台本概要
176 views
タイトル | セピア色の駄菓子屋 |
---|---|
作者名 | 青太郎。 (@a_waiiro) |
ジャンル | その他 |
演者人数 | 1人用台本(不問1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
一人読み台本 気軽に読んでくだされば 光栄です。 読みやすいよう、 お好きに、お任せします。 ――――今って 駄菓子屋さんってあるんですかね? 懐かしいですね・・・ 私は、 今でも「ぐるぐるもんじゃ」 食べてます・・・笑 皆さん、お好きな駄菓子はありましたか? 作/青太郎。 176 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
語り手 | 不問 | - | お好きにどうぞ(^^♪ |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:「セピア色の駄菓子屋」―――
0:
0:家の近所にある
0:駄菓子屋さん
0:幼い頃は毎日通っていた
0:そんな
0:懐かしいちょっと昔の思い出
0:
0:小学校くらいの時
0:いつの間にかみんなが集合する公園
0:その近くには
0:小さな駄菓子屋さん
0:
0:鬼ごっこしたり
0:かくれんぼしたり
0:みんなで汗をかいて
0:全力で遊ぶ
0:時間も忘れて走り回る
0:
0:そして
0:そこに欠かせないのが
0:公園の近くにある
0:「駄菓子屋さん」
0:
0:優しいおばあちゃんがいつも
0:出迎えてくれる
0:いつもの、おばあちゃん
0:
0:お菓子を選んでる間も
0:おばあちゃんは静かに座っている
0:
0:たくさんのお菓子が
0:色とりどりに並ぶその場所で
0:握りしめた小銭と相談しながら
0:真剣にお菓子を選ぶ
0:
0:そう、ここからは真剣勝負だ
0:限られた小銭のなかで
0:最高の選択をして
0:満足のいく、おやつの時間にするために
0:
0:気が付いたら
0:友達もみんな真剣な表情
0:負けられない戦いがそこにはあるのだ
0:
0:握りしめた小銭が汗ばんだ頃
0:自分が選んだ最高のおやつを
0:それぞれ
0:おばあちゃんの所へ持っていく
0:
0:「これください」
0:
0:公園に戻って
0:とうとうみんなでお披露目の時間だ
0:友達のお菓子を見て
0:ああ、それにすれば良かった
0:なんて思ったりもする
0:全く同じものを買っていて
0:思わず笑ってしまう事もある
0:
0:公園に響くのは
0:無邪気な子供たちの笑い声
0:
0:おばあちゃんの耳にも
0:届いていたのかな
0:
0:今となってはもうわからない
0:お菓子なんて箱買いできるような
0:「大人」になってしまった
0:
0:だから
0:あの駄菓子屋さんでのキラキラした
0:ワクワクした気持ちはもう
0:味わえない
0:
0:セピア色の思い出になった、あの頃
0:
0:公園、友達、駄菓子屋さん
0:そして
0:優しいおばあちゃん
0:
0:今でもたまに思い出す
0:かけがえのない
0:大切な時間、記憶
0:
0:おばあちゃん、あのね
0:たまに食べたくなるんだ
0:
0:あの駄菓子屋さんで買った
0:自分だけの
0:思い出の味を
0:
0:久しぶりに訪れて
0:もうシャッターが閉まっている
0:そんな駄菓子屋さんの前で
0:物思いにふける
0:
0:「おばあちゃん、ありがとう」
0:
0:頭をよぎるのは
0:セピア色の
0:あの頃の情景
0:
0:――了
0:「セピア色の駄菓子屋」―――
0:
0:家の近所にある
0:駄菓子屋さん
0:幼い頃は毎日通っていた
0:そんな
0:懐かしいちょっと昔の思い出
0:
0:小学校くらいの時
0:いつの間にかみんなが集合する公園
0:その近くには
0:小さな駄菓子屋さん
0:
0:鬼ごっこしたり
0:かくれんぼしたり
0:みんなで汗をかいて
0:全力で遊ぶ
0:時間も忘れて走り回る
0:
0:そして
0:そこに欠かせないのが
0:公園の近くにある
0:「駄菓子屋さん」
0:
0:優しいおばあちゃんがいつも
0:出迎えてくれる
0:いつもの、おばあちゃん
0:
0:お菓子を選んでる間も
0:おばあちゃんは静かに座っている
0:
0:たくさんのお菓子が
0:色とりどりに並ぶその場所で
0:握りしめた小銭と相談しながら
0:真剣にお菓子を選ぶ
0:
0:そう、ここからは真剣勝負だ
0:限られた小銭のなかで
0:最高の選択をして
0:満足のいく、おやつの時間にするために
0:
0:気が付いたら
0:友達もみんな真剣な表情
0:負けられない戦いがそこにはあるのだ
0:
0:握りしめた小銭が汗ばんだ頃
0:自分が選んだ最高のおやつを
0:それぞれ
0:おばあちゃんの所へ持っていく
0:
0:「これください」
0:
0:公園に戻って
0:とうとうみんなでお披露目の時間だ
0:友達のお菓子を見て
0:ああ、それにすれば良かった
0:なんて思ったりもする
0:全く同じものを買っていて
0:思わず笑ってしまう事もある
0:
0:公園に響くのは
0:無邪気な子供たちの笑い声
0:
0:おばあちゃんの耳にも
0:届いていたのかな
0:
0:今となってはもうわからない
0:お菓子なんて箱買いできるような
0:「大人」になってしまった
0:
0:だから
0:あの駄菓子屋さんでのキラキラした
0:ワクワクした気持ちはもう
0:味わえない
0:
0:セピア色の思い出になった、あの頃
0:
0:公園、友達、駄菓子屋さん
0:そして
0:優しいおばあちゃん
0:
0:今でもたまに思い出す
0:かけがえのない
0:大切な時間、記憶
0:
0:おばあちゃん、あのね
0:たまに食べたくなるんだ
0:
0:あの駄菓子屋さんで買った
0:自分だけの
0:思い出の味を
0:
0:久しぶりに訪れて
0:もうシャッターが閉まっている
0:そんな駄菓子屋さんの前で
0:物思いにふける
0:
0:「おばあちゃん、ありがとう」
0:
0:頭をよぎるのは
0:セピア色の
0:あの頃の情景
0:
0:――了