台本概要
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タイトル | ドッグラン |
---|---|
作者名 | ラッキー (@lucky_toypoo) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 4人用台本(男2、女2) |
時間 | 20 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
愛犬のフェイと共にドッグランに来た男、安原ノリオ。 のんびりと自然を楽しむ2人の元に、黒くイカつい車が停まる。 その車の中から出てきたのは、絶世の美女と黒い服を着たイカつい男だった……。 326 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
ノリオ | 男 | 39 | 安原ノリオ。愛犬のフェイとドッグランに来た男。 |
エリザベス | 女 | 32 | 絶世の美女。お嬢様のような風貌をしている。というかお嬢様。 |
フェイ | 女 | 20 | ノリオの愛犬。メス。 |
フェミ | 男 | 13 | エリザベスの車から出てきたイカつい男。オス。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
ノリオM:僕の名前は安原ノリオ。
ノリオM:今日は愛犬のフェイと共にドッグランに来ました。
ノリオM:いつも仕事で遊んであげられてない分、今日はいっぱい遊ぼうな、フェイ!
:
ノリオ:ほーら、フェイ!フリスビー取っておいで!
フェイ:わんわん!!
ノリオ:ナイスキャッチ!凄いぞ〜、フェイ!
フェイ:わんわん〜!
ノリオ:よしよし、いい子だ!
ノリオ:それにしても、このドッグランはとっても景色がいいなぁ。
ノリオ:車でそこそこ時間はかかったけど、空気は美味しいし、人は全然いないし、最高だなぁ。
フェイ:くぅ〜ん、くぅん。
ノリオ:ん?あ、そうか。誰も居なかったら友達が出来ないもんな。
ノリオ:大丈夫、まだ朝だしすぐに誰か来るよ。
フェイ:わんわん!
:
0:その時、黒塗りの高級車がドッグランの前に止まった。
:
ノリオ:ん?うわ、ピッカピカの黒塗り高級車だ。ヤクザかな……。怖いなぁ、もう。こんなところになんの用だよ……。
:
0:黒塗りの高級車から、一人の綺麗な女性が降りてきた。
:
エリザベス:……。
ノリオ:え?めちゃくちゃ美人が降りてきた。ってことは、あの黒塗りはただのお金持ちなのかな?
:
0:すると、運転席からサングラスをかけて黒いスーツのイカつい男性も降りてきた。
:
エリザベス:……ちゃん、行くわよ。
ノリオ:え、え?今運転席から降りてきたのって、サングラスでスーツでゴツくてデカくて……やっぱヤクザじゃん!
ノリオ:うわぁ、しかもこっち来たよ……。せめて犬連れて来いよぉ……。
フェイ:くぅん、くぅん……。
ノリオ:フェイも怖いよな……。大丈夫、何があっても俺がお前を守ってやるからな。
フェイ:わんわぁん……。
:
0:綺麗な女とグラサンの男は、受け付けでお金を払っている。
:
ノリオ:ちゃんとお金払ってる……。ということはお客さんかな……。
エリザベス:……はい、大人一枚で。
ノリオ:……盗み聞きするわけじゃないけど、今大人一枚って言ったよな?どう見ても二人だけど……。
エリザベス:首輪を頂いてもよろしくて?
ノリオ:もしかしたら、ティーカッププードルでも服の中に隠してるのかな。
ノリオ:あの豊満なおっぱいの中に……い、いや!なんて妄想をしてるんだ、僕は!!
フェイ:……。
ノリオ:そ、そんな目で見るなよ、フェイ!
エリザベス:あら、人がいるなんて珍しい。あなたお名前は?
ノリオ:え?あ、どうも。僕は安原と言います。
エリザベス:やす……?ごめんなさい、私帰国子女だから苗字が覚えづらいの。下の名前を教えてくださる?
ノリオ:あ、ノリオです。
エリザベス:ありがとう、この子がノリオちゃんって言うのね。
フェイ:くぅん!?わんわん!!
ノリオ:あ!違います!僕の名前がノリオなんです!この子は女の子でフェイって言うんです!
フェイ:ふんっ!
エリザベス:あら、私はわんちゃんの名前を聞いたつもりだったから間違えてしまったわ。
ノリオ:いえ、全然お気になさらず。……あの、一つお伺いしてもいいですか?
