台本概要

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タイトル ろくでなしプロム
作者名 芥川ドラ之介
ジャンル その他
演者人数 2人用台本(男2)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 有料無料に関わらず全て自由にお使いください。
過度のアドリブ、内容や性別、役名の改編も好きにしてください。
わたしへの連絡や、作者名の表記なども特に必要ありません。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
ニック 35 モテない。
ジミー 36 モテない。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:ジミーの部屋。 ジミー:「なぁ」 ニック:「・・・ん?」 ジミー:「その漫画、面白いだろ?」 ニック:「・・・面白い」 ジミー:「だろ?」 ニック:「やっぱ、お前、漫画選びのセンス良いわ」 ジミー:「ありがと・・・。・・・。なぁ」 ニック:「・・・」 ジミー:「なぁ!」 ニック:「ん?」 ジミー:「半年後、僕たち、卒業するよな?」 ニック:「・・・あぁ。卒業だな」 ジミー:「卒業イコール、プロムだよな?」 ニック:「・・・だから?」 ジミー:「ニックはさ。プロムに誘う相手、いるの?」 ニック:「いるわけないだろ」 ジミー:「良かった!」 ニック:「なんで嬉しそうなんだよ・・・。お前もいないんだろ?」 ジミー:「うん。いない。僕たちはモテない」 ニック:「・・・」 ジミー:「ニック!このまま彼女の一人も作らずに、高校生活に幕を閉じても良いのかい?」 ニック:「あぁ、悪い。俺、彼女、いたことある」 ジミー:「・・・え?リピートアフタミー今のセリフ」 ニック:「俺、彼女、いたことある」 ジミー:「誰?誰と付き合ってたの?」 ニック:「・・・キャサリン」 ジミー:「キャサリン?え?キャサリンって、あのチア部のリーダーの!?」 ニック:「そのキャサリンではない」 ジミー:「そのキャサリンではないって、どのキャサリン?」 ニック:「・・・学校の子じゃないから」 ジミー:「つまり、他校の子?」 ニック:「・・・多分」 ジミー:「どうやって繋がったの?」 ニック:「・・・SNS・・・」 ジミー:「え?あぁ・・・。アレだね?ネット恋愛ってやつ?」 ニック:「悪いかよ?」 ジミー:「悪くないよ。うん。悪くない。恋愛の形は様々だからね。・・・。それで、その子とは、何回くらいデートをしたんだい?」 ニック:「・・・してない」 ジミー:「してない?」 ニック:「・・・うん」 ジミー:「あぁ・・・。会わずに別れたってこと?」 ニック:「・・・うん」 ジミー:「良かった!つまり、君はまだDTなんだね?」 ニック:「DT?」 ジミー:「女の子とのエッチが『未経験』だってことさ」 ニック:「うるせぇな。そうだよ。DTだよ」 ジミー:「うんうん!僕と同じ!さすが、親友のニックだ!」 ニック:「・・・」 ジミー:「なぁ」 ニック:「・・・ん?」 ジミー:「モテたいって思わない?」 ニック:「なんだよ?」 ジミー:「ニックもモテたいだろ?」 ニック:「そりゃあ、な」 ジミー:「僕もモテたい!モテて、プロムに女の子を誘って、そのあと、DTを捨てたい!」 ニック:「・・・」 ジミー:「ニック!モテる男になろう!」 ニック:「モテる男に?俺たちが?そんなの無理だろ?」 ジミー:「無理じゃないさ!」 ニック:「・・・は?」 ジミー:「僕たちは、特別顔が良いわけでも、身長が高いわけでもない」 ニック:「そうだな」 ジミー:「学校の成績も、だいたい真ん中くらいだ」 ニック:「明らかに後ろから数えた方が早いと思うけどな」 ジミー:「運動能力も・・・」 ニック:「あぁ、とても残念だな」 ジミー:「しかし!そんな『ろくでなし』の僕たちが、『まだ』、挑戦していないことがあるだろ?」 ニック:「挑戦していないこと?」 ジミー:「ニック!『バンド』やろうぜ!」 ニック:「ば、バンド?」 ジミー:「そう!バンドマンは、モテるんだ!」 0: 0:―ろくでなしバンド、始動!―

