台本概要

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タイトル コオロギ食
作者名 ハスキ  (@e8E3z1ze9Yecxs2)
ジャンル その他
演者人数 2人用台本(男2)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 最近噂の新しい食材を使った料理を提供する店がオープンしたという。その食材とは⋯「コオロギ」である。そんな特殊な食材を使った料理を味わうべく店を訪れた客がいた⋯。
男女不問。アドリブ大歓迎!

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
35 流行りに乗っかるのが好きな客。とりあえず行ってみよう精神。
37 語尾が「ロギ」という癖強な店員。コオロギ専門店で働くコオロギに詳しいやつ。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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客:ここか、噂の新しい食材を使った料理を提供する店って言うのは?興奮が止まらないね 店:いらっしゃいませロギー! 客:え、今なんて? 店:何名様ロギー? 客:い、一名です 店:一名様、入られますロギー! 客:あー、たまにやってる所あるけど、なんか個性的な語尾を使う店だな :間 客:よいしょっと。⋯なんか、誰も居ないなこの店。大丈夫なのかな? 店:はい、こちらお冷になりますロギ 客:あ、ありがとうございます。やっぱクセ強いなー 店:こちらメニューになりますロギ 客:あ、はい。えーと何なに⋯コオロギホットドッグ、コオロギサンドウィッチ、コオロギラーメン⋯って何なんですかこのメニュー!? 店:何にしましょうロギか? 客:いやいや、さらっとオーダー取ろうとしてるけど待って下さいよ! 店:何かありましたロギ? 客:何かじゃないですよ!これ、コオロギ入ってるでしょ!? 店:そうですロギよ? 客:当たって欲しく無かった事実!てかその変な語尾もコオロギの事かい! 店:知らずに来たんですかロギー? 客:いや新しい食材って聞いてただけなんで⋯まさかコオロギだとは思ってませんでしたよ 店:お客さん、知らないロギか?コオロギ食は今大変注目されているロギよ 客:え、嘘でしょ⋯? 店:今世界人口は増加し続けており、このままいくと2050年には97億人に達する見込みロギ。 客:人口増加問題は聞いた事あるな 店:このまま人口が増え続けると、今の約二倍は食糧生産の能力がないと、全人口をまかなえなくなるロギ 客:なるほど⋯ 店:早ければ2030年頃には世界的なタンパク質不足になると言われてるロギ 客:それってだいぶマズイじゃん 店:そこで登場するのが、コオロギロギー 客:ロギロギうるさいな。え?コオロギって、そんなにすごいの? 店:凄いロギよー。なにせ一般的な家畜に比べて、少ないエサや水で飼育出来て、温室効果ガスの排出量も少ないから、地球に優しい優秀なタンパク質源になるロギ 客:へー、そう考えるとなかなか理にかなった食材なんだな。でもなー、コオロギって、虫でしょ?あの見た目を連想させるから、食べるの抵抗ある人多いでしょー? 店:まあ、イナゴの佃煮(つくだに)しかり、蜂の子料理しかり、コオロギを食べるのは気持ち悪いって意見もあるロギ 客:ほらー、やっぱりそうなんじゃーん 店:でも、これを聞けば納得してもらえると思うロギ 客:え? 店:コオロギ食は環境に優しいだけじゃなくて栄養価も高いロギよ 客:嘘!あんな小さいのに? 店:粉末にしたコオロギは重量の60~70%がタンパク質で肉や魚に比べて効率よくタンパク質を取る事が出来るロギ 客:えー!あれ?が肉や魚より効率いいんだ! 店:必須アミノ酸を始め、食物繊維やビタミン、ミネラルなどをバランスよく含んでいるロギ 客:もうスーパーフードじゃん⋯ 店:どうしますロギか? 客:なんか⋯ちょっと怖いけど、食わず嫌いも良くないよなー。あーでもな~ 店:ここで食べとけば、時代の先取りを出来るロギよー 客:たしかに⋯未来ではこれが当たり前な世界になってるかもしれないのか。⋯よし、分かった、じゃあこのコオロギサンドウィッチを下さい 店:ご注文頂きましたロギー! 客:はぁー⋯大丈夫かな⋯? :間 店:はい、お待たせしましたロギ。こちらがコオロギサンドウィッチになりますロギー 客:う⋯って、あれ?見た目は、普通のサンドウィッチですね 店:粉末にして、生地に練りこんでるから見た目は気にならないですロギ 客:まあ⋯これなら、食べれそうかな⋯ 店:ささ、ガブっといっちゃって下さいロギ 客:うぅ~⋯覚悟を決めろ~⋯あむっ!⋯もぐもぐ⋯ 店:どうですかロギ? 客:っ!え!思ってたイメージと違って、美味しいんだけど⋯ 店:そうでしょう?意外といけるロギよ 客:ナッツのような香ばしさがあって、ライ麦やそば粉に似た味なんだね。うまみもあるし、エビやカニにも近いかも⋯ 店:たしかに、成分的には甲殻類と同じものが入ってるから、アレルギー持ちの人は注意が必要ロギね 客:これがコオロギ食⋯たしかに、イメージはまだ、あれだけど⋯これなら新たな食材として受け入れられそうかな 店:あ、食後のコーヒーもありますけど、お持ちしていいですロギ? 客:それもまさか⋯ 店:もちろん、コオロギ入りのコーヒーですロギ! :間 客:ご馳走様でした 店:はい、お会計はこちらになりますロギ 客:はいコレ。味も値段も申し分無かったですよ 店:気に入って頂けたようで良かったですロギ 客:うん、コオロギ食の見方も変わったから、今度また、友達連れて来ますよ 店:ありがとうございましたロギー、またのお越しをお待ちしてますロギー! :間 店:⋯うまくいったロギね 店:この調子でコオロギ食を広めていけば、我々コオロギが世界を掌握出来る日もそう遠くないロギ⋯ 店:人間達が気づいた時にはもう手遅れロギ⋯フッフッフ、ハーハッハッハッハロギー!! :終

