台本概要
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タイトル | World of Labyrinth |
---|---|
作者名 | ドランゴ (@ D_rango22) |
ジャンル | ミステリー |
演者人数 | 3人用台本(男2、女1) |
時間 | 20 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
この世界は迷路の様に色々な選択肢がある。だがその選択肢が残酷な選択肢しかない。彼らはどのような結末を迎えるのか。 ※配信に使う際はご自由にどうぞ。 キャラのセリフにNが付いておりますが、ナレーションになります。 ではお楽しみください。 293 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
ジャンク | 男 | 70 | リリンの兄普段の一人称は僕だが、キレると俺になり感情的になる。武器の扱いは人並み程度だが、父親の血が濃ゆく、相手の思考が微かではあるが読める。能力者。 |
リリン | 女 | 55 | ジャンクの妹。家族思いであり、家族が1番好き。仕事に関しては人一倍真面目、好物はステーキであり、非能力者であるが武器の扱いには長けている。 |
レイジ | 男 | 36 | ジャンクとリリンの父親。サイコパスな1面もあるが仕事は依頼関係の仕事なら何でもこなす。特殊能力者の1人であり、瞬間移動の能力を持つ異能 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:10年前
リリン:ねぇ、ジャンク
ジャンク:ん?どうしたの?
リリン:お母さんとお父さん…どこにいるの?
ジャンク:お父さんは仕事で、お母さんは分からない…
リリン:ジャンクは私を1人にしないよね?
ジャンク:当たり前だよ、1人の大事な妹なんだから。
リリン:ありがとう…お兄ちゃん…
ジャンク:絶対お前だけは守るからね(小声)
:
ジャンク:Nこの世界は迷路の様
リリン:Nいくつもの選択肢の中から
レイジ:N残酷な選択肢を取らなくてはいけない。
ジャンク:N World
リリン:N of
レイジ:N Labyrinth
0:10年後
ジャンク:手がかりはこれだけか…
リリン:ジャンク〜!仕事の時間だよ!
ジャンク:うん、今行くよ
リリン:早く仕事終わらせてご飯食べよ!私今日ステーキがいい!
ジャンク:そうだね!今日は贅沢しようか!
リリン:ふふ〜ん!私頑張っちゃうからね!
0:ターゲットの場所へ移動する2人
ジャンク:大きいビルだね
リリン:ここの最上階にターゲットはいるみたいだよ!
ジャンク:今回の武器は?
リリン:えーっとね…コルトパイソンとレミントンみたい
ジャンク:なるほどね…
リリン:私こういう仕事嫌だよぉ…
ジャンク:仕方ないよ、僕らは何でも屋なんだ、それが例え殺しだろうがなんだろうがね。
リリン:そうだけどさ…
ジャンク:さ!さっさと終わらせようか!
リリン:うん…!頑張る!
0:数十分後
ジャンク:リリン、そっちはどう?
リリン:私の方は片付いたよ!ジャンクは?
ジャンク:僕も片付いたとこ、返り血が凄いから早く帰りたいよ…
リリン:私も〜
ジャンク:3階で合流して最上階には2人で行くよ
リリン:うん!分かった!
ジャンク:じゃ、また後でね。
0:一方レイジ
レイジ:さて、そろそろかな。
0:端末の着信に気づくレイジ
レイジ:俺だ…そうか…あぁ…分かってる。
0:会話を終え、端末をポケットにしまう。
レイジ:さて、俺のかわいい子供達はどのように育ったかな?
0:一方ジャンク達
ジャンク:リリン
リリン:ジャンク!やっと来た〜遅いよ〜
ジャンク:僕が方向音痴なのはリリンが一番知ってるでしょ?
リリン:そうだった…忘れてたよ…
ジャンク:さてエレベーターでさっさと最上階に向かおうか。
リリン:だね、私もうお腹ぺこぺこだよ…
ジャンク:帰ったら僕がステーキを作ろうか!
リリン:ほんと?!ありがとう〜!
0:2人、エレベーターに乗る
ジャンク:……
リリン:ねぇ、ジャンク
ジャンク:ん?どうした?
リリン:お父さんってどんな人だったの?
ジャンク:急にどうしたの?
リリン:ううん、今なんとなく気になってさ、私が物心着く前からお父さんいなかったから…
ジャンク:そうだなぁ…一言で表すなら、厳しいけどとても家族思いの父、かな。
リリン:そうなんだぁ…会ってみたいな…
ジャンク:でも僕も今お父さんが何してるか知らないんだ…
リリン:会いたいね、お父さんに。
ジャンク:この仕事終わったら探しに行こうか。
リリン:うん!そうする!
