台本概要

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タイトル こんな物語は嫌だ3
作者名 ハスキ  (@e8E3z1ze9Yecxs2)
ジャンル コメディ
演者人数 2人用台本(不問2)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 こんな物語は嫌だと思うお話をコメディにして集めました。兼役がたくさんあるので苦手な方にはおすすめ出来ないかも。今回は「うさぎとかめ」「桃太郎」「最遊記」「サンタクロース」の4本です。
男女不問。アドリブ大歓迎!

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
不問 30 兼ねる役一覧。ナレーション、ウサギ、鬼、牛魔王、サンタ
不問 30 兼ねる役一覧。ナレーション、亀、桃太郎、三蔵法師、トナカイ、子供
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
A:(N)「こんな物語は嫌だ3」 B:(N)「うさぎとかめ」 A:(ウサギ)かめさん、おいらかけっこなら誰にも負けないよ B:(亀)うさぎさん、足早いからね。でも僕も負けないよ。 A:(ウサギ)へー、じゃああの山のてっぺんまでかけっこ勝負しようか B:(亀)望むところだ A:(ウサギ)HAHAHA!あっという間にもうゴール手前まで来ちゃったよ、余裕すぎて相手にならな・・カチッ。ん、なんか踏んだような? B:(N)うさぎは床に仕込まれていた催眠ガスを浴びてしまいました。 A:(ウサギ)くっ、これは亀のしわざか!まさか居眠りする前に眠らしてくるとは。しかし舐めるなよ!ガリッ!痛ーい! B:(N)うさぎは自らの腕を力強く噛んで眠気を吹き飛ばしながら走りました A:(ウサギ)HAHAHA!この程度で足止め出来ると思ったら大きな間違いだっての!おっさき~、カチッ。あら、またなんか踏んだような?うわぁぁぁぁ!! B:(N)落とし穴でした。しかもこの展開を予測していた亀が掘った、深さ50メートルの力作でした A:(ウサギ)はぁ、はぁ、な、なんとか下がクッションあって助かったな。まさか二段構えの罠を用意してるとは亀おそるべし・・ B:(N)なんとか気合いで穴から脱出できたウサギは再びゴールを目指しました A:(ウサギ)よし、ゴールが見えてきたな。流石にもう罠はないだろう、一位は頂きだ!ん?なんか地面が揺れてないか?だんだん激しくなってきたぞ!あ、あれは!? B:(N)ゴールは空に浮かび上がって行きました。高く高く上がっていき、そして空のかなたに消えていきました A:(ウサギ)・・もう亀と勝負はしないでおこう B:(N)「桃太郎」 A:(鬼)ハッハッハ!よく来たな桃太郎とやら。まさか鬼ヶ島に直接乗り込んで来る愚か者がいようとわな。後悔させてやるわ! B:(桃太郎)でたな鬼め、成敗してくれる。さあ、いくぞ!犬! A:(N)現れたのは巨大な体に三つの首を持つ「犬」でした B:(桃太郎)よし、続いて猿カモン! A:(N)現れたのは頭に金の輪っかをつけて手に如意棒を持った「猿」でした B:(桃太郎)最後はお前だ、雉! A:(N)現れたのは二基のターボファンエンジンを搭載し、アクティブレーダーホーミングミサイル通称フェニックス、中距離ミサイル通称スパロー、短距離ミサイル通称サイドワインダーを装備した「雉」でした B:(桃太郎)さあみんな、悪い鬼をこらしめてやろう! A:(鬼)あ、参りました⋯。 B:(N)「最遊記」 A:(牛魔王)我が名は牛魔王!この先を進みたければ私を倒すがいい! B:(三蔵法師)く、天竺(てんじく)を目前に、なんてやっかいな妖怪なんだ! A:(牛魔王)おい、三蔵法師とやら。天竺を目指して旅をしているようだが⋯そいつらはなんだ? B:(三蔵法師)なんだとは失礼な!