エリザベス:あら、何かしら。
ノリオ:お隣にいらっしゃる黒服のイカつい方は……。
エリザベス:あぁ、フェミちゃんのことね。
ノリオ:フェミちゃん?
エリザベス:えぇ、私の犬よ。
フェミ:おっす。
ノリオ:えぇええええ!?いやいや、どうみても人間じゃないですか!?
エリザベス:えぇ、そうよ?
ノリオ:いや、ここはドッグランですよ!?
エリザベス:だから、私の犬なのよ、フェミは。
フェミ:エリザベス様、喉が乾いてきました。
エリザベス:犬が喋るな!!
フェミ:……わん。
ノリオ:いや、そういう意味の犬ぅ!?ここそういうのもOKなの!?
エリザベス:自己紹介が遅れたわね、私の名前はエリザベスよ、よろしく。
ノリオ:よ、よろしくお願いします……。
フェイ:……わんわん!!
ノリオ:あっ、こら!人に向かって吠えちゃダメだろ!
エリザベス:あら、家のフェミニーナ軟膏ちゃんは犬で合ってるわよ?
ノリオ:名前のセンス!!略してフェミちゃんなの!?ちょっとウチの子と名前似てると思ってたのが恥ずかしい!!
エリザベス:ほら、二人とも遊んでらっしゃい。
ノリオ:いやいや、人間と犬が遊ぶなんて……。
フェミ:わんわん!!わぉーん!!
フェイ:わんわん!!
ノリオ:めちゃくちゃ走り回ってるぅ!?
ノリオ:あの人完全に犬になってますけど、大丈夫ですか!?
エリザベス:大丈夫よ。それより、あなた可愛い顔してるわね。
ノリオ:えぇ!?嬉しいですけど今それ言うタイミングで合ってます!?
エリザベス:あなたも、私の犬にならない……?
ノリオ:あの人もこういう感じで犬になったのか……。
エリザベス:ふふ……。私はね、犬とはいつも一緒に寝てるのよ?
ノリオ:え……一緒に?
エリザベス:えぇ。それに、いい子にしてたらキスもしてあげるの。
ノリオ:キ……キス……。
エリザベス:もちろん、お風呂だって一緒に……。
ノリオ:わんわん!!わおーん!!
フェイ:ちょっとまてぇい!!
ノリオ:フェ……フェイ?
フェイ:……黙って話を聞いてたら、綺麗な女の人相手に鼻の下伸ばして!!この性欲おばけ!!
エリザベス:……まぁ、私もうすうす勘づいていたけれど、フェイちゃん。あなた、人間ね?
フェイ:……だったら何よ。笑えばいいじゃない!
エリザベス:……フェミちゃん!!フェミニーナ軟膏!!
フェミ:わんわん!!
エリザベス:日本語を喋りなさい!!このケダモノ!!
フェミ:……お嬢様、どうしました?
エリザベス:私はノリオを犬にしたいの。だからこの女を黙らせて。
フェミ:はっ。
フェイ:ど、どうするつもりよ……。
フェミ:……出会って数分、俺は自分と同じ境遇の犬と初めて出会えて嬉しかった。初めて、友達が出来たと。
フェイ:フェミニーナ軟膏……。
フェミ:……でも、俺の大切なお嬢様の命令は絶対だ。すまないが、黙ってもらえないだろうか。
フェイ:……じゃあ、土下座して。
フェミ:分かった。
フェイ:そのまま私の足をなめて。
フェミ:分かった。
フェイ:ありがとう。じゃあそのまま私を強く叩いて!!
フェミ:え?
フェイ:ほら!どこでもいいから!!思いっきり!!
フェミ:え?え??
ノリオ:……エリザベス。俺は君の犬にはなれないよ。
エリザベス:な……!ど、どうしてよ!!
ノリオ:俺は今、フェイの姿を見て思い出したんだ。俺は、ドSなんだ。
エリザベス:……そっか。初めて私と同じ人間と出会えたから、運命なのかと思ったけど、似すぎてたのね。
ノリオ:もっと、違う形で出会えてたらと思うよ、エリザベス。
エリザベス:……えぇ、そうね。
ノリオ:……俺たち、いい友達になれそうだな。
エリザベス:……うん、なれそう。
ノリオ:……ははっ、見てみろよ。お前のフェミニーナ軟膏がフェイのお尻を叩いてら。
エリザベス:ふふ。あんなに仲良しになって……。お友達が出来て良かったわね!フェミ!
