台本概要

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タイトル 迷子の子猫
作者名 ハスキ  (@e8E3z1ze9Yecxs2)
ジャンル ファンタジー
演者人数 5人用台本(不問5)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 あるところに一匹の迷子の子猫がいました。子猫はお母さんが待つお家に帰りたいけどどうしたいいか分からず泣いてしまいます。そんな迷子の子猫に通りかかった森の動物達が手助けをしてあげるお話です。
男性不問。子猫とナレーション&鳥熊モグラの二役でも出来るかも。世界観を壊さない程度のアドリブOK。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
不問 27 ナレーション。物語の進行役
不問 21 迷子の子猫。優しいお母さんが大好き。怖がりで泣き虫。
不問 9 通りすがりの鳥さん。大空を悠々と羽ばたく大きな羽とどこまでも見渡せる目がある。
不問 8 通りすがりの熊さん。大きな身体を持ち力持ち。モフモフの毛が気持ちいい。
モグラ 不問 6 通りすがりのモグラさん。小さな身体に大きな手、鋭い爪で穴をあっという間に開けてしまう。綺麗なトンネルが出来ると大喜びする。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
N:あるところに、迷子になってしまった一匹の子猫がいました N:子猫は早くお母さんが待っているお家に帰りたくて泣いてました 猫:え~ん、え~ん、お母さんに会いたいよ~ N:子猫は寂しくて寂しくて遠くに聞こえるような大きな声で泣きました N:するとそこに声を聞いた鳥さんがやってきました 鳥:おや、子猫ちゃん、なんで泣いてるんだい? 猫:ぐすん、お家がわからなくなって、お母さんに会えなくなっちゃったんだ、え~ん N:子猫はそう言うとまた泣き出してしまいました 鳥:それは大変だね。なんとかしてあげたいけど、どうすればいいんだろう? N:泣いている子猫が心配な鳥さんは考えました 鳥:そうだ子猫ちゃん、君のお家はどんなお家だい? 猫:ぐすん、お家? 鳥:そうだよ、僕が探してあげるよ 猫:え?探してくれるの?ほんと? 鳥:あー、ほんとだよ、僕にまかせて 猫:えっと、僕のお家は、赤い屋根のお家なの 鳥:よし、分かったよ、赤い屋根のお家だね N:鳥さんは羽をバサバサと動かしてあっという間にお空に飛んで行きました 鳥:見えた、見えたよ子猫ちゃん、君のお家が見つかったよ 猫:え?ほんと?お母さんがいるお家に帰れるの? 鳥:うん、あっちの道をまっすぐいけば君のお家に帰れるよ、良かったね 猫:うわーい、ありがとう鳥さん、これでお家に帰れるぞ 鳥:じゃあ僕はそろそろ行くね、もう迷子にならないようにね N:子猫は鳥さんとお別れをしたあとに教えてもらった道を元気に歩いて行きました 猫:よし、早くお母さんの待ってるお家に帰るんだ N:子猫はいつの間にか泣きやんでいました。お母さんに会えると思うと元気になりました N:子猫が歩いていると目の前に大きな川がありました 猫:えーん、えーん、こんな大きな川、僕じゃ流されて渡れないよー N:子猫はまたお家に帰れなくて、悲しくて泣いてしまいました N:するとそこに声を聞いた熊さんがやってきました 熊:おや、子猫ちゃん、どうしたんだい?なんで泣いてるんだい? 猫:えーん、えーん、お母さんが待ってるお家に帰りたいのに、川が渡れなくて悲しいの、えーん N:子猫はまた悲しくなって泣き出してしまいました 熊:そうかい、お母さんが待ってるお家に帰りたいのに川が渡れなくて泣いてたのかい N:泣いている子猫が心配な熊さんは考えました 熊:そうだ、子猫ちゃん、僕にまかせてくれるかい? 