台本概要
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タイトル | オカマしかいない結婚式場 |
---|---|
作者名 | ゾ夢 (@Zomu_vgfor) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 5人用台本(不問5) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
オカマしかいないオカマ都市でのお話。 オカマ×5人台本です。 性別自由ですが、オカマで演じてください! セリフの偏りが少しあります。兼ね役でも大丈夫です。 アドリブ等はマナーを守って楽しめる範囲でお願いします。 363 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
オカマA | 不問 | 41 | 一般オカマ。オカマBに付き合って他人の結婚式に来た。 |
オカマB | 不問 | 37 | 一般オカマ。オカマだって結婚がしたい。 |
オカマ怪盗 | 不問 | 21 | オカマ都市のオタカラを盗みまくっている怪盗。 |
オカマ警備員 | 不問 | 18 | 目的があって結婚式場の警備員をやっている。 |
オカマ精霊 | 不問 | 18 | ブーケの精霊。セリフ少なめなので兼ね役でも良き。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
オカマA:やーもう!お嫁さんもお婿さんも素敵だったわね!
オカマB:そうね。
オカマA:もうっ!結婚式に来たのになんでそんなに興味なさげなのよ!
オカマB:だって私、新郎新婦に興味なんてないもの。
オカマA:えっ!友達とかじゃないの?!
オカマB:親戚の友達の親戚の友達よ。
オカマA:それ他人じゃないのよ!!なんでそんな他人の結婚式にわざわざ来てるのよ…。
オカマB:それはね、この結婚式場で行われる結婚式は特別だからよ。
オカマA:特別?何が特別なの?
オカマB:この結婚式場で結婚式が行われるのは百年に一度。なぜなら、その結婚式では特別なある物が使われるからなの。
オカマA:もう!じれったいわね!一体なんなのよそれは。
オカマB:ブーケよ。
オカマA:ブーケ?
オカマB:そもそも百年に一度しか行われない理由がブーケなの。そのブーケに使われている花はカマフラワーと言う、数十年に一度しか咲かない幻の花なのよ。
オカマA:そんなすごい花が使われているブーケが、ブーケトスで使われるってことね!
オカマB:そう!そして!!そのブーケを手にした者は必ず運命の相手と出会えるって伝説があるのよ!!!
オカマA:目的はそれだったのね!!
オカマB:私だって結婚したいのよ!!その為だったら他人の結婚式だって来てやるわ!!!
オカマA:その努力を相手探しに発揮すればいいのに…でも、そのブーケは私も気になるわ。とっても綺麗なんでしょうね。
オカマB:って、あらやだ、もうブーケトスの時間じゃない。早く行って良い場所取るわよ!
オカマA:ちょ、ちょっと待ってよ!
オカマ警備員:ピンポンパンポーン。お知らせです。お知らせです。次に行われるブーケトスですが、諸事情により予定を変更し、時間を遅らせて行います。申し訳ありません。ピンポンパンポーン。
オカマB:なんですってぇぇぇぇえ!!!
オカマA:諸事情ってなんなのかしらね。準備が遅れてるのかしら。
オカマB:そんなの聞かないとわからないわ!警備員さん!!
オカマ警備員:ちょっ!なに?!こっちは忙しいんだからあっち行ってなさい!!
オカマB:ブーケトスはなんで遅れてるのよ!ちゃんとやるのよね?!
オカマ警備員:そんなの教える訳ないでしょ!!あーもう!!こっちは怪盗がブーケを奪いにくるって予告が来て、てんやわんやしてるんだから!!邪魔しないでちょうだい!!
オカマA:行っちゃったわね。仕方がないから待つしか無い…って、あんたなんで警備員さんのあとついてってるのよ!
オカマB:今の聞いたでしょ!怪盗が私のブーケを盗もうとしてるのよ!!そんなのいてもたってもいられないじゃ無い!!
オカマA:だからってあんたが行ったところでどうしようもないでしょうが!!ってあー!もう!!人の話聞かないんだから!!待ちなさいよっ!!!
