台本概要

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タイトル World of Labyrinth
作者名 ドランゴ  (@ D_rango22)
ジャンル ミステリー
演者人数 3人用台本(男2、女1)
時間 20 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 この世界は迷路の様に色々な選択肢がある。だがその選択肢が残酷な選択肢しかない。彼らはどのような結末を迎えるのか。

※配信に使う際はご自由にどうぞ。
キャラのセリフにNが付いておりますが、ナレーションになります。
ではお楽しみください。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
ジャンク 70 リリンの兄普段の一人称は僕だが、キレると俺になり感情的になる。武器の扱いは人並み程度だが、父親の血が濃ゆく、相手の思考が微かではあるが読める。能力者。
リリン 55 ジャンクの妹。家族思いであり、家族が1番好き。仕事に関しては人一倍真面目、好物はステーキであり、非能力者であるが武器の扱いには長けている。
レイジ 36 ジャンクとリリンの父親。サイコパスな1面もあるが仕事は依頼関係の仕事なら何でもこなす。特殊能力者の1人であり、瞬間移動の能力を持つ異能
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:10年前 リリン:ねぇ、ジャンク ジャンク:ん?どうしたの? リリン:お母さんとお父さん…どこにいるの? ジャンク:お父さんは仕事で、お母さんは分からない… リリン:ジャンクは私を1人にしないよね? ジャンク:当たり前だよ、1人の大事な妹なんだから。 リリン:ありがとう…お兄ちゃん… ジャンク:絶対お前だけは守るからね(小声) : ジャンク:Nこの世界は迷路の様 リリン:Nいくつもの選択肢の中から レイジ:N残酷な選択肢を取らなくてはいけない。 ジャンク:N World リリン:N of レイジ:N Labyrinth 0:10年後 ジャンク:手がかりはこれだけか… リリン:ジャンク〜!仕事の時間だよ! ジャンク:うん、今行くよ リリン:早く仕事終わらせてご飯食べよ!私今日ステーキがいい! ジャンク:そうだね!今日は贅沢しようか! リリン:ふふ〜ん!私頑張っちゃうからね! 0:ターゲットの場所へ移動する2人 ジャンク:大きいビルだね リリン:ここの最上階にターゲットはいるみたいだよ! ジャンク:今回の武器は? リリン:えーっとね…コルトパイソンとレミントンみたい ジャンク:なるほどね… リリン:私こういう仕事嫌だよぉ… ジャンク:仕方ないよ、僕らは何でも屋なんだ、それが例え殺しだろうがなんだろうがね。 リリン:そうだけどさ… ジャンク:さ!さっさと終わらせようか! リリン:うん…!頑張る! 0:数十分後 ジャンク:リリン、そっちはどう? リリン:私の方は片付いたよ!ジャンクは? ジャンク:僕も片付いたとこ、返り血が凄いから早く帰りたいよ… リリン:私も〜 ジャンク:3階で合流して最上階には2人で行くよ リリン:うん!分かった! ジャンク:じゃ、また後でね。 0:一方レイジ レイジ:さて、そろそろかな。 0:端末の着信に気づくレイジ レイジ:俺だ…そうか…あぁ…分かってる。 0:会話を終え、端末をポケットにしまう。 レイジ:さて、俺のかわいい子供達はどのように育ったかな? 0:一方ジャンク達 ジャンク:リリン リリン:ジャンク!やっと来た〜遅いよ〜 ジャンク:僕が方向音痴なのはリリンが一番知ってるでしょ? リリン:そうだった…忘れてたよ… ジャンク:さてエレベーターでさっさと最上階に向かおうか。 リリン:だね、私もうお腹ぺこぺこだよ… ジャンク:帰ったら僕がステーキを作ろうか! リリン:ほんと?!ありがとう〜! 