声劇台本置き場

2人：こんばんは〜 渡部：渡部（わたなべ）です 水島：水島ですっ☆ 渡部：ダイダイタイタイと申しますー 水島：よろしくお願いしますー。ねーねー、渡部さんよ 渡部：はいはい、なんですか水島さんよ 水島：最近ラップにハマっててさ 渡部：ほぉーラップ。かっこいいじゃない 水島：だろ？ほら、俺って見た目にフェロモン溜まってるからさ 渡部：見た目にフェロモン。よくわからないけど、最後まで聞こうかね一応 水島：ここらでちょっとワイルドにもかましたいんだよね 渡部：なるほどね。とりあえず水島さんはセクシー系イケメンなので、ワイルドな要素も足したいぞと。 水島：だいたいそんなかんじ？ 渡部：イケメンを否定しろ。 水島：でも、あまり言葉にうまく気持ちを込められないんだよ。だからアドバイスをしてほしい。 渡部：まぁ、いいや、少しやってみてよ。どんなかんじなのか。 水島：ＯＫＯＫ。じゃあ、ちょっと聞いて。 渡部：はいはい。 水島：(深呼吸)…子猫ちゃんたち、今日は来てくれてありがと 渡部：なんだなんだ 水島：君たちに伝えたい気持ちを込めました。これを聞いてください。 渡部：ビジュアル系バンドのライブっぽいかんじだけどいいのかこれは。 水島：では、愛を込めて… ……year！！！俺はyo！水島yo！ 渡部：え？ 水島：歳はyo！教えんyo！ 渡部：ださ！！！え？しかもyoしか言ってない。初心者がよくやるやつねそれ。えーー間違えたかな会場。大丈夫かな聞いてる子猫ちゃんたち 水島：相方は、メガネだyo！ 渡部：え、俺？まぁ、そうですね。 水島：今までずっと言わなかったyo！言えなかったyo！ 渡部：なになに、怖いんだけど。 水島：時々かけるyo！銀縁フレーム！オシャレなのかわからないけど時々かけるyo！そのメガネ！ 渡部：良いだろ別に、気分だよ気分。 水島：ずっと言いたい言いたかったyo 渡部：なんだよ 水島：そのメガネ、似合ってない 渡部：うそ 水島：相方メガネ！本体メガネ、そんな相方！エブリマンハンズアップ！ぽんぽんぽぽぽん 渡部：ストップストップ 水島：なに？今から盛り上がるところなんだけど 渡部：なに、ハンズアップ！って。 水島：ハンズアップ 渡部：すな 水島：ダサいか 渡部：ださい。いやな、俺のメガネが似合ってないのはわかった。伝わったよ。ちょっと考えるよ 水島：それは良かった 渡部：で、よ。なに、お前俺の本体メガネだと思ってんの 水島：大きな声で言うなよ、バレるよ 渡部：バレて良いよ、違うから 水島：な、なんだってー！？ 渡部：やめろそのわざとらしいかんじ 水島：ははは、冗談だって照れ屋さん⭐︎デコピン 渡部：ところどころ日本語の使いどころがおかしいのよ、あとエブリマンって言ってたけど、エブリワンね。エブリマンって誰だよ 水島：世界を救うアンマンです。 渡部：アンマン！ダメダメ。ぜんぜんかっこよくない。 水島：…子猫ちゃんたち、聞いてくれてありがとう。 渡部：まだライブ続いてたんかい 水島：これが俺のラストライブになります。みんな本当にサンキューでした⭐︎…どうだったかな、俺のラップ。 渡部：どうもこうもやめて正解だよ。ダサい！最後なんて韻すら踏んでなかったからね。 水島：ハンズアップ 渡部：だからすなって 水島：そっかー、難しいか。あ、さっきの歌のタイトル言い忘れてた 渡部：いいよ名前とかもう 水島：さっきの歌は、「俺の大切な人」というタイトルです。俺の一番大切な相方のことを思って考えました 渡部：…… 水島：俺、ラップ向いてないかな？ 渡部：ぜんぜん向いてないよ、一生漫才やっとけ 水島：えー 渡部：そこはやれよ 2人：はい、どうも、ありがとうございましたー