台本概要
200 views
タイトル | 同級生 |
---|---|
作者名 | しいのみ (@shiinomikozaru) |
ジャンル | ラブストーリー |
演者人数 | 2人用台本(男2) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 台本説明欄参照 |
説明 |
商用・非商用ともに利用可ですが、ご連絡いただけると非常に喜びます 配信の概要欄に、#しいのみ台本 と記載をお願いします 200 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
大樹(だいき) | 男 | - | サッカー部。いつも眉間にしわを寄せていて、目つきが悪い 寡黙ゆえに、誤解されやすい |
悠真(ゆうま) | 男 | - | サッカー部。明るくて、誰とでもすぐに打ち解ける |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
大樹:(モノローグ)ある日、学校へ行くと、悠真が事故にあったという噂で持ち切りだった」
:SE 教室の喧騒
大樹:...え?悠真が?
大樹:(モノローグ)どうやら、昨日の部活の帰り、信号無視をした車にはねられ、意識不明の重体だそうだ
大樹:いや、だって…え?
大樹:(モノローグ)じゃあ、ここにいるのは、いったい誰なんだ?
悠真:クスっ...悠真だよ
大樹:だよ...な
悠真:しーっ。静かにね。どうやら、みんなには見えてないみたいだから
大樹:どういうことだよ(小声で)
:SE チャイム
悠真:あとで、教えてあげるよ
:
:SE サッカー部の練習(ボールが転がる)
大樹:悠真、ボールとって
悠真:いや、無理だし
大樹:え?
悠真:ほら...ね
大樹:え...ボールがすり抜けた...
悠真:ほら、みんな不思議そうな顔してるよ。早く行きなよ
大樹:あ、ああ
:
:SE 玄関ドアの開閉
大樹:ただいまー
悠真:おじゃましまーす、って聞こえないけど(笑)
:SE 部屋のドア
大樹:で?どういうことなの?
悠真:えっとね。ここにいるのは、ぼくだけど、ぼくじゃない
大樹:意味が分からない
悠真:ははは。だよね
大樹:真面目に聞いてるんだけど
悠真:うん、ごめん。昨日さ、部活のあと、横断歩道わたってたら、信号無視した車が突っ込んできてさ、気が付いたら、自分がベッドに寝てるのを、上から見てた
大樹:え?
悠真:なんか、幽体離脱?ってやつなのかな?浮かんでたの
大樹:えええ
悠真:だから、ぼくなんだけど、ぼくじゃない
大樹:それで、なんでここにいるの?
悠真:いやあ、だって、ぼくがいないと、大樹みんなと話さないじゃん
大樹:そんなことないだろ?
悠真:ほんとかなあ。じゃあ、今日なに話した?
大樹:...あれ?
悠真:クスっ
大樹:あ、ほら、部活のあと、ありがとうございましたって
悠真:それ、ただの挨拶じゃん
大樹:あー
悠真:だからね、大樹が心配だなあって思ってたら、いつの間にか大樹のそばにいたの。便利だね、幽体離脱(笑)
大樹:便利って...
悠真:クスっ明日から、話す練習しようね
:
:SE 朝の音(鳥の声)
悠真:ほら、教室入ったら、ちゃんとおはようって言わなきゃ
大樹 :え...
悠真:挨拶は基本だよ
大樹:お、おはよう
悠真:もっと聞こえるように
大樹:おはよう
悠真:ほらね、みんなちゃんと挨拶返してくれるでしょ
大樹:ああ
悠馬:おはようと、ありがとうと、お連れさま、また明日って、それだけでもいいから、毎日言ってね
大樹:え...今さら変じゃない?
悠真:変じゃないよ。今までみたいに、挨拶しない方が変なんだからね
大樹:そう...なのか
悠真:いつからそうなの?
大樹:...さあ
悠真:ま、いっか。あーあと、その眉間のしわ!
大樹:え
悠真:...あーやっぱり触れないか。はあ...大樹、ここにいつも力が入ってて、目つきが悪く見えるんだよ
大樹:え、そうか?
悠真:やっぱり自覚ないんだ。クスッ。あとで鏡見ながら、しわが寄らない研究しようね
大樹:そんな、めんどくさい
悠真:やるの!
大樹:あ、はい
悠真:ははは
:
悠真:大樹!ほら、ドア開けてあげて
大樹:え、ああ
悠真:ほら、半分持ってあげなよ
大樹:え...あ、あの、手伝うよ
悠真:ほら、眉間ゆるめて
大樹:こうか?
悠真:うん、いい感じ
悠真:みんな、話しかけてくれるようになったね
大樹:お、おう。そうだな
:SE チャイム
大樹:あのさ、なんか、今日部活休みなら、遊びに行かないかって誘われたんだけど
悠真:おおーよかったね。楽しんでおいでよ
大樹:え、悠真は?
悠真:ぼく?んー...ぼくは、そろそろ
大樹:え...なんか、悠真透けてない?
悠真:あ、やっぱり?ははは
大樹:どういうことだよ
悠真:分からないけど、ちょっと、この身体、保ってられなくなってきたのかも
大樹:え!?え!悠真!
悠真:うん、もうダメみたい...大樹...楽しかったよ...ありがと...大好きだよ。バイバイ
大樹:悠真?...悠真!...消えた
大樹:ごめん、悠真の入院してる病院、知ってたら教えて
:SE 走る
:
:SE 病室のドアが開く
:SE 医療機器の音
大樹:はあ、はあ、はあ。悠真...悠真...悠真!目を覚ませよ
悠真:...ん...
大樹:悠真!
悠真:...だい..き
大樹:悠真...よかった
悠真:...あれ、みんなと遊びに行かなかったの?
大樹:ばか!お前が消えるから...何かあったかと思っただろう
悠真:ぼくも...身体が透けて、死んだのかと思った...生きてたね...大樹に、また会えた...よかった...心配かけて、ごめんね
大樹:お前が…いなくなったら…おれ、どうしたらいいんだよ
悠真:え…
大樹:もう、どこにも行くな。消えるなよ
悠真:うん...もう、どこにも行かないよ
:終
大樹:(モノローグ)ある日、学校へ行くと、悠真が事故にあったという噂で持ち切りだった」
:SE 教室の喧騒
大樹:...え?悠真が?
大樹:(モノローグ)どうやら、昨日の部活の帰り、信号無視をした車にはねられ、意識不明の重体だそうだ
大樹:いや、だって…え?
大樹:(モノローグ)じゃあ、ここにいるのは、いったい誰なんだ?
悠真:クスっ...悠真だよ
大樹:だよ...な
悠真:しーっ。静かにね。どうやら、みんなには見えてないみたいだから
大樹:どういうことだよ(小声で)
:SE チャイム
悠真:あとで、教えてあげるよ
:
:SE サッカー部の練習(ボールが転がる)
大樹:悠真、ボールとって
悠真:いや、無理だし
大樹:え?
悠真:ほら...ね
大樹:え...ボールがすり抜けた...
悠真:ほら、みんな不思議そうな顔してるよ。早く行きなよ
大樹:あ、ああ
:
:SE 玄関ドアの開閉
大樹:ただいまー
悠真:おじゃましまーす、って聞こえないけど(笑)
:SE 部屋のドア
大樹:で?どういうことなの?
悠真:えっとね。ここにいるのは、ぼくだけど、ぼくじゃない
大樹:意味が分からない
悠真:ははは。だよね
大樹:真面目に聞いてるんだけど
悠真:うん、ごめん。昨日さ、部活のあと、横断歩道わたってたら、信号無視した車が突っ込んできてさ、気が付いたら、自分がベッドに寝てるのを、上から見てた
大樹:え?
悠真:なんか、幽体離脱?ってやつなのかな?浮かんでたの
大樹:えええ
悠真:だから、ぼくなんだけど、ぼくじゃない
大樹:それで、なんでここにいるの?
悠真:いやあ、だって、ぼくがいないと、大樹みんなと話さないじゃん
大樹:そんなことないだろ?
悠真:ほんとかなあ。じゃあ、今日なに話した?
大樹:...あれ?
悠真:クスっ
大樹:あ、ほら、部活のあと、ありがとうございましたって
悠真:それ、ただの挨拶じゃん
大樹:あー
悠真:だからね、大樹が心配だなあって思ってたら、いつの間にか大樹のそばにいたの。便利だね、幽体離脱(笑)
大樹:便利って...
悠真:クスっ明日から、話す練習しようね
:
:SE 朝の音(鳥の声)
悠真:ほら、教室入ったら、ちゃんとおはようって言わなきゃ
大樹 :え...
悠真:挨拶は基本だよ
大樹:お、おはよう
悠真:もっと聞こえるように
大樹:おはよう
悠真:ほらね、みんなちゃんと挨拶返してくれるでしょ
大樹:ああ
悠馬:おはようと、ありがとうと、お連れさま、また明日って、それだけでもいいから、毎日言ってね
大樹:え...今さら変じゃない?
悠真:変じゃないよ。今までみたいに、挨拶しない方が変なんだからね
大樹:そう...なのか
悠真:いつからそうなの?
大樹:...さあ
悠真:ま、いっか。あーあと、その眉間のしわ!
大樹:え
悠真:...あーやっぱり触れないか。はあ...大樹、ここにいつも力が入ってて、目つきが悪く見えるんだよ
大樹:え、そうか?
悠真:やっぱり自覚ないんだ。クスッ。あとで鏡見ながら、しわが寄らない研究しようね
大樹:そんな、めんどくさい
悠真:やるの!
大樹:あ、はい
悠真:ははは
:
悠真:大樹!ほら、ドア開けてあげて
大樹:え、ああ
悠真:ほら、半分持ってあげなよ
大樹:え...あ、あの、手伝うよ
悠真:ほら、眉間ゆるめて
大樹:こうか?
悠真:うん、いい感じ
悠真:みんな、話しかけてくれるようになったね
大樹:お、おう。そうだな
:SE チャイム
大樹:あのさ、なんか、今日部活休みなら、遊びに行かないかって誘われたんだけど
悠真:おおーよかったね。楽しんでおいでよ
大樹:え、悠真は?
悠真:ぼく?んー...ぼくは、そろそろ
大樹:え...なんか、悠真透けてない?
悠真:あ、やっぱり?ははは
大樹:どういうことだよ
悠真:分からないけど、ちょっと、この身体、保ってられなくなってきたのかも
大樹:え!?え!悠真!
悠真:うん、もうダメみたい...大樹...楽しかったよ...ありがと...大好きだよ。バイバイ
大樹:悠真?...悠真!...消えた
大樹:ごめん、悠真の入院してる病院、知ってたら教えて
:SE 走る
:
:SE 病室のドアが開く
:SE 医療機器の音
大樹:はあ、はあ、はあ。悠真...悠真...悠真!目を覚ませよ
悠真:...ん...
大樹:悠真!
悠真:...だい..き
大樹:悠真...よかった
悠真:...あれ、みんなと遊びに行かなかったの?
大樹:ばか!お前が消えるから...何かあったかと思っただろう
悠真:ぼくも...身体が透けて、死んだのかと思った...生きてたね...大樹に、また会えた...よかった...心配かけて、ごめんね
大樹:お前が…いなくなったら…おれ、どうしたらいいんだよ
悠真:え…
大樹:もう、どこにも行くな。消えるなよ
悠真:うん...もう、どこにも行かないよ
:終