ジャンク:!!リリン壁に寄れ!
リリン:え?分かった!
0:リリンが壁に寄りかかった瞬間エレベーターのドアが吹き飛ぶ
ジャンク:まさかこんなお出迎えされるなんてね…
リリン:なに?何が起きたの?
ジャンク:僕らが話してる間に最上階に着いてたみたいだね。
リリン:あ、ほんとだ…
ジャンク:準備はいい?リリン
リリン:うん、私はいつでもいけるよ。
ジャンクN:その時、聞き覚えのある声が聞こえた
レイジ:待ってたよ、2人とも。
ジャンク:!!この声は…
リリン:どうしたの?ジャンク
ジャンク:予想外の出来事だよ…
レイジ:2人とも、とりあえずそこから出てきなさい
0:武器を収めてドアから出る2人
ジャンク:まさか今回のターゲットが貴方と思わなかったよ。
レイジ:久しぶりだな?ジャンク、そしてリリン。
リリン:え?なんで私たちを知ってるの?
レイジ:それはだな…
ジャンク:それ以上口を開くな!
0:武器を構えるジャンク
リリン:ちょっと!ジャンク!どうしたの!?
レイジ:おいおいジャンク…父親に対してその態度はどうなんだ?久々の再開だろ?
ジャンク:黙れ!僕はずっとあんたを探してたんだよ…まさかそっちから来るとは思わなかったけどね…
リリン:え?ちち…おや?今回のターゲットがお父さんなの…?
レイジ:どうした?リリン?そんなに驚く事はないだろ?
レイジ:お前らの仇は今、目の前だ。
ジャンク:やめろ!それ以上口を開くな!
レイジ:リリン
ジャンク:聞こえなかったのか?口を開くなと言ったんだ
レイジ:お前の母親が居なくなった時、何故俺も居なかったと思う?
ジャンク:おい…
レイジ:俺はその時仕事をしててな…丁度お前らと同じターゲットを殺害する仕事だ。
ジャンク:やめろ…それ以上は…
レイジ:さぁここで問題だ…お前らの母親が消えたのは何故か?そして俺が居なかったのは何故か?
リリン:なに…?なんなの?
ジャンク:リリン!それ以上こいつの言葉を聞くな!
0:歩いて2人に近づくレイジ
レイジ:それはなぁ…
ジャンク:おい、それ以上近づくな
レイジ:安心しろよジャンク、真実を教えてやるだけさ
ジャンク:おい!やめろ!
レイジ:少し黙ってろ!
ジャンク:な!消え…ぐあ!
リリン:ジャンク!
0:レイジに吹き飛ばされるジャンク
レイジ:うるせぇ奴だな…こっちは優しくしてやってんのによぉ…
ジャンク:クソ…
リリン:ちょっと…!ジャンクに何してんのよ!
0:コルトパイソン構えるリリン
レイジ:撃ってみろ…撃てるならな!
リリン:なっ…かはっ!
0:首を絞められるリリン
レイジ:さ、話の続きだ。単刀直入に教えてやる。
リリン:な…にがよ…
レイジ:お前の母親は消えたんじゃねぇ、俺が殺したんだよ。
リリン:は?
0:首を絞めている手を離すレイジ
リリン:かはっ!
レイジ:俺から伝えるのは以上だ。
ジャンク:クソ親父…
レイジ:んだぁ?ジャンク…てめぇに用はねぇぞ。
ジャンク:黙れ!俺はてめぇをぶっ殺したいと今思ってんだよ!
レイジ:ジャンクゥ…テメェはキレたら一人称が変わる癖は相変わらずみてぇだなぁ?俺は嬉しいぜぇ?
ジャンク:このサイコパス野郎が…
リリン:やめて!!!
ジャンク:リリン…?
レイジ:なんだぁリリン?お前も俺の事殺そうとか思ってんのか?
リリン:違うの…なんで、なんで家族で殺し合いをしないといけないの…?
0:少しの間沈黙
レイジ:フフ…フハハハ!
