴンは、泣くのをやめて大喜びしました。
子犬:「ドラゴンさん、喜んでもらえて良かったよ。これでもう泣かなくて大丈夫だね。」
N:それから元気になったドラゴンは、大きな翼を広げて大空に向かって羽ばたきました。そして大きな声で子犬に感謝の言葉を叫びながらどこかへ飛んでいきました。
子犬:「よかったね、ドラゴンさん!今度は大事なツノを無くさないようにね~」
N:それから何年、何百年と時が経ちました。今日も犬たちを見守る七色のツノを付けたドラゴンが、楽しそうに空を飛んでいました。とさ。
:――おしまい
N:「ツノを無くしたドラゴンとそれを助けたい子犬のお話」
0:
N:大きな山の頂上に、一本の大きな木が生えていました。その木の根元で一匹の大きなドラゴンが泣いていました。
子犬:「ふんふんふーん、今日もいい天気だなー。風が気持ちよくってくすぐったいや」
N:そこへ鼻歌を奏(かな)でながら一匹の小さな子犬が通りかかりました。
子犬:「あれ、あれれ、ドラゴンさん。なんで泣いてるの?なにか悲しい事でもあったのかい?」
N:ドラゴンは泣きながら、なにがあったのか子犬に語りました。
子犬:「うーん、なるほどね。頭のツノが取れちゃってとっても悲しくなっちゃったんだね。」
N:それを聞いたドラゴンは、目から大粒の涙をこぼしながら、さっきより大きな声で泣き始めてしましました。
子犬:「あ~、ドラゴンさん泣かないで。君がそんなに泣いちゃうと僕まで悲しくなっちゃうよ。」
N:子犬はドラゴンを励まそうとしましたが、ドラゴンは泣くばかりでした。そこで子犬はどうすれば泣きやんでくれるか考えました。
子犬:「そうだ、ドラゴンさん。僕が、君の新しいツノを探してきてあげるよ。そうしたらもう悲しくなんてないよね?」
N:子犬は泣いてるドラゴンのために、代わりのツノを見つけてきてあげることにしました。
子犬:「ドラゴンさん、僕が今から新しいツノを探しに行ってくるから楽しみに待っててね」
:――間
N:それから少しして、なにかを口にくわえた子犬が帰ってきました。
子犬:「これ見てよ、ドラゴンさん。すごくカッコイイ、ツノを見つけてきたよ」
N:子犬が持って帰ってきたのは、銀色に輝く「ドリル」でした。でもそれを見たドラゴンは、また大きな声で泣き出してしまいました。
子犬:「あ~泣かないでドラゴンさん。今度はちゃんと気に入ってもらえるツノを探してくるから。楽しみに待っててね。」
:――間
N:それから少しして、なにかを口にくわえた子犬が帰ってきました。
子犬:「見て見てドラゴンさん。すごくオシャレなツノを見つけてきたよ」
N:子犬が持って帰ってきたのは、綺麗な模様(もよう)が入った「トンガリ帽子」でした。でもそれを見たドラゴンは、また大きな声で泣き出してしまいました。
子犬:「あ~泣かないでドラゴンさん。今度はちゃんと気に入ってもらえるツノを探してくるから。楽しみに待っててね。」
:――間
N:それから少しして、なにかを口にくわえた子犬が帰ってきました。
子犬:「見て見てドラゴンさん。今度は真っ赤で綺麗な形のツノを見つけてきたよ」
N:子犬が持って帰ってきたのは、真っ赤な色をした「三角コーン」でした。でもそれを見たドラゴンは、また大きな声で泣き出してしまいました。
子犬:「あ~泣かないでドラゴンさん。今度はちゃんと気に入ってもらえるツノを探してくるから。楽しみに待っててね。」
:――間
N:それから少しして、興奮(こうふん)した様子でなにかを口にくわえた子犬が帰ってきました。
子犬:「ドラゴンさん、今度こそ君にピッタリなツノが見つかったよ。気に入ってもらえたら嬉しいな」
N:子犬が持って帰ってきたのは、七色に光り輝く、それは見事な「ツノ」でした。それを見たドラゴンは、泣くのをやめて大喜びしました。
子犬:「ドラゴンさん、喜んでもらえて良かったよ。これでもう泣かなくて大丈夫だね。」
N:それから元気になったドラゴンは、大きな翼を広げて大空に向かって羽ばたきました。そして大きな声で子犬に感謝の言葉を叫びながらどこかへ飛んでいきました。
子犬:「よかったね、ドラゴンさん!今度は大事なツノを無くさないようにね~」
N:それから何年、何百年と時が経ちました。今日も犬たちを見守る七色のツノを付けたドラゴンが、楽しそうに空を飛んでいました。とさ。
:――おしまい