台本概要

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タイトル 異世界食堂
作者名 ハスキ  (@e8E3z1ze9Yecxs2)
ジャンル コメディ
演者人数 2人用台本(男2)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 異世界にある異世界食堂。そこは元冒険者の店主が営む画期的な食堂だった。さっそく噂を聞きつきた客が一人店を訪ねるのだった⋯。
男女不問。アドリブ大歓迎!

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
21 異世界食堂の噂を聞いてきた客の村人。目新しい物にはすぐ飛びつく。
店長 20 元冒険者の異世界食堂の店主兼店長。冒険者時代の知識を生かし画期的なメニューを考えた。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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客:おー、ここが最近出来たって言う元冒険者が経営する異世界食堂か。入ってみるか。ウィーン 店長:へいらっしゃい!お客さん、どこでも空いてる席に座っとくれ 客:・・いや空いてる席って、全部空いてるんだけど?客、俺一人なんだけど? 店長:あーそのことですかい?なんでかはわからねえんですがね、来る客来る客みーんな怒ってすぐ帰っちまうんでさ。なにがいけねえのかさっぱりで。 客:・・なんか嫌予感かするな。来る店間違えちゃったかな。まあでもせっかく来たし何か注文するか。じゃあ店長さん、ここ座るよ。 店長:へい、こちらお冷でございます。ご注文がお決まりになりましたらお声がけくだせえ。 客:あ、外暑かったから助かるな。じゃあまずノドを潤(うるお)すか・・あれ?飲めないぞ?な、なんかぷるぷるしてるんだけど、あ、店長さーんこれなんなのー? 店長:へい、そちらスライムをちぎってコップに注いだお冷になります。 客:飲みにくいわ!え?お冷って水の事だよね?なんでゼリー状のにしたの?よけいノド渇(かわ)きそうなんだけど。 店長:いやーあいにく飲める水を切らしてましてねーそちらで勘弁してくだせえ。 客:いや飲める水がないってどうやって料理してるんだよ。もういいや、とりあえず注文するか。 店長:それではご注文がお決まりになりましたらお声がけくだせえ。 客:さっき聞いたよ!なんかイラッとするな。えーと、なになに・・異世界ラーメンに異世界カレー、異世界サラダに異世界スイーツ。異世界言いたいだけだなこれ。あ、注文お願いします。 店長:へい!喜んで!フッフー! 客:あの、不思議な踊りをしながら近づいて来ないでください怖いんで。えーと、この異世界ラーメンってのをお願いします。 店長:異世界ラーメンですね!ではラーメンの麺の硬さが選べますが、木の麺、鉄の麺、ダイヤの麺、オリハルコンの麺から選べますがいかが致しましょう? 客:ちょっと待て、それ硬さのイメージで言ってるんだよね? 店長:いえ、使ってる材質の名前です。 客:歯が砕けるわ!木ならギリギリいけるとかないからな!あと貴重な伝説の素材を麺に使うな! 店長:はっはっは、そんなワガママなお客さんの為に、普通の麺もありますよ。 客:最初からそれを出せ!まったくこんなんだから客居なくなるんじゃないか? 店長:いやーいいアイディアだと思ったんですがねー。あー、でもうちはスープにもこだわってますからお客さんにきっと喜んで貰えると思いますぜ。 客:・・ちょっと店長さん、質問があるんだけど。 店長:へい!なんでしょうか? 客:そのスープを煮詰めてる鍋から伸びてる物体はなんなの? 店長:これは、スケルトンの骨でさ。 客:頭沸(わ)いとるんかぁ~!どこの世界に元人間のスケルトンの骨をスープにして飲むやつがいるんだ~!! 店長:あーお客さん、心配しないでくだせえ、こいつは教会の神父に浄化魔法を使ってもらってしっかり成仏させた食材なんで安心して飲んでくだせえな。 客:そういう問題じゃない!あんたの倫理(りんり)は旅にでてるんかい!あと食材言うな!もういい、ラーメンはやめた。カレーを注文する。これなら大丈夫だろ。 店長:へい!異世界カレーオーダー頂きやしたー!フッフー! 客:またあの変な踊りしながら厨房に入っていったよ。あーイライラしたらよけい腹減ってきたな。まあカレーなら作り置きだろうし時間もかからないだろ。 店長:へい!異世界カレーおまちー! 客:おい店長、おい店長さんや、これはいったいなんなんだ! 店長:へい、魔物をふんだんに使った特別カレーになっております! 客:アホかー!この入ってるの爆弾岩って魔物だろ!しかもまだ生きてるじゃねえか!さっきから仲間になりたそうなつぶらな瞳でこっちを見てくるんだよ! 店長:へい、なんの魔物を入れたら売れるか考えに考えた結果、そうだ、スパイスみたいなピリっとした刺激があった方がうまくなるって言うじゃねえかってね。 客:これはピリじゃねえ!ドカンだ!口ん中ズタズタになるわ!てか死ぬわ!もういい、腹減ってたけどもういい。こんなとこで飯食ってたら何回教会いかないといけないか分からんからな。帰る! 店長:なんてこった。やっぱり怒って帰っちまうことになったぜちきしょう。あー!お客さん、せめてわびにこれを受け取ってくだせえ。 客:・・いや、そんなまだ何も食べてもないしわびとかいらな・・っておい店長、この禍々(まがまが)しいのは、なんなんだ? 店長:へい!うち自慢の異世界スイーツです!材料は魔王が勇者を呪い殺すために作っていたドラゴンゾンビを盗んできてそれをすり潰して作ったプリンになりますぜ!少し癖はありますがどうぞ受け取ってくだせえ! 客:勇者様ー!こいつを退治してくれえ~~!! :おわり

