台本概要

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タイトル 同級生
作者名 しいのみ  (@shiinomikozaru)
ジャンル ラブストーリー
演者人数 2人用台本(男2)
時間 10 分
台本使用規定 台本説明欄参照
説明 商用・非商用ともに利用可ですが、ご連絡いただけると非常に喜びます
配信の概要欄に、#しいのみ台本 と記載をお願いします

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
大樹(だいき) - サッカー部。いつも眉間にしわを寄せていて、目つきが悪い 寡黙ゆえに、誤解されやすい
悠真(ゆうま) - サッカー部。明るくて、誰とでもすぐに打ち解ける
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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大樹:(モノローグ)ある日、学校へ行くと、悠真が事故にあったという噂で持ち切りだった」  :SE  教室の喧騒 大樹:...え?悠真が? 大樹:(モノローグ)どうやら、昨日の部活の帰り、信号無視をした車にはねられ、意識不明の重体だそうだ 大樹:いや、だって…え? 大樹:(モノローグ)じゃあ、ここにいるのは、いったい誰なんだ? 悠真:クスっ...悠真だよ 大樹:だよ...な 悠真:しーっ。静かにね。どうやら、みんなには見えてないみたいだから 大樹:どういうことだよ(小声で)  :SE チャイム 悠真:あとで、教えてあげるよ  :   :SE  サッカー部の練習(ボールが転がる) 大樹:悠真、ボールとって 悠真:いや、無理だし 大樹:え? 悠真:ほら...ね 大樹:え...ボールがすり抜けた... 悠真:ほら、みんな不思議そうな顔してるよ。早く行きなよ 大樹:あ、ああ  :   :SE 玄関ドアの開閉 大樹:ただいまー 悠真:おじゃましまーす、って聞こえないけど(笑)  :SE 部屋のドア 大樹:で?どういうことなの? 悠真:えっとね。ここにいるのは、ぼくだけど、ぼくじゃない 大樹:意味が分からない 悠真:ははは。だよね 大樹:真面目に聞いてるんだけど 悠真:うん、ごめん。昨日さ、部活のあと、横断歩道わたってたら、信号無視した車が突っ込んできてさ、気が付いたら、自分がベッドに寝てるのを、上から見てた 大樹:え? 悠真:なんか、幽体離脱?ってやつなのかな?浮かんでたの 大樹:えええ 悠真:だから、ぼくなんだけど、ぼくじゃない 大樹:それで、なんでここにいるの? 悠真:いやあ、だって、ぼくがいないと、大樹みんなと話さないじゃん 大樹:そんなことないだろ? 悠真:ほんとかなあ。じゃあ、今日なに話した? 大樹:...あれ? 悠真:クスっ 大樹:あ、ほら、部活のあと、ありがとうございましたって 悠真:それ、ただの挨拶じゃん 大樹:あー 悠真:だからね、大樹が心配だなあって思ってたら、いつの間にか大樹のそばにいたの。便利だね、幽体離脱(笑) 大樹:便利って... 悠真:クスっ明日から、話す練習しようね  :   :SE 朝の音(鳥の声) 悠真:ほら、教室入ったら、ちゃんとおはようって言わなきゃ 大樹 :え... 悠真:挨拶は基本だよ 大樹:お、おはよう 悠真:もっと聞こえるように 大樹:おはよう 悠真:ほらね、みんなちゃんと挨拶返してくれるでしょ 大樹:ああ 悠馬:おはようと、ありがとうと、お連れさま、また明日って、それだけでもいいから、毎日言ってね 大樹:え...今さら変じゃない? 悠真:変じゃないよ。今までみたいに、挨拶しない方が変なんだからね 大樹:そう...なのか 悠真:いつからそうなの? 大樹:...さあ 悠真:ま、いっか。あーあと、その眉間のしわ! 大樹:え 悠真:...あーやっぱり触れないか。はあ...大樹、ここにいつも力が入ってて、目つきが悪く見えるんだよ 大樹:え、そうか? 悠真:やっぱり自覚ないんだ。クスッ。あとで鏡見ながら、しわが寄らない研究しようね 大樹:そんな、めんどくさい 悠真:やるの! 大樹:あ、はい 悠真:ははは  :  悠真:大樹!ほら、ドア開けてあげて 大樹:え、ああ 悠真:ほら、半分持ってあげなよ 大樹:え...あ、あの、手伝うよ 悠真:ほら、眉間ゆるめて 大樹:こうか? 悠真:うん、いい感じ 悠真:みんな、話しかけてくれるようになったね 大樹:お、おう。そうだな  :SE チャイム 大樹:あのさ、なんか、今日部活休みなら、遊びに行かないかって誘われたんだけど 悠真:おおーよかったね。楽しんでおいでよ 大樹:え、悠真は? 悠真:ぼく?んー...ぼくは、そろそろ 大樹:え...なんか、悠真透けてない? 悠真:あ、やっぱり?ははは 大樹:どういうことだよ 悠真:分からないけど、ちょっと、この身体、保ってられなくなってきたのかも 大樹:え!?え!悠真! 悠真:うん、もうダメみたい...大樹...楽しかったよ...ありがと...大好きだよ。バイバイ 大樹:悠真?...悠真!...消えた 大樹:ごめん、悠真の入院してる病院、知ってたら教えて  :SE  走る  :   :SE 病室のドアが開く  :SE 医療機器の音 大樹:はあ、はあ、はあ。悠真...悠真...悠真!目を覚ませよ 悠真:...ん... 大樹:悠真! 悠真:...だい..き 大樹:悠真...よかった 悠真:...あれ、みんなと遊びに行かなかったの? 大樹:ばか!お前が消えるから...何かあったかと思っただろう 悠真:ぼくも...身体が透けて、死んだのかと思った...生きてたね...大樹に、また会えた...よかった...心配かけて、ごめんね 大樹:お前が…いなくなったら…おれ、どうしたらいいんだよ 悠真:え… 大樹:もう、どこにも行くな。消えるなよ 悠真:うん...もう、どこにも行かないよ  :終

大樹:(モノローグ)ある日、学校へ行くと、悠真が事故にあったという噂で持ち切りだった」  :SE  教室の喧騒 大樹:...え?悠真が? 大樹:(モノローグ)どうやら、昨日の部活の帰り、信号無視をした車にはねられ、意識不明の重体だそうだ 大樹:いや、だって…え? 大樹:(モノローグ)じゃあ、ここにいるのは、いったい誰なんだ? 悠真:クスっ...悠真だよ 大樹:だよ...な 悠真:しーっ。静かにね。どうやら、みんなには見えてないみたいだから 大樹:どういうことだよ(小声で)  :SE チャイム 悠真:あとで、教えてあげるよ  :   :SE  サッカー部の練習(ボールが転がる) 大樹:悠真、ボールとって 悠真:いや、無理だし 大樹:え? 悠真:ほら...ね 大樹:え...ボールがすり抜けた... 悠真:ほら、みんな不思議そうな顔してるよ。早く行きなよ 大樹:あ、ああ  :   :SE 玄関ドアの開閉 大樹:ただいまー 悠真:おじゃましまーす、って聞こえないけど(笑)  :SE 部屋のドア 大樹:で?どういうことなの? 悠真:えっとね。ここにいるのは、ぼくだけど、ぼくじゃない 大樹:意味が分からない 悠真:ははは。だよね 大樹:真面目に聞いてるんだけど 悠真:うん、ごめん。昨日さ、部活のあと、横断歩道わたってたら、信号無視した車が突っ込んできてさ、気が付いたら、自分がベッドに寝てるのを、上から見てた 大樹:え? 悠真:なんか、幽体離脱?ってやつなのかな?浮かんでたの 大樹:えええ 悠真:だから、ぼくなんだけど、ぼくじゃない 大樹:それで、なんでここにいるの? 悠真:いやあ、だって、ぼくがいないと、大樹みんなと話さないじゃん 大樹:そんなことないだろ? 悠真:ほんとかなあ。じゃあ、今日なに話した? 大樹:...あれ? 悠真:クスっ 大樹:あ、ほら、部活のあと、ありがとうございましたって 悠真:それ、ただの挨拶じゃん 大樹:あー 悠真:だからね、大樹が心配だなあって思ってたら、いつの間にか大樹のそばにいたの。便利だね、幽体離脱(笑) 大樹:便利って... 悠真:クスっ明日から、話す練習しようね  :   :SE 朝の音(鳥の声) 悠真:ほら、教室入ったら、ちゃんとおはようって言わなきゃ 大樹 :え... 悠真:挨拶は基本だよ 大樹:お、おはよう 悠真:もっと聞こえるように 大樹:おはよう 悠真:ほらね、みんなちゃんと挨拶返してくれるでしょ 大樹:ああ 悠馬:おはようと、ありがとうと、お連れさま、また明日って、それだけでもいいから、毎日言ってね 大樹:え...今さら変じゃない? 悠真:変じゃないよ。今までみたいに、挨拶しない方が変なんだからね 大樹:そう...なのか 悠真:いつからそうなの? 大樹:...さあ 悠真:ま、いっか。あーあと、その眉間のしわ! 大樹:え 悠真:...あーやっぱり触れないか。はあ...大樹、ここにいつも力が入ってて、目つきが悪く見えるんだよ 大樹:え、そうか? 悠真:やっぱり自覚ないんだ。クスッ。あとで鏡見ながら、しわが寄らない研究しようね 大樹:そんな、めんどくさい 悠真:やるの! 大樹:あ、はい 悠真:ははは  :  悠真:大樹!ほら、ドア開けてあげて 大樹:え、ああ 悠真:ほら、半分持ってあげなよ 大樹:え...あ、あの、手伝うよ 悠真:ほら、眉間ゆるめて 大樹:こうか? 悠真:うん、いい感じ 悠真:みんな、話しかけてくれるようになったね 大樹:お、おう。そうだな  :SE チャイム 大樹:あのさ、なんか、今日部活休みなら、遊びに行かないかって誘われたんだけど 悠真:おおーよかったね。楽しんでおいでよ 大樹:え、悠真は? 悠真:ぼく?んー...ぼくは、そろそろ 大樹:え...なんか、悠真透けてない? 悠真:あ、やっぱり?ははは 大樹:どういうことだよ 悠真:分からないけど、ちょっと、この身体、保ってられなくなってきたのかも 大樹:え!?え!悠真! 悠真:うん、もうダメみたい...大樹...楽しかったよ...ありがと...大好きだよ。バイバイ 大樹:悠真?...悠真!...消えた 大樹:ごめん、悠真の入院してる病院、知ってたら教えて  :SE  走る  :   :SE 病室のドアが開く  :SE 医療機器の音 大樹:はあ、はあ、はあ。悠真...悠真...悠真!目を覚ませよ 悠真:...ん... 大樹:悠真! 悠真:...だい..き 大樹:悠真...よかった 悠真:...あれ、みんなと遊びに行かなかったの? 大樹:ばか!お前が消えるから...何かあったかと思っただろう 悠真:ぼくも...身体が透けて、死んだのかと思った...生きてたね...大樹に、また会えた...よかった...心配かけて、ごめんね 大樹:お前が…いなくなったら…おれ、どうしたらいいんだよ 悠真:え… 大樹:もう、どこにも行くな。消えるなよ 悠真:うん...もう、どこにも行かないよ  :終