0:2人、エレベーターに乗る ジャンク:…… リリン:ねぇ、ジャンク ジャンク:ん?どうした? リリン:お父さんってどんな人だったの? ジャンク:急にどうしたの? リリン:ううん、今なんとなく気になってさ、私が物心着く前からお父さんいなかったから… ジャンク:そうだなぁ…一言で表すなら、厳しいけどとても家族思いの父、かな。 リリン:そうなんだぁ…会ってみたいな… ジャンク:でも僕も今お父さんが何してるか知らないんだ… リリン:会いたいね、お父さんに。 ジャンク:この仕事終わったら探しに行こうか。 リリン:うん!そうする! ジャンク:!!リリン壁に寄れ! リリン:え?分かった! 0:リリンが壁に寄りかかった瞬間エレベーターのドアが吹き飛ぶ ジャンク:まさかこんなお出迎えされるなんてね… リリン:なに?何が起きたの? ジャンク:僕らが話してる間に最上階に着いてたみたいだね。 リリン:あ、ほんとだ… ジャンク:準備はいい?リリン リリン:うん、私はいつでもいけるよ。 ジャンクN:その時、聞き覚えのある声が聞こえた レイジ:待ってたよ、2人とも。 ジャンク:!!この声は… リリン:どうしたの?ジャンク ジャンク:予想外の出来事だよ… レイジ:2人とも、とりあえずそこから出てきなさい 0:武器を収めてドアから出る2人 ジャンク:まさか今回のターゲットが貴方と思わなかったよ。 レイジ:久しぶりだな?ジャンク、そしてリリン。 リリン:え?なんで私たちを知ってるの? レイジ:それはだな… ジャンク:それ以上口を開くな! 0:武器を構えるジャンク リリン:ちょっと!ジャンク!どうしたの!? レイジ:おいおいジャンク…父親に対してその態度はどうなんだ?久々の再開だろ? ジャンク:黙れ!僕はずっとあんたを探してたんだよ…まさかそっちから来るとは思わなかったけどね… リリン:え?ちち…おや?今回のターゲットがお父さんなの…? レイジ:どうした?リリン?そんなに驚く事はないだろ? レイジ:お前らの仇は今、目の前だ。 ジャンク:やめろ!それ以上口を開くな! レイジ:リリン ジャンク:聞こえなかったのか?口を開くなと言ったんだ レイジ:お前の母親が居なくなった時、何故俺も居なかったと思う? ジャンク:おい… レイジ:俺はその時仕事をしててな…丁度お前らと同じターゲットを殺害する仕事だ。 ジャンク:やめろ…それ以上は… レイジ:さぁここで問題だ…お前らの母親が消えたのは何故か?そして俺が居なかったのは何故か? リリン:なに…?なんなの? ジャンク:リリン!それ以上こいつの言葉を聞くな! 0:歩いて2人に近づくレイジ レイジ:それはなぁ… ジャンク:おい、それ以上近づくな レイジ:安心しろよジャンク、真実を教えてやるだけさ ジャンク:おい!やめろ! レイジ:少し黙ってろ! ジャンク:な!消え…ぐあ! リリン:ジャンク! 0:レイジに吹き飛ばされるジャンク レイジ:うるせぇ奴だな…こっちは優しくしてやってんのによぉ… ジャンク:クソ… リリン:ちょっと…!ジャンクに何してんのよ! 0:コルトパイソン構えるリリン レイジ:撃ってみろ…撃てるならな! リリン:なっ…かはっ! 0:首を絞められるリリン レイジ:さ、話の続きだ。単刀直入に教えてやる。 リリン:な…にがよ… レイジ:お前の母親は消えたんじゃねぇ、俺が殺したんだよ。 リリン:は? 0:首を絞めている手を離すレイジ リリン:かはっ! レイジ:俺から伝えるのは以上だ。 ジャンク:クソ親父… レイジ:んだぁ?ジャンク…てめぇに用はねぇぞ。 ジャンク:黙れ!俺はてめぇをぶっ殺したいと今思ってんだよ! レイジ:ジャンクゥ…テメェはキレたら一人称が変わる癖は相変わらずみてぇだなぁ?俺は嬉しいぜぇ? ジャンク:このサイコパス野郎が… リリン:やめて!!! ジャンク:リリン…? レイジ:なんだぁリリン?お前も俺の事殺そうとか思ってんのか? リリン:違うの…なんで、なんで家族で殺し合いをしないといけないの…? 