台本概要

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タイトル 雪山パニック
作者名 ハスキ  (@e8E3z1ze9Yecxs2)
ジャンル ラブストーリー
演者人数 3人用台本(男2、女1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 登山が趣味のグループが登山中に吹雪に見舞われ遭難してしまうお話。幼なじみ同士の陸(りく)、武(たける)、京香(きょうか)の三角関係のお話。
男女不問。アドリブOK!

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
31 武(たける)。昔からよく抜けていて忘れ物は多いが気にしない性格。緊急時にも平気で寝れるキモの座りよう。好きな人がいる。
36 陸(りく)。登山仲間のリーダー的ポジション。リーダーシップを発揮するが時々人任せになる。好きな人がいる。
京香 29 京香(きょうか)。幼なじみの中で一番しっかりしている。いつも冷静沈着。お姉さん的ポジション。好きな人がいる。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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武:ん、ん~⋯もう食べれない⋯むにゃむにゃ⋯ 陸:武(たける)ーー!起きろーー!寝るなーー!! 京香:武くーーん!寝ちゃダメよー! 武:ハッ!?ご馳走は!?⋯あれ、ここ、どこだっけ? 陸:何寝ぼけてるんだ!しっかりしろよ! 京香:そうよ、こんな所で寝ちゃったら死んじゃうかもしれないんだから 武:陸(りく)⋯京香まで⋯お前ら、何で一緒にいるんだ? 京香:まだ寝ぼけてるみたいね 陸:だから、俺たちは登山に来てて雪崩に巻き込まれた後、気がついたら知らない場所にいて帰り道が分からなくなったんだよ 武:それって⋯ 陸:そうだ⋯俺たち、遭難したんだよ 武:あ、そうなん(遭難)だー 京香:忘れてるかもしれないけどそのギャグ二回目よ。 陸:これ言うのも二回目だけど、余計寒くなるから寒いオヤジギャグはやめてくれ 武:あはは、すまんすまん。どんな時でも笑いを忘れずがじっちゃんの遺言でな 京香:時と場合によるって言われなかったのかしら 陸:とりあえず武も起きたし、もう一度状況を整理しよう 京香:そうね、こんな時こそ冷静さを失わないようにしなきゃね 武:そうだな⋯俺たちは、必ず生きて帰らないとな! 陸:さっき寝てたやつのセリフとは思えないんだけど!? 京香:今いるこの小屋は、どこの小屋かしら? 陸:吹雪の中闇雲に歩き回って偶然見つけた小屋だからな⋯。何か場所を特定出来るような物も見在らないし、どこかはわからないな 武:なあ、別にスマホの地図アプリで調べたら場所なんて一発じゃないか? 陸:あのな、そんなのまっさきに試してるんだよ 京香:駄目よ、どうやら私達がいる場所は電波も入らないような山奥みたいだから 武:まじかよ⋯本当に遭難してるじゃないか 陸:だからさっきから言ってるだろ 武:助け⋯来るのかな⋯? 京香:そりゃ入山届け出してるんだし、私達が帰らない事が分かればそのうち救助隊が来てくれるとは思うけど 武:入山、届け⋯? 陸:ん?ちょっと待て。武、お前に頼んだよな、入山届け出しとくようにって 武:あー、あれねー⋯ 京香:嘘よね⋯? 武:すまん、忘れてた 陸:まじかよーー!ど、どうするんだよー! 京香:ほんとよー!これじゃ私達探してもらえないじゃなーい! 武:まあまあ、お前らちょっと落ち着けって 陸:はあ!?(同時) 京香:はあ!?(同時) 武:おー、怖ぇな。考えても見ろ、今俺たちは安全な小屋に居るだろ?