台本概要
246 views
タイトル | ろくでなしプロム |
---|---|
作者名 | 芥川ドラ之介 |
ジャンル | その他 |
演者人数 | 2人用台本(男2) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
有料無料に関わらず全て自由にお使いください。 過度のアドリブ、内容や性別、役名の改編も好きにしてください。 わたしへの連絡や、作者名の表記なども特に必要ありません。 246 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
ニック | 男 | 35 | モテない。 |
ジミー | 男 | 36 | モテない。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:ジミーの部屋。
ジミー:「なぁ」
ニック:「・・・ん?」
ジミー:「その漫画、面白いだろ?」
ニック:「・・・面白い」
ジミー:「だろ?」
ニック:「やっぱ、お前、漫画選びのセンス良いわ」
ジミー:「ありがと・・・。・・・。なぁ」
ニック:「・・・」
ジミー:「なぁ!」
ニック:「ん?」
ジミー:「半年後、僕たち、卒業するよな?」
ニック:「・・・あぁ。卒業だな」
ジミー:「卒業イコール、プロムだよな?」
ニック:「・・・だから?」
ジミー:「ニックはさ。プロムに誘う相手、いるの?」
ニック:「いるわけないだろ」
ジミー:「良かった!」
ニック:「なんで嬉しそうなんだよ・・・。お前もいないんだろ?」
ジミー:「うん。いない。僕たちはモテない」
ニック:「・・・」
ジミー:「ニック!このまま彼女の一人も作らずに、高校生活に幕を閉じても良いのかい?」
ニック:「あぁ、悪い。俺、彼女、いたことある」
ジミー:「・・・え?リピートアフタミー今のセリフ」
ニック:「俺、彼女、いたことある」
ジミー:「誰?誰と付き合ってたの?」
ニック:「・・・キャサリン」
ジミー:「キャサリン?え?キャサリンって、あのチア部のリーダーの!?」
ニック:「そのキャサリンではない」
ジミー:「そのキャサリンではないって、どのキャサリン?」
ニック:「・・・学校の子じゃないから」
ジミー:「つまり、他校の子?」
ニック:「・・・多分」
ジミー:「どうやって繋がったの?」
ニック:「・・・SNS・・・」
ジミー:「え?あぁ・・・。アレだね?ネット恋愛ってやつ?」
ニック:「悪いかよ?」
ジミー:「悪くないよ。うん。悪くない。恋愛の形は様々だからね。・・・。それで、その子とは、何回くらいデートをしたんだい?」
ニック:「・・・してない」
ジミー:「してない?」
ニック:「・・・うん」
ジミー:「あぁ・・・。会わずに別れたってこと?」
ニック:「・・・うん」
ジミー:「良かった!つまり、君はまだDTなんだね?」
ニック:「DT?」
ジミー:「女の子とのエッチが『未経験』だってことさ」
ニック:「うるせぇな。そうだよ。DTだよ」
ジミー:「うんうん!僕と同じ!さすが、親友のニックだ!」
ニック:「・・・」
ジミー:「なぁ」
ニック:「・・・ん?」
ジミー:「モテたいって思わない?」
ニック:「なんだよ?」
ジミー:「ニックもモテたいだろ?」
ニック:「そりゃあ、な」
ジミー:「僕もモテたい!モテて、プロムに女の子を誘って、そのあと、DTを捨てたい!」
ニック:「・・・」
ジミー:「ニック!モテる男になろう!」
ニック:「モテる男に?俺たちが?そんなの無理だろ?」
ジミー:「無理じゃないさ!」
ニック:「・・・は?」
ジミー:「僕たちは、特別顔が良いわけでも、身長が高いわけでもない」
ニック:「そうだな」
ジミー:「学校の成績も、だいたい真ん中くらいだ」
ニック:「明らかに後ろから数えた方が早いと思うけどな」
