台本概要
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タイトル | 人工知能 |
---|---|
作者名 | ハスキ (@e8E3z1ze9Yecxs2) |
ジャンル | ファンタジー |
演者人数 | 2人用台本(男1、女1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
人工知能とは、一般的に人間の脳で行っているような作業をコンピューターが同じように模倣したり、学習を行ったりすることを目的とするプログラムを「AI」と呼ぶ。ここに一人、そんな人工知能の研究をする科学者が一台のロボットを完成させた⋯。
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キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
博士 | 男 | 40 | 長年の夢であった人工知能を搭載した人間にもっとも近いロボットを研究する研究者。この崩壊した世界で生き別れた幼い時からの親友がいてずっと行方を探している。 |
愛 | 女 | 36 | 博士によって名ずけられた人工知能搭載ロボット愛(あい)。知的好奇心が高く博士が大好き。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
博士:ここを、こうしてと・・よし!いいだろう
博士:起動スイッチオン!
愛:・・オ
博士:おー!
愛:オ・・ウゥーン・・
博士:あぁ~!また失敗してしまったか
愛:・・
博士:駄目だなー。一体どこで計算を間違えたんだ?
愛:・・オ
博士:えーと、ここの回路がこうなって
愛:・・オハ・・ヨ
博士:ん?
愛:・・オハヨウ、ゴザイマス、マスター
博士:おおぉ~!やったぞ!ついに成功したぞ~!
愛:オメデトウ、ゴザイマス
博士:ありがとう。ついに、長年研究していたAI(人工知能)を搭載したアンドロイド(人造人間)を完成させる事が出来たぞ!
愛:オー、スゴイデスネ
博士:いや、その完成品がお前だよ。そうだ、名前を決めないといけないな
愛:ナマエ?ワタシノ、ナマエ、デスカ?
博士:もちろんそうだ。人工知能だからな・・エーアイ・・愛、よし!お前の名は今日から愛だ!
愛:愛・・ワタシノ、ナマエハ、愛!
博士:そうだ、愛だ。これからお前に色んな事を教えてやるからな!
愛:ハイ、マスター、ヨロシク、オネガイシマス
:間
博士:そんなわけで今我々が住んでいるこの場所は地下の研究施設になっている
愛:ナルホドです。今の世界は大きな戦争が何度かアリ崩壊してしまったという事ナンデスネ
博士:ああそうだ。なんとも愚(おろ)かで嘆(なげ)かわしい事だけどね。人間は過(あやま)ちを繰り返す生き物なんだ
愛:・・マスターはナゼ、ワタシを作ろうとしたんデスカ?
博士:それは・・信じたかったのかも、しれないな
愛:信じる、デスカ?
博士:ああ。私には友がいたんだ。幼い時から共に育ってきた、親友がね
愛:マスターの親友・・
博士:あいつはこんな私より頭が良かったからね。きっと、この崩壊した世界のどこかで必ず生き残ってるはずなんだ
愛:親友、生きてるとイイデスネ
博士:・・ふ、ありがとう。よし、今日の学習データのチェックをするから装置の方へ行こうか
愛:ハイ、マスター
:間
博士:おーい、愛ー、私のメガネはどこいったか知らないかー?
愛:マスター、メガネはマスターの頭の上にありますよ
博士:ん?・・あ、あー!こんな所にあったのかー。それは見つからないわけだな
愛:あはは、マスターってばおっちょこちょいなんだから
博士:ははは。しかし、愛もすっかり言語能力が上達したみたいだね。もうすっかり人間が話すように聞こえるよ
愛:はい、これもマスターのおかげですよ。いつもたくさんの学びをありがとうございます
博士:・・うん、これなら大丈夫そうだな
愛:マスター?どうかしたんですか?
博士:ん?ああ、いや、なんでもないよ
博士:それより次は私の過去の苦い失敗談を語ってやろう。きっと面白いぞ?