レイジ:リリン…お前はいい子すぎるんだよ…
ジャンク:おい、クソ親父…それ以上口を開くな…
レイジ:だから言ってんだろ?テメェに用はねぇって…
ジャンク:テメェは知らねぇんだろ?俺の能力。
レイジ:!!お前どこで能力の話を聞いた。
ジャンク:仮にもテメェの血流れてんだよ…まさかそこまでおツムが小さいとは思わなかったぜ…
レイジ:テメェだけは殺してやる。生きてきた事を後悔させてやる。
0:ゆっくりジャンクに近づくレイジ
ジャンク:来いよ…ここで決着つけてやる…
0:ゆっくりレイジに近づくジャンク
0:そしてお互い手の届く距離まで近づいた
レイジ:ここで死んでも文句言うなよクソガキ。
ジャンク:こっちのセリフだクソ親父。
リリン:嫌…やめて…
レイジ:死ねェ!ジャンクゥ!
ジャンク:あの世に行きやがれ!クソ親父!
0:その時だった
0:バンとコルトパイソンの音が響いた
レイジ:…かは…まさか…
ジャンク:!!!
リリン:……
レイジ:クソ…まさかリリンに打たれるとはな…
レイジ:しっかし…俺の心臓ピンポイントで…撃ち抜くとは…な…成長した…な…リリン…
0:そのまま倒れるレイジ
ジャンク:リリン!!
0:急いでリリンの傍に行くジャンク
リリン:…
ジャンク:リリン、大丈夫か?
リリン:…ねぇ、ジャンク。
ジャンク:どうした……?おい…なんでお前出血してんだよ…?
リリン:へへへ…お父さんに知らないうちにやられてたみたい…
ジャンク:喋るな!クソ…何か止血するもの…
0:ジャンクの顔に手を添えるリリン
リリン:ねぇ、ジャンク…
ジャンク:喋るなって言ってんだろ!待ってろ!今なんとか…
リリン:わたし…ね…今まですごい…楽しかったよ?
ジャンク:おい…やめろ…
リリン:お父さんと…お母さんはすぐに…いなくなったけど…さ?
ジャンク:頼むから…これ以上…
リリン:ジャンクがいたから…わたし…すごく…
0:リリンの手がパタリと落ちる
ジャンク:リリン?おい…リリン…?
ジャンク:なぁ…頼むよ…何か言ってくれよ…
0:リリンは微笑んだまま
ジャンク:なんで…リリンまで…
ジャンク:なぁ…リリン頼むよ…俺を1人にしないでくれよ。
:
ジャンク:なぁリリン、この世界はなんだろうな?親父が見つかったと思ったら、殺し合い始まって…お前まで逝ってしまってよ……
0:少しの沈黙
0:リリンの手にあるコルトパイソンをジャンクは頭に構えた
ジャンク:まるでこの世界は迷路みたいだな。
0:ビルの最上階で1発の弾丸の音が響いた。
ジャンク:Nこの世界は迷路の様。
リリン:N迷路でもゴールは存在する。
レイジ:Nしかしそのゴールは。
ジャンク:N果たして。
リリン:N幸せか。
レイジ:N不幸せか。
0:10年前
リリン:ねぇ、ジャンク
ジャンク:ん?どうしたの?
リリン:お母さんとお父さん…どこにいるの?
ジャンク:お父さんは仕事で、お母さんは分からない…
リリン:ジャンクは私を1人にしないよね?
ジャンク:当たり前だよ、1人の大事な妹なんだから。
リリン:ありがとう…お兄ちゃん…
ジャンク:絶対お前だけは守るからね(小声)
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ジャンク:Nこの世界は迷路の様
リリン:Nいくつもの選択肢の中から
レイジ:N残酷な選択肢を取らなくてはいけない。
ジャンク:N World
リリン:N of
レイジ:N Labyrinth
0:10年後
ジャンク:手がかりはこれだけか…
リリン:ジャンク〜!仕事の時間だよ!
ジャンク:うん、今行くよ
リリン:早く仕事終わらせてご飯食べよ!私今日ステーキがいい!
ジャンク:そうだね!今日は贅沢しようか!
リリン:ふふ〜ん!私頑張っちゃうからね!
0:ターゲットの場所へ移動する2人
ジャンク:大きいビルだね
リリン:ここの最上階にターゲットはいるみたいだよ!
ジャンク:今回の武器は?
リリン:えーっとね…コルトパイソンとレミントンみたい
ジャンク:なるほどね…
リリン:私こういう仕事嫌だよぉ…
ジャンク:仕方ないよ、僕らは何でも屋なんだ、それが例え殺しだろうがなんだろうがね。
リリン:そうだけどさ…
ジャンク:さ!さっさと終わらせようか!
リリン:うん…!頑張る!
