台本概要
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タイトル | 演劇部 |
---|---|
作者名 | ハスキ (@e8E3z1ze9Yecxs2) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 2人用台本(男2) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
とある学校の文化祭で演劇部が劇を披露しようとしていた。しかし、舞台に出るはずだった部員はことごとく風邪を引いて出られなくなり部長の長部(ながべ)と部員の新田(あらた)二人だけで劇を兼役でやる事に。果たして無事に劇をやりきれるのか! 男女不問。アドリブ大歓迎! 241 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
長 | 男 | 36 | 長部(ながべ)部長。演劇をこよなく愛する男。責任感が強くリーダーシップにすぐれたザ・部長。熱いやつ。 |
新 | 男 | 36 | 部員の新田(あらた)。最近入ったばかりの新入部員。いきなりの事態に動揺するかと思いきや、わりとノリノリでトラブルを楽しむ余裕がある。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
長:よし、今日は待ちに待った文化祭当日だ、我々演劇部が日々練習してきた成果を発表する日でもある。皆気合い入れて行くぞ!
新:あの、長部(ながべ)部長⋯
長:ん?新田(あらた)君、他の部員はどうしたんだ?
新:それが⋯全員風邪を引いて休みになっちゃいまして。顧問の先生からなんとか二人で頑張ってくれと連絡がありました⋯
長:は!?な、なんだって!
新:はは、先生もちょっと無茶振りですよね~
長:ちょっとじゃない!ど、どうすればいいんだ!?
新:部長!この台本なら二人でいけますよ!
長:ほんとか!ナイスだ新田君!よし、時間もないからぶっつけ本番でいくぞ!
新:ハイ部長!了解しました、ドーンとまかせて下さい!!
長:頼もしいぞ新田君~、こうなったらなんとしても二人で最後まで演じ切ってやるぞ~!
:間
長:チュン、チュン
新:うーん、むにゃむにゃ
長:お兄ちゃん、朝だよー
新:う、うーん、もう食べられないよ~
長:早く起きないと顔の上に濡れタオル置いちゃうよ~
新:死ぬわ!ハッ⋯夢か
長:もうお兄ちゃんたら~ボケボケのボケナスなんだから~。朝ごはんだから早く下に降りないとお母さんブチ切れしちゃうよ、じゃあ先行くねー
新:⋯しかしなんてバットな目覚めなんだ。仕方ないから起きて朝飯行くか⋯
:間
新:おはよー
長:あら!やっと起きたのねケンジ。あなたが中々起きて来ないから朝ごはん作りすぎちゃったじゃないの~
新:え⋯?ってこれ満漢全席くらいあるじゃないか!母さん、いくらなんでもこれは作りすぎだよ!俺フードファイターじゃないんだよ!
長:あ、お兄ちゃん!もう学校行く時間だよ!ほら、それ食べながら学校行きなよ!
新:いやいや!こんなんどうやって食べながら行けって言うんだよ~!
:間
新:モグモグ⋯ング!はあはあ、意外となんとかなるもんだな⋯
長:オッスー、ケンジおはよー⋯ってお前それ凄いな。
新:おー、タケシおはよー。すげーだろ?妹が考えてくれたんだが台車を押しながら満漢全席を食べる発想は我が妹ながら神かと思ったよ
長:⋯ヤベー妹だけど、お前がいいならいっか。あ!こんなゆっくりしてる場合じゃないぞ!時間無いから急ぐぞ!
新:よし!ならタケシお前も一緒に食べながら行くぞ!うおおー!!
長:え?聞いてな⋯ちょっと待てーー!
:間
新:はあはあ、なんとか間に合ったな⋯
長:あ、ケンジ君おはよう⋯ってなんだか疲れた顔って言うか何と言うか、食べカスやシミが身体にこびりついてるけど大丈夫?
新:ああミカちゃん⋯これぐらい朝飯前、もとい朝飯だったから大丈夫だよ
長:へ、へー、朝から大変だねー。あ、そろそろ先生来ちゃうよ
新:あ、胸ポケットにシュウマイが残ってた⋯
長:ガラガラ、よーしみんなーおはよー⋯ん?なんか中華料理みたいな匂いがするなー?おい誰だ?教室に満漢全席で出るような中華料理持ち込んだやつはー?