0:ジミーの部屋。 ジミー:「なぁ」 ニック:「・・・ん?」 ジミー:「その漫画、面白いだろ?」 ニック:「・・・面白い」 ジミー:「だろ?」 ニック:「やっぱ、お前、漫画選びのセンス良いわ」 ジミー:「ありがと・・・。・・・。なぁ」 ニック:「・・・」 ジミー:「なぁ!」 ニック:「ん?」 ジミー:「半年後、僕たち、卒業するよな?」 ニック:「・・・あぁ。卒業だな」 ジミー:「卒業イコール、プロムだよな?」 ニック:「・・・だから?」 ジミー:「ニックはさ。プロムに誘う相手、いるの?」 ニック:「いるわけないだろ」 ジミー:「良かった!」 ニック:「なんで嬉しそうなんだよ・・・。お前もいないんだろ?」 ジミー:「うん。いない。僕たちはモテない」 ニック:「・・・」 ジミー:「ニック!このまま彼女の一人も作らずに、高校生活に幕を閉じても良いのかい?」 ニック:「あぁ、悪い。俺、彼女、いたことある」 ジミー:「・・・え?リピートアフタミー今のセリフ」 ニック:「俺、彼女、いたことある」 ジミー:「誰?誰と付き合ってたの?」 ニック:「・・・キャサリン」 ジミー:「キャサリン?え?キャサリンって、あのチア部のリーダーの!?」 ニック:「そのキャサリンではない」 ジミー:「そのキャサリンではないって、どのキャサリン?」 ニック:「・・・学校の子じゃないから」 ジミー:「つまり、他校の子?」 ニック:「・・・多分」 ジミー:「どうやって繋がったの?」 ニック:「・・・SNS・・・」 ジミー:「え?あぁ・・・。アレだね?ネット恋愛ってやつ?」 ニック:「悪いかよ?」 ジミー:「悪くないよ。うん。悪くない。恋愛の形は様々だからね。・・・。それで、その子とは、何回くらいデートをしたんだい?」 ニック:「・・・してない」 ジミー:「してない?」 ニック:「・・・うん」 ジミー:「あぁ・・・。会わずに別れたってこと?」 ニック:「・・・うん」 ジミー:「良かった!つまり、君はまだDTなんだね?」 ニック:「DT?」 ジミー:「女の子とのエッチが『未経験』だってことさ」 ニック:「うるせぇな。そうだよ。DTだよ」 ジミー:「うんうん!僕と同じ!さすが、親友のニックだ!」 ニック:「・・・」 ジミー:「なぁ」 ニック:「・・・ん?」 ジミー:「モテたいって思わない?」 ニック:「なんだよ?」 ジミー:「ニックもモテたいだろ?」 ニック:「そりゃあ、な」 ジミー:「僕もモテたい!モテて、プロムに女の子を誘って、そのあと、DTを捨てたい!」 ニック:「・・・」 ジミー:「ニック!モテる男になろう!」 ニック:「モテる男に?俺たちが?そんなの無理だろ?」 ジミー:「無理じゃないさ!」 ニック:「・・・は?」 ジミー:「僕たちは、特別顔が良いわけでも、身長が高いわけでもない」 ニック:「そうだな」 ジミー:「学校の成績も、だいたい真ん中くらいだ」 ニック:「明らかに後ろから数えた方が早いと思うけどな」 ジミー:「運動能力も・・・」 ニック:「あぁ、とても残念だな」 ジミー:「しかし!そんな『ろくでなし』の僕たちが、『まだ』、挑戦していないことがあるだろ?」 ニック:「挑戦していないこと?」 ジミー:「ニック!『バンド』やろうぜ!」 ニック:「ば、バンド?」 ジミー:「そう!バンドマンは、モテるんだ!」 0: 0:―ろくでなしバンド、始動!―