台本概要

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タイトル 虹に願いを
作者名 ハスキ  (@e8E3z1ze9Yecxs2)
ジャンル ラブストーリー
演者人数 2人用台本(男1、女1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 ある日男は突然の雨に打たれて雨宿りをする事になった。雨が落ち着いたその時、目の前に広がったのは綺麗な虹。男は反射的にカメラを構えシャッターを押した。すると横でも同じようにカメラを切る女性が居た⋯。虹がテーマのラブストーリー。
男女不問。世界観を壊さない程度のアドリブOK。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
33 雨宿りをすることにした男性。虹をカメラを撮るのが好き。
29 個人でお店を経営している女性。虹をカメラで撮って投稿したりが趣味。意外と乙女。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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男:くっそー、突然こんな天気になるなんて聞いてないよー。あーあ、ズボンびしょ濡れじゃん。ん?あそこの店の前で雨宿りさせてもらうか :間 男:ふー助かったー。あれ、もうやんできたな。なんだよー嫌がらせみたいな雨だなー。ん、あれって・・虹じゃん、ラッキー!写真撮っとこ。えーとスマホスマホ・・ 女:やっばー、早くしなきゃ消えちゃう~、急げー!あれ?スマホどこやったっけ? 男:あったあった。よーし、このアングルが最高だな。オートにしてと・・ 女:よし、撮れた!(同時に) 男:よし、撮れたな(同時に) 女:え⋯? 男:え⋯?あ、いや違いますよ!俺が撮ったのはあなたじゃないですから! 女:・・ 男:あ!ほらこれ!この俺のスマホの写真フォルダ見てもらったらわかりますから!ほら、時間もさっきの時間でしょ? 女:あ、これ・・虹。 男:そー!これは正真正銘、あの今見えてる虹です!こんなに美しいものがこの世にあるのかってくらい、俺は虹が好きなので見つけたら撮らずにはいられないです! 女:そ、そうなんだね。そんなに虹が好きなんだ、君。もうわかったから気にしないで。さっきは同じタイミングだったから少しびっくりしちゃっただけなの 男:そ、そうだったんだー⋯。誤解が解けてよかった。えーと、お姉さんも虹が好きで撮ってたんですか? 女:うん、そうね。虹が好きって言うのもあるけど、虹を見てると私もあんなふうに綺麗に輝かなきゃなって思えるから 男:・・ 女:ん?私の顔になんかついてる? 男:い、いえいえ!ちょっとぼーっとしてただけです!あ~、虹消えちゃいそうだな~(話をそらすように) 女:あ、ほんとだ。あー消えちゃったね。でも短い時間だったけど、虹好きの私達が見えたのはラッキーだったね 男:ですね。また次いつ見られるかなー 女:そうね、次の雨上がりの日に期待しましょ。じゃあ私は行くわね。またね 男:あ、はいではまたー・・。え、またねって・・いやいや違う違う!深い意味はないから勘違いするな俺!・・よし、帰ろ :間 男:うっわ~ゲリラ豪雨とか聞いてないよー!天気予報見とけば良かった。あーあ、びしょ濡れだ・・ん?なんか前もこんな事あったような?お、あそこで雨宿りさせてもらおう :間 男:いやーついてなかったけどなんとか全身ずぶ濡れだけは避けれたか。ん?なんだよーすぐ止んできたじゃん。いや、だからゲリラ豪雨なんだろうけどさ 女:おーい。 男:まてよ、この展開・・お!虹!虹だー!やっぱ何度見てもすげー。あ、写真撮らなきゃ。スマホスマホ。・・よし、あった。カメラ起動させてと、よし 女:トントン 男:ん? 女:よ、久しぶり 男:うわぁー!びっくりしたー!いつの間に背後に!? 