ジミー:「運動能力も・・・」
ニック:「あぁ、とても残念だな」
ジミー:「しかし!そんな『ろくでなし』の僕たちが、『まだ』、挑戦していないことがあるだろ?」
ニック:「挑戦していないこと?」
ジミー:「ニック!『バンド』やろうぜ!」
ニック:「ば、バンド?」
ジミー:「そう!バンドマンは、モテるんだ!」
0:
0:―ろくでなしバンド、始動!―
0:ジミーの部屋。
ジミー:「なぁ」
ニック:「・・・ん?」
ジミー:「その漫画、面白いだろ?」
ニック:「・・・面白い」
ジミー:「だろ?」
ニック:「やっぱ、お前、漫画選びのセンス良いわ」
ジミー:「ありがと・・・。・・・。なぁ」
ニック:「・・・」
ジミー:「なぁ!」
ニック:「ん?」
ジミー:「半年後、僕たち、卒業するよな?」
ニック:「・・・あぁ。卒業だな」
ジミー:「卒業イコール、プロムだよな?」
ニック:「・・・だから?」
ジミー:「ニックはさ。プロムに誘う相手、いるの?」
ニック:「いるわけないだろ」
ジミー:「良かった!」
ニック:「なんで嬉しそうなんだよ・・・。お前もいないんだろ?」
ジミー:「うん。いない。僕たちはモテない」
ニック:「・・・」
ジミー:「ニック!このまま彼女の一人も作らずに、高校生活に幕を閉じても良いのかい?」
ニック:「あぁ、悪い。俺、彼女、いたことある」
ジミー:「・・・え?リピートアフタミー今のセリフ」
ニック:「俺、彼女、いたことある」
ジミー:「誰?誰と付き合ってたの?」
ニック:「・・・キャサリン」
ジミー:「キャサリン?え?キャサリンって、あのチア部のリーダーの!?」
ニック:「そのキャサリンではない」
ジミー:「そのキャサリンではないって、どのキャサリン?」
ニック:「・・・学校の子じゃないから」
ジミー:「つまり、他校の子?」
ニック:「・・・多分」
ジミー:「どうやって繋がったの?」
ニック:「・・・SNS・・・」
ジミー:「え?あぁ・・・。アレだね?ネット恋愛ってやつ?」
ニック:「悪いかよ?」
ジミー:「悪くないよ。うん。悪くない。恋愛の形は様々だからね。・・・。それで、その子とは、何回くらいデートをしたんだい?」
ニック:「・・・してない」
ジミー:「してない?」
ニック:「・・・うん」
ジミー:「あぁ・・・。会わずに別れたってこと?」
ニック:「・・・うん」
ジミー:「良かった!つまり、君はまだDTなんだね?」
ニック:「DT?」
ジミー:「女の子とのエッチが『未経験』だってことさ」
ニック:「うるせぇな。そうだよ。DTだよ」
ジミー:「うんうん!僕と同じ!さすが、親友のニックだ!」
ニック:「・・・」
ジミー:「なぁ」
ニック:「・・・ん?」
ジミー:「モテたいって思わない?」
ニック:「なんだよ?」
ジミー:「ニックもモテたいだろ?」
ニック:「そりゃあ、な」
ジミー:「僕もモテたい!モテて、プロムに女の子を誘って、そのあと、DTを捨てたい!」
ニック:「・・・」
ジミー:「ニック!モテる男になろう!」
ニック:「モテる男に?俺たちが?そんなの無理だろ?」
ジミー:「無理じゃないさ!」
ニック:「・・・は?」
ジミー:「僕たちは、特別顔が良いわけでも、身長が高いわけでもない」
ニック:「そうだな」
ジミー:「学校の成績も、だいたい真ん中くらいだ」
ニック:「明らかに後ろから数えた方が早いと思うけどな」
ジミー:「運動能力も・・・」
ニック:「あぁ、とても残念だな」
ジミー:「しかし!そんな『ろくでなし』の僕たちが、『まだ』、挑戦していないことがあるだろ?」
ニック:「挑戦していないこと?」
ジミー:「ニック!『バンド』やろうぜ!」
ニック:「ば、バンド?」
ジミー:「そう!バンドマンは、モテるんだ!」
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