場面が変わって:(少し間を開けると良い)
オカマ怪盗:ふふふ…忍び込むのは簡単だったわね。
オカマ怪盗:百年に一度の結婚式。そこに現れる百年に一度のブーケ。そんなの頂かないわけにはいかないわよね。
オカマ怪盗:あとはこの金庫を開けて………………なかなか手強いわね。(アドリブで鍵を開けるのに四苦八苦してる様子をやると楽しい((尺稼ぎ))
オカマ怪盗:これをこうして、カチャリンコっと。やった!開いたわ!さて、金庫を開けて…わぁ…すごい綺麗なブーケだわ。
オカマ怪盗:それじゃあ、いただきま
オカマ警備員:待ちなさい!!
オカマ怪盗:げっ!もう追いついてきたのね!オカマ警備員!!
オカマ警備員:そのブーケは結婚式になくてはならないもの!絶対に渡さないわよ!オカマ怪盗!!
オカマ怪盗:ふんっ。残念ながら、もうブーケは私の手の中に…ってあれ、な、ない?!
オカマB:このブーケは私のものよ!!
オカマ怪盗:あんた誰よ?!
オカマB:私はオカマB!!ただの独身オカマよ!!!
オカマ警備員:あんたさっきの!!よくやったわ!そのブーケをこっちに渡しなさい!
オカマB:嫌よ!!!
オカマ警備員:なんでよ!!!
オカマB:このブーケは私のもの!!私はこれで運命の相手と出会うんだから!!!
オカマ警備員:目、目が血走ってる…あんた、本気なのね…。
オカマ怪盗:どうやら、三つ巴ってやつ見たいね。
オカマB:このブーケは絶対に!渡さないわ!!!
オカマA:バカおっしゃい。(Bの頭を叩く)
オカマB:いったい!!あ、ブーケが!!
オカマ怪盗:もらったわ!!
オカマ警備員:させないわよ!!
オカマB:私のブーケぇぇぇえ!!
オカマA:あんたのじゃないって…。
オカマ精霊:静まりなさい!!!
オカマ怪盗:っ!!か、体が、動かないわ!
オカマ警備員:それに、今の声は一体…。
オカマB:私の…わたしんだよぉ…。
オカマA:あんた荒地の魔女みたいになってるわよ。
オカマ精霊:私はオカマブーケの精霊。静まりなさい、静まりなさい。
オカマ怪盗:オカマブーケの精霊ですって?!
オカマB:オカマブーケは百年に一度しか作られない伝説のアイテム。そりゃあ精霊が付いていてもおかしく無いわね。
オカマA:こっちはあんたのテンションの浮き沈みの激しさに驚いてるわよ。
オカマ怪盗:まあでも、精霊がついていようがいまいが私が盗ませてもらうって、あーもう!全然体が動かないわ!!
オカマ精霊:だから静まれって言ってるでしょ!!
オカマ怪盗:むっ!むーむー!!(口が開かなくなった)
オカマ警備員:精霊の力で喋れなくなったのね。自業自得だわ。
オカマ精霊:あなたたち、勝手に私を自分のものだとか言って取り合って…私、そんな簡単なブーケじゃないのよ。
オカマA:簡単なブーケって何よ…。
オカマ精霊:そんなに私を手に入れたいのなら、しっかりブーケトスで手に入れなさい!!
オカマ警備員:ごもっともな意見ね。
オカマB:そもそも私はブーケトスで手に入れるつもりだったから問題ないわ!
オカマA:これ以上ここで騒いでたら結婚式が終わっちゃうわ。早くブーケトスを始めましょ。
オカマ警備員:そうね。ブーケさん、新郎新婦の元へ運ぶから、大人しくしててちょうだい。
オカマ精霊:もちのろんよ!!
場面が変わって:(少し間を開けると良い)
オカマ精霊:さあ始まりました!この私伝説のブーケをめぐるオカマたちの闘い!ここに幕が上がります!!実況は私ブーケの精霊。解説はこの人。
オカマA:オカマAが担当しまーす…って何やらせてんのよ!!
オカマ精霊:何ってそりゃ実況かがいたら解説がいないとダメでしょ?
オカマA:まず実況がいらないわよ。今から始まるのはただのブーケトスなんだから。
オカマB:ブーケトスを甘くみちゃいけないわ!
オカマA:なんであんたジャージなのよ。さっきまで来てたドレスはどうしたのよ。
オカマ怪盗:ブーケトスを笑うものはブーケトスに泣くのよ。
オカマA:なんで怪盗までジャージなのよ…って待って!!ブーケトスに参加する人たち全員ジャージなんだけど!!!