0:数十分後
ジャンク:リリン、そっちはどう?
リリン:私の方は片付いたよ!ジャンクは?
ジャンク:僕も片付いたとこ、返り血が凄いから早く帰りたいよ…
リリン:私も〜
ジャンク:3階で合流して最上階には2人で行くよ
リリン:うん!分かった!
ジャンク:じゃ、また後でね。
0:一方レイジ
レイジ:さて、そろそろかな。
0:端末の着信に気づくレイジ
レイジ:俺だ…そうか…あぁ…分かってる。
0:会話を終え、端末をポケットにしまう。
レイジ:さて、俺のかわいい子供達はどのように育ったかな?
0:一方ジャンク達
ジャンク:リリン
リリン:ジャンク!やっと来た〜遅いよ〜
ジャンク:僕が方向音痴なのはリリンが一番知ってるでしょ?
リリン:そうだった…忘れてたよ…
ジャンク:さてエレベーターでさっさと最上階に向かおうか。
リリン:だね、私もうお腹ぺこぺこだよ…
ジャンク:帰ったら僕がステーキを作ろうか!
リリン:ほんと?!ありがとう〜!
0:2人、エレベーターに乗る
ジャンク:……
リリン:ねぇ、ジャンク
ジャンク:ん?どうした?
リリン:お父さんってどんな人だったの?
ジャンク:急にどうしたの?
リリン:ううん、今なんとなく気になってさ、私が物心着く前からお父さんいなかったから…
ジャンク:そうだなぁ…一言で表すなら、厳しいけどとても家族思いの父、かな。
リリン:そうなんだぁ…会ってみたいな…
ジャンク:でも僕も今お父さんが何してるか知らないんだ…
リリン:会いたいね、お父さんに。
ジャンク:この仕事終わったら探しに行こうか。
リリン:うん!そうする!
ジャンク:!!リリン壁に寄れ!
リリン:え?分かった!
0:リリンが壁に寄りかかった瞬間エレベーターのドアが吹き飛ぶ
ジャンク:まさかこんなお出迎えされるなんてね…
リリン:なに?何が起きたの?
ジャンク:僕らが話してる間に最上階に着いてたみたいだね。
リリン:あ、ほんとだ…
ジャンク:準備はいい?リリン
リリン:うん、私はいつでもいけるよ。
ジャンクN:その時、聞き覚えのある声が聞こえた
レイジ:待ってたよ、2人とも。
ジャンク:!!この声は…
リリン:どうしたの?ジャンク
ジャンク:予想外の出来事だよ…
レイジ:2人とも、とりあえずそこから出てきなさい
0:武器を収めてドアから出る2人
ジャンク:まさか今回のターゲットが貴方と思わなかったよ。
レイジ:久しぶりだな?ジャンク、そしてリリン。
リリン:え?なんで私たちを知ってるの?
レイジ:それはだな…
ジャンク:それ以上口を開くな!
0:武器を構えるジャンク
リリン:ちょっと!ジャンク!どうしたの!?
レイジ:おいおいジャンク…父親に対してその態度はどうなんだ?久々の再開だろ?
ジャンク:黙れ!僕はずっとあんたを探してたんだよ…まさかそっちから来るとは思わなかったけどね…
リリン:え?ちち…おや?今回のターゲットがお父さんなの…?
レイジ:どうした?リリン?そんなに驚く事はないだろ?
レイジ:お前らの仇は今、目の前だ。
ジャンク:やめろ!それ以上口を開くな!
レイジ:リリン
ジャンク:聞こえなかったのか?口を開くなと言ったんだ
レイジ:お前の母親が居なくなった時、何故俺も居なかったと思う?
ジャンク:おい…
レイジ:俺はその時仕事をしててな…丁度お前らと同じターゲットを殺害する仕事だ。
ジャンク:やめろ…それ以上は…
レイジ:さぁここで問題だ…お前らの母親が消えたのは何故か?そして俺が居なかったのは何故か?
リリン:なに…?なんなの?
ジャンク:リリン!それ以上こいつの言葉を聞くな!
0:歩いて2人に近づくレイジ
レイジ:それはなぁ…
ジャンク:おい、それ以上近づくな
レイジ:安心しろよジャンク、真実を教えてやるだけさ
ジャンク:おい!やめろ!
レイジ:少し黙ってろ!
ジャンク:な!消え…ぐあ!
リリン:ジャンク!
