台本概要
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タイトル | 知らんけどって言わせたいやつ |
---|---|
作者名 | ハスキ (@e8E3z1ze9Yecxs2) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 2人用台本(男1、女1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
ちまたで流行ってるという言葉「知らんけど」大変便利なこの言葉を使って見たくなった男は、彼女に知らんけどの良さを伝え試しに言ってもらう事にした。 男女不問。アドリブ大歓迎! 172 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
男 | 男 | 41 | 知らんけどって言わせい彼氏。流行りに乗っかりやすい。 |
女 | 女 | 43 | 知らんけどって言わされる彼女。行動が読めない彼氏によく振り回されている。そろそろ堪忍袋の緒が切れそう。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
男:なあなあ、ちょっと聞いてくれ
女:え?なによ急に
男:最近流行ってる言葉でさ、「知らんけど」ってあるじゃん?
女:⋯ああ、それ流行ったのはもうだいぶ前だけど、私もたまに言っちゃうやつね
男:なんかさ⋯いいよね
女:は⋯?
男:だから、「知らんけど」ってなんか良いと思わないか!?
女:そ、そう?
男:ああ、なんかこう、絶妙に言いたくなるし聞きたくなるんだよ!
女:そこまでなんだ⋯
男:なあ、試しに言ってみてくれないか?
女:はあ?言うの?今?
男:そうだ、今すぐ聞きたい、なんならずっと朝まで聞いていたい!
女:それはやめて!なんなのよその特殊なプレイは!?
女:⋯はあ、分かったわよ。言えばいいんでしょ?
男:ありがとう~!さすが話が分かるな!さあ!さあさあ!!
女:ちょ、圧が怖いから一旦離れて!
:少しの間
女:んんっ(咳払い)⋯知らんけど
男:おぉ!⋯いいぞ~~!
女:あっそ。これって何フェチになるの?
男:ふむ⋯でもなんか、足りないんだよなー
女:は?これに足りる足りないがあるの?
男:なんだろな~俺が求めてる「知らんけど」はもっとこう、ハートにズドンと来るんだよ~
女:それもう撃たれてるよね?てか分かった、あれでしょ?
男:わ、分かったのか!
女:だから、主語があってこその「知らんけど」ってやつでしょ?
男:⋯それだー!!天才なのか!?
女:いやこんなの誰でも気づくって
男:なるほど、話の流れがあって最後にトドメを刺すかのごとくバッサリ切り捨てる「知らんけど」、だから良かったのか~
女:そりゃ、いきなり知らんけどとか言わないよね
男:よし。そこで、またお願いなんだが⋯
女:え、まさか
男:知らんけどを言いたくなる様な話を言って見てくれ!
女:知らんけどを言いたくなるような話!?って何よ急に
男:なんでもいいから言ってみてくれ!頼む!一生のお願いだ~!
女:こんなんに一生のお願い使うんじゃない!⋯はあ、分かった。面白くなくても文句言わないでよ?
男:ああ!もちろんだ!
女:えーと⋯隣りの部屋に新しい人が引っ越して来たよね?
男:ああ、たしか一週間くらい前にな
女:その人が昨日の昼に挨拶に来てたんだけど、おじいさんの二人組だったんだよね
男:おじいさんの二人組!?
女:二人とも身長は2メートルくらいあって、腕にLOVEって入れ墨があったね、知らんけど
男:ええ~~!何その話!?
女:いや、知らんけどの話だけど
男:いや内容が凄すぎて、知らんけどが全然頭に入って来ないのよ~
女:えー?文句多いなー
男:別の話プリーズ!
女:別の話⋯?もう、しょうがないなー
男:さっすが~もう神!
女:上げすぎだから!えーと⋯この間の休みに隣り街の商店街に買い物に行ったって言ってたよね?
男:ああ、欲しい服があるから買いに行ってたんだよな?
