台本概要

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タイトル セピア色の駄菓子屋
作者名 青太郎。  (@a_waiiro)
ジャンル その他
演者人数 1人用台本(不問1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 一人読み台本

気軽に読んでくだされば
光栄です。
読みやすいよう、
お好きに、お任せします。

――――今って
駄菓子屋さんってあるんですかね?

懐かしいですね・・・

私は、
今でも「ぐるぐるもんじゃ」
食べてます・・・笑

皆さん、お好きな駄菓子はありましたか?


作/青太郎。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
語り手 不問 - お好きにどうぞ(^^♪
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:「セピア色の駄菓子屋」―――  0:   0:家の近所にある 0:駄菓子屋さん 0:幼い頃は毎日通っていた 0:そんな 0:懐かしいちょっと昔の思い出  0:   0:小学校くらいの時 0:いつの間にかみんなが集合する公園 0:その近くには 0:小さな駄菓子屋さん 0:   0:鬼ごっこしたり 0:かくれんぼしたり 0:みんなで汗をかいて 0:全力で遊ぶ 0:時間も忘れて走り回る 0:   0:そして 0:そこに欠かせないのが 0:公園の近くにある 0:「駄菓子屋さん」 0:   0:優しいおばあちゃんがいつも 0:出迎えてくれる 0:いつもの、おばあちゃん 0:   0:お菓子を選んでる間も 0:おばあちゃんは静かに座っている 0:   0:たくさんのお菓子が 0:色とりどりに並ぶその場所で 0:握りしめた小銭と相談しながら 0:真剣にお菓子を選ぶ 0:   0:そう、ここからは真剣勝負だ 0:限られた小銭のなかで 0:最高の選択をして 0:満足のいく、おやつの時間にするために 0:  0:気が付いたら 0:友達もみんな真剣な表情 0:負けられない戦いがそこにはあるのだ 0:  0:握りしめた小銭が汗ばんだ頃 0:自分が選んだ最高のおやつを 0:それぞれ 0:おばあちゃんの所へ持っていく 0:   0:「これください」 0:  0:公園に戻って 0:とうとうみんなでお披露目の時間だ 0:友達のお菓子を見て 0:ああ、それにすれば良かった 0:なんて思ったりもする 0:全く同じものを買っていて 0:思わず笑ってしまう事もある 0:  0:公園に響くのは 0:無邪気な子供たちの笑い声 0:   0:おばあちゃんの耳にも 0:届いていたのかな 0:   0:今となってはもうわからない 0:お菓子なんて箱買いできるような 0:「大人」になってしまった 0:    0:だから 0:あの駄菓子屋さんでのキラキラした 0:ワクワクした気持ちはもう 0:味わえない 0:  0:セピア色の思い出になった、あの頃 0:    0:公園、友達、駄菓子屋さん 0:そして 0:優しいおばあちゃん 0:   0:今でもたまに思い出す 0:かけがえのない 0:大切な時間、記憶 0:  0:おばあちゃん、あのね 0:たまに食べたくなるんだ 0:   0:あの駄菓子屋さんで買った 0:自分だけの 0:思い出の味を  0:  0:久しぶりに訪れて 0:もうシャッターが閉まっている 0:そんな駄菓子屋さんの前で 0:物思いにふける 0:  0:「おばあちゃん、ありがとう」 0:  0:頭をよぎるのは 0:セピア色の 0:あの頃の情景 0:   0:――了

0:「セピア色の駄菓子屋」―――  0:   0:家の近所にある 0:駄菓子屋さん 0:幼い頃は毎日通っていた 0:そんな 0:懐かしいちょっと昔の思い出  0:   0:小学校くらいの時 0:いつの間にかみんなが集合する公園 0:その近くには 0:小さな駄菓子屋さん 0:   0:鬼ごっこしたり 0:かくれんぼしたり 0:みんなで汗をかいて 0:全力で遊ぶ 0:時間も忘れて走り回る 0:   0:そして 0:そこに欠かせないのが 0:公園の近くにある 0:「駄菓子屋さん」 0:   0:優しいおばあちゃんがいつも 0:出迎えてくれる 0:いつもの、おばあちゃん 0:   0:お菓子を選んでる間も 0:おばあちゃんは静かに座っている 0:   0:たくさんのお菓子が 0:色とりどりに並ぶその場所で 0:握りしめた小銭と相談しながら 0:真剣にお菓子を選ぶ 0:   0:そう、ここからは真剣勝負だ 0:限られた小銭のなかで 0:最高の選択をして 0:満足のいく、おやつの時間にするために 0:  0:気が付いたら 0:友達もみんな真剣な表情 0:負けられない戦いがそこにはあるのだ 0:  0:握りしめた小銭が汗ばんだ頃 0:自分が選んだ最高のおやつを 0:それぞれ 0:おばあちゃんの所へ持っていく 0:   0:「これください」 0:  0:公園に戻って 0:とうとうみんなでお披露目の時間だ 0:友達のお菓子を見て 0:ああ、それにすれば良かった 0:なんて思ったりもする 0:全く同じものを買っていて 0:思わず笑ってしまう事もある 0:  0:公園に響くのは 0:無邪気な子供たちの笑い声 0:   0:おばあちゃんの耳にも 0:届いていたのかな 0:   0:今となってはもうわからない 0:お菓子なんて箱買いできるような 0:「大人」になってしまった 0:    0:だから 0:あの駄菓子屋さんでのキラキラした 0:ワクワクした気持ちはもう 0:味わえない 0:  0:セピア色の思い出になった、あの頃 0:    0:公園、友達、駄菓子屋さん 0:そして 0:優しいおばあちゃん 0:   0:今でもたまに思い出す 0:かけがえのない 0:大切な時間、記憶 0:  0:おばあちゃん、あのね 0:たまに食べたくなるんだ 0:   0:あの駄菓子屋さんで買った 0:自分だけの 0:思い出の味を  0:  0:久しぶりに訪れて 0:もうシャッターが閉まっている 0:そんな駄菓子屋さんの前で 0:物思いにふける 0:  0:「おばあちゃん、ありがとう」 0:  0:頭をよぎるのは 0:セピア色の 0:あの頃の情景 0:   0:――了