台本概要
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タイトル | モニター5(ファイブ) |
---|---|
作者名 | あきら (@Akira_Shumiakaa) |
ジャンル | ミステリー |
演者人数 | 5人用台本(男2、女3) |
時間 | 20 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
モニターに映し出される2人の人物。 助ける事が出来るのはどちらか1人…、命とは何か、善悪とは何か。迫られる決断を乗り越えてください。 ★使用に対し一切の制限はございません。キャッシュ表示も不要ですが、使用報告を作者のTwitterのDMにして下さると嬉しいです。 【性別はあくまで目安になりますのでお好きにどうぞ。性別を変えた場合はアナウンスとモノローグのセリフにお気をつけください。】 494 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
中毒死 | 男 | 22 | 素直な性格 |
暴行死 | 男 | 31 | 駆け引き上手 |
焼死 | 女 | 55 | パニック症 |
感電死 | 女 | 36 | 飄々としている |
出血死 | 女 | 27 | 不気味 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:【男女不問】モニター5(ファイブ)
:
0:(役のお名前のところは、宜しければ演者様のお名前をお入れ下さい。好きな名前でも大丈夫です。)
:
:
:
0:マーカー用です。
中毒死:素直な性格。☆男性
暴行死:駆け引き上手。☆男性
焼死:パニック症。☆女性
感電死:飄々としている。☆女性
出血死:不気味。☆女性
アナウンス:(どなたでもOK。4回あるので毎回違う人が演じるか、1人が全て演じるか…。お好きに演じてください。)
:
:
0:本編
:
中毒死:「あの…、起きてください!大丈夫ですか?起きてください…!!」
焼死:「う、うーん…」
中毒死:「早く…、早く起きて!」
暴行死:「…うるせぇな。放っておけば勝手に起きるだろ、騒ぐなよ」
中毒死:「はっ…!だ、誰の声だ…?男…?このモニターに映ってる人じゃない…!?」
:
焼死M:(酷い頭痛の彼方から意識を取り戻せば、そこは真っ暗な部屋の中。
焼死M:目の前には二つの大きなモニターが横に並んで置かれ、それぞれのモニターの中から、男性が二人…こちらの部屋を覗き込むように助けを求めていた)
:
焼死:「あ…あなた、達は…?」
:
中毒死:「あぁ…っ、やっと起きてくれた!すみませんっ、助けてくれませんか?」
焼死:「た、助ける?一体どうしたのですか?!」
暴行死:「…見てわかんねぇのか。ここに閉じ込められてんだよ。」
焼死:「閉じ込め…?」
中毒死:「は、はい!気が付いたらここに閉じ込められていて…、……あの…他にもどなたかいらっしゃるのですか?男性のお声…?」
焼死:「あ、は、はい!隣?のお部屋にもどなたか閉じ込められています…!」
中毒死:「ぁぁあっ、僕以外にも被害者が…!あの、僕は○○(お名前どうぞ)って言います!貴女は…?」
焼死:「わ、私は○○(お名前どうぞ)と、言います」
暴行死:「……○○(お名前どうぞ)だ。」
焼死:「あの、お2人はどうしてそんな所に閉じ込めーー」
中毒死:「(被せ気味に)うわぁ!な、なんだ…天井から変なガスみたいなのが…ごほっ、ごほっ…」
焼死:「ひぃ…!(暴行死の方を見て名前を呼び)
焼死:あ、あの…○○さん!後ろに金属バットを持った大きな男性が…!」
暴行死:「……(冷静に)あぁ。俺は今からこいつに殴り殺される。隣の奴は、毒ガスだろ」
焼死:「…は?殴り殺され、る…?毒ガス?何を言って…!」
中毒死:「げほ…っ、げほ…っ、くるし…、なんだ、このガス…っ!!」
焼死:「ま、待って!何、なんなの…!?」
暴行死:「いいか、よく聞け。俺が映し出されているモニターの前に、黒いボタンがあるだろう?」
焼死:「…こ、これ?」
暴行死:「そうだ、それを押せ!早く!今すぐにだ!!」
中毒死:「な、なんだ?なんなんだ…?」
暴行死:「ぐは…っ(殴られ)
暴行死:い、いいか、その…毒ガスの部屋に居る奴は、殺人犯だ!俺たちはどっちかしか助からない、だからそいつを殺せ!」
中毒死:「はあ!?てめぇ、何言って!(迫力のある声で)
中毒死:…ごほっ、ごほ…!もう、息、が…!!たすげ…っ!」
暴行死:「ほうらな、本性を現し始めやがった!ぐは…っ!
暴行死:さっさと…!さっさとボタン押せよおらぁ!!」
中毒死:「や、めて…っ、僕を助けてくださ…っ」
焼死:「いやぁ…っ、ど、どうすれば…!どっちのボタンを押せばいいのぉ…!?(頭を抱え)」
暴行死:「(お腹を思い切り殴られ嗚咽し)
暴行死:うえ…っ、俺、なら…っ、なんでこうなってるか、…知って、いる…!