ノリオ:良かったな!フェイ!!
エリザベス:はははは!
ノリオ:ははははは!!
:
:
0:気が狂ってる。
ノリオM:僕の名前は安原ノリオ。
ノリオM:今日は愛犬のフェイと共にドッグランに来ました。
ノリオM:いつも仕事で遊んであげられてない分、今日はいっぱい遊ぼうな、フェイ!
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ノリオ:ほーら、フェイ!フリスビー取っておいで!
フェイ:わんわん!!
ノリオ:ナイスキャッチ!凄いぞ〜、フェイ!
フェイ:わんわん〜!
ノリオ:よしよし、いい子だ!
ノリオ:それにしても、このドッグランはとっても景色がいいなぁ。
ノリオ:車でそこそこ時間はかかったけど、空気は美味しいし、人は全然いないし、最高だなぁ。
フェイ:くぅ〜ん、くぅん。
ノリオ:ん?あ、そうか。誰も居なかったら友達が出来ないもんな。
ノリオ:大丈夫、まだ朝だしすぐに誰か来るよ。
フェイ:わんわん!
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0:その時、黒塗りの高級車がドッグランの前に止まった。
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ノリオ:ん?うわ、ピッカピカの黒塗り高級車だ。ヤクザかな……。怖いなぁ、もう。こんなところになんの用だよ……。
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0:黒塗りの高級車から、一人の綺麗な女性が降りてきた。
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エリザベス:……。
ノリオ:え?めちゃくちゃ美人が降りてきた。ってことは、あの黒塗りはただのお金持ちなのかな?
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0:すると、運転席からサングラスをかけて黒いスーツのイカつい男性も降りてきた。
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エリザベス:……ちゃん、行くわよ。
ノリオ:え、え?今運転席から降りてきたのって、サングラスでスーツでゴツくてデカくて……やっぱヤクザじゃん!
ノリオ:うわぁ、しかもこっち来たよ……。せめて犬連れて来いよぉ……。
フェイ:くぅん、くぅん……。
ノリオ:フェイも怖いよな……。大丈夫、何があっても俺がお前を守ってやるからな。
フェイ:わんわぁん……。
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0:綺麗な女とグラサンの男は、受け付けでお金を払っている。
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ノリオ:ちゃんとお金払ってる……。ということはお客さんかな……。
エリザベス:……はい、大人一枚で。
ノリオ:……盗み聞きするわけじゃないけど、今大人一枚って言ったよな?どう見ても二人だけど……。
エリザベス:首輪を頂いてもよろしくて?
ノリオ:もしかしたら、ティーカッププードルでも服の中に隠してるのかな。
ノリオ:あの豊満なおっぱいの中に……い、いや!なんて妄想をしてるんだ、僕は!!
フェイ:……。
ノリオ:そ、そんな目で見るなよ、フェイ!
エリザベス:あら、人がいるなんて珍しい。あなたお名前は?
ノリオ:え?あ、どうも。僕は安原と言います。
エリザベス:やす……?ごめんなさい、私帰国子女だから苗字が覚えづらいの。下の名前を教えてくださる?
ノリオ:あ、ノリオです。
エリザベス:ありがとう、この子がノリオちゃんって言うのね。
フェイ:くぅん!?わんわん!!
ノリオ:あ!違います!僕の名前がノリオなんです!この子は女の子でフェイって言うんです!
フェイ:ふんっ!
エリザベス:あら、私はわんちゃんの名前を聞いたつもりだったから間違えてしまったわ。
ノリオ:いえ、全然お気になさらず。……あの、一つお伺いしてもいいですか?
エリザベス:あら、何かしら。
ノリオ:お隣にいらっしゃる黒服のイカつい方は……。
エリザベス:あぁ、フェミちゃんのことね。
ノリオ:フェミちゃん?
エリザベス:えぇ、私の犬よ。
フェミ:おっす。
ノリオ:えぇええええ!?いやいや、どうみても人間じゃないですか!?