私が旅の道中に仲間にした素晴らしい者たちですよ! A:(牛魔王)・・そのきさまの前で首輪に繋がれてくるくる回りながら芸を披露しているのは? B:(三蔵法師)悟空です! A:(牛魔王)・・きさまの横にいる疲れきって頭がハゲちらかったサラリーマンは? B:(三蔵法師)沙悟浄(さごじょう)です! A:(牛魔王)・・きさまが今まさにまたがって鞭を入れられてブヒブヒ言いながら喜んでる油まみれのデブは? B:(三蔵法師)猪八戒(ちょはっかい)です! A:(牛魔王)⋯どうぞ、お通り下さい⋯。 B:(N)「サンタクロース」 A:(サンタ)さあて今年も良い子にしてるみんなにプレゼントを届けてやるかのう。トナカイ達、準備はいいかい? B:(トナカイ)ちょっと待てやジジイ A:(サンタ)え、急に口悪ぅ!いったいどうしたというんじゃ? B:(トナカイ)毎年重い荷物運ばせてこき使ってくれとるけど報酬が毎度一人分てどういうことやねん!わしら4匹おんねんぞ! A:(サンタ)あ~そ、そのことか。実は・・わしがパチンコで負けが続いてお金が厳しくてのぅ・・でも勝ったらいっぱいあげるつもりじゃったんじゃ!すまんかった! B:(トナカイ)すまんですんだら警察いらんねん!わしらもうあんたとはやっとれんわい。ほなさいなら A:(サンタ)あー!ちょっと待ってトナカイさん!・・ほんとに行きおったなあいつら B:(N)トナカイを失ったサンタクロースは仕方がないのでプレゼントをかついで自らの足で配りに行くことにしました A:(サンタ)はぁ、はぁ、ろ、老体の体にはちと堪(こた)えるわい B:(N)重い荷物を持ち足がぷるぷるしながらもなんとか歩いたサンタクロースは目的の家に到着しました A:(サンタ)お、なんとか目的の家に着いたか。では煙突からこっそりお邪魔するかの⋯ん?あれ? B:(N)当然現代の家には煙突などありませんでした。 A:(サンタ)く、なんじゃ・・サンタクロースと言えば煙突からの侵入がお決まりじゃろ。まったく、世知辛い世の中じゃ。かくなる上は・・ B:(N)サンタクロースは窓から侵入する事にしました。しかし窓には鍵がかかってました A:(サンタ)なんじゃ、こんな日に窓を開けてないとはまったく、なっとらんな。ふーむ、仕方ないの。ゴソゴソ、あったあった B:(N)サンタは「バールのようなもの」取り出しました A:(サンタ)こいつなら一発じゃ。よーし、ん・・? B:(子供)お、お父さん!お母さん!外にドロボーがいるよ~~!! A:(サンタ)あ、ちょ、ちが、待つんじゃわしはけして怪しい者じゃないぞ~!? B:(N)その後パトカーで連行されるお爺さんの声が夜の街に響いたとさ。 :おわり

A:(N)「こんな物語は嫌だ3」 B:(N)「うさぎとかめ」 A:(ウサギ)かめさん、おいらかけっこなら誰にも負けないよ B:(亀)うさぎさん、足早いからね。でも僕も負けないよ。 A:(ウサギ)へー、じゃああの山のてっぺんまでかけっこ勝負しようか B:(亀)望むところだ A:(ウサギ)HAHAHA!あっという間にもうゴール手前まで来ちゃったよ、余裕すぎて相手にならな・・カチッ。ん、なんか踏んだような? B:(N)うさぎは床に仕込まれていた催眠ガスを浴びてしまいました。 A:(ウサギ)くっ、これは亀のしわざか!まさか居眠りする前に眠らしてくるとは。しかし舐めるなよ!ガリッ!痛ーい! B:(N)うさぎは自らの腕を力強く噛んで眠気を吹き飛ばしながら走りました A:(ウサギ)HAHAHA!この程度で足止め出来ると思ったら大きな間違いだっての!おっさき~、カチッ。あら、またなんか踏んだような?うわぁぁぁぁ!! B:(N)落とし穴でした。しかもこの展開を予測していた亀が掘った、深さ50メートルの力作でした A:(ウサギ)はぁ、はぁ、な、なんとか下がクッションあって助かったな。まさか二段構えの罠を用意してるとは亀おそるべし・・ B:(N)なんとか気合いで穴から脱出できたウサギは再びゴールを目指しました A:(ウサギ)よし、ゴールが見えてきたな。流石にもう罠はないだろう、一位は頂きだ!ん?なんか地面が揺れてないか?だんだん激しくなってきたぞ!