0:少しの間沈黙 レイジ:フフ…フハハハ! レイジ:リリン…お前はいい子すぎるんだよ… ジャンク:おい、クソ親父…それ以上口を開くな… レイジ:だから言ってんだろ?テメェに用はねぇって… ジャンク:テメェは知らねぇんだろ?俺の能力。 レイジ:!!お前どこで能力の話を聞いた。 ジャンク:仮にもテメェの血流れてんだよ…まさかそこまでおツムが小さいとは思わなかったぜ… レイジ:テメェだけは殺してやる。生きてきた事を後悔させてやる。 0:ゆっくりジャンクに近づくレイジ ジャンク:来いよ…ここで決着つけてやる… 0:ゆっくりレイジに近づくジャンク 0:そしてお互い手の届く距離まで近づいた レイジ:ここで死んでも文句言うなよクソガキ。 ジャンク:こっちのセリフだクソ親父。 リリン:嫌…やめて… レイジ:死ねェ!ジャンクゥ! ジャンク:あの世に行きやがれ!クソ親父! 0:その時だった 0:バンとコルトパイソンの音が響いた レイジ:…かは…まさか… ジャンク:!!! リリン:…… レイジ:クソ…まさかリリンに打たれるとはな… レイジ:しっかし…俺の心臓ピンポイントで…撃ち抜くとは…な…成長した…な…リリン… 0:そのまま倒れるレイジ ジャンク:リリン!! 0:急いでリリンの傍に行くジャンク リリン:… ジャンク:リリン、大丈夫か? リリン:…ねぇ、ジャンク。 ジャンク:どうした……?おい…なんでお前出血してんだよ…? リリン:へへへ…お父さんに知らないうちにやられてたみたい… ジャンク:喋るな!クソ…何か止血するもの… 0:ジャンクの顔に手を添えるリリン リリン:ねぇ、ジャンク… ジャンク:喋るなって言ってんだろ!待ってろ!今なんとか… リリン:わたし…ね…今まですごい…楽しかったよ? ジャンク:おい…やめろ… リリン:お父さんと…お母さんはすぐに…いなくなったけど…さ? ジャンク:頼むから…これ以上… リリン:ジャンクがいたから…わたし…すごく… 0:リリンの手がパタリと落ちる ジャンク:リリン?おい…リリン…? ジャンク:なぁ…頼むよ…何か言ってくれよ… 0:リリンは微笑んだまま ジャンク:なんで…リリンまで… ジャンク:なぁ…リリン頼むよ…俺を1人にしないでくれよ。 : ジャンク:なぁリリン、この世界はなんだろうな?親父が見つかったと思ったら、殺し合い始まって…お前まで逝ってしまってよ…… 0:少しの沈黙 0:リリンの手にあるコルトパイソンをジャンクは頭に構えた ジャンク:まるでこの世界は迷路みたいだな。 0:ビルの最上階で1発の弾丸の音が響いた。 ジャンク:Nこの世界は迷路の様。 リリン:N迷路でもゴールは存在する。 レイジ:Nしかしそのゴールは。 ジャンク:N果たして。 リリン:N幸せか。 レイジ:N不幸せか。

0:10年前 リリン:ねぇ、ジャンク ジャンク:ん?どうしたの? リリン:お母さんとお父さん…どこにいるの? ジャンク:お父さんは仕事で、お母さんは分からない… リリン:ジャンクは私を1人にしないよね? ジャンク:当たり前だよ、1人の大事な妹なんだから。 リリン:ありがとう…お兄ちゃん… ジャンク:絶対お前だけは守るからね(小声) : ジャンク:Nこの世界は迷路の様 リリン:Nいくつもの選択肢の中から レイジ:N残酷な選択肢を取らなくてはいけない。 ジャンク:N World リリン:N of レイジ:N Labyrinth 0:10年後 ジャンク:手がかりはこれだけか… リリン:ジャンク〜!仕事の時間だよ! ジャンク:うん、今行くよ リリン:早く仕事終わらせてご飯食べよ!私今日ステーキがいい! ジャンク:そうだね!今日は贅沢しようか! リリン:ふふ〜ん!私頑張っちゃうからね! 0:ターゲットの場所へ移動する2人 ジャンク:大きいビルだね リリン:ここの最上階にターゲットはいるみたいだよ! ジャンク:今回の武器は? リリン:えーっとね…コルトパイソンとレミントンみたい ジャンク:なるほどね… リリン:私こういう仕事嫌だよぉ… ジャンク:仕方ないよ、僕らは何でも屋なんだ、それが例え殺しだろうがなんだろうがね。 