客:おー、ここが最近出来たって言う元冒険者が経営する異世界食堂か。入ってみるか。ウィーン 店長:へいらっしゃい!お客さん、どこでも空いてる席に座っとくれ 客:・・いや空いてる席って、全部空いてるんだけど?客、俺一人なんだけど? 店長:あーそのことですかい?なんでかはわからねえんですがね、来る客来る客みーんな怒ってすぐ帰っちまうんでさ。なにがいけねえのかさっぱりで。 客:・・なんか嫌予感かするな。来る店間違えちゃったかな。まあでもせっかく来たし何か注文するか。じゃあ店長さん、ここ座るよ。 店長:へい、こちらお冷でございます。ご注文がお決まりになりましたらお声がけくだせえ。 客:あ、外暑かったから助かるな。じゃあまずノドを潤(うるお)すか・・あれ?飲めないぞ?な、なんかぷるぷるしてるんだけど、あ、店長さーんこれなんなのー? 店長:へい、そちらスライムをちぎってコップに注いだお冷になります。 客:飲みにくいわ!え?お冷って水の事だよね?なんでゼリー状のにしたの?よけいノド渇(かわ)きそうなんだけど。 店長:いやーあいにく飲める水を切らしてましてねーそちらで勘弁してくだせえ。 客:いや飲める水がないってどうやって料理してるんだよ。もういいや、とりあえず注文するか。 店長:それではご注文がお決まりになりましたらお声がけくだせえ。 客:さっき聞いたよ!なんかイラッとするな。えーと、なになに・・異世界ラーメンに異世界カレー、異世界サラダに異世界スイーツ。異世界言いたいだけだなこれ。あ、注文お願いします。 店長:へい!喜んで!フッフー! 客:あの、不思議な踊りをしながら近づいて来ないでください怖いんで。えーと、この異世界ラーメンってのをお願いします。 店長:異世界ラーメンですね!ではラーメンの麺の硬さが選べますが、木の麺、鉄の麺、ダイヤの麺、オリハルコンの麺から選べますがいかが致しましょう? 客:ちょっと待て、それ硬さのイメージで言ってるんだよね? 店長:いえ、使ってる材質の名前です。 客:歯が砕けるわ!木ならギリギリいけるとかないからな!あと貴重な伝説の素材を麺に使うな! 店長:はっはっは、そんなワガママなお客さんの為に、普通の麺もありますよ。 客:最初からそれを出せ!まったくこんなんだから客居なくなるんじゃないか? 店長:いやーいいアイディアだと思ったんですがねー。あー、でもうちはスープにもこだわってますからお客さんにきっと喜んで貰えると思いますぜ。 客:・・ちょっと店長さん、質問があるんだけど。 店長:へい!なんでしょうか? 客:そのスープを煮詰めてる鍋から伸びてる物体はなんなの? 店長:これは、スケルトンの骨でさ。 客:頭沸(わ)いとるんかぁ~!どこの世界に元人間のスケルトンの骨をスープにして飲むやつがいるんだ~!! 店長:あーお客さん、心配しないでくだせえ、こいつは教会の神父に浄化魔法を使ってもらってしっかり成仏させた食材なんで安心して飲んでくだせえな。 客:そういう問題じゃない!あんたの倫理(りんり)は旅にでてるんかい!あと食材言うな!もういい、ラーメンはやめた。カレーを注文する。これなら大丈夫だろ。 店長:へい!異世界カレーオーダー頂きやしたー!フッフー! 客:またあの変な踊りしながら厨房に入っていったよ。あーイライラしたらよけい腹減ってきたな。まあカレーなら作り置きだろうし時間もかからないだろ。 店長:へい!異世界カレーおまちー! 客:おい店長、おい店長さんや、これはいったいなんなんだ! 店長:へい、魔物をふんだんに使った特別カレーになっております! 客:アホかー!この入ってるの爆弾岩って魔物だろ!しかもまだ生きてるじゃねえか!さっきから仲間になりたそうなつぶらな瞳でこっちを見てくるんだよ! 店長:へい、なんの魔物を入れたら売れるか考えに考えた結果、そうだ、スパイスみたいなピリっとした刺激があった方がうまくなるって言うじゃねえかってね。 客:これはピリじゃねえ!ドカンだ!口ん中ズタズタになるわ!てか死ぬわ!もういい、腹減ってたけどもういい。こんなとこで飯食ってたら何回教会いかないといけないか分からんからな。帰る! 店長:なんてこった。やっぱり怒って帰っちまうことになったぜちきしょう。あー!お客さん、せめてわびにこれを受け取ってくだせえ。 客:・・いや、そんなまだ何も食べてもないしわびとかいらな・・っておい店長、この禍々(まがまが)しいのは、なんなんだ? 店長:へい!うち自慢の異世界スイーツです!材料は魔王が勇者を呪い殺すために作っていたドラゴンゾンビを盗んできてそれをすり潰して作ったプリンになりますぜ!少し癖はありますがどうぞ受け取ってくだせえ! 客:勇者様ー!こいつを退治してくれえ~~!! :おわり