暴行死:お前を助けてやれ、る…!」
焼死:「!?」
中毒死:「や、やだ…やめてくださ…っ、もう、ぐるじ…っ」
焼死:「…っ、(中毒死の名前を呼び)さん…!ごめんなさい!」
:
0:(黒いボタンを思い切り押した瞬間、暴行死の部屋の男の動きがピタリと止まり)
:
:
焼死:「お、男の動きが…と、止まった…?」
中毒死:「うぁぁぁあ…ーーーーっっ!」
焼死:「あぁぁ…!いやぁ…っ、本当に死んじゃった…!?」
暴行死:「く…っ、ふ…ふふふ、ふははははははははは!!!」
:
焼死:「え…、な、何これ…!いきなり部屋の電気が点いて後ろのモニターが…!」
:
アナウンス:「お疲れ様でした。無事に死刑を執行出来ましたね。
アナウンス:次はアナタが断罪を受ける番です」
:
焼死:「死刑…?」
暴行死:「ふ…、ふははは。これはな、新しく施行された死刑執行法なんだよ!
暴行死:死刑を執行するのも、死刑囚が良いだなんて、よく考えられたものだよなぁ!?」
焼死:「あなた…、何を言って…!」
暴行死:「あぁ、はいはい…。お前も直ぐに思い出す。妙な薬を打たれたせいで、少しの間記憶が飛ぶ仕組みらしいからな。
暴行死:だが、さっきの毒ガスで死んだ奴みたいに…稀に記憶が戻らない奴がいるみたいだ…バカが。」
:
アナウンス:「ですが、新しい法律により最後のチャンスが与えられました。
アナウンス:死刑囚No.801と競い、後ろのモニターに映し出されている女性の目の前にある、白いボタンを押させる事が出来れば今から放たれるアナタの部屋の火は消火されます。
アナウンス:上手く彼女を騙し、あと二人、死刑の執行に尽力すればアナタは無罪放免。
アナウンス:死刑囚No.601番。
アナウンス:それでは死刑執行…スタート!」
:
焼死M:(その瞬間…、全てを思い出した。
焼死M:自分が犯した罪も、ここに居る理由も、何もかも…。
焼死M:
焼死M:さぁ、笑え。
焼死M:飛び切りの甘い声で彼女を起こそうでは無いか)
暴行死M:(先程まで狼狽えていただけの女の顔が変わる…)
暴行死:「…はんっ、全てを思い出したみたいだな?」
焼死:「悪いけど…、さっきの奴みたいなヘマを私はしないわよ?」
暴行死:「悪いが、俺も引くつもりはねぇ…」
焼死:「生き残るのは…」
暴行死:「俺だ」
焼死:「私だ!」
:
:
:
0:間
:
暴行死:「…起きてください。お嬢さん。大丈夫ですか?」
感電死:「う、うーん…」
焼死:「……」
暴行死:「起きてください。あなたに僕を助けて貰いたいんです…」
感電死M:(酷い頭痛の彼方から意識を取り戻せば、そこは真っ暗な部屋の中。
感電死M:目の前には二つの大きなモニターが横に並んで置かれ、それぞれのモニターの中から、男女が二人…こちらの部屋を覗き込むように助けを求めていた。)
:
感電死:「…誰?アナタ達は一体…」
暴行死:「驚かせてしまい、申し訳ありません。僕は…」
焼死:「結婚詐欺師よ」
暴行死:「!?」
焼死:「全て思い出したの。騙されないで、この男は有名な結婚詐欺師。テレビで見た事ない?」
感電死:「え…っ」
暴行死:「おい待て!てめぇ、何言って…!!」
焼死:「(被せ気味に)
焼死:ねぇ、初めまして。私の名前は○○(名前をどうぞ)。看護師をしているの。貴女のお名前は?怪我してない?」
感電死:「え…、怪我はしてないわ。そっちの男性の方(ほう)がよっぽど…」
焼死:「あぁ、その男の怪我は自業自得なの。私、実は手違いでここに連れて来られてしまったみたいで…助けてくれない?」
暴行死:「ふざけんな!」
感電死:「た…助ける?」
焼死:「そうなの。貴女の目の前に白いボタン、あるわよね?それ、押してくれるだけでいいの。…っ、あつ…い、何これ床が…!…っ、もう火が…!」
暴行死:「…っ、は!またお前かよ…」
感電死:「え、何…金属バットを持った男が部屋に…!」
焼死:「いいのっ、あの男の事は気にしないで…っ!」
暴行死:「やめろ…っ、来るな!」
感電死:「な、何…?なんなの…、この状況…っ」
暴行死:「黒いボタンだ!黒いボタンを押せ、それで俺は助かる…!!」
焼死:「いやぁ…っ、熱い…!床がどんどん熱く…!!白いボタン、白いボタンよ…っ!!」
感電死:「そんな…っ、分からない…!」
焼死:「いやぁぁあっ、足が…っ、足が…!!」
暴行死:「げほ…っ、ぐは…っ!(殴られ続け)」
:
:
0:間
:
感電死:「う…、ふふふ…」
暴行死:「て、め…ぇ、何がおかし…!」
焼死:「助けて…っ、たすけてぇ…!」
感電死:「なぁーんちゃって(白いボタンを押し)」
焼死:「…っ、は…!火が…止まった…っ」
暴行死:「!?