猫:ぐすん、え?熊さん、僕を助けてくれるの? 熊:あーそうだよ、僕の背中に乗ってごらん N:そう言うと熊さんは少し背を低くして子猫に背中に乗るように言いました 猫:熊さん、乗ったよ、これでいいかな? 熊:よし、子猫ちゃん、それでいいよ、今から川を渡るからしっかりつかまっておいてくれよ N:そう言うと熊さんはドシドシと歩いて川に入っていってザブザブと川を渡り出しました 猫:すごいよ、熊さん、こんな大きな川を渡れちゃうなんて 熊:僕は体が大きいからね、これくらいへっちゃらさ、ほら、もうすぐ川を渡っちゃうよ N:子猫を乗せた熊さんは無事川を渡りきりました 熊:無事にわたりきれたよ子猫ちゃん、もうこれでお家に帰れるよ 猫:熊さんありがとう、僕ひとりじゃこんな大きな川渡れなかったよ、これでお家に帰る事ができるよ N:子猫は熊さんにお礼を言ってお家に帰れる事を喜びました 熊:良かったね子猫ちゃん、早くお母さんが待ってるお家に帰れるといいね、それじゃ僕は行くね N:子猫は熊さんとさよならをしたあとにまた教えてもらった道を歩いていきました 猫:早くお母さんが待ってるお家に帰るんだ N:川を渡れなくて泣いていた子猫はいつの間にか元気になっていました N:すると今度は目の前に大きな石が道をとうせんぼしていました 猫:えーん、えーん、こんな大きな石があったらお家に帰れないよ、えーん N:子猫はまたお家に帰れなくて、悲しくて泣いてしまいました N:するとそこに声を聞いたモグラさんがやってきました モグラ:おんや、子猫ちゃん、いったいどうしたんだい?なんで泣いてるんだい? 猫:えーん、えーん、お母さんが待ってるお家に帰りたいのに、石がとうせんぼしてて悲しいの、えーん N:子猫はまた悲しくなって泣き出してしまいました モグラ:そうかい、お母さんが待ってるお家に帰りたいのに石がとうせんぼしてて泣いてたのかい N:泣いている子猫が心配なモグラさんは考えました モグラ:そうだ、子猫ちゃん、おいらにまかせてくれるかい? 猫:ぐすん、え?モグラさん、僕を助けてくれるの? モグラ:おいらにまかせてね、おいらの後をついて来てね N:そう言うとモグラはガリガリと土を掘っていきあっという間にトンネルが出来ました 猫:すごいよモグラさん、お母さんが待ってるお家が見えてるよ モグラ:おやすいごようさ、これでお家に帰れるね 猫:わーい、ありがとうモグラさん! モグラ:じゃあね、お母さんにいっぱい抱きしめてもらうんだよ~ 猫:うん! N:これで子猫は無事にお母さんが待つお家に帰る事が出来ました。子猫のお家からはいつまでも、いつまでも楽しく笑いあう声が聞こえていました。めでたしめでたし。 :おわり

N:あるところに、迷子になってしまった一匹の子猫がいました N:子猫は早くお母さんが待っているお家に帰りたくて泣いてました 猫:え~ん、え~ん、お母さんに会いたいよ~ N:子猫は寂しくて寂しくて遠くに聞こえるような大きな声で泣きました N:するとそこに声を聞いた鳥さんがやってきました 鳥:おや、子猫ちゃん、なんで泣いてるんだい? 猫:ぐすん、お家がわからなくなって、お母さんに会えなくなっちゃったんだ、え~ん N:子猫はそう言うとまた泣き出してしまいました 鳥:それは大変だね。なんとかしてあげたいけど、どうすればいいんだろう? N:泣いている子猫が心配な鳥さんは考えました 鳥:そうだ子猫ちゃん、君のお家はどんなお家だい? 猫:ぐすん、お家? 鳥:そうだよ、僕が探してあげるよ 猫:え?探してくれるの?ほんと? 鳥:あー、ほんとだよ、僕にまかせて 猫:えっと、僕のお家は、赤い屋根のお家なの 鳥:よし、分かったよ、赤い屋根のお家だね N:鳥さんは羽をバサバサと動かしてあっという間にお空に飛んで行きました 鳥:見えた、見えたよ子猫ちゃん、君のお家が見つかったよ 猫:え?ほんと?お母さんがいるお家に帰れるの? 