オカマ警備員:伝説のブーケの取り合いなんだから、みんな本気になってんのよ。
オカマA:もはや結婚式の雰囲気どこにもないわね…。
オカマ精霊:さあ!前置きはこれぐらいにして、始めるわよ!!
オカマ怪盗:ブーケはこの私!オカマ怪盗の物よ!!
オカマB:いいえ!!この私のものよ!!
オカマ精霊:さあ!新婦がブーケを持ち…投げたー!!!!!
オカマ怪盗:秘技!!オカマ煙幕!!!ボフッ!!!
オカマB:きゃっ!!
オカマ精霊:おーっと!オカマ怪盗、いきなり煙幕でめくらましよ!!
オカマA:こほっこほっ、ちょっと!煙幕なんてありなの?!
オカマ怪盗:ブーケを手に入れる為ならなんでもするわ!さあ、これでブーケは私のもの
オカマB:させるわけないでしょ!!オカマタックル!!
オカマ精霊:おーっと!ここでオカマBの渾身のタックルが炸裂よー!!!
オカマA:もしかして、最近あの子がラグビーやってたのってこの為なの…?
オカマB:やったわ!!これでブーケは私のもの
オカマ怪盗:させないわ!!!
オカマB:きーっ!!!この怪盗!!あんた往生際が悪いのよ!!!
オカマ怪盗:それはこっちのセリフよ!!!
オカマA:必死すぎて見てるこっちが引くわよ…。
オカマ精霊:必死になるのは仕方のないことなのよ。そもそも、オカマしかいないオカマ都市で結婚することは難しいんだから。
オカマA:そうだけど…結婚なんてしなくても、人生楽しめると私は思うのだけど。
オカマ精霊:みんながみんなそうじゃないのよ。だから結婚したいオカマは、あらゆる手を尽くすのよ。
オカマA:そんなものなのね…。
オカマ精霊:そんなものなのよ…。
オカマA:…ところで、警備員さんはどこに行ったのかしら?さっきから見当たらないのだけど。
オカマ精霊:あら、よく気づいたわね。
オカマA:え?…あれ?待って…あの2人が取り合ってるブーケ…なんかおかしくない?
オカマ怪盗:これは私の…って…なにこれ!このブーケ、偽物じゃないのよ!!
オカマB:そんなわけ!…ってほんとだわ!!!じゃあ本物はどこに…!
オカマA:も、もしかして…。
オカマ警備員:おーほっほっ!!!ブーケは私がいただいたわ!!!
オカマ怪盗:オカマ警備員!!!
オカマA:なるほど、最初から警備員さんの手のひらの上だったってわけね。
オカマB:返しなさい!!そのブーケは私のものよ!!!
オカマ警備員:このブーケは私のものよ!!数ヶ月前からこの警備の仕事をなんとかして受けてブーケを手に入れる、私の完璧な作戦勝ちよ!!!
オカマA:あれ?でも待ってちょうだい。ブーケの精霊は、ブーケトスで手に入れるものを決めるって言ってなかった?なんか、ルール違反じゃない?
オカマ精霊:違反じゃないわ。警備員はちゃんとブーケトスの時間に私を手にしたからね。
オカマ怪盗:なによそのルールの穴を突いたようなやつは!!!それが許されるなら私だってそうしてたわよ!!!
オカマ警備員:それに気づいていない時点であなたたちの負けなのよ!!!おーほっほっ!!!!
オカマ怪盗:きーっ!!!
オカマB:きーっ!!!
オカマA:オカマって悔しいとみんなこういう反応するわね。
オカマ警備員:それでは私はおいとまするわ!!あんたたちはまた百年待てばいいのよ。私はその前に、運命の人と出あっちゃうけどね!!じゃあねぇーー!!!おーほっほっ!!!
オカマ怪盗:待ちなさーい!!!このクソ警備員がーっ!!!!
オカマA:…二人とも行っちゃったわね。
オカマB:私の…わたしんだよぉ…。
オカマA:また荒地の魔女みたいになってる。ほらっ!しっかりしなさい!