新:あ、やっべ⋯でも黙ってたらバレないよな?
長:はーい先生、隣りのケンジが胸ポケットにシュウマイ隠してまーす
新:あ!タケシてめぇー!裏切りやがったな~
長:なんだー?ケンジ、犯人はお前か?先生今月金欠で昨日の朝から何も食べてないから気が立ってるぞ~?罰として放課後までに反省文50枚書くまで帰るなよー?
新:げ~もう最悪だよ~
長:あはは、ケンジ君、トンジル
新:ありがとう、ミカちゃんの励ましのギャグで元気になったよ
長:あ、ケンジだけずりいな、ミカちゃんは俺も狙ってるんだから抜け駆けするなよー?
新:へへ、ザマー
長:先生もミカちゃん狙ってるからな。ケンジ、反省文あと50枚追加だ
新:ぐぬぬ⋯
:間
長:キーンコーンカーンコーン
新:はあ~やっと反省文書き終わった~
長:良くやったぞケンジ、これにコリたら学校に満漢全席持って来るなよー、後ミカちゃんに近づくなよー
新:はーい
長:お、ケンジ、やっと終わったみたいだな
新:タケシ~誰のせいだと思ってるんだよ~
長:まあ自業自得だろ。もう遅いし一緒に帰ろうぜ
新:な、なんだよ⋯待ってくれてたのか?
長:当たり前だろ。俺達「一生彼女を作らない」を誓った仲だろ?
新:タケシ⋯ふ、そうだったな
長:ケンジ君⋯ちょっと、いいかな?大事な話があるんだ⋯
新:ミ、ミカちゃん?
長:ふ、やれやれ、一生の誓い、無かった事にしてやるよ。ほら行ってやれよ
新:あ、ああ。ミカちゃん⋯俺に大事な話って⋯?
長:大事な話だからちょっと長くなるけど⋯ちゃんと聞いてね?
新:分かったよ
:間
長:40年後⋯
新:ミ、ミカちゃんや~まだ~その話は~終わらんのかいの~?
長:ケンジ君~、まだ言う事が残ってますから~あと10年分くらいは付き合って下さいね~
新:わし~そのうち死んじまうと思うぞ~?
長:あの時のケンジ君たら傑作でしたよ~
新:ああ⋯これ聞いてないやつじゃ~
:間
長:て、なんなんだ~!このシナリオは!!誰が書いたんだ!?
新:はい!僕です!!
長:お前か~い!!
:終
長:よし、今日は待ちに待った文化祭当日だ、我々演劇部が日々練習してきた成果を発表する日でもある。皆気合い入れて行くぞ!
新:あの、長部(ながべ)部長⋯
長:ん?新田(あらた)君、他の部員はどうしたんだ?
新:それが⋯全員風邪を引いて休みになっちゃいまして。顧問の先生からなんとか二人で頑張ってくれと連絡がありました⋯
長:は!?な、なんだって!
新:はは、先生もちょっと無茶振りですよね~
長:ちょっとじゃない!ど、どうすればいいんだ!?
新:部長!この台本なら二人でいけますよ!
長:ほんとか!ナイスだ新田君!よし、時間もないからぶっつけ本番でいくぞ!
新:ハイ部長!了解しました、ドーンとまかせて下さい!!
長:頼もしいぞ新田君~、こうなったらなんとしても二人で最後まで演じ切ってやるぞ~!
:間
長:チュン、チュン
新:うーん、むにゃむにゃ
長:お兄ちゃん、朝だよー
新:う、うーん、もう食べられないよ~
長:早く起きないと顔の上に濡れタオル置いちゃうよ~
新:死ぬわ!ハッ⋯夢か
長:もうお兄ちゃんたら~ボケボケのボケナスなんだから~。朝ごはんだから早く下に降りないとお母さんブチ切れしちゃうよ、じゃあ先行くねー
新:⋯しかしなんてバットな目覚めなんだ。仕方ないから起きて朝飯行くか⋯
:間
新:おはよー
長:あら!やっと起きたのねケンジ。あなたが中々起きて来ないから朝ごはん作りすぎちゃったじゃないの~
新:え⋯?ってこれ満漢全席くらいあるじゃないか!母さん、いくらなんでもこれは作りすぎだよ!俺フードファイターじゃないんだよ!