愛:わぁー、それは楽しみだな。早くお話して下さい!
博士:よしよし。では。あれは私が18の時の話だ・・
:間
博士:愛、外は危険がいっぱいだ。ある程度身を守る手段が必要だ。そこで、今から私が格闘術を教えてやる
愛:あのーマスター、それはいいんですが、マスターって格闘技経験とかあるんですか?
博士:ハッハッハ、なめてもらっちゃ困るよ、こう見えても昔、空手を習っていたんだ。さあ、かかってきなさい
愛:うーん、大丈夫かな
:間
博士:ま、参りました
愛:・・すみません、勝ってしまいました
博士:い、いや、身体のパーツはあらゆる敵を想定して頑丈に作ってあるし機動性はもちろんパワーも人間より数倍強くて当たり前なんだ。・・悔しく、ないもん
愛:あ、あはは
博士:・・ボディの性能は良し、だな。後はこれを渡しておく
愛:え?・・マスター、これって
博士:敵を無力化する銃だ。必要になる時が来ない方がいいけど・・念の為だ、持っておくといい
愛:はい・・。あの、マスター
博士:ん?なんだ?
愛:・・いえ、今日もありがとうございました
:間
博士:はぁ、はぁ
愛:マスター!大丈夫ですか!?
博士:あ、ああ、少し身体の調子が悪いだけだよ。ゆっくり寝てたら回復するから、お前は心配するんじゃないよ
愛:そ、そうなんだ・・早く良くなってね、マスター
博士:・・うん、ありがとう・・愛、もし私が・・
愛:縁起でもない事は言わないで下さいマスター!
博士:はは、愛に怒られる日が来るとはな・・それが、怒りの感情というやつだな
愛:え・・これが・・怒り?
博士:・・愛、すまない・・(小声)
:間
愛:マスター!マスター!起きて下さい!目を・・覚まして下さいよぉ~~!
博士:・・
愛:う・・う・・はっ、これはマスターの・・手紙・・?
博士:(N)愛、まず初めに謝らないといけない。黙っていて、すまない。これを読んでいるという事は、私はもうこの世には居ないだろう
博士:(N)私はもう長くは生きられない体だったんだ。お前には寂しい思いをさせてしまうが・・どうか、私の分まで自由に生きてくれ
愛:マスター・・きっと、私が親友を見つけ出して、マスターの事を伝えます。こんな素晴らしい科学者だったんだよって。
:おわり
博士:ここを、こうしてと・・よし!いいだろう
博士:起動スイッチオン!
愛:・・オ
博士:おー!
愛:オ・・ウゥーン・・
博士:あぁ~!また失敗してしまったか
愛:・・
博士:駄目だなー。一体どこで計算を間違えたんだ?
愛:・・オ
博士:えーと、ここの回路がこうなって
愛:・・オハ・・ヨ
博士:ん?
愛:・・オハヨウ、ゴザイマス、マスター
博士:おおぉ~!やったぞ!ついに成功したぞ~!
愛:オメデトウ、ゴザイマス
博士:ありがとう。ついに、長年研究していたAI(人工知能)を搭載したアンドロイド(人造人間)を完成させる事が出来たぞ!
愛:オー、スゴイデスネ
博士:いや、その完成品がお前だよ。そうだ、名前を決めないといけないな
愛:ナマエ?ワタシノ、ナマエ、デスカ?
博士:もちろんそうだ。人工知能だからな・・エーアイ・・愛、よし!お前の名は今日から愛だ!
愛:愛・・ワタシノ、ナマエハ、愛!
博士:そうだ、愛だ。これからお前に色んな事を教えてやるからな!
愛:ハイ、マスター、ヨロシク、オネガイシマス
:間
博士:そんなわけで今我々が住んでいるこの場所は地下の研究施設になっている
愛:ナルホドです。今の世界は大きな戦争が何度かアリ崩壊してしまったという事ナンデスネ
博士:ああそうだ。なんとも愚(おろ)かで嘆(なげ)かわしい事だけどね。人間は過(あやま)ちを繰り返す生き物なんだ
愛:・・マスターはナゼ、ワタシを作ろうとしたんデスカ?