暴行死:お前…っ、まさか…!!」
感電死:「そうよ、白いボタン押しちゃった~♪」
暴行死:「な、んで…っ、ふざけ、んなて!ぐはぁ…!うぉぉおおおお!」
感電死:「お前こそ、ふざけるなよ。私の顔、忘れやがって」
暴行死:「…!?お前、まさか…」
感電死:「そうよ、アンタに騙されて全てを失った女。
感電死:アンタの死刑が執行されるって聞いて…志願してきたの」
焼死:「志願…?」
感電死:「そうよ、この手でアンタを殺す為にこんな所まで来てやったの!」
暴行死:「ふざ、け…(大きく振り上げられるバットに気付き)
暴行死:…はは、…くそが…。こんな事なら、もっと…女…騙しときゃ、良かった、ぜ…ぐふ…」
焼死:「か、勝った…?」
感電死:「うふ…うふふふふ、やった!やったわ!あいつをこの手で殺してやった!!」
アナウンス:「お疲れ様でした。無事に死刑を執行出来ましたね。
アナウンス:次はアナタが断罪を受ける番です。」
:
感電死:「…は?何これ、いきなり部屋の電気がついて、後ろのモニターが…?そして、何このアナウンス…!
感電死:待って…、待ってよ!私は死刑囚じゃない!ただこいつを殺したいって志願してきただけで…っ」
焼死:「ふふ…あはははは、志願?あんた今、人殺しになったのよぉー?」
感電死:「何を…」
焼死:「あんたも、無事に死刑囚になったってことでしょ?」
感電死:「ふざけないで!私は…っ」
:
アナウンス:「ですが、新しい法律により最後のチャンスが与えられました。
アナウンス:死刑囚No.601と競い、後ろのモニターに映し出されている女性の目の前にある、黒いボタンを押させる事が出来れば今から部屋に流される電流は止まります。
アナウンス:上手く彼女を騙し、あと二人、死刑の執行に尽力すればアナタは無罪放免。
アナウンス:死刑囚No.206番。
アナウンス:それでは死刑執行…スタート!」
:
:
感電死:「うそ…、うそでしょ…!なんで私がこんな事に…っ!!」
焼死:「あははははは!こうなったら楽しみましょー?私とあんたで殺し合うのよ!」
感電死:「……っ(奥歯を噛み締め)
感電死:いいわよ…。やってやる。」
焼死:「ふふー?」
感電死:「どうせそこに映ってる女も、あんたも…アイツと同じくクズなんでしょう?だったら…やってやるわよ!」
焼死:「へぇ、私に勝てるとでも?」
感電死:「当たり前よ…。絶対に、絶対に負けない…。
:
:
:
感電死:生き残るのは…私よ!!!」
:
:
:
:
0:間
:
焼死:「あのー…起きてください…、大丈夫、ですか?風邪引きますよ?」
出血死:「うーん…」
感電死:「…っ、ふん」
焼死:「…あんたも手伝いなさいよ」
出血死M:(酷い頭痛の彼方から意識を取り戻せば、そこは真っ暗な部屋の中。
出血死M:目の前には二つの大きなモニターが横に並んで置かれ、それぞれのモニターの中から、女が二人…こちらの部屋を覗き込むように助けを求めていた)
:
出血死:「え…誰?」
焼死:「あっ、良かった…!えっと、私…○○(お名前どうぞ)って言います。」
感電死:「私は○○(お名前どうぞ)。
感電死:私達、気が付いたらここに閉じ込められていて…あの、貴女は?」
出血死:「私…?私は…あれ、なんで?何も思い出せない…」
焼死:「(鼻で笑い)」
感電死:「あのね、よく聞いて!私ね、もう1つのモニターに映ってる女に騙されてここに閉じ込められてるの!助けてくれない?」
焼死:「はあ?あんた…っ、いきなり何を…」
感電死:「よく見て?そいつの顔!看護師やってて、自分の勤めていた病院で患者を殺したのよ!