リリン:そうだけどさ… ジャンク:さ!さっさと終わらせようか! リリン:うん…!頑張る! 0:数十分後 ジャンク:リリン、そっちはどう? リリン:私の方は片付いたよ!ジャンクは? ジャンク:僕も片付いたとこ、返り血が凄いから早く帰りたいよ… リリン:私も〜 ジャンク:3階で合流して最上階には2人で行くよ リリン:うん!分かった! ジャンク:じゃ、また後でね。 0:一方レイジ レイジ:さて、そろそろかな。 0:端末の着信に気づくレイジ レイジ:俺だ…そうか…あぁ…分かってる。 0:会話を終え、端末をポケットにしまう。 レイジ:さて、俺のかわいい子供達はどのように育ったかな? 0:一方ジャンク達 ジャンク:リリン リリン:ジャンク!やっと来た〜遅いよ〜 ジャンク:僕が方向音痴なのはリリンが一番知ってるでしょ? リリン:そうだった…忘れてたよ… ジャンク:さてエレベーターでさっさと最上階に向かおうか。 リリン:だね、私もうお腹ぺこぺこだよ… ジャンク:帰ったら僕がステーキを作ろうか! リリン:ほんと?!ありがとう〜! 0:2人、エレベーターに乗る ジャンク:…… リリン:ねぇ、ジャンク ジャンク:ん?どうした? リリン:お父さんってどんな人だったの? ジャンク:急にどうしたの? リリン:ううん、今なんとなく気になってさ、私が物心着く前からお父さんいなかったから… ジャンク:そうだなぁ…一言で表すなら、厳しいけどとても家族思いの父、かな。 リリン:そうなんだぁ…会ってみたいな… ジャンク:でも僕も今お父さんが何してるか知らないんだ… リリン:会いたいね、お父さんに。 ジャンク:この仕事終わったら探しに行こうか。 リリン:うん!そうする! ジャンク:!!リリン壁に寄れ! リリン:え?分かった! 0:リリンが壁に寄りかかった瞬間エレベーターのドアが吹き飛ぶ ジャンク:まさかこんなお出迎えされるなんてね… リリン:なに?何が起きたの? ジャンク:僕らが話してる間に最上階に着いてたみたいだね。 リリン:あ、ほんとだ… ジャンク:準備はいい?リリン リリン:うん、私はいつでもいけるよ。 ジャンクN:その時、聞き覚えのある声が聞こえた レイジ:待ってたよ、2人とも。 ジャンク:!!この声は… リリン:どうしたの?ジャンク ジャンク:予想外の出来事だよ… レイジ:2人とも、とりあえずそこから出てきなさい 0:武器を収めてドアから出る2人 ジャンク:まさか今回のターゲットが貴方と思わなかったよ。 レイジ:久しぶりだな?ジャンク、そしてリリン。 リリン:え?なんで私たちを知ってるの? レイジ:それはだな… ジャンク:それ以上口を開くな! 0:武器を構えるジャンク リリン:ちょっと!ジャンク!どうしたの!? レイジ:おいおいジャンク…父親に対してその態度はどうなんだ?久々の再開だろ? ジャンク:黙れ!僕はずっとあんたを探してたんだよ…まさかそっちから来るとは思わなかったけどね… リリン:え?ちち…おや?今回のターゲットがお父さんなの…? レイジ:どうした?リリン?そんなに驚く事はないだろ? レイジ:お前らの仇は今、目の前だ。 ジャンク:やめろ!それ以上口を開くな! レイジ:リリン ジャンク:聞こえなかったのか?口を開くなと言ったんだ レイジ:お前の母親が居なくなった時、何故俺も居なかったと思う? ジャンク:おい… レイジ:俺はその時仕事をしててな…丁度お前らと同じターゲットを殺害する仕事だ。 ジャンク:やめろ…それ以上は… レイジ:さぁここで問題だ…お前らの母親が消えたのは何故か?そして俺が居なかったのは何故か? リリン:なに…?なんなの? ジャンク:リリン!それ以上こいつの言葉を聞くな! 0:歩いて2人に近づくレイジ レイジ:それはなぁ… ジャンク:おい、それ以上近づくな レイジ:安心しろよジャンク、真実を教えてやるだけさ ジャンク:おい!