鳥:うん、あっちの道をまっすぐいけば君のお家に帰れるよ、良かったね 猫:うわーい、ありがとう鳥さん、これでお家に帰れるぞ 鳥:じゃあ僕はそろそろ行くね、もう迷子にならないようにね N:子猫は鳥さんとお別れをしたあとに教えてもらった道を元気に歩いて行きました 猫:よし、早くお母さんの待ってるお家に帰るんだ N:子猫はいつの間にか泣きやんでいました。お母さんに会えると思うと元気になりました N:子猫が歩いていると目の前に大きな川がありました 猫:えーん、えーん、こんな大きな川、僕じゃ流されて渡れないよー N:子猫はまたお家に帰れなくて、悲しくて泣いてしまいました N:するとそこに声を聞いた熊さんがやってきました 熊:おや、子猫ちゃん、どうしたんだい?なんで泣いてるんだい? 猫:えーん、えーん、お母さんが待ってるお家に帰りたいのに、川が渡れなくて悲しいの、えーん N:子猫はまた悲しくなって泣き出してしまいました 熊:そうかい、お母さんが待ってるお家に帰りたいのに川が渡れなくて泣いてたのかい N:泣いている子猫が心配な熊さんは考えました 熊:そうだ、子猫ちゃん、僕にまかせてくれるかい? 猫:ぐすん、え?熊さん、僕を助けてくれるの? 熊:あーそうだよ、僕の背中に乗ってごらん N:そう言うと熊さんは少し背を低くして子猫に背中に乗るように言いました 猫:熊さん、乗ったよ、これでいいかな? 熊:よし、子猫ちゃん、それでいいよ、今から川を渡るからしっかりつかまっておいてくれよ N:そう言うと熊さんはドシドシと歩いて川に入っていってザブザブと川を渡り出しました 猫:すごいよ、熊さん、こんな大きな川を渡れちゃうなんて 熊:僕は体が大きいからね、これくらいへっちゃらさ、ほら、もうすぐ川を渡っちゃうよ N:子猫を乗せた熊さんは無事川を渡りきりました 熊:無事にわたりきれたよ子猫ちゃん、もうこれでお家に帰れるよ 猫:熊さんありがとう、僕ひとりじゃこんな大きな川渡れなかったよ、これでお家に帰る事ができるよ N:子猫は熊さんにお礼を言ってお家に帰れる事を喜びました 熊:良かったね子猫ちゃん、早くお母さんが待ってるお家に帰れるといいね、それじゃ僕は行くね N:子猫は熊さんとさよならをしたあとにまた教えてもらった道を歩いていきました 猫:早くお母さんが待ってるお家に帰るんだ N:川を渡れなくて泣いていた子猫はいつの間にか元気になっていました N:すると今度は目の前に大きな石が道をとうせんぼしていました 猫:えーん、えーん、こんな大きな石があったらお家に帰れないよ、えーん N:子猫はまたお家に帰れなくて、悲しくて泣いてしまいました N:するとそこに声を聞いたモグラさんがやってきました モグラ:おんや、子猫ちゃん、いったいどうしたんだい?なんで泣いてるんだい? 猫:えーん、えーん、お母さんが待ってるお家に帰りたいのに、石がとうせんぼしてて悲しいの、えーん N:子猫はまた悲しくなって泣き出してしまいました モグラ:そうかい、お母さんが待ってるお家に帰りたいのに石がとうせんぼしてて泣いてたのかい N:泣いている子猫が心配なモグラさんは考えました モグラ:そうだ、子猫ちゃん、おいらにまかせてくれるかい? 猫:ぐすん、え?モグラさん、僕を助けてくれるの? モグラ:おいらにまかせてね、おいらの後をついて来てね N:そう言うとモグラはガリガリと土を掘っていきあっという間にトンネルが出来ました 猫:すごいよモグラさん、お母さんが待ってるお家が見えてるよ モグラ:おやすいごようさ、これでお家に帰れるね 猫:わーい、ありがとうモグラさん! モグラ:じゃあね、お母さんにいっぱい抱きしめてもらうんだよ~ 猫:うん! N:これで子猫は無事にお母さんが待つお家に帰る事が出来ました。子猫のお家からはいつまでも、いつまでも楽しく笑いあう声が聞こえていました。めでたしめでたし。 :おわり