女:その時なんだけど、商店街歩いてたら急に声かけられたんだよね。なんかスカウトとかで
男:スカウト!?
女:なんか話聞いてたら「100年に一人」とか「そく売れる」とか「デビューしないか」言われたんだよね、知らんけど
男:何それ~~!俺の方がその話知らんけど~~!?
女:ああ、言うの忘れてたけど、どうせ怪しいやつだと思うから、無視してきちゃった
男:ええ⋯ほんものだったら勿体ないやつ⋯
女:これで満足?
男:いやだから内容のパンチが効きすぎて知らんけどが全然入って来ないのよ~
女:ええ~もうそんなに言うんだったら自分で考えたら?
男:⋯そうか!聞いてもらうのでも満たされるかもしれん!さっそくやってみるから聞いてくれ!
女:はいはい、どうぞ
男:この間さ、遅くに帰ってきた事あったじゃん?
女:ああ、たしか男友達と飲みに行ってたって言ってたあれね
男:そうなんだよ。俺もそう思って一緒に飲んでたんだけど、なんか違う気がしてきてさ
女:どういう事?
男:やけに声は高いし身体も華奢(きしゃ)だし、おまけになんか色っぽいんだよ
女:え?
男:まあそいつが酔っ払ったって言うから家まで送ってやったんだけど、そいつの家がまたやけに可愛い部屋だったんだよ。
女:まさか⋯
男:それでちょっと話をして寝かしつけてから帰ってきたんだけど、どうやらそいつ、女だったみたいなんだよね、知らんけど
女:ちょっとそれ浮気じゃーーーん!!
男:ええー!?
女:何が「知らんけど」よ!めちゃくちゃ浮気してたんじゃない!
男:いや、俺はただ知らんけどの話をしていたわけで⋯
女:だいたいすんなり帰ったみたいに言ってたけどその子と部屋でなんかしてたでしょ!?
男:い、いや、知らんけど
女:はい、アウト。別れまーす
男:う、嘘だろ!?知らんけどって言ったじゃん!!
女:そんな都合のいい知らんけどがあるかー!別れます、即別れます!
男:ちょ、ちょっと待ってくれ、これにはワケがあるんだ!
女:ワケも何もあるかーー!
男:ですよねーー!
女:じぁね、その男だか女だか分からない人と末永くお幸せに、知らんけど
:おわり
男:なあなあ、ちょっと聞いてくれ
女:え?なによ急に
男:最近流行ってる言葉でさ、「知らんけど」ってあるじゃん?
女:⋯ああ、それ流行ったのはもうだいぶ前だけど、私もたまに言っちゃうやつね
男:なんかさ⋯いいよね
女:は⋯?
男:だから、「知らんけど」ってなんか良いと思わないか!?
女:そ、そう?
男:ああ、なんかこう、絶妙に言いたくなるし聞きたくなるんだよ!
女:そこまでなんだ⋯
男:なあ、試しに言ってみてくれないか?
女:はあ?言うの?今?
男:そうだ、今すぐ聞きたい、なんならずっと朝まで聞いていたい!
女:それはやめて!なんなのよその特殊なプレイは!?
女:⋯はあ、分かったわよ。言えばいいんでしょ?
男:ありがとう~!さすが話が分かるな!さあ!さあさあ!!
女:ちょ、圧が怖いから一旦離れて!
:少しの間
女:んんっ(咳払い)⋯知らんけど
男:おぉ!⋯いいぞ~~!
女:あっそ。これって何フェチになるの?
男:ふむ⋯でもなんか、足りないんだよなー
女:は?これに足りる足りないがあるの?
男:なんだろな~俺が求めてる「知らんけど」はもっとこう、ハートにズドンと来るんだよ~
女:それもう撃たれてるよね?てか分かった、あれでしょ?
男:わ、分かったのか!
女:だから、主語があってこその「知らんけど」ってやつでしょ?
男:⋯それだー!!天才なのか!?