感電死:ニュースで見たことあると思う!」
焼死:「ちが…っ、あれは、安楽死を望んでた人が…っ!」
出血死:「………」
感電死:「痛…っ!何…?今、壁から電気みたいなのが…」
焼死:「ひ…っ、また…!?また床から火が…!」
感電死:「ほ、ほら!また、とか言ってるしょ?そいつ、死刑囚なのよ!」
焼死:「お前!いい加減にし…っ、ぁぁあっ、あづい…っ、あぁあ…、さっき焼けた所がまた…!!」
感電死:「いやぁあっ、徐々に電流みたいなのが強く…っ」
出血死:「ふ…っ、ふ…ふはははは!」
焼死:「!?」
感電死:「!?」
出血死:「私はなぁ…、クスリが効かない体質なんだよ」
感電死:「…は?アンタ、まさか…っ」
焼死:「記憶があるっていうの…!?」
出血死:「そう…、そして以前にもこの死刑ゲームを生き抜いた」
感電死:「…生き、抜い、た…?」
焼死:「待って…!これで終わりじゃないの?アンタがそこの女殺してくれたら私は無罪放免って…」
出血死:「うひゃひゃひゃひゃ!信じてんのかよ?あんなアナウンスの事」
感電死:「(電流が流され)
感電死:う"あ"ァあ…!!いやぁ、痛い…っ、もうやめてぇ…っ」
焼死:「あぁぁ…っ、あつい、あついいいい!早く押して!ボタン押してよおお…っ」
出血死:「押すわけねぇだろ。お前らは2人ともここで死ぬんだよ。第ニラウンドも、これで私の勝ちって訳だ。うひ…うひゃひゃひゃひゃ!」
感電死:「ぁあ…っ、いや…っ、こんな事…、なら、…あいつに復讐なんかせずに、田舎に帰れば良かった…っ!ぁあ…っ、おかあ、さ…、んっ…」
焼死:「私、は…私は悪いことなんて、してない…っ、助けてって望まれたからやったのよ!(泣きながら)」
出血死:「だーから、なんだよ。ここに居るのは皆、身勝手な殺人鬼。泣いて許される世界じゃねーんだよ」
焼死:「ぁぁあ…っ、神様ぁあ…っ!!」
:
:
0:二つのモニターの電源が切れ、後ろのモニターにうつ伏せで倒れている男が映し出される。
:
出血死:「…ふん。さぁて、と…二人殺したぜ?どうなるんだー?アナウンスさんよぉ」
:
:
アナウンス:「お疲れ様でした。無事に死刑を執行出来ましたね。
アナウンス:次はアナタが断罪を受ける番です。」
:
出血死:「…チッ、またこれかよ。」
:
アナウンス:「先程、予期せぬエラーが起こり運良く生き残った死刑囚が居ます。
アナウンス:死刑囚No.302」
:
中毒死:「…ゔゔ…、喉が、いたい…、息が出来な…っ」
:
アナウンス:「その男に直接手を下しなさい」
出血死:「…は?待てよ、直接ってなんだ?」
アナウンス:「その男に直接手を下しなさい」
出血死:「おい…、待てよ!なんだ、これは」
アナウンス:「観客席が望まれている事を行いなさい」
出血死:「……観客席、だ?」
中毒死:「…おも、い…だした。」
出血死:「はあ?何を今更。お前の罪なんて聞いても仕方ねぇんだよ」
中毒死:「これは…死刑なんか、じゃない…」
出血死:「お前…何言っ、て…」
アナウンス:「その男に直接手を下しなさい。目の前にある黒いボタンを押せばその男の部屋に毒ガスが注がれます。白いボタンを押せば、アナタの部屋の壁からカッターが無数に飛び出します」
:
中毒死:「ま、って…まって、くれ…俺、は…あっち側、の人間だった…この、ゲーム、の…」
出血死:「………」
中毒死:「や、めてくれ…殺さないで、くれ…!俺ならお前を、ここから、出してやれ…っ」
:
0:無言で黒いボタンを押し
:
中毒死:「うわぁぁあっ、か、顔が…っ、顔が溶ける…!!」
出血死:「…うっせぇよ、これがなんであろうと、私は負けない」
中毒死:「ぐはぁあ…っ、やめ、ろ…っ、ぁぁあ…っ、つま、つまが…むすめが、いるんだ…っ」
出血死:「ふんっ。聞き飽きたよ、命乞いなんてなぁ!!!」
中毒死:「あ…ッ、ァ………、こんな、ことなら…、ゲームなんて、始めなきゃ…よが、…っだ……」
出血死:「………」
:
アナウンス:「お疲れ様です。今回も無事に死刑を執行出来ましたね。
アナウンス:次はアナタが断罪を受ける番です」
:
出血死:「は…、は…はははははは!!あぁ、やってやるさ、何回でも断罪を受けてやる!ここは好きなだけ人殺しを愉しめる場所って事だろー?」
:
アナウンス:「死刑囚No.208」
出血死:「…〇〇(お名前をどうぞ)。
出血死:〇〇だ。変なナンバーで呼ぶな、クソ野郎どもが。」
アナウンス:「……… 」
出血死:「いいか、お前らのクソゲームに好きなだけ付き合ってやるよ。だから…殺しがいのある奴を捕まえてこい。そして…高みの見物を決め込んでいるお前らも…いつか殺してやるよ!」
:
:
アナウンス:「(小さく笑う)」
:
:
0:間
:
出血死M:「(クソみたいな人生だった…。
出血死M:父親に毎日殴られ、母親に捨てられ、挙げ句に飲み屋でうっかり殴った相手がこのゲームの主催者の一人だったとはな。
出血死M:私には帰る場所も何も無い。
出血死M:ここで…この場所で戦い抜いてやる!