あ、あれは!? B:(N)ゴールは空に浮かび上がって行きました。高く高く上がっていき、そして空のかなたに消えていきました A:(ウサギ)・・もう亀と勝負はしないでおこう B:(N)「桃太郎」 A:(鬼)ハッハッハ!よく来たな桃太郎とやら。まさか鬼ヶ島に直接乗り込んで来る愚か者がいようとわな。後悔させてやるわ! B:(桃太郎)でたな鬼め、成敗してくれる。さあ、いくぞ!犬! A:(N)現れたのは巨大な体に三つの首を持つ「犬」でした B:(桃太郎)よし、続いて猿カモン! A:(N)現れたのは頭に金の輪っかをつけて手に如意棒を持った「猿」でした B:(桃太郎)最後はお前だ、雉! A:(N)現れたのは二基のターボファンエンジンを搭載し、アクティブレーダーホーミングミサイル通称フェニックス、中距離ミサイル通称スパロー、短距離ミサイル通称サイドワインダーを装備した「雉」でした B:(桃太郎)さあみんな、悪い鬼をこらしめてやろう! A:(鬼)あ、参りました⋯。 B:(N)「最遊記」 A:(牛魔王)我が名は牛魔王!この先を進みたければ私を倒すがいい! B:(三蔵法師)く、天竺(てんじく)を目前に、なんてやっかいな妖怪なんだ! A:(牛魔王)おい、三蔵法師とやら。天竺を目指して旅をしているようだが⋯そいつらはなんだ? B:(三蔵法師)なんだとは失礼な!私が旅の道中に仲間にした素晴らしい者たちですよ! A:(牛魔王)・・そのきさまの前で首輪に繋がれてくるくる回りながら芸を披露しているのは? B:(三蔵法師)悟空です! A:(牛魔王)・・きさまの横にいる疲れきって頭がハゲちらかったサラリーマンは? B:(三蔵法師)沙悟浄(さごじょう)です! A:(牛魔王)・・きさまが今まさにまたがって鞭を入れられてブヒブヒ言いながら喜んでる油まみれのデブは? B:(三蔵法師)猪八戒(ちょはっかい)です! A:(牛魔王)⋯どうぞ、お通り下さい⋯。 B:(N)「サンタクロース」 A:(サンタ)さあて今年も良い子にしてるみんなにプレゼントを届けてやるかのう。トナカイ達、準備はいいかい? B:(トナカイ)ちょっと待てやジジイ A:(サンタ)え、急に口悪ぅ!いったいどうしたというんじゃ? B:(トナカイ)毎年重い荷物運ばせてこき使ってくれとるけど報酬が毎度一人分てどういうことやねん!わしら4匹おんねんぞ! A:(サンタ)あ~そ、そのことか。実は・・わしがパチンコで負けが続いてお金が厳しくてのぅ・・でも勝ったらいっぱいあげるつもりじゃったんじゃ!すまんかった! B:(トナカイ)すまんですんだら警察いらんねん!わしらもうあんたとはやっとれんわい。ほなさいなら A:(サンタ)あー!ちょっと待ってトナカイさん!・・ほんとに行きおったなあいつら B:(N)トナカイを失ったサンタクロースは仕方がないのでプレゼントをかついで自らの足で配りに行くことにしました A:(サンタ)はぁ、はぁ、ろ、老体の体にはちと堪(こた)えるわい B:(N)重い荷物を持ち足がぷるぷるしながらもなんとか歩いたサンタクロースは目的の家に到着しました A:(サンタ)お、なんとか目的の家に着いたか。では煙突からこっそりお邪魔するかの⋯ん?あれ? B:(N)当然現代の家には煙突などありませんでした。 A:(サンタ)く、なんじゃ・・サンタクロースと言えば煙突からの侵入がお決まりじゃろ。まったく、世知辛い世の中じゃ。かくなる上は・・ B:(N)サンタクロースは窓から侵入する事にしました。しかし窓には鍵がかかってました A:(サンタ)なんじゃ、こんな日に窓を開けてないとはまったく、なっとらんな。ふーむ、仕方ないの。ゴソゴソ、あったあった B:(N)サンタは「バールのようなもの」取り出しました A:(サンタ)こいつなら一発じゃ。よーし、ん・・? B:(子供)お、お父さん!お母さん!外にドロボーがいるよ~~!! A:(サンタ)あ、ちょ、ちが、待つんじゃわしはけして怪しい者じゃないぞ~!? B:(N)その後パトカーで連行されるお爺さんの声が夜の街に響いたとさ。 :おわり