オカマB:でも、ブーケが…ブーケが無いと運命の人と出会えないのに…。
オカマA:何言ってんのよ!そんな伝説に頼らなくたって、あんたには私がついているでしょ!
オカマB:あ、あんた…。ぽっ。
オカマA:ちょっと!ほおを染めないでちょうだい!!そういう意味で言ったんじゃ無いわよ!!
オカマB:わかってるわかってる。照れ隠しも可愛いわ♡
オカマA:あーもう!!なんて日なのよー!!!!!
オカマ精霊:おーしーまい♡
オカマA:やーもう!お嫁さんもお婿さんも素敵だったわね!
オカマB:そうね。
オカマA:もうっ!結婚式に来たのになんでそんなに興味なさげなのよ!
オカマB:だって私、新郎新婦に興味なんてないもの。
オカマA:えっ!友達とかじゃないの?!
オカマB:親戚の友達の親戚の友達よ。
オカマA:それ他人じゃないのよ!!なんでそんな他人の結婚式にわざわざ来てるのよ…。
オカマB:それはね、この結婚式場で行われる結婚式は特別だからよ。
オカマA:特別?何が特別なの?
オカマB:この結婚式場で結婚式が行われるのは百年に一度。なぜなら、その結婚式では特別なある物が使われるからなの。
オカマA:もう!じれったいわね!一体なんなのよそれは。
オカマB:ブーケよ。
オカマA:ブーケ?
オカマB:そもそも百年に一度しか行われない理由がブーケなの。そのブーケに使われている花はカマフラワーと言う、数十年に一度しか咲かない幻の花なのよ。
オカマA:そんなすごい花が使われているブーケが、ブーケトスで使われるってことね!
オカマB:そう!そして!!そのブーケを手にした者は必ず運命の相手と出会えるって伝説があるのよ!!!
オカマA:目的はそれだったのね!!
オカマB:私だって結婚したいのよ!!その為だったら他人の結婚式だって来てやるわ!!!
オカマA:その努力を相手探しに発揮すればいいのに…でも、そのブーケは私も気になるわ。とっても綺麗なんでしょうね。
オカマB:って、あらやだ、もうブーケトスの時間じゃない。早く行って良い場所取るわよ!
オカマA:ちょ、ちょっと待ってよ!
オカマ警備員:ピンポンパンポーン。お知らせです。お知らせです。次に行われるブーケトスですが、諸事情により予定を変更し、時間を遅らせて行います。申し訳ありません。ピンポンパンポーン。
オカマB:なんですってぇぇぇぇえ!!!
オカマA:諸事情ってなんなのかしらね。準備が遅れてるのかしら。
オカマB:そんなの聞かないとわからないわ!警備員さん!!
オカマ警備員:ちょっ!なに?!こっちは忙しいんだからあっち行ってなさい!!
オカマB:ブーケトスはなんで遅れてるのよ!ちゃんとやるのよね?!
オカマ警備員:そんなの教える訳ないでしょ!!あーもう!!こっちは怪盗がブーケを奪いにくるって予告が来て、てんやわんやしてるんだから!!邪魔しないでちょうだい!!
オカマA:行っちゃったわね。仕方がないから待つしか無い…って、あんたなんで警備員さんのあとついてってるのよ!
オカマB:今の聞いたでしょ!怪盗が私のブーケを盗もうとしてるのよ!!そんなのいてもたってもいられないじゃ無い!!
オカマA:だからってあんたが行ったところでどうしようもないでしょうが!!ってあー!もう!!人の話聞かないんだから!!待ちなさいよっ!!!
場面が変わって:(少し間を開けると良い)
オカマ怪盗:ふふふ…忍び込むのは簡単だったわね。
オカマ怪盗:百年に一度の結婚式。そこに現れる百年に一度のブーケ。そんなの頂かないわけにはいかないわよね。
オカマ怪盗:あとはこの金庫を開けて………………なかなか手強いわね。(アドリブで鍵を開けるのに四苦八苦してる様子をやると楽しい((尺稼ぎ))
オカマ怪盗:これをこうして、カチャリンコっと。やった!開いたわ!さて、金庫を開けて…わぁ…すごい綺麗なブーケだわ。
オカマ怪盗:それじゃあ、いただきま
オカマ警備員:待ちなさい!!