女:いや君にさっきから声かけてたんだけど、虹撮るのに必死で聞こえてないみたいだったからさ 男:あれ?あの時のお姉さん!ど、どうしてここに? 女:いや、君忘れてるかもしれないけど前会った時もこの私の店の前だったよ。でも覚えてたとは感心だね 男:え?あ、ほんとだ。前もこの店の前で雨宿りしてたんだった⋯。私の店?って、お姉さんこの店の人だったんだ。えーと、なんのお店なんですか? 女:そうね、私が個人で店をやってる小さな雑貨屋なんだけど、わりとお得意さんとかもいてね、毎日楽しくやってるわよ。 男:え、個人で経営されてるんですね。自分の店を持つとか、なんかすげー⋯。 女:そんな大層なもんじゃないわよ。それより、いいの君?虹消えちゃうよ? 男:あ、忘れてた!虹撮ろうとしてたんだった。ふー、良かった。まだ消えてないから撮れますね、ありがとうございます 女:いいよ。私も丁度お客さんがひけたタイミングで虹が見えて、これは撮らなきゃって思ってたから。でもまさかまた君が居るとは思わなかったけど 男:ほ、ほんとですね。こんな偶然ってありますかねー。ははは 女:しかも虹好きの二人が虹が出たこのタイミングで再会してるしね、これもなにかの縁かもね。 男:え、縁ですか~!それって・・ 女:あ、ほらほら、今なんか最高に色がハッキリしてていい感じの虹になってるから撮らなきゃ。 男:そ、そうですね!おーこれはいい感じの虹ですねー(やべー!全然虹が頭に入ってこないぞー) 女:よし、私はバッチリ撮れたわよ。ほら。君はどんな感じ? 男:あ、すごく綺麗に撮れてますね!えーと俺もなんとか撮れましたけど・・でもお姉さんみたいにうまく撮れてないと思うから、恥ずかしいな。 女:なーに恥ずかしがってんの。ほら、見せて見なさいよ 男:ちょ、近!あ、めっちゃいい匂い。じゃなくてその、普通に見せますから! 女:ほーどれどれ。あ、君もなかなか撮るのうまいじゃない。 男:そ、そうですか?ありがとうございます。 女:でもやっぱり何度見てもいいわねー。 男:ですね。でも、こんなに綺麗なのにすぐ消えちゃうのが切ないですけどね。・・その、また二人で見たいなー、なんて・・。 女:・・ね、虹のジンクス知ってる? 男:え? 女:好きな人と虹を一緒に見たら両思いになれるんだって。 男:え⋯? 女:ふふふ。 男:あ⋯か、からかってたんですか? 女:え?それは心外ね。私は、この話、信じてるんだけどな⋯。 男:え、あ、すみませんでした⋯。⋯えぇ!? 女:あ、また降ってきたわね。どう?また虹が出るかもしれないから、店の中で待っててみない? 男:⋯そ、そうですね、じゃあお言葉に甘えようかな。虹、また一緒に見たいですから。 :おわり

男:くっそー、突然こんな天気になるなんて聞いてないよー。あーあ、ズボンびしょ濡れじゃん。ん?あそこの店の前で雨宿りさせてもらうか :間 男:ふー助かったー。あれ、もうやんできたな。なんだよー嫌がらせみたいな雨だなー。ん、あれって・・虹じゃん、ラッキー!写真撮っとこ。えーとスマホスマホ・・ 女:やっばー、早くしなきゃ消えちゃう~、急げー!あれ?スマホどこやったっけ? 男:あったあった。よーし、このアングルが最高だな。オートにしてと・・ 女:よし、撮れた!(同時に) 男:よし、撮れたな(同時に) 女:え⋯? 男:え⋯?あ、いや違いますよ!俺が撮ったのはあなたじゃないですから! 女:・・ 男:あ!ほらこれ!この俺のスマホの写真フォルダ見てもらったらわかりますから!ほら、時間もさっきの時間でしょ? 女:あ、これ・・虹。 男:そー!これは正真正銘、あの今見えてる虹です!こんなに美しいものがこの世にあるのかってくらい、俺は虹が好きなので見つけたら撮らずにはいられないです! 女:そ、そうなんだね。そんなに虹が好きなんだ、君。もうわかったから気にしないで。さっきは同じタイミングだったから少しびっくりしちゃっただけなの 男:そ、そうだったんだー⋯。誤解が解けてよかった。えーと、お姉さんも虹が好きで撮ってたんですか? 女:うん、そうね。