女:いやこんなの誰でも気づくって
男:なるほど、話の流れがあって最後にトドメを刺すかのごとくバッサリ切り捨てる「知らんけど」、だから良かったのか~
女:そりゃ、いきなり知らんけどとか言わないよね
男:よし。そこで、またお願いなんだが⋯
女:え、まさか
男:知らんけどを言いたくなる様な話を言って見てくれ!
女:知らんけどを言いたくなるような話!?って何よ急に
男:なんでもいいから言ってみてくれ!頼む!一生のお願いだ~!
女:こんなんに一生のお願い使うんじゃない!⋯はあ、分かった。面白くなくても文句言わないでよ?
男:ああ!もちろんだ!
女:えーと⋯隣りの部屋に新しい人が引っ越して来たよね?
男:ああ、たしか一週間くらい前にな
女:その人が昨日の昼に挨拶に来てたんだけど、おじいさんの二人組だったんだよね
男:おじいさんの二人組!?
女:二人とも身長は2メートルくらいあって、腕にLOVEって入れ墨があったね、知らんけど
男:ええ~~!何その話!?
女:いや、知らんけどの話だけど
男:いや内容が凄すぎて、知らんけどが全然頭に入って来ないのよ~
女:えー?文句多いなー
男:別の話プリーズ!
女:別の話⋯?もう、しょうがないなー
男:さっすが~もう神!
女:上げすぎだから!えーと⋯この間の休みに隣り街の商店街に買い物に行ったって言ってたよね?
男:ああ、欲しい服があるから買いに行ってたんだよな?
女:その時なんだけど、商店街歩いてたら急に声かけられたんだよね。なんかスカウトとかで
男:スカウト!?
女:なんか話聞いてたら「100年に一人」とか「そく売れる」とか「デビューしないか」言われたんだよね、知らんけど
男:何それ~~!俺の方がその話知らんけど~~!?
女:ああ、言うの忘れてたけど、どうせ怪しいやつだと思うから、無視してきちゃった
男:ええ⋯ほんものだったら勿体ないやつ⋯
女:これで満足?
男:いやだから内容のパンチが効きすぎて知らんけどが全然入って来ないのよ~
女:ええ~もうそんなに言うんだったら自分で考えたら?
男:⋯そうか!聞いてもらうのでも満たされるかもしれん!さっそくやってみるから聞いてくれ!
女:はいはい、どうぞ
男:この間さ、遅くに帰ってきた事あったじゃん?
女:ああ、たしか男友達と飲みに行ってたって言ってたあれね
男:そうなんだよ。俺もそう思って一緒に飲んでたんだけど、なんか違う気がしてきてさ
女:どういう事?
男:やけに声は高いし身体も華奢(きしゃ)だし、おまけになんか色っぽいんだよ
女:え?
男:まあそいつが酔っ払ったって言うから家まで送ってやったんだけど、そいつの家がまたやけに可愛い部屋だったんだよ。
女:まさか⋯
男:それでちょっと話をして寝かしつけてから帰ってきたんだけど、どうやらそいつ、女だったみたいなんだよね、知らんけど
女:ちょっとそれ浮気じゃーーーん!!
男:ええー!?
女:何が「知らんけど」よ!めちゃくちゃ浮気してたんじゃない!
男:いや、俺はただ知らんけどの話をしていたわけで⋯
女:だいたいすんなり帰ったみたいに言ってたけどその子と部屋でなんかしてたでしょ!?
男:い、いや、知らんけど
女:はい、アウト。別れまーす
男:う、嘘だろ!?知らんけどって言ったじゃん!!
女:そんな都合のいい知らんけどがあるかー!別れます、即別れます!
男:ちょ、ちょっと待ってくれ、これにはワケがあるんだ!
女:ワケも何もあるかーー!
男:ですよねーー!
女:じぁね、その男だか女だか分からない人と末永くお幸せに、知らんけど
:おわり