オカマ怪盗:げっ!もう追いついてきたのね!オカマ警備員!!
オカマ警備員:そのブーケは結婚式になくてはならないもの!絶対に渡さないわよ!オカマ怪盗!!
オカマ怪盗:ふんっ。残念ながら、もうブーケは私の手の中に…ってあれ、な、ない?!
オカマB:このブーケは私のものよ!!
オカマ怪盗:あんた誰よ?!
オカマB:私はオカマB!!ただの独身オカマよ!!!
オカマ警備員:あんたさっきの!!よくやったわ!そのブーケをこっちに渡しなさい!
オカマB:嫌よ!!!
オカマ警備員:なんでよ!!!
オカマB:このブーケは私のもの!!私はこれで運命の相手と出会うんだから!!!
オカマ警備員:目、目が血走ってる…あんた、本気なのね…。
オカマ怪盗:どうやら、三つ巴ってやつ見たいね。
オカマB:このブーケは絶対に!渡さないわ!!!
オカマA:バカおっしゃい。(Bの頭を叩く)
オカマB:いったい!!あ、ブーケが!!
オカマ怪盗:もらったわ!!
オカマ警備員:させないわよ!!
オカマB:私のブーケぇぇぇえ!!
オカマA:あんたのじゃないって…。
オカマ精霊:静まりなさい!!!
オカマ怪盗:っ!!か、体が、動かないわ!
オカマ警備員:それに、今の声は一体…。
オカマB:私の…わたしんだよぉ…。
オカマA:あんた荒地の魔女みたいになってるわよ。
オカマ精霊:私はオカマブーケの精霊。静まりなさい、静まりなさい。
オカマ怪盗:オカマブーケの精霊ですって?!
オカマB:オカマブーケは百年に一度しか作られない伝説のアイテム。そりゃあ精霊が付いていてもおかしく無いわね。
オカマA:こっちはあんたのテンションの浮き沈みの激しさに驚いてるわよ。
オカマ怪盗:まあでも、精霊がついていようがいまいが私が盗ませてもらうって、あーもう!全然体が動かないわ!!
オカマ精霊:だから静まれって言ってるでしょ!!
オカマ怪盗:むっ!むーむー!!(口が開かなくなった)
オカマ警備員:精霊の力で喋れなくなったのね。自業自得だわ。
オカマ精霊:あなたたち、勝手に私を自分のものだとか言って取り合って…私、そんな簡単なブーケじゃないのよ。
オカマA:簡単なブーケって何よ…。
オカマ精霊:そんなに私を手に入れたいのなら、しっかりブーケトスで手に入れなさい!!
オカマ警備員:ごもっともな意見ね。
オカマB:そもそも私はブーケトスで手に入れるつもりだったから問題ないわ!
オカマA:これ以上ここで騒いでたら結婚式が終わっちゃうわ。早くブーケトスを始めましょ。
オカマ警備員:そうね。ブーケさん、新郎新婦の元へ運ぶから、大人しくしててちょうだい。
オカマ精霊:もちのろんよ!!
場面が変わって:(少し間を開けると良い)
オカマ精霊:さあ始まりました!この私伝説のブーケをめぐるオカマたちの闘い!ここに幕が上がります!!実況は私ブーケの精霊。解説はこの人。
オカマA:オカマAが担当しまーす…って何やらせてんのよ!!
オカマ精霊:何ってそりゃ実況かがいたら解説がいないとダメでしょ?
オカマA:まず実況がいらないわよ。今から始まるのはただのブーケトスなんだから。
オカマB:ブーケトスを甘くみちゃいけないわ!
オカマA:なんであんたジャージなのよ。さっきまで来てたドレスはどうしたのよ。
オカマ怪盗:ブーケトスを笑うものはブーケトスに泣くのよ。
オカマA:なんで怪盗までジャージなのよ…って待って!!ブーケトスに参加する人たち全員ジャージなんだけど!!!
オカマ警備員:伝説のブーケの取り合いなんだから、みんな本気になってんのよ。
オカマA:もはや結婚式の雰囲気どこにもないわね…。
オカマ精霊:さあ!前置きはこれぐらいにして、始めるわよ!!
オカマ怪盗:ブーケはこの私!オカマ怪盗の物よ!!