:
:
出血死:「見てろよ、私のクソみたいな運命。私は絶対に負けやしない…。」
:
アナウンス:「死刑囚No.208。
アナウンス:それでは、死刑執行ゲーム第三ラウンド。…スタート!」
:
:
出血死:「生き残るのは…私だ!!」
:
0:~完~
0:【男女不問】モニター5(ファイブ)
:
0:(役のお名前のところは、宜しければ演者様のお名前をお入れ下さい。好きな名前でも大丈夫です。)
:
:
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0:マーカー用です。
中毒死:素直な性格。☆男性
暴行死:駆け引き上手。☆男性
焼死:パニック症。☆女性
感電死:飄々としている。☆女性
出血死:不気味。☆女性
アナウンス:(どなたでもOK。4回あるので毎回違う人が演じるか、1人が全て演じるか…。お好きに演じてください。)
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0:本編
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中毒死:「あの…、起きてください!大丈夫ですか?起きてください…!!」
焼死:「う、うーん…」
中毒死:「早く…、早く起きて!」
暴行死:「…うるせぇな。放っておけば勝手に起きるだろ、騒ぐなよ」
中毒死:「はっ…!だ、誰の声だ…?男…?このモニターに映ってる人じゃない…!?」
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焼死M:(酷い頭痛の彼方から意識を取り戻せば、そこは真っ暗な部屋の中。
焼死M:目の前には二つの大きなモニターが横に並んで置かれ、それぞれのモニターの中から、男性が二人…こちらの部屋を覗き込むように助けを求めていた)
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焼死:「あ…あなた、達は…?」
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中毒死:「あぁ…っ、やっと起きてくれた!すみませんっ、助けてくれませんか?」
焼死:「た、助ける?一体どうしたのですか?!」
暴行死:「…見てわかんねぇのか。ここに閉じ込められてんだよ。」
焼死:「閉じ込め…?」
中毒死:「は、はい!気が付いたらここに閉じ込められていて…、……あの…他にもどなたかいらっしゃるのですか?男性のお声…?」
焼死:「あ、は、はい!隣?のお部屋にもどなたか閉じ込められています…!」
中毒死:「ぁぁあっ、僕以外にも被害者が…!あの、僕は○○(お名前どうぞ)って言います!貴女は…?」
焼死:「わ、私は○○(お名前どうぞ)と、言います」
暴行死:「……○○(お名前どうぞ)だ。」
焼死:「あの、お2人はどうしてそんな所に閉じ込めーー」
中毒死:「(被せ気味に)うわぁ!な、なんだ…天井から変なガスみたいなのが…ごほっ、ごほっ…」
焼死:「ひぃ…!(暴行死の方を見て名前を呼び)
焼死:あ、あの…○○さん!後ろに金属バットを持った大きな男性が…!」
暴行死:「……(冷静に)あぁ。俺は今からこいつに殴り殺される。隣の奴は、毒ガスだろ」
焼死:「…は?殴り殺され、る…?毒ガス?何を言って…!」
中毒死:「げほ…っ、げほ…っ、くるし…、なんだ、このガス…っ!!」
焼死:「ま、待って!何、なんなの…!?」
暴行死:「いいか、よく聞け。俺が映し出されているモニターの前に、黒いボタンがあるだろう?」
焼死:「…こ、これ?」
暴行死:「そうだ、それを押せ!早く!今すぐにだ!!」
中毒死:「な、なんだ?なんなんだ…?」
暴行死:「ぐは…っ(殴られ)
暴行死:い、いいか、その…毒ガスの部屋に居る奴は、殺人犯だ!俺たちはどっちかしか助からない、だからそいつを殺せ!」
中毒死:「はあ!?てめぇ、何言って!(迫力のある声で)
中毒死:…ごほっ、ごほ…!もう、息、が…!!たすげ…っ!」
暴行死:「ほうらな、本性を現し始めやがった!ぐは…っ!
暴行死:さっさと…!さっさとボタン押せよおらぁ!!」
中毒死:「や、めて…っ、僕を助けてくださ…っ」
焼死:「いやぁ…っ、ど、どうすれば…!どっちのボタンを押せばいいのぉ…!?(頭を抱え)」
暴行死:「(お腹を思い切り殴られ嗚咽し)
暴行死:うえ…っ、俺、なら…っ、なんでこうなってるか、…知って、いる…!