やめろ! レイジ:少し黙ってろ! ジャンク:な!消え…ぐあ! リリン:ジャンク! 0:レイジに吹き飛ばされるジャンク レイジ:うるせぇ奴だな…こっちは優しくしてやってんのによぉ… ジャンク:クソ… リリン:ちょっと…!ジャンクに何してんのよ! 0:コルトパイソン構えるリリン レイジ:撃ってみろ…撃てるならな! リリン:なっ…かはっ! 0:首を絞められるリリン レイジ:さ、話の続きだ。単刀直入に教えてやる。 リリン:な…にがよ… レイジ:お前の母親は消えたんじゃねぇ、俺が殺したんだよ。 リリン:は? 0:首を絞めている手を離すレイジ リリン:かはっ! レイジ:俺から伝えるのは以上だ。 ジャンク:クソ親父… レイジ:んだぁ?ジャンク…てめぇに用はねぇぞ。 ジャンク:黙れ!俺はてめぇをぶっ殺したいと今思ってんだよ! レイジ:ジャンクゥ…テメェはキレたら一人称が変わる癖は相変わらずみてぇだなぁ?俺は嬉しいぜぇ? ジャンク:このサイコパス野郎が… リリン:やめて!!! ジャンク:リリン…? レイジ:なんだぁリリン?お前も俺の事殺そうとか思ってんのか? リリン:違うの…なんで、なんで家族で殺し合いをしないといけないの…? 0:少しの間沈黙 レイジ:フフ…フハハハ! レイジ:リリン…お前はいい子すぎるんだよ… ジャンク:おい、クソ親父…それ以上口を開くな… レイジ:だから言ってんだろ?テメェに用はねぇって… ジャンク:テメェは知らねぇんだろ?俺の能力。 レイジ:!!お前どこで能力の話を聞いた。 ジャンク:仮にもテメェの血流れてんだよ…まさかそこまでおツムが小さいとは思わなかったぜ… レイジ:テメェだけは殺してやる。生きてきた事を後悔させてやる。 0:ゆっくりジャンクに近づくレイジ ジャンク:来いよ…ここで決着つけてやる… 0:ゆっくりレイジに近づくジャンク 0:そしてお互い手の届く距離まで近づいた レイジ:ここで死んでも文句言うなよクソガキ。 ジャンク:こっちのセリフだクソ親父。 リリン:嫌…やめて… レイジ:死ねェ!ジャンクゥ! ジャンク:あの世に行きやがれ!クソ親父! 0:その時だった 0:バンとコルトパイソンの音が響いた レイジ:…かは…まさか… ジャンク:!!! リリン:…… レイジ:クソ…まさかリリンに打たれるとはな… レイジ:しっかし…俺の心臓ピンポイントで…撃ち抜くとは…な…成長した…な…リリン… 0:そのまま倒れるレイジ ジャンク:リリン!! 0:急いでリリンの傍に行くジャンク リリン:… ジャンク:リリン、大丈夫か? リリン:…ねぇ、ジャンク。 ジャンク:どうした……?おい…なんでお前出血してんだよ…? リリン:へへへ…お父さんに知らないうちにやられてたみたい… ジャンク:喋るな!クソ…何か止血するもの… 0:ジャンクの顔に手を添えるリリン リリン:ねぇ、ジャンク… ジャンク:喋るなって言ってんだろ!待ってろ!今なんとか… リリン:わたし…ね…今まですごい…楽しかったよ? ジャンク:おい…やめろ… リリン:お父さんと…お母さんはすぐに…いなくなったけど…さ? ジャンク:頼むから…これ以上… リリン:ジャンクがいたから…わたし…すごく… 0:リリンの手がパタリと落ちる ジャンク:リリン?おい…リリン…? ジャンク:なぁ…頼むよ…何か言ってくれよ… 0:リリンは微笑んだまま ジャンク:なんで…リリンまで… ジャンク:なぁ…リリン頼むよ…俺を1人にしないでくれよ。 : ジャンク:なぁリリン、この世界はなんだろうな?親父が見つかったと思ったら、殺し合い始まって…お前まで逝ってしまってよ…… 0:少しの沈黙 0:リリンの手にあるコルトパイソンをジャンクは頭に構えた ジャンク:まるでこの世界は迷路みたいだな。 0:ビルの最上階で1発の弾丸の音が響いた。 ジャンク:Nこの世界は迷路の様。 リリン:N迷路でもゴールは存在する。 レイジ:Nしかしそのゴールは。 ジャンク:N果たして。 リリン:N幸せか。 レイジ:N不幸せか。