声劇台本置き場

サバク：はいどうもこんにちは！サバクでございます！ サバク：本日の*贖罪《しょくざい》がこちら！ サバク：観察の刑、ということでね。 サバク：今日はこちらで、裁いていく！ 0：テンテンッ（アイキャッチ） サバク：はい、改めまして。本日の*贖罪《しょくざい》がこちら！「観察の刑」ってことでね。 サバク：珍しい刑になりました！通称「ブンブンの刑」でございます！ サバク：この刑は、マレーシアで実際にあった判例なんだけど、受けたのは何と日本人！ サバク：テレビの撮影で、4人でジャングルの奥地に入ったんだけど。 サバク：お目当ての宿泊施設の予約とかを取って無くて サバク：そのせいで4人まとめて罪を償うことになったんです。 サバク：この罪は過去2例適用されてるんだけど、 サバク：いずれもこのテレビクルー達が受けてるんだって。 サバク：現在、この罪が適用されている国は無いから、今回は僕がその頃を再現してみようと思います。 サバク：それでは、現地へ移動！ ： 0：マレーシア、タマノガワ国立公園（アイキャッチ） ： サバク：さて、ということで。マレーシアに到着し、バスで2時間、船で2時間。 サバク：ここはタマノガワ国立公園です。 サバク：実際に刑が執行された施設がこの、ブンブン サバク：動物を観察するための小屋で、周囲には密林が広がってるだけなんだって。 サバク：ちなみにこの国立公園では、 サバク：コウモリ・トカゲ・マレーグマ・マレートラ・ゾウなんかもみれるらしい。 サバク：ちなみにそのクルー達はトラを見たんだって！凄いよね！ サバク：今回は、その人達が刑を受けた同じブンブンを・・・と思ったら改装されてるみたい。 サバク：残念・・・でも泊まってみるよ！ ： 0：深夜 ： サバク：みんな、気をつけて。 サバク：本当にここ、何も無いの。 サバク：やることったら動物を観察するしか無いの。 サバク：スタッフさんに同行してもらってるんだけどさぁ。 サバク：居ずに一人だったら本当キツい。 サバク：*拷問《ごうもん》なの本当に。 サバク：寝ようとしたって固い木の板なんだよ、 サバク：痛いし、ねっ、寝れないんだよ俺たち。 サバク：正直ツライ刑だと思う。 サバク：ここでずっと過ごすって。 サバク：あ、ちなみに年数を言ってなかったっけ。 サバク：この刑はね「トラを見るまで」です。 サバク：絶対出ねぇってトラなんてｗ サバク：ちなみに刑を受けたクルー達は、無実が発覚して、救助が来て解放されたんだって。 サバク：皆んなは、こんな刑を受けないようにしっかりと自分の人生を生きていこうね。 ： 0：ナレーション開始 サバク：暗いだけで何も出ないと思っていた・・・ サバク：深夜１時 サバク：これからお見せする映像は、何の前触れもなく現れた サバク：ある野生動物と、勇気ある男サバクとの、戦いの記録である。 0：ナレーション終了 ： サバク：あれ、こっち見てるよね？ サバク：あの茂みの向こう。 サバク：ね、影見えるよね！？デカかったよね？ネコよりデカいよね？ サバク：あれさ・・・トラじゃない？ サバク：目が緑色だったよ？ サバク：えっ・・・えっ・・・これ明日出れないよ？ サバク：おいおいおいおい・・・・とりあえず入口にバリケードしとこうぜ サバク：後、火とか・・・ライターある？燃やせるものと サバク：視聴者の皆さん・・・トラが居ます。私の目の前に サバク：でもさ・・・トラにしては縞じゃないよね？ヒョウ？ サバク：あれ・・・頭に角かあれ？ サバク：あっ！シカだ！！ サバク：今、角を捉えたよ俺。シカだった。 サバク：めっちゃ焦ったわぁ・・・・ ： 0：一夜明けて ： サバク：おはようございます。ブンブン、朝の5時半。 サバク：シカ以降、動物は1匹も出ません。 サバク：実際僕は、そのテレビクルー達のファンだったから楽しめたけど。 サバク：まあ、キャンプとか野外生活が好きな人は来てみても面白いと思うよ。 サバク：でも、今からまたあの船とバスで帰ると思うと・・・キツっ サバク：無事に日本に帰れたら、この動画は上がってるかもね。 サバク：というわけで今日もご視聴、ありがとうございました。バイバイ！