客:ここか、噂の新しい食材を使った料理を提供する店って言うのは?興奮が止まらないね 店:いらっしゃいませロギー! 客:え、今なんて? 店:何名様ロギー? 客:い、一名です 店:一名様、入られますロギー! 客:あー、たまにやってる所あるけど、なんか個性的な語尾を使う店だな :間 客:よいしょっと。⋯なんか、誰も居ないなこの店。大丈夫なのかな? 店:はい、こちらお冷になりますロギ 客:あ、ありがとうございます。やっぱクセ強いなー 店:こちらメニューになりますロギ 客:あ、はい。えーと何なに⋯コオロギホットドッグ、コオロギサンドウィッチ、コオロギラーメン⋯って何なんですかこのメニュー!? 店:何にしましょうロギか? 客:いやいや、さらっとオーダー取ろうとしてるけど待って下さいよ! 店:何かありましたロギ? 客:何かじゃないですよ!これ、コオロギ入ってるでしょ!? 店:そうですロギよ? 客:当たって欲しく無かった事実!てかその変な語尾もコオロギの事かい! 店:知らずに来たんですかロギー? 客:いや新しい食材って聞いてただけなんで⋯まさかコオロギだとは思ってませんでしたよ 店:お客さん、知らないロギか?コオロギ食は今大変注目されているロギよ 客:え、嘘でしょ⋯? 店:今世界人口は増加し続けており、このままいくと2050年には97億人に達する見込みロギ。 客:人口増加問題は聞いた事あるな 店:このまま人口が増え続けると、今の約二倍は食糧生産の能力がないと、全人口をまかなえなくなるロギ 客:なるほど⋯ 店:早ければ2030年頃には世界的なタンパク質不足になると言われてるロギ 客:それってだいぶマズイじゃん 店:そこで登場するのが、コオロギロギー 客:ロギロギうるさいな。え?コオロギって、そんなにすごいの? 店:凄いロギよー。なにせ一般的な家畜に比べて、少ないエサや水で飼育出来て、温室効果ガスの排出量も少ないから、地球に優しい優秀なタンパク質源になるロギ 客:へー、そう考えるとなかなか理にかなった食材なんだな。でもなー、コオロギって、虫でしょ?あの見た目を連想させるから、食べるの抵抗ある人多いでしょー? 店:まあ、イナゴの佃煮(つくだに)しかり、蜂の子料理しかり、コオロギを食べるのは気持ち悪いって意見もあるロギ 客:ほらー、やっぱりそうなんじゃーん 店:でも、これを聞けば納得してもらえると思うロギ 客:え? 店:コオロギ食は環境に優しいだけじゃなくて栄養価も高いロギよ 客:嘘!あんな小さいのに? 店:粉末にしたコオロギは重量の60~70%がタンパク質で肉や魚に比べて効率よくタンパク質を取る事が出来るロギ 客:えー!あれ?が肉や魚より効率いいんだ! 店:必須アミノ酸を始め、食物繊維やビタミン、ミネラルなどをバランスよく含んでいるロギ 客:もうスーパーフードじゃん⋯ 店:どうしますロギか? 客:なんか⋯ちょっと怖いけど、食わず嫌いも良くないよなー。あーでもな~ 店:ここで食べとけば、時代の先取りを出来るロギよー 客:たしかに⋯未来ではこれが当たり前な世界になってるかもしれないのか。⋯よし、分かった、じゃあこのコオロギサンドウィッチを下さい 店:ご注文頂きましたロギー! 客:はぁー⋯大丈夫かな⋯? :間 店:はい、お待たせしましたロギ。こちらがコオロギサンドウィッチになりますロギー 客:う⋯って、あれ?見た目は、普通のサンドウィッチですね 店:粉末にして、生地に練りこんでるから見た目は気にならないですロギ 客:まあ⋯これなら、食べれそうかな⋯ 店:ささ、ガブっといっちゃって下さいロギ 客:うぅ~⋯覚悟を決めろ~⋯あむっ!⋯もぐもぐ⋯ 店:どうですかロギ? 客:っ!え!思ってたイメージと違って、美味しいんだけど⋯ 店:そうでしょう?意外といけるロギよ 客:ナッツのような香ばしさがあって、ライ麦やそば粉に似た味なんだね。うまみもあるし、エビやカニにも近いかも⋯ 店:たしかに、成分的には甲殻類と同じものが入ってるから、アレルギー持ちの人は注意が必要ロギね 客:これがコオロギ食⋯たしかに、イメージはまだ、あれだけど⋯これなら新たな食材として受け入れられそうかな 店:あ、食後のコーヒーもありますけど、お持ちしていいですロギ? 客:それもまさか⋯ 店:もちろん、コオロギ入りのコーヒーですロギ! :間 客:ご馳走様でした 店:はい、お会計はこちらになりますロギ 客:はいコレ。味も値段も申し分無かったですよ 店:気に入って頂けたようで良かったですロギ 客:うん、コオロギ食の見方も変わったから、今度また、友達連れて来ますよ 店:ありがとうございましたロギー、またのお越しをお待ちしてますロギー! :間 店:⋯うまくいったロギね 店:この調子でコオロギ食を広めていけば、我々コオロギが世界を掌握出来る日もそう遠くないロギ⋯ 店:人間達が気づいた時にはもう手遅れロギ⋯フッフッフ、ハーハッハッハッハロギー!! :終