エリザベス:えぇ、そうよ?
ノリオ:いや、ここはドッグランですよ!?
エリザベス:だから、私の犬なのよ、フェミは。
フェミ:エリザベス様、喉が乾いてきました。
エリザベス:犬が喋るな!!
フェミ:……わん。
ノリオ:いや、そういう意味の犬ぅ!?ここそういうのもOKなの!?
エリザベス:自己紹介が遅れたわね、私の名前はエリザベスよ、よろしく。
ノリオ:よ、よろしくお願いします……。
フェイ:……わんわん!!
ノリオ:あっ、こら!人に向かって吠えちゃダメだろ!
エリザベス:あら、家のフェミニーナ軟膏ちゃんは犬で合ってるわよ?
ノリオ:名前のセンス!!略してフェミちゃんなの!?ちょっとウチの子と名前似てると思ってたのが恥ずかしい!!
エリザベス:ほら、二人とも遊んでらっしゃい。
ノリオ:いやいや、人間と犬が遊ぶなんて……。
フェミ:わんわん!!わぉーん!!
フェイ:わんわん!!
ノリオ:めちゃくちゃ走り回ってるぅ!?
ノリオ:あの人完全に犬になってますけど、大丈夫ですか!?
エリザベス:大丈夫よ。それより、あなた可愛い顔してるわね。
ノリオ:えぇ!?嬉しいですけど今それ言うタイミングで合ってます!?
エリザベス:あなたも、私の犬にならない……?
ノリオ:あの人もこういう感じで犬になったのか……。
エリザベス:ふふ……。私はね、犬とはいつも一緒に寝てるのよ?
ノリオ:え……一緒に?
エリザベス:えぇ。それに、いい子にしてたらキスもしてあげるの。
ノリオ:キ……キス……。
エリザベス:もちろん、お風呂だって一緒に……。
ノリオ:わんわん!!わおーん!!
フェイ:ちょっとまてぇい!!
ノリオ:フェ……フェイ?
フェイ:……黙って話を聞いてたら、綺麗な女の人相手に鼻の下伸ばして!!この性欲おばけ!!
エリザベス:……まぁ、私もうすうす勘づいていたけれど、フェイちゃん。あなた、人間ね?
フェイ:……だったら何よ。笑えばいいじゃない!
エリザベス:……フェミちゃん!!フェミニーナ軟膏!!
フェミ:わんわん!!
エリザベス:日本語を喋りなさい!!このケダモノ!!
フェミ:……お嬢様、どうしました?
エリザベス:私はノリオを犬にしたいの。だからこの女を黙らせて。
フェミ:はっ。
フェイ:ど、どうするつもりよ……。
フェミ:……出会って数分、俺は自分と同じ境遇の犬と初めて出会えて嬉しかった。初めて、友達が出来たと。
フェイ:フェミニーナ軟膏……。
フェミ:……でも、俺の大切なお嬢様の命令は絶対だ。すまないが、黙ってもらえないだろうか。
フェイ:……じゃあ、土下座して。
フェミ:分かった。
フェイ:そのまま私の足をなめて。
フェミ:分かった。
フェイ:ありがとう。じゃあそのまま私を強く叩いて!!
フェミ:え?
フェイ:ほら!どこでもいいから!!思いっきり!!
フェミ:え?え??
ノリオ:……エリザベス。俺は君の犬にはなれないよ。
エリザベス:な……!ど、どうしてよ!!
ノリオ:俺は今、フェイの姿を見て思い出したんだ。俺は、ドSなんだ。
エリザベス:……そっか。初めて私と同じ人間と出会えたから、運命なのかと思ったけど、似すぎてたのね。
ノリオ:もっと、違う形で出会えてたらと思うよ、エリザベス。
エリザベス:……えぇ、そうね。
ノリオ:……俺たち、いい友達になれそうだな。
エリザベス:……うん、なれそう。
ノリオ:……ははっ、見てみろよ。お前のフェミニーナ軟膏がフェイのお尻を叩いてら。
エリザベス:ふふ。あんなに仲良しになって……。お友達が出来て良かったわね!フェミ!
ノリオ:良かったな!フェイ!!
エリザベス:はははは!
ノリオ:ははははは!!
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0:気が狂ってる。