だから今すぐ死ぬことは無いんだし、ここでしばらく吹雪が止むのを耐えたらきっと帰れるって 陸:⋯一番の問題児が一番落ち着いてるのがなんか腹立つな 京香:たしかに。取り乱してた私達が馬鹿みたいじゃない 陸:だが、武の言う事も一理ある。慌てても仕方ないし希望を捨てずに助かる方法を考えるべきだな 武:うんうん、よし、話はまとまったな。それじゃおやすみー⋯ 陸:だから寝るなって! 京香:そうよ!凍えて死んじゃうわよ! 武:だってめちゃくちゃ眠いからさー 陸:く、たしかにこのままじゃいずれ全員眠って朝には三人とも凍死死体になっててもおかしくないな⋯ 京香:何か、朝まで起きてられるような、目が覚めるような事がないと⋯ 武:あ、いい事思いついた 陸:ん?何かいいアイディアでもあるのか? 武:おう。その名も、「暴露(ばくろ)大会」だ! 京香:え?それって⋯隠してる事を暴露するって事? 武:その通りだな 陸:な、なんでそんな事する必要あるんだよ!? 武:いや、普通の話のネタじゃ目が覚めるような事にならないだろ? 京香:だからって⋯ 武:ビックリするような話聞いたら朝まで興奮して寝られなくなる、コレでバッチリだ! 陸:⋯ 京香:⋯ 武:ほら、お前らなんか一つくらいあるだろ?隠してる事とか 陸:俺は⋯あるぞ 武:お、やっぱりな 京香:わ、私も、あるわよ 陸:え、き、京香も⋯あるんだ⋯ 京香:う、うん⋯ 武:おー?なんだなんだお前たち、二人して、俺達幼なじみ仲間で隠し事なんて 陸:京香からどうぞ 京香:あ、陸からどうぞ 陸:いやいや、そっちから 京香:いやいや、そっちから 武:あー!まどろっこしい!二人同時に言えばいいだろうが! 陸:わ、分かったよ⋯ 京香:わ、私もそれでいいわよ⋯ 陸:じゃあいくぞ⋯せーの、 陸:俺は京香が好きだ!(同時) 京香:私は武が好きなの!(同時) 陸:⋯え? 京香:⋯ちょ、今なんて⋯? 武:あー⋯なんか⋯これ、気まずい事になったな? 陸:京香⋯さっき武の事が好きって言ってたけど、マジ⋯? 京香:う、うん⋯。私、前から武が好きだったの。てか、陸の好きな人って、私だったの? 陸:そうだよ。今、あえなく砕け散ったけどな⋯ 京香:その⋯なんかごめん 陸:謝るなよ、余計みじめになるだろ 京香:あ⋯ごめ⋯なんでもない 陸:⋯ 武:陸、気を落とすなよ 陸:お前が言うな!⋯まあいいよ。武、京香を、大事にしてやれよ 武:え?しないよ? 陸:そうか⋯ええ!? 京香:え⋯どうして?他に好き子が居たの? 陸:好きなやつがいるなんて、聞いた事なかったぞ? 武:ああ、俺も隠してた事あるんだけど 陸:な、なんだよ? 武:俺さ、陸が好きなんだ。 :おわり

武:ん、ん~⋯もう食べれない⋯むにゃむにゃ⋯ 陸:武(たける)ーー!起きろーー!寝るなーー!! 京香:武くーーん!寝ちゃダメよー! 武:ハッ!?ご馳走は!?⋯あれ、ここ、どこだっけ? 陸:何寝ぼけてるんだ!しっかりしろよ! 京香:そうよ、こんな所で寝ちゃったら死んじゃうかもしれないんだから 武:陸(りく)⋯京香まで⋯お前ら、何で一緒にいるんだ? 京香:まだ寝ぼけてるみたいね 陸:だから、俺たちは登山に来てて雪崩に巻き込まれた後、気がついたら知らない場所にいて帰り道が分からなくなったんだよ 武:それって⋯ 陸:そうだ⋯俺たち、遭難したんだよ 武:あ、そうなん(遭難)だー 京香:忘れてるかもしれないけどそのギャグ二回目よ。 陸:これ言うのも二回目だけど、余計寒くなるから寒いオヤジギャグはやめてくれ 武:あはは、すまんすまん。どんな時でも笑いを忘れずがじっちゃんの遺言でな 京香:時と場合によるって言われなかったのかしら 陸:とりあえず武も起きたし、もう一度状況を整理しよう 京香:そうね、こんな時こそ冷静さを失わないようにしなきゃね 武:そうだな⋯俺たちは、必ず生きて帰らないとな! 陸:さっき寝てたやつのセリフとは思えないんだけど!? 