長:あ、お兄ちゃん!もう学校行く時間だよ!ほら、それ食べながら学校行きなよ!
新:いやいや!こんなんどうやって食べながら行けって言うんだよ~!
:間
新:モグモグ⋯ング!はあはあ、意外となんとかなるもんだな⋯
長:オッスー、ケンジおはよー⋯ってお前それ凄いな。
新:おー、タケシおはよー。すげーだろ?妹が考えてくれたんだが台車を押しながら満漢全席を食べる発想は我が妹ながら神かと思ったよ
長:⋯ヤベー妹だけど、お前がいいならいっか。あ!こんなゆっくりしてる場合じゃないぞ!時間無いから急ぐぞ!
新:よし!ならタケシお前も一緒に食べながら行くぞ!うおおー!!
長:え?聞いてな⋯ちょっと待てーー!
:間
新:はあはあ、なんとか間に合ったな⋯
長:あ、ケンジ君おはよう⋯ってなんだか疲れた顔って言うか何と言うか、食べカスやシミが身体にこびりついてるけど大丈夫?
新:ああミカちゃん⋯これぐらい朝飯前、もとい朝飯だったから大丈夫だよ
長:へ、へー、朝から大変だねー。あ、そろそろ先生来ちゃうよ
新:あ、胸ポケットにシュウマイが残ってた⋯
長:ガラガラ、よーしみんなーおはよー⋯ん?なんか中華料理みたいな匂いがするなー?おい誰だ?教室に満漢全席で出るような中華料理持ち込んだやつはー?
新:あ、やっべ⋯でも黙ってたらバレないよな?
長:はーい先生、隣りのケンジが胸ポケットにシュウマイ隠してまーす
新:あ!タケシてめぇー!裏切りやがったな~
長:なんだー?ケンジ、犯人はお前か?先生今月金欠で昨日の朝から何も食べてないから気が立ってるぞ~?罰として放課後までに反省文50枚書くまで帰るなよー?
新:げ~もう最悪だよ~
長:あはは、ケンジ君、トンジル
新:ありがとう、ミカちゃんの励ましのギャグで元気になったよ
長:あ、ケンジだけずりいな、ミカちゃんは俺も狙ってるんだから抜け駆けするなよー?
新:へへ、ザマー
長:先生もミカちゃん狙ってるからな。ケンジ、反省文あと50枚追加だ
新:ぐぬぬ⋯
:間
長:キーンコーンカーンコーン
新:はあ~やっと反省文書き終わった~
長:良くやったぞケンジ、これにコリたら学校に満漢全席持って来るなよー、後ミカちゃんに近づくなよー
新:はーい
長:お、ケンジ、やっと終わったみたいだな
新:タケシ~誰のせいだと思ってるんだよ~
長:まあ自業自得だろ。もう遅いし一緒に帰ろうぜ
新:な、なんだよ⋯待ってくれてたのか?
長:当たり前だろ。俺達「一生彼女を作らない」を誓った仲だろ?
新:タケシ⋯ふ、そうだったな
長:ケンジ君⋯ちょっと、いいかな?大事な話があるんだ⋯
新:ミ、ミカちゃん?
長:ふ、やれやれ、一生の誓い、無かった事にしてやるよ。ほら行ってやれよ
新:あ、ああ。ミカちゃん⋯俺に大事な話って⋯?
長:大事な話だからちょっと長くなるけど⋯ちゃんと聞いてね?
新:分かったよ
:間
長:40年後⋯
新:ミ、ミカちゃんや~まだ~その話は~終わらんのかいの~?
長:ケンジ君~、まだ言う事が残ってますから~あと10年分くらいは付き合って下さいね~
新:わし~そのうち死んじまうと思うぞ~?
長:あの時のケンジ君たら傑作でしたよ~
新:ああ⋯これ聞いてないやつじゃ~
:間
長:て、なんなんだ~!このシナリオは!!誰が書いたんだ!?
新:はい!僕です!!
長:お前か~い!!
:終