暴行死:お前を助けてやれ、る…!」
焼死:「!?」
中毒死:「や、やだ…やめてくださ…っ、もう、ぐるじ…っ」
焼死:「…っ、(中毒死の名前を呼び)さん…!ごめんなさい!」
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0:(黒いボタンを思い切り押した瞬間、暴行死の部屋の男の動きがピタリと止まり)
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焼死:「お、男の動きが…と、止まった…?」
中毒死:「うぁぁぁあ…ーーーーっっ!」
焼死:「あぁぁ…!いやぁ…っ、本当に死んじゃった…!?」
暴行死:「く…っ、ふ…ふふふ、ふははははははははは!!!」
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焼死:「え…、な、何これ…!いきなり部屋の電気が点いて後ろのモニターが…!」
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アナウンス:「お疲れ様でした。無事に死刑を執行出来ましたね。
アナウンス:次はアナタが断罪を受ける番です」
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焼死:「死刑…?」
暴行死:「ふ…、ふははは。これはな、新しく施行された死刑執行法なんだよ!
暴行死:死刑を執行するのも、死刑囚が良いだなんて、よく考えられたものだよなぁ!?」
焼死:「あなた…、何を言って…!」
暴行死:「あぁ、はいはい…。お前も直ぐに思い出す。妙な薬を打たれたせいで、少しの間記憶が飛ぶ仕組みらしいからな。
暴行死:だが、さっきの毒ガスで死んだ奴みたいに…稀に記憶が戻らない奴がいるみたいだ…バカが。」
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アナウンス:「ですが、新しい法律により最後のチャンスが与えられました。
アナウンス:死刑囚No.801と競い、後ろのモニターに映し出されている女性の目の前にある、白いボタンを押させる事が出来れば今から放たれるアナタの部屋の火は消火されます。
アナウンス:上手く彼女を騙し、あと二人、死刑の執行に尽力すればアナタは無罪放免。
アナウンス:死刑囚No.601番。
アナウンス:それでは死刑執行…スタート!」
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焼死M:(その瞬間…、全てを思い出した。
焼死M:自分が犯した罪も、ここに居る理由も、何もかも…。
焼死M:
焼死M:さぁ、笑え。
焼死M:飛び切りの甘い声で彼女を起こそうでは無いか)
暴行死M:(先程まで狼狽えていただけの女の顔が変わる…)
暴行死:「…はんっ、全てを思い出したみたいだな?」
焼死:「悪いけど…、さっきの奴みたいなヘマを私はしないわよ?」
暴行死:「悪いが、俺も引くつもりはねぇ…」
焼死:「生き残るのは…」
暴行死:「俺だ」
焼死:「私だ!」
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0:間
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暴行死:「…起きてください。お嬢さん。大丈夫ですか?」
感電死:「う、うーん…」
焼死:「……」
暴行死:「起きてください。あなたに僕を助けて貰いたいんです…」
感電死M:(酷い頭痛の彼方から意識を取り戻せば、そこは真っ暗な部屋の中。
感電死M:目の前には二つの大きなモニターが横に並んで置かれ、それぞれのモニターの中から、男女が二人…こちらの部屋を覗き込むように助けを求めていた。)
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感電死:「…誰?アナタ達は一体…」
暴行死:「驚かせてしまい、申し訳ありません。僕は…」
焼死:「結婚詐欺師よ」
暴行死:「!?」
焼死:「全て思い出したの。騙されないで、この男は有名な結婚詐欺師。テレビで見た事ない?」
感電死:「え…っ」
暴行死:「おい待て!てめぇ、何言って…!!」
焼死:「(被せ気味に)
焼死:ねぇ、初めまして。私の名前は○○(名前をどうぞ)。看護師をしているの。貴女のお名前は?怪我してない?」
感電死:「え…、怪我はしてないわ。そっちの男性の方(ほう)がよっぽど…」
焼死:「あぁ、その男の怪我は自業自得なの。私、実は手違いでここに連れて来られてしまったみたいで…助けてくれない?」
暴行死:「ふざけんな!」
感電死:「た…助ける?」
焼死:「そうなの。貴女の目の前に白いボタン、あるわよね?それ、押してくれるだけでいいの。…っ、あつ…い、何これ床が…!…っ、もう火が…!」
暴行死:「…っ、は!またお前かよ…」
感電死:「え、何…金属バットを持った男が部屋に…!」
焼死:「いいのっ、あの男の事は気にしないで…っ!」
暴行死:「やめろ…っ、来るな!」
感電死:「な、何…?なんなの…、この状況…っ」
暴行死:「黒いボタンだ!黒いボタンを押せ、それで俺は助かる…!!」
焼死:「いやぁ…っ、熱い…!床がどんどん熱く…!!白いボタン、白いボタンよ…っ!!」
感電死:「そんな…っ、分からない…!」
焼死:「いやぁぁあっ、足が…っ、足が…!!」
暴行死:「げほ…っ、ぐは…っ!(殴られ続け)」
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0:間
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感電死:「う…、ふふふ…」
暴行死:「て、め…ぇ、何がおかし…!」
焼死:「助けて…っ、たすけてぇ…!」
感電死:「なぁーんちゃって(白いボタンを押し)」
焼死:「…っ、は…!火が…止まった…っ」
暴行死:「!?