虹が好きって言うのもあるけど、虹を見てると私もあんなふうに綺麗に輝かなきゃなって思えるから 男:・・ 女:ん?私の顔になんかついてる? 男:い、いえいえ!ちょっとぼーっとしてただけです!あ~、虹消えちゃいそうだな~(話をそらすように) 女:あ、ほんとだ。あー消えちゃったね。でも短い時間だったけど、虹好きの私達が見えたのはラッキーだったね 男:ですね。また次いつ見られるかなー 女:そうね、次の雨上がりの日に期待しましょ。じゃあ私は行くわね。またね 男:あ、はいではまたー・・。え、またねって・・いやいや違う違う!深い意味はないから勘違いするな俺!・・よし、帰ろ :間 男:うっわ~ゲリラ豪雨とか聞いてないよー!天気予報見とけば良かった。あーあ、びしょ濡れだ・・ん?なんか前もこんな事あったような?お、あそこで雨宿りさせてもらおう :間 男:いやーついてなかったけどなんとか全身ずぶ濡れだけは避けれたか。ん?なんだよーすぐ止んできたじゃん。いや、だからゲリラ豪雨なんだろうけどさ 女:おーい。 男:まてよ、この展開・・お!虹!虹だー!やっぱ何度見てもすげー。あ、写真撮らなきゃ。スマホスマホ。・・よし、あった。カメラ起動させてと、よし 女:トントン 男:ん? 女:よ、久しぶり 男:うわぁー!びっくりしたー!いつの間に背後に!? 女:いや君にさっきから声かけてたんだけど、虹撮るのに必死で聞こえてないみたいだったからさ 男:あれ?あの時のお姉さん!ど、どうしてここに? 女:いや、君忘れてるかもしれないけど前会った時もこの私の店の前だったよ。でも覚えてたとは感心だね 男:え?あ、ほんとだ。前もこの店の前で雨宿りしてたんだった⋯。私の店?って、お姉さんこの店の人だったんだ。えーと、なんのお店なんですか? 女:そうね、私が個人で店をやってる小さな雑貨屋なんだけど、わりとお得意さんとかもいてね、毎日楽しくやってるわよ。 男:え、個人で経営されてるんですね。自分の店を持つとか、なんかすげー⋯。 女:そんな大層なもんじゃないわよ。それより、いいの君?虹消えちゃうよ? 男:あ、忘れてた!虹撮ろうとしてたんだった。ふー、良かった。まだ消えてないから撮れますね、ありがとうございます 女:いいよ。私も丁度お客さんがひけたタイミングで虹が見えて、これは撮らなきゃって思ってたから。でもまさかまた君が居るとは思わなかったけど 男:ほ、ほんとですね。こんな偶然ってありますかねー。ははは 女:しかも虹好きの二人が虹が出たこのタイミングで再会してるしね、これもなにかの縁かもね。 男:え、縁ですか~!それって・・ 女:あ、ほらほら、今なんか最高に色がハッキリしてていい感じの虹になってるから撮らなきゃ。 男:そ、そうですね!おーこれはいい感じの虹ですねー(やべー!全然虹が頭に入ってこないぞー) 女:よし、私はバッチリ撮れたわよ。ほら。君はどんな感じ? 男:あ、すごく綺麗に撮れてますね!えーと俺もなんとか撮れましたけど・・でもお姉さんみたいにうまく撮れてないと思うから、恥ずかしいな。 女:なーに恥ずかしがってんの。ほら、見せて見なさいよ 男:ちょ、近!あ、めっちゃいい匂い。じゃなくてその、普通に見せますから! 女:ほーどれどれ。あ、君もなかなか撮るのうまいじゃない。 男:そ、そうですか?ありがとうございます。 女:でもやっぱり何度見てもいいわねー。 男:ですね。でも、こんなに綺麗なのにすぐ消えちゃうのが切ないですけどね。・・その、また二人で見たいなー、なんて・・。 女:・・ね、虹のジンクス知ってる? 男:え? 女:好きな人と虹を一緒に見たら両思いになれるんだって。 男:え⋯? 女:ふふふ。 男:あ⋯か、からかってたんですか? 女:え?それは心外ね。私は、この話、信じてるんだけどな⋯。 男:え、あ、すみませんでした⋯。⋯えぇ!? 女:あ、また降ってきたわね。どう?また虹が出るかもしれないから、店の中で待っててみない? 男:⋯そ、そうですね、じゃあお言葉に甘えようかな。虹、また一緒に見たいですから。 :おわり