京香:今いるこの小屋は、どこの小屋かしら? 陸:吹雪の中闇雲に歩き回って偶然見つけた小屋だからな⋯。何か場所を特定出来るような物も見在らないし、どこかはわからないな 武:なあ、別にスマホの地図アプリで調べたら場所なんて一発じゃないか? 陸:あのな、そんなのまっさきに試してるんだよ 京香:駄目よ、どうやら私達がいる場所は電波も入らないような山奥みたいだから 武:まじかよ⋯本当に遭難してるじゃないか 陸:だからさっきから言ってるだろ 武:助け⋯来るのかな⋯? 京香:そりゃ入山届け出してるんだし、私達が帰らない事が分かればそのうち救助隊が来てくれるとは思うけど 武:入山、届け⋯? 陸:ん?ちょっと待て。武、お前に頼んだよな、入山届け出しとくようにって 武:あー、あれねー⋯ 京香:嘘よね⋯? 武:すまん、忘れてた 陸:まじかよーー!ど、どうするんだよー! 京香:ほんとよー!これじゃ私達探してもらえないじゃなーい! 武:まあまあ、お前らちょっと落ち着けって 陸:はあ!?(同時) 京香:はあ!?(同時) 武:おー、怖ぇな。考えても見ろ、今俺たちは安全な小屋に居るだろ?だから今すぐ死ぬことは無いんだし、ここでしばらく吹雪が止むのを耐えたらきっと帰れるって 陸:⋯一番の問題児が一番落ち着いてるのがなんか腹立つな 京香:たしかに。取り乱してた私達が馬鹿みたいじゃない 陸:だが、武の言う事も一理ある。慌てても仕方ないし希望を捨てずに助かる方法を考えるべきだな 武:うんうん、よし、話はまとまったな。それじゃおやすみー⋯ 陸:だから寝るなって! 京香:そうよ!凍えて死んじゃうわよ! 武:だってめちゃくちゃ眠いからさー 陸:く、たしかにこのままじゃいずれ全員眠って朝には三人とも凍死死体になっててもおかしくないな⋯ 京香:何か、朝まで起きてられるような、目が覚めるような事がないと⋯ 武:あ、いい事思いついた 陸:ん?何かいいアイディアでもあるのか? 武:おう。その名も、「暴露(ばくろ)大会」だ! 京香:え?それって⋯隠してる事を暴露するって事? 武:その通りだな 陸:な、なんでそんな事する必要あるんだよ!? 武:いや、普通の話のネタじゃ目が覚めるような事にならないだろ? 京香:だからって⋯ 武:ビックリするような話聞いたら朝まで興奮して寝られなくなる、コレでバッチリだ! 陸:⋯ 京香:⋯ 武:ほら、お前らなんか一つくらいあるだろ?隠してる事とか 陸:俺は⋯あるぞ 武:お、やっぱりな 京香:わ、私も、あるわよ 陸:え、き、京香も⋯あるんだ⋯ 京香:う、うん⋯ 武:おー?なんだなんだお前たち、二人して、俺達幼なじみ仲間で隠し事なんて 陸:京香からどうぞ 京香:あ、陸からどうぞ 陸:いやいや、そっちから 京香:いやいや、そっちから 武:あー!まどろっこしい!二人同時に言えばいいだろうが! 陸:わ、分かったよ⋯ 京香:わ、私もそれでいいわよ⋯ 陸:じゃあいくぞ⋯せーの、 陸:俺は京香が好きだ!(同時) 京香:私は武が好きなの!(同時) 陸:⋯え? 京香:⋯ちょ、今なんて⋯? 武:あー⋯なんか⋯これ、気まずい事になったな? 陸:京香⋯さっき武の事が好きって言ってたけど、マジ⋯? 京香:う、うん⋯。私、前から武が好きだったの。てか、陸の好きな人って、私だったの? 陸:そうだよ。今、あえなく砕け散ったけどな⋯ 京香:その⋯なんかごめん 陸:謝るなよ、余計みじめになるだろ 京香:あ⋯ごめ⋯なんでもない 陸:⋯ 武:陸、気を落とすなよ 陸:お前が言うな!⋯まあいいよ。武、京香を、大事にしてやれよ 武:え?しないよ? 陸:そうか⋯ええ!? 京香:え⋯どうして?他に好き子が居たの? 陸:好きなやつがいるなんて、聞いた事なかったぞ? 武:ああ、俺も隠してた事あるんだけど 陸:な、なんだよ? 武:俺さ、陸が好きなんだ。 :おわり