暴行死:お前…っ、まさか…!!」
感電死:「そうよ、白いボタン押しちゃった~♪」
暴行死:「な、んで…っ、ふざけ、んなて!ぐはぁ…!うぉぉおおおお!」
感電死:「お前こそ、ふざけるなよ。私の顔、忘れやがって」
暴行死:「…!?お前、まさか…」
感電死:「そうよ、アンタに騙されて全てを失った女。
感電死:アンタの死刑が執行されるって聞いて…志願してきたの」
焼死:「志願…?」
感電死:「そうよ、この手でアンタを殺す為にこんな所まで来てやったの!」
暴行死:「ふざ、け…(大きく振り上げられるバットに気付き)
暴行死:…はは、…くそが…。こんな事なら、もっと…女…騙しときゃ、良かった、ぜ…ぐふ…」
焼死:「か、勝った…?」
感電死:「うふ…うふふふふ、やった!やったわ!あいつをこの手で殺してやった!!」
アナウンス:「お疲れ様でした。無事に死刑を執行出来ましたね。
アナウンス:次はアナタが断罪を受ける番です。」
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感電死:「…は?何これ、いきなり部屋の電気がついて、後ろのモニターが…?そして、何このアナウンス…!
感電死:待って…、待ってよ!私は死刑囚じゃない!ただこいつを殺したいって志願してきただけで…っ」
焼死:「ふふ…あはははは、志願?あんた今、人殺しになったのよぉー?」
感電死:「何を…」
焼死:「あんたも、無事に死刑囚になったってことでしょ?」
感電死:「ふざけないで!私は…っ」
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アナウンス:「ですが、新しい法律により最後のチャンスが与えられました。
アナウンス:死刑囚No.601と競い、後ろのモニターに映し出されている女性の目の前にある、黒いボタンを押させる事が出来れば今から部屋に流される電流は止まります。
アナウンス:上手く彼女を騙し、あと二人、死刑の執行に尽力すればアナタは無罪放免。
アナウンス:死刑囚No.206番。
アナウンス:それでは死刑執行…スタート!」
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感電死:「うそ…、うそでしょ…!なんで私がこんな事に…っ!!」
焼死:「あははははは!こうなったら楽しみましょー?私とあんたで殺し合うのよ!」
感電死:「……っ(奥歯を噛み締め)
感電死:いいわよ…。やってやる。」
焼死:「ふふー?」
感電死:「どうせそこに映ってる女も、あんたも…アイツと同じくクズなんでしょう?だったら…やってやるわよ!」
焼死:「へぇ、私に勝てるとでも?」
感電死:「当たり前よ…。絶対に、絶対に負けない…。
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感電死:生き残るのは…私よ!!!」
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0:間
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焼死:「あのー…起きてください…、大丈夫、ですか?風邪引きますよ?」
出血死:「うーん…」
感電死:「…っ、ふん」
焼死:「…あんたも手伝いなさいよ」
出血死M:(酷い頭痛の彼方から意識を取り戻せば、そこは真っ暗な部屋の中。
出血死M:目の前には二つの大きなモニターが横に並んで置かれ、それぞれのモニターの中から、女が二人…こちらの部屋を覗き込むように助けを求めていた)
:
出血死:「え…誰?」
焼死:「あっ、良かった…!えっと、私…○○(お名前どうぞ)って言います。」
感電死:「私は○○(お名前どうぞ)。
感電死:私達、気が付いたらここに閉じ込められていて…あの、貴女は?」
出血死:「私…?私は…あれ、なんで?何も思い出せない…」
焼死:「(鼻で笑い)」
感電死:「あのね、よく聞いて!私ね、もう1つのモニターに映ってる女に騙されてここに閉じ込められてるの!助けてくれない?」
焼死:「はあ?あんた…っ、いきなり何を…」
感電死:「よく見て?そいつの顔!看護師やってて、自分の勤めていた病院で患者を殺したのよ!
感電死:ニュースで見たことあると思う!」
焼死:「ちが…っ、あれは、安楽死を望んでた人が…っ!」
出血死:「………」
感電死:「痛…っ!何…?今、壁から電気みたいなのが…」
焼死:「ひ…っ、また…!?また床から火が…!」
感電死:「ほ、ほら!また、とか言ってるしょ?そいつ、死刑囚なのよ!」
焼死:「お前!いい加減にし…っ、ぁぁあっ、あづい…っ、あぁあ…、さっき焼けた所がまた…!!」
感電死:「いやぁあっ、徐々に電流みたいなのが強く…っ」
出血死:「ふ…っ、ふ…ふはははは!」
焼死:「!?」
感電死:「!?」
出血死:「私はなぁ…、クスリが効かない体質なんだよ」
感電死:「…は?アンタ、まさか…っ」
焼死:「記憶があるっていうの…!?」
出血死:「そう…、そして以前にもこの死刑ゲームを生き抜いた」
感電死:「…生き、抜い、た…?」
焼死:「待って…!これで終わりじゃないの?アンタがそこの女殺してくれたら私は無罪放免って…」
出血死:「うひゃひゃひゃひゃ!信じてんのかよ?あんなアナウンスの事」
感電死:「(電流が流され)
感電死:う"あ"ァあ…!!いやぁ、痛い…っ、もうやめてぇ…っ」
焼死:「あぁぁ…っ、あつい、あついいいい!早く押して!ボタン押してよおお…っ」
出血死:「押すわけねぇだろ。お前らは2人ともここで死ぬんだよ。第ニラウンドも、これで私の勝ちって訳だ。うひ…うひゃひゃひゃひゃ!」
感電死:「ぁあ…っ、いや…っ、こんな事…、なら、…あいつに復讐なんかせずに、田舎に帰れば良かった…っ!ぁあ…っ、おかあ、さ…、んっ…」
焼死:「私、は…私は悪いことなんて、してない…っ、助けてって望まれたからやったのよ!(泣きながら)」
出血死:「だーから、なんだよ。ここに居るのは皆、身勝手な殺人鬼。泣いて許される世界じゃねーんだよ」
焼死:「ぁぁあ…っ、神様ぁあ…っ!!」
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0:二つのモニターの電源が切れ、後ろのモニターにうつ伏せで倒れている男が映し出される。
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出血死:「…ふん。さぁて、と…二人殺したぜ?どうなるんだー?アナウンスさんよぉ」
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アナウンス:「お疲れ様でした。無事に死刑を執行出来ましたね。
アナウンス:次はアナタが断罪を受ける番です。」
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出血死:「…チッ、またこれかよ。」
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アナウンス:「先程、予期せぬエラーが起こり運良く生き残った死刑囚が居ます。
アナウンス:死刑囚No.302」
:
中毒死:「…ゔゔ…、喉が、いたい…、息が出来な…っ」
:
アナウンス:「その男に直接手を下しなさい」
出血死:「…は?待てよ、直接ってなんだ?」
アナウンス:「その男に直接手を下しなさい」
出血死:「おい…、待てよ!なんだ、これは」
アナウンス:「観客席が望まれている事を行いなさい」
出血死:「……観客席、だ?」
中毒死:「…おも、い…だした。」
出血死:「はあ?何を今更。お前の罪なんて聞いても仕方ねぇんだよ」
中毒死:「これは…死刑なんか、じゃない…」
出血死:「お前…何言っ、て…」
アナウンス:「その男に直接手を下しなさい。目の前にある黒いボタンを押せばその男の部屋に毒ガスが注がれます。白いボタンを押せば、アナタの部屋の壁からカッターが無数に飛び出します」
:
中毒死:「ま、って…まって、くれ…俺、は…あっち側、の人間だった…この、ゲーム、の…」
出血死:「………」
中毒死:「や、めてくれ…殺さないで、くれ…!俺ならお前を、ここから、出してやれ…っ」
:
0:無言で黒いボタンを押し
:
中毒死:「うわぁぁあっ、か、顔が…っ、顔が溶ける…!!」
出血死:「…うっせぇよ、これがなんであろうと、私は負けない」
中毒死:「ぐはぁあ…っ、やめ、ろ…っ、ぁぁあ…っ、つま、つまが…むすめが、いるんだ…っ」
出血死:「ふんっ。聞き飽きたよ、命乞いなんてなぁ!!!」
中毒死:「あ…ッ、ァ………、こんな、ことなら…、ゲームなんて、始めなきゃ…よが、…っだ……」
出血死:「………」
:
アナウンス:「お疲れ様です。今回も無事に死刑を執行出来ましたね。
アナウンス:次はアナタが断罪を受ける番です」
:
出血死:「は…、は…はははははは!!あぁ、やってやるさ、何回でも断罪を受けてやる!ここは好きなだけ人殺しを愉しめる場所って事だろー?」
:
アナウンス:「死刑囚No.208」
出血死:「…〇〇(お名前をどうぞ)。
出血死:〇〇だ。変なナンバーで呼ぶな、クソ野郎どもが。」
アナウンス:「……… 」
出血死:「いいか、お前らのクソゲームに好きなだけ付き合ってやるよ。だから…殺しがいのある奴を捕まえてこい。そして…高みの見物を決め込んでいるお前らも…いつか殺してやるよ!」
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:
アナウンス:「(小さく笑う)」
:
:
0:間
:
出血死M:「(クソみたいな人生だった…。
出血死M:父親に毎日殴られ、母親に捨てられ、挙げ句に飲み屋でうっかり殴った相手がこのゲームの主催者の一人だったとはな。
出血死M:私には帰る場所も何も無い。
出血死M:ここで…この場所で戦い抜いてやる!
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出血死:「見てろよ、私のクソみたいな運命。私は絶対に負けやしない…。」
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アナウンス:「死刑囚No.208。
アナウンス:それでは、死刑執行ゲーム第三ラウンド。…スタート!」
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:
出血死:「生き残るのは…私だ!!」
:
0:~完~