オカマB:いいえ!!この私のものよ!!
オカマ精霊:さあ!新婦がブーケを持ち…投げたー!!!!!
オカマ怪盗:秘技!!オカマ煙幕!!!ボフッ!!!
オカマB:きゃっ!!
オカマ精霊:おーっと!オカマ怪盗、いきなり煙幕でめくらましよ!!
オカマA:こほっこほっ、ちょっと!煙幕なんてありなの?!
オカマ怪盗:ブーケを手に入れる為ならなんでもするわ!さあ、これでブーケは私のもの
オカマB:させるわけないでしょ!!オカマタックル!!
オカマ精霊:おーっと!ここでオカマBの渾身のタックルが炸裂よー!!!
オカマA:もしかして、最近あの子がラグビーやってたのってこの為なの…?
オカマB:やったわ!!これでブーケは私のもの
オカマ怪盗:させないわ!!!
オカマB:きーっ!!!この怪盗!!あんた往生際が悪いのよ!!!
オカマ怪盗:それはこっちのセリフよ!!!
オカマA:必死すぎて見てるこっちが引くわよ…。
オカマ精霊:必死になるのは仕方のないことなのよ。そもそも、オカマしかいないオカマ都市で結婚することは難しいんだから。
オカマA:そうだけど…結婚なんてしなくても、人生楽しめると私は思うのだけど。
オカマ精霊:みんながみんなそうじゃないのよ。だから結婚したいオカマは、あらゆる手を尽くすのよ。
オカマA:そんなものなのね…。
オカマ精霊:そんなものなのよ…。
オカマA:…ところで、警備員さんはどこに行ったのかしら?さっきから見当たらないのだけど。
オカマ精霊:あら、よく気づいたわね。
オカマA:え?…あれ?待って…あの2人が取り合ってるブーケ…なんかおかしくない?
オカマ怪盗:これは私の…って…なにこれ!このブーケ、偽物じゃないのよ!!
オカマB:そんなわけ!…ってほんとだわ!!!じゃあ本物はどこに…!
オカマA:も、もしかして…。
オカマ警備員:おーほっほっ!!!ブーケは私がいただいたわ!!!
オカマ怪盗:オカマ警備員!!!
オカマA:なるほど、最初から警備員さんの手のひらの上だったってわけね。
オカマB:返しなさい!!そのブーケは私のものよ!!!
オカマ警備員:このブーケは私のものよ!!数ヶ月前からこの警備の仕事をなんとかして受けてブーケを手に入れる、私の完璧な作戦勝ちよ!!!
オカマA:あれ?でも待ってちょうだい。ブーケの精霊は、ブーケトスで手に入れるものを決めるって言ってなかった?なんか、ルール違反じゃない?
オカマ精霊:違反じゃないわ。警備員はちゃんとブーケトスの時間に私を手にしたからね。
オカマ怪盗:なによそのルールの穴を突いたようなやつは!!!それが許されるなら私だってそうしてたわよ!!!
オカマ警備員:それに気づいていない時点であなたたちの負けなのよ!!!おーほっほっ!!!!
オカマ怪盗:きーっ!!!
オカマB:きーっ!!!
オカマA:オカマって悔しいとみんなこういう反応するわね。
オカマ警備員:それでは私はおいとまするわ!!あんたたちはまた百年待てばいいのよ。私はその前に、運命の人と出あっちゃうけどね!!じゃあねぇーー!!!おーほっほっ!!!
オカマ怪盗:待ちなさーい!!!このクソ警備員がーっ!!!!
オカマA:…二人とも行っちゃったわね。
オカマB:私の…わたしんだよぉ…。
オカマA:また荒地の魔女みたいになってる。ほらっ!しっかりしなさい!
オカマB:でも、ブーケが…ブーケが無いと運命の人と出会えないのに…。
オカマA:何言ってんのよ!そんな伝説に頼らなくたって、あんたには私がついているでしょ!
オカマB:あ、あんた…。ぽっ。
オカマA:ちょっと!ほおを染めないでちょうだい!!そういう意味で言ったんじゃ無いわよ!!
オカマB:わかってるわかってる。照れ隠しも可愛いわ♡
オカマA:あーもう!!なんて日なのよー!!!!!
オカマ精霊:おーしーまい♡