声劇台本置き場

女：はっ、あそこにいるのは怪人じゃない。…これから悪さをするところかしらね。そうはさせないわよ。 女：（深呼吸）よし、いくわよ…キューティープリティーセンセーション！キラキラ煌めけティンクルスター、あなたのハートへサンシャイン！プリティー・チャーム参上なのだ～☆ ： 男：うわぁ… ： 女：えっ、見られた！？…ふっ（男にキックを放つ） ： 男：うわっ、あっぶねぇっ。ちょ、お前今マジ蹴りだっただろ！ ： 女：当然よ！記憶を消し去るしかないわ… ： 男：俺の命ごと消し去ろうとすんじゃねぇよ！ ： 女：あんたにはわからないでしょうけどね、成人とっくに過ぎてんのにこんな幼女がやるような魔法少女やらされてるとか苦痛でしかないのよ！！ ： 男：そのわりにはノリノリだったような… ： 女：違う！違うの！！プリティゲージとかいうふざけたパワーを溜めないと変身出来ないの！ゲージ溜めるには棒読みじゃダメなの！好きでやってるわけじゃないわよ！！ ： 男：なるほど… ： 女：というわけで覚悟はいいわね ： 男：まてまてまてまて！！俺仲間だから！ ： 女：下手な命乞いね ： 男：いや本当だって！…見てろよ ： 女：…？ ： 男：（深呼吸）天が呼ぶ地が呼ぶ人が呼ぶ、悪を倒せと請い願う！僕の瞳は百万ボルト、我が身に宿れフェニックス！光の戦士ブリリアントシャイン、見参！！僕が来たからにはもう安心だよ☆ ： 女：うわぁ… ： 男：やめろ、そんな目で俺を見るな ： 女：変身ヒーローだったのね。…ショタ系の。 ： 男：そうだ。厨二病まで混ざってる感じのな！ ： 女：あー、なむー ： 男：同情されるのも微妙なもんだな ： 女：面倒臭いやつねぇ。…まあ、仲間だってのはわかったわ。そっちもマジにやんないと変身できない系、ってとこかしら ： 男：そうなんだよ…ほんともう、厨二病なんてとっくに卒業済みだっての ： 女：厨二病患者ではあったのね ： 男：もう卒業してんだからいいだろ ： 女：それでも私のよりはマシよ。私なんてねぇ…必殺技も酷いのよ！？ ： 男：俺のもひでぇよ！ ： 女：そんなはずないわ！あたしのなんて…「あなたのハートをめろめろきゅん☆ラブリーハートでチャーミービーム！！」よ！？ ： 男：俺なんて…「みんな、力をかして…目の前の悪に打ち勝つための勇気を！このみんなからのブレイブパワーで…召喚、シャイニングソード！この煌めく光で悪を切り裂く！シャイニングスラッシュ！！」だぞ！？ ： 女：…私が悪かったわ ： 男：うわ、謝られた！？ちょ、そっちのも大概だろ！？ ： 女：いやまあ…あ、怪人！！ ： 男：おい待て！…くっそ、怪人倒したらもっかい話し合いな！！