0:レイジに吹き飛ばされるジャンク
レイジ:うるせぇ奴だな…こっちは優しくしてやってんのによぉ…
ジャンク:クソ…
リリン:ちょっと…!ジャンクに何してんのよ!
0:コルトパイソン構えるリリン
レイジ:撃ってみろ…撃てるならな!
リリン:なっ…かはっ!
0:首を絞められるリリン
レイジ:さ、話の続きだ。単刀直入に教えてやる。
リリン:な…にがよ…
レイジ:お前の母親は消えたんじゃねぇ、俺が殺したんだよ。
リリン:は?
0:首を絞めている手を離すレイジ
リリン:かはっ!
レイジ:俺から伝えるのは以上だ。
ジャンク:クソ親父…
レイジ:んだぁ?ジャンク…てめぇに用はねぇぞ。
ジャンク:黙れ!俺はてめぇをぶっ殺したいと今思ってんだよ!
レイジ:ジャンクゥ…テメェはキレたら一人称が変わる癖は相変わらずみてぇだなぁ?俺は嬉しいぜぇ?
ジャンク:このサイコパス野郎が…
リリン:やめて!!!
ジャンク:リリン…?
レイジ:なんだぁリリン?お前も俺の事殺そうとか思ってんのか?
リリン:違うの…なんで、なんで家族で殺し合いをしないといけないの…?
0:少しの間沈黙
レイジ:フフ…フハハハ!
レイジ:リリン…お前はいい子すぎるんだよ…
ジャンク:おい、クソ親父…それ以上口を開くな…
レイジ:だから言ってんだろ?テメェに用はねぇって…
ジャンク:テメェは知らねぇんだろ?俺の能力。
レイジ:!!お前どこで能力の話を聞いた。
ジャンク:仮にもテメェの血流れてんだよ…まさかそこまでおツムが小さいとは思わなかったぜ…
レイジ:テメェだけは殺してやる。生きてきた事を後悔させてやる。
0:ゆっくりジャンクに近づくレイジ
ジャンク:来いよ…ここで決着つけてやる…
0:ゆっくりレイジに近づくジャンク
0:そしてお互い手の届く距離まで近づいた
レイジ:ここで死んでも文句言うなよクソガキ。
ジャンク:こっちのセリフだクソ親父。
リリン:嫌…やめて…
レイジ:死ねェ!ジャンクゥ!
ジャンク:あの世に行きやがれ!クソ親父!
0:その時だった
0:バンとコルトパイソンの音が響いた
レイジ:…かは…まさか…
ジャンク:!!!
リリン:……
レイジ:クソ…まさかリリンに打たれるとはな…
レイジ:しっかし…俺の心臓ピンポイントで…撃ち抜くとは…な…成長した…な…リリン…
0:そのまま倒れるレイジ
ジャンク:リリン!!
0:急いでリリンの傍に行くジャンク
リリン:…
ジャンク:リリン、大丈夫か?
リリン:…ねぇ、ジャンク。
ジャンク:どうした……?おい…なんでお前出血してんだよ…?
リリン:へへへ…お父さんに知らないうちにやられてたみたい…
ジャンク:喋るな!クソ…何か止血するもの…
0:ジャンクの顔に手を添えるリリン
リリン:ねぇ、ジャンク…
ジャンク:喋るなって言ってんだろ!待ってろ!今なんとか…
リリン:わたし…ね…今まですごい…楽しかったよ?
ジャンク:おい…やめろ…
リリン:お父さんと…お母さんはすぐに…いなくなったけど…さ?
ジャンク:頼むから…これ以上…
リリン:ジャンクがいたから…わたし…すごく…
0:リリンの手がパタリと落ちる
ジャンク:リリン?おい…リリン…?
ジャンク:なぁ…頼むよ…何か言ってくれよ…
0:リリンは微笑んだまま
ジャンク:なんで…リリンまで…
ジャンク:なぁ…リリン頼むよ…俺を1人にしないでくれよ。
:
ジャンク:なぁリリン、この世界はなんだろうな?親父が見つかったと思ったら、殺し合い始まって…お前まで逝ってしまってよ……
0:少しの沈黙
0:リリンの手にあるコルトパイソンをジャンクは頭に構えた
ジャンク:まるでこの世界は迷路みたいだな。
0:ビルの最上階で1発の弾丸の音が響いた。
ジャンク:Nこの世界は迷路の様。
リリン:N迷路でもゴールは存在する。
レイジ:Nしかしそのゴールは。
ジャンク:N果たして。
リリン:N幸せか。
レイジ:N不幸せか。