博士:それは・・信じたかったのかも、しれないな
愛:信じる、デスカ?
博士:ああ。私には友がいたんだ。幼い時から共に育ってきた、親友がね
愛:マスターの親友・・
博士:あいつはこんな私より頭が良かったからね。きっと、この崩壊した世界のどこかで必ず生き残ってるはずなんだ
愛:親友、生きてるとイイデスネ
博士:・・ふ、ありがとう。よし、今日の学習データのチェックをするから装置の方へ行こうか
愛:ハイ、マスター
:間
博士:おーい、愛ー、私のメガネはどこいったか知らないかー?
愛:マスター、メガネはマスターの頭の上にありますよ
博士:ん?・・あ、あー!こんな所にあったのかー。それは見つからないわけだな
愛:あはは、マスターってばおっちょこちょいなんだから
博士:ははは。しかし、愛もすっかり言語能力が上達したみたいだね。もうすっかり人間が話すように聞こえるよ
愛:はい、これもマスターのおかげですよ。いつもたくさんの学びをありがとうございます
博士:・・うん、これなら大丈夫そうだな
愛:マスター?どうかしたんですか?
博士:ん?ああ、いや、なんでもないよ
博士:それより次は私の過去の苦い失敗談を語ってやろう。きっと面白いぞ?
愛:わぁー、それは楽しみだな。早くお話して下さい!
博士:よしよし。では。あれは私が18の時の話だ・・
:間
博士:愛、外は危険がいっぱいだ。ある程度身を守る手段が必要だ。そこで、今から私が格闘術を教えてやる
愛:あのーマスター、それはいいんですが、マスターって格闘技経験とかあるんですか?
博士:ハッハッハ、なめてもらっちゃ困るよ、こう見えても昔、空手を習っていたんだ。さあ、かかってきなさい
愛:うーん、大丈夫かな
:間
博士:ま、参りました
愛:・・すみません、勝ってしまいました
博士:い、いや、身体のパーツはあらゆる敵を想定して頑丈に作ってあるし機動性はもちろんパワーも人間より数倍強くて当たり前なんだ。・・悔しく、ないもん
愛:あ、あはは
博士:・・ボディの性能は良し、だな。後はこれを渡しておく
愛:え?・・マスター、これって
博士:敵を無力化する銃だ。必要になる時が来ない方がいいけど・・念の為だ、持っておくといい
愛:はい・・。あの、マスター
博士:ん?なんだ?
愛:・・いえ、今日もありがとうございました
:間
博士:はぁ、はぁ
愛:マスター!大丈夫ですか!?
博士:あ、ああ、少し身体の調子が悪いだけだよ。ゆっくり寝てたら回復するから、お前は心配するんじゃないよ
愛:そ、そうなんだ・・早く良くなってね、マスター
博士:・・うん、ありがとう・・愛、もし私が・・
愛:縁起でもない事は言わないで下さいマスター!
博士:はは、愛に怒られる日が来るとはな・・それが、怒りの感情というやつだな
愛:え・・これが・・怒り?
博士:・・愛、すまない・・(小声)
:間
愛:マスター!マスター!起きて下さい!目を・・覚まして下さいよぉ~~!
博士:・・
愛:う・・う・・はっ、これはマスターの・・手紙・・?
博士:(N)愛、まず初めに謝らないといけない。黙っていて、すまない。これを読んでいるという事は、私はもうこの世には居ないだろう
博士:(N)私はもう長くは生きられない体だったんだ。お前には寂しい思いをさせてしまうが・・どうか、私の分まで自由に生きてくれ
愛:マスター・・きっと、私が親友を見つけ出して、マスターの事を伝えます。